JPS60270Y2 - 複合樹脂成形品 - Google Patents
複合樹脂成形品Info
- Publication number
- JPS60270Y2 JPS60270Y2 JP5853279U JP5853279U JPS60270Y2 JP S60270 Y2 JPS60270 Y2 JP S60270Y2 JP 5853279 U JP5853279 U JP 5853279U JP 5853279 U JP5853279 U JP 5853279U JP S60270 Y2 JPS60270 Y2 JP S60270Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- composite resin
- olefin resin
- molded product
- core material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はポリオレフィン系樹脂に有機または無機のフ
ィラーを配合してなる複合樹脂を基材として複合樹脂成
形品に関するものである。
ィラーを配合してなる複合樹脂を基材として複合樹脂成
形品に関するものである。
今日ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系樹脂の用途は自動車用部品、家庭用品等極めて多彩で
あり、また最近てはこれらポリオレフィン系樹脂に例え
ばハードボードの端材や木屑等を粉砕し、これをフィラ
ーとしてポリオレフィン系樹脂に配合することによって
資源の再利用を図るとともに樹脂の節約を図るようにし
ている。
系樹脂の用途は自動車用部品、家庭用品等極めて多彩で
あり、また最近てはこれらポリオレフィン系樹脂に例え
ばハードボードの端材や木屑等を粉砕し、これをフィラ
ーとしてポリオレフィン系樹脂に配合することによって
資源の再利用を図るとともに樹脂の節約を図るようにし
ている。
この複合樹脂は、一般に自動車用内装品の芯材として用
いられ、これの上面に表皮材を貼着することによって製
品としているが、従来該種ポリオレフィン系樹脂に表皮
材のような被接着体を貼着加工する際には、上記樹脂の
極性により接着剤を塗布しただけては接着が困難なため
、接着面上に予めコロナ放電処理、火災処理、酸処理等
の前処理を施し、然るのちに接着剤を塗布して被接着体
を接着していたので、加工工数が多大となり、製作費が
かさむ等の欠点が生じていた。
いられ、これの上面に表皮材を貼着することによって製
品としているが、従来該種ポリオレフィン系樹脂に表皮
材のような被接着体を貼着加工する際には、上記樹脂の
極性により接着剤を塗布しただけては接着が困難なため
、接着面上に予めコロナ放電処理、火災処理、酸処理等
の前処理を施し、然るのちに接着剤を塗布して被接着体
を接着していたので、加工工数が多大となり、製作費が
かさむ等の欠点が生じていた。
この考案は上記のような欠点に鑑みなされたものであっ
て、融点以上に加熱したポリオレフィン系樹脂に有機ま
たは無機のフィラーを配合してなる複合樹脂基材上に、
非オレフイン系樹脂とオレフィン系樹脂からなる混紡繊
維状中間体を重ね、所要形状の型材に沿って加圧成形せ
しめた芯材と、この芯材の表面上に貼着される非オレフ
イン系樹脂からなる表皮材を備えてなる複合樹脂成形品
を提供するにあり、上記構成により該種ポリオレフィン
系樹脂と表皮材との接着に際し従来必要とされていた前
処理工程を省き、接着効果もより一層向上させるように
したもので、以下この考案の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。
て、融点以上に加熱したポリオレフィン系樹脂に有機ま
たは無機のフィラーを配合してなる複合樹脂基材上に、
非オレフイン系樹脂とオレフィン系樹脂からなる混紡繊
維状中間体を重ね、所要形状の型材に沿って加圧成形せ
しめた芯材と、この芯材の表面上に貼着される非オレフ
イン系樹脂からなる表皮材を備えてなる複合樹脂成形品
を提供するにあり、上記構成により該種ポリオレフィン
系樹脂と表皮材との接着に際し従来必要とされていた前
処理工程を省き、接着効果もより一層向上させるように
したもので、以下この考案の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。
図において、１はポリプロピレン複合樹脂基材であり、
このものはポリプロピレン樹脂５（２）（重量）に対し
、ハードボード、木材等の有機粉末あるいは無機粉末を
フィラーとして５０部を混合し、成形機にてシート状に
成形したもので、このものの上面にはポリエステル、ビ
ニロン等の非オレフイン系樹脂およびポリプロピレン樹
脂等のオレフィン系樹脂からなる混紡不織布、すなわち
繊維状中間体２が一体的に貼着され、これらによって所
要形状の芯材３を構成している。
このものはポリプロピレン樹脂５（２）（重量）に対し
、ハードボード、木材等の有機粉末あるいは無機粉末を
フィラーとして５０部を混合し、成形機にてシート状に
成形したもので、このものの上面にはポリエステル、ビ
ニロン等の非オレフイン系樹脂およびポリプロピレン樹
脂等のオレフィン系樹脂からなる混紡不織布、すなわち
繊維状中間体２が一体的に貼着され、これらによって所
要形状の芯材３を構成している。
この芯材３を製作するには、先ず上記複合樹脂基材１の
表面を融点以上の温度に予熱し、繊維状中間体２を予熱
された基材１上に重ね、両者をプレス型材に沿って加圧
せしめることにより所要形状の芯材３を得るのである。
表面を融点以上の温度に予熱し、繊維状中間体２を予熱
された基材１上に重ね、両者をプレス型材に沿って加圧
せしめることにより所要形状の芯材３を得るのである。
この場合、繊維状中間体２のうちオレフィン系樹脂成分
は基材１と極性が同一であるから相互に融着Ｉ２、よた
非オレフイン系樹脂成分の繊維糸は基材１表面層内に嵌
入し、これらの融着および繊維糸の嵌入による投錨効果
により両者は強固に接着されるのである。
は基材１と極性が同一であるから相互に融着Ｉ２、よた
非オレフイン系樹脂成分の繊維糸は基材１表面層内に嵌
入し、これらの融着および繊維糸の嵌入による投錨効果
により両者は強固に接着されるのである。
然る後に上記芯材３の表面上に非オレフイン系樹脂から
なる表皮材４を貼着すれは図に示す複合樹脂成形品を得
る。
なる表皮材４を貼着すれは図に示す複合樹脂成形品を得
る。
この表皮材４は接着剤を裏面塗布したＰＶＣ樹脂シート
、ＡＢＳ樹脂シートからなるものて、これらを上記芯材
３の表面上に載置し、真空成形又は、加圧成形により該
表皮材４の貼着が４十）れる。
、ＡＢＳ樹脂シートからなるものて、これらを上記芯材
３の表面上に載置し、真空成形又は、加圧成形により該
表皮材４の貼着が４十）れる。
なお、上記繊維状中間体のうち非オレフイン系樹脂成分
のみが表皮材４の相互接着に関（−ｙ−する。
のみが表皮材４の相互接着に関（−ｙ−する。
ｔｌ−：つ−Ｃ１ぞの混紡比率は非オレフイン系樹脂繊
維６０％、オレフィン系樹脂織碓４０％稈度が基材１む
よび表皮材４との接着に最も適合する。
維６０％、オレフィン系樹脂織碓４０％稈度が基材１む
よび表皮材４との接着に最も適合する。
また上記繊維状中間体２と表皮材４との間にウレタンパ
ッド等の緩衝材を介在させ、緩衝効果をもたぜるように
してもよい。
ッド等の緩衝材を介在させ、緩衝効果をもたぜるように
してもよい。
以上説明した如く、この考案の構成によれば、ポリオレ
フィン系樹脂の接着に際して従来必要とされていた前処
理工程を省くことが出来、１程の短縮が図れるとともに
、基材と繊維状中間体との接着は、第１ノフイン系樹脂
同士の相互融着および非オレフイン系樹脂繊維糸の嵌入
による投錨効果により強固に接着され、またこれと同時
に成形が行われる。
フィン系樹脂の接着に際して従来必要とされていた前処
理工程を省くことが出来、１程の短縮が図れるとともに
、基材と繊維状中間体との接着は、第１ノフイン系樹脂
同士の相互融着および非オレフイン系樹脂繊維糸の嵌入
による投錨効果により強固に接着され、またこれと同時
に成形が行われる。
そして、この芯材上に貼着される表皮材は繊維状中間体
内の非オレフイン系樹脂成分と相互に接着される結果、
充分にその接着強度を得られるなど種々の利点を有する
。
内の非オレフイン系樹脂成分と相互に接着される結果、
充分にその接着強度を得られるなど種々の利点を有する
。
図はこの考案の一実施例を示す複合樹脂成形品の斜視図
である。 １・・・・・・複合樹脂基材、２・・・・・・繊維状中
間体、３・・・・・・芯材、４・・・・・・表皮材。
である。 １・・・・・・複合樹脂基材、２・・・・・・繊維状中
間体、３・・・・・・芯材、４・・・・・・表皮材。
Claims (1)
- 融点以上に加熱したポリオレフィン系樹脂に有機または
無線のフィラーを配合してなる複合樹脂基材上に、非オ
レフイン系樹脂とオレフィン系樹脂からなる混紡繊維状
中間体を重ね、所要形状の型材に沿って加圧成形せしめ
た芯材と、この芯材の表面上に貼着される非オレフイン
系樹脂からなる表材を備えてなる複合樹脂成形品
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5853279U JPS60270Y2 (ja) | 1979-05-01 | 1979-05-01 | 複合樹脂成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5853279U JPS60270Y2 (ja) | 1979-05-01 | 1979-05-01 | 複合樹脂成形品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55159126U JPS55159126U (ja) | 1980-11-15 |
| JPS60270Y2 true JPS60270Y2 (ja) | 1985-01-07 |
Family
ID=29292559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5853279U Expired JPS60270Y2 (ja) | 1979-05-01 | 1979-05-01 | 複合樹脂成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60270Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0110198Y2 (ja) * | 1981-03-23 | 1989-03-23 | ||
| JP4977423B2 (ja) * | 2006-09-26 | 2012-07-18 | 盟和産業株式会社 | 車両用内装部品およびその製造方法 |
| JP4977422B2 (ja) * | 2006-09-26 | 2012-07-18 | 盟和産業株式会社 | 車両用内装部品およびその製造方法 |
-
1979
- 1979-05-01 JP JP5853279U patent/JPS60270Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55159126U (ja) | 1980-11-15 |
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