JPS6027695Y2 - トルク閉込防止装置 - Google Patents

トルク閉込防止装置

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Publication number
JPS6027695Y2
JPS6027695Y2 JP4798479U JP4798479U JPS6027695Y2 JP S6027695 Y2 JPS6027695 Y2 JP S6027695Y2 JP 4798479 U JP4798479 U JP 4798479U JP 4798479 U JP4798479 U JP 4798479U JP S6027695 Y2 JPS6027695 Y2 JP S6027695Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main shaft
brake drum
clutch
joint
torque
Prior art date
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Expired
Application number
JP4798479U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55147560U (ja
Inventor
信夫 谷井
勝三 吉川
茂 吉川
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP4798479U priority Critical patent/JPS6027695Y2/ja
Publication of JPS55147560U publication Critical patent/JPS55147560U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は変速操作を円滑にするためのトルク閉込防止装
置に関する。
例えば第1図の如く、エンジン11と歯車式トランスミ
ッション13(変速機)の間にクラッチペダルで操作す
るクラッチ12を配置した農用トラクタその他の車両に
おいて、変速操作を行うためにクラッチペダルを踏み込
みクラッチ12を切断すると、クラッチの出力側メイン
シャフト1が慣性力により空転し、ミッション13内の
歯車を噛み合わせることができず、ガリガリ音が発生す
る。
この対策としてクラッチメインシャフト1にブレーキド
ラム2を固定し、このブレーキドラム2の外周にクラッ
チペダル踏込時ブレーキドラム2を固縛するシュー3又
はバンドを設けたガリ音防止ブレーキ(イナーシャブレ
ーキ)は既に採用されている。
第2図はその一例を示しており、図中1はメインシャフ
ト、2はメインシャフト1上にスプライト嵌合したブレ
ーキドラム、3はシュー 4は支軸、5はカム、6は圧
縮コイルばねで、クラッチペダルを踏むとそれに連動し
て矢印A方向に動くカム5によりシュー3が上向きに動
き、ブレーキドラム2の外周面に圧接し、メインシャフ
ト1の矢印B方向(エンジン回転方向)の回転を止める
仕組みになっている。
しかしクラッチペダルを踏み続けていると、メインシャ
フト1が止まってもブレーキは効いたま)になっている
ため(ガリ音防止ブレーキが解除されないため)トルク
の閉込が発生し、変速操作力は大きくなる。
即ち変速操作時互に噛み合う2個の歯車の位置をずらす
ことができないため歯み合わせることができなくなり、
クラッチペダルをわずかに戻す等煩わしい操作が必要と
する。
本考案は従来のブレーキドラム2(第2図)を内輪(ジ
ヨイント)と外輪(ブレーキドラム)に分割して両者間
にジヨイントのエンジン回転方向の回転のみをブレーキ
ドラムに伝えるワンウェイクラッチを組み込み、メイン
シャフトがエンジン回転方向(矢印B)に回る時ワンウ
ェイクラッチがブレーキドラムと噛み合うようにしてお
り、第3図に実施例を示す。
第3図において内輪形のジヨイント8はメインシャフト
1上にスプライン嵌合し、メインシャフト1上に固定し
たスナップリング等によりメインシャフト1上における
移動を阻止している。
9は外輪形のブレーキドラムで、外周面はブレーキシュ
ー3にわずかな隙間をへだで)対向している。
10はワンウェイクラッチで、ジヨイント8の外周面と
ブレーキドラム9の内周面の間に取り付けてあり、円形
断面又は一部を切欠いた円形断面のクラッチローラ、又
はまゆ形のスプラグと、リテーナ等により構成されてお
り、メインシャフト1がエンジン側から回転力を受けて
エンジンの回転方向(矢印B方向)と同方向に回転する
時のみにブレーキドラム9の内周面に噛み合い、ジヨイ
ント8とブレーキドラム9を一体化して回転力をブレー
キドラム9に伝える役割を果る。
ワンウェイクラッチ10は一般にパッケージ形ワンウェ
イクラッチとして市販されているものをそのま)採用す
ることができる。
変速操作を行うためにクラッチペダルを踏み込むと、カ
ム5は矢印入方向に移動し、ばね6を介してシュー3を
ブレーキドラム9の外周面に押し付ける。
この時メインシャフト1がエンジン回転方向(矢印B)
に回転している時は、ワンウェイクラッチ10の作用に
よりブレーキドラム9も従来回転しているため、ガリ音
防止ブレーキとして作動する。
しかしメインシャフト1の回転がなくなればメインシャ
フト1は逆B方向に回転自在となり、変速操作によりミ
ッション内の2個の歯車が互に軸方向に接近して噛み合
う際、メインシャフト1に連動する側の歯車がメインシ
ャフト1を逆B方向へ駆動するように噛合位置を変える
ことができ、両歯車は円滑に噛み合う。
即ちトルクの閉込はなくなる。この現象はミッション内
のいずれの変速段を構成する2個の歯車の噛合時にも表
われる。
以上説明したように本考案においては、クラッチ出力側
のメインシャフト1に内輪形のジヨイント8を固定し、
ジヨイント8の外周にジヨイント8のエンジン回転方向
の回転力のみを伝えるワンウェイクラッチ10を介して
ブレーキドラム9を取り付け、クラッチペダル踏込時ブ
レーキドラム9を固縛するシュー3又はバンドを設けた
ので、クラッチペダルの踏込によりガリ音防止ブレーキ
が作動してメインシャフト1が一旦停止して後は、メイ
ンシャフト1は逆B方向に回転自在となり、変速操作時
にメインシャフト1の空転により互に噛み合う歯車の噛
合位置が自動的に変わり、円滑な噛合が可能となる。
即ちトルクの閉込を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を農用トラクタに適用した場合の動力伝
達係の平面略図、第2図は第1図のm−■断面に対応す
る従来のガリ音防止ブレーキの断面図、第3図は第1図
の■−■断面拡大図である。 1・・・・・・メインシャフト、3・・・・・・ブレー
キシュ8 assessジヨイント、9・・・・・・ブ
レーキドラム、10・・・・・・ワンウェイクラッチ、
11・・・・・・エンジン、12・・・・・・クラッチ
、13・・・・・・トランスミッション。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン11とミッション13の間に配置したクラッチ
    12の出力側メインシャフト1に内輪形ジヨイント8を
    固定し、ジヨイント8の外周にジヨイント8のエンジン
    回転方向の回転力のみを伝えるワンウェイクラッチ10
    を介してブレーキドラム9を取り付け、クラッチペダル
    踏込時ブレーキドラム9を固縛するシュー3又はバンド
    を設けたことを特徴とするトルク閉込防止装置。
JP4798479U 1979-04-10 1979-04-10 トルク閉込防止装置 Expired JPS6027695Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4798479U JPS6027695Y2 (ja) 1979-04-10 1979-04-10 トルク閉込防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4798479U JPS6027695Y2 (ja) 1979-04-10 1979-04-10 トルク閉込防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55147560U JPS55147560U (ja) 1980-10-23
JPS6027695Y2 true JPS6027695Y2 (ja) 1985-08-21

Family

ID=28930851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4798479U Expired JPS6027695Y2 (ja) 1979-04-10 1979-04-10 トルク閉込防止装置

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JP (1) JPS6027695Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS55147560U (ja) 1980-10-23

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