JPS6039B2 - 多糖類の製造方法 - Google Patents

多糖類の製造方法

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JPS6039B2
JPS6039B2 JP5324577A JP5324577A JPS6039B2 JP S6039 B2 JPS6039 B2 JP S6039B2 JP 5324577 A JP5324577 A JP 5324577A JP 5324577 A JP5324577 A JP 5324577A JP S6039 B2 JPS6039 B2 JP S6039B2
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義博 高山
淑郎 桝田
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    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
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    • A61K31/70Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
    • A61K31/715Polysaccharides, i.e. having more than five saccharide radicals attached to each other by glycosidic linkages; Derivatives thereof, e.g. ethers, esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P19/00Preparation of compounds containing saccharide radicals
    • C12P19/04Polysaccharides, i.e. compounds containing more than five saccharide radicals attached to each other by glycosidic bonds

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多糖類を製造する方法に関する。
さらに詳しくはシュードモナス(Pseudomo肌s
)属に属し「 メタノールを資化し酸性多糖類を産生す
る新菌株を、メタノルを唯一の又は主たる炭素源とする
培地に培養し、多糖類を培養液中に生成せしめ〜該培養
液より酸性多糖類を分離することを特徴とする、多糖類
の製造方法に関する発明である。その目的とするところ
は廉価なる原料より食料用、医薬用及び工業用など利用
範囲の広い水溶性多糖類を容易に且つ高収率に得るにあ
る。本発明は本質的にメタノールを基質として、塔養法
により多糖類を製造する方法であるが、培地にメタノー
ルの他に若干量のグルコース等の炭素源を併用してもさ
しつかえない。従来発酵法による多糖類の製造方法とし
ては、多くの方法が開示されているが、糖質を主炭素源
とする培地を用いるものが大部分であり、糖質以外には
ノルマルパラフィン、エタノール、ブロパノール、エチ
レングリコール、有機酸などの石油化学製品が用いられ
てきた(特開昭48一18493)。
しかしこれらの炭素源は水に対する溶解度、発酵原料と
しての供給量および価格などの点に問題があり、しかも
良好な収率で多糖類を得ることが出来なかった。本発明
者らは最近安価な炭素源として注目されてきたメタノー
ルに着目し、197ヱモ5月1日茨城県下妻方面の土壌
より多数のメタノール資化細菌を分離してスクリーニン
グを実施した結果、メタノールを唯一の又は主たる炭素
源とする培地で培養することにより、水または温湯に溶
解して粘性を示す酸性多糖類を容易に且つ高収率に培地
中に生成するシュ−ドモナス層の新菌種の分離に成功し
本発明を完成した。
本発明はメタノールを、唯一の又は主たる炭素源として
含有する培地に、酸性多糖類を産生するシュードモナス
(Pseudomonas)属に属する菌を培養し、該
培養液より該多糖類を分離する方法において、該菌がシ
ュードモナスメチロボラM−15、シユードモナスポリ
サツカロゲネスM−30、シユードモナスメチロビスコ
サM−39、シユードモナスシュードキサンタM−42
及びシユードモナ*スメチロミクソゲネスM−72から
なる群より選ばれた一つの菌であることを特徴とする多
糖類の製造方法である。
以下に、本発明を実施するに当って使用する新菌種であ
るシュードモナスメチロボラM−15(Pseudmo
nasmethylovolaM−15)微生物工業技
術研究所 微生物受託番号 微工研菌寄第4053号F
ERM−PNo。
4053(以下本菌種をM−15と略記する場合がある
)、シュードモナスポリサツカ ロ ゲ ネ ス M
− 30 ( Pseudomonaspol船acc
harogenesM−30)微生物工業技術研究所
微生物受託番号 徴工研菌寄第4054号FERM−P
No.4054(以下本菌種をM−30と略記する場合
がある。)、シュードモナスメチロビスコサM−39(
Pseudomonas methyloviscos
aM−39)微生物工業技術研究所 微生物受託番号
徴工研菌寄第4055号 FERM−PNo.4055
(以下本菌種をM−39と略記する場合がある。)、シ
ュ−ドモ ナ ス シ ユ ードキ サ ン タ M一
42(Pseudomonas pseudoxan
tham−42)微生物工業技術研究所 微生物受託番
号 徴工研菌寄第4056号 FERM−PNo.40
56(以下本菌種をM−42と略記する場合がある。)
、及びシュードモナスメチロミクソゲネスM一72(P
seudomo船smethylomyxogenes
M−72)微生物工業技術研究所 微生物受託番号 微
工研菌寄第4057号FERM−PNo.4057(以
下本菌種をM−72と略記する場合がある。)、の菌学
的性質を述べる。M−15M−30M−39M−42、
M−72の菌学的性質で特に菌種別に記載されてないも
のは各菌共通の性質及び生育状態である。1 形態学的
性質 肉汁メタノール(0.球容量%)30午○48時間静暦
培養のものにつき観察した。
1 細胞の形:直棒状 大きさ:0.3〜0.5×1.0〜2.5r‘2ー 集
団:通常単独であるがいよいよ二蓮となる。
{3; 運動性さ−本の鞭毛で運動する。
{4’胞子の有無:なし ‘5} グラム染色性:陰性 棚 抗酸性:陰性 n 各培地における生育状態 i 肉汁培養三M−42は生育せず。
基の他は生育する。(1) 肉汁液体静贋培養:(30
q05日間培養):生育−良好ト皮膜の形成一なし、沈
簿−あり「混濁−あり ■ 肉汁寒天斜面培養(300CIO日間培養)生育−
良好「形状一糸状、表面−円滑、光沢あり、周縁−波状
、透明性−不透明、色調−オレンジ色{3} 肉汁寒天
平板培養(30o021日間培養)形状−やや不規則状
、辺縁−波状、表面隆起の形一息平状、表面一円婿 {4}肉汁寒天穿刺培養(30午07日間培養)表面及
び上部穿刺にそって生育ii 肉汁メタノール(0.5
容量%含有)寒天平板培養(30q030日間培養)形
状一円形、辺緑−波状、表面隆起の形−局平状、表面−
円滑、色調−強いオレンジ色iii メタノール合成液
体培地※(30q05日間培養)生育−良好、M−7沙
〆外は汝溝−あり、混濁−あり、皮膜の形成−なし※硝
酸カリウム0.5夕、リン酸2水素カリウム1夕、硫酸
マグネシウム7水塩0.5夕、硫酸第1鉄7水塩10の
9、酵母エキス0.1夕、メタノール1容量%を純水1
夕に溶解し、pH7.0とした培地 m 生理学的性質 【1} 硝酸塩の還元性:陽性 ‘2)脱窒反応:陰性 ‘3} MRテスト:M−4雄〆外は陰性、M−42は
陽性‘4’VPテスト:陰性 ■ インドールの生成:陰性 ‘61硫化水素の生成:陰性 ‘7} デンプンの加水分解:陰性 ■ 無機窒素源の利用:アンモニウム塩、硝酸塩のみを
窒素源として利用する。
脚 色素の生成:なし (10)ゥレァーゼ:M−39M−4沙〆外は腸性(1
1)オキシターゼ:陽性(12)カタラーゼ:陽性 (13)酸素要求性;好気性 (14)ゼラチンの液化:陰性 (15)リトマスミルク:M−39は退色、M−42は
不変、基の他は赤変べプトン化(16)生育温度:10
〜370、最適生育温度26〜3100(17)生育p
H:pH5〜10、最適pH6〜8(18)メチルアミ
ンの資化性:なし(19)糠類よりガス及び酸の生成:
第1表参照(20)炭素源の資化性:第2表参照第 1
表 糖類より酸及びガス()の生成第2表−1 糖
類の資化性第2表−2 アルコール類の資化性 第2表−3 有機酸類の資化性 以上の菌学的諸性質を茂r舞y′sMan岬lofDe
にrmjMtive Bacteriology ,
がh.ed。
,R.E.Buchanan&N.E.Gibかns
,Wmjams &WilkinsCo.,1974
を参考に属を検討するに5種の本菌は全てグラム陰性、
程状、極鞭毛を有し運動し、好気性であり「グルコース
を酸化的に分解することなどより、シュードモナス属に
属することは明確である。この属の種の分類と対比する
と厳密にこれらと固定し得るものの記載がない。また本
菌の特徴として、一般にメタノール資化性菌のコロニー
の色調がピンク系が多いのに対し、本菌等のそれはオレ
ンジ色であり、メタン資化性及びエタノール資化性がな
く、メタノールより薯量の多糖類を生産すること、各種
炭素源より酸の生成能及び資化性などの相違により、シ
ュ−ドモナスメタニ力、シヤードモナスメチロトロフア
、シユードモナスロゼア、シユードモナスメチロオキシ
ダンスM−59 シユードモナスエアロゲネス「シユー
ドモナスインスエタ、シユードモナスPRL−W4、シ
ユードモナスAM−1、シユードモナスM一27、シュ
ードモナスC等の公知種とは異なる。またメタノールを
資化し、多糖類を生産する株と対比するに、メチロモナ
スムコサ、メタノールモナスポリサッカロゲネスとはグ
ルコースの資化性が異なり、シュードモナスSP.S4
6−BIとはコロニーの色調と各種糖よりの酸生成で異
なる。
M−30とM−72とは類似の性質が多いが、グルコー
スよりの酸の生成及びデンプン、デキストリン、グルコ
ン酸の資化性が異なる。またM−30とM−42をこれ
らと比較的類似の公知の菌種であるメタノモナスポリサ
ッカロゲネス26と比較すると「M−30の場合はリト
マスミルク反応と硫化水素の生成において主に異なり、
M−42の場合は肉汁済地での生育及びメチルレッド反
応、硫化水素の生成「尿素の分解性の点で主に異なり別
種と判断される。これ等の緒点からこれら5種の本菌は
シュードモナス属に属する新菌種であるとするのが妥当
であり既に記載した如くシユードモナス メチロボラ
M−15シェードモナス ポリサツカロゲネス
M−30シユードモナス メチロビスコサ M一3
9シユードモナス シユードキサンタ M−42シ
ュードモナス メチロミクソゲネス M−72と命名し
た。
以下本発明につき更に具体的に説明する。
本発明において使用する菌株の培養は、メタノールと唯
一のあるいは主たる炭素源とした培地中で、好気的に行
なれる。
ここで培地に添加するメタノールの量は培地に対して4
容量%以下にするのが望ましい。
又連続フィードする場合は渚地中のメタノール含量を1
容量%以下にするのが望ましい。無機の窒素源としては
硝酸アンモン、硝酸カリ、硫安などが利用でき、天然の
窒素源としては酵母エキス、ベプトンなどが利用できる
。窒素源以外の無機成分としては、リン酸1カリ、リン
酸2カリ、硫酸マグネシウム「硫酸第1鉄「塩化カルシ
ウム、硫酸マグネシウム「硫酸マンガン及び塩化ナトリ
ウムを使用する。ビタミン類は特に必要としないがビオ
チン、チアミンもしくは酵母エキス、コーンステイープ
リカーなどを添加してもよい。
培養は通常好気的条件下がよく、例えば振顔培養法もし
くは通気蝿拝培養法で、28〜3000の培養温度で実
施するのがよい。
培養pHは6.5〜7.ふまた培養時間は2独時間以上
であればよく、好ましくは48〜7幼時間である。醗酵
終了後、培養液を10〜2の音‘こうすめ連続遠心分離
もしくは10,00比pm60分間のパッチ遠心分離し
て菌体及び固型物を除いた後、2倍量のアセトンを添加
することにより、白色繊維状の粗多糖類を得る。
粗多糖類を再び水に溶解し、80つ018分間加熱処理
、クロロホルム・アミルアルコール(3:2)漉液処理
及びトリクロル酢酸処理などの除蛋白操作を実施したの
ち、再び10,00びpm30分間遠心分離を行ない蛋
白を除去する。
次いで上透液に2倍量のアセトンを加え、得られる沈澱
物をェーブル、エタノールでよく洗液したのち、再び少
量の水に溶解し、流水中で透析するか、イオン交モ期間
脂、ゲル猿過などの処理をして脱塩し、凍結乾燥を行な
い白色海綿状の精製多糖類を得る。本発明で得られる、
M−1与M−30、M−39M−42及びM−72のそ
れぞれが生産する多糖類の理化学的性質を以下に示す。
但し特に繭種別に記載されていないものは各菌種の生産
する多糖類の共通する性質である。{1} 呈色反応糖
に有用なァンスロン反応、フェノール硫酸法などの呈色
反応は陽・性である。
■ 塩基性、酸性、中性の区別 多糖類の水溶液にセチルトリメチルアンモニウムブロマ
イドあるいはセチルピリジニウムクoラィドを添加する
と白色沈澱を生じる。
従って本多糖類は酸性多糖類である。‘3’溶剤に対す
る溶解度 水に可溶でエタノール「エーテル及びアセトン等に不溶
である。
■色調 乾燥状態では白色の綿状または繊維状であり、水溶液は
無色透明である。
‘5} 粘 度 1重量%水溶液20ooの粘度は次の通りである。
(東京計器製 BL型粘度計にて測定)菌 種 名
粘度(CPS)M−15 70 M−30 13500 M−39 290 M−42 4400 M−72 8200 {6’元素分析値 各菌種の生成する多糖類の元素分析値は次の通りである
繭 種 名 C(%) 日(%) N(%)M−15
37.3 5.6 0.IM−3
0 37.7 5.8 0.IM−39
36.4 5.5 0.2M−42
384 5.8 0,IM−72
39.2 6.0 0.0{7} 構成
糖各菌種の生成する多糖類を州硫酸により100℃8時
間加水分解し、ペーパークロマトグラフィ法及びガスク
ロマトグラフィ一法により基の主構成糠を分析した結果
は次の通りである。
菌種名 主 構 成 糖M−15 クシレコース
ガラクトース キシロースM−30 クンレコース
マンノースM−39 クンレコース ガラクト一ス マ
ンノースM−42 クンレコース マンノースM−72
クンレコース マンノース 本発明により得られる粘性多糖類はその粘稲性、粘着性
を生かした食品、医薬品を初め工業用途においても懸濁
補助剤、被覆剤、糊料、油由搾井用粘着剤、潤滑剤、サ
ィジング剤、化粧品素材などとしての用途が考えられる
本発明においてM−30によって生産される多糖類をM
−30一Cと呼ぶ。
同様にM−15M−39M−42及びM−72のそれぞ
れによって生産される多糖類をそれぞれM−15一C、
M−39−C、M−42一C及びM−72一Cと呼ぶこ
ととする。既に述べたことと一部重複するが、次にM−
30−C、M−15一C、M−39一C、M−42一C
及びM−72−Cの物理的化学的性質について説明する
。多糖類M−30−Cの物理的性質は次の通りである。
【ィ’旋光度 〔Q〕智=十48.40(0.1重量/容量%水溶液)
【〇} 平均分子量1び〜107「ゲル櫨過法による測
定結果。
多糖類M−30−Cの分子量は培養の際の培養時間によ
り変わる。し一 元素分析C:37.7%、H:5.8
% (精製が不十分であると、交雑物としてNが0.1%含
有される場合がある。
)Q 呈色反応 アンスロン反応、フェノール硫酸反応に腸性。
的 塩基性酸性中性の区別 セチルトリメチルアンモニウムプロマイドあるいは、セ
チルピリジニウムクロラィドを多糖類M−30一C水溶
液に添加すると白色沈澱が生じる。
従って多糖類M−30−Cは酸性多糖類である。N 赤
外線吸収スペクトル 特徴的な吸収値を波数(弧‐1)で示す。
3450(S)、2940(M)、1620(M)、1
400(M)、1040(S)「890(W)上記にお
いてSは強い吸収をMは中度の吸収をWは弱い吸収を表
わす。
第1一1図参照 … 溶解度 水「 IN塩酸、IN硫酸及びIN−アンモニア水に溶
解する。
エタノール「エーテル、アセトン、クロロホルム及びジ
メチルスルホキシドに不落。併粘度 多糠類M−30−Cの水溶液の粘度は次の通り。
20午0、1.0(重量/容量)%水溶液、6仇pmの
回転数の条件でBL型粘度計(東京計器製)で測定した
粘度は1000〜300比pSである。
【リ} pHによる水溶液の粘度の変化(平均分子量1
80方のM−30−Cについて測定結果)pH2〜11
において粘度はpHが中性附近でやや高い、pH粘度2
の粘度は93比psであり、pH7の粘度は125比p
sであり、pHilの粘度は110比psである。粘度
計はBL型粘度計(東京計器製)のものに少量アダプタ
ーHM−3を使用「測定条件は20qo、0.25(重
量/容量)%、位Pm。第1−3図参照。
P)温度による水溶液の粘度の変化(平均分子量180
万のM−30一Cについての測定結果)20〜800の
こおいて粘度は温度が高くなるほどやや低下する。
2000の粘度は13,50比psであり「 80ご0
の粘度は11,00比psである。
粘度計及び濃度は仔}と同一、回転速度は6rpmであ
る。第1−4図参照 妙 濃度による水溶液の粘度の変化(平均分子量180
万のM−30−Cについての測定結果)多糖類M−30
一Cの水溶液の濃度を0.2(重量/容量)%〜1.0
(重量/容量)%まで変化させると0.2%では50比
ps、1.0%では13,50比psと濃度が高まると
粘度も上昇した。
測定温度は200○。粘度計及び測定条件(rpm)は
ニと同一である。
第ln5図参照 (ヲ)塩による水溶液の粘度の変化 塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム又
は硫酸アンモニウムの5(重量/容量)%水溶液或は飽
和塩化ナトリウム水溶液中においてM−30−Cの水溶
液の粘度は低下しない。
(ヮ) 構成糖 多糖類M−30−Cを洲硫酸で100qo、9時間封管
中で加水分解する。
反応生成物を水酸化バリウムで処理し硫酸を除去する。
次いでイオ交換樹脂Dowex50(日型)(ダウケミ
カル社製)のカラムを通し過剰のバリウムイオン及び硫
酸バー」ゥムに微粒子を除く。溶出液を減圧下に濃縮す
る。濃縮液を展開溶媒(ブタノール:酢酸;水白4:1
:5)にてペーパークロマトグラフィーを実施するとグ
ルコース、マンノースのスポットを与える。濃縮液を更
に乾固させたのち「トリメチルシリル化しガスクロマト
グラフィ一にて分析した結果、構成比はグルコ−ス:マ
ンノース=3:2であった。(が 色及び形 多糖類M−30−Cは白色不定形であり、水溶液は無色
透明である。
e)味及びにおし、 多糖類M−30一C及びその水溶液は無味無臭である。
(力 粘度の比較平均分子量180万の多糖類M−30
−Cはキサンタンガムと比較し粘度が高い。
測定条件は1.0(重量/容量)%水溶液、温度20℃
、回転速度6仇pm粘度計は前記‘升の場合と同じ。測
定結果:平均分子量180万の多糖類M−30−Cは2
10比psキサンタンガムは100比pSM チキント
ロピーな性質多糖類M−30−Cの水溶液はチキントロ
ピーな(レオロジー:中川鶴太郎等岩波全書97〜98
頁参照)性質を有する。
平均分子量180万のM−30−C水溶液についての粘
度計回転数と粘度との関係を第1一2図に示す。粘度計
及び測定条件は前記のの場合と同一である。(ソ)曳糸
性多糖類M−30−Cの水溶液はほとんど曳糸性を示さ
ない。
(力 紫外線吸収スペクトル 280の〆近辺に弱い吸収を示す(第1−6図参照)。
稀融点融点を持たない。
加熱により分解し炭化する。
多糖類M−15−Cの物理化学的性質は次の通りである
‘ィ}′ 旋光度 〔Q〕幹=十47.40(0.1重量/容量%水溶液)
仰′ 平均分子量1び〜107、ゲル櫨過法による測定
結果。
多糖類M−15一Cの分子量は、培養の際の培養時間に
より変わる。し一′ 元素分析 C:37.3%、H:5.6% (精製が不十分であると爽雑物としてNを0.1%位含
有する場合がある。
)〇′ 皇色反応 ‐ ァンスロン反応、フェノール硫酸反応に陽性。
‘対′ 塩基性酸性中性の区別 セチルトリメチルアンモニウムブロマイドあるいは、セ
チルピリジウムクロラィドを多糖類M−15−C水溶液
に添加すると白色沈澱が生じる。
従って多糖類M−15−Cは酸性多糖類であるH′ 赤
外線吸収スペクトル 特徴的な吸収値を波数(肌‐1)で示す。
3450(S)、2940(M)、1730(M)、1
620(M)、1400(M)、1150(M)、10
50(S)上記においてSは強い吸収をMは中度の吸収
をわす。
1730cm‐1付近にカルボン酸に由来すると思われ
る吸収が見られる。
第2−1図参照。‘ト)′ 溶解度水、IN塩酸、IN
硫酸及びINアンモニア水に溶解する。エタノール、エ
ーテル、アセトン・クロロホルム及びジメチルスルホキ
シドに不溶。{チ}′ 粘 度 多糖類M−15−Cの水溶液の粘度は次の通り。
2000、1.0(重量/容量)%水溶液6rpmの回
転速度の条件でBL型粘度計(東京計器製)で測定した
粘度は60〜8比psである。
‘IJ}′ pHによる水溶液の粘度の変化(平均分子
量115万のM−15−Cについての測定結果)pH2
〜12において粘度は中性付近で高い。
pH2の粘度は48ps、pH7の粘度は7比ps、p
H12の粘度は5&psである。第2−4図参照。粘度
計「 rpm、温度及び濃度は稀′と同一である。技)
′ 温度による水溶液の粘度の変化(平均分子量115
万のM−15−Cについての測定結果)2ぴ0〜80q
oにおいて粘度は温度が高くなると低「ごする。
20qoの粘度は7比psであり、80qoの粘度は3
比psである。
粘度計、rpm及び濃度は扮′と同一である。第2一5
図参照。しり′ 濃度による水溶液の粘度変化(平均分
子量115万のM−15−Cについての測定結果)多糖
類M−15一Cの水溶液の濃度を0.2(重量/容量)
%〜1.0(重量/容量)%まで変化させると0.2%
で3&ps、1.0%では7比psと濃度が高まると粘
度も上昇する。
測定に際しての粘度計、rpm及び温度は扮′と同一で
ある。第2−3図参照。6)′ 塩による水溶液の粘度
の変化 多糖類M−15−Cを飽和塩化ナトリウム水溶液に溶解
したものの粘度は純水溶解したものに比し差が無いが、
M−15一Cを塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化
アルミニウムまたは硫酸アンモニウムの5(重量/容量
)%水溶液に溶解したものは、純水に溶解したものと比
較し粘度は約50%低下する。
肋′ 構成糖 多糖類M−15−Cに関し前記M−30−Cの構成糖に
つき行なったと全く同じ方法にて分析した結果、グルコ
ース、キシロース及びガラクトースを確認しその構成比
はグルコース:キシロース:ガラクトース=2:1:1
であった。
糊′ 有機酸多糖類M−15−Cを(ワ)と同様に加水
分解、中和処理後の濃縮乾固物をINギ酸ソーダに溶解
した液体クロマトグラフィーを実施した結果、酢酸及び
ビルビン酸を含有することが確認された。
(ョ)′ 色及び形 多糖類M−15一Cは白色不定形であり、水溶液は無色
透明である。
俊′ 味及びにおし、 多糖類M−15−C及びその水溶液は無味無臭である。
M′ チキントロビーな性質多糖類M−15−Cの水溶
液はチキントロピーな性質を有する。
第2−2図参照。粘度計及び回転数以外の測定条件は併
′と同一である。し)′ 曳糸性多糖類M−15一Cの
水溶液は殆んど曳糸性を示さない。
(ッ)〆 融 点 融点を持たない。
加熱により分解して炭化する。多糖類M−39−Cの物
理化学的性質は次の通りである。
【ィr 旋光度 〔Q〕谷=12.00山(重量/容量)%水溶液。
‘。
)″ 平均分子量1び〜107、ゲル櫨過法による測定
結果。
多糖類M−39−Cの分子量は培養の際の培養時間によ
り変わる。し一″ 元素分析C;36.4%、H:5.
5% (精製が不十分であると爽雑物としてNを0.2%位含
有することがある。
)W″ 星色反応 アンスロン反応、フェノール硫酸反応に陽性。
■″ 塩基性酸性中性の区別 セチルトリメチルアンモニウムブロマドあるいはセチル
ピリジニウムクロラィドを多糖類M−39−Cの水溶液
に添加すると白色の沈澱が生じる。
従って多糖類M−39−Cは酸性糖類である。M″ 赤
外線吸収スペクトル 特徴的な吸収値を波数(肌‐1)で示す。
3450(S)、2940(M)、1610(M)、1
400(M)、1150(M)、1050(M)、上記
においてSは強い吸収をMは中度の吸収を表わす。
第3−1図参照。‘トr 溶解度 水「 IN水酸、IN硫酸及びINアンモニア水に溶解
する。
エタノール、エーテル、アセトン、クロロホルム及びジ
メチルスルホキシドに不溶。t分″ 粘 度 多糖類M−39−Cの水溶液の粘度は次の通り。
2び0「1−0(重量/容量)%水溶液L批pmの回転
速度の条件でBL型粘度計(東京計器製)で測定した粘
度は200〜35比psである。
{リr による水溶液の粘度の変化(平均分子量115
万のM−39一Cについての測定結果)多糖類M−39
一Cの水溶液の粘度はpH2〜12においてpHが中性
附近で最も高い。
pH2における粘度は8比psトpH7においては27
比ps又pH12においては12■psである。粘度計
には仔rの場合と同一のものに少量アダプターHM一2
を使用したものを用いた。又測定条件は併″の場合と同
一である。第3−3図参照。P)″ 温度による水溶液
の粘度の変化(平均分子量115方のM−39−Cにつ
いての測定結果)20〜80午0において多糖類M山3
9一Cの水溶液の粘度は温度が高くなると低下する。2
0つCIこおいては27比psであり、80q0におい
ては7比pSである。
粘度計「濃度及びrpmは併″の場合と同一である。第
3−4図参照。しり″ 濃度による水溶液の粘度変化(
平均分子量115方のM−39一Cについての測定結果
)多糖類M−39−Cの水溶液の濃度を0.25(重量
/容量)%〜1.0(重量/容量)%まで変化させると
0.25%では5&ps、1.0%では27比psと濃
度が高まると粘度も上昇した。
粘度計及び濃度以外の測定条件は扮″と同一である。第
3−5図参照。6)″ 塩による水溶液の粘度の変化 多糖類M−39−Cを、塩化カリウム、塩化マグネシウ
ム、硫酸アンモニウムの5(重量/容量)%水溶液又は
飽和塩化ナトリウム水溶液に溶解した液の粘度は多糖類
M−39−Cを純水に溶解したものの度に比し約50%
上昇する。
又多糖類M−39−Cは5(重量/容量)%の塩化アル
ミニウムには溶解しない。(ヮ)″ 構成糖 多糖類M−39一Cに関し前記M−30−Cの構成糖に
つき行なったと全く同じ方法にて分析した結果、構成糖
としてグルコース、マンノース及びラクトースを確認し
ての構成比はグルコース:マンノース:ガラクトース=
3:3:1であった。
(功″ 色及び形 多糖類M−39一Cは白色、不定形であり「水溶液は無
色透明であるE)″ 味及びにおし、 多糖類M−39一C及びその水溶液は無味無臭である(
めr 曳糸性 多糖類M−39−Cの水溶液はほとんど曳糸性を示さな
い。
M″ 融点 融点を持たない。
加熱により分解し炭化する。
多糖類M−42一Cの物理化学的性質は次の通りである
N 旋光度 〔Q〕背=十57ぴ肌(重量/容量)%水溶液。
周 平均分子量 1び〜107、ゲル櫨過法による測定結果。
多糖類M−42一Cの分子量は培養の際の培養時間によ
り変わる。■ 元素分析C:38.4%、H:5.80
0 (精製が不十分であると爽雑物としてNを0.1%位含
有する場合がある。
)的 呈色反応 アンスロン反応、フェノール硫酸反応に陽・性。
■ 塩基性酸性中性の区別セチルトリメチルアンモニウ
ムブロマイドあるいはセチルピリジニウムクロラィドを
多糖類M−42一Cの杉溶液に添加すると白色沈澱が生
じる。
従って多糖類M−42一Cは酸性多糖類である。N 赤
外線吸収スペクトル 特徴的な吸収値を波数(伽‐1)で示す。
3450(S)、2940(M)、1610(M)、1
420(M)、1050(S)、900(M)上記にお
いてSは強い吸収をMは中度の吸収を表わす。
第4一1図参照。ビー 溶解度 水「 IN塩酸、IN硫酸及びINアンモニア水に溶解
する。
エタノール、エーテル、アセトン、クロロホルム及びジ
メチルスルホキシドーこ不溶。脇粘度多糖類M−42一
Cの水溶液の粘度は次の通り。
2ぴ○「1.0(重量ノ容量)%水溶液、抗pmの回転
速度の条件でBL型粘度計(東京計器製)で測定した結
果は3500〜550比psである。
(り} pHによる水溶液の粘度の変化(平均分子16
0万のM−42山Cについての測定結果)多糖類M−4
2一Cの水溶液の粘度はpH2〜12においてpHが酸
性城では余り変化しないが塩基性城で低下する。
pH2の粘度は119比ps、pH7の粘度は125比
psであり、pH12の粘度は63比psである。但し
粘度計は(ち)の場合と同一。又測定条件は回転速度を
6びpmとした他は(ち)の場合と同じである。第4−
3図参照。蟻 温度による水溶液の粘度の変化(平均分
子量160万のM−42−Cについての測定結果)20
〜80qoにおいて多糖類M−42一Cの水溶液の粘度
は温度が高くなると低下する。
20午Cの粘度は125比psであり、80qoの粘度
は49比psである。
使用した粘度計は(ち)の場合と同じ。測定条件はrp
m60、濃度1.0(重量/容量)%、但しpHは中性
。第4−4図参照。
■ 濃度による水溶液の粘度の変化(平均分子量160
方のM−42一Cについての測定結果)多糖類M−42
一Cの水溶液の濃度を0.25(重量/容量)%〜1.
0(重量/容量)%まで変化させると、0.25%では
6比ps、1.0%では125比psと濃度が高くなる
と粘度も上昇する。
第4一5図参照。使用した粘度計は(ち)の場合と同一
測定条件は濃度以外(り)の場合と同一である。但しp
Hは中性。勉 塩による粘度の変化 塩化カリウム、塩化マグネシウム、硫酸アンモニウム又
は塩化アルミニウムの5(重量/容量)%水溶液あるい
は飽和塩化ナトリウム水溶液に多糖類M−42−Cを溶
解した液の粘度は、純水に溶解したものの粘度と変らな
い。
俊 構成糖 多糖類M−42一Cに関し前記M−30一Cの構成糖に
つき行なったと全く同じ方法にて分析した結果、グルコ
ース及びマンノースを構成糖として確認しその構成比は
グルコース:マンノース=2:1であった。
■ 色及び形 多糖類M−42一Cは白色、不定形であり、水溶液は無
色透明である。
瓜 味及びにおし、 多糖類M−42−C及びその水溶液は無味無臭である。
■ 曳糸性多糖類M−42一Cの水溶液はほとんど曳糸
性を示さない。
洲 チキントロピーな性質 多糖類M−42−Cはチキントロピーな性質を有する。
第4−2図参照。粘度計及び測定条件は前記(ち)の場
合と同一。賄融点 融点をもたない。
加熱により分解し炭化する。
多糖類M−72−Cの物理化学的性質は次の通りである
L→′ 旋効度 〔Q〕谷二27.300.1(重量/容量)%水溶液。
偽′ 平均分子量1び〜107、ゲル櫨過法による測定
結果。
多糖類M−?2−Cの分子量は培養の際の培養時間に、
より変わる。風′ 元素分析 C:39.2%、H:6.0% 豚〕′ 呈色反応 アンスロン反応、フェノール硫酸反応に陽・性。
燭′ 塩基性酸性中性の区別セチルトリメチルアンモニ
ウムプロマイドあるいはセチルピリジニウムクロラィド
を多糖類M−72−Cの水溶液に添加すると白色沈澱が
生じる。
従って多糖類M−72一Cは酸性多糖類である。N′
赤外線吸収スペクトル 特徴的な吸収値を波数(抑‐1)で示す。
3450(S)、2940(M入 1610(M)、1
400(M)、1050(S)、900(M)上記にお
いてSは強い吸収をMは中度の吸収を表わす。
第5−1図参照。(と〕′ 溶解度 水tIN塩酸、IN硫酸及びINアンモニア水に溶解す
る。
エタノール、エーテル、アセトン・クロロホルム及びジ
メチルスルホキシドに不溶。脇′粘度 多糖類M−72−C水溶液の粘度は次の通り。
20oo、1.0(重量/容量)%水溶液、&pmの回
転速度の条件でBL型粘度計(東京計器製)で測定した
粘度は7000〜900比psである。
ゆ′ pHによる水溶液の粘度の変化(平均分子量18
0万のM−72−Cについての測定結果)多糖類M−7
2−Cの水溶液の粘度はpH2〜12においてpHが中
性附近で最も高い。pH2における粘度は85比ps、
pH7においては120比PSであり、pH12におい
ては105比psである。但し粘度計は(ち)′の場合
と同一、測定条件は回転速度を6仇pmとした他は(ち
)′の場合と同じである。第5一3図参照。蟻′ 温度
による水溶液の粘度の変化(平均分子量180万のM−
72一Cについての測定結果)20〜8000において
多梶類M−72−Cの水溶液の粘度は温度が高くなると
やや低下する。
20午○の粘度は120比psであり、80ooの粘度
は105比psである。
使用した粘度計は(ち)′の場合と同じ。測定条件は温
度以外(り)′の場合と同一。但しpHは中性。第5−
4図参照。脇′ 濃度による水溶液の粘度の変化(平均
分子量180方のM−72−Cについての測定結果)多
糖類M−72一Cの水溶液の濃度を0.25(重量/容
量)%〜1.0(重量/容量)%まで変化させると、0
.25%では14比ps、i.0%では120比psと
濃度が高くなると粘度も上昇する。使用した粘度計は(
ち)′の場合と同一。測定条件は濃度以外(り)′の場
合と同じである。但しpHは中性。第5一5図参照。脇
′ 塩による粘度の変化 塩化カリウム、塩化マグネシウム、硫酸アンモニウム又
は塩化アルミニウムの5(重量/容量)%に多糖類M−
72一Cを溶解した液の粘度は純水に熔解したものの粘
度と変らない。
的′ 構成糖 多糖類M−72−Cに関し前記M−30−Cの構成糖に
つき行なったと全く同じ方法にて分析した結果、グルコ
ース及びマンノースを構成糖として確認し、その構成比
はグルコース:マンノース=3:2であった。
糊′ 色及び形 多糖類M−72−Cは白色不定形であり「水溶液は無色
透明である。
瓜′ 珠及びにおし、 多糖類M−72一C及びその水溶液は無味無臭である。
■′ 曳糸性多糖類M−72−Cの水溶液はほとんど曳
糸性を示さない。
■′ チキントロピーな性質 多糖類M−72一Cはチキントロピーな性質を有する。
第5一2図参照。粘度計及び測定条件は(ち)′の場合
と同一。俗′ 融点 融点を持たない。
加熱により分解し炭化する。
実施例 1 リン酸1カリ 1夕、硝酸カリ 1夕、硫酸マグネシウ
ム7水塩 0.5夕、塩化カリウム 0.5久酵母エキ
ス 0.1夕、硫酸第1鉄7水塩 10の9、硫酸亜鉛
7水塩 2の9、硫酸マンガン4〜6水塩 2の9、塩
化カルシウム2水塩 2の9、塩化ナトリウム 2腿及
びメタノール 32夕を1その純水に溶解して培地とし
た。
この培地7〆を調製しpHを7.0としたのち、10ク
客のジャーファーメンタ‐‘こ注入し、120qoで1
雌ふ間殺菌した。上記と同一組成の培地を用い坂口フラ
スコで前培養したシュードモナスメチロボラM−15を
上記のジャーファーメンターに接種し、培養温度30こ
00.5VVMの通気量にて培養した。6畑時間の培養
の後、培養液に水を加えて100夕とし、シャープレス
型遠心分離機にて20,00仇pm7夕/hrの条件で
連続遠心し、菌体を除去した。
次いで遠心上燈を80℃15分間加熱した後、塩酸にて
pHを3.5〜45として蛋白質を等霞点沈澱させたの
ち、再び遠心分離しこれを除去した。遠心分離上澄をp
H7.0とした後濃縮して25〆とし、クロホルムーア
ミルアルコール(3:2)液にて処理して再び除蛋白し
た後、アセトン50〆を加えると粘費物質は繊維状の塊
となる。これを櫨過しエーテル及びエタノールで十分に
洗い、再び水に溶解して透析を行ない、再び2倍量のア
セトンを加えて多糖類を析出させ、次いで2その純水に
溶解して凍結乾燥を行ない499の精製多糖類を得た。
これは培養液1のこつき7.0夕の生産量である。実施
例 2〜5 菌種以外の条件は実施1と同様の条件で実施し次の結果
を得た。
蚕施亀使用菌種渚事簿擬手濁亨 2 M−30 72 14.03
M−39 80 13.34
M−42 80 9.05
M−72 48 5.6
【図面の簡単な説明】
第1−1図は多糖類M−30−Cの赤外線吸収スペクト
ルを、第1−2図は多糖類M−30−C水溶液のチキン
トロピーな性質を、第1一3図は多糠類M一30−C水
溶液のpHによる粘度変化を「第1−4図は多糖類M−
30−C水溶液の温度による粘度変化を、第竃−5図は
多糖類M−30−C水溶液の濃度による粘度の変化を、
又第1−6図は多糖類M−30一Cの紫外線吸収スペク
トルをそれぞれ表わす。 第2−1図は多糖類M−15−Cの赤外線吸収スペクト
ルを、第2−2図は多糠類M−15一C水溶液のチキン
トロピーな性質を、第2−3図は多糖類M−15−C水
溶液の濃度による粘度の変化を、第2−4図は多糖類M
−15一C水溶液のpHによる粘度の変化を、第2−5
図は多糖類M−15−C水溶液の温度による粘度の変化
を、それぞれ表わす。第3−1図は多糖類M−39−C
の赤外線吸収スペクトルを、第3−2図は多糖類M−3
9一C水溶液につき粘度計ローターの回転数による粘度
の変化を、第3一3図は多糖類M−39−C水溶液のp
Hによる粘度の変化を、第3一4図は多糖類M−39−
C水溶液の温度による粘度の変化を、第3−5図は多糖
類M−39−C水溶液の濃度による粘度の変化をそれぞ
れ表わす。第4−1図は多糖類M−42−Cの赤外線吸
収スペクトルを、第4−2図は多糖類M−42一C水溶
液のチキントロピーな性質を、第4−3図は多糖類M−
42−C水溶液のpHによる粘度変化を、第4−4図は
多糖類M−42−C水溶液の温度による粘度変化を、第
4−5図は多糖類M−42−C水溶液の濃度による粘度
変化をそれぞれ表わす。第5−1図は多糖類M−72−
Cの赤外線吸収スペクトルを、第5−2図は多糖類M−
72一C水溶液のチキントロピーな性質を「第5−3図
は多糖類M−72−C水溶液のpHによる粘度変化を、
第5一4図は多糖類M−72−C水溶液の温度による粘
度変化を、第5−5図は多糖類M−72−C水溶液の濃
度による粘度の変化をそれぞれ表わす。券1‐1■ 多1−2図 茅1−3図 ※ー‐4図 多ー‐s図 多‘−ら図 菱2‐1図 多2‐2図 第2【3図 多2‐4図 券2‐5図 多3‐1図 多3‐2図 多3‐3図 茅3‐4図 券3′;解 多4−ー’図 第4‐2図 髪4‐3図 多4‐4図 券4‐S図 多5‐1図 努夕‐2図 多5‐3図 多s′4図 多6−;図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 メタノールを、唯一の又は主たる炭素源として含有
    する培地に、酸性多糖類を産出するシユードモナス(P
    seudomonas)属に属する菌を培養し、該培養
    液より該多糖類を分離する方法において、該菌がシユー
    ドモナスメチロポラM−15、シユードモナスポリサツ
    カロゲネスM−30、シユードモナスメチロビスコサM
    −39、シユードモナスシユードキサンタM−42及び
    シユードモナスメチロミクソゲネスM−72からなる群
    より選ばれた一つの菌であることを特徴する多糖類の製
    造方法。
JP5324577A 1977-05-11 1977-05-11 多糖類の製造方法 Expired JPS6039B2 (ja)

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GB1789978A GB1554849A (en) 1977-05-11 1978-05-05 Plysaccharide process for producing the same and hypocholesterol composition containing the same
BE187583A BE866934A (fr) 1977-05-11 1978-05-10 Nouveaux polysaccharide, son procede de preparation et compositions pharmaceutiques en contenant
NL7805002A NL7805002A (nl) 1977-05-11 1978-05-10 Nieuw polysaccharide, werkwijze ter bereiding ervan alsmede farmaceutisch preparaat dat dit polysaccharide bevat.
DE19782820463 DE2820463A1 (de) 1977-05-11 1978-05-10 Neues polysaccharid, verfahren zu dessen herstellung und hypocholesterin- zusammensetzungen, welche diese enthalten
FR7814094A FR2390455A1 (fr) 1977-05-11 1978-05-11 Nouveau polysaccharide, procede pour sa preparation et composition hypocholesterolemiante le renfermant

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10960406B2 (en) * 2017-09-19 2021-03-30 Boe Technology Group Co., Ltd. Air purifier

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