JPS6036896Y2 - 電力増幅回路 - Google Patents

電力増幅回路

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JPS6036896Y2
JPS6036896Y2 JP9367379U JP9367379U JPS6036896Y2 JP S6036896 Y2 JPS6036896 Y2 JP S6036896Y2 JP 9367379 U JP9367379 U JP 9367379U JP 9367379 U JP9367379 U JP 9367379U JP S6036896 Y2 JPS6036896 Y2 JP S6036896Y2
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JP
Japan
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transistor
base
emitter
resistor
circuit
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JP9367379U
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English (en)
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JPS5611512U (ja
Inventor
和正 太田尾
Original Assignee
株式会社ケンウッド
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はB級増幅動作の場合とほぼ同じ電力効率で動作
し、かつスイッチング歪の発生しない電力増幅回路に関
する。
従来、オーディオ用の電力増幅回路にはシングルエンプ
ツトプッシュプル(以TSEPPと略記する。
)回路が多用され、特に電力効率の良好なために所定の
アイドリング電流を流す様にはするが、B級増幅動作を
するようにバイアスしたB級5EPP電力増幅回路が採
用されている。
しかるにB級5EPP電力増幅回路は正の半サイクルの
入力信号の入力期間と負の半サイクルの入力信号の入力
期間とでは、負荷に電流を供給するトランジスタは異な
り、入力信号の正負の半サイクルの期間の切替りに応じ
てトランジスタのスイッチングが行われ、トランジスタ
のキャリヤ蓄積効果などに寄因してスイッチング歪が発
生する欠点があった。
本考案は上記にかんがみなされたもので、上記の欠点を
解消してB級増幅動作の場合とほぼ同じ電力効率で動作
し、入力信号の正、負の半サイクルの入力期間の切替り
に応じてトランジスタをスイッチングさせないようにす
るとともに、低インピーダンス負荷に対しても大出力電
力時まで総てのトランジスタをオン状態に維持してスイ
ッチング歪を発生しない電力増幅回路を提供することを
目的とするものであって、以下本考案を実施例により説
明する。
第1図は本考案の一実施例の回路図である。
本考案の一実施例の電力増幅回路は、出力段を構成する
トランジスタ1および2はそれぞれ各別にコレクタを正
および負の電源端壬子Bおよび−Bに接続腰エミッタを
抵抗5と6との直列回路および抵抗7と8との直列回路
を通して一端を接地した負荷9に接続して5EPP回路
を構成し、トランジスタ1の入力側にはベース接地のト
ランジスタ3を通して入力信号が印加されるように、ト
ランジスタ2の入力側にはベース接地のトランジスタ4
を通して入力信号が印加される様に構成し、トランジス
タ3と4のエミッタ間に電圧増幅段(図示していない。
)の出力電流により一定電圧のバイアス電圧を発生する
バイアス回路10が接続しである。
一方、トランジスタ3および4のベース・エミッタ間に
、流れる電流によりトランジスタ3および4をオン状態
にする電圧を発生する抵抗11および12を各別に接続
し、トランジスタ3のベースとトランジスタ1のエミッ
タとの間に、およびトランジスタ3のベースと抵抗5と
6との共通接続点との間にそれぞれ抵抗13、直列接続
した複数のダイオード14をそれぞれ各別に接続し、ま
た、トランジスタ4のベースとトランジスタ2のエミッ
タとの間に、および抵抗7と8との共通接続点とトラン
ジスタ4のベースとの間にそれぞれ抵抗15、直列接続
した複数のダイオード16をそれぞれ各別に接続し、さ
らにトランジスタ3のベースとトランジスタ2のエミッ
タとの間に、およびトランジスタ1のエミッタとトラン
ジスタ4のベースとの間にそれぞれ直列接続した複数の
ダイオード17と抵抗18との直列回路および直列接続
した複数のダイオード19と抵抗20との直列回路を各
別に接続して構成する。
上記の如く構成上た電力増幅回路においてバイアス回路
10の電圧はこの電力増幅回路がほぼB級増幅動作を行
うように設定しである。
まず無人力信号時にはダイオード14,16゜17およ
び19はオン状態で、抵抗6および8によって電流帰還
がかけられており、トランジスタ1.2.3および4は
オン状態となる様に設定されている。
いまこの電力増幅回路に正の半サイクルの入力信号が印
加されているときは、トランジスタ3および4のエミッ
タの電位は正方向に移動腰トランジスタ3を通してトラ
ンジスタ1のベースには無人力信号時のベース電流に入
力信号が重畳された電流が流入腰トランジスタ1のエミ
ッタには入力信号を増幅した電流が流れる。
このトランジスタ1のエミッタ電流は抵抗5および6を
通って負荷9に流入する。
トランジスタ4はオフ方向に移行しようとする。
一方、トランジスタ1のエミッタ電流の増加があった場
合、トランジスタ3のベース・エミッタ間の電圧および
ダイオード14の両端間の電位差には殆んど変化はない
が、抵抗6によって生ずる電圧降下はアイドリング電流
による値から増加し、この抵抗6の電圧降下の増加によ
りダイオード16はオン電圧を保てなくなってオフ状態
となる。
しかし抵抗5と6との共通接続点Aの電位に対してトラ
ンジスタ1のエミッタの電位は(+)側に、トランジス
タ2のエミッタの電位は(−)側に変化し、抵抗20と
ダイオード19および抵抗15に流れる電流によりトラ
ンジスタ4のエミッタ電位の(+)側への移行分に対し
て、トランジスタ4のベース電位をオン方向に移動させ
てトランジスタ4のエミッタ電位の上昇分を補償してト
ランジスタ4は常にオン状態に維持され、トランジスタ
2にベース電流を流して、トランジスタ2もオン状態に
維持される。
いまダイオード16がオフ状態となると、抵抗5.6,
7,8,15,20およびダイオード19にて第2図に
示した如くブリッジ回路が構成される。
抵抗7および8に流れる電流は微少なために抵抗7およ
び8を無視すれば前記ブリッジ回路は抵抗5. 6.
15. 20およびダイオード19からなるブリッジ回
路となる。
抵抗5,6,15.20の抵抗値をR5,R6,R15
,R2oとすれば、抵抗5.6.15.20の抵抗値の
間にR3・R15”R6・R20の関係が成立するよう
に設定したとき、上記のブリッジ回路は平衡し、抵抗5
と6との流れる電流が増大しても抵抗5と6との共通接
続点Aとトランジスタ4のベース8点との間の電圧は無
人力信号時における共通接続点Aとトランジスタ4のベ
ース8点との間の電圧と同一で変化は無くなる。
従ってトランジスタ4は無人力信号時のトランジスタ4
のエミッタ電流と同一のエミッタ電流を流した状態のオ
ン状態となる。
また抵抗5. 6. 15. 20の抵抗値の間に、R
5・R15=R6・R2oの関係が成立しないときにお
いても前記の如くトランジスタ4はオン状態を維持され
るが、この場合のトランジスタ4のエミッタ電流は無人
力信号時のトランジスタ4のエミッタ電流とは異なった
電流値でオン状態となる。
また、負の半サイクルの入力信号が印加されているとき
の動作も上記の場合と同様であり、トランジスタ1およ
び3はオン状態に維持される。
その詳細な説明は上記の場合と同様のために省略するが
、この場合、入力信号はトランジスタ4および2により
増幅された負荷9に流入する。
また、抵抗7. 8. 13. 18 (抵抗5と6に
流れる電流は微少なために省略する。
)でブリッジ回路が構成され、そのときの平衡条件は抵
抗7. 8. 13.18の抵抗の抵抗値をR7,R8
,R13,R18とすればR7・R03=R8・RlB
である。
なお正の半サイクルの入力信号の印加されているとき、
トランジスタ4のオン状態となり得る範囲は抵抗9の電
圧降下の増加分とトランジスタ4のベース・エミッタ間
の電圧VBEとの和がダイオード16の無人力信号時の
両端の電位差以下に限られるため、ダイオード16はダ
イオードを直列に複数接続して用いているのである。
またダイオード14についても同様である。
また抵抗13および15はそれぞれダイオード14およ
び16に各別に並列に接続してもよい。
またダイオード17および19は抵抗18および20の
抵抗値を小さく選択することのできるようにするため接
続したもので省略しても差し支えない。
以上説明した如く本考案によれば、入力信号の極性にか
かわらず、また負荷インピーダンスの大小、出力電力に
大小にかかわらず、総てのトランジスタはスイッチング
されることはなく、常にオン状態で動作しスイッチング
歪が発生することはない。
また、入力信号の極性により負荷に電流を流すトランジ
スタは入れ替り、その電力効率もB級増幅動作の場合と
ほぼ同様である。
また、無人力信号時の出力段のトランジスタの電流を決
めているのはベース接地のトランジスタのベース・エミ
ッタ間の電圧およびダイオード14と16の両端間の電
位差のみであるが、これらは殆んど温度が上昇しないた
め、温度安定性がよい効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の回路図。 第2図は本考案の一実施例の作用の説明に供する図であ
る。 1.2.3および4・・・・・・トランジスタ、9・・
・・・・負荷、10・・・・・・バイアス回路、14,
16.17および19・・・・・・ダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エミッタを第1のおよび第2の抵抗との直列回路を通し
    て負荷に接続した第1のトランジスタと、エミッタを第
    3のおよび第4の抵抗との直列回路を通して負荷に接続
    した第2のトランジスタとからなるシングルエンプツト
    プッシュプル増幅回路に、第1のおよび第2のトランジ
    スタの入力側に各別に、それぞれのエミッタ間に一定電
    圧のバイアスを与えるバイアス回路を接続したベース接
    地の第3のおよび第4のトランジスタを接続し、第3の
    および第4のトランジスタのベース・エミッタ間に各別
    に第5のおよび第6の抵抗を接続し、第3のトランジス
    タのベースと第1のトランジスタのエミッタあるいは、
    第1と第2の抵抗との共通接続点との間におよび第4の
    トランジスタのベースと第2のトランジスタのエミッタ
    あるいは第3と第4の抵抗の共通接続点との間に第7の
    および第8の抵抗をそれぞれ各別に接続し、第1の抵抗
    と第2の抵抗との共通接続点と第3のトランジスタのベ
    ースとの間におよび第3の抵抗と第4の抵抗との共通接
    続点と第4のトランジスタのベースとの間に第1のおよ
    び第2のダイオードを各別に接続し、第1のトランジス
    タのエミッタと第4のトランジスタのベースとの間にお
    よび第2のトランジスタのエミッタと第3のトランジス
    タのベースとの間に第9および第10の抵抗を各別に接
    続してなることを特徴とする電力増幅回路。
JP9367379U 1979-07-06 1979-07-06 電力増幅回路 Expired JPS6036896Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9367379U JPS6036896Y2 (ja) 1979-07-06 1979-07-06 電力増幅回路

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JP9367379U JPS6036896Y2 (ja) 1979-07-06 1979-07-06 電力増幅回路

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Publication Number Publication Date
JPS5611512U JPS5611512U (ja) 1981-01-31
JPS6036896Y2 true JPS6036896Y2 (ja) 1985-11-01

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ID=29326579

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