JPH067377Y2 - 電流源装置 - Google Patents

電流源装置

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JPH067377Y2
JPH067377Y2 JP11448487U JP11448487U JPH067377Y2 JP H067377 Y2 JPH067377 Y2 JP H067377Y2 JP 11448487 U JP11448487 U JP 11448487U JP 11448487 U JP11448487 U JP 11448487U JP H067377 Y2 JPH067377 Y2 JP H067377Y2
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吉廣 吉田
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は所要の電流値を得ることのできる電流源装置
に関するものである。
(従来の技術) 従来の電流源装置としては、第9図に示されるように、
カレントミラー回路10の入力側にコレクタが接続された
第1のトランジスタQ2と出力側に抵抗R1を介してコ
レクタが接続された第2のトランジスタQ1とを具備
し、外部にスタータが備えられたものが知られている。
トランジスタQ2のベースとトランジスタQ1のコレク
タとが接続され、トランジスタQ2,Q1のエミッタが
相互に接続されている。また、トランジスタQ1のベー
スはカレントミラー回路10の出力側に接続されるととも
に、スタータを構成するトランジスタQ5のベースに接
続されている。Q4はスタータを構成するトランジスタ
であって、そのエミッタは抵抗R4を介して図示せぬ電
圧源に接続されるとともにトランジスタQ5のコレクタ
に接続されている。また、トランジスタQ4のベースは
カレントミラー回路10内のトランジスタのベースに接続
されるとともに、トランジスタQ4のコレクタはカレン
トミラー回路10の出力側に接続されている。更に、トラ
ンジスタQ5のエミッタはトランジスタQ1,Q2のエ
ミッタに接続されている。かかる構成の電流源装置によ
ると、動作の初期においてトランジスタQ4,Q5がオ
ン状態となって電流Iに対し影響を与えるものの、抵
抗R2間の電位差によって定常状態時にはトランジスタ
Q4,Q5がオフ状態となり、電流Iに影響を及ぼさ
なくなる。
ここで、ベース電流信号振幅、アーリー効果、スタータ
の影響が無いものとして、電流値の計算を行うと以下の
ようになる。尚、 BBE;ベースエミッタ間電圧 I;ベースエミッタ間の逆方向飽和電流 V;サーマルボルテージ N;エミッタ数 とする。まず、求める回路方程式は VBE(Q1)=R1×I+VBE(Q2)…(1) 次に条件は、 I=I …(2) IS(Q2)=N×IS(Q1)…(3) VBE(Q1)=V(I/IS(Q1))…(4) VBE(Q2)=V(I/IS(Q2))=V(I
/N×IS(Q2))…(5) である。ここで、(1)式に、(2)、(4)、(5)式を代入すれ
ば、 V(I/IS(Q1))=R×I+ V(I/N×IS(Q1)=KT/q=26V 27℃ N=4、R1=360Ωの時 なる。
第10図には、第9図のトランジスタによるスタータに代
えて、抵抗R3を電圧源とカレントミラー回路10の出力
側との間に設けてカレントミラー回路10の出力に比して
無視し得る微小電流を流すスタータとしたものが示され
ている。この例の場合、カレントミラー回路10のベース
電流補償用として、カレントミラー回路10内の2つのト
ランジスタのベース間を抵抗R2で接続するようにして
いる。これによれば、抵抗R2の値によって電流のβ依
存性を制御することが可能である。
しかしながら、設定電流値は第9図に示した装置と同様
に、(6)式によって決定され、この式から明らかなよう
に電流はR1とNだけによって決定されており、自由な
電流設計ができず、又特定パラメータ補正電流源にでき
ないという問題点があった。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように従来の電流源装置によると、R1とNだけに
よって一義的に電流が決定され、設計者が自由に電流を
コントロールせず補正したいパラメータによって電流値
を補正できないという問題点があった。本考案はこのよ
うな従来の電流源装置の問題点に鑑みなされたもので、
その目的は、R1,Nとは独立に電流を任意にコントロ
ールでき、しかも、コントロール電流に対して、比例関
係および反比例関係にある電流を供給することの可能な
電流源装置を提供することである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案では、カレントミラー回路と、 カレントミラー回路の入力側にコレクタが接続された第
1のトランジスタと、 第1のトランジスタのエミッタと相互接続されたエミッ
タと、カレントミラー回路の出力側に抵抗を介して接続
されると共に第1のトランジスタのベースと接続されて
いるコレクタと、カレントミラー回路の出力側に接続さ
れたベースとを有する第2のトランジスタと、 カレントミラー回路の出力側に接続されカレントミラー
回路の出力側から流出する電流の値に比して無視できぬ
値の電流を供給する第1の電流制御回路又はカレントミ
ラー回路の入力側に接続され前記カレントミラー回路の
入力側に流入する電流の値に比して無視できぬ値の電流
を供給する第2の電流制御回路の少なくとも一方を具備
することにより電流源装置を構成した。
(作用) 上記構成によると、第1、第2の電流制御回路の出力が
加算されて、カレントミラー回路の入出力に影響を及ぼ
し、結局、上記第1、第2の電流制御回路の出力に応じ
た電流を得ることができるようになる。そして、この第
1、第2の電流制御回路の出力を、補正したいパラメー
タに依存した電流とすると、安定的な電流を得ることが
できるのは明らかである。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。第1
図は本考案の一実施例の構成図である。
同図において、カレントミラー回路10は、第9図または
第10図のものと同一構成である。カレントミラー回路10
の入力側には第1のトランジスタQ2のコレクタが接続
され、カレントミラー回路10の出力側には抵抗R1を介
して第2のトランジスタQ1のコレクタが接続されてい
る。また、第2のトランジスタQ1のベースはカレント
ミラー回路10の出力側に接続されている。第1のトラン
ジスタQ2のベースと第2のトランジスタのコレクタと
が接続され、第1のトランジスタQ2のエミッタと第2
のトランジスタQ1のエミッタとが相互に接続されてい
る。また、カレントミラー回路10の出力側には、電流制
御回路である電流源IINが接続され、カレントミラー回
路10の出力に比して無視できぬ値の電流を常時供給して
いる。かかる電流源装置によると、カレントミラー回路
10の入力電流と出力電流とは等しく、電流源IINの出力
電流とカレントミラー回路10の出力電流とが加わって第
2のトランジスタQ2のコレクタ電流となる関係がある
から、ベースコレクタ間が抵抗R1で接続されている第
2のトランジスタQ1における抵抗R1の両端間の電圧
の上昇によりカレントミラー回路10の入力電流が減少す
ることになる。
第2図は他の実施例であり、電流源IINがカレントミラ
ー回路10の入力側に接続されている。この電流源装置に
よると、カレントミラー回路10の入力電流と出力電流と
は等しく、電流源IINの出力電流とカレントミラー回路
10の入力電流とが加わって、カレントミラー回路10の出
力電流となり、これが増加することになる。
第3図に、第1図の実施例を変形した実施例を示す。こ
の実施例では、カレントミラー回路10のトランジスタの
ベースとベースを接続したトランジスタQ7のコレクタ
から出力電流IOUT2を得るようにし、第1のトランジス
タQ2のベースとベースを接続したトランジスタQ3の
コレクタから出力電流IOUT1得るようにし、第2のトラ
ンジスタQ1のベースにベースを接続したトランジスタ
Q8から出力電流IOUT3を得るようにしている。そし
て、トランジスタQ2,Q3はエミッタがN=4のもの
を用いる。
上記の電流源装置における電流値を以下に計算する。こ
こでは、ベース電流は無視し、各符号は、第9図で用い
たのと同じ定義とする。
先ず、回路方程式を求めると、 VBE(Q1)=R1×I+VBE(Q2)…(7) となる。そして、条件は、 とすれば、 VBE(Q1)=V(I/IS(Q1))…(11) VBE(Q2)=V(I/IS(Q2))=V(I
/N×IS(Q1))…(12) 以上の各式より、 となる。この(13),(14)式を用いて、I、I12を具体
的に求めた値によるグラフを第4図に示す。この第4図
から明らかな如く、電流I(=IOUT1=IIOUT2)は
コントロール電流I12が減少(増加)すると増加(減
少)する。また、IOUT3=I=I1+I12であるか
ら、コントロール電流I12に比例した電流IOUT3が得ら
れる。
第5図乃至第8図は本考案の他の一実施例であって、第
5図に示されるものは、トランジスタQ8,Q9からな
るカレントミラー回路に抵抗R3を介して電圧VINを抵
抗R4で電流に変え、この電流をコントロール電流とす
るものである。この実施例によれば、トランジスタQ
8,Q9から成るカレントミラー回路が電流制御回路と
なり、入力電圧VINによって電流源装置の電流値を制御
可能となる。
第6図はオペアンプ20によって電圧VINを電流に変換し
て、コントロール電流として用いるものである。この実
施例によれば、オペアンプ20が電流制御回路となり、入
力電圧VINによって電流源装置の電流値を制御可能とな
る。
第7図はベースに電圧を与えられているトランジスタQ
10のエミッタに抵抗R4を介して電圧VINを与え、この
コレクタをカレントミラー回路10の入力側に接続し、入
力電圧VINによる電流をカレントミラー回路10の入力側
の電流を加えたものである。この実施例によれば、トラ
ンジスタQ10が電流制御回路となり、入力電圧VINによ
って電流源装置の電流を制御可能である。
第8図の実施例は、第5図の実施例の各トランジスタの
エミッタにエミッタ抵抗を接続したものである。この実
施例では、カレントミラー回路10及びその出力取出用の
トランジスタに接続されている抵抗の比によって決定さ
れる電流IOUT2を得ることができ、コントロール電流に
対する関係では第3図の実施例と同様な電流IOUT2を得
る回路となっている。一方、第1、第2のトランジスタ
Q2,Q1及び出力取出用のトランジスタにおいては、
エミッタ抵抗によって第1、第2のトランジスタQ2,
Q1のコレクタ電流が増減し第3図の場合のコレクタ電
流とは異なり、対応する電流IOUT1、IOUT3を取出し得
る。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、電流制御回路によ
って、カレントミラー回路の入力側、出力側にコントロ
ール信号を流し、このコントロール電流に応じて増減す
る電流を得ることができる。
従って、コントロール電流として補正したいパラメータ
に依存する電流を用いることによって、そのパラメータ
依存性が正か負かに係りなく、所要の電流を安定的に得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図及び第5図乃至第8図は夫々本考案の
実施例に係る電流源装置の回路図、第4図は得られる電
流とコントロール電流の関係図、第9図、第10図は従来
の電流源装置の回路図である。 10……カレントミラー回路 20……オペアンプ、Q1……第2のトランジスタ Q2……第1のトランジスタ Q3〜Q10……トランジスタ IIN……電流源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カレントミラー回路と、 前記カレントミラー回路の入力側にコレクタが接続され
    た第1のトランジスタと、 前記第1のトランジスタのエミッタと相互接続されたエ
    ミッタと、前記カレントミラー回路の出力側に抵抗を介
    して接続されると共に前記第1のトランジスタのベース
    と接続されているコレクタと、前記カレントミラー回路
    の出力側に接続されたベースとを有する第2のトランジ
    スタと、 前記カレントミラー回路の出力側に接続され前記カレン
    トミラー回路の出力側から流出する電流の値に比して無
    視できぬ値の電流を供給する第1の電流制御回路又は前
    記カレントミラー回路の入力側に接続され前記カレント
    ミラー回路の入力側に流入する電流の値に比して無視で
    きぬ値の電流を供給する第2の電流制御回路の少なくと
    も一方を具備したことを特徴とする電流源装置。
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JP2680688B2 (ja) * 1989-07-11 1997-11-19 三洋電機株式会社 温度補償回路及びそれを備えた印字装置
JP4536528B2 (ja) * 2004-01-23 2010-09-01 パナソニック株式会社 差動用低雑音バイアス回路及び差動信号処理装置

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