JPH07761Y2 - クラッチ部の軸ブレ−キ装置 - Google Patents

クラッチ部の軸ブレ−キ装置

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JPH07761Y2
JPH07761Y2 JP6871887U JP6871887U JPH07761Y2 JP H07761 Y2 JPH07761 Y2 JP H07761Y2 JP 6871887 U JP6871887 U JP 6871887U JP 6871887 U JP6871887 U JP 6871887U JP H07761 Y2 JPH07761 Y2 JP H07761Y2
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JP
Japan
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clutch
cam
shaft
braking
movable cam
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JP6871887U
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新治 永島
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はコンバイン等の作業機の例えばトランスミッ
ションと無段変速入力部等との間に介設されるクラッチ
部の軸ブレーキ装置に関する。
〈従来の技術〉 従来上記のような入力部と入力軸との間のクラッチ部を
「切」操作した際に入力軸側が回転していると、ミッシ
ョン内部でのドッグギヤによる変速操作時に噛み合い不
良を生じ、変速部の摩耗や変速騒音の発生等の問題があ
るため、クラッチ「切」操作時に入力軸を制動するため
にバンドブレーキやディスクブレーキ等を付設してい
た。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記のような従来の軸ブレーキではいずれもブレーキバ
ンドやドラム又はディスク等摩擦ブレーキ独自の多数の
部品を要するほか、コンバインの入力プーリとトランス
ミッション間等にように限られたスペース内にこれらの
ブレーキを装着するのは困難であり、さらにブレーキ防
塵や防水等の機構を施す必要もあり、操作系も別個に設
けなければならない等全体として機構や操作の複雑化、
コストアップ等の問題を免れなかった。
また上記のような摩擦ブレーキは摩擦部分の摩耗が激し
くバンドのゆるみ等による性能上の変動も大きいという
欠点がある。
その他走行系のサイドブレーキによる制動も行なわれて
いたが、サイドブレーキは作動が急激で、オペレーター
の体が前方に倒れるのにサイドレバーは後方に引かなけ
ればならない等の操作上の難点もあった。
〈問題点を解決するための手段〉 上記のような問題点を解消するための本考案の装置は、
固定カム35と可動カム36を互いに噛合わせて軸10上に外
装し、可動カム36に隣接させ且つ固定カム35の反対側に
クラッチ部を設け、上記可動カム36を回動することによ
り軸10のクラッチ部を断接操作する機構において、固定
カム35と可動カム36のいずれか一方に設けた筒状部35a
を他方に回動自在に嵌合し、該筒状部35aに制動エレメ
ント38を、その周面を軸10に接触させるとともに筒状部
35aの嵌合面外周より突出せしめて収容保持する保持部3
5dを設け、他方のカムの嵌合面内周には該制動エレメン
ト38を外側より覆うように収容し且つ、上記可動カム36
をクラッチ「切」操作方向に回動させることにより、内
周面終端側で制動エレメント38を軸10に押接して制動す
る円弧状の内周をなすエレメント収容部36dを凹設した
ことを特徴としている。
〈作用〉 クラッチが「入」状態で、入力軸10によって従動側が駆
動されている時に可動カム36をクラッチ「切」方向に操
作するとクラッチ「切」状態となり従動側への伝動は遮
断されるが、従動側の入力軸20は従動側からの慣性駆動
により回転を続けている。
このとき可動カム36をさらにクラッチ「切」方向へ操作
すると、エレメント保持部35d内で保持されている制動
エレメント38はエレメント収容部36dの内周壁とエレメ
ント保持部35dの側壁によって入力軸10の周面に強力に
押接され、入力軸10はその押接力によって制動されて停
止し、可動カム36をクラッチ「入」方向へ戻すと制動は
解除される。
〈実施例〉 以下図示する実施例につき詳述すると、第4図は本考案
に係るコンバイン等の作業車におけるトランスミッショ
ンの走行伝動機構を示す断面図で、原動機からの動力は
ベルト7によりトランスミッション8の無段変速部9及
び入力軸10を介してトランスミッション8内に伝えら
れ、ミッション内では入力軸10に嵌合された変速ギヤ11
を、シフタ軸12上のシフタ13で左右動させて減速軸14、
15から操向軸16上のセンタギヤ17に伝動される。
センタギヤ17の左右の操向軸上にはそれぞれクラッチギ
ヤ18、18が左右動自在に嵌合され、クラッチ操作用のシ
フタ(図示しない)によりそれぞれセンタギヤ17に係脱
できる機構をなし、クラッチギヤ18、18は左右の走行駆
動軸20、20の車軸ギヤ21、21と噛み合い、各軸端のスプ
ロケット22を介して走行部を左右各別に走行駆動せしめ
る機構となっている。
無段変速部19は、入力軸10の端部に嵌合される固定プー
リ25とそのコアスリーブ25aに左右動自在に嵌合される
可動プーリ26とからなり、固定プーリ25内にはリング状
のクラッチ板27が同心的に固設され、クラッチ板27の第
4図における右側には入力軸10に固定的にスプライン嵌
合されるフランジ状の受板28が、左側にはリング状の押
圧板29が左右動自在に位置しており、さらに受板28の右
側にはリング状のホルダ板30が左右動自在に位置し、該
ホルダ板30と押圧板29は受板28を貫通する複数本のピン
31によって連結されている。そして受板28とホルダ板30
との間に介挿されたスプリング32によってホルダ板30が
右方向に付勢されている結果、クラッチ板27は常時押圧
板29と受板28とに挟持された状態にあり通常は無段変速
部9と入力軸10はクラッチ「入」の状態となっている。
次に上記クラッチの断接操作部につき説明すると、上記
入力軸10のトランスミッション側には、入力軸10に遊嵌
する筒状部35aとトランスミッション8に嵌合固着され
るフランジ部35bと、筒状部35aの基端部外周に突出する
噛合部(円筒カム)35cとからなる固定カム35が設けら
れている。これに対し、入力軸10の無段変速部9側に
は、上記筒状部35aに嵌合し先端が噛合部35cと噛み合う
噛合部(円筒カム)36cとその外周にレバー36aを一体的
に突設したハウジングからなる可動カム36がベアリング
37を介して回動及び左右動が自在な如く嵌合されてい
る。
上記筒状部35aの先端にはローラ(制動エレメント)38
を収容するスリットからなる保持部35dが設けられ、可
動カム36の内周にも上記ローラ38を覆うように収容する
円弧状の収容部36dが凹設され、固定カム35に対してレ
バー36aを回動させると噛合部35c、36cの接触斜面に応
じて可動カム36及びホルダ板30が左右動し、無段変速部
9と入力軸10間のクラッチが断接作動される。
これらの作動に際し、第2図(A)に示すようにレバー
36aがクラッチ「入」姿勢より左に起立しているときは
クラッチ「入」状態でローラ38は自由に転動している
が、レバー36aを「入」姿勢より右方向へ回動させると
クラッチは「切」状態となり、入力軸10への動力伝達は
遮断される。レバー36aを「切」姿勢より右へさらに回
動させると収容部36dの内周と保持部36dの片面とによっ
て、ローラ38が入力軸10の周面に強力な力で押圧され、
クラッチ「切」後も慣性によって回転している入力軸10
を制動し停止させる。この制動はレバー36aを「入」方
向へ回動させることにより解除され、レバー36aは油圧
シリンダを介して又は運転席のブレーキペダル(いずれ
も図示しない)に連結して回動される。
上記実施例では制動エレメント38はローラ型にしたが、
これをボール型にすること又はこれらの転がり摩擦方式
のもの以外に接触摩擦方式の部材とすることも可能であ
る。
〈考案の効果〉 この考案は以上の如く構成されるので、構造も簡単で限
られたスペース内にも低コストで容易に設置することが
でき、独自のブレーキ操作系も必要なく操作も簡単であ
るという利点があり、コンバイン等ではサイドブレーキ
による制動に比して急激に作動しないので伝動機構の操
作部分に与える影響も少なく、サイドブレーキ制動によ
ってオペレーターが前のめり姿勢になりながらレバーを
後方に操作しなければならない等の欠点も防止される。
また制動部分は耐摩耗性部材や耐摩耗処理によって摩耗
を極力微小にできるので、制動部分の摩耗による制動性
能の低下も少なくてすむという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は本考案要部の
斜視図、第2図(A)、(B)は同じくその作動状態を
示す断面図、第3図は制動部分の組立断面図、第4図は
コインバインの走行伝動部断面図である。 8:トランスミッション、9:無段変速部 10:入力軸、27:クラッチ板 35:固定カム、35d:エレメント保持部 36:可動カム、36d:エレメント収容部 38:制動エレメント

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定カム(35)と可動カム(36)を互いに
    噛合わせて軸(10)上に外装し、可動カム(36)に隣接
    させ且つ固定カム(35)の反対側にクラッチ部を設け、
    上記可動カム(36)を回動することにより軸(10)のク
    ラッチ部を断接操作する機構において、固定カム(35)
    と可動カム(36)のいずれか一方に設けた筒状部(35
    a)を他方に回動自在に嵌合し、該筒状部(35a)に制動
    エレメント(38)を、その周面を軸(10)に接触させる
    とともに筒状部(35a)の嵌合面外周より突出せしめて
    収容保持する保持部(35d)を設け、他方のカムの嵌合
    面内周には該制動エレメント(38)を外側より覆うよう
    に収容し且つ、上記可動カム(36)をクラッチ「切」操
    作方向に回動させることにより、内周面終端側で制動エ
    レメント(38)を軸(10)に押接して制動する円弧状の
    内周をなすエレメント収容部(36d)を凹設したクラッ
    チ部の軸ブレーキ装置。
JP6871887U 1987-05-08 1987-05-08 クラッチ部の軸ブレ−キ装置 Expired - Lifetime JPH07761Y2 (ja)

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JP6871887U JPH07761Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08 クラッチ部の軸ブレ−キ装置

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JP6871887U JPH07761Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08 クラッチ部の軸ブレ−キ装置

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JPS63177352U JPS63177352U (ja) 1988-11-17
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EP2606986A1 (de) * 2011-12-21 2013-06-26 Sika Technology AG Antriebseinrichtung einer Dosier- und Mischvorrichtung für Mehrkomponentenstoffe

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JPS63177352U (ja) 1988-11-17

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