JPS6030431Y2 - エンジン回転調整装置 - Google Patents

エンジン回転調整装置

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Publication number
JPS6030431Y2
JPS6030431Y2 JP8697880U JP8697880U JPS6030431Y2 JP S6030431 Y2 JPS6030431 Y2 JP S6030431Y2 JP 8697880 U JP8697880 U JP 8697880U JP 8697880 U JP8697880 U JP 8697880U JP S6030431 Y2 JPS6030431 Y2 JP S6030431Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
governor
adjustment
adjustment lever
connecting wire
Prior art date
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Expired
Application number
JP8697880U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5710434U (ja
Inventor
勝太郎 後藤
Original Assignee
富士重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 富士重工業株式会社 filed Critical 富士重工業株式会社
Priority to JP8697880U priority Critical patent/JPS6030431Y2/ja
Publication of JPS5710434U publication Critical patent/JPS5710434U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、汎用エンジンにおいてエンジン回転をアイド
リングの低速、始動時中速、およびガバナ装置で回転数
一定制御を行う常用の高速の各回転位置にセットするエ
ンジン回転調整装置に関し、特に回転位置にセットする
操作機構の改良に関するものである。
従来この種の装置では、エンジン本体の下部の水平に突
出する一気化器及びエアクリーナの略真下に調速レバー
及びそのレバーを各回転位置に保持する蝶ナツト等が設
けられているため(実開昭51−11212号公報、実
公昭47−2058的公報参照)、手を下の方へ入れな
ければならず、更に蝶ナツトによる締付の際に調速レバ
ーの位置がずれて各回転位置に適確にセットし難い等の
不都合があった。
本考案はこのような各回転位置にセットする操作機構の
不都合を解消すべくなされたもので、エンジン本体下部
の調速レバーから連結ワイヤを延設し、この連結ワイヤ
をストッパカムに組付けられた天秤式の調整レバーに結
び、調整レバーを高、中、低の各回転位置に回転セット
するときストッパカムでそれらの位置に保持してエンジ
ン回転調整させ、エンジン本体上部においてワンタッチ
で確実に操作し得るようにしたエンジン回転調整装置を
提供するものである。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を具体的に説明
すると、第1図において符号1はエンジン本体であり、
上方シリンダ部2に気化器3を介してエアクリーナ4が
水平に突出していて、気化器3の側部に略り字形を威す
ガバナレバー5が折曲部を支点に揺動すべく設置され、
このガバナレバー5の上端に連結枠6を介して気化器3
のスロットルレバー側が、図においてガバナレバ−5上
部を右側へ揺動して連結枠6を押すことでスロットル弁
を閉じ、逆にガバナレバー5を左側へ揺動して連結枠6
を引くことでスロットル弁を開くように連結されている
ガバナレバー5の折曲部の支点位置には、第2図に示さ
れるようにガバナ装置7の軸8が結合されており、この
軸8はガバナレーク9を介して慴動筒10に接し、慴動
筒10には例えばクランク軸の歯車等に取り付けられて
いる遠心錘11が係止されている。
そして、常用の高速回転位置で負荷が軽くなって回転数
が上昇すると遠心錘11の外方への動きで慴動筒10を
前進させてガバナレーク9を押し、軸8を介してガバナ
レバ−5上部が右側へ揺動してスロットル弁開度を減じ
、逆に負荷が増して回転数が下ると遠心錘11の内方へ
の動きでガバナレバ−5上部が左側へ揺動してスロット
ル弁開度を増し、こうして一定回転制御するようになっ
ている。
また、ガバナレバー5の下側にはガバナスプリング12
を介して回転自在に枢支されている調速レバー13が連
結され、この調速レバー13から斜め上方へ連結ワイヤ
14が延設されると共に、その連結ワイヤ14と反対側
にロックスプリング15が付勢されている。
連結ワイヤ14の上端のエンジン本体1上部におけるブ
ロワハウジング16の側には取付板17により調整レバ
ー18とストッパカム19が装着されており、調整レバ
ー18は直線状のもので一端に調整操作用のノブ20を
有し、他端が慴動し易いように円孤状に形成されてこの
円孤状端部18aの近くでピン21により回転自在に枢
支され、ピン21の支点とノブ20の間に上記連結ワイ
ヤ14が結ばれている。
ストッパカム19は略り字形を威して2個所に係止部1
9a、19bを有し且つ折曲部がピン22で回転自在に
枢支されており、これらの係止部19a、19bに上記
調整レバー18の端部18aと支点近傍の両側部18b
、18c(第3図参照)を選択的に係合して調整レバー
18を回転セットする際にその位置を保持するように組
付けられる。
そして、調整レバー18のノブ20を上方へ回転セット
すると連結ワイヤ14を引き上げて高速の回転位置にな
り、略水平になるように下げると連結ワイヤ14の引き
上げを軽減して中速の回転位置になり、更に下方へ回転
セットすると連結ワイヤ14が弛んだ低速の回転位置に
なるように構成されている。
このように構成されることで、高速時調整レバー18の
ノブ20を上方へ回転セットすると、第3図aに示すよ
うにレバー18の端部18aがストッパカム側の下方の
係止部19bに係合すると共に、調整レバー側の一側部
18bがストッパカム側の上方の係止部19aに係合す
る。
そして、連結ワイヤ14の結ばれる位置をA1調整レバ
ー18、ストッパカム19の支点位置をB、C,各係合
位置をり、Eとし同図a′のようにロックスプリング1
5等により連結ワイヤ14を介して調整レバー18に作
用する力Fに対して調整レバー18と直角な成分F2を
扱い、係合位置り、Hの力学関係を考察すると次式が成
立する。
F’=F1+F2、F2xAB=F3xBD。
F5xCD=F、xCE こうして調整レバー18はこの位置に保持されて連結ワ
イヤ14を引上げるため、調速レバー13も持上げられ
てガバナスプリング12を介シカバナレバー5上部を左
側へ揺動するようになり、これにより高速域になってガ
バナ装置7による一定回転制御が行われる。
次いで調整レバー18を略水平に回転セットすると、第
3図すのように調整レバー18側の端部18a1他側部
18cがそれぞれストッパカム側の上方の係止部19a
、下方の係止部19bに係合する。
そこで、この場合の力学関係は第3図b′のようになっ
て次式が成立する。
F =F1’十F’2’、F2’ x AB=F4’×
匪′、F5xCE’=F3’xCD’ こうして調整レバー18はこの位置に保持されて連結ワ
イヤ14の引上げが減じ、ロックスプリング15により
調速レバー13を少し下げるようになり、このためガバ
ナレバー5はその揺動範囲の中間に位置して始動時の中
速域になる。
更に調整レバー18のノブ20を下方へ回転セットする
と、第3図Cのように調整レバー18とストッパカム1
9は上述と同じ係合状態ではあるが位置が少しずれて係
合し、この場合の力学関係は第3図C′のようになって
次式が成立する。
F=F1”十F2”、F 2” x AB = F4”
xBF” F xCE”=F3”xCD” 5 こうして調整レバー18はこの位置にも保持されて連結
ワイヤ14を弛めるため、ロックスプリング15により
調速レバー13は更に下ってガバナレバ−5上部が右側
に揺動し、アイドリングの低速域になる。
このように本考案によると、エンジン本体1の上部の高
所に配設された調整レバー18の回転操作でワンタッチ
式に各回転位置にセットすることができるので、場所的
及び操作自体が非常に容易になる。
調整レバー18を回転セットするときストッパカム19
により各位置に自動的に保持されるので、その保持のた
めの操作が不要になり、且つセット位置がずれると保持
することができないことで必然的に適正なセットになる
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による装置の一実施例を示す側面図、第
2図はガバナ装置の部分の斜視図、第3図aとa′、b
とb′、CとC′は各動作状態と力学関係を示す図であ
る。 5・・・・・・ガバナレバー、6・・・・・・連結枠、
7・・・・・・ガバナ装置、12・・・・・・ガバナス
プリング、13・・・・・・調速レバー、14・・・・
・・連結ワイヤ、15・・・・・中ツクスプリング、1
8・・・・・・調整レバー 19・・・・・・ストッパ
カム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガバナ装置を有するガバナレバーの上端と連結枠を介し
    てスロットルレバーに連結し、該ガバナレバーの下端を
    ガバナスプリングを介して調速レバーに連結し、該調速
    レバーから連結ワイヤを延設すると共に該連結ワイヤと
    反対側にロックスプリングを付勢し、該連結ワイヤを調
    整レバーの支点の一方に結び、該調整レバーの支点近傍
    及び他方の側に略り字形を威して2個所に係止部を有す
    るストッパカムを、調整レバーを高、中、低の各回転位
    置に回転セットするときそれらの位置に保持するように
    組付けたことを特徴とするエンジン回転調整装置。
JP8697880U 1980-06-20 1980-06-20 エンジン回転調整装置 Expired JPS6030431Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8697880U JPS6030431Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20 エンジン回転調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8697880U JPS6030431Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20 エンジン回転調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5710434U JPS5710434U (ja) 1982-01-20
JPS6030431Y2 true JPS6030431Y2 (ja) 1985-09-12

Family

ID=29449118

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8697880U Expired JPS6030431Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20 エンジン回転調整装置

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JP (1) JPS6030431Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62191052U (ja) * 1986-05-26 1987-12-04

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Publication number Publication date
JPS5710434U (ja) 1982-01-20

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