JPS6054496B2 - 自動チヨーク付き気化器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関用気化器に関し、特に気化器の自動チ
ョーク制御機構に関する。

既知の内燃機関気化器用の自動チョーク制御機構のある
型式は、チョーク弁は温度調節素子によつて温度に応答
して制御し、最初は機関吸気マニホールドに連通した真
空ダイアフラム装置によつて機関吸気圧力に応答して開
く。

他の型式においては、チョーク弁は機関吸気マニホール
ド又はスロットル弁上流の気化器導入通路に連通させた
真空ダイアフラム装置のみによつて制御する。後者の型
式の自動チョーク制御装置は大部分の機関には不満足で
あり、機関が高速となればチョーク弁を開位置に保つた
めの所要負圧の吸気圧力が生ぜず真空ダイアフラム装置
が作動しない。自動チョーク制御機構の例として、米国
特許第３０８５７９２号、第３１９４２２４号、第３２
７２４８６号、第３４８４２２＠、第３６２５４９λ号
がある。

本発明の目的は内燃機関用自動チョーク制御機構を提供
し、機関緩速時及び低速運転間はチョーク弁は吸気マニ
ホールドの負圧に応答して制御され、高速運転間はスロ
ットル弁の位置に応答して制御される。本発明による内
燃機関用気化器は、入口と、機関の吸気部に連通する出
口を有する導入通路を形成する本体と、上記導入通路内
に閉位置と開位置との間に可動に取付け上記入口を通る
導入通路内への空気導入を制御するチョーク弁と、機関
吸気部に連通させた圧力応答装置と、圧力応答装置とチ
ョーク弁とを連結し、機関運転の間に機関吸気部に生ず
る負圧の存在に応答してチョーク弁を閉位置から開位置
に向けて動かす第１の連結装置と、チョーク弁と上記出
口との間で導入通路内に取付けられ機関緩速位置と所定
範囲内の増加速度位置との間に可動としたスロットル弁
と、スロットル弁とチョーク弁とを互に連結する第２の
連結装置とを備えている。

上記第２の連結装置はスロットル弁が緩速位置から所定
増加速度位置を過ぎた後は圧力応答装置に無関係にチョ
ーク弁を開位置に保ち、スロットル弁が上記所定増加速
度を緩速位置の方向に過ぎた時は圧力応答装置がチョー
ク弁の運動制御を行なうようになされる。本発明の実施
例によれば、チョーク弁は導入通路内に回動可能に枢支
され、チョーク弁を閉位置方向に押圧する第１の押圧装
置と、チョーク弁に固着して共に回動するチョークレバ
ーとが含まれる。

圧力応答装置とチョークレバーとの間を結合する第１の
リンクは機関の吸気部内の負圧の存在に応答してチョー
ク弁を第１の押圧装置の閉鎖力に抗して開く。他の実施
例によれば、スロットル弁は導入通路内に回動可能に枢
支され、スロットル弁に固着して共に回動するスロット
ルレバーを含む。

スロットルレバーとチョークレバーとを互に連結するチ
ョーク引出しレバーをロック位置と解放位置との間に回
動可能とし、このチョーク引出しレバーは解放位置でチ
ョークレバーに接触してチョークレバーを開位置に回動
させる。チョーク引出しレバーを解放位置に向けて押圧
しチョーク引出しレバーが解放位置にある時に第１の押
圧装置に抗してチョークレバーを開位置に保持する第２
の押圧装置を含んでいる。スロットルレバーをチョーク
引出しレバーに連結する第２のリンクを設け、スロット
ルレバーが緩速位置と所定増加速度位置との間にある時
にチョーク引出しレバーをロックしスロットルレバーが
所定増加速度位置を過ぎ速度増加方向に動いた時に第２
の押圧装置がチョーク引出しレバーを解放位置に回動さ
せるようにする。別の実施例においては、チョーク引出
しレバーは細長のスロットと本体に枢支した外方端とを
有する第１の脚と、チョークレバーに接触する外方端を
有する第２の脚とを含み、スロットルレバーをチョーク
引出しレバーに連結する第２のリンクの一端はスロット
ルレバーに回動可能に枢支し他端はチョーク引出しレバ
ーのスロット内に滑動可能に係合する。スロットル弁が
緩速位置と所定増加速度位置との間にある時は第２のリ
ンクの他端がチョーク引出しレバーのスロット端に接触
してチョーク引出しレバーをロック位置に保つ。スロッ
トルレバーが所定増加速度位置から速度増加方向に動い
たことに応答して第２のリンクの他端がチョーク引出し
レバーのスロット内を上記端部と反対方向に動き第２の
押圧装置がチョーク引出しレバーを解放位置に回動させ
る。本発明の主要な特長は、内燃機関用気化器の自動チ
ョーク制御機構のチョーク弁位置を温度調整素子を使用
せずに、機関速度全範囲について制御することである。

本発明の他の特長は、チョーク制御機構はチョーク弁の
位置を緩速及び低速範囲において機関吸気負圧に応答し
て制御し、機関高速範囲において気化器スロットル弁の
位置に応答して制御することである。

本発明の他の特長は、内燃機関気化器の自動チョーク制
御機構は機関緩速及び低速運転時にチョーク弁を開く圧
力応答装置と、気化器スロットル弁とチョーク弁との間
に結合して機関高速運転時に圧力応答装置に無関係にチ
ョーク弁を開位置に保つリンク装置とを含むことである
。

本発明の特長と利点とを明らかにするための例示とした
実施例並びに図面について説明する。

本発明を好適な一実施例について説明するが、本発明は
種々の変型が可能であり、実施例並びに図面は本発明の
特徴を説明するための例示てあつて発明を限定するもの
てはない。図に示す気化器１０は内燃機関、例えば船外
機用の機関等の吸気マニホールド１２に取付ける。

気化器１０のハウジング１４の本体１６は空気燃料導入
通路１８を形成する。通路１８の空気入口Ｊ２Ｏは通常
の通り大気に連通し、出口２２は機関吸気マニホールド
に連通し、中間にベンチユリ部２４を有する。空気燃料
導入通路１８のベンチユリ部２４と出口２２との間のバ
タフライ型スロットル弁２６は軸２８に取付けられて回
動可能とする。

軸２８は気化器本体１６に支承され、外方端３０は本体
１６から横方向外方に突出する。軸２８の外方端３０に
スロットルレバー３２を固着してスロットル弁２６を第
１図に示す機関緩速位置と所定範囲の速度増加位置との
間て回動させる。スロットル弁２６を第１，４図で見た
反時計方向に緩速位置に向けて押圧する第３の押圧装置
すなわち捩りばね３４はスロットル弁軸２８の外方端３
０を囲み、両端がハウジング１４とスロットルレバー３
２に押圧している。スロットル弁２６をスロットルレバ
ーばね３４に抗して緩速位置から速度増加位置に第１，
４図で見た時計方向に回動するために、スロットルレバ
ー３２と図示しない遠隔のスロットル制御装置との間に
リンク装置又は引き押し兼用ケーブル３６を連結する。
第２図に示す通り、導入通路１８の空気入口２０とベン
チユリ部２４との間にバタフライ型チョーク弁３８を回
動可能に枢支して通路１８に入る空気量を制御する。

チョーク弁３８を支持する軸４０は気化器本体１６に支
承され、外方端４２は本体１６から横方向外方に、スロ
ットル弁軸２８の外方端３０と同じ側に突出する。チョ
ーク弁軸４０の外方端４２にチョークレバー４４を第３
，４図に示す通りに固着してチョーク弁を第１，２図に
示す閉位置と第３，４図に示す開位置との間に回動可能
とする。図示の例ではチョーク弁３８はほぼ楕円形であ
り、第１，２図に示す閉位置で円形の導入通路１８を通
る流れの方向に対して直角とはならない。機関停止の時
にチョーク弁３８を第１図で見て時計方向の閉位置に向
けて押圧する第１の押圧装置すなわち捩りばね４６はチ
ョーク弁軸４０の外方端部４２を囲み、両端はハウジン
グ１４とチョークレバー４４とに支持される。

圧力応答装置を設けて機関が始動した時に機関吸気マニ
ホールド１２内に生ずる負圧に応答してチョークレバー
ばね４６の力に抗してチョーク弁３８を開くようにさせ
る。

各種の圧力応答装置を使用できるが図示の例ではチョー
ク弁レバー４４の弧状スロット５０内を第１のリンク５
２の一端が滑動可能となつた形態とする。気化器ハウジ
ング１４に取付けた真空ダイアフラム装置５６のステム
５４にリンク５２の他端を枢支する。真空ダイアフラム
装置５６はハウジング５８と、ハウジング５８内に外周
部を固着してハウジング５８内を真空室６４と大気室６
２とに分割するダイアフラム６０とを有する。

ステム５４の内方端はダイアフラム６０の中央部に固着
する。ダイアフラム６０は真空室６４内の戻しばね６６
によつて中立位置に押される。ダイアフラム６０の中立
位置ではステム５４、リンク５２はチョークレバーばね
４６がチョーク弁３８を第１図に示すＬ閉位置に保つよ
うにする。マニホールド１２を、気化器本体１６に形成
され、スロットル弁２６の下流で吸気マニホールド１２
に開口する通路７０から導管６８を経て、真空室６４に
連結する。

大気室６２はハウジング５８に形成した１個以上のボー
ト７２を介して大気に連通する。機関の運転中に機関吸
気マニホールド１２内に生ずる負圧は、ダイアフラム６
０の両面間に圧力差を生じ、ダイアフラム６０はステム
５４と共に戻しばね６６の力に抗して第１図の左゛方に
動く。この動きはリンク５２を径てチョークレバー４４
に伝達され、チョークレバー４４は第１図に示す第１の
位置即ちチョーク弁３８の閉位置から第３図に示す第２
の位置即ちチョーク弁３８の開位置に動く。機開始動時
又は始動機回転の間には機関吸気圧力低下が小さく真空
ダイアフラム装置５６を作動してチョーク弁を開位置と
する圧力の不足する時は、吸気マニホールド１２内に生
ずる振動圧力に応答して、チョーク弁３８がチョークレ
バーばね４６に抗して部分的に開くことがある。

チョークバー４４の弧状スロット５０はチョークレバー
４４をリンク５２に対して回動可能とし、チョーク弁３
８は閉位置から第１図て見た反時計方向に回動し、チョ
ーク弁は開位置を保つ。機開始動後は真空ダイアフラム
装置５６は、機関緩速運転の間及び低速スロットル開度
の間は、チョーク弁３８を第３図に示す開位置に保つ。
高速スロットル開度、即ち機関速度約２０００ｒｐｍ以
上、では機関吸気負圧は減少すなわち大気圧の方向に移
行し、真空ダイアフラム装置５６のステム５４は戻しば
ね６６の作用によつて第１図の右方に動き、チョークレ
バーばね４６はチョーク弁３８を閉鎖する傾向を生ずる
。スロットルレバー３２とチョーク弁３８とを相互連結
し、スロットルレバー３２が所定速度位置を過ぎた後は
真空ダイアフラム装置５６とは無関係にチョーク弁３８
を開位置に保持し、スロットルレバー３２の開度が所定
速度位置と緩速との間に戻つた時は真空ダイアフラム装
置５６がチョーク弁３８の動きを制御するようにする。

このためには種々のリンクを使用できるが図示の例では
ほぼＬ型のチョーク引出しレバー７４を設ける。レバー
７４に第１および第２の脚７６，７８を設ける。第１の
脚７６の外方端部８０は、気化器本体１６から、スロッ
トルレバー３２、チョークレバー４４と同じ側に外方に
突出したピン８２に枢支する。第２の脚７８の外方端８
４に縁部８６を形成し、この縁部８６はチョークレバー
４４の突出部８８に当接するようにすなわちレバー７４
が第１図で見た反時計方向に回動するように第２の押圧
装置すなわち捩りばね９０によつて押圧されている。レ
バー７４を反時計方向に回動させる捩りばね９０はピン
８２を巻き両端を気化器本体１６と第１の脚７６の外方
端部に係合させている。チョーク引出しレバーの捩りば
ね９０はチョークレバーの捩りばね４６よりも強く、ス
ロットルレバーばね３４よりも弱くするが、この理由は
後に述べる。チョーク引出しレバー７４の第１の脚に長
いスロット９２を第２の脚７８に対してほぼ直角方向に
形成し、第２のリンクすなわちリンク９４の上部の第１
の端部をスロット９２内に滑動させる。

リンク９４の下端即ち第２の端部はスロットルレバー３
２に枢支する。スロットルレバー３２が第１図に示す緩
速位置にある時はリンク９４の上端がスロットルレバー
３２の作用によりスロット９２の上端に接触し、チョー
ク引出しレバー７４はリンク９４によつてロック位置に
ある。即ち、機関緩速位置ではリンク９４はチョーク引
出しレバー７４の回動を防ぐ。かくして、スロットルレ
バー３２が緩速又は低速位置にある時はスロットルレバ
ー４４はチョーク引出しレバー７４に無関係てあり、機
関運転間の真空ダイアフラム装置５６の作用又は機開始
動時のチョーク弁３８に作用する振動圧力によつて、チ
ョークレバーばね４６に抗して閉位置から開位置方向に
動く。スロットルレバー３２が緩速位置から所定速度位
置例えば機関速度２０００ｒ′Ｐｍに相当するスロット
ル開度位置にスロットルケーブル３６によつて回動すれ
ば、リンク９４の上端はチョーク引出しレバーのスロッ
ト９２内を下方に動き第４図に示すようにレバー７４は
解放位置となる。

チョーク引出しレバー７４はチョーク引出しレバーばね
９０の力によつてチョークレバー４４に向けて第４図で
見た反時計方向に回動し、第２の脚７８の縁部８６がチ
ョークレバーの突出部８８に接触してばね９０の力で押
圧する。チョーク引出しレバーのばね９０がチョーク引
出しレバー７４を介してチョークレバー４４に作用する
力はチョークレバーばね４６の閉鎖力よりも大きく、し
たがつてチョーク弁３８は第４図に示す開位置に保持さ
れる。スロットルレバー３２が緩速位置方向に戻れば、
スロットルレバーばね３４はチョーク引出しレバー７４
に大きな回動力をスロットルレバー３４及びリンク９４
を介して作用し、チョーク引出しレバーばね９０の力に
抗してチョーク引出しレバー７４をロック位置に戻す。
図示の自動チョーク弁の作動を説明する。

機関が停止し、スロットルレバー３２が緩速位置であれ
ば、チョーク弁３８はチョークレバーばね４６の作用に
よつて閉位置を保つ。機関が始動しスロットルレバー３
２が緩速位置の時は、真空ダイアフラム装置５６が機関
吸気マニホールド１２内の負圧に応答してチョーク弁３
８を開き、リンク５２、チョークレバー４４を介して開
位置を保つ。機関速度が増加し、機関吸気圧力が減少し
てチョーク弁３８がチョークレバーばね４６によつて閉
鎖する傾向の生ずる速度に達した時は、スロットルレバ
ー３２によつてチョーク弁３８を機械的に開位置に保つ
。即ち、スロットルレバー３２に連結したリンク９４が
解放位置に動き、チョーク引出しレバーばね９４はチョ
ーク引出しレバー７４とチョークレバー４４とを介して
作用しチョークレバーばね４６に抗してチョーク弁３８
を開位置に保つ。機関速度が所定値に低下し真空ダイア
フラム装置５６がチョーク弁３８を開位置に保ち得るよ
うになつた時は、スロットルレバーばね３４はスロット
ルレバー３２、リンク９４を介してチョーク引出しレバ
ー７４をロック位置に戻す。

真空ダイアフラム装置はチョーク弁３８を開位置に保持
する。機関が停止すればチョーク弁３８はチョークレバ
ーばね４６によつて閉じる。機開始動に際してチョーク
弁３８を開位置とするためにはスロットルレバー３２を
所定速度位置まで開き、それによりチョーク引出しレバ
ー７４は解放されてチョーク引出しはね９０はチョーク
弁３８を開位置とする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による内燃機関の気化器の機関停止状態
での一部断面とした側面図、第２図は第１図の２−２線
に沿う断面図、第３図は第１図の気化器の低速運転状態
での部分側面図、第４図は第１図の気化器の高速運転状
態での側面図である。 １０：気化器、５２，９４リンク、１２：吸気マニホー
ルド、５４：ステム、２６：スロツトル弁、５６：真空
ダイアフラム装置、３２：スロツトルレバー、６０：ダ
イアフラム、３４，４６，９０：ばね、７４：チヨーク
引出しレバー、３８：チヨーク弁、７６，７８：脚、４
４：チヨークレバー、８２：ピン、５０，９２：スロツ
ト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 吸気部を有する内燃機関用の気化器であつて、入口
   と前記吸気部に連通する出口とを有する導入通路を形成
   する本体と；前記導入通路内に枢動可能に設けられて閉
   位置と開位置との間で運動して前記入口を通つて前記導
   入通路内へ流入する空気を制御するチョーク弁と；該チ
   ョーク弁を閉位置に向けて回動する第１の押圧装置と；
   前記チョーク弁に固着して共に動き該チョーク弁の閉位
   置および開位置にそれぞれ対応する第１および第２の位
   置間に回動するチョークレバーと；前記吸気部に連通さ
   せた圧力応答装置と；該圧力応答装置とチョーク弁とを
   連結し内燃機関の運転の間に前記吸気部に生ずる負圧の
   存在に応答してチョーク弁を閉位置から開位置に向けて
   動かす第１の連結装置と；チョーク弁と前記出口との間
   で前記導入通路内に枢動可能に取付けられかつ内燃機関
   の緩速位置と所定範囲の増加速度位置との間に可動とし
   たスロットル弁と；スロットル弁とチョーク弁とを互に
   連結し、スロットル弁が緩速位置から所定の増加速度位
   置を超えて動いた後は圧力応答装置に無関係に前記チョ
   ーク弁を開位置に保つと共に、スロットル弁が前記所定
   の増加速度位置を超えて緩速位置の方向に動いた時は圧
   力応答装置がチョーク弁の運動を制御するようにする第
   ２の連結装置と；を備えて成り、前記第１の連結装置は
   、前記圧力応答装置とチョーク弁との間に連結していて
   内燃機関の吸気部内の負圧の存在に応答して前記チョー
   クレバーを第２の位置に向けて回動し、したがつて前記
   第１の押圧装置に抗してチョーク弁を開く第１のリンク
   を含んでおり、また前記第２の連結装置は、ロック位置
   と前記チョークレバーに係合して該チョークレバーを前
   記第２の位置に向けて回動することのできる解放位置と
   の間に回動可能に設けられたチョーク引出しレバーと、
   該チョーク引出しレバーを解放位置に向けて押圧しチョ
   ーク引出しレバーが解放位置にある時に第１の押圧装置
   に抗してチョーク弁を開位置に保持する第２の押圧装置
   と、前記スロットル弁に固着されて該スロットル弁と共
   に回動するスロットルレバーと、該スロットルレバーを
   前記チョーク引出しレバーに連結してスロットルレバー
   が緩速位置又は緩速位置と所定の増加速度位置との間に
   ある時にはチョーク引出しレバーを前記ロック位置に固
   定するとともに、スロットルレバーが所定の増加速度位
   置を超えて速度増加方向に動いた時に前記第２の押圧装
   置が前記チョーク引出しレバーを解放位置に回動するの
   を可能にする第２のリンクとを含むことを特徴とする気
   化器。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の気化器において、スロ
   ットルレバーを緩速位置に向けて押圧する第３の押圧装
   置が含まれ、この第３の押圧装置は、スロットルレバー
   が所定の増加速度位置を過ぎて緩速位置に向けて動いた
   時に前記第２の押圧装置に抗してチョーク引出しレバー
   を前記ロック位置に復帰させるように構成されているこ
   とを特徴とする気化器。 ３ 特許請求の範囲第１項記載の気化器において、チョ
   ークレバーは弧状のスロットを含み、第１のリンクは圧
   力応答装置に結合した第１の端部とチョークレバーの上
   記スロット内を滑動する第２の端部とを含み、機関の吸
   気部内の負圧の存在に応答して第１のリンクの第２の端
   部がチョークレバーのスロット端に係合してチョークレ
   バーを第２の位置に回動させまたチョークレバーは第１
   のリンクの第２の端部に相対的に第２の位置に向けて回
   動可能とすることを特徴とする気化器。 ４ 特許請求の範囲第２項記載の気化器において、チョ
   ークレバーを本体の一側の外側とし、チョーク引出しレ
   バーをチョークレバーと同じ側の本体外側とし、チョー
   ク引出しレバーは細長のスロットと本体に枢支した外方
   端とを有する第１の脚と、チョークレバーに接触する外
   方端を有する第２の脚とを含み、スロットルレバーをチ
   ョークレバーと同じ側の本体外側とし、スロットルレバ
   ーとチョーク引出しレバーとを連結する前記第２のリン
   クは一端をスロットルレバーに回動可能に枢支し他端を
   チョーク引出しレバーの前記スロット内を滑動可能にな
   されており、該第２のリンクは、スロットル弁が緩速位
   置と所定の増加速度位置との間にある時には前記他端が
   チョーク引出しレバーのスロットの一端部に係合してチ
   ョーク引出しレバーをロック位置に保つとともに、スロ
   ットルレバーが所定の増加速度位置から速度増加方向に
   動いたことに応答して前記他端がチョーク引出しレバー
   のスロット内を前記一端部と反対方向に動き、したがつ
   て第２の押圧装置がチョーク引出しレバーを解放位置に
   回動させることを可能とするように構成されていること
   を特徴とする気化器。 ５ 特許請求の範囲第４項記載の気化器において、本体
   に回動可能に支承した軸にチョーク弁を固着し、前記軸
   の外方端を本体一側から外方に突出させ、チョークレバ
   ーをチョーク弁軸外方端に固着し、第１の押圧装置をチ
   ョーク弁軸外方端を巻き一端をチョークレバーに支持し
   他端を本体に支持した捩りばねから構成し、チョーク引
   出しレバーを枢支した軸の外方端を本体からチョークレ
   バーと同じ側の外方に突出させ、第２の押圧装置をチョ
   ーク引出しレバー軸を巻き一端をチョーク引出しレバー
   に支持し他端を本体に支持した捩りばねから構成し、本
   体に回動可能に支承したスロットル弁軸にスロットル弁
   を固着し、スロットル弁軸外方端をチョークレバーと同
   じ側の本体一側外方に突出させ、第３の押圧装置をスロ
   ットル弁軸を巻き一端をスロットルレバーに支持し他端
   を本体に支持した捩りばねから構成することを特徴とす
   る気化器。