JPS6031012Y2 - はんだ付け用ホルダ押出装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、はんだ付は用ホルダを搬送コンベヤの搬送先
端部から押出すはんだ付は用ホルダ押出装置に関するも
のである。

従来は、はんだ付は用ホルダを水平面内で回行する無端
状の搬送コンベヤによって搬送するようにしているから
、このはんだ付は用ホルダを搬送コンベヤから取出す必
要がないが、直線状の搬送コンベヤによって上記ホルダ
を搬送する場合は、ホルダを搬送コンベヤの搬送先端部
においていったん搬送コンベヤから取出す必要があり、
その場合、搬送コンベヤの搬送力だけでは上記取出しが
完全にはできない。

本考案はこのような点に鑑みなされたもので、はんだ付
は用ホルダを搬送コンベヤの搬送先端部から取出す際に
、このホルダを搬送コンベヤ上から有効に取出すことが
できるようにしようとするものである。

次に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

自動はんだ付けに用いるフラックス付はユニット１、プ
リヒータユニット２およびはんだ付はユニット３の上方
に一対の無端チェノからなる上側搬送コンベヤ４を直線
状に設け、また上記各ユニット１． ２． ３の下方に
一対の無端チェノからなる下側搬送コンベヤ５を直線状
に設ける。

そうして、上側搬送コンベヤ４ではんだ付は用ホルダ７
を搬送しながら、このホルダ７によって把持されたプリ
ント配線基板などの被はんだ付は板に対して自動はんだ
付は用の各ユニット１゜２．３によってはんだ付は処理
を行い、また図示しない昇降機構によって上側搬送コン
ベヤ４から下側搬送コンベヤ５に移載したホルダ７を下
側搬送コンベヤ５によって戻し方向に搬送する。

またこの下側搬送コンベヤ５の搬送先端部において、図
示しないベース上の図示しないガイドによって取付板１
１を搬送方向に進退自在に支持し、この取付板１１の先
端部下面に軸受部１２を固定味この軸受部１２に回動軸
１３を搬送方向に嵌合して回動力向にのみ可動自在に設
ける。

なおこの回動軸１３に図示しない係止りングなどを設け
ることにより回動軸１３が軸受部１２に対して軸方向に
摺動しないように係止する。

また上記回動軸１３の先端に押圧部１５の一端を一体的
に設け、さらに軸受部１２の先端面と押圧部１５との間
に押圧部１５を立上がる方向に附勢するつるまきばね１
６を設け、また上記軸受部１２の先端面から上記押圧部
１５を直立状態で係止するストッパ１７を突設し、また
上記回動軸１３の後端に作動凸部としての作動ピン１８
を設ける。

また上記回動軸１３と同心状に回動軸１３の後端に対向
させて図示しないベース上の定位置に取付部２１を介し
て円筒状のカム体２２を設け、このカム体２２に上記作
動ピン１８と嵌合する一対のねじれ溝２３をカム体２２
の先端から基端に向かって垂直位置から水平位置にねじ
れ状に設ける。

また図示しないベース上に上記軸受部１２を進退駆動す
るエヤシリンダアクチュエータ３１の本体を固定し、こ
のエヤシリンダアクチュエータ３１のピストンロッド３
２の先端を上記取付板１１の後端部に連結する。

また上記下側搬送コンベヤ５の搬送先端部から上側搬送
コンベヤ４の搬送始端部にわたって昇降機構４１を設け
る。

この昇降機構４１は、図示しない垂直ガイドによって昇
降台４２を昇降自在に支持するとともに、図示しないモ
ータで強制駆動される無端チェノ４３により昇降台４２
を水平状態のまま上下動する。

また下側搬送コンベヤ５の搬送先端部上方にゲートスト
ッパ５１を設けるとともに、上記押圧部１５の後方上部
位置に後続のホルダ７ａのストッパ５２を設け、各スト
ッパ５１．５２をエヤシリンダアクチュエータ５３．５
４によって上下動する。

そうして、第１図に図示するようにゲートストッパ５１
を開くと同時にエヤシリンダアクチュエータ３１により
押圧部１５を搬送方向に移動し、下側搬送コンベヤ５上
のホルダ７を昇降台４２上に強制的に押出す。

このホルダ７は昇降台４２によって上側搬送コンベヤ４
の搬送レベルまで上昇し、図示しないエヤシリンダアク
チュエータナトの押込機構によって昇降台４２上から上
側搬送コンベヤ４上に押込される。

その間、下側搬送コンベヤ５の後続のホルダ７ａはスト
ッパ５２によって係止する。

また押出後の押圧部１５をエヤシリンダアクチュエータ
３１によって後退させると、回動軸１３の作動ピン１８
がねじれ溝２３に嵌合し、回動軸１３はねじれ溝２３に
沿って回動し、押圧部１５を直立状態から水平状態に回
動する。

このようにして押圧部１５がホルダ７の搬送レベルより
も下方に逃げるから、上記ストッパ５２を開いて搬送コ
ンベヤ５によってホルダ７を押圧部１５よりも先方に搬
入し、ゲートストッパ５１によって係止する。

それから昇降台４２が下側搬送コンベヤ５の搬送レベル
に下降していることを検知してゲートストッパ５１を開
くと同時に、上記エヤシリンダアクチュエータ３１によ
り取付板１１、軸受部１２および回動軸１３を介して押
圧部１５を搬送方向に移動すると、作動ピン１８を介し
ねじれ溝２３に沿って回動する回動軸１３により押圧部
１５が立上がり、この立上がった押圧部１５によりホル
ダ７の後端を押圧し、ホルダ７を下側搬送コンベヤ５上
から昇降台４２上に押出す。

なおこのはんだ付は用ホルダ押出装置は、下側搬送コン
ベヤ５の搬送先端部に設けたが、上側搬送コンベヤ４の
搬送先端部に設けてもよい。

このように本考案によれば、はんだ付は用ホルダを搬送
する搬送コンベヤの搬送先端部において、アクチュエー
タによって進退駆動される軸受部に回動軸を設け、この
回動軸の先端に押圧部を設けるとともに後端に作動凸部
を設け、この作動凸部を回動軸と同心状のカム体のねじ
れ溝に嵌合する構造にしたから、上記アクチュエータを
進退操作するのみで押圧部を進退する第１の動作と回動
する第２の動作とが共に得られ、押圧部を立上がらせて
これによりホルダを押動し、また押圧部を後退させたと
きこの押圧部を搬送コンベヤの搬送レベルよりも下方に
逃がしてホルダをこの押圧部上を移動させ押圧部をホル
ダの後方に位置させることができ、はんだ付は用ホルダ
を搬送コンベヤの搬送先端部から取出す際の押出しが１
個のアクチュエータによって有効にできる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例に関するもので、第１図は搬送コ
ンベヤの説明図、第２図はその搬送コンベヤに組込まれ
たはんだ付は用ホルダ押出装置の斜視図である。 ５・・・・・・搬送コンベヤ、７・・・・・・ホルダ、
１２・・・・・・軸受部、１３・・・・・・回動軸、１
５・・・・・・押圧部、１８・・・・・・作動凸部とし
ての作動ピン、２２・・・・・・カム体、２３・・・・
・・ねじれ溝、３１・・・・・・アクチュエータ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. はんだ付は用ホルダを搬送する搬送コンベヤと、この搬
   送コンベヤの搬送先端部において搬送方向に進退可能に
   設けた軸受部と、この軸受部に搬送方向に嵌合して回動
   力向にのみ可動自条在に設けた回動軸と、この回動軸の
   先端に一体的に設けた押圧部と、上記回動軸の後端に設
   けた作動凸部と、上記回動軸の後方の定位置に設けたカ
   ム体と、このカム体に上記作動作動凸部と嵌合しこの作
   動凸部の挿入によって上記押圧部を立上り状態から倒す
   方向にねじれ状に設けたねじれ溝と、上記軸受部を進退
   駆動するアクチュエータとを具備したことを特徴とする
   はんだ付は用ホルダ押出装置。