JPS6232989Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6232989Y2 JPS6232989Y2 JP16776384U JP16776384U JPS6232989Y2 JP S6232989 Y2 JPS6232989 Y2 JP S6232989Y2 JP 16776384 U JP16776384 U JP 16776384U JP 16776384 U JP16776384 U JP 16776384U JP S6232989 Y2 JPS6232989 Y2 JP S6232989Y2
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- Japan
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- hot metal
- refractory
- pig iron
- hollow
- steel rod
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- Expired
Links
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Landscapes
- Blast Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は溶銑樋の残銑抜き口に係り、特に残銑
抜き作業が容易な残銑抜き口に関し、高炉の溶銑
樋に利用される。
抜き作業が容易な残銑抜き口に関し、高炉の溶銑
樋に利用される。
高炉の溶銑樋は、第4図に示す如く高炉2の出
銑孔4から排出される1500℃前後の高温の溶銑や
溶滓を受銑容器6に誘導する装置であり、途中に
ダンパー7が設けられ、溶銑樋8はスタンプ材、
流込み材の溶銑、溶滓に対して耐食性のある耐火
物10で内張りされている。出銑後底部には残銑
12が残留している。
銑孔4から排出される1500℃前後の高温の溶銑や
溶滓を受銑容器6に誘導する装置であり、途中に
ダンパー7が設けられ、溶銑樋8はスタンプ材、
流込み材の溶銑、溶滓に対して耐食性のある耐火
物10で内張りされている。出銑後底部には残銑
12が残留している。
しかし溶銑樋8は耐火物10は永久的なもので
なく、損耗部の定期的または突発的な補修のため
や高炉操業の一時的な停止時には溶銑、溶滓のト
ラブルを避けるため溶銑樋8内に残留している残
銑12を抜く必要がある。
なく、損耗部の定期的または突発的な補修のため
や高炉操業の一時的な停止時には溶銑、溶滓のト
ラブルを避けるため溶銑樋8内に残留している残
銑12を抜く必要がある。
従来の溶銑抜き口を第5図により説明する。樋
金枠14の下方の側壁部および底部は耐火物10
で内張りされ、耐火物10の側壁部下方に約60mm
径の孔16が設けられ、その内部に可塑性に富む
不定形耐火物18が充填され、その外側に押えれ
んが20が設けられている。
金枠14の下方の側壁部および底部は耐火物10
で内張りされ、耐火物10の側壁部下方に約60mm
径の孔16が設けられ、その内部に可塑性に富む
不定形耐火物18が充填され、その外側に押えれ
んが20が設けられている。
従つて前記の理由で残銑12を抜く場合には、
専用の開孔機あるいは酸素を用いて前記の不定形
耐火物18を開孔するのであるが1500℃前後の溶
銑と接し焼成硬化しているため開孔機を使用した
場合は、ドリルの損耗、取り替えの長時間化およ
び衝撃、振動による耐火物10の劣化等の問題点
があつた。また酸素を使用して開孔する場合には
開孔径が必要以上に拡大し、また酸素による耐火
物10の劣化等の問題があつた。
専用の開孔機あるいは酸素を用いて前記の不定形
耐火物18を開孔するのであるが1500℃前後の溶
銑と接し焼成硬化しているため開孔機を使用した
場合は、ドリルの損耗、取り替えの長時間化およ
び衝撃、振動による耐火物10の劣化等の問題点
があつた。また酸素を使用して開孔する場合には
開孔径が必要以上に拡大し、また酸素による耐火
物10の劣化等の問題があつた。
本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、開孔作業が容易でしかも耐火物の劣化を防止
できる溶銑樋の残銑抜き口を提供するにある。
し、開孔作業が容易でしかも耐火物の劣化を防止
できる溶銑樋の残銑抜き口を提供するにある。
本考案の要旨とするところは次の如くである。
すなわち、高炉の溶銑樋内に残留している残銑を
抜くため設けられた溶銑樋の残銑抜き口におい
て、前記溶銑樋の側壁底部に埋設され溶銑の流出
方向と直角に中空部を有する中空耐火物と、前記
中空部の中心に挿入された鋼棒と、前記中空部の
前記鋼棒の周囲空間を充填する砂と、前記中空耐
火物の外側に垂直に設けられた押え用耐火物とを
有して成ることを特徴とする溶銑樋の残銑抜き口
である。
すなわち、高炉の溶銑樋内に残留している残銑を
抜くため設けられた溶銑樋の残銑抜き口におい
て、前記溶銑樋の側壁底部に埋設され溶銑の流出
方向と直角に中空部を有する中空耐火物と、前記
中空部の中心に挿入された鋼棒と、前記中空部の
前記鋼棒の周囲空間を充填する砂と、前記中空耐
火物の外側に垂直に設けられた押え用耐火物とを
有して成ることを特徴とする溶銑樋の残銑抜き口
である。
本考案の詳細を第1図〜第3図に示した実施例
により説明する。樋金枠14は耐火物10で内張
りされているが、耐火物10の側壁底部に溶銑の
流出方向と直角に中空部22を有する中空耐火物
24が埋設されている。この中空部22の下端レ
ベルは溶銑樋耐火物10の底部の上面と一致する
ように設置されている。この中空部22の中心に
約30mm径の鋼棒26が挿入され、その鋼棒26の
周囲空間は砂28を外側から吹付け圧入し、この
砂28で充填されている。また中空耐火物24の
外側には垂直に押え耐火物として例えばれんが2
0が設けられており、下方には残銑用樋30が設
けられている。
により説明する。樋金枠14は耐火物10で内張
りされているが、耐火物10の側壁底部に溶銑の
流出方向と直角に中空部22を有する中空耐火物
24が埋設されている。この中空部22の下端レ
ベルは溶銑樋耐火物10の底部の上面と一致する
ように設置されている。この中空部22の中心に
約30mm径の鋼棒26が挿入され、その鋼棒26の
周囲空間は砂28を外側から吹付け圧入し、この
砂28で充填されている。また中空耐火物24の
外側には垂直に押え耐火物として例えばれんが2
0が設けられており、下方には残銑用樋30が設
けられている。
本実施例では中空耐火物24の外形は丸形とし
たが角形のものを使用することもできる。中空耐
火物24の品質としては1500℃の溶銑、溶滓に耐
えられるように1600℃以上の耐火度と耐酸化性を
有する成形耐火物であることが望ましい。
たが角形のものを使用することもできる。中空耐
火物24の品質としては1500℃の溶銑、溶滓に耐
えられるように1600℃以上の耐火度と耐酸化性を
有する成形耐火物であることが望ましい。
次に上記の如き構成を有する本考案の残銑抜き
口の作用について説明する。
口の作用について説明する。
先ず残銑12を抜くには外側の押えれんが20
をはずし、鋼棒26を酸素で溶解する。鋼棒26
を酸素で溶解するのであるから容易に開口するこ
とができる。鋼棒26が溶解除去されると砂28
の中に鋼棒26が溶解除去された空間が形成さ
れ、その空間を残銑12が通ることによつて周囲
に充填された砂28を崩壊し溶銑と共に外部へ持
ち出すことができる。
をはずし、鋼棒26を酸素で溶解する。鋼棒26
を酸素で溶解するのであるから容易に開口するこ
とができる。鋼棒26が溶解除去されると砂28
の中に鋼棒26が溶解除去された空間が形成さ
れ、その空間を残銑12が通ることによつて周囲
に充填された砂28を崩壊し溶銑と共に外部へ持
ち出すことができる。
砂28が除去されると中空部22から残銑12
が流出し、適切な残銑抜き口の口径を確保しなが
ら残銑12を抜くことができる。
が流出し、適切な残銑抜き口の口径を確保しなが
ら残銑12を抜くことができる。
本実施例においては鋼棒26を酸素で溶解する
ことにより耐火物10に振動や衝撃を与えること
なく容易に開口し適当な孔形を有する中空部22
から残銑12を流出することがてきた。
ことにより耐火物10に振動や衝撃を与えること
なく容易に開口し適当な孔形を有する中空部22
から残銑12を流出することがてきた。
中空部22に鋼棒26を使用せず砂28だけで
充填することも考えられるが、この場合は通常操
作時の出銑中に砂28の中に溶銑が侵入して中空
部22内で固結し、ドリルや酸素溶解による開口
に多大な時間を要するので実施が困難であり、本
考案において鋼棒26は非常に有効に作用してい
ることが判明した。
充填することも考えられるが、この場合は通常操
作時の出銑中に砂28の中に溶銑が侵入して中空
部22内で固結し、ドリルや酸素溶解による開口
に多大な時間を要するので実施が困難であり、本
考案において鋼棒26は非常に有効に作用してい
ることが判明した。
なお、本考案の中空耐火物24、鋼棒26およ
び充填された砂28によつて構成される残銑抜き
口は溶銑樋に通銑しても溶銑流が弱いので樋内側
の溶銑と接する部分が溶損するおそれがない。
び充填された砂28によつて構成される残銑抜き
口は溶銑樋に通銑しても溶銑流が弱いので樋内側
の溶銑と接する部分が溶損するおそれがない。
本考案は、中空部を有する中空耐火物を側壁底
部に埋設し、その中空部に鋼棒を挿入しその周囲
空間を砂で充填する構成としたので、開孔時鋼棒
を酸素溶解し砂の崩壊性を利用することにより、
極めて容易に開孔し残銑抜き作業が短時間でしか
も容易に実施することが可能になると共に、開孔
に際しては耐火物に衝撃、振動を与えることがな
いので溶銑樋の寿命を延長する効果を挙げること
ができた。
部に埋設し、その中空部に鋼棒を挿入しその周囲
空間を砂で充填する構成としたので、開孔時鋼棒
を酸素溶解し砂の崩壊性を利用することにより、
極めて容易に開孔し残銑抜き作業が短時間でしか
も容易に実施することが可能になると共に、開孔
に際しては耐火物に衝撃、振動を与えることがな
いので溶銑樋の寿命を延長する効果を挙げること
ができた。
第1図〜第3図は本考案の実施例の構成を示す
それぞれ平面図、垂直断面図、側面図、第4図は
溶銑樋を示す垂直断面図、第5図は従来の残銑抜
き口を示す垂直断面図である。 8……溶銑樋、10……耐火物、12……残
銑、14……樋金枠、20……押えれんが、22
……中空部、24……中空耐火物、26……鋼
棒、28……砂。
それぞれ平面図、垂直断面図、側面図、第4図は
溶銑樋を示す垂直断面図、第5図は従来の残銑抜
き口を示す垂直断面図である。 8……溶銑樋、10……耐火物、12……残
銑、14……樋金枠、20……押えれんが、22
……中空部、24……中空耐火物、26……鋼
棒、28……砂。
Claims (1)
- 高炉の溶銑樋内に残留している残銑を抜くため
に設けられた溶銑樋の残銑抜き口において、前記
溶銑樋の側壁底部に埋設され溶銑の流出方向と直
角に中空部を有する中空耐火物と、前記中空部の
中心に挿入された鋼棒と、前記中空部の前記鋼棒
の周囲空間を充填する砂と、前記中空耐火物の外
側に垂直に設けられた押え耐火物とを有して成る
ことを特徴とする溶銑樋の残銑抜き口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16776384U JPS6232989Y2 (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16776384U JPS6232989Y2 (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6182946U JPS6182946U (ja) | 1986-06-02 |
JPS6232989Y2 true JPS6232989Y2 (ja) | 1987-08-24 |
Family
ID=30725549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16776384U Expired JPS6232989Y2 (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6232989Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-11-05 JP JP16776384U patent/JPS6232989Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6182946U (ja) | 1986-06-02 |
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