JPS6033233Y2 - ビニ−ルシ−ト張り温室屋根の改造用金物 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ビニールシート張り温室屋根を平板又は波
板の透明板に葦き代えるために使用する目的のために創
作された改造用金物に係るものである。

すなわち、断面下向きコ字状の長尺金物本体１の両折曲
端を水平に張出して張出片２を成形し、この円弧出片２
端は下向きに直角に折曲して折曲端′３を成形し、この
金物本体１の側面には間隔をとって多数の切欠１′を本
体を横切って施してなるビニールシート張り温室屋根の
改造用金物としたものである。

従来ビニールシート張り温室屋根は、むな木ａもや木ｂ
１かさ木Ｃに直交して多数のたる木ｄを同一間隔をとっ
て取付け、この上にビニールシートを張り付けたもので
ある。

しかし、ビニールシートは寿命の点において、又、強度
の点において難点があるので、現在ではビニールシート
に代え平板、波板の脅威樹脂製透明板に改造されつ）あ
る。

この場合、透明板を取付けるにはビニールシートと相違
して、たる木が邪魔となるために、たる木を取外す必要
がある。

しかし、たる木はむな木、もや木、かさ木に強固にビス
止め、又は溶接により取付けられであるために解体が極
めて困難であり、又、屋根に強度上においてもたる木の
取外しは好ましくないものである。

そこでこの考案は創作されたものであり、むな木ａ１も
や木ｂ１かさ木Ｃ上にほたる木を避けた金物を装着して
透明板を取付けるようにしたものである。

以下図面について具体的構造を説明する。

むな木ａ、もや木ｂ１かさ木ｃ１と同一の長さにして断
面下向きコ字状の長尺金物本体１の両側端を水平に張出
して張出片２を成形し、これが両端を夫々下向きに直角
に折曲して折曲片３を成形し、又、金物本体１の長手方
向にほたる木ｄの断面形状に張出片２及び折曲片３を含
む金物本体１を横切って切欠１′をたる木の間隔に等し
い間隔にて施した改造金物を構威しこの改造用金物をむ
な木ａ１もや木ｂ１かさ木Ｃ上に張出片２と折曲片３に
より夫々木口を抱持して載置し、適宜方法により止着す
る。

（ビス止め、又は溶接でもよい。

）この場合、金物本体１の切欠１′にほたる木ｄが嵌合
されるものである。

上記むな木ａ１もや木ｂ１かさ木Ｃ上に取付られた改造
用金物上には透明板５が常法通り載置止着されて温室屋
根の改造が行なわれるものである。

尚、上記金物本体１には必要に応じて頂上両側に樋４が
成形されてよいものである。

この考案は上記の如く構成されるものであるから、ビニ
ールシート張り温室屋根の改造がたる木を取付けたま）
の状態で行なうことができるので作業上及び温室屋根の
強度上極めて有益である。

又、改造用金物は軽合金のアルミニウム等により製作す
る場合には屋根上に荷重がか）らず、又、温室内の湿気
による腐蝕も防止できるものであり更に樋４を付設しで
あるために温室の内外の温度により生ずる露滴を受ける
利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は使用状態の説明図、第２図は同上要部の一部切
欠断面図、第３図は金物本体の端面図、第４図は同上平
面図である。 尚、図中符号１・・・・・・金物本体、２・・・・・・
張出片、３・・・・・・折曲片、１′・・・・・＝切欠
、４・・・・・・樋、である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 断面下向きコ字状の長尺金物本体１の両折曲端を水
   平に張出して張出片２を成形し、この円弧出片２端は下
   向きに直角に折曲して折曲片３を成形し、この金物本体
   １の側面には間隔をとって多数の切欠１′を本体を横切
   って施してなるビニールシート張り温室屋根の改造用金
   物。 ２ 上記金物本体１の頂上側両側には対称的に金物本体
   １と同じ長さに樋４を成形してなる実用新案登録請求の
   範囲第１項記載のビニールシート張り温室屋根の改造用
   金物。