JPS6028518B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ドラム式洗濯機に関するもので、特に洗濯終
了時等において所定位置にドラムを停止させるドラム停
止装置に係るものである。

ドラム式洗濯機は、回転翼により鷹拝する洗濯機にくら
べて、衣類の損傷が少なく、水の使用量が少なくてすす
むという利点を有することから、今後の省資源対策とし
て注目されている。

しかし、ドラムが停止した時、衣類の投入口が取り出し
方向に位置していない場合が多く、ドラムを手で回転さ
せて投入口を取り出し位置へ移動しなくてはならないと
いう使用勝手上の問題があった。本発明は上記従来の問
題を解決するもので、以下、その一実施例を添付図面に
基づいて説明する。図において１は洗濯機の本体、２は
本体１内に設けた洗濯槽、３は洗濯槽２内に水平方向に
回転中心軸を配して設けてなる回転ドラムである。回転
ドラム３には多数個の穴４と、衣類取出し用の蓋（図示
せず）が設けてあり、両端壁には合成樹脂製の支持軸５
，５′が設けてある。また、ドラム３外周には回転用歯
溝６が設けられている。洗濯槽２には、回転ドラム３に
設けた支持軸５を軸支するための合成樹脂製のドラム軸
受７と、前記回転ドラム３の回転用歯溝６とかみ合う回
転駆動用歯車８の伝達軸９を麹支するための軸受１０が
取付けてある。

前記伝達軸９の一端には、大径のプーリー１１が設けて
ある。１２は洗濯機の本体の底部に設置したモー夕で、
その回転軸には小径のプーリ１３が設けてあり、このプ
ーリ１３の回転力はベルト１４を介し歯車８を減速駆動
し、さらに歯車８の回転力は、ドラム３の外周の歯溝６
とかみ合ってドラム３を減速駆動している。

回転ドラム３後部に設けた支持軸５′には矩形の切欠溝
１５が設けてあり、この切欠溝１５に舷合する回転軸１
６は、ドラム軸受７′にて回転自在に支持してある。

回転軸１６の一端には周面−部に功欠溝１７を有するカ
ム１８が取付けてあり、回転ドラム３の回転によりカム
１８が回転し、洗濯槽２に取付けた常開接点を有するド
ラムスィツチ１９をレバー２０を介して動作させる。第
４図は電気的回路図を示し、ドラムスィッチ１９の常開
接点の一方端子は、リレーコイル２１ａの一方側、圧力
スイッチ２２の共通接点、洗濯槽２上部に設けた回転ド
ラム３を覆う洗濯槽２の蓋２３と連動する蓋スイッチ２
４の一方側にそれぞれ接続しており、他方端子は、リレ
ーコイル２１ａによって制御される常開接点よりなるリ
レー接点２１ｂを介して電源及びタイムスイッチ２５の
メイン接点２５ａの一方側に接続する。上記タイムスイ
ッチ２５のメイン接点２５ａの他方側には蓋スイッチ２
４の他方側を接続し、また、圧力スイッチ２２のａ接点
は給水弁２６に、ｂ接点はタイマモータ２５ｂおよびタ
イムスイッチの反転切換嬢′点２５ｃを介してモータ１
２にそれぞれ接続しており、上記ＩＪレーコイル２１ａ
，給水弁２６，モータ１２，タイマモータ２５のそれぞ
れの他方側は電源の他方側に接続している。

上記横成において、衣類を蓋２３を開いて回転ドラム３
に入れ、その後、回転ドラム３の蓋および洗濯槽２の蓋
２３を閉じ、タイムスイッチ２５をセットすると、タイ
ムスイッチ２５のメイン接点２５ａ、蓋スイッチ２４を
介して、給水弁２６に通電して給水され、一定水位にな
ると、圧力スイッチ２２の接点がａ接点からｂ接点に切
り換わり、モータ１２に通電してモータ１２が回転駆動
し、回転ドラム３が回転する。上記動作と同時にタイマ
モータ２５ｂに通電し、タイムスイッチ２５が進行する
と共に、リレーコイル２１ａに通電し、リレー接点２１
ｂは閉の状態になる。

次にタイムスイッチ２５の時限が終了したり、洗濯の途
中で洗濯槽２の蓋２３を開くと「蓋スイッチ２４が開に
なるため、タイムスイッチ２５のメイン接点２５ａ、蓋
スイッチ２４を介してのモータ１２への通電が停止され
る。

この時、レバー２０がカム１８のカム面に押されて、ド
ラムスィッチ１９が閉の状態であれば、リレー接点２１
ｂ、ドラムスィッチ１９を介してモーター１２に通電が
継続すると共に、リレーコイル２１ａにも通電されるた
め、利し一の接点２ｌｂは閉の状態である。

回転ドラム３が回転し、回転ドラム３に設けた蓋が布取
り出し方向、即ち、蓋２３と対向する位置にきた時に、
カム１８の切欠溝１７ににレバー２０が落込むため、蓋
スイッチ１９は開となり、モータ１２への通電がなくな
り、回転ドラム３の回転が止まると共に、リレーコイル
２１ａの通電がなくなり、リレー接点２１ｂが開になり
全ての通電回路が切れる。

回転ドラム３が止まった時には、ドラムスィツチ１９を
レバー２０で押さない位置になっている。

回転ドラム３が少し動いて、ドラムスィッチ１９がオン
になる位置にきたとしても、上託ＩＪレーコィル２１ａ
、リレー接点２１ｂは自己保持回路を形成するものであ
るため、完全に回路はオフになっており、ドラムスイツ
チ１９がオンになっても、モータ１２が駆動されるとい
ったことがない。従って、布を回転ドラム３からとり出
す時に、回転ドラム３が多少動いても安全である。以上
のように本発明によれば、回転ドラムが止まった時には
、常に回転ドラムの開閉用蓋が衣類の取り出し方向にあ
るため、従来のように回転ドラムを衣類の取出し方向に
回転させるといったわずらわしさがなく、使用勝手がす
こぶる向上するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例におけるドラム式洗濯機の縦断
面図、第２図はその回転ドラムの軸受部分近傍の断面図
、第３図はそのドラムスィツチ制御用のカム構造を示す
分解斜視図、第４図はその電気的回路図である。 ２・・・・・・洗濯槽、３・・・・・・回転ドラム、１
２・…・・モータ、１７…・・・切欠溝、１８・・・・
・・カム、１９…．・・ドラムスイツチ、２１ａ……リ
レーコイル、２１ｂ……リレー接点、２３……蓋、２４
……蓋スイッチ、２５……タイムスイッチ、２５ａ……
メイン接点、２５ｂ……タイマモータ。 第「図 第２図 第３図 第４・図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 洗濯槽内に水平方向にて回転中心軸を有するように
   回転ドラムを配置し、この回転ドラムに連通して動作す
   るドラムスイツチを設け、ドラムスイツチの常開接点の
   一方側に、リーコイル、回転ドラム駆動用のモータ，タ
   イムスイツチ駆動用のタイマモータおよび洗濯槽の蓋と
   連動する蓋スイツチのそれぞれの一方側に接続し、前記
   常開接点の他方側にはリレー接点を介して電源の一方側
   及びタイムスイツチの接点の一方側を接続するとともに
   、このタイムスイツチの接点の他方側には、前記蓋スイ
   ツチの他方側を接続し、かつ、前記リレーコイル，モー
   タ，タイマーモータの他方側を電源の他方側に接続した
   ドラム式洗濯機。