JPS6027649A - ジルコニア磁器 - Google Patents
ジルコニア磁器Info
- Publication number
- JPS6027649A JPS6027649A JP58131366A JP13136683A JPS6027649A JP S6027649 A JPS6027649 A JP S6027649A JP 58131366 A JP58131366 A JP 58131366A JP 13136683 A JP13136683 A JP 13136683A JP S6027649 A JPS6027649 A JP S6027649A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zirconia
- porcelain
- weight
- hardness
- strength
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- Pending
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は構造材2機械部品、治工具、耐磨耗材、切削工
具等に使用される高強度、高靭性で、かつ耐磨耗性に優
れたジルコニア磁器に関する。
具等に使用される高強度、高靭性で、かつ耐磨耗性に優
れたジルコニア磁器に関する。
従来、部分安定化による高強度・高靭性のジルコニア磁
器は共沈法等の手法によって得られた高純度ジルコニア
粉末に安定化剤としてイツトリア等を添加して焼結する
ことによって製造されている。
器は共沈法等の手法によって得られた高純度ジルコニア
粉末に安定化剤としてイツトリア等を添加して焼結する
ことによって製造されている。
こうしたジルコニア磁器では主成分、のジルコニア、安
定剤としてのイツトリア等以外の他成分は不純物とみな
され、その含有率は総量で0.05重量%以下である。
定剤としてのイツトリア等以外の他成分は不純物とみな
され、その含有率は総量で0.05重量%以下である。
上述したような従来のジルコニア磁器は特性的にはイツ
トリア等の安定化剤の含有率を規定することによシ高強
度、高靭性のものが得られていた。しかし、硬度、耐熱
寿命、耐磨耗性については良好とはいえず、改善の余地
が残されていた。また、従来のジルコニア磁器は150
0℃以上の高温焼結を必要とし、工業的にもコストアッ
プとなシ、不適当であった。
トリア等の安定化剤の含有率を規定することによシ高強
度、高靭性のものが得られていた。しかし、硬度、耐熱
寿命、耐磨耗性については良好とはいえず、改善の余地
が残されていた。また、従来のジルコニア磁器は150
0℃以上の高温焼結を必要とし、工業的にもコストアッ
プとなシ、不適当であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであシ、高強度
、高靭性で、かつ硬度、耐熱寿命。
、高靭性で、かつ硬度、耐熱寿命。
耐磨耗性に優れ、しかも低コストのジルコニア磁器を提
供しようとするものである。
供しようとするものである。
ジルフェア磁器の硬度、耐熱寿命、耐磨耗性を改善する
ためにはこれらの緒特性に影響を与える粒子の微細構造
を変化させればよいと考えられる。そこで、本発明者ら
はイツトリアによりて部分安定化されたジルコニア磁器
に他の成分を添加して粒子の微細構造を変化させること
について種々検討した結果本発明をなすに至った。
ためにはこれらの緒特性に影響を与える粒子の微細構造
を変化させればよいと考えられる。そこで、本発明者ら
はイツトリアによりて部分安定化されたジルコニア磁器
に他の成分を添加して粒子の微細構造を変化させること
について種々検討した結果本発明をなすに至った。
すなわち、本発明のジルコニア磁器はジルコニアを主成
分とし、安定化剤としてイツトリアを含むジルコニア磁
器において、At203 、 TiO2及び5i02を
0.1〜3.0重量%含有することを特徴とするもので
ある。
分とし、安定化剤としてイツトリアを含むジルコニア磁
器において、At203 、 TiO2及び5i02を
0.1〜3.0重量%含有することを特徴とするもので
ある。
ここで、Al2O3はジルコニア中で均一に分散するこ
とによシジルコニア磁器の硬度を上昇させ、これによシ
耐磨耗性を上昇させる作用を有する。すなわち、ジルコ
ニアは本来鉱物硬度モース6程度であるが、モース9程
度のアルミナを含有させることによシ硬度を上昇するこ
とができる。
とによシジルコニア磁器の硬度を上昇させ、これによシ
耐磨耗性を上昇させる作用を有する。すなわち、ジルコ
ニアは本来鉱物硬度モース6程度であるが、モース9程
度のアルミナを含有させることによシ硬度を上昇するこ
とができる。
また、TiO2及び5i02は原料粉末の低温焼結を可
能とし、焼結体粒子を最小限に抑えることができるので
、強度、靭性、耐磨耗性を向上することができる゛。
能とし、焼結体粒子を最小限に抑えることができるので
、強度、靭性、耐磨耗性を向上することができる゛。
更に、At20s 、 TiO2及びS i02はジル
コニア磁器の粒界に薄い皮膜を形成するので、500℃
以下の長時間熱処理による正方晶から単斜晶への相転移
を抑制し、耐熱寿命を長くすることができる。
コニア磁器の粒界に薄い皮膜を形成するので、500℃
以下の長時間熱処理による正方晶から単斜晶への相転移
を抑制し、耐熱寿命を長くすることができる。
本発明においてこれらの成分の合計含有率を0.1〜3
.0重fL%とじたのは以下のような理由による。すな
わち、0.1重量%未満では上述したような各成分の作
用を十分に発揮することができないので、硬度、耐磨耗
性、耐熱寿命を向上することができない。また、3.0
重量%を超えると、これらの成分がジルコニア中に固溶
ぜず、粒界に多量に残るため焼結温度を上昇させ、この
結果強度、靭性、耐磨耗性を低下させる。
.0重fL%とじたのは以下のような理由による。すな
わち、0.1重量%未満では上述したような各成分の作
用を十分に発揮することができないので、硬度、耐磨耗
性、耐熱寿命を向上することができない。また、3.0
重量%を超えると、これらの成分がジルコニア中に固溶
ぜず、粒界に多量に残るため焼結温度を上昇させ、この
結果強度、靭性、耐磨耗性を低下させる。
なお、本発明において5i02の含有率は0.1重量%
以下であることが望ましい。これは、0.を重量%を超
えるとS i02がZrO2と反応してノルコンを生成
し、粒界にガラス層を形成して強度低下をもたらすため
である。
以下であることが望ましい。これは、0.を重量%を超
えるとS i02がZrO2と反応してノルコンを生成
し、粒界にガラス層を形成して強度低下をもたらすため
である。
また、Al2O5、TiO2の含有率はそれぞれ2.5
重量%以下でおることが望ましい。これは、三成分の合
計含有率が3.0重量%以下と規定したのとほぼ同様な
理由による。
重量%以下でおることが望ましい。これは、三成分の合
計含有率が3.0重量%以下と規定したのとほぼ同様な
理由による。
また、本発明のジルコニア磁器においてイツトリアの含
有率は2〜5モル係であることが望ましい。これは既に
本発明者らが特願昭57−213594において開示し
たように、イツトリアの含有率が上記範囲であればジル
コニア磁器は著しく高強度、高靭性となるためである。
有率は2〜5モル係であることが望ましい。これは既に
本発明者らが特願昭57−213594において開示し
たように、イツトリアの含有率が上記範囲であればジル
コニア磁器は著しく高強度、高靭性となるためである。
以上のように各成分の含有率が規定されたジルコニア磁
器においては、焼結粒子の平均粒径が1.0μm以下(
更に特性の向上したものは0.5μm以下)、カサ密度
が6.00〜6.10 (g/crn3)、気孔率が実
質的にゼロ、構成結晶相が単斜晶2〜20((6)、正
方晶30〜60(イ)、立方晶30〜50(%lの3相
混合状態となシ、高強度、高靭性であるとともに硬度、
耐磨耗性、耐熱寿命が著しく向上したものとなる。
器においては、焼結粒子の平均粒径が1.0μm以下(
更に特性の向上したものは0.5μm以下)、カサ密度
が6.00〜6.10 (g/crn3)、気孔率が実
質的にゼロ、構成結晶相が単斜晶2〜20((6)、正
方晶30〜60(イ)、立方晶30〜50(%lの3相
混合状態となシ、高強度、高靭性であるとともに硬度、
耐磨耗性、耐熱寿命が著しく向上したものとなる。
以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1〜11及び比較例1〜3
まず、平均粒径(2次粒子)1μm以下、純度99.8
1以上(HfO2を含む)の単斜晶ジルコニア粉末と、
平均粒径0.9μm1純度99.8%以上(HfO2を
含む)のジルコニア化合物(nY2O3・(100−n
) ・ZrO2、n=10 )粉末とをイツトリア含有
率が2.3モルチとなるように混合した。次に、添加剤
としてAt203 、 TiO2。
1以上(HfO2を含む)の単斜晶ジルコニア粉末と、
平均粒径0.9μm1純度99.8%以上(HfO2を
含む)のジルコニア化合物(nY2O3・(100−n
) ・ZrO2、n=10 )粉末とをイツトリア含有
率が2.3モルチとなるように混合した。次に、添加剤
としてAt203 、 TiO2。
5j02を所定量添加し、混合分散させた。更に、これ
ら混合物に結合剤としてポリビニルアルコールを混合し
、造粒した後、2. Ot/2y++2の条件で加圧成
形した。つづいて、これら成形体を大気中において14
50℃で2時間焼成した後、冷却してジルコニア磁器ヲ
得り。
ら混合物に結合剤としてポリビニルアルコールを混合し
、造粒した後、2. Ot/2y++2の条件で加圧成
形した。つづいて、これら成形体を大気中において14
50℃で2時間焼成した後、冷却してジルコニア磁器ヲ
得り。
得られたジルコニア磁器ニラいて、ht2o3゜TiO
2及び5i02の分析値8曲げ強さ、硬度、磨耗減量率
及び耐熱寿命を測定し、これらとともにその評価を下記
表に併記する。
2及び5i02の分析値8曲げ強さ、硬度、磨耗減量率
及び耐熱寿命を測定し、これらとともにその評価を下記
表に併記する。
なお、上記各特性の測定はそれぞれ以下のようにして行
なった。
なった。
(t) At20s r TiO2及び5i02の分析
At2o5は原子吸光光度法、TiO2及び5i02は
比色法によシ測定した。
At2o5は原子吸光光度法、TiO2及び5i02は
比色法によシ測定した。
(11) 曲げ強さ
JIS−R−1601rファインセラミックスの曲げ強
さ試験方法」に準する( 800 MPa以上を評価良
とする)。
さ試験方法」に準する( 800 MPa以上を評価良
とする)。
01D ビッカース硬度
JIS−22244に従って、明石製作新製A■−Aビ
ッカース硬度計を用い、荷重30に9において測定(1
100kywn以上を評価良とする)。
ッカース硬度計を用い、荷重30に9において測定(1
100kywn以上を評価良とする)。
(IJ 耐熱寿命
2000℃で熱処理し、強度が初期強度の棒に遅するま
での時間数(iooo時間以上を評価良とする)。
での時間数(iooo時間以上を評価良とする)。
(v)9粍減量率
空摺磨耗率。アルミナポット中でH2Oを媒体として2
00時間粉砕後の減量率(0,−〇4qb以下を評・測
長とする)。
00時間粉砕後の減量率(0,−〇4qb以下を評・測
長とする)。
上記表から明らかなように比較例1はAt20s 。
TiO2及び5iQ2の合計含有率が0.1重量%以下
であるので、硬度、磨耗減量率及び耐熱寿命が劣る。ま
た、比較例2及び3はAt205 、 TlO2及び5
iQ2の合計含有率が3.0重量係を超えるので特に曲
げ強さと磨耗減量率が劣る。
であるので、硬度、磨耗減量率及び耐熱寿命が劣る。ま
た、比較例2及び3はAt205 、 TlO2及び5
iQ2の合計含有率が3.0重量係を超えるので特に曲
げ強さと磨耗減量率が劣る。
これに対して実施例1〜11はいずれも高強度であると
ともに硬度、耐熱寿命、磨耗減量率が優れた特性値を示
している。ただし、実施例2.6.8については5i0
2がO61重量重量上であるので若干曲げ強さ及び磨耗
減量率が劣っている。
ともに硬度、耐熱寿命、磨耗減量率が優れた特性値を示
している。ただし、実施例2.6.8については5i0
2がO61重量重量上であるので若干曲げ強さ及び磨耗
減量率が劣っている。
なお、本発明のジルコニア磁器は高靭性を示すことも確
認されている。また、本発明のジルコニア磁器は150
0℃の低温焼結により得られるので、コストを低減する
ことができる。
認されている。また、本発明のジルコニア磁器は150
0℃の低温焼結により得られるので、コストを低減する
ことができる。
以上詳述した如く本発明によれば、高強度。
高靭性で、かつ硬度、耐熱寿命、耐磨耗性に優れ、しか
も低コストのジルコニア磁器を提供できるものである。
も低コストのジルコニア磁器を提供できるものである。
Claims (2)
- (1) ジルコニアを主成分とし、安定化剤としてイツ
トリアを含むジルコニア磁器において、ht2o5 、
’rto2及び5io2を0.1〜3.0重量%含有
することを特徴とするジルコニア磁器。 - (2) 5i02の含有率が0.1%以下であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載のジルフェア磁器
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58131366A JPS6027649A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | ジルコニア磁器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58131366A JPS6027649A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | ジルコニア磁器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6027649A true JPS6027649A (ja) | 1985-02-12 |
Family
ID=15056242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58131366A Pending JPS6027649A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | ジルコニア磁器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6027649A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000191372A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-11 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 医療材料用ジルコニア焼結体及びその製造方法 |
US6696376B2 (en) | 2000-04-12 | 2004-02-24 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Zirconia containing ceramic ball, method for manufacturing same, ceramic ball bearing and check valve |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4975609A (ja) * | 1972-09-18 | 1974-07-22 |
-
1983
- 1983-07-19 JP JP58131366A patent/JPS6027649A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4975609A (ja) * | 1972-09-18 | 1974-07-22 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000191372A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-11 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 医療材料用ジルコニア焼結体及びその製造方法 |
US6696376B2 (en) | 2000-04-12 | 2004-02-24 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Zirconia containing ceramic ball, method for manufacturing same, ceramic ball bearing and check valve |
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