JPS6028283B2 - 紫外線硬化型被覆用樹脂組成物 - Google Patents

紫外線硬化型被覆用樹脂組成物

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JPS6028283B2
JPS6028283B2 JP55043307A JP4330780A JPS6028283B2 JP S6028283 B2 JPS6028283 B2 JP S6028283B2 JP 55043307 A JP55043307 A JP 55043307A JP 4330780 A JP4330780 A JP 4330780A JP S6028283 B2 JPS6028283 B2 JP S6028283B2
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acrylate
meth
acid
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compound
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JP55043307A
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弘 藤本
昌寛 杉野
英男 三宅
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紫外線硬化型被覆用樹脂組成物に関するもので
ある。
本発明の目的は空気中での硬化性に優れ、且つ硬化塗膜
の表面光沢に殴れた紫外線硬化型被覆用樹脂組成物を提
供することにある。
近年、省資源、無公害、安全性など社会的要請に伴い、
いわゆる無溶剤系樹脂である紫外線硬化型樹脂の開発が
活発に進められてきた。
従釆から紫外硬化型インク、塗料やコーティング剤のバ
インダーとしては、例えば、ェポキシアクリレート、ウ
レタン変性アクリレート、オリゴヱステルアクリレート
などの種々の樹脂が提案されてきたが(例えば、持公昭
53−37902号公報、特公昭54−15691号公
報、持公昭54−15473号公報など)、紙、木工分
野など一部で実用化されているにすぎないのが現状であ
る。紫外線硬化型インク、塗料やコーティング剤が無公
害、省資源など多くの利点を持つにもかかわらず、伸び
悩みの状況にある第一の大きな理由は従来のものに比較
して、接着性、可榛性、加工性の点で著しく劣ることに
ある。
述って、紫外線硬化型樹脂の応用分野を拡大しようとす
れば、当然金属、各種プラスチック、各種フィルム、塗
装金属板などへの接着性、可榛性、加工性の改良が必須
となる。本発明者らは、上記問題点に鑑み、接着性、可
操性、加工性に優れた紫外線硬化型樹脂を得るべく鋭意
研究を重ねた結果、重合性化合物に可溶な飽和共重合ポ
リエステルを使用することにより、金属、各種プラスチ
ックス、各種フィルム、塗装金属板などへの接着性に極
めて優れ、基材に前処理を行うことなく実用的な接着性
、可孫性、加工性をそなえた組成物を得ることに成功し
先に提案した。紫外線硬化型インク、塗料やコーティン
グ剤におけるもう一つの問題は、塗膜の硬化性の問題で
ある。
紫外線硬化型インクや塗料は塗膜の厚みによってその硬
化性が著しく影響を受け、特にスクリーン印刷インキや
塗料の場合、塗膜の厚みは10ム〜50ムにも達するた
め内部の硬化が不良になりやすい。顔料を添加した系に
おいてはこの煩向は更に著しく、表面にタックが残った
り、表面の光沢が失われ硬化塗膜の外観も非常に悪くな
る。このような硬化性の問題に関して光増感剤を種々組
合せることにより改善が試みられている。例えば、ハロ
ゲン化ペンゾフェノンまたはペンゾフェノンとテトラエ
チル−P・P′一ジアミノベンゾフェノとの組合せ(特
公昭53−37902号、同54一25943号公報)
、ベンゾフェノン、キサントン、チアキサントンとパラ
ジアルキルアミン安息香酸誘導体との組合せ(持関昭5
3−22536〜53−22538号公報)、4・4−
ビス(ジアルキルアミノ)ペンゾフェノンとキサントン
の組合せ(特関昭52一92246号公報)などが提案
されている。しかし、これらの増感剤系は有効ではある
が、顔料を配合した場合、特に紫外線透過率の低い黒色
、青色、緑色系の顔料を使用した場合に塗膜の厚みが1
0一以上の場合には硬化不良を起し、塗膜表面の光沢が
著しく失われ外観の非常に悪い硬化塗膜しか得られず、
厚膜のスクリーン印刷や塗料には必ずしも満足な硬化性
を与えないことが判明した。本発明者らは、この点に鑑
み、硬化性に優れ、硬化塗膜の表面光沢の良好な組成物
を得るべく鋭意検討した結果、キサントン、チオキサン
トンまたはその誘導体と後記する一般式‘i}で示され
る化合物を光増感剤として使用することにより、硬化性
に極めて優れた紫外線硬化型被覆用樹脂組成物が得られ
ることを見出し本発明に到達した。
すなわち「本発明は重合性化合物(1)、光増感剤(0
)を必須成分とし、重合性化合物(1)の少なくとも一
部分が分子内に2個以上の重合性二重結合を有する化合
物である紫外線硬化型被覆用樹脂組成物において、該光
増感剤(0)として、キサントン、チアキサントソおよ
びその誘導体からなる群から選ばれた1種以上の化合物
■と下記一般式(iーで示される化合物【b’を重量比
で1/4〜1/4の割合で配合したものであることを特
徴とする紫外線硬化型被覆用樹脂組成物である。(式中
、R,およびR2は炭素数1〜10の炭化水素基)本発
明の光増感剤‘a’および{b}を使用すると、接着性
、可操性、加工性に優れ、且つ硬化性の良好な紫外線硬
化型被覆用樹脂組成物を与えるので極めて有用である。
本発明における重合性化合物(1)とは、分子内に1個
以上の重合性二重結合を有する光重合可能な化合物であ
り、例えば、スチレン、Q−メチルスチレン、クロロス
チレンなどのスチレン系化合物、メチル(メタ)アクリ
レート(メチルアクリレートおよびメチルメタクリレー
トを意味する。
以下同様に略す。)、エチル(メタ)アクリレート、n
−およびi−プロピル(メタ)アクリレート、n−、S
ec一およびt−ブチル(メタ)アクリレート、テトラ
ヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリ
レート、ステアリル(メタ)アクリレート、ブトキシエ
チル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、フエノキシエチル(メタ)アクリレート、
メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ
)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メタ)ア
クリレートなどの一官能(メタ)アクリレート化合物、
エチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレート、ジエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ
)アクリレート、1・4−ブタンジオールジ(メタ)ア
クリレート、ネオベンチルグリコールジ(メタ)アクリ
レート、1・6ーヘキサンジオールジ(メタ)アクリレ
ートなどの二官能(メタ)アクリレート類、トリメチロ
ールプロパソトリ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルエタントリ(メタ)アクリレート、ベンタエリスリト
ールテトラ(メタ)アクリレートなどの三官能以上の(
メタ)アクリレート類、ビスフヱノールAのエチレンオ
キシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物のジ(
メタ)アクリレート、水素化ビスフェノールAのエチレ
ンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物の
ジ(メタ)アクリレートなどの二官能(メタ)アクリレ
ート、さらに‘a)ジィソシアネート化合物と2個以上
のアルコール性水酸基含有化合物を予め反応させて得ら
れる末端ィソシアネート基含有化合物に、さらにアルコ
ール性水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させて得
られる分子内に1個以上のアクリロィルオキシ基を有す
るウレタン変性(メタ)アクリレート、‘bー分子内に
1個以上のェポキシ基を有する化合物にアクリル酸また
は/およびメタクリル酸を反応させて得られるェポキシ
(メタ)ァクリレート、{cーカルボン醸成分としてア
クリル酸またはメタクリル酸、および多価アルコールと
を反応させて得られるオリゴェステル(メタ)アクリレ
ートなどが代表例として挙げられる。これらの重合性化
合物(1)は単独または併用して使用する。しかしなが
ら、本発明において使用する重合性化合物(1)の成分
のうち、少なくとも一部分は分子内に2個以上の重合性
二重結合を有する化合物であることが必須である。
分子内に1個の重合性二重結合を有する化合物のみを使
用した場合には、いわゆる架橋反応を起し得ないので本
発明の目的を達し得ない。一般に、重合性化合物(1)
に占める分子内に2個以上重合性二重結合を有する化合
物の割合は5重量%以上、好ましくは2の重量%以上で
ある。本発明におけるキサントン、チオキサントンおよ
びその誘導体からなる群から選ばれた1種以上の化合物
‘a’とは、例えば、キサントン、2ーメチルキサント
ン、2ーエチルキサントン、3ーメチルキサントン、3
ーエチルキサントン、3−メトキシキサントン、3ーエ
トキシキサントン、2ーメチルー7ーニトロキサントン
、2ーニトロキサントン、2ークロロキサントン、2・
7−ジクロロキサントン、2・7−ジニトロキサントン
等のキサントンのアルキル、ニトロおよび/またはハロ
ゲン誘導体、チオキサントン、2ーメチルチオキサント
ン、2−iープロピルチオキサントン、2一クロロチオ
キサントン、2一ニトロチオキサントン、3−ニトロチ
オキサントン、2−〆トキシチオキサントン、2ーメチ
ル−7一ニトロチオキサントン、2・7−ジメチルチオ
キサントンなどのチオキサントンのアルキル、ニトロお
よび/またはハロゲン議導体であり、勿論これらに限定
されるものではない。
また、上記キサントン、チオキサントンおよびその誘導
体からなる群から選ばれた1種以上の化合物a}と併用
される前記一般式‘i’で表わされる化合物‘b}とは
、式中、R,およびR2が炭素原子数1〜10の炭化水
素基、好ましくはァルキル基、アリール基、アラルキル
基、アルキルアリール基であり、例えば、1−フェニル
−1・2ーブロパンジオンー2−(o−エトキシカルボ
ニル)オキシム、1ーフエニルー1・2ープロ/ぐンジ
オンー2−(o−n一プロポキシカルボニル)オキシム
、1−フエニルー1・2ーブタンジオンー2一(oーエ
トキシカルボニル)オキシム、1−フエニルー1・2−
ブタンジオンー2一(o−n一プロポキシカルボニル)
オキシム、1・2−ジフエニル−1・2ーエタンジオン
ー1−(oーエトキシカルボニル)オキシム、1・2ー
ジフエニルー1・2ーエタンジオンー1−(o−n一プ
ロポキシカルボニル)オキシムなどであるが、勿論これ
らに限定されるものではない。
本発明においてはキサントン、チオキサントンおよびそ
の誘導体からなる群から選ばれた1種以上の化合物【a
ーと前記一般式{i}で表わされる化合物‘b)とを粗
合せて使用し、その配合割合は重量比で‘a}/‘b’
=1/4〜4/1である。
この範囲を外れると硬化速度が遅く、硬化塗腰の表面の
光沢も著しく悪くなる。化合物{aーと‘b}の配合割
合がこの範囲にある時のみ、化合物‘a’、‘b}各々
単独の場合よりも硬化性、硬化塗膜の表面光沢に優れる
のが特徴的である。
本発明における光増感剤(ロ)として、前記利、および
【blの化合物を必須成分とし、他の公知の光増感剤を
併用できることは言うまでもない。このような公知の光
増感剤としては、ベンゾィン、ベンゾインアルキルエー
テル、ベンゾフエノン、アセトフエノン、ベンジル、ミ
ヒラーズケトン、アントラキノン、ナフトキノン、アン
スロンなどが挙げられる。本発明においては光増感剤(
D)の配合量は前記重合性化合物(1)に対し0.1〜
3の重量%、好ましくは1〜2の重量%である。
本発明において、接着性、可榛性、加工性に優れた紫外
線硬化型被覆用組成物を得る目的で重合性化合物(1)
に可溶な飽和共重合ポリエステル(m)を亨使用する。
この共重合ポリエステル(m)とは・、飽和多価カルボ
ン酸またはその誘導体と多価アルコール類から合成され
るポリエステルである。飽和多価カルボン醸成分として
は、例えば、テレフタル酸、ィソフタル酸、オルソフタ
ル酸、2・6一ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、ア
ジピン酸、アゼラィン酸、セバシン酸、ドデカンジオン
酸、114‐シクロヘキサンジカルボン酸、テトラヒド
ロフタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、クロレンド酸
などが単独もしくは併用して使用される。多価アルコー
ル成分としては、例えば、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1・4−ブタンジオール、1・6ーヘ
キサンジオール、1・5ーベンタンジオール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ネオベンチルグリコール、ジプロモネオベ
ンチルグリコール、ジプロピレングリコ−ル、ポリプロ
ピレングリコール、1・4ーシクロヘキサンジオール、
ビスフエノ−ルAのエチレンオキシドまたは/およびプ
ロピレンオキシド付加物、水素化ビスフヱノールAのエ
チレンオキシドまたは/およびプロピレンオキシド付加
物、1・4ーシクロヘキサンジメタノールなどが単独ま
たは併用して使用される。
飽和多価カルボン酸成分としてトリメリツト酸ピロメリ
ット酸などの3価以上の飽和カルボン酸多価アルコール
成分としてトリメチロールプロパン、トリメチロールエ
タン、ベンタエトスリト−ルなどの3価以上の多価アル
コ−ルを併用することも可能である。
必要に応じて1価カルボン酸や1価アルコールを少量併
用することもある。これらの飽和共重合ポリエステルは
1種のみかあるいは2種以上を併用する。本発明で使用
する飽和共重合ポリエステル(m)の製造方法には特に
制限はなく、.ェステル交換法、直接ェステル化法など
の方法が用し、られ、必要に応じて、テトラ−nーブチ
ルテタネート、シュウ酸第1スズなどの公知の触媒が使
用される。
本発明で使用する飽和共重合ポリエステル(m)の飽和
多価カルボン酸のうち、20モル%以上は芳香族ジカル
ボン酸、特にテレフタル酸または/およびィソフタル酸
であることが必要である。
飽和多価カルボン酸成分に占める芳香族ジカルボン酸の
割合が20モル%禾満であると接着性に劣る組成物しか
得られない。本発明の飽和共重合ポリエステル(m)は
前記重合性化合物(1)に可溶であることが必須条件で
ある。
ここで言う重合性化合物(1)に可溶な飽和共重合ポリ
エステル(m)とは、重合性化合物(1)、特に(メタ
)アクリル酸ェステル類に溶解し、室温で透明均一な溶
液を与える飽和共重合ポリエステルである。ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートのよう
な結晶性の高い飽和ポリエステルは溶解性が悪く使用不
可能であるため、例えば多価カルポン酸成分としてィソ
フタル酸やアジピン酸などを、また多価アルコール成分
として、プロピレングリコールや、1・6ーヘキサンジ
オールを共重合して可溶化して使用する。すなわち、上
記溶解性を満足する飽和共重合ポリエステル(1)の好
ましい成分の例を挙げると、例えば酸成分としてテレフ
タル酸とィソフタル酸の二成分系、テレフタル酸、ィソ
フタル酸およびアジピン酸の三成分系、テレフタル酸と
アジピン酸の二成分系、テレフタル酸、ィソフタル酸お
よびセバシン酸の三成分系などがあり、また多価アルコ
ール成分としてはエチレングリコールとプロピレングリ
コールの二成分系、エチレングリコールと1・6−へキ
サンジオールの二成分系、エチレングリコールとネオベ
ンチルグリコールの二成分系などがあるが、勿論これら
に限定されるものではない。また、飽和共重合ポリエス
テル(m)の重合性化合物(1)への溶解性は該飽和共
重合ポリエステル(m)の酸価や分子量によっても非常
に影響を受けるので、酸価は50以下であり、分子量は
2000〜15000の範囲にあることが望ましい。本
発明において重合性化合物(1)に可溶な飽和共重合ポ
リエステル(m)との配合割合は、重量比で、飽和共重
合ポリエステル(m):重合性化合物(1)=10:9
0〜80:20、好ましくは30:70〜70:30で
ある。
飽和共重合ポリエステル(m)の配合割合が10重量%
未満であると接着性、可操性、加工性に優れるものは得
られず、80重量%を超えると粘度が高くなりすぎ実用
的でない。本発明の紫外線硬化型被覆用樹脂組成物には
、製造時の熱重合や貯蔵中の時反応を防止するために、
ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、
t−プチルカテコール、pーベンゾキノン、2・5−t
一ブチルハイドロキノン、フエノチアジンなどの公知の
熱重合防止剤を配合するのが望ましい。
その配合量は重合性化合物(1)に対し、0.0001
〜0.1重量%、好ましくは0.001〜0.05重量
%である。本発明の紫外線硬化型被覆用樹脂組成物には
、用途、目的に応じて、例えば、二酸化チタン、亜鉛華
などの白顔料、カーボンブラック、松煙、黒鉛などの黒
顔料、黄鉛、淡口黄鉛、赤口葵鉛、亜鉛黄などの黄顔料
、朱、ベンガラなどの赤顔料、紺青、コバルト青などの
青顔料、クロム緑、緑士などの緑顔料、酸化鉄黄、マー
ス黄、酸化鉄黒などの酸化鉄顔料、炭酸カルシウム、硫
酸バリウム、クレイ、アルミナ、タルクなどの体質顔料
、ハンザイエロ−103、トルイジンレツドなどのアゾ
系有機顔料、フタロシアニンフルーB、フタロシァニン
グリーンなどのフタロシアニン系有機顔料、銀粉、銅粉
、金粉などの金属粉末顔料、ガラスビーズ、ガラス粉末
、ガラスフレークなどを配合するとができる。
本発明の紫外線硬化型被覆用樹脂組成物には、上記の顔
料、添加剤の他に表面平滑剤として公知のアクリル系添
加剤、例えば、モダフロー(モンサント社製)、ポリフ
ローS(共栄社油脂化学工業■製)等や、シリコン系添
加剤、例えばバィシロンOL(バイエル社製)、YF−
総18(東芝シリコン■製)などを添加することができ
る。
本発明の紫外線硬化型被覆用樹脂組成物には本発明の目
的を損わない範囲において飽和共重合ポリエステル以外
の合成樹脂、例えばメラミン樹脂、ェポキシ樹脂、フェ
ノキシ樹脂、ポリスチレン、ポリブタジェン、ポリ塩化
ピニル、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリウレタン樹脂などを配合することも可能である
本発明の紫外線硬化型被覆用樹脂組成物は通常の印刷方
法もしくは塗布方法を用いて、被着基材に印刷もしくは
塗布した後紫外線を照射して光重合反応を誘起させ硬化
させる。この紫外線を照射するに用いられる光源として
は、太陽光線、ケミカルランプ、低圧水銀灯、高圧水銀
灯、カーボンアーク灯、キセノンランプ、メタルハラィ
ドランプなどが使用される。発明の紫外線硬化型被覆用
樹脂組成物は、塗膜の硬化性、光沢に極めて優れ、塗膜
の膜厚が10仏以上になっても内部硬化が十分に起ると
いう優れた特徴をもち、また接着性、可榛性、加工性に
おいても従釆の紫外線硬化型被覆用組成物では達し得な
かった性能を有しており、本発明の工業的意義は極めて
大きいと言わねばならない。
本発明の紫外線硬化型被覆用樹脂組成物は上記の特徴を
生かして、ガラス、陶磁器、金属、各種プラスチック、
各種フィルム、塗装金属板などのインク、塗料やコーテ
ィング剤として使用される。本発明をさらに具体的に説
明するために以下に実施例を挙げるが、勿論本発明は実
施例によって何ら限定されるものではない。
実施例中および合成例中、部とあるのは重量部を示す。
飽和共重合ポリエステル中の各成分のモル%はNMR(
溶媒:CDC13)により測定した。また分子量の測定
は蒸気圧降下法によった。また硬化塗膜の鉛筆硬度はJ
ISK5400によって、接着性はゴバン目−セロハン
テープ剥離によって測定した。硬化塗膜の表面光沢は日
本電色工業■製、可変角度光沢計VG−107型を用い
、600の角度で測定した。実施例 1 重合性化合物として、ェポキシアクリレートであるェポ
キシェステル3002A〔共栄社油脂化学工業■製〕7
の部、ビスフェノールAのエチレンオキシド4モル付加
物のジアクリレート1の部、1・6−へキサンジオール
ジアクリレート1戊部、テトラヒドロフルフリルアクリ
レート1礎部を用い、顔料としてカーボンブラック6部
、シリコン系添加剤0.1部および光増感剤として2−
メチルチアキサントン3部く1ーフェニル−1−・2ー
プロパンジオンー2一(o−エトキシカルボニル)オキ
シム3部と共に三本ロールでよく混綾し、紫外線硬化型
インキを調製した。
このインキを使用し、270メッシュ・スクリーン印刷
版を用いてブリキ板に膜厚約15〃で印刷した後、5.
磯W高圧水銀灯1灯で12弧の距離から紫外線を照射し
、塗膜の硬化速度ならびに表面光沢を測定した。その結
果を第1表に示した。実施例2〜12および比較例1〜
13 光増感剤の種類および配合量を変えた以外は実施例1と
全く同様にして塗膜の硬化速度ならびに表面光沢を測定
した。
その結果を第1表および第2表に示した。第 1 表 第 2 表 製造例 頚梓機、温度計および部分還流式冷却管を具備したステ
ンレス・スチール製オートクレープにテレフタル酸ジメ
チル1拠部、ィソフタル酸ジメチル1嬰部、エチレング
リコール191部、1・6−へキサンジオール156部
およびテトラ−nーブチルチタネート0.25部を加え
、反応温度が220℃となるまで徐々に昇温して220
qoで2時間反応させ、次いで徐々に減圧した後1仇舷
Hgの減圧下260午○の温度で1時間反応させて飽和
共重合ポリエステル■を得た。
得られた飽和共重合ポリエステル凶の分子量は3900
であった。NMRにより測定した組成は次の通りであっ
た。多価カルボン酸成分: フタル酸 50モル%ィソフタル
酸 50モル%多価アルコール成分エ
チレングリコール 40モル%1・6ーヘ
キサンジオール 60モル%実施例 13〜17
製造例で得た飽和共重合ポリエステル5碇郡、第3表に
示した重合性化合物5礎部、ハイドロキノン0.01部
を80℃力o温下で混合し均一に溶解した。
得られた樹脂組成物9の部、カーボンブラック5部、シ
リコン系添加剤0.1部および光増感剤として2一メチ
ルチオキサントン2.5部、1−フェニルー1・2−プ
ロパンジオン−2一(o−エトキシカルボニル)オキシ
ム2.5部と共に三本ロ−ルでよく混練し、紫外線硬化
型インキを調製した。このインキを使用し270メッシ
ュ・スクリーン印刷版を用いて、無処理ポリエチレンテ
レフタレ−トフィルム(125山)に膜厚約15ムで印
刷した後、5.級W高圧水銀灯1灯で15仇の距離から
紫外線を照射し塗膜の硬化速度ならびに塗膜の性能を測
定した。その結果を第3表に示した。第 3 表 比較例 14〜18 製造例で得た飽和共重合ポリエステル5礎部、テトラヒ
ドロフルフリルアクリレート25部、ネオベンチルグリ
コールジアクリレート25部、ハイドロキノン0.01
部を8000加温下で混合し均一に溶解し、た。
得られた樹脂組成物9礎部、カーボンブラック5部、シ
リコーン系添加剤0.1部、および第4表に示した光増
感剤5部とともに三本ロールでよく混練し紫外線硬化型
インキを調製した。このインキを使用して実施例13〜
17と全く同様の方法で無処理ポリエチレンテレフタレ
ートフイルム(125山)に印刷し、硬化させて塗膜の
硬化速度ならびに塗膜の性能を測定した。その結果を第
4表に示した。第 4 表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重合性化合物(I)、光増感剤(II)を必須成分と
    し、重合性化合物(I)の少なくとも一部分が分子内に
    2個以上の重合性二重結合を有する化合物である紫外線
    硬化型被覆用樹脂組成物において、該光増感剤(II)と
    してキサントン、チオキサントンおよびその誘導体から
    なる群から選ばれた1種以上の化合物(a)と下記一般
    式(i)で示される化合物(b)を重量比で4/1〜1
    /4の割合で配合したものを用いることを特徴とする紫
    外線硬化型被覆用樹脂組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1およびR_2は炭素原子数1〜10の炭
    化水素基)
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