JPS6040297A - 感熱性多数回転写材 - Google Patents
感熱性多数回転写材Info
- Publication number
- JPS6040297A JPS6040297A JP59063717A JP6371784A JPS6040297A JP S6040297 A JPS6040297 A JP S6040297A JP 59063717 A JP59063717 A JP 59063717A JP 6371784 A JP6371784 A JP 6371784A JP S6040297 A JPS6040297 A JP S6040297A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- resin
- ink
- layer
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/38278—Contact thermal transfer or sublimation processes using ink-containing structures, e.g. porous or microporous layers, alveoles or cellules
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
さらに詳しくは、感熱ヘッドによる加熱によりインクを
１１１１して記録紙に転写し、印字印１＋する感熱転写
材に関し、この感熱転写を多数回行な−えるようにした
ものである。
１１１１して記録紙に転写し、印字印１＋する感熱転写
材に関し、この感熱転写を多数回行な−えるようにした
ものである。
従来よりサーマルプリンター、サーマルファクシミリな
どの熱記録装置において種々の感熱転写材が広く用いら
れている。これらの感熱転写材はその印字時にコピーシ
ートと重ね合わされ、該転写材の裏面から感熱ヘッドに
より加圧加熱されてその印字部に相当する熱溶融したイ
ンクをコピーシート上に転写し、印字像を形成せしめる
ものである。
どの熱記録装置において種々の感熱転写材が広く用いら
れている。これらの感熱転写材はその印字時にコピーシ
ートと重ね合わされ、該転写材の裏面から感熱ヘッドに
より加圧加熱されてその印字部に相当する熱溶融したイ
ンクをコピーシート上に転写し、印字像を形成せしめる
ものである。
かかる従来公知の感熱転写材は単にベースフィルム上に
バインダー剤と着色剤とからなる熱溶融性インク層が設
けられて形成されるものであるにすぎず、そのためつき
のごとき欠点を有している。すなわち、 ■ １回の使用でベースフィルム上の印字部に相当する
熱溶融性インク層が転写してしまうために、多数回の使
用ができない。
バインダー剤と着色剤とからなる熱溶融性インク層が設
けられて形成されるものであるにすぎず、そのためつき
のごとき欠点を有している。すなわち、 ■ １回の使用でベースフィルム上の印字部に相当する
熱溶融性インク層が転写してしまうために、多数回の使
用ができない。
■ 多数枚複写を必要とするばあい、従来の感熱転写材
では１回しか使用できないために、同一原稿で多数枚の
感熱転写材が必要となり、多額の経費となり、ロストア
ツプにつながると共に、その取替えなどのために多く時
間が必要となり、きわめて非能率的でかつ煩雑である。
では１回しか使用できないために、同一原稿で多数枚の
感熱転写材が必要となり、多額の経費となり、ロストア
ツプにつながると共に、その取替えなどのために多く時
間が必要となり、きわめて非能率的でかつ煩雑である。
■ さらに前述のごとく多数枚の感熱転写材を必要とす
る多数枚複写にあっては、その感熱転写材の取替えなど
のために、機械を長時間使用し、そのため機械の蓄熱現
色が生じ機械が高温となるために、その保守管理が容易
でない。
る多数枚複写にあっては、その感熱転写材の取替えなど
のために、機械を長時間使用し、そのため機械の蓄熱現
色が生じ機械が高温となるために、その保守管理が容易
でない。
■ 従来の感圧転写液状インクを含有づるインクθ山型
感圧複写紙を用いるばあいには、加熱ヘッドにより加圧
印字されるために、加熱ヘッド部分にインクが付着し、
熱印字による転写が不可能になるという欠点がある。
感圧複写紙を用いるばあいには、加熱ヘッドにより加圧
印字されるために、加熱ヘッド部分にインクが付着し、
熱印字による転写が不可能になるという欠点がある。
しかるに本発明者らは軟土の欠点を排除すべく鋭意研究
を重ねた結果、基材上に、微細多孔質網状構造を有する
耐熱性樹脂層内に熱溶融性インクを含有する感熱転写層
を設【ノるときは、軟土の欠点を排除し、多数回使用が
可能な感熱性多数回転写材を提供しうるという新たな事
実を見出し、これに基づいて本発明を完成するにいたっ
た。
を重ねた結果、基材上に、微細多孔質網状構造を有する
耐熱性樹脂層内に熱溶融性インクを含有する感熱転写層
を設【ノるときは、軟土の欠点を排除し、多数回使用が
可能な感熱性多数回転写材を提供しうるという新たな事
実を見出し、これに基づいて本発明を完成するにいたっ
た。
すなわち本発明は、基材の片面上に、感熱ヘッドによる
加熱によって溶融する熱溶融性インクの溶融温度よりも
高い耐熱温度を有しかつ前記熱溶融性インクに対して非
相溶性の耐熱性合成樹脂からなる微細多孔質網状構造の
非転写性樹脂層中に前記熱溶融性インクが含有されてな
る感熱転写層を設け、他面に耐熱性保護膜を設けてなる
感熱性多数回転写材に関づる。
加熱によって溶融する熱溶融性インクの溶融温度よりも
高い耐熱温度を有しかつ前記熱溶融性インクに対して非
相溶性の耐熱性合成樹脂からなる微細多孔質網状構造の
非転写性樹脂層中に前記熱溶融性インクが含有されてな
る感熱転写層を設け、他面に耐熱性保護膜を設けてなる
感熱性多数回転写材に関づる。
つまり感熱ヘッドによる加熱に際して微細多孔質網状構
造の樹脂層は、これを形成する合成樹脂の耐熱性により
軟化溶融することなく基材に付着したままとなっている
ために、この樹脂層が記録紙に転写されることがなく、
一方この樹脂層に含有されている熱溶融性インクは溶融
するとともに、前記合成樹脂に対して非相溶性であるた
めに前記樹脂層よりにじみ出て記録紙に転写されること
となる。そしてこの転写は極めて短時間で行なわれる結
果、樹脂層からインク全ｍかにじみ出し転写されるまで
には１回の転写動作は完了されてしまい、インクの含有
量にくらべてわずかなｍが１回の転写で消費されること
となるので、多数回の印字印刷が行なえるようになった
ものである。
造の樹脂層は、これを形成する合成樹脂の耐熱性により
軟化溶融することなく基材に付着したままとなっている
ために、この樹脂層が記録紙に転写されることがなく、
一方この樹脂層に含有されている熱溶融性インクは溶融
するとともに、前記合成樹脂に対して非相溶性であるた
めに前記樹脂層よりにじみ出て記録紙に転写されること
となる。そしてこの転写は極めて短時間で行なわれる結
果、樹脂層からインク全ｍかにじみ出し転写されるまで
には１回の転写動作は完了されてしまい、インクの含有
量にくらべてわずかなｍが１回の転写で消費されること
となるので、多数回の印字印刷が行なえるようになった
ものである。
さらに本発明においては、感熱ヘッドが摺接する側の基
材の面上に耐熱性保護膜を設けているので、感熱ヘッド
に基材が溶融固着するスティック現象を防止することが
できる。
材の面上に耐熱性保護膜を設けているので、感熱ヘッド
に基材が溶融固着するスティック現象を防止することが
できる。
つぎに図面を用いて本発明の感熱性多数回転写材を説明
する。
する。
第１図は本発明の感熱多数回転写材の一実施例およびそ
の使用状態を示す概略説明図、第２図は本発明の感熱性
多数回転写材の他の実流例を示す概略断面図である。
の使用状態を示す概略説明図、第２図は本発明の感熱性
多数回転写材の他の実流例を示す概略断面図である。
すなわち本発明の感熱多数回転写材（１）は、第１図で
示されるごとく、その印字時に耐熱性保護膜（８）の側
に摺接される感熱ヘッド（５）からの加熱加圧によって
、微細多孔質網状構造の非転写性樹脂層に熱溶融性イン
クが含有されてなる感熱転写Ｒ（２）から熱溶融したイ
ンクの３１１’ｔが滲出し、コピーシート（４）上に転
写されて印字像（６）を形成せしめるものである。
示されるごとく、その印字時に耐熱性保護膜（８）の側
に摺接される感熱ヘッド（５）からの加熱加圧によって
、微細多孔質網状構造の非転写性樹脂層に熱溶融性イン
クが含有されてなる感熱転写Ｒ（２）から熱溶融したイ
ンクの３１１’ｔが滲出し、コピーシート（４）上に転
写されて印字像（６）を形成せしめるものである。
本発明においては、基材（３）の感熱ヘッド（５）と溶
接する面に耐熱性保護Ｉｔ！ （８１を設けるので、基
材（３）としてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのフ
ィルムのごとき耐熱温度が１５０℃より低い基材を用い
ることができる。また基材（３）としてはポリイミド、
ポリエステル、トリアセチルセルロース トなどのフィルムあるいはグラシン紙などの紙類など耐
熱温度が１５０℃以上のものち使用ひき、このばあい耐
熱性保護膜（８）を設けることによってより耐熱性を向
上しうる。基材（３）の厚さは約３．５〜２５μの範囲
が好ましい。
接する面に耐熱性保護Ｉｔ！ （８１を設けるので、基
材（３）としてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのフ
ィルムのごとき耐熱温度が１５０℃より低い基材を用い
ることができる。また基材（３）としてはポリイミド、
ポリエステル、トリアセチルセルロース トなどのフィルムあるいはグラシン紙などの紙類など耐
熱温度が１５０℃以上のものち使用ひき、このばあい耐
熱性保護膜（８）を設けることによってより耐熱性を向
上しうる。基材（３）の厚さは約３．５〜２５μの範囲
が好ましい。
また前記耐熱性保護膜（８）としては、たとえばシリコ
ーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹
脂、フッ素樹脂、ポリイミド樹脂・ またはニトロセル
ロースが用いられる。かかる耐熱性保護膜（８）は厚さ
が約０．５〜５μの範囲であるのが好ましい。耐熱性保
護膜（８）はたとえば１′） 塗布などの手段によって形成される。
ーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹
脂、フッ素樹脂、ポリイミド樹脂・ またはニトロセル
ロースが用いられる。かかる耐熱性保護膜（８）は厚さ
が約０．５〜５μの範囲であるのが好ましい。耐熱性保
護膜（８）はたとえば１′） 塗布などの手段によって形成される。
感熱転写層（′２Ｊとしては、その微細多孔質網状構造
内に熱溶融性インクを含有した合成樹脂の非転写性連ｖ
ｔ微細多孔質網状購造からなる耐熱温度１２０℃以上で
ある転写層が用いられる。かかる感熱転写層（ｚは厚さ
が５〜６０μの範囲が好ましく、その多孔質樹脂層は該
層内に含有される熱溶融性インクに対して非相溶性であ
り、かつ感熱ヘッド（５）による瞬間的な加熱および加
圧によってその多孔質構造が破壊されないことが必要で
ある。
内に熱溶融性インクを含有した合成樹脂の非転写性連ｖ
ｔ微細多孔質網状購造からなる耐熱温度１２０℃以上で
ある転写層が用いられる。かかる感熱転写層（ｚは厚さ
が５〜６０μの範囲が好ましく、その多孔質樹脂層は該
層内に含有される熱溶融性インクに対して非相溶性であ
り、かつ感熱ヘッド（５）による瞬間的な加熱および加
圧によってその多孔質構造が破壊されないことが必要で
ある。
本発明において用いられる前記感熱転写層（２）を形成
する合成樹脂はとしては、たとえばナイロン樹脂、ポリ
エステル樹脂、アセタール樹脂、フェノール樹脂、アク
リル酸エステル樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹
脂、エポキシ樹脂、ポリスルホン樹脂、塩化ビニル樹脂
、塩化ビニリデン樹脂、ブチラール樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体などの耐熱温度１２０℃以上のもの
があげられる。
する合成樹脂はとしては、たとえばナイロン樹脂、ポリ
エステル樹脂、アセタール樹脂、フェノール樹脂、アク
リル酸エステル樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹
脂、エポキシ樹脂、ポリスルホン樹脂、塩化ビニル樹脂
、塩化ビニリデン樹脂、ブチラール樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体などの耐熱温度１２０℃以上のもの
があげられる。
前記微細孔質網状構造は、これらの合成樹脂を後述の熱
溶融性インク組成物と共に、トルエン、キシレン、メチ
ルエチルケトンなどの揮発性溶剤または該揮発性溶剤と
ヘプタンなどの低揮発性溶剤との混合物に溶解し、えら
れた溶液を基材（３）上に塗布し、前記溶剤を蒸発させ
るか、またはそれらをジオクチルフタレート、トリクレ
ジルホスフェートなどの不揮発性可塑剤に分散させてえ
られるプラスチゾル分散液を基材（３）上に塗布し、加
熱ついで冷却するなどして形成され、その微細孔内に熱
溶融性インクを含有してなる。かかる感熱転写層（２）
は従来のいわゆる感圧プラゾールと称せられる感圧転写
材において用いられるスポンジ状構造を有する感圧イン
ク肋と同様にして製造されるものである。
溶融性インク組成物と共に、トルエン、キシレン、メチ
ルエチルケトンなどの揮発性溶剤または該揮発性溶剤と
ヘプタンなどの低揮発性溶剤との混合物に溶解し、えら
れた溶液を基材（３）上に塗布し、前記溶剤を蒸発させ
るか、またはそれらをジオクチルフタレート、トリクレ
ジルホスフェートなどの不揮発性可塑剤に分散させてえ
られるプラスチゾル分散液を基材（３）上に塗布し、加
熱ついで冷却するなどして形成され、その微細孔内に熱
溶融性インクを含有してなる。かかる感熱転写層（２）
は従来のいわゆる感圧プラゾールと称せられる感圧転写
材において用いられるスポンジ状構造を有する感圧イン
ク肋と同様にして製造されるものである。
また本発明においては、前記感熱転写ｍ（２）をｐ、
ｐ’−オキシ−ビス（ベンゼンスルホニルヒドラジド）
、Ｈ，Ｎ’−ジメヂルーＮ、Ｎ’−ジニトロソテレフ
タル酸アミド、ジアゾアミノベンゼン、ジニトロソペン
タメチレンテトラミンなどの発泡剤を用いて前記合成樹
脂を基材（３）上で発泡せしめるか、または食塩などの
無機粉末もしくはデンプンなどの有機粉末を前記合成樹
脂に混入せしめ、ついで基材（３）上で発泡せしめるか
、あるいは食塩などの無機粉末もしくはデンプンなどの
有機粉末を前記樹脂に混入せしめ、ついで基材（３）上
で硬化または固化させたのち、水などの溶出用溶剤で前
記熱のまたは有機粉末を溶出せしめるなどしてえられる
微細多孔質網状組織を有する樹脂層に前記インクを含浸
せしめて形成される。
ｐ’−オキシ−ビス（ベンゼンスルホニルヒドラジド）
、Ｈ，Ｎ’−ジメヂルーＮ、Ｎ’−ジニトロソテレフ
タル酸アミド、ジアゾアミノベンゼン、ジニトロソペン
タメチレンテトラミンなどの発泡剤を用いて前記合成樹
脂を基材（３）上で発泡せしめるか、または食塩などの
無機粉末もしくはデンプンなどの有機粉末を前記合成樹
脂に混入せしめ、ついで基材（３）上で発泡せしめるか
、あるいは食塩などの無機粉末もしくはデンプンなどの
有機粉末を前記樹脂に混入せしめ、ついで基材（３）上
で硬化または固化させたのち、水などの溶出用溶剤で前
記熱のまたは有機粉末を溶出せしめるなどしてえられる
微細多孔質網状組織を有する樹脂層に前記インクを含浸
せしめて形成される。
さらに前記合成樹脂、食塩粉末、発泡剤とを前記揮発性
溶剤または該揮発性溶剤と低揮発性溶剤との混合物に加
え、ついで揮発性溶剤および低揮発性溶剤を順次蒸発さ
せ、さらに加熱して発泡させたのち、食塩粉末を溶出さ
せて多孔質樹脂層を形成し、これに前記インクを含浸せ
しめて感熱転写層（２）を形成してもよい。
溶剤または該揮発性溶剤と低揮発性溶剤との混合物に加
え、ついで揮発性溶剤および低揮発性溶剤を順次蒸発さ
せ、さらに加熱して発泡させたのち、食塩粉末を溶出さ
せて多孔質樹脂層を形成し、これに前記インクを含浸せ
しめて感熱転写層（２）を形成してもよい。
なお本発明においては、第２図で示されるごとく、感熱
転写層（２）と基材（３）との密着性を改善するために
、基材（３）上にあらかじめアンダーコーティング層（
９）を設け、該アンダーコーティング層（９）を介して
感熱転写層（２）を段（）でもよい。
転写層（２）と基材（３）との密着性を改善するために
、基材（３）上にあらかじめアンダーコーティング層（
９）を設け、該アンダーコーティング層（９）を介して
感熱転写層（２）を段（）でもよい。
かかるアンダーコーティング層（９）の材ｉｔどしては
、たとえばポリエステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹
脂または熱硬化性樹脂などがあげられるが、アンダーコ
ーティング層（９）を形成するこれらの樹脂は耐熱性を
とくに必要としない。
、たとえばポリエステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹
脂または熱硬化性樹脂などがあげられるが、アンダーコ
ーティング層（９）を形成するこれらの樹脂は耐熱性を
とくに必要としない。
熱溶融性インクとしては、感熱転写Ｎ （２＋を形成す
る前記樹脂に対して非相溶性であるビヒクルと、該ビヒ
クル中に溶解または分散される染料または顔料とからな
り、４０〜１２０℃で熱溶融しうるインクが好適に用い
られる。かかる熱溶融性インクは４０〜１２０℃におい
て流動性を有し感熱ヘッド（５）によって加えられる転
写圧（約１５０〜４００９／ｃＪ）によって前記感熱転
写層（２）から熱溶融性インクが滲出し、コピーシート
（４）上に印字像（６）を形成せしめる。しかして前記
熱溶融性インクは、常温において非流動性であるために
、箱圧などの加圧によって転写せず、また手や衣服を汚
すこともない。
る前記樹脂に対して非相溶性であるビヒクルと、該ビヒ
クル中に溶解または分散される染料または顔料とからな
り、４０〜１２０℃で熱溶融しうるインクが好適に用い
られる。かかる熱溶融性インクは４０〜１２０℃におい
て流動性を有し感熱ヘッド（５）によって加えられる転
写圧（約１５０〜４００９／ｃＪ）によって前記感熱転
写層（２）から熱溶融性インクが滲出し、コピーシート
（４）上に印字像（６）を形成せしめる。しかして前記
熱溶融性インクは、常温において非流動性であるために
、箱圧などの加圧によって転写せず、また手や衣服を汚
すこともない。
前記ビヒクルとしては、たとえばカルナバワックス、オ
ーリキュリーワックス、パラフィンワックス、ミツロウ
、セレシンワックス、鯨ロウなどの天然ワックス、低分
子ロボリエチレン、酸化ワックス、エステルワックスな
どの合成ワックス、ソルビタンステアレート、プロビレ
ングリコールモノスデアレート・、グリセリンステアレ
ート、ポリオキシエチレンステアレートなどの常温で固
体状の界面活性剤、またはラウリン酸、バルミチン酸、
ミリスチン酸、スデアリン酸、ベヘン酸などの常温で固
体状の高級脂肪酸やセチルアルコール、ラウリルアルコ
ールなどの高級脂肪族アルコールなどがあげられるが、
さらに要すれば鉱油、植物油、動物油などの油状物質や
ラノリン、ヒマシ油などをこれらのビヒクルと併用して
用いてもよい。
ーリキュリーワックス、パラフィンワックス、ミツロウ
、セレシンワックス、鯨ロウなどの天然ワックス、低分
子ロボリエチレン、酸化ワックス、エステルワックスな
どの合成ワックス、ソルビタンステアレート、プロビレ
ングリコールモノスデアレート・、グリセリンステアレ
ート、ポリオキシエチレンステアレートなどの常温で固
体状の界面活性剤、またはラウリン酸、バルミチン酸、
ミリスチン酸、スデアリン酸、ベヘン酸などの常温で固
体状の高級脂肪酸やセチルアルコール、ラウリルアルコ
ールなどの高級脂肪族アルコールなどがあげられるが、
さらに要すれば鉱油、植物油、動物油などの油状物質や
ラノリン、ヒマシ油などをこれらのビヒクルと併用して
用いてもよい。
着色剤としては、たとえば群青、紺青、シアニンブルー
、レーキレッド、ハンザイエロー、酸化チタン、亜鉛華
、カーボンブラックなどの無機または有ｔＩ！１顔料や
塩基性染料、油溶性染料などの染料があげられる。
、レーキレッド、ハンザイエロー、酸化チタン、亜鉛華
、カーボンブラックなどの無機または有ｔＩ！１顔料や
塩基性染料、油溶性染料などの染料があげられる。
以上）！べたごとく、本発明の感熱性多数回転写材（１
）は微細多孔質網状組織を右する感熱転写層（２）内に
熱溶融性インクが含有されることにより、その印字時に
感熱ヘッド（５）によって適ｍの熱溶融せられたインク
が滲出覆るために、多数回使用が可能であり、そのため
きわめて粁済的であるとともに、その取扱いが容易であ
るなど、種々のサーマルプリンター、サーマルファクシ
ミリなどに好適に使用しうるものである。
）は微細多孔質網状組織を右する感熱転写層（２）内に
熱溶融性インクが含有されることにより、その印字時に
感熱ヘッド（５）によって適ｍの熱溶融せられたインク
が滲出覆るために、多数回使用が可能であり、そのため
きわめて粁済的であるとともに、その取扱いが容易であ
るなど、種々のサーマルプリンター、サーマルファクシ
ミリなどに好適に使用しうるものである。
つぎに実施例をあげて本発明の詳細な説明する。なお実
施例中、部とあるのは重量部である。
施例中、部とあるのは重量部である。
実施例１
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 ２０部食 塩 ４０
部 ｐ、ｐ’−オキシ−ビス−（ベン ２部ゼンスルボニル
ヒドラジド） メチルエチルケトン ６０部 へブタン ４０部 からなる樹脂組成物を厚さ約１２μのポリエステルフィ
ルムに塗布し、８０℃に加熱してメチルエチルケトンを
蒸発させた。かくしてヘプタンが層全体に小滴状に分散
すると共に、該層全体に均一に分散した食塩粒子および
発泡剤を含む被膜をえた。ついで温度を１００℃に昇温
し、ヘプタンを蒸発させたのち、さらに １２０℃に加
熱して発泡剤であるｐ、ｐ’−オキシ−ビス−（ベンゼ
ンスルホニルヒドラジド）を分解させ、尿素ガスを放出
させて前記ポリエステルフィルム上に微細多孔質網状構
造の樹脂層をえた。
部 ｐ、ｐ’−オキシ−ビス−（ベン ２部ゼンスルボニル
ヒドラジド） メチルエチルケトン ６０部 へブタン ４０部 からなる樹脂組成物を厚さ約１２μのポリエステルフィ
ルムに塗布し、８０℃に加熱してメチルエチルケトンを
蒸発させた。かくしてヘプタンが層全体に小滴状に分散
すると共に、該層全体に均一に分散した食塩粒子および
発泡剤を含む被膜をえた。ついで温度を１００℃に昇温
し、ヘプタンを蒸発させたのち、さらに １２０℃に加
熱して発泡剤であるｐ、ｐ’−オキシ−ビス−（ベンゼ
ンスルホニルヒドラジド）を分解させ、尿素ガスを放出
させて前記ポリエステルフィルム上に微細多孔質網状構
造の樹脂層をえた。
さらに該樹脂層を水で洗浄し、食塩粒子を溶出したのち
、水分を除去してスポンジ状の連続した微細孔を有する
厚さ１０μで耐熱調度１２８℃の多孔質樹脂層をえた。
、水分を除去してスポンジ状の連続した微細孔を有する
厚さ１０μで耐熱調度１２８℃の多孔質樹脂層をえた。
該多孔質樹脂層に下記熱溶融性インク組成物を塗布した
。
。
カルナバワックス ２０部
１２５°Ｆパラフインワツクス ３０部酸化ワックス１
罎Ｂ−１０２０部 （バレコ礼製の酸化ワックス） オイルブラック１１８ Ｂ （体製の油溶性染料） カーボンブラック １０部 ラう ノ リ ン ５部 なお前記ポリエステルフィルムの下面に下記組成物を塗
布した。
罎Ｂ−１０２０部 （バレコ礼製の酸化ワックス） オイルブラック１１８ Ｂ （体製の油溶性染料） カーボンブラック １０部 ラう ノ リ ン ５部 なお前記ポリエステルフィルムの下面に下記組成物を塗
布した。
ポリビニルブチラール ８０部
（耐熱温度１７０℃）
メチルエチルケトン ４０部
ト ル エ ン １００部
塗布後、４０℃で乾燥させて５９／ｒｄ、の耐熱性保護
膜をえた。
膜をえた。
かくしてえられた感熱性転写材を通常のサーマルプリン
ターに装着して多数回転写を行なったところ、同一原稿
で１５枚のコピーシートをうることができた。また感熱
性転写材に感熱ヘッドが溶融固着するなどのトラブルは
まったくなかった。
ターに装着して多数回転写を行なったところ、同一原稿
で１５枚のコピーシートをうることができた。また感熱
性転写材に感熱ヘッドが溶融固着するなどのトラブルは
まったくなかった。
第１図は本発明の感熱性多数回転写材の一実施例および
その使用状態を示す概略説明図、第２図は本発明の感熱
性多数回転写材の他の実施例を示す概略断面図である。 （図面の主要符号） （１）：感熱性多数回転写材 （２］：感熱転写居 （８）：耐熱性保護ｎ （９）：アンダーコーティング層
その使用状態を示す概略説明図、第２図は本発明の感熱
性多数回転写材の他の実施例を示す概略断面図である。 （図面の主要符号） （１）：感熱性多数回転写材 （２］：感熱転写居 （８）：耐熱性保護ｎ （９）：アンダーコーティング層
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 基材の片面上に、感熱ヘッドによる加熱によって溶
融する熱溶融性インクの溶融温度よりも高い耐熱温度を
有しかつ前記熱溶融性インクに対して非相溶性の耐熱性
合成樹脂からなる微細多孔質絹状清適の非転写性樹脂層
中に前記熱溶融性インクが含有されてなる感熱転写層を
設け、他面に耐熱性保護膜を設けてなる感熱性多数回転
写材。 ２ 耐熱性保護膜がシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メ
ラミン樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリイミド
樹脂またはニトロセルロースで給酸されてなる特許請求
の範囲第１項記載の転写材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59063717A JPS6040297A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 感熱性多数回転写材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59063717A JPS6040297A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 感熱性多数回転写材 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53137540A Division JPS6020198B2 (ja) | 1978-11-07 | 1978-11-07 | 感熱性多数回転写材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6040297A true JPS6040297A (ja) | 1985-03-02 |
| JPH0229037B2 JPH0229037B2 (ja) | 1990-06-27 |
Family
ID=13237420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59063717A Granted JPS6040297A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 感熱性多数回転写材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6040297A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6230091A (ja) * | 1985-04-17 | 1987-02-09 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 感熱転写材 |
| US4661393A (en) * | 1981-03-31 | 1987-04-28 | Fujitsu Limited | Ink compositions and ink sheets for use in heat transfer recording |
| JPS62194870A (ja) * | 1986-02-20 | 1987-08-27 | 目黒 一三 | レ−ザ光による治療装置 |
| JPH0225396A (ja) * | 1988-07-14 | 1990-01-26 | Diafoil Co Ltd | 感熱転写用フィルム |
Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5030539A (ja) * | 1973-07-09 | 1975-03-26 | ||
| JPS50130454A (ja) * | 1974-02-18 | 1975-10-15 | ||
| JPS5299109A (en) * | 1976-02-16 | 1977-08-19 | Reiko Kk | Transfer foil |
| JPS52114333A (en) * | 1976-03-23 | 1977-09-26 | Ricoh Co Ltd | Heat-sensitive recording type magnetic sheet and card having sheet |
| JPS5319840A (en) * | 1976-08-06 | 1978-02-23 | Ricoh Co Ltd | Thermal recording sheet and thermal card for thermal typing made therefrom |
| JPS5468253A (en) * | 1977-11-09 | 1979-06-01 | Gen Corp | Heat sensitive transfer medium |
| JPS55105579A (en) * | 1978-11-07 | 1980-08-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Multiple time transfer material having heat sensitivity |
-
1984
- 1984-03-30 JP JP59063717A patent/JPS6040297A/ja active Granted
Patent Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5030539A (ja) * | 1973-07-09 | 1975-03-26 | ||
| JPS50130454A (ja) * | 1974-02-18 | 1975-10-15 | ||
| JPS5299109A (en) * | 1976-02-16 | 1977-08-19 | Reiko Kk | Transfer foil |
| JPS52114333A (en) * | 1976-03-23 | 1977-09-26 | Ricoh Co Ltd | Heat-sensitive recording type magnetic sheet and card having sheet |
| JPS5319840A (en) * | 1976-08-06 | 1978-02-23 | Ricoh Co Ltd | Thermal recording sheet and thermal card for thermal typing made therefrom |
| JPS5468253A (en) * | 1977-11-09 | 1979-06-01 | Gen Corp | Heat sensitive transfer medium |
| JPS55105579A (en) * | 1978-11-07 | 1980-08-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Multiple time transfer material having heat sensitivity |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4661393A (en) * | 1981-03-31 | 1987-04-28 | Fujitsu Limited | Ink compositions and ink sheets for use in heat transfer recording |
| JPS6230091A (ja) * | 1985-04-17 | 1987-02-09 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 感熱転写材 |
| JPS62194870A (ja) * | 1986-02-20 | 1987-08-27 | 目黒 一三 | レ−ザ光による治療装置 |
| JPH0357787B2 (ja) * | 1986-02-20 | 1991-09-03 | Kazumi Meguro | |
| JPH0225396A (ja) * | 1988-07-14 | 1990-01-26 | Diafoil Co Ltd | 感熱転写用フィルム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0229037B2 (ja) | 1990-06-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6020198B2 (ja) | 感熱性多数回転写材 | |
| JPS59224392A (ja) | 感熱転写材 | |
| JPS6040293A (ja) | 多数回熱転写記録媒体 | |
| US3119014A (en) | Novel duplicating system | |
| JPS6040297A (ja) | 感熱性多数回転写材 | |
| JPS6040295A (ja) | 感熱性多数回転写材 | |
| JPH037175Y2 (ja) | ||
| JPS6040296A (ja) | 感熱性多数回転写材 | |
| JPS6078777A (ja) | 感熱転写インクリボン | |
| JP2570260B2 (ja) | 感熱転写記録体 | |
| JPS60189489A (ja) | 感熱転写材 | |
| JPS61268485A (ja) | 感熱転写材 | |
| JP3150251B2 (ja) | 多数回熱転写記録媒体 | |
| JP3235876B2 (ja) | 熱転写シート | |
| JPH0216717B2 (ja) | ||
| JPS62249789A (ja) | 感熱転写材 | |
| JPH03138192A (ja) | 転写材 | |
| JPS62132677A (ja) | 熱転写記録媒体 | |
| JPS61295080A (ja) | 感熱転写材 | |
| JPS63166584A (ja) | 熱転写記録装置 | |
| JP2796345B2 (ja) | 多数回熱転写記録方法 | |
| JPS5871186A (ja) | 熱転写記録媒体 | |
| JPH0392388A (ja) | 感熱転写記録媒体 | |
| JPH0238390B2 (ja) | ||
| JPS61295081A (ja) | 感熱転写材 |