JPS6039730B2 - 転炉出鋼口に装着した摺動開閉装置の耐火物板の補修方法 - Google Patents

転炉出鋼口に装着した摺動開閉装置の耐火物板の補修方法

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JPS6039730B2
JPS6039730B2 JP2498578A JP2498578A JPS6039730B2 JP S6039730 B2 JPS6039730 B2 JP S6039730B2 JP 2498578 A JP2498578 A JP 2498578A JP 2498578 A JP2498578 A JP 2498578A JP S6039730 B2 JPS6039730 B2 JP S6039730B2
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sliding
plate
converter
nozzle
repair
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JP2498578A
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平太 片山
洋 舟之川
安弘 松田
仙吉 野沢
六栄 宮田
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
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    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C5/00Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
    • C21C5/28Manufacture of steel in the converter
    • C21C5/42Constructional features of converters
    • C21C5/46Details or accessories
    • C21C5/4653Tapholes; Opening or plugging thereof

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、転炉出鋼口に装着した摺動開閉装置の耐火物
の固定板、スライド板の補修方法に関するものである。
更に詳しくは、摺動開閉装置を解体することなく、また
、転炉より取り外すことなく、耐火物の固定板、スライ
ド板の補修を行い、これ等の板の寿命の大中延長を計る
ものである。近年になって、転炉の出鋼口にも摺動開閉
閉装置を装着して、出鋼時のスラグと溶融金属との分離
を適確に行う試みがなされている。摺動開閉装置は大別
してロータリー式と、水平往復動式とがあるが、これら
はいずれも取鍋等の容器に装着して使用されている。ど
ちらの型式も、第1図に示す如く、ノズル孔を有する固
定板1、.スライド板2、スライド板のノズル孔に合致
したノズル孔をもち、スライド板と一体となって移動す
るコレクターノズル3とからなり、固定板、スライド板
はハウシングに収納され、第2図に示す如くユニット6
として容器に装着され、蓮設された駆動機構7によって
、スライド板が摺動し、固定板のノズル孔とでノズル開
閉を行うようになっている。転炉は1日に40回も出鋼
が行われるので、摺動開閉装置もそれに応ずるノズル開
閉を要し、その結果、耐火物の固定板、スラオド板の損
耗は大きく、交換や修理の機会も亦多い。損耗は、ノズ
ル孔墜の溶損による口径の拡大、ノズルエッヂの溶損、
摺動面の面荒れによる地金差込となって表れる。第1図
に示す如く、固定板1やスライド板2のノズルは孔墜の
損耗によりノズル口径が大きくなり、それに加えて両板
の接触面のノズル孔エッヂ5の損耗は特に大きく従って
、両板の関係を/ズル閉塞状態にしていてもノズル孔4
がつながって完全な閉塞とはならなくなる。又、摺動開
閉装置の使用回数が増加するにつれて、溶鋼との接触、
熱影響等により、摺動面にきれっが発生したり、ピーリ
ング等により摺動面の凹凸が激しくなってくる。こうい
う状態で摺動ノズルを使用すると、溶鋼の流れを摺動装
置によってカットする際、前記きれつや凹部の割れに地
金差込み、地金付着が発生して損勤不能となる。これは
エッヂ部5の溶損が激しい場合には更に摺動面のきれつ
や凹凸等の面荒れによる地金差込み、地金付着現象が助
長される。これら面荒れによる地金差込み、地金付着現
象に対しては、現在、摺動装置の固定板、スライド板に
タールまたはピッチを含浸させて、使用時に、これら含
浸夕−ルまたはピッチを徐々に析出させ、これら固定板
、スライド板表面にピッチまたはタールの被膜を作り、
プレート表面を保護し、面荒れの防止を計っている。
然しながら10〜15回程度の出鋼に摺動装置を使用す
ると、タールまたはピッチのプレート板表面への析出が
無くなり、このような状態になると急激に固定板、スラ
イド板の接触面の面荒れが進行する。このため摺動装置
の固定板、スライド板の面荒れによる摺動不能現象が出
鋼ロスリーブ煉瓦の損耗に比して多く、摺動開閉装置の
修理を要し、摺動開閉装置の寿命は可成り短く、これら
の交換作業には長時間を要し、転炉可動能率の低下、プ
レート煉瓦耐火物の原単位のアップ等の問題を生じてい
る。叙上の問題点に対しての修理を実施するに当り、転
炉自体が傾動可能で、出鋼口が転炉本体の側部に設けら
れていることから、情動開閉装置のコレクタ−ノズル3
を平常では全く見られない、上向きとし、溶鋼とは全く
縁を切って修理する事が可能である事に着目して、摺動
開閉装置ユニット6を取外して整備済のユニットと取換
える事なく、固定板、スライド板、およびノズルの修理
を実施することとした。出鋼口の沼動開閉装置の寿命は
、前述の如くプレート煉瓦のノズルエッヂ溶損とと、両
板の接触面のタール、ピッチのなくなった事による情勤
面荒れれ、地金引込みと、ノズル口径の拡大とによるこ
とが大であるので、前述の転炉の特殊構造の利用による
これらの修理は、摺敷装置の寿命を延ばすことに大きく
寄与できる。以上の事情により、本発明では、次の如き
補修方法考えた。{ィー 前記転炉を煩動して、摺動開
閉装置のコレクターノズルをほぼ上方に向くようにし、
{o} 前記スライド板のノズル孔を閉塞状態にしたま
まタール、ピッチをコレクターノズルから装入し、次い
でスライド板を除々に摺動させなからタール、ピッチを
スライド板、固定板に含浸させ、し一 スライド板を摺
動させて、前記固定板、スライド板の各ノズル孔を一致
させ、コレクターノズルから溶失性のつば付きパイプを
その先端が固定板を通過する程度に挿入して固定し、〇
次いで、コレクターノズルから、前記溶失性のつば付
きパイプと、各ノズル孔肇との間隙に補修材を装入して
、ノズル孔壁の溶損部を熱間補修することとし、これに
より、摺動開閉装置のユニットを取り‘まずすことなく
補修工事を容易にすることが出来るに至った。
本発明の補修方法の詳細を、図面によって、以下に説明
する。
第2図は転炉の垂直断面図によって、色々な転炉の姿勢
を示す。
(a他出鋼時の姿勢、‘b}‘ま炉□を直上にむけた正
常な姿勢、‘dは本発明の補修のためにコレクターノズ
ルを上にむけた特異姿勢である。ノズルエッヂ補修、摺
動面補修および情動面タール、ピッチの補給方法につい
て説明するに、転炉出鋼排律後できるだけ早い時期に、
転炉を【bーの姿勢として、ノズルの地金取り、清掃を
行い、場合によっては酸素洗糠をする。次に‘c}の姿
勢とし、摺動開閉装置を第3図に示す如くして、固定板
1に対してスライド板2を摺動させながら、ノズル孔を
全閉の状態にして、コレクターノズルよりタール粉また
はピッチ粉を装入して、固定板にスライド板との摺動面
の荒れを補修すると共に含浸ピッチ、タールの補給をす
る。この場合ピッチ、夕−ルの浸透を容易にするために
、出鋼後であって、固定板、スライド板が冷えていない
例えば、200〜40000程度の時に実施するのが好
ましい。これは、あまり高温では、タール、ピッチが揮
発しやすく、低温では流動性が悪いことにより共に含浸
が困難となるためである。第4図は、ノズル口径拡大お
よび同エッヂ部の補修方法の説明のためのもので、コレ
クターノズルを上にした断面図である。
第4図にて、1は固定板、2はスライド板、3はコレク
ターノズル、8は転炉々体の外彼、9は出鋼ロスリーブ
煉瓦、10は転炉内とする。固定板1とスライド板2の
ノズル孔を一致させて全開状態として、先端部にッバ1
2を付けたパイプ11をその先端が両板の接触面を越え
て固定板を通過する程度に挿入し、該パイプの他端近僕
に設けた保持部材13で該パイプを保持する。損傷で拡
大したノズル孔と、同パイプ11との間に、コレクター
ノズルから補修材14を押し込み、損傷孔壁並にノズル
エッヂ部5に付着させる。次回の出鋼時には、該パイプ
11は出鋼流により溶失し、その後は補修材14が溶鋼
と接触することとなる。補修材はMg040%,Ca0
35%の別粉と、ピッチ粉または、タール粉との混合体
とする。次に、上述した本発明の補修方法を、転炉出鋼
口に装着したロータリ式摺動開閉装置に用いた場合につ
いて述べる。
第1表 第1表は、本発明方法と従来方法との対比したもぞであ
る、この表から明らかなように、ロータリ式摺動開閉装
置の寿命が約3倍に延びたロータリ式摺動開閉装置の耐
火物の原単位が低減し、交換ロスタィムの減少、ロー夕
1」式摺動開閉装置の原単価が約1′3になった。
以上のように、転炉出鋼口に装着した摺敷開閉装置の補
修にあたり、本発明方法をもちいることにより摺動開閉
装置の寿命の延長等を容易にはかるばかりでな〈摺動開
閉装置ユニットの単位時間当りの取りかえひん度が少な
くなるため、転炉の稼動率の向上にもつながり、本発明
が高く評価されるに値する。
図面の間里な説明 第1図は酒動開閉装置の要部の損耗状況を示す立断面図
、第2図は転炉の色々な姿勢を示す立断面図、、第3図
は補修手順を示す摺動部分の立断面図、第4図は同じく
補修手順を示すノズル部の立断面図、第4図は同じく補
修手順を示すノズル部の立断面図。
1:固定板、2:スライド板、3:コレクタ−ノズル、
4:ノズル孔、5:ノズル孔エッヂ、6:摺動開閉装置
ユニット、7:同ユニットの駆動装置、8:転炉外被、
9:出鋼ロスリーブ煉瓦、10:転炉内部、11:ッバ
付きパイプ、12:ッバ、13:保持部材、14:補修
材。
第1図第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 転炉出鋼口に装着した摺動開閉装置の耐火物の固定
    板、スライド板の補修方において、(イ) 前記転炉を
    傾動して、摺動開閉装置のコレクターノズルをほぼ上方
    に向くようにし、(ロ) 前記スライド板のノズル孔を
    閉塞状態にしたままタール、ピツチをコレクターノズル
    から装入し、次いでスライド板を除々に摺動させながら
    タール、ピツチをスライド板、固定板に含浸させ、(ハ
    ) 前記スライド板を摺動させて、前記固定板、スライ
    ド板の各ノズルを一致させ、コレクターノズルから溶失
    性のつば付きパイプをその先端が固定板を通過する程度
    に挿入して固定し、(ニ) 次いで、コレクターノズル
    から前記溶失性のつば付きパイプと、各ノズル孔壁との
    間隙に補修材を装入して、ノズル孔壁の溶損部を熱間補
    修することを特徴とする転炉出鋼口に装着した摺動開閉
    装置の耐火物板の補修方法。
JP2498578A 1978-03-07 1978-03-07 転炉出鋼口に装着した摺動開閉装置の耐火物板の補修方法 Expired JPS6039730B2 (ja)

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