JPS6039009A - 連鋳鋼片の切断方法 - Google Patents

連鋳鋼片の切断方法

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JPS6039009A
JPS6039009A JP14669783A JP14669783A JPS6039009A JP S6039009 A JPS6039009 A JP S6039009A JP 14669783 A JP14669783 A JP 14669783A JP 14669783 A JP14669783 A JP 14669783A JP S6039009 A JPS6039009 A JP S6039009A
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宇都宮 康志
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Accessories And Tools For Shearing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連鋳スラブ或は、連鋳ブルーム等の鋼片や、ア
ルミニウム板等の切断方法に係シ、更に詳しくは、刃先
の細った一対の刃を鋼片等の被切断材を挾んで対向させ
て配し、双方の刃を被切断材に食い込ませて被切断材を
切断させる時に、刃を挾んだ両側の被切断材を確実に切
断分離させうるようにした鋼片等の切断方法に関するも
のである。
従来から、被切断材として2例えば、連鋳スラブ等の鋼
片を切断させる場合に有効な方法として。
例えば第1図(々)に示すように、刃先が細った刃とし
て、一対のV形刃4,4同士を鋼片ろを挾んで対向させ
て配し、この■形刃4,4同士を鋼片ろへ食い込ませて
鋼片ろを切断させる方法が採用されていた。
この切断方法によれば、鋼片6の切断端3aは。
第1図(b)に示すように切断されると同時に先細形に
予成形され、かつ、切断バIJ 3 bが板厚中央部に
発生し、従来から一般的に行なわれている矩形刃同士を
すれ違いさせて鋼片を剪断力により切断させる場合のよ
うに、切断パリが切断端の鋼片の表面に発生するような
ことがない。
従って、この切断された鋼片を圧延機へかけて圧延した
時に、前記のように切断端が先細形に予成形されている
ため、圧延された製品の前後端に発生する幅拡がり、オ
ーバラップ等のクロップ量を極めて少なくすることがで
きると共に、前記のように切断バIJ 3 bは鋼片6
の板厚中央部において発生するため、圧延された製品の
前後端に発生するヘゲ疵によるクロップ量をも大幅に少
なくできるため、製品の歩留りを著しく向上させること
ができるという優れた利点がある。
さらに、この切断方法によれば、前記したように鋼片ろ
の切断端ろaは切断されると同時に先細形に予成形され
るため、従来のように鋼片の切断作業と、この切断され
た鋼片の切断端を先細形に改めて予成形させる作業を別
々に行なう必要がなくなるため9作業効率の向上が計ら
れ、一方、この切断された鋼片ろをローラテーブルで搬
送させる時に、切断端3aが先細になっているためロー
ラへのつつかけが無くなると共に、さらに圧延ロールへ
の噛み込み性も向上して、より安定した搬送、圧延作業
を可能にする。
このように、刃先が細った刃として1例えば一対の■形
刃4,4同士を互に鋼片ろに食い込ませて鋼片6を切断
させる方法は非常に優れた効果がある。
ところが、このように刃先が細った刃物同±4゜4を対
向させて鋼片6へ食い込ませて鋼片ろを切断させる場合
に、双方の刃4,4の頂点4a+4aが互いに鋼片ろの
板厚の略中央部に達して、切断を完了させる時点におい
て、頂点4a+4a同士を互にぶつかり合わせるか、あ
るいは刃4を挾んで鋼片3に機械的手段により引張力を
与える〔第1図(a)中に符号Gで示す矢印方向〕等し
て、刃4゜4の頂点4a+4a同士に挾まれる鋼片乙の
最終切断部3Cを完全に刃4,4で切断させるようにし
たり、あるいは、前記最終切断部3Cを引きちぎらせて
、鋼片ろを完全に分離させたりする必要があった。特に
、連鋳スラブ等の1例えば1000度C程度の高温で鋼
片自体に粘シ気のあるよう々鋼片においては、頂点同士
をぶつかり合う直前まで近づけても鋼片が切り離され難
いため、前記のよう身方法を似って鋼片を完全に切り離
さざるを得ない状況であった。
このように、一対の刃の頂点同士をぶつかり合わせて切
断を完了させれば、刃の頂点が摩耗したり、衝突により
変形したりして刃物自体の寿命を著しく低下させること
になり、結果的に切断作業能率をも低下させる原因とな
っていた。
また、刃の頂点同士がぶつかり合う直前に機械的に鋼片
を引きちぎらせて、刃の頂点同士の衝突を防ぎうるよう
にした方法は、設備およびその制御方法が複雑になる等
の欠点があった。
本発明は、これらの欠点を除去すべくなされたもので、
極めて簡単な構成の切断方法により、鋼片等の被切断材
を完全に切断分離させうるようにし、刃先が細った一対
の刃を被切断材に食い込ませて被切断材を切断させる場
合の前記したような優れた効果を充分に引き出しうるよ
うにしたものである。
このため9本発明では、それぞれ刃先が細っており、か
つ、少なくとも一方の刃の根本側に、鋼片等の被切断材
を抑える抑え部を有した一対の刃を被切断材を挾んで対
向させて配し、この一対の刃を被切断材へ食い込ませて
ゆき、切断の最終過程で、前記少なくとも一方の刃に設
けた抑え部で。
刃を挾んで切断分離する少々くともどちらか一方側の被
切断材を刃の食い込み方向へ強制的に押し込み、被切断
材を互いに刃の食い込み方向へ食い違わせて切断させる
ようにした。
次に1本発明を、第2図および第5〜7図に示した実施
例により詳細に説明する。
まず、第2図に示した実施例から説明する。なお、第2
図(A)〜(C)は切断順序を示すものである。
第2図(A)において、切断すべき鋼片6を挾んで上下
方向に、上刃1と下刃2とが一対、対向させられて配さ
れている。そして、上刃1と下刃2は、それぞれ刃の根
本側に鋼片3の表面3bと平行に設けた鋼片ろを抑ちる
鋼片抑え部1aおよび2aを有しており、かつ、鋼片6
へ食い込む上刃1の刃部1Cおよび下刃2の刃部2Cは
それぞれ刃先が細ったV形状に形成されている。
一方、一対の上刃1および下刃2は、それぞれの刃の頂
点1bおよび2bを通る刃の鋼片ろへの食い込み方向の
軸線1dおよび2dを、互いにその直角方向へ距離eだ
けずらし、すなわち頂点1bと2bとを距離eだけオフ
セットさせ、かつ。
上刃1および下刃2の前記鋼片抑え部1aおよび2aを
、互いに反対方向に位置させた状態で配されている。
また、上刃1と下刃2の鋼片抑え部1aおよび2aは、
それぞれ刃の頂点1bおよび2bから同一距離りの位置
に形成させる。
この鋼片抑え部1a+2aの頂点1b、2bからの距離
りは3例えば次のようにして決定すると良い。
一般に、鋼片抑え部1a+2a等を有しない1例えば、
第1図(a)に示すような形状をしたV形状の刃で鋼片
を切断させる時の刃に必要な切断力の変化は第6図に示
すような曲線となる。すなわち、おのおのの刃の頂点が
板厚のA%に達した時点で切断力が最大になシ(曲線の
a点)、それ以降は、刃の頂点は更に食い込んでいくが
、上刃と下刃の頂点同士に挾捷れた鋼片の未切断部にく
びれが発生し始めて切断力は下降する。そして、刃の頂
点同士が互いに近づき合って、板厚のB%に達した時点
で9例えば鋼片に引張力を与えて鋼片を引きちぎらせて
破断させる(曲線のb点)3.このA係、B係の値は1
例えば、温度900〜1000度Cの鋼片に対して、刃
先角が60〜90度の一対の■形状刃で切断させる場合
、A−ろ5〜46チ。
B−40〜48係である。
従って2例えば1本発明に係る刃の最大切断力を従来の
V形状刃と同等に保ちたい場合には1以上のような、従
来からの一対のV形状刃による鋼片の切断時の、刃に必
要な切断力の変化に鑑みて。
本発明に係る刃の鋼片抑え部1aあるいは2aの位置を
決定することが望ましい。
すなわち2本発明に係る刃の鋼片抑え部1aあるいは2
aの頂点1bあるいは2bからの距離りは、少なくとも
従来の■形状の刃により切断させる時の最大切断力りを
保つことができる距離にする。すなわち、刃の頂点1b
、2b同士がそれぞれ板厚のA%に達した時に切断力が
最大になるように距離りを決定する。距離りがA%に相
当する距離よりも小さい場合は、鋼片にくびれが発生す
る以前に刃の鋼片抑え部1a+2aが鋼片己の表面6b
に当接して、上刃1と下刃2とで鋼片ろを剪断させるよ
うになるだめ、従来よりも最大切断力が大きくなって好
ましくない。逆に、距離りが大きすぎると、切断の最終
過程で鋼片を強制的にたがい違いにさせる効果が少なく
なり、頂点1b、2b同士も互に相手の刃部2 C,I
 Cに接触し勝手となる。
従って、最大切断力りは従来と変えないで、鋼片を切断
させるためには、おのおのの刃1,2の頂点1b、2b
と鋼片抑え部1a+2aとの距離りは。
少なくとも板厚のA%に相当する距離とし、より好まし
くは、A%に相当する距離よりもやや大きくする。これ
は、最大切断力を確実に従来の最大切断力りと同等に保
つためである。勿論、この場合、刃先角 も従来の■形
状の刃と同一とする。
従って2例えば温度900〜1000度Cの鋼片に対し
て、刃先角60〜90度の上刃1.下刃2の頂点11)
、2bと鋼片抑え部1a+2aとの距離りは、それぞれ
板厚の56〜45%に設定することが好ましい。
このようにして形成させた本発明に係る一対の上刃1.
下刃2を、第2図(A)に示した状態から鋼片ろに対し
て、それぞれ進行させてゆき、鋼片3に食い込ませて切
断させてゆく。この時、第4図に示すような切断力曲線
をたどって双方の刃1.2が食い込んでいくようにする
。なお、第4図の切断力曲線は、上刃1あるいは下刃2
の頂点1bあるいは2bと鋼片抑え部1aあるいは2a
との距離りをおのおの板厚のA%に相当する距離よりも
やや大きくした場合を示すものである。すなわち、上刃
1と下刃2とが鋼片6に食い込んでゆき、上刃1の頂点
1bと下刃2の頂点2bとが。
それぞれ板厚のA%に相当する深さに食い込んだ時に切
断力が最大になり(第4図の曲線のa点)。
鋼片3のまだ切断されていない部分にくびれが発生し始
める。そして、更に、双方の頂点1bと2bとが進行し
てゆくが、切断力はa点を境として下降し始める。そし
て、双方の頂点1bと2bとが、それぞれ板厚のA%に
相当する深さよりもわずかに進行した点のc%に相当す
る深さに達しだ時点で(第4図の曲線の0点)、第2図
(B)に示すように上刃1と下刃2の鋼片抑え部1aお
よび2aがそれぞれ鋼片ろの表面ろbに当接し。
」二刃1と下刃2とは更に進行して、第2図(B)にお
いて、刃1,2を挾んでそれぞれ上刃1は左側の鋼片ろ
を押し下げ、下刃2は右側の鋼片ろを押し上げて、鋼片
乙を互いに食い違わせる。このため、切断力は第4図の
曲線C点を過ぎて、わずかにに昇するが、上昇限のd点
における切断力は鋼片3の切断されていない部分はくび
れを生じているため、最大切断力りとほぼ同等か、それ
以下に保つことができる。そして、−ト刃1と下刃2の
頂点1bおよび2bが、前記d点を越えると鋼片ろの切
断されていない部分の破壊が急激に進行し。
切断力が減少し、第4図の曲線の7点で鋼片ろが完全に
切り離なされて切断が完了する。この時。
第2図(C)に示すように、上刃1と下刃2の頂点1b
、2b同士が互いに、その進行方向に所望量fだけ食い
違い合って、しかも一方の刃の頂点が他方の刃の刃部に
互いに接触しない状態で切断を完了させる。そして、刃
1,2を挾んで左右の鋼片ろはそれぞれ上下方向に距離
り、たけ食い違わせられる。
このように2本実施例は、上刃1.下刃2の鋼片抑え部
1a+2aにより、切断最終過程で刃に挾まれた両側の
鋼片3同士を互いに刃の進行方向へ食い違わせ、しかも
上刃1と下刃2の頂点1b、2bを互いにその進行方向
に食い違わせて切断を完了させるようにしたので、より
確実に鋼片ろを切り離すことができる。従って、この方
法は1例えば粘り気の強いような切断分離の困難な鋼片
の切断に対して非常に有利である。そして、前記したよ
うな方法で鋼片の切断に必要な最大切断力は従来のV形
状の刃による最大切断力とほぼ同等に保ったままで鋼片
を確実に切断分離させるようにすれば、切断装置の容量
は従来のままで良く、刃のみを取替えるだけで良いので
経済的である。また・切断作業の能率を著しく向上させ
ることができる。
なお2以上は、第2図(A)〜(0)のように。
刃2の頂点2bを刃1の頂点1bよりも右側にずらせた
場合を説明したが、これは逆の側にずらせた状態とさせ
ても良い。
次に、他の実施例を、第5〜7図に基づいて説明する。
捷ず、第5図に示すものは、上刃1と下刃1とがそれぞ
れ鋼片抑え部1a+2aを有しており、それぞれ上刃1
と下刃2の頂点ib、2bを通る刃の進行方向の軸線を
一致させ、すなわち頂点11)、2bのオフセント量を
零にした状態で、上刃1と下刃2とを鋼片乙に食い込ま
せて鋼片を切断させる方法を説明するものである。なお
、この第5図は切断完了時の状態を示すものである。
この方法は、前記したような刃の頂点同士を互いにその
進行方向と直角な方向にずらせて切断させる場合のよう
に、切断最終過程で鋼片を刃の進行方向へ食い違わせる
量を多くは採れないが、上刃1と下刃2の鋼片抑え部1
a+2aの位置を9例えば、前述の切断方法と同様に、
それぞれの頂点1bおよび2bから、少なくとも刃部1
0,2Cが鋼片へ食い込んで最大切断力pが生じる時の
鋼片乙への頂点1b、21)の食い込み深さく板厚のA
%)に相当する距離りとするとともに、上刃1と下刃2
の鋼片抑え部1a+2aにより、それぞれ、第5図にお
いて、左側の鋼片3を下方に押し下げ、右側鋼片ろを上
方に押し上げて刃1,2に挾まれた左右の鋼片6を、そ
れぞれ刃1,2の進行方向に食い違わせてゆき、上刃1
と下刃1の頂点1b、2b同士の間隔を保った位置で鋼
片を完全に切り離すことができる。切断完了時には、刃
1,2を挾んで左右の鋼片6はそれぞれ上下方向に距離
h2 だけ食い違わせられる。この方法による切断力曲
線は第4図の切断力曲線とほぼ同一である。この方法は
粘り気が余り強くない鋼片を確実に切断分離させるのに
有利な切断方法と言える。
次に、第6図に示した実施例を説明する。
この切断方法は、上刃1のみが鋼片抑え部1aを有して
おり、下刃2は鋼片抑え部を有しない従来型のV形状の
刃を、それぞれ上刃1および下刃2の刃の頂点1bおよ
び2bを通る刃の鋼片への食い込み方向の軸線1dおよ
び2dを、互いにその直角方向に距離eだけずらし、す
なわち頂点1b、2bを互いに距離eだけオフセットさ
せた状態で、鋼片6を挾んで対向させて配し、上刃1と
下刃2とを鋼片ろに食い込ませて、鋼片ろを切断させる
ものである。
なお、第6図は切断完了時の状態を示すものである。
上刃1の鋼片抑え部1aと頂点1bとの距離りは例えば
、前述の実施例と同様に、少なくとも最大切断力りが生
じる時の頂点1bの鋼片ろへの食い込み深さく板厚のA
%)に相当する距離とする。
このように構成させた上刃1と下刃2とを鋼片6へ食い
込ませて鋼片ろを切断させていき、切断の最終過程で」
二刃1は、その鋼片抑え部1aで第6図において刃を挾
んだ左側の鋼片6を下方に押し下げる。この時、頂点1
b、2bに挾まれた鋼片乙のまだ切断されていない部分
は破壊が急激に進行してゆく。そ[7て、頂点1bと2
bとが、その進行方向に所望量fだけ食い違い合って、
しかも一方の刃の頂点が他方の刃の刃部に互いに接触し
ない状態で刃を挾んだ左右の鋼片6は完全に切り離され
て、切断を完了させる。この時、刃1,2を挾んで左右
の鋼片6はそれぞれ上下方向に距離h3だけ食い違わせ
られる。
なお2以上は、上刃1に鋼片抑え部1aを設けた場合を
説明したが、これは、下刃2にのみ鋼片抑え部を設けて
鋼片を切断させることもできる。
また、頂点1bと2bとの、刃の進行方向と直角方向の
ずれ方向は、第6図に示すものと逆方向にさせても良い
次に、第7図に示す実施例について説明する。
この切断方法は、上刃1のみが鋼片抑え部1aを有して
おり、下刃2は鋼片抑え部を有しない従来型の■形状の
刃とし、それぞれ上刃1と下刃2の頂点1b、2bを通
る刃の進行方向の軸線同士を一致させた状態で・すなわ
ち・頂点1b・2bのオフセット量を零にした状態で、
鋼片ろを挾んで上刃1と下刃2とを対向させて配し、上
刃1と下刃2とを鋼片6に食い込ませて鋼片6を切断さ
せるものである。
上刃1の鋼片抑え部1aと頂点1bとの距離りは1例え
ば、前述の実施例と同様に、少なくとも最大切断力りが
生じる時の頂点1bの鋼片ろへの食い込み深さく板厚の
A%)に相当する距離とする。
なお、第7図は切断完了時の状態を示すものである。
このように構成された上刃1と下刃2とを鋼片ろへ食い
込ませて鋼片ろを切断させていき、切断の最終過程で上
刃1はその鋼片抑え部1aで第7図において刃を挾んだ
左側の鋼片6を下方に押し下げる。この時、頂点1b、
2bに挾まれた鋼片ろのまだ切断されていない部分は破
壊が急激に進行する。そして、頂点1bと2bとが更に
食い込んで、この頂点1bと2b同士が接触しない位置
で鋼片ろの切り離しを完了させるようにする。この時、
刃1,2を挾んで左右の鋼片ろはそれぞれ上下方向に距
離h4だけ食い違わせられる。
この方法は、第6図に示した実施例はどには鋼片6を刃
の進行方向へ食い違わせることはできないので、比較的
に粘り気の少ない鋼片を切断させるのに有利な方法であ
る。
なお9以上は上刃1に鋼片抑え部1aを設けた場合を説
明したが、これは下刃2にのみ鋼片抑え部を設けて鋼片
を切断させるようにすることもできる。
なお・本発明に係る刃の鋼片抑え部の刃の頂点からの距
離りは2本実施例の如く、少なくとも。
従来の■形状の刃により切断させる時の最大切断力が保
てる距離にする場合等に限られるものではなく2例えば
、切断装置の切断容量、能力に余裕を持たせられる場合
には、距離りは更に小さくしても良い。
また、同様に切断装置の切断容量、能力に余裕がある場
合には、刃先角を従来の■形状刃よりも大きくして、刃
部の斜面により、鋼片へより大きな歪を作用させ、切断
時期を早めて、くびれを早く発生させるようにすれば、
刃の頂点と鋼片抑え部との距離を小さくすることができ
て、切断完了時に刃の頂点同士、あるいは一方の刃の頂
点と他方の刃部との距離に余裕をもたせることができ。
より確実に鋼片を切断分離させることができる。
そして、切断の最終過程で鋼片を抑える鋼片抑え部とし
て、刃の根本側に切断する鋼片の表面と平行に設けた抑
え部とした場合を説明したが、これは、この抑え部と同
じ位置の刃にローラを回転自在に取付ける等したもので
あっても良い。
また2以上説明した刃部の形状は、左右対称形のV形状
の刃の場合を例にとったが9本発明に係る刃の形状はこ
れに限定されるものでなく2例えば左右が非対称の刃部
を有したもの、刃の先端部から根本方向にかけて2段あ
るいは6段等、複数段の刃部を有し、かつ、それぞれの
刃部のなす角度を刃の先端部から根本方向にかけて順次
大きく々るようにした多段形の刃、あるいは刃の頂点が
とがったものに限らず、丸みをつけたものや2面をとっ
たもの等であっても良い。
(19) さらに、被切断材としては、連鋳スラブ等の鋼片に限ら
ず、連鋳ブルーム、鋼板の金属材料やアルミニウム板等
の非金属材料であっても良い。
このように1本発明の鋼片等の切断方法は、それぞれ刃
先が細っており、かつ、少なくとも一方の刃の根本側に
鋼片等の被切断材を抑える抑え部を有した一対の刃を被
切断材を挾んで対向させて配し、この一対の刃を被切断
材へ食い込ませてゆき、切断の最終過程で前記少なくと
も一方の刃に設けた抑え部で、刃を挾んで切断分離する
少なくともどちらか一方側の被切断材を刃の食い込み方
向へ強制的に押し込み、被切断材を互いに刃の食い込み
方向へ食い違わせて切断させるようにしたので、極めて
簡単な構成の切断方法により切断すべき鋼片等の被切断
材を確実に切断分離させることができる。特に2本発明
方法を粘り気のある被切断材の切断に適用すれば、切断
の最終過程で。
ねばついて切り離し難い最終切断部を完全に分離させる
ことができ、その効果を一層大きく発揮できる。そして
、刃先が細った一対の刃を被切断材(20) へ食い込ませて切断させる場合の優れた効果を充分に引
き出すことができる。す々わち、切断されると同時に被
切断材の切断端が先細形に予成形されるため、従来のよ
うに被切断材の切断作業と。
この切断されたものの切断端を改めて先細形にさせる作
業を別々に行なわなくても良く1作業効率を向上させる
ことができる。また、切断された被切断材をローラテー
ブルで搬送させる時に、切断端が先細になっているので
、ローラへのっツカケが無くなり、さらに圧延ローラへ
の噛み込み性も向上してより安定した搬送、圧延作業が
できる。
さらに、切断された被切断材を圧延機で圧延した時に、
製品の前後端に発生する幅拡がり、オーバラップ、ヘゲ
疵等によるクロップ量を大幅に減小させることができる
ため、製品の歩留りを著しく向上させることができる。
また、刃の頂点同士を接触させることがないので、刃の
寿命を向上させることができ9作業能率を一層向上でき
る。そして、刃に設ける抑え部と頂点との距離を、少な
くとも刃部が被切断材に食い込んで最大切断力が発生す
る時の食い込み深さと同等の距離にすれば、切断最終過
程で被切断材を刃の食い込み方向へ押し込んで被切断材
を剪断させるだめの余分な切断力は必要とせず、従来の
切断装置において、刃のみを交換するだけで本発明の鋼
片等の切断方法を実施させることができるため、切断装
置を大型化させる必要はなく経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は従来の切断方法を説明する図。 第1図(b)は第1図(a)に示す方法で鋼片を切断さ
せた場合の切断端の形状を示す図、第2図(A)〜(C
)はそれぞれ本発明に係る鋼片等の切断方法の一実施例
を切断順序毎に説明する図。 第3図は従来の切断方法により鋼片を切断させる時の、
刃の食い込み量と刃の必要切断力との関係を示すグラフ
、第4図は、第2図に示す鋼片の切断方法における刃の
食い込み量と刃の必要切断力との関係を示すグラフ、第
5図、第6図、第7図は、それぞれ本発明に係る鋼片等
の切断方法の他の実施例を示す図である。 1・・・上刃+ 1a・・・鋼片抑え部、2・・・下刃
、2a・・・鋼片抑え部、6・・・鋼片、1b、2b・
・・刃の頂点+ 1c+2c・・・刃部。 特許出願人 宇部興産株式会社 (23) 57− 吠C込蛾嘗蓋く 96シib+寡寥々

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. それぞれ刃先が細っており、かつ、少なくとも一方の刃
    の根本側に、鋼片等の被切断材を抑える抑え部を有した
    一対の刃を被切断材を挾んで対向させて配し、この一対
    の刃を被切断材へ食い込ませてゆき、切断の最終過程で
    前記少なくとも一方の刃に設けた抑え部で、刃を挾んで
    切断分離する少なくともどちらか一方側の被切断材を刃
    の食い込み方向へ強制的に押し込み、被切断材を互いに
    刃の食い込み方向へ食い違わせて被切断材を切断させる
    ことを特徴とする鋼片等の切断方法。
JP14669783A 1983-08-12 1983-08-12 連鋳鋼片の切断方法 Granted JPS6039009A (ja)

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