JPH0748663Y2 - 転 炉 - Google Patents

転 炉

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JPH0748663Y2
JPH0748663Y2 JP1990037171U JP3717190U JPH0748663Y2 JP H0748663 Y2 JPH0748663 Y2 JP H0748663Y2 JP 1990037171 U JP1990037171 U JP 1990037171U JP 3717190 U JP3717190 U JP 3717190U JP H0748663 Y2 JPH0748663 Y2 JP H0748663Y2
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晴正 黒川
健一 森山
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、銅精錬用転炉に関し、特に処理材料を出し入
れする開口部分の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
転炉では側面に設けた開口から銅マツトや溶剤を挿入し
て精錬し、生成したスラグや粗銅を開口からレードルに
排出する作業が行なわれる。これらの溶体の流れにより
開口周縁の耐火物が損傷するほか、精錬中や、溶体を排
出する際に飛散した溶体の一部が開口周縁に付着し、そ
の付着物を除去するときの衝撃で開口周縁の耐火物が損
傷する。
転炉の内面に施した耐火物は、転炉の一ライフ例えば14
0〜160回の操業で補修時期に至るが、その間に開口部分
の耐火物の補修を1〜2回行なわねばならなくなる。
この補修には補修用耐火物の費用の他に、操業を再開す
るために転炉を操業出来る状態にまで予熱するための燃
料費等にかなりの費用を要すること、補修には炉体を冷
却しなければ出来ないので補修のために長い休止期間が
必要で、この間操業を継続するために予備の転炉が必要
となるなどの問題がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、開口の耐火物を転炉の一ライフ中に補修しな
くても使用に耐え得るようにすることを課題とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はこの手段として、炉体の開口の少なくとも下側
周縁に、炉体外面から外方に500mm以上突出して炉体と
一体に形成された壁を有し、且つこの壁の少なくとも幅
方向中央部の先端部の耐火物の厚さを、炉体内面に施し
た耐火物の厚さの0.6倍以上としたことにある。
〔作用〕
炉体の開口から流れる溶体による開口の損傷は、開口の
下側の外側角から生じ、これが拡大して炉内に及ぶため
補修が必要となる。
本考案者はこの点に着目し、転炉の一ライフ中に開口の
損傷が炉内にまで至らないようにするには、損傷が生じ
ても少なくとも損傷が炉内に至らない長さだけ開口の下
側周縁を壁状に突出させれば良いことと、更に最も損傷
の激しい部分で溶損がこの壁の外面に達しないような厚
さに耐火物を構成すれば良いことに着目して、上記構造
とすることにより問題を解決出来るようにしたものであ
る。
炉体の開口の周縁から突出せしめる壁は、精錬中に溶体
が外部に飛散しないように開口の全周から筒状に形成し
ても良いが、溶損の主として生ずる下側周縁から塵取り
状に突出させても良い。又、溶損の最も激しい部分は、
下側の中央部分でその先端部であるから、この部分の耐
火物の厚さを他の部分よりも厚くしたものである。
実際の転炉一ライフの溶損状態からして、壁の突出長さ
を少なくとも500mmとし、幅方向中央部の先端部の耐火
物の厚さを炉体内面に施した耐火物の厚さの0.6倍以上
とすることにより、転炉の一ライフ中、開口部を補修せ
ずに転炉を継続して使用出来る。突出長さが炉体半径の
2/3を超えるように長いと、耐火物の重量が大きくなり
支持部材の強度も大きいものにしなくてはならなくなる
為、壁の総重量が大きくなり従来のまゝの傾転装置では
傾転しにくくなるためなるべく必要最小限にするのが良
い。厚さについても同様である。突出長さが短い場合は
先端から炉体外面まで厚さを一様に厚くしても良い。
又、突出長さが長い場合は炉体に近い部分は薄く、この
部分と段を形成して先端部のみ厚くしても先端部に次第
に厚くなるようにしても良い。炉体に近い部分の厚さは
炉体内面に施した耐火物の厚さの0.4倍以上あれば良
い。
〔実施例〕
第1図に示すように、内面に炉体内面耐火物2として耐
火レンガを450mmの厚さに内張りした外径4.2mの炉体1
の開口3の全周縁から突出した筒状の壁4を、炉体1の
外面から990mm突出させ、耐火レンガで厚さは230mmに形
成した。この壁4の下側部分4′の幅2400mmの中央部分
を1200mm幅で、炉体の内外方向長さ500mmの先端部5
を、内側は耐火レンガの厚さ230mm、外側は耐火キヤス
タブルを220mmの合計450mmの厚さとした。尚、これらの
耐火物は外面に設けた厚さ40mmの鋼板の外枠6の内面に
設けた。
第2図に第1図のA-A線断面図を示す。
この転炉を230回操業した結果は、第3図に示すように
先端部5が前斜めに溶損したが、尚溶体をレードルに移
し出す作業には支障がなく、転炉操業中は操業を停止し
て開口部分の補修をする必要は生じなかつた。一ライフ
の転炉操業回数が大幅に増加したが、これは途中で補修
毎に炉体の冷却を行なう必要が無くなつたことにより、
炉内面内張りレンガの損傷が少なくなつたことによるも
のと考えられる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、転炉操業中に開口部の補修をしなくて
も良くなり、転炉の一ライフの操業回数を大幅に向上で
き、予備転炉設備を少なくでき又転炉の大きな改造を伴
なうことなく実施でき、転炉操業の経済性を大きく改善
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による転炉の一実施例の開口部の斜視
図、第2図は第1図のA-A線断面図、第3図は操業後の
溶損状態を示す第2図と同様の図である。 1……炉体、2……炉内面耐火物 3……開口、4……壁 4′……壁の下側部分、5……先端部 6……外枠

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉体の開口の少なくとも下側周縁に、炉体
    外面から外方に500mm以上突出して炉体と一体に形成さ
    れた壁を有し、且つこの壁の少なくとも幅方向中央部の
    先端部における耐火物の厚さが、炉体内面に施した耐火
    物の厚さの0.6倍以上となっている転炉。
JP1990037171U 1990-04-06 1990-04-06 転 炉 Expired - Fee Related JPH0748663Y2 (ja)

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