JPH0447Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0447Y2
JPH0447Y2 JP17614286U JP17614286U JPH0447Y2 JP H0447 Y2 JPH0447 Y2 JP H0447Y2 JP 17614286 U JP17614286 U JP 17614286U JP 17614286 U JP17614286 U JP 17614286U JP H0447 Y2 JPH0447 Y2 JP H0447Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
brick
pipe
converter
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17614286U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6381846U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17614286U priority Critical patent/JPH0447Y2/ja
Publication of JPS6381846U publication Critical patent/JPS6381846U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0447Y2 publication Critical patent/JPH0447Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、転炉の炉況観測装置に関する。
(従来の技術) 周知の如く転炉の操業を高レベルでかつ安定し
て行うには、複雑な炉内の状況(以下炉況とい
う)を検出し把握することが重要である。かかる
背景より近年操業中における炉況を検出するため
の方法、装置が数多く提案されている。
例えばその一つとして特公昭58−7166号公報に
示されるように、転炉の側壁を開孔した貫通孔よ
り炉内をテレビカメラで撮影することによつて、
液面レベルを検出する方法等が公知である。
而して該テレビカメラ等の観測具を装着するた
めの前記貫通孔は、従来出鋼口を利用するか或い
は側壁煉瓦を築造したのち、ボーリング加工して
形成されていた。
ところが出鋼口を利用する方法では、出鋼作業
により出鋼口が高熱になるため、出鋼口に挿入す
る観測具への熱影響が大きいこと、また操業中に
溶鋼、スラグ等が付着して、観測具を損傷させる
事故が発生しやすく、一方ボーリング加工による
方法では、加工時の振動による目地の緩み等によ
り、側壁煉瓦の構造物としての強度が低下する等
の問題があつた。
一方本出願人は上述の問題点を解決するため、
実開昭60−113359号公報に示されるように、貫通
孔を備えた単一または組合わせブロツクからなる
炉内側壁ワーク煉瓦と;炉外から炉内方向に装入
させた観測円筒煉瓦と;前記ワーク煉瓦に前記円
筒煉瓦を当接せしめる支持金物からなる転炉炉況
観測装置を先に提案した。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記ワーク煉瓦は転炉内高温雰
囲気にさらされていること、及び転炉精錬中に溶
鋼やスラグの飛散付着による浸食を受ける等のた
め、前記提案の炉況観測装置を使用した場合で
も、使用中に貫通孔内径が拡大溶損することは避
けられなかつた。
従つて炉稼動中、例えば第5図に示すような鋼
製もしくはセラミツク製の補修用円筒10を炉外
より挿入し、前記ワーク煉瓦残存部4と前記補修
用円筒10との隙間に、粉末耐火物補修材11を
吹付けるか、もしくはその他の方法で耐火物補修
材11を充填するか、何れかの補修を定期的に実
施する必要があつた。
更に炉稼動末期においては、前記ワーク煉瓦4
が凹状に消耗するため、周辺煉瓦とのせり拘束力
が劣弱化し、煉瓦脱落の原因にもなつていた。
本考案は本出願人が先に提案した考案を更に改
善し、補修頻度を低減させ且つ煉瓦脱落を防止
し、炉稼動末期まで炉況観測孔を安定的に保持し
つつ正確な炉況観測を可能ならしめる為の前記ワ
ーク煉瓦構造を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段、作用) 本考案の一実施例を示す第1図に基づき、問題
点を解決するための手段を説明する。
第1図は前記炉況観測孔が設置された転炉炉肩
部の部分拡大断面図である。
第1図において、1は転炉炉体鉄皮で、炉体鉄
皮1の内側にはパーマ煉瓦2及びウエアー煉瓦3
からなる転炉側壁煉瓦23が構築されている。4
はその内部に貫通孔5を備えた本考案の炉内側壁
ワーク煉瓦である。
その概略の構造は貫通孔5の周囲に配設したガ
スプール管41と、同じく前記貫通孔の長さ方向
に先端が炉内に開口し、後端を前記ガスプール管
に連接させた複数の小径金属管パイプ42と、前
記ガスプール管に溶接したガス導入管43(第2
図)を、それぞれワーク煉瓦内に埋込んで構成し
ている。
またワーク煉瓦4の材質はマグドロ煉瓦、マグ
ネシアカーボン煉瓦、或いはその他の塩基性煉瓦
の中から適宜選定すればよいが、加工の容易性等
からマグネシアカーボン煉瓦を用いるのが望まし
い。
6は前記ワーク煉瓦4の炉外側に当接する観測
用円筒煉瓦であつて、炉体鉄皮1に固着された支
持金具7を介して炉外から炉内方向に挿入され、
かつワーク煉瓦4に当接した状態に支持されてい
る。
第2図は前記ワーク煉瓦4の拡大断面図であ
る。
第2図により本考案のワーク煉瓦4の構造を詳
細に説明する。ワーク煉瓦4は内部に炉内観測用
貫通孔5を有している。そして貫通孔5の周囲長
手方向に貫通孔に併設して、先端はワーク煉瓦の
炉内側端面まで延出させ、後端が後述するガスプ
ール管41に溶接された複数本の金属性パイプ4
2を、相互に間隔を持つように埋込んでいる。
金属性パイプの内径及びその数量は、冷却に要
するガス流量からの配管圧損や、操業中に生じる
地金やスラグの浸透を考慮して決定すれば良い。
本考案者等の経験によると金属性パイプ径dは1
〜10mmが望ましい。
一方ガスプール管41は前記小径金属管42に
冷却用ガスを供給することを目的とするため、そ
の材質は通常鋼製のものを使用するが、耐熱性が
高く加工性の優れたステンレス鋼の使用が望まし
い。
ガスプール管41は実施例で後述するように、
前記鋼板を加工して製造するが、管内径Hは通常
5〜20mmの範囲のものを使用する。そしてガスプ
ール管41の上面は前記金属性パイプ42が溶接
され、下面には図示していないガス供給管と接続
するための導入管43が溶接されており、圧力調
整された冷却ガスを金属パイプ42を通じて均一
に流す役目を果たしている。
またガス導入管43は、外部のガス供給設備か
ら鉄皮一部を開口して導入し、前記ガスプール管
41の下面に溶接する。ガス導入管43の径D
は、ガス流量と配管圧損により決定するが、炉体
鉄皮の開口面積に関係するので、極力小さく成る
よう設計することが望ましい。
以上のように構成されたワーク煉瓦を転炉炉肩
部のウエアー煉瓦として使用し、貫通孔周囲に配
設した金属性パイプを通じて、不活性ガスで均一
に冷却することにより、煉瓦溶損速度を著しく低
下させる作用を有する。
(実施例) 容量が175tの転炉に本考案を実施した。本実施
例では第3a図〜第3c図に示すように、転炉1
0が操業時等の垂直状態(第3a図)及び出鋼時
(第3b図)、受銑時(第3c図)等の傾倒状態の
いずれにおいても、溶鋼13に浸漬されない非浸
漬部14の炉肩部に観察孔8を設けた。
非浸漬部14はトラニオン軸15の突設された
側部に形成され、前記観察孔8は炉口より約
2.7mの距離に設けた。ワーク煉瓦4の全体重量
は420Kgであつた。
ワーク煉瓦の材質は観察孔8が炉外へ連通して
おり、表面温度が急激に変化するため耐熱衝撃性
を発揮させるうえから、マグネシアカーボン煉瓦
(カーボン含有量が約20%)を用いた。
前述した第2図に本考案を実施したワーク煉瓦
の拡大断面図を示したが、本実施例では、ガスプ
ール管41はステンレス鋼板を溶接加工して製作
し、内径は20mmとした。小径金属管42は内径が
4mmΦ、外径が7mmΦのステンレス鋼管を60本用
い、前記ガスプール管上面にほぼ等間隔で溶接し
た。一方ガス供給管43は25Aの圧力配管用鋼管
を使用した。
ワーク煉瓦4の製造工程は以下の方法によつて
実施する。まず該ワーク煉瓦成形型枠の中に耐火
材を充填すると共に、小径金属管42を予め設定
した間隔で配置する。その後大型プレス機で成形
加工し硬化後、カツターで外径規定寸法に切断し
外面を研磨加工仕上する。
次に内径面を加工、研磨した後、前記金属性パ
イプの後端を耐火材面から露出させると共に後端
面を研磨仕上げする。
次はガスプール管41を取りつける工程で、予
め側壁高さが20mmで外径が550mmに加工されたス
テンレス鋼板を、ガスプール管の上面として用い
るため、貫通孔周囲に配設すると共に前記小径金
属管42を溶接する。
その後予めガス導入管43を溶着した底板を前
記ステンレス鋼板に溶接してガスプール管41を
形成する。最後に炉内側に露出した金属パイプの
先端の掃除、手入れを行い、側壁ワーク煉瓦4a
の製造は完成する。
次に転炉ウエアー煉瓦の築造法は、予め製作し
ていたワーク煉瓦4bと組み合わせて一体化し、
側壁ワーク煉瓦として前記第1図に示したように
築造した。
一方円筒煉瓦6は炉外側に位置するため、耐熱
衝撃性より構造体としての強度が要求されること
から、高Al2O3系キヤスタブルを加圧成形して製
造した。又本実施例では冷却ガスとしてN2を使
用し、圧力1.3Kg/cm2、流量100Nm3/Hで精錬期
間中継続して流し続けワーク煉瓦全体を冷却し
た。
また第4図は本考案の他の実施例を示したもの
である。
(考案の効果) 本考案による側壁ワーク煉瓦を用いた炉況観測
装置では、ワーク煉瓦炉内側表面が均一に冷却さ
れることにより、従来のものに比べて煉瓦溶損速
度が著しく低下し、観察孔内径の溶損が大幅に減
少した。その結果ワーク煉瓦補修頻度は非常に少
なくなり、観測具の損傷も著しく少なくなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は炉況観測孔が設置された転炉炉肩部の
部分拡大断面図、第2図はワーク煉瓦4の拡大断
面図、第3a,3b,3c図は観察孔の設置部位
を示す転炉の断面図、第4図は本考案の他の実施
例の一例を示した断面図、第5図はワーク煉瓦損
傷部の補修方法の一例を示した断面図である。 1……炉体鉄皮、2……パーマ煉瓦、3……ウ
エアー煉瓦、4……ワーク煉瓦、5……貫通孔、
6……円筒煉瓦、7……支持金具、8……観察
孔、41……ガスプール管、42……小径金属
管、43……ガス導入管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 転炉炉肩部に配設され、炉外から炉内方向に挿
    入された観測円筒煉瓦と連通する貫通孔を備えた
    炉内側壁ワーク煉瓦と、該側壁ワーク煉瓦に前記
    円筒煉瓦を当接せしめる支持金具とからなる転炉
    炉況観測装置において、前記炉内側壁ワーク煉瓦
    内に、前記貫通孔の長さ方向に沿い、且つ該貫通
    孔を囲んで先端が炉内に開口する複数の小径金属
    管と、該各小径金属管の後端と連通可能に接続し
    たガスプール管と、該ガスプール管に外部のガス
    供給管と接続する導入管とを埋設したことを特徴
    とする転炉炉況観測装置。
JP17614286U 1986-11-18 1986-11-18 Expired JPH0447Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17614286U JPH0447Y2 (ja) 1986-11-18 1986-11-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17614286U JPH0447Y2 (ja) 1986-11-18 1986-11-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6381846U JPS6381846U (ja) 1988-05-30
JPH0447Y2 true JPH0447Y2 (ja) 1992-01-06

Family

ID=31116107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17614286U Expired JPH0447Y2 (ja) 1986-11-18 1986-11-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0447Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6381846U (ja) 1988-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009062601A (ja) 溶解炉の出銑口構造およびその補修方法
CN111659870A (zh) 一种离心轧辊模铸造工装及其铸造工艺
JPH0447Y2 (ja)
JP5393231B2 (ja) 浸漬管
JP3894502B2 (ja) 溶融金属へのガス吹込みノズル及びその使用方法
JPH0630834Y2 (ja) 溶融金属容器用ガス吹込み羽口構造
JP5920026B2 (ja) 転炉底吹き羽口の熱間設置方法
AU732248B2 (en) Pouring tube structure and assembly
JP4704315B2 (ja) 金型の補修方法
CN206308387U (zh) 一种rh真空室底部砌筑结构
JP2000094098A (ja) タンディシュ注入管
JPH0247211A (ja) 高炉炉体保護壁
JPH0689394B2 (ja) 転炉の出鋼孔の補修用治具および出鋼孔の補修方法
JP3018030B2 (ja) ストッパーの再使用方法及びこれに使用するストッパー
CN212404150U (zh) 一种转炉出钢口侵蚀部位修补工具
CN215786607U (zh) 一种分体式镁合金锭模
RU2766401C1 (ru) Устройство для донной продувки жидкого металла газом в ковше
JPS6214113Y2 (ja)
JP2544719Y2 (ja) 溶融金属容器のガス吹込みノズルの羽口構造
JPS6232989Y2 (ja)
JPS6028680Y2 (ja) 溶融金属処理用ガス吹込みランス
RU2060106C1 (ru) Разливочный ковш
JPH02431Y2 (ja)
JPH101714A (ja) 溶融金属処理用浸漬管
AU769455B2 (en) Improvements in repair of aluminium smelting apparatus