JPH067378Y2 - カレントミラ−回路 - Google Patents

カレントミラ−回路

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JPH067378Y2
JPH067378Y2 JP12208687U JP12208687U JPH067378Y2 JP H067378 Y2 JPH067378 Y2 JP H067378Y2 JP 12208687 U JP12208687 U JP 12208687U JP 12208687 U JP12208687 U JP 12208687U JP H067378 Y2 JPH067378 Y2 JP H067378Y2
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JP
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transistor
current
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collector
current mirror
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JP12208687U
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吉廣 吉田
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案はカレントミラー回路に関するものである。
(従来の技術) カレントミラー回路は第5図に示すように構成されたも
のである。この回路ではトランジスタQ1のコレクタに
与えられた電流IinはトランジスタQ2のコレクタから
ほぼ等しい電流IOUTとして再生できる。ところが、こ
の回路では集積回路製造におけるバラツキによるベース
電流とコレクタ電流との比(β)が変動し好ましくな
い。
そこで、第6図に示されるように、第5図の回路におい
て、トランジスタQ1のベースとコレクタ間を抵抗R1
を介して接続したカレントミラー回路が知られている。
この回路の解析を、トランジスタQ1,Q2はペア性の
よいものとし、IS(Q1)=IS(Q2)=Iとして行う。
なお、 I;ベースエミッタ間の逆方向飽和電流 q;電子の電荷 k;ボルツマン定数 T;絶対温度 でV(サーマルボルテージ):kT/g VBE;ベースエミッタ間電圧 I;ベース電流 β;直流電流利得 である。
すると、 VBE(Q2)=R1×IB(Q1)+VBE(Q1)OUT≒Ie×p(VBE(Q2)/V) IC(Q1)≒Ie×p(VBE(Q1)/V この回路はベース電流補償型カレントミラー回路と称さ
れ、特性的には一応満足できるものの、上記(1)式から
判るように、e×pの括弧内はIC(Q1)に比例するもの
となっており、トランジスタQ1のコレクタ電流I
C(Q1)が小さくなると抵抗R1によるベース電流補償効
果が出にくいという問題があった。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように従来のカレントミラー回路によると、入力
側のトランジスタにおけるコレクタ電流が小さくなると
ベース電流補償効果が顕著でなくなるという問題点があ
った。本考案はこのような従来のカレントミラー回路の
問題点を解決せんとしてなされたもので、その目的は微
小電流しか流れない場合でも、補償効果を十分に実現さ
せることのできるカレントミラー回路を提供することで
ある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案では、第1の基準電圧原と、この第1の基準電圧
原に、それぞれエミッタにより接続される第1及び第2
のトランジスタとを有し、この第1及び第2のトランジ
スタのベースを第1の抵抗を介して接続し、かつ前記第
1のトランジスタのベースを前記第2のトランジスタの
コレクタに接続したものであり、前記第2のトランジス
タのコレクタから入力信号電流を入力し、一方、前記第
1のトランジスタのコレクタから第1の出力信号電流を
出力するカレントミラー回路において、 前記第1の基準電圧にエミッタにより接続される第3の
トランジスタを設け、この第3のトランジスタのベース
を前記第2のトランジスタのベースに接続し、前記第3
のトランジスタのコレクタから、第2の出力信号電流を
出力するようにカレントミラー回路を構成したものであ
る。
(作用) かかる構成によると、第3のトランジスタのベース電流
が第2のトランジスタのベース電流に加算するように働
き、微小な電流しか流れない場合にも(入力のトランジ
スタのコレクタ電流が小さい場合にも)ベース電流補償
がなされることが判る。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。第1
図は本考案の一実施例の回路図である。同図において、
Q2はミラー電流を取出すための第1のトランジスタを
示し、この第1のトランジスタQ2のベースには、その
ベースとコレクタとが抵抗R1を介して接続された第2
のトランジスタQ1のコレクタが接続されている。更
に、第2のトランジスタQ1のベースには第3のトラン
ジスタQ3のベースが接続されている。第1ないし第3
図のトランジスタQ1〜Q3のエミッタは共通接続され
ている。
かかる回路で、第2のトランジスタQ1のコレクタ入力
端子から電流原10により電流IINを与えたとき、第1の
トランジスタQ2のコレクタから出力信号IOUT1が得ら
れ、第3のトランジスタQ3のコレクタから出力信号I
OUT2が得られるものとする。そして、3つのトランジス
タQ1〜Q3のペア性が1:1:Nで、ベースエミッタ
間の逆方向飽和電流をIとしたとき、 IS(Q1)=IS(Q2)=(1/N)IS(Q3)=Iで、 IS(Q3)=NTC(Q1) とする。また、Iはコレクタ電流、Iはベース電
流、VBEベース・エミッタ間電圧、Vはサーマルボル
テーダ、βは第1、第2のトランジスタQ2,Q1の電
流利得であるとして、回路の解析を行うと、 VBE(Q2)=R1×(IB(Q1)+IB(Q2))+VBE(Q1) これより、 IOUT1=IC(Q1)e×p(1/V・R1・1/β(1
+N)IC(Q1))…(3) IIN=IC(Q1)+I(Q1)/β+IOUT1/β+IOUT2/β
…(4) IOUT2=NIC(Q1)…(5) 上式の(3)式においては、前掲の(1)式と比較したとき、
R1・IC(Q1)Eに(N+1)が乗算された式となって
おり、R1によるベース電流補償効果が(N+1)倍高
められていることが判る。つまり、第3のトランジスタ
Q3によるベース電流IB(Q3)が抵抗R1に加わって第
2のトランジスタQによるベース電流IB(Q1)に加算
された状態で補償がなされるのである。
従って、IC(Q1)が微小である場合にも、(1+N)倍
されるので、十分なベース電流補償効果を得ることがで
きる。
第2図は本考案の他の実施例である。この実施例では、
第1図に示した実施例に比して、トランジスタQ1〜Q
3のエミッタが夫々抵抗R2〜R4を介して図示せぬ直
流電源に接続される。この抵抗R2〜R4の値の比を適
宜変化させることにより、各トランジスタのコレクタ電
流を変化させることができ、入力電流IINに対して、抵
抗R2〜R4の値の比で決定されるIOUT1、IOUT2を得
ることができる。
第3図はまた他の実施例の回路図である。この実施例で
は、第3のトランジスタQ3のベースを抵抗R5を介し
て第2のトランジスタQ1のベースに接続している。こ
の実施例によると、第3のトランジスタQ3のベース電
流が抵抗R5を介して抵抗R1に加わることになり、抵
抗R5の値を変更することで、第3のトランジスタQ3
のベース電流の加算量を制限することが可能である。
以上の各実施例において、第3のトランジスタQ3のコ
レクタから取出し得る電流IOUT2は、第5図に示した従
来例の出力以上に(N倍も)ベース電流依存度の高い電
流出力となっており、これを無駄にするのではなく、第
4図に示すように電流原のコントロール信号として用い
ることができる。つまり、実施例で示した第3のトラン
ジスタQ3のコレクタの出力を、トランジスタQ4,Q
5からなるカレントミラー回路のトランジスタQ4のコ
レクタに与え、 I=I12+I11 とさせる。一方、カレントミラー回路より I11=I 故に、トランジスタQ6に流れると同じ電流をトランジ
スタQ7のコレクタからIOUT3として取出せば、 IOUT3(=I)=I−I12 であり、第3のトランジスタQ3のコレクタからの出力
により当該電流値IOUT3をコントロールできる。逆に考
えると、本実施例のカレントミラー回路は電流源に流れ
る電流に対応してベース電流補償効果を得ることにな
り、無駄がない。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、第3のトランジス
タのベース電流が第2のトランジスタのベース電流に加
算され、第2のトランジスタのコレクタ電流が小さな場
合にも十分なベース電流補償がなされるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例の回路図、第4図
は本考案を応用した電源の回路図、第5図と第6図とは
従来のカレントミラー回路の回路図である。 Q1……第2のトランジスタ Q2……第1のトランジスタ Q3……第3のトランジスタ R1……抵抗

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の基準電圧原と、 この第1の基準電圧原に、それぞれエミッタにより接続
    される第1及び第2のトランジスタとを有し、 この第1及び第2のトランジスタのベースを第1の抵抗
    を介して接続し、かつ前記第1のトランジスタのベース
    を前記第2のトランジスタのコレクタに接続したもので
    あり、 前記第2のトランジスタのコレクタから入力信号電流を
    入力し、一方、前記第1のトランジスタのコレクタから
    第1の出力信号電流を出力するカレントミラー回路にお
    いて、 前記第1の基準電圧にエミッタにより接続される第3の
    トランジスタを設け、この第3のトランジスタのベース
    を前記第2のトランジスタのベースに接続し、前記第3
    のトランジスタのコレクタから、第2の出力信号電流を
    出力することを特徴とするカレントミラー回路。
  2. 【請求項2】第1乃至第3のトランジスタのエミッタ
    は、それぞれ、第2乃至第4の抵抗を介して第1の基準
    電圧原に接続することを特徴とする請求項1に記載のカ
    レントミラー回路。
  3. 【請求項3】第2のトランジスタのベースと、第3のト
    ランジスタのベースとを第5の抵抗を介して接続したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のカレントミラー回路。
JP12208687U 1987-08-11 1987-08-11 カレントミラ−回路 Expired - Lifetime JPH067378Y2 (ja)

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JPS6427707U JPS6427707U (ja) 1989-02-17
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