JPS6036776B2 - 調理器の安全装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は肉や野菜を切削する調理器の安全装置に関する
ものであり、安価にして、かつ簡便な構造により、容器
蓋の不完全嫁合の際に切削刃の回転を防止するとともに
、安全スイッチ部への水滴等の付着による誤動作を防止
し、一層の安全性向上を図ることを目的とするものであ
る。

従来のこの種の調理器の安全装置は、容器菱外周のリッ
プの最外周面において本体内に設けられた安全スイッチ
のアクチュェータを水平に作動させるという方式が大部
分である。

ところが、この方式だと、容器と容器蓋の嫁合が不完全
な場合にも正規の場合と同様に安全スイッチが作動する
という大きな欠点がある。また、従来の方法では、アク
チュェータの動作空間として水平方向の案内孔が必要な
ために、水滴等が安全スイッチ部へ浸入しやすいと欠点
もある。本発明はこれら従来の欠点を解消するものであ
り、以下、本発明の一実施例を図面とともに説明する。

図において、１は電動機２を内蔵した本体で、その上部
には容器３が着脱自在に装備されている。

４は容器３の上部開口部を覆うように装備された容器蓋
で、容器３に対して所定位置で鉄合し、水平方向に回動
させることによりフランジ３′と係合部４′により係合
固定される。

５は上下２段にナイフ状切削刃６を有し、かつ電動機２
により高速回転させられるカッターで、容器３内に着脱
自在に内装されている。

なお、カッター５は調理によって適宜なものが採用され
るものである。７は動力伝達用プーリ−、８は動力伝達
用ベルト、９は動力伝達用プーリー７を有する主軸であ
り、容器３内に突出した鞠端に前記カッター５を着脱自
在に取付けている。

また１１は電源スイッチであり、本体１内に配置された
安全スイッチ１２とは直列に結線され、そのどちらか一
方がＯＦＦになればカッター５の回転は停止する。この
安全スイッチ１２のアクチュェータ１３は溝１６内に孔
１５を通して下向きに配されており、容器３と容器蓋４
の正常綜合時には、容器蓋４の外周部に設けられたりッ
プ１４の上面にてアクチュェータ１３を作動させる。上
記購成において、第２図は容器３と容器蓋４の正常鉄合
時を示したものであるが、図中Ａ方向より鉄合させるこ
とにより、リップ１４の上面にてアクチュェータ１３を
押すことになり、安全スイッチ１２はＯＮの状態になる
。

この状態で電源スイッチ１１をＯＮすると、カッター５
は正常回転を行なう。ところが、第３図に示すように容
器３と容器蓑４が不完全隊合の状態ではＳ点を支点とし
てリップ１４の先端部は下向きに変位するために、リッ
プ１４の上面は安全スイッチ１２のアクチュェータ１３
から離れ、電源スイッチ１ １を○Ｎしてもカッター５
は回転せず、使用する者の危険を防止することができる
。

また、図から明らかなようにアクチュェータ１３の孔１
５は本体上部蓋に設けてあるため、水滴等の安全スイッ
チ１２への浸入の機会が少なく、短絡等の電気的不安全
もあわせて解消できる。上記した実施例からあきらかな
ように本発明は、安価にして、かつ簡便な礎造により、
容器と容器蓋の不完全競合の際の危険防止の手段を提供
するとともに、安全スイッチへの水滴等の浸入を防ぎ、
電気的不安全をも未然に防止することができ、その効果
はきわめて大きいものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示したものであり、第１図は調
理器の部分を断面にして示した正面図、第２図は容器と
容器蓋の正常競合時の状況を示し、Ａは側断面図、Ｂは
Ａのａ−ａ線断面図、第３図は不完全隊合時の状況を示
した第２図Ａと対応する断面図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・電動機、３・・・
・・・容器、４・・・・・・容器蓋、５・・・・・・カ
ッター、６・・・・・・切削刃、１１・・・・・・電源
スイッチ、１２・・・・・・安全スイッチ、１３……ア
クチユエータ、１４”“”リップ。 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 電動機を内蔵する本体と、この本体上に載置される
   容器と、切削刃を有し電動機により容器内で駆動される
   カツターと、前記容器の上部開口部を覆い一部にリツプ
   を有する容器蓋と、電源スイツチと直列に結線され前記
   容器蓋のリツプにより作動する安全スイツチとを備え、
   前記安全スイツチのアクチユエータ部分を下向きに配し
   、容器蓋の正常嵌合時にのみ、リツプの上面にてアクチ
   ユエータを作動させることを特徴とする調理器の安全装
   置。