JPH04182352A - 複合焼結体及びその製造方法 - Google Patents

複合焼結体及びその製造方法

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JPH04182352A
JPH04182352A JP2306033A JP30603390A JPH04182352A JP H04182352 A JPH04182352 A JP H04182352A JP 2306033 A JP2306033 A JP 2306033A JP 30603390 A JP30603390 A JP 30603390A JP H04182352 A JPH04182352 A JP H04182352A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ムライトとジルコニア又は、ムライト、アル
ミナ及びジルコニアからなる高温構造材料として有用な
複合焼結体及びその製造方法に関するものである。
[従来の技術] 従来からジルコンとアルミナを高温で反応させるとムラ
イトとジルコニアの結晶相が生成することが知られてい
る。そこで、この反応を利用してムライト中にジルコニ
アを分散させ高強度の複合焼結体を開発する試みが提案
されている。
即ち(1)アルミナ粉末とジルコン粉末を混合したもの
を1400℃以上の温度下において反応させム゛ライト
−ジルコニア複合焼結体を合成する方法(N、CIau
ssen、 J、Jahn、 J、/v、Ceram、
Soc、、[i3.228−29(1980)、S、P
rochazaka、 N、CIaussen、 J、
Am、Ceram、soc、、c125−C127(1
983) )。
(2)アルミナ粉末およびジルコン粉末に、更にマグネ
シアなどの酸化物を1〜1.0wt%添加することによ
りジルコンの分解を促進させ、ムライト−ジルコニア複
合相の合成を促進させると同時に焼結を行う方法(F、
Cambirc、ct、al、、J、Br、 Tran
s、83゜1.96−200(1984) ) などである。
しかし、上記(1)の方法により得られた焼結体は、こ
の方法で使用しているジルコン粉末の粒子径か大きくか
つ純度が低いものであるためか、得られた焼結体は、組
織が充分均一でなく、機械的強度か低く、更に、ジルコ
ンの分解に必要な不純物をジルコン粉末中に含んでいる
ので、焼結と同時にムライト−ジルコニア複合相は容易
に生成するか、この不純物が焼結粒子の粒界において低
融点のガラス相を形成するために、焼結体の高温におけ
る機械的強度を著しく低下させるという欠点があった。
又、(2)の方法では、酸化物を添加することにより、
ジルコンの分解を促進させて焼結の駆動力を向上させ、
得られる焼結体密度を高め、常温における機械的強度を
向上させる方法であるか、この酸化物がやはり焼結粒子
の粒界において低融点のガラス相を形成するために、焼
結体の高温における機械的強度を著しく低下させ、ムラ
イト本来の高温における特性を著しく低下させるものと
なっていた。
[発明が解決しようとする課題] そこで、本発明省らは、上記問題点を解決し、高温構造
材料として適した、破壊靭性値の高いムライト−ジルコ
ニア複合焼結体及びムライト−ジルコニア−アルミナ複
合焼結体を得るため鋭意研究を続けた結果、焼結体の構
成成分かある範囲の量的関係を持ち不純物の量が少ない
複合焼結体は高温構造材料として満足するものであり、
このものは高純度のジルコン微粉末とアルミナ粉末とを
出発原料とし、組成、組織及び焼結条件をある範囲に特
定することにより得られ、上記した問題点を解決できる
ことを見出した。
本発明は、上記問題の解決、即ち高密度、高強度、高靭
性でかつ高温での特性低下が少なく、微細+11−造を
有するムライト−ジルコニア複合焼結体又はムライI・
−ジルコニア−アルミナ複合焼結体を提供すること、及
び高純度のジルコン微粉末とアルミナ粉末を用いてこれ
ら焼結体を製造する方法を提供することを目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本発明の複合焼結体は、焼結体の結晶相がムライトとジ
ルコニアの2相又は、ムライト、アルミナ及びジルコニ
アの3相からなり、かつこの焼結体の組成がジルコニア
/シリカモル比で49151〜55/45、シリカ/ア
ルミナモル比で45755〜8/92の範囲にあり、か
つ該焼結体中の金属不純物量が02重重景以下、好まし
くは0.1重量%以下であることを特徴とするものであ
り、又、この焼結体−5= は、例えば平均粒子径2μm以下、シリコンとジルコニ
ウム以外の金属不純物の含有量が0.1重量%以下のア
ルミナ粉末と平均粒子径05μm以下、ジルコニア/シ
リカモル比が49151〜55/45 、ジルコニウム
、アルミニウムおよびシリコン以外の金属不純物が0.
1重量%以下のジルコン粉末とをジルコン/アルミナモ
ル比45155〜8/92の割合で混合したものを原料
粉末として用いて成型したものを、1500℃以上の温
度で焼成することにより得ることを特徴とするものであ
る。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の複合焼結体は、ムライトとジルコニアの2相、
又はムライト、アルミナ及びジルコニアの3相からなる
。このような焼結体は、下記式に示した反応によってジ
ルコンとアルミナから生成することが知られている。
2ZrSjO4+ (a+x) Al 203 −3A
+203 ・2SiO2+2ZrO2+X Al 20
3この反応式においてx−0の時ジルコンとアルミナか
化学問論的に反応し、結晶相かムライトとジルコニアと
からなる複合焼結体が得られる。一方、アルミナの量が
増加しXの値が大きくなると、複合焼結体中には過剰の
アルミナか残留しその結晶相は、ムライト、ジルコニア
およびアルミナの3相からなるものとなる。この反応式
における Xの値の増加に対応した複合焼結体の組成変
化を、図1に示した状態図の三角形」二の直線a、 b
て示した。又、その時の複合焼結体中の結晶相の存在比
は、同図の点XYZで示された三角形の頂点にあるムラ
イト、ジルコニアおよびアルミナを結晶相とした状態図
で示される。
ここで、本発明の複合焼結体の組成は、ジルコンの組成
か(ジルコニアノンリカモル比) 49/ 51〜55
/45のように組成に幅を持たせる事が可能であるため
、ジルコンか化学量論組成である場合の直線a、 bを
含んだ点CDEFで囲まれた領域の線上及びその内部に
ある。
この図1に示した点CDEFで囲まれた領域以外の領域
(+)では、ジルコンか化学量論比よりも過剰の5j(
hを含有したジルコンを原料として使用した場合、アル
ミナの含有量はこの5i02とムライトを形成するため
に必要な量もしくは過剰に存在する領域である。この領
域(1)では、状態図から理解できるように、結晶相は
ムライト、アルミナおよびジルコニアからなるか、ジル
コンとアルミナの反応により生成するムライト以外にジ
ルコンに含まれた過剰の5IO2は、アルミナと完全に
反応して全てムライト化することは困難である。
この場合複合焼結体中には5iO7相か残存し複合焼結
体の高温強度およびクリープ特性か低下する。
又、領域(I+)は、ジルコニアを化学量論比よりも過
剰に含有するジルコンを使用し、かつSiO2と反応す
るに充分なアルミナか存在する領域である。この領域で
は、この過剰のジルコニアか複合焼結体の高温での強度
およびクリープ特性を低下させる。
領域(I I + )と(IV)は、ジルコンから発生
するS10□とムライトを生成するためにはアルミナが
不足している領域であり、この5i(hか焼結体の強度
の低下、高温強度およびクリープ特性を低下させる。ま
た、領域(1■)では更に過剰の単斜晶ジルコニアが存
在するために焼結体にクラックが生成し崩壊する場合も
ある。
一方、本発明の方法で用いる原料及び組成の範囲内では
、アルミナと反応する5tO2は、その大部分がジルコ
ンの分解によるものであり、5i(hはその大部分かア
ルミナと反応しムライトとなる。
たとえ未反応の5j(hが存在した場合でも、初めから
存在する5in2とアルミナか反応する場合に比較して
焼結体の結晶粒子間に存在する割合か少なく、高温での
強度およびクリープ特性の低下が生じにくい。更に、本
発明の領域内でアルミナの割合が増加すると複合焼結体
中に残る過剰のアルミナ相の量は増加する。しかし、こ
のアルミナ相は、生成したムライト相と微細にかつ複雑
に複合しているため、ムライトとアルミナを混合した複
合焼結体に比較してこの残留したアルミナか高温強度お
よびクリープ特性の低下の原因にはなりにくい。
また、本発明の方法では、金属不純物の含有量を限定し
た原料粉末を使用することにより、高温特性の優れた複
合焼結体を得る事が特徴である。
また、原料粉末の粉末粒度を制御することにより複合焼
結体の密度は理論密度の95%以上のものが得られた。
優れた機械的特性を持つ構造利料を得るためには焼結体
の高密度化は重要な要素である。本発明の組成領域内で
は、複合焼結体密度が3.65以上であるのが好ましい
本発明のムライト−ジルコニア複合焼結体の製造方法は
、ジルコン粉末とアルミナ粉末をジルコン/アルミナの
モル比か45155〜8/92となるように混合する。
このモル比以外の組成では、図1に示した点CDEFの
領域の焼結体を得ることは困難となる。
又、本発明の方法の出発原材であるジルコン粉末の平均
粒子径は0.5μm以下、アルミナの平均粒子は2μm
以下のものを用いるが、これらの粉末の粒子径かこの範
囲を越えると、得られる焼結体の緻密化か困難となり、
理論密度の95%以上もしくは3.85g/cm3以上
の密度の焼結体を得るのが難しくなる。更に、アルミナ
とジルコンの反応か不充分な部分が存在し品すくなるた
め、ジルコンが分解して生じた未反応のSiO2とジル
コニアの凝集体か焼結体中に残存し、焼結体の高温強度
及びクリープ特性を低下させる。この未反応の5i02
とジルコニアの凝集体の大きさは、通常20μm以下で
ある事か好ましく、この大きさが20μmを越えると、
焼結体の室温及び高温強度が低下する。
このような凝集体は、粒度の大きい粒子を含んた天然の
ジルコンなどの原料を使用した場合に発生しやすい。
ジルコン粉末中のジルコニア/シリカモル比は、図1の
領域CDEFに示した組成範囲を満たすためには、49
151〜55/45でなければならい。
この組成範囲のジルコンの結晶相は、X線回折法により
求めると、ジルコニア/シリカモル比49151のジル
コンはジルコンのみである。また、55/45では、約
80体積%のジルコン相と約20体積%のジルコニア相
の複合体を形成している。
このジルコンの組成においてシリカの含有量がこの範囲
を下回ると図1の領域 (1)と(冊)の範囲になり、
過剰なシリカが反応焼結後も焼結体中にとりのこされて
製品の高温における機械的特性を低下させる。また、こ
の範囲を」皿回ると図1の領域(l 1) (mの範囲
になり、過剰のジルコニアは反応焼結で生じたジルコニ
アと異なり、主にムライト及びアルミナの結晶粒子間に
存在し、焼結体の高温での強度低下及びクリープ特性の
低下の要因となるので好ましくない。さらにジルコン粉
末中のジルコニウム、シリコンおよびアルミニウム以外
の金属不純物は0.1重量%以下、またアルミナ粉末中
のジルコニウムとシリコンを除く不純物含有量は0.1
重量%以下でなければならず、このような条件の原料を
用いることにより本発明で限定した不純物量の焼結体か
得られる。上記した原料の不純物量がこれらの値を越え
ると残存するシリカと低融点のガラス相を形成し、焼結
体の高温における強度及びクリープ特性を著しく低下さ
せる。
本発明の方法では、以上のようにして選定されたジルコ
ン粉末及びアルミナ粉末を、通常、両方の粉末と反応し
ない水またはエタノールなどの溶媒をもちいて、ボール
ミルや振動ミルなとの混合粉砕機を用いて混合したのち
、脱液処理を施して出発粉末とする。
ここで使用するアルミナ源は、必ずしもアルミナ粉末で
ある必要はなく、コロイド状のアルミナを含有したアル
ミナゾル溶液を使用することも可能である。上記した脱
液は、通常微細な粉末が大量の液に分散したものを扱う
ことから、スプレードライ−や常圧または減圧下の蒸発
乾固による方法が一般的である。
以上のようにして配合された混合粉末を通常プレス成形
、鋳込成形、射出成形等により成形したのち、1500
℃以上の温度において焼成することによりジルコンとア
ルミナとを反応させ焼結体を得る。又、対理論密度が9
5%以上、又は密度3.65g/am3以上の焼結体を
得るためには1550 ’C以上で焼成することが好ま
しい。このようにして得られた複合焼結体は図1の点X
YZで示された状態図に対応してムライト相とジルコニ
ア相又は、ムラ−] 3 − イト相、ジルコニア相及びアルミナ相、更に極めてわず
かなンリカ相を有する場合も含んだ結晶相の複合焼結体
として得られる。このようにして得られた複合焼結体の
各結晶相の粒子径は、通常、ジルコニアが2μm以下で
あることが好ましく、ムライト及びアルミナは夫々 5
μm程度以下であれば問題はない。しかし、粒子径か必
要以上に増加した場合は焼結体の室温での機械的特性の
低下が起こりやすい。ここで焼成温度か1900℃を上
回ると、ムライト相の分解が生じて高温における機械的
性質の低い焼結体となる。焼成時間は、通常15分以上
で雰囲気は酸化雰囲気が好ましが不活性雰囲気でも良い
この複合焼結体中のジルコニア相の結晶相は、安定化剤
が含まれていないため、単斜晶と正方晶の2相が混在し
たものとなる。このときのジルコニア相中の単斜晶の割
合は通常20%から85%の範囲にある。
[作用] 本発明の焼結体は、ムライトとアルミナの複合したマト
リックス中にジルコニアが分散したものである。本発明
では、この7トリツクス中のムライトとアルミナの比率
を特定の範囲内に制御することにより、マトリックスの
機械的特性を向上させたものである。この最大特性は、
ムライトとアルミナの体積分率がほぼ等しい付近で得ら
れる。
さらに、この7トリツクスに単斜晶を含んだジルコニア
粒子を分散させることにより、耐熱衝撃性が向上したも
のとなる。又、未反応の5i(hはジルコニア粒子の付
近に存在しているために、高温での特性低下に悪影響を
与える割合が少ない。
又、本発明の重要な要件である、ジルコニウム、シリコ
ン、アルミニウム以外の金属の含有量を限定することに
より、未反応のSiO□の耐熱性が向上し、焼結体の高
温特性の低下を防ぐことができる。又、遊離のSigh
をはとんと含まない微粒子のジルコン粉末を使用したこ
とにより、その反応性、緻密化か向上し機械的特性か向
上した焼結体となる。
本発明の焼結体は以下に示した応用が可能である。薊え
ば、炉芯管、焼成用棚板、機械特性測定用高温治具、耐
熱炉材、等の耐熱部材。粉砕用ボール、粉砕用ポット、
成形用プレス型などの耐閉耗部材及び摺動部材なとであ
る。
[発明の効果] 本発明の複合焼結体は、高温において高強度であり、か
つ高靭性を有するムライト−ジルコニア複合焼結体であ
る。
焼結体マトリックスの結晶相がムライト単一相の複合焼
結体では1500℃まで強度の低下を防ぐことができ、
又、マトリックスの結晶相かムライトとアルミナの体積
分率がほぼ等しい焼結体では室温強度か約70kg/m
m 2のものを得た。そして、この特性は1300℃ま
でほぼ維持しており、高純度のアルミナ焼結体の約2倍
の強度を有する。更に、本焼結体の優れている点は、機
械特性の向上とその硬度の向上が同時に実現出来た点で
ある。
又、この複合焼結体中のジルコニアの結晶相は、単斜晶
率か最大80%程度で、通常このように単斜晶率が大き
い場合、その含有量か大きくなると焼粘体にクラックが
発生し破壊され易くなるが、本発明の焼結体ではクラッ
クの発生がない。
[実施例コ 以下に具体的な実施例を用いて本発明を説明する。
実施例1〜20 高純度ジルコン微粉末(東ソー株式会社製)とアルミナ
粉末(大明化学社製タイミクロン、純度99.99vt
%、平均粒子径023μm)をエタノール中でボールミ
ルを用いて24時間混合した後、エバポレーターを用い
て乾燥し出発粉末を得た。
ジルコンとアルミナの配合は化学量論組成のジルコンと
して秤量した。
この粉末を500kg/cm2の圧力のもとて金型成型
した後、2ton/ cm2の圧力のもとにラバープレ
スして成形体を得た。成形体は引き続き1490℃〜1
700℃の温度において1時間焼結を行った。焼結体の
結晶相は、全てムライトとジルコニアもしくはムライト
、ジルコニア及びアルミナより成っていた。
焼結体の評価は次のようにして行った。
機械的強度、三点曲げ試験(JIS I? 1601)
破壊靭性値:支点間距離が1.6 m t+lの5EP
B法(JIS R1607) 硬度、マイクロビッカース硬度計(加 重500g) 焼結体中の単斜晶ジルコニアの含有量は粉末X線回折試
験による、2θ=28〜32°における正方品ジルコニ
アの(111) 、単斜晶ジルコニアの(111)、 
(H−1)の3本のピークの面積比より次式により算出
した。
1−i□(11−1)+]□(1,1,l)+/  +
1. (111)+ +□(11,−1)+1.、、 
(111,)1(IはX線強度を表し、()内の数字は
面指数、tは正方品、mは単斜晶を表す。) ジルコン含有率は、X線回折試験による、2θ−25〜
32°におけるジルコンのく200)、単斜晶ジルコニ
アの(111,)および(11−1)ならびに正方品ジ
ルコニアの(111)、ムライトの(210)及び(1
20)の0本のピークの面積比より次式により算出した
1− 1z  (200)/  fl  z  (20
0)+  11 (1,11)”1−  (114)”
l−(111)”IM  (210)+  ]  M(
■はX線強度を表し、()内の数字は面指数、tは正方
品、mは単斜晶、Mはムライトを表す)実施例1〜20
で得られた焼結体の製造条件及びその特性は表1.2に
示した。
実施例2と4の複合焼結体の結晶相は、ムライトとジル
コニアの2相からなり、それぞれのジルコニアの平均粒
子径は」μm、O,[iμmであった。
また、実施例10の結晶相は、ムライト、ジルコニアと
アルミナの3相からなり、ジルコニアの平均粒子径は0
,5μmであった。また、複合焼結体中に存在する結晶
相の種類は図1の状態図の予測と一致した(点XYZか
らなる3成分系状態図)。
比較例1〜9 比較例1に複合焼結体の密度が不足した例を示す。比較
例2〜5はジルコニア/シリカ比及びジルコン/アルミ
ナ配合比が本発明の範囲外とした例を示す。比較例6〜
9は天然のジルコンサンド=   19  = を使用した例、比較例4はジルコニア粒子の平均粒子径
か2.8μmのものを用いた例である。
これらの例の試料の作製方法及び評価方法は実施例と同
様にした。結果を表2に示した。
これら試験の結果、比較例Iからは、複合焼結体の密度
か不足すると焼結体の室温強度が低下することが、比較
例2〜5からは、本発明の範囲外の原料組成のものを用
いた場合、室温及び高温強度が低下することか分かった
。比較例6〜9からは金属不純物の含有量の多い原料を
用いると高温強度の低下が大であることか分かった。特
にこの事実は、室温と1300℃及び室温と1500℃
の強度比を見れば、1300℃においてすてに強度低下
か大きくなり、1500℃ではこの低下かさらに顕著で
あることを示す。
実施例21〜23、比較例10 高純度ジルコン微粉末(東ソー株式会社製)としてジル
コニア/シリカモル比か50150、平均粒子径0.2
μmのジルコン粉末と平均粒子径の異なったアルミナ粉
末を原料として、1650℃、1時間−20= 焼結を行い複合焼結体を作製しその特性を評価した。製
造条件、焼結体の特性は表2に示した。その他の条件は
、実施例1と同様に行った。又、比較例10として不純
物量に多いアルミナを使用した場合を併せて表3に記載
した。アルミナ原料の不純物含有量か多い場合にも高温
強度の低下が顕著であることか分かる。
姓  ご 翠  八 植翠翠紫
【図面の簡単な説明】
図1は、ジルコニア、アルミナ及びンリカを3成分とす
る焼結体の組成の状態図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)焼結体の結晶相がムライトとジルコニアの2相又
    はムライト、アルミナ及びジルコニアの3相からなり、
    その焼結体の組成が図1に示した状態図のジルコニア/
    シリカモル比が49/51の直線(a)とジルコニア/
    シリカモル比が55/45の直線(b)さらにシリカ/
    アルミナのモル比が45/55の直線(c)とシリカ/
    アルミナのモル比が8/92の直線(d)に囲まれた範
    囲にあり、かつこの焼結体中のジルコニウム、アルミニ
    ウムおよびシリコン以外の金属の含有量が0.2重量%
    以下であることを特徴とする複合焼結体。
  2. (2)平均粒子径が2μm以下で、ジルコニウム、シリ
    コン以外の金属が0.1重量%以下であるアルミナ粉末
    と、平均粒子径が0.5μm以下で、ジルコニア/シリ
    カモル比が49/51〜55/45、ジルコニウム、ア
    ルミニウムおよびシリコン以外の金属が0.1重量%以
    下であるジルコン粉末とを、ジルコン/アルミナモル比
    が45/55〜8/92となる割合で混合し、成型した
    ものを1500℃以上の温度で焼成することを特徴とす
    る複合焼結体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007522070A (ja) * 2004-02-10 2007-08-09 マゴット アンテルナショナル エス.アー. 粉砕ボール及びその製造方法
WO2016104251A1 (ja) * 2014-12-26 2016-06-30 日本碍子株式会社 セラミック素地及びその製造方法

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