JPS6033972B2

JPS6033972B2 - オイル・ポンプ装置

Info

Publication number: JPS6033972B2
Application number: JP54103629A
Authority: JP
Inventors: ヘリベルト・クビス; カ−ル・スコツト
Original assignee: EMU AA ENU MAS FAB AUGUSUBURUGU NYURUNBERUGU AG
Current assignee: EMU AA ENU MAS FAB AUGUSUBURUGU NYURUNBERUGU AG
Priority date: 1978-08-17
Filing date: 1979-08-16
Publication date: 1985-08-06
Also published as: FR2433636B1; JPS5529094A; IT1122731B; HU179040B; SE438708B; DD145552A1; IT7924985A0; IN154605B; US4334836A; SE7906837L; CH640599A5; GB2027807B; FR2433636A1; GB2027807A; DE2836094C2; DE2836094A1; RO78024A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、内燃機関に高圧のオイルを供給するオイル・
ポンプ装置、特に歯車式オイル・ポンプ装置にして、ポ
ンプ・ケーシング内に内燃機関によって駆動されるポン
プ歯車を収容しており、該ポンプ・ケーシングに、オイ
ルを吸入する吸入管と、加圧されたオイルを送出する圧
力管とが蓮通されるオイル・ポンプ装置に関する。

一般に、内燃機関に高圧の油を供給するには、ホブ加工
や焼緒法により製作された互いに類似する２個の歯車を
ポンプ歯車として使用した歯車オイル・ポンプがよく用
いられる。３枚の歯車を使用した歯車式オイル・ポンプ
、シツケル・ポンプまたはイートン・ポンプなどもまれ
に採用されている。

本発明は主に最初に挙げた種類のポンプに適用されるも
のであるが、他の種類のポンプにも適用可能である。歯
車式オイル‘ポンプは、直角軸歯車機構を用いてカム軸
により駆動することができる。

このような駆動装置において、長寿命を保たせるために
は、直角軸歯車の軸間距離を正確に持続することが必要
である。また、歯車の形状にも高い精度が要求される。
直角軸歯車機構はパワー伝達力の点で劣るので、特殊の
エンジンにしか採用されず、ディーゼル・エンジンには
ほとんど採用されていない。さらに、直角軸歯車機構は
、カム・シャフトを延長させた高価な最尺の駆動シャフ
トを必要とし、ポンプ・ケーシングの構造も複雑となる
。クランク，シャフトにより歯車式オイル・ポンプを駆
動することも公知である。その方法として２種類ある。
一つの方法は「オイル。ポンプをクランク・シャフトに
直結する方法であり、この場合には高速度回転に適応し
た小さい軸間距離を確保するため、オイル・ポンプは主
軸受カバーに直接取り付けられている。この方法の欠点
は、オイル・ポンプがエンジン・ケーシングと一体にな
っていることであり、オイル。ポンプが損傷するとエン
ジン・ケーシング全体を取り換えなければならない。他
の方法は、オイル・ポンプをクランク・シャフトに直結
せず、隔暦する方法であり、この場合にはクランク・シ
ャフトとオイル・ポンプとの間の車由間距離が大きくな
るので、中間歯車が必要となる。

この方法の欠点は、中間歯車とその軸受とを受けるため
に少なからぬ費用を必要とすることである。中間歯車を
使用すると、歯車の鼓間距離と鞠方向を正確に保持しな
い限り、騒音の問題が生じることがいよいよある。後者
の方法における鞠問距離が大きくなる問題は、大きい駆
動歯車をオイル。

ポンプに設けることにより解消できる。しかし、このよ
うな歯車は高価につきしかもオイル・ポンプの回転数が
低くなるので、十分な送給能力を確保するためにはオイ
ル・ポンプを大型にしなければならず、このため余計に
費用がかかることになる。そのほか、軸間距離が大きく
なる問題は、チェーン駆動装置を採用することにより解
除することもできる。

しかし、チェーン駆動装置の欠点は、通常エンジンの操
作機構を駆動する歯車のための軌道スペースのほか、チ
ェーンのための軌道スペースをさらに設ける必要がある
ので、エンジンの長さが大きくなることである。また、
必然的に発生するチェーンの伸びを補整するため何らか
の対策を講じなければならない。そのほか、チェーン駆
動装置は、軸間距離をとくに正確に保持することが必要
であるとともに、駆動歯車の幾何学的な形状にもきびし
い要求が課せられる。上述の配置構成すべてに共通した
欠点は、特殊な圧力管により、オイル・ポンプをモータ
ー・ケーシングに接続しなければならないことである。

圧力管をポンプ・ケーシングの中に組み入れることによ
り圧力管の設置を省略したエンジンもあるが、そのよう
な場合には、ポンプ・ケーシングに空胴を設けなければ
ならないので、ポンプ・ケーシングは鋳物部品としては
複雑かつ高価なものになる。したがって、本発明の目的
は、従来のオイル・ポンプに付随する上述の欠点を解消
して、大きな費用を伴なうことなくオイル・ポンプのス
ペースを節約するとともに、駆動機構に関しても内燃機
関に対しつごうよく配置連結された当初記載の種類のオ
イル・ポンプを提供することである。

上記の目的は、本発明にしたがって、ポンプ・ケーシン
グ３が、エンジン・ケーシング】の操作歯車側に形成さ
れた銭放しのままの凹所２の中に収容されており、ポン
プ歯車５，６を駆動する駆動手段１１を取付ける側が閉
口されており、かつ操作歯車ケーシング４１こ取付けら
れていること、前記操作歯車ケーシング４が前記ポンプ
・ケーシング３と凹所２とをともに閉鎖していること、
および少くともポンプ歯車５，６を駆動する前記駆動部
材１１が前記操作歯車ケーシング４により軸支されてい
ることによって達成される。エンジン・ケーシングに銭
放なしのままの凹所を設けたので、オイル・ポンプをス
ペースをとらずかつ安価に配置することができる。

ポンプ・ケ−シングは、燃料噴射ポンプ、点火配電盤、
カムシャフトなどを駆動する各種操作歯車を搭載した操
作歯車ケーシングに取付けられ、該操作歯車ケーシング
により閉止されているので、オイル・ポンプのための独
立したケーシング・カバーは不要である。同時に、オイ
ル・ポンプのポンプ歯車、または少なくとも該ポンプ歯
車の駆動手段が操作歯車ケーシング上に軸支されるので
、該駆動手段とそれとかみ合う歯車の鞠問距離と藤方向
を正確に保持することが可能となる。また、本発明にお
いては、ポンプ・ケーシングを収容する凹所が操作歯車
ケーシングによって液密に閉止されているので、該凹所
をオイル・ポンプの吸込室として使用することが可能で
あり、かくてポンプ・ケーシングの構成は簡単になり、
本発明のさらに一つの特徴となっている。

エンジン・ケーシングに穴を設けることにより前記凹所
は吸込管と簡単に接続され、油はポンプ・ケーシングに
設けた閉口を通ってポンプ歯車の吸込側に達する。ポン
プ・ケーシングの圧力側は、前記凹所に対してシールさ
れた連結管を介してモーター・ケーシングの圧力管に接
続されており、連結管の両端は動き得るように支持され
ている。このような連結管を使用すれば、ポンプ・ケー
シング出口と圧力管との間にいくらかのセンターずれが
あったとしても、連結管を少し頼むけることにより補整
することが可能であり、またモーター・ケーシングとポ
ンプ・ケーシングとの間に多少の間隔の変化があったと
しても、同様に補整することができる。一般にポンプ歯
車は該歯車に連結された駆動歯車を介して駆動されるが
、このような機構においては、本発明の前記駆動歯車を
既に存在している中間歯車と噛み合せることができる。

中間歯車というのは、操作歯車ケーシングに軸支または
固定されたシャフト上に支承されており、燃料噴射ポン
プ、点火配電盤カム・シャフトなどを駆動するためのも
のである。このような態様にすれば、別個に高価な中間
歯車を設けることは不要であり、また両歯車が１個の操
作歯車ケーシング上に軸支されているので、両歯車の軸
間距離と軸方向とを正確に保持することが比較的容易で
ある。最後に、オイル・ポンプの駆動歯車が前述のよう
に中間歯車と噛み合うのではなく、操作歯車ケーシング
上に軸支されている燃料噴射ポンプの駆動歯車、点火配
電盤の駆動歯車、カム・シャフトの駆動歯車などと噛み
合う形態も本発明の範囲内に含まれており、このような
構成によっても前述の場合と同じ効果を得ることができ
る。

以下、本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に説明
する。

第１図において、一部だけが図示されているエンジン・
ケーシング１には、鏡放なしのままの凹所２が設けられ
ており、凹所２の中に、一方の側面が開放されたオイル
・ポンプ・ケーシング３が収容されている。

オイル・ポンプ・ケーシング３と凹所２とはともに操作
歯車ケーシング４の壁面により、適当なパッキング（図
示せず）を介して外に対し液密に閉止されており、オイ
ル・ポンプ・ケーシング３は略示したボルト９を用いて
操作歯車ケーシング４に固定されている。オイル・ポン
プ・ケーシング３内の空所には、互に噛み合ったポンプ
歯車５，６が配設されており、ポンプ歯車の軸７，８は
、その一方の側をオイル・ポンプ・ケーシング３によっ
て、他方の側を操作歯車ケーシング４によって回転可能
に鞠支されている。また軸７は操作歯車ケーシングの壁
を貫通して延び、駆動歯車１１を取付けられている。後
述する連結管１０の一部が第１図に見られる。第２図か
ら判るように、ポンプ・ケーシング３の吸込側は開ロー
２をへて凹所２とつねに運通した状態にあり、凹所２は
エンジン・ケーシング１に設けられた点線表示の穴１３
をへて吸込管と接続されており、かくて凹所２はオイル
・ポンプの吸込室を形成している。連結管１０は、ポン
プ・ケ−シング３の圧力側１４とエンジン・ケーシング
ーの圧力管１５とを連結している。吸込室２に対し圧力
側１４をシールするため、連結管１川こはパッキング・
リング１６が設けられているが、リング箇所には適当な
遊びがあり連結管が少し動くことが可能であり、連結管
１０をわずかに斜めに績むけることにより、圧力管１５
と高圧側１４との間のセンターずれを補整することが可
能である。また、エンジン・ケーシングーとポンプ・ケ
ーシング３の間の間隔が多少変化しても、これを補整す
ることが可能である。第３図には吸込管１７が図示され
ており、該管を通って油が矢印１８の方向に流れオイル
・ポンプの吸込側に達する。

ポンプ歯車５，６の駆動歯車１１はピッチ円により図示
されている。該駆動歯車１１が、同様にピッチ円で表示
した中間歯車１９と噛み合っている。この中間歯車１９
は、駆動歯車１１と同様に操作歯車ケーシングにより藤
支されており、公知の機構（図示せず）を用いて、燃料
噴射ポンプ、点火配電盤カム軸などを駆動するようにな
っている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、２個のポンプ歯車から構成された本発明に係
るオイル・ポンプを長さ方向に切断した断面図。第２図は、第１図のロー０線で切断した断面図。第３図
は、第１図のｍ−ｍ線で切断した断面図。１・・・・・
・エンジン・ケーシング、２…・・・凹所、３……オイ
ルもポンプ。ケーシング、４・・…・操作歯車ケーシング、６，６・
・・・・・ポンプ歯車、７，８……歯車の軸、１０……
連結管、１１・…−・駆動歯車、１２……関口、１３…
…穴、１４……ポンプ’ケーシングの圧力側、１６…・
・・パッキング・リング、１７・・・・・・吸込管、１
９・・…・中間歯車。ＦＩＧ．２ＦＩＧ．ｌＦＩＧ．３

Claims

【特許請求の範囲】１内燃機関に高圧のオイルを供給するオイル・ポンプ
装置、特に歯車式オイル・ポンプ装置にして、ポンプ・
ケーシング内に内燃機関によつて駆動されるポンプ歯車
を収容しており、該ポンプ・ケーシングに、オイルを吸
入する吸込管と、加圧されたオイルを送出する圧力管と
が連通されるオイル・ポンプ装置において、前記ポン
プ・ケーシング３が、エンジン・ケーシング１の操作歯
車側に形成された鋳放しのままの凹所２の中に収容され
ており、ポンプ歯車５，６を駆動する駆動手段１１を取
付ける側が開口されており、かつ操作歯車ケーシング４
に取付けられていること、前記操作歯車ケーシング４が
前記ポンプ・ケーシング３と前記凹所２とをともに閉鎖
していること、および少くともポンプ歯車５，６を駆動
する前記駆動部材１１が前記操作歯車ケーシング４によ
り軸支されていることを特徴とするオイル・ポンプ装置
。２特許請求の範囲の第１項に記載のオイル・ポンプ装
置であつて、前記凹所２がオイル・ポンプの吸込室とし
て形成されていて、エンジン・ケーシングに設けられた
穴１３をへて吸込管１７と連通し、また開口１２をへて
ポンプ・ケーシングの内室と連通していることを特徴と
するオイル・ポンプ装置。３特許請求の範囲の第１項または第２項に記載のオイ
ル・ポンプ装置であつて、ポンプ・ケーシング３の圧力
側１４とエンジン・ケーシング１の圧力管１５との間に
、両端が動き得るように支持された連結管１０が配設さ
れていることを特徴とするオイル・ポンプ装置。