JPS6344442Y2 - - Google Patents

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JPS6344442Y2
JPS6344442Y2 JP10462785U JP10462785U JPS6344442Y2 JP S6344442 Y2 JPS6344442 Y2 JP S6344442Y2 JP 10462785 U JP10462785 U JP 10462785U JP 10462785 U JP10462785 U JP 10462785U JP S6344442 Y2 JPS6344442 Y2 JP S6344442Y2
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JP
Japan
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skinmer
hot metal
trough
blast furnace
sliding nozzle
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JP10462785U
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JPS6215558U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高炉の出銑樋に係り、特にスキンマー
の局部溶損を防止し寿命を延長できる出銑樋に関
し、高炉の製銑分野で利用される。
〔従来の技術〕
一般に高炉から生産される溶銑、溶滓等の溶融
物は、第4図に示す如く高炉2の出銑孔4から出
銑樋のスキンマー6に流入し、ここで溶銑と溶滓
に分離し、溶銑はダンパー8の下を通過し、続い
て設けられた溶銑樋10および傾注樋12等を経
てトピードカー14の如き受銑容器に注入され
る。一方、溶滓はスキンマー6の上部に設けられ
た溶滓樋16で排出される。
従来、上記の如き出銑樋において、第5図に示
す如くスキンマー6の側壁耐火物18はスラグラ
イン20およびメタルライン22の部分で局部的
に溶損していた。
このようなスキンマー6の局部溶損はスキンマ
ー6を短命にし、出銑樋の樋材料の原単位を上昇
させていた。このため従来は、この局部的な溶損
が発生した時点で樋材を吹付けることにより部分
補修が行われていた。しかしこれは熱間の補修で
あり、吹付けた樋材は溶損部に十分付着せず、完
全な補修ができないため、再び容易に溶損しスキ
ンマーの寿命を短くするのが大きな問題であつ
た。また、この部分補修に要する労力、時間およ
び樋材の費用は多大であつた。
なお、実公昭57−15250に溶融物を処理する樋
にスライデイングノズルを設けることが開示され
ているが、この樋は鋳銑機で型銑を製造する場合
の溶銑専用の樋であること及び樋の先端に設けら
れることから高炉に直結される溶銑と溶滓を分離
して排出するスキンマーのように溶滓が上方にそ
の下方に溶銑が位置して流出する樋内のそれぞれ
の溶融物のレベルを制御するに至らずスキンマー
側壁のスラグラインやメタルライン相当部の局部
溶損を防止することはできない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、スキンマーの局部溶損を防止し寿命が長い高
炉の出銑樋を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の要旨とするところは次の如くである。
すなわち、高炉に直結して設けられ溶銑と溶滓を
分離するダンパーを内設したスキンマーを有して
成る高炉の出銑樋において、前記スキンマーのダ
ンパーより下流の側壁もしくは底壁にスライデイ
ングノズルを設けたことを特徴とする高炉の出銑
樋である。
本考案の詳細を第1図に図示の実施例により説
明する。スキンマー6には溶銑と溶滓を分離する
ダンパー8が設置されている。溶銑および溶滓は
第4図で説明した如く出銑孔4からスキンマー6
に流入しダンパー8で溶銑のみが分離され溶銑樋
10および案内樋24を経てトピードカー14に
注入される構成である。
本考案の特徴とするスライデイングノズル26
はスキンマー6のダンパー8より下流の側壁に設
けられ摺動用の油圧または電動シリンダー28も
設けられている。スライデイングノズル26の取
付けは第2図に詳細を示す如く溶銑流出ノズル3
0に接続して金枠32、ボルト34を介して設け
られている。本実施例ではスライデイングノズル
26はスキンマー6の側面に設置したが底面に設
置することもできる。
〔作用〕
次に上記の如きスライデイングノズル26を有
する本考案の出銑樋の作用について説明する。ス
キンマー6の溶銑は先端から溶銑樋10に、側壁
のスライデイングノズル26から案内樋24にそ
れぞれ流出し、直下のトピードカー14に排出さ
れる。スライデイングノズル26を操作すること
によりスキンマー6における溶融物の湯面の高さ
を変え、スラグライン20およびメタルライン2
2の高さを変化することにより側壁耐火物18の
溶損を平均化し局部溶損を防止することができ
る。すなわち、具体的にはある状態で出銑を行い
一定期間後スキンマー6の内壁のスラグライン2
0およびメタルライン22が局部的に少し損耗し
た時点でスライデイングノズル26の開度を若干
拡げスキンマー6の溶融物の湯面を下げ、所定期
間経過後、更にスライデイングノズル26の開度
を拡げ湯面を下げこの操作を繰り返すことにより
局部溶損を防止して損耗を平均化することにより
出銑樋の寿命を延長することができた。
本考案の出銑樋を使用した場合と従来の出銑樋
を使用した場合における樋材の原単位の変化を第
3図に示したが、従来例では平均値が0.64Kg/溶
銑tであるのに対し本考案実施例では0.44Kg/溶
銑tと著しく減少することができた。
なお、トピードカー14の如き溶銑容器が複数
の場合は溶銑樋10および案内樋24を曲げて合
流させ、その先端に傾注樋12などの切換装置を
設けたり、更にスライデイングノズル26を増設
するとよい。なおスライデイングノズル26を底
壁に設け、スキンマー6先端の溶銑流出口のレベ
ルを上げ底壁のスライデイングノズル26の開度
を大きくして溶銑樋10への流出を停止したり、
更にスライデイングノズル26を増設して切替機
能を付与すれば傾注樋12を省略することが可能
となるばかりでなく、そのぶん溶銑樋10の溶銑
流出端と受銑容器間の距離を短縮できるので溶銑
温度の低下も防止することができる。
〔考案の効果〕
本考案はスキンマーのダンパー下流の側壁もし
くは底壁にスライデイングノズルを設けてスキン
マーにおける溶融物のレベルを制御することによ
り、局部溶損を防止し耐火物の寿命を延長し樋材
の原単位を低減する効果をあげることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の出銑樋を示す斜視図、第2図
は本考案のスライデイングノズルの取付の詳細を
示す断面図、第3図は従来例と本考案実施例の樋
材原単位の変化を示す線図、第4図は高炉におけ
る出銑樋の作用を示す配置図、第5図は従来のス
キンマー耐火物の溶損状況を示す部分断面図であ
る。 6……スキンマー、8……ダンパー、10……
溶銑樋、12……傾注樋、14……案内樋、26
……スライデイングノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高炉に直結して設けられ溶銑と溶滓を分離する
    ダンパーを内設したスキンマーを有して成る高炉
    の出銑樋において、前記スキンマーのダンパーよ
    り下流の側壁もしくは底壁にスライデイングノズ
    ルを設けたことを特徴とする高炉の出銑樋。
JP10462785U 1985-07-09 1985-07-09 Expired JPS6344442Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10462785U JPS6344442Y2 (ja) 1985-07-09 1985-07-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10462785U JPS6344442Y2 (ja) 1985-07-09 1985-07-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6215558U JPS6215558U (ja) 1987-01-30
JPS6344442Y2 true JPS6344442Y2 (ja) 1988-11-18

Family

ID=30978295

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JP10462785U Expired JPS6344442Y2 (ja) 1985-07-09 1985-07-09

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JPS6215558U (ja) 1987-01-30

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