JPS60260381A - 感熱転写記録用シ−ト・セツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （イ）産業上の利用分野 本発明は、支持体上に色素層を有する転写シートと、基
体上に記録層を有する被記録体シートとからなる感熱転
写記録用シート・セットに関するものである。

←）従来の技術 近年急速に普及しつつあるファクシミリ。

プリンタ、複写機等の０ム端末機においては。

情報量を多く含み、かつ視覚的にも見易い力いる。

現在、これらの目的のために、電子写真。

インクジェット、感熱転写方式によるカラー記録技術が
検討されている。

これらの中にあって感熱転写方式は装置の保守、操作性
が容易で装置及び消耗品が安価であるため他の方法に比
べ有利である。

感熱転写の方式には支持体上に形成した色素層を感熱ヘ
ッドによ）加熱溶融して被記録体上に転写記録する溶融
方式と、支持体上に昇華性色素を含む色素層を形成し、
感熱ヘッドによ）加熱し色素を昇華させ被記録体上に転
写記録する昇華方式とがあるが、昇華方式は感熱ヘッド
に与えるエネルギーを変えることＫよル１色素の昇華転
写量を制御することができるので階調記録が容易でフル
カラー記録には特に有利と考えられる。

上記昇華方式で使用する色素は感熱ヘッドの負担を小さ
くするため、また記録速度をあげるためできる限シ昇華
し易５色素が望ましいが、昇華し易い色素は、長期の保
存中あるいは高温及び高湿の環境下において、被記録体
から色素が再昇華し記録が劣化したシ２接触物に移行し
汚染したシして転写後の記録の保存安定性に問題があっ
た。

かかる問題を解決する方法として、転写記録後、被記録
体の表面を樹脂フィルムでラミネートすることによ多回
昇華を防ぐことが考えられる。

しかしながら、かかる方法においては、ラミネートする
だめの材料と装置が必要であシ。

装置全体が大型化、複雑化するため更に改良が望まれて
ｂる。

（ハ）　目　的 本発明は、保存安定性の優れた転与記録を得るだめの転
写シートと、被記録体シートとからなる感熱転写記録用
シート・セットを提供することを目的とするものである
。

発明の構成 本発明は、支持体上に色素層を有する転写シートと、基
体上に記録層を有する被記録体シートとからなる感熱転
写記録用シート・セットであシ、色素層がアクリロイル
基またはメタアクリロイル基を有する色素を含有し、記
録層が活性水素化合物を含有する感熱転写記録用シート
・セットをその要旨とするものである。

本発明で使用するアクリロイル基またはメタアクリロイ
ル基を有する色素としては、アゾ系。

（１）　アゾ系色素としては１例えば、一般式（１）（
式中、　ＡＩは置換基を有していてもよい７゛工二ル基
、チェニル基またはチアジアゾール基を表わし　Ｒ１け
水素原子またはアルキル基を表わし、Ｒ２はアルキル基
を表わし　Ｒ３はアクリロイル基またはメタアクリロイ
ル基を表わし、−ｘ−は−〇−または−ＮＨ−を表わす
。）で示されるアゾ系色素５又け、一般式（Ｉｔ）（式
中　Ａ２は置換基を有していてもよいンエニル憂を表わ
し　Ｈｓ及びＸは前記と同義を表わす。）で示されるア
ゾ系色素等が挙げられる。

具体的には、例えば、下記の様なものが挙げられる。

Ｈｓ Ｈ３ （ ０、Ｈ，０ＯＯＯｋＯＨ。

ｃ、ａ、ｏｃｏｃ＝ｃｎ２ ０Ｈｓ （２）　アントラキノン系色素としては１例えば、一般
式（■） （式中　１（４は水素原子またはアルキル基を表わし　
ＲＳはアルキル基または一０２Ｈ，−Ｘ−Ｒ”で示され
る基を表わし　Ｒ６は水素原子または−ＣＯＯ−’ｔＨ
４−Ｘ−Ｒ３テ示される基を表わし　Ｈｇ及びＸは前記
゛と同義を表わす。但し、Ｒ１＋がアルキル基ノトキ、
Ｒ’　Ｊｄ　−Ｃｏｏ−０２Ｈ，−Ｘ−ＲＢテ示すれる
基を表わす。）で示されるアントラキノン系色素等が挙
げられる。

具体的には１例えは、下記のものが挙げられる。

ＯＮＨＯＨ。

ＯＨ。

（３）　す７トキノン系色素としては１例えば、一般式
（ＩＶ）又は一般式（Ｖ） （式中、　Ｒ’ハフルー１−ルア１　タ（４−ａ、ａ、
−ｘ−Ｒ３テ示される基を表わし　Ｒ３及び又は前記と
同義を表わす。）で示されるす７トキノン系色素等が挙
げられるヵ 具体的には、下記のものが挙げられる。

ＯＨ。

（４）スチリル系色素としては１例えば、一般式（） （式中　Ｒ１１は水素原子またはシアノ基を表わ。

し、Ｒ９はアルキル基を表わし、Ｒにはアルキル基また
は一０２Ｈ，−Ｘ−Ｒ’で一示される基を表わし。

Ｒ３及びＸは前記と同義を表わす。）で示されるスチリ
ル系色素等が挙げられる。

具体的には１例えば、下記の様なものが挙げられる。

ＯＨ３ （５）　アゾメチン系色素としては１例えば、一般式（
■） 表わし、’ｆｌｌｌ　、　Ｒ１２及びＨｕはアルキル基
を表わし　ｌ；ｊ１４は水素原子またはアルキルアミノ
カルボニル基を表わし、Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３及びＸは前記
と同義を表わす。）で示されるアゾメチン系色素が挙げ
られる。

具体的には、例えは、下記のものが挙げられる。

ＯＨ。

次に転写シートの作成方法につ込て説明する。

本発明の転写シートは、前記の色素を適当な樹脂および
溶剤、水などと混合し、インキを調製し、そのインキを
適当な支持体上に塗布後乾燥し１色素層を形成すること
によシ得ることができる。

上記のインキを調製するだめの樹脂としては。

融点あるいは軟化点の高込ものが適当であシ。

具体的には次のようなものが挙げられる。

フェノール樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂、シリコーン樹脂、エリア・樹、脂、ジアリルフ
タレート樹脂、アルキッド′樹脂。

アセタール樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂、デンプーンおよびその誘・導体、セル四
−ス系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、フ
ッ素樹脂、塩素化ポリエチレン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン、ポリビニルアセタール、ポリ
アミド。

ホリビ＝ルアＡ／コール、ポリカーボネート、ポリスル
ホン。ポリエーテルスルホン、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレ７タレー）、ホｌＪフェニレン
オキシド、ポリフェニレンスルフィド、ポリエチレンナ
フタレート、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリ
アミドイミド、Ａｓ樹脂、ＡＢＳｍｍ。

特に、好ましくは、ポリスルホン、ポリエーテルスルホ
ン、ポリエチレンテレフタレート。

ポリカーボネート等の不活性な樹脂が挙げられる。

又、インキ調製のための溶剤としては、メタノール、エ
タノール、グルパノール、ブタノールなどのアルコール
類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブなどの七ｑン
ルプ類、ベンゼン。

トルエン、キシレン、クロロベンゼンナトの芳香族類、
酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルインブチルケトン、シフｎ
ヘキサノンなどのケトン類、リグロイン、シクロヘキサ
ン、り四シンなどの炭化水素類、クロロホルム、塩化イ
チレン、トリクロロエチレンなどの塩素系溶剤、ジメチ
ルホルムアミドなどが挙げられるが、水性系樹脂を使用
する場合には、水または水と上記の溶剤を混合して使用
することもできる。

特ニ好ましくはベンゼン、トルエン、キクレン、クロｆ
２ヘンゼン、アセトン、メチルエチルケトン、クロロホ
ルム、塩化メチレン等の不活性な溶剤が挙げられる。

転写シートの支持体としては、コンデンサー紙、グラシ
ン紙のような薄葉紙、ポリエステル。

ポリアミド、ポリイミドのような耐熱性の良好のプラス
チツクのフィルムが適しているが、°こ　１れらの支持
体は感熱記録ヘッドから色素等への伝熱効率を良くする
ため薄くする必要があル。

！θμｍ以下の厚さが適当であ）好ましくは２０８ｍ以
下のものが良込。

次に被記録体シートの作成方法について説明する。

本発明の被記録体シートは、適当な基体１例えば１紙、
樹脂フィルム等の上忙活性水素化合物を含む塗布液を塗
布し、乾燥し、記録層を形成することによシ得られる。

その除、塗布液中にはポリエステル、ポリアミド、ポリ
アクリル等の樹脂やシリカ、アルミナ、炭酸カルシウム
などの無機微粒子等を添加してもよい。

活性水素化合物としては、ヒドロキシル基。

メルカプト基、カルボキシル基、アミノ基、モノアルキ
ルアミノ基、アミド基、好ましくは、ヒドロキシル２１
！ｉ−、カルボキシル基、アミノ基を有する公知の種々
の高分子化合物あるいは低分子化合物が挙げられる。そ
れらの具体的な例としては以下のようなものが挙げられ
る。

（→　ＯＨ基を有する化合物 ＯＨ８ ■）　メルカプト基を有する化合物 Ｈ （０）　カルボキシル基を有する化合物００Ｈ，ＯＣＲ
。

（ロ）　アミン基、モノアルキル基、アミド基を有する
化合物 Ｈ２ＮＯＨ２０Ｈ２ＮＨ２ Ｈ，ＨＯＨ，０Ｈ２ＨＨＯＨ，ＯＨ，ＭＢ２（ＯＨｓ）
２ＮＯＨ２０Ｈ２０Ｈ２ＮＨｔＨ００Ｈ２０Ｈ，ＮＨＯ
Ｈ１ＯＨ２ＮＨＯＨ２０Ｈ，ＯＨＮＨ ＩＩ Ｈ２Ｎ−０−ＮＨ−Ｃ！Ｎ Ｈ２ＮＮＨＯＯ（ＯＨ２）、　０ＯＮＨＮＥ２（０Ｈ２
）７０ＯＮＨＯ）１，０央ＮＨＯＨ。

（ＣＨ２）５”３ 倶）異種の基を有する化合物 上記で得られた転写シートおよび被記録体シートを用す
て感熱転写記録を行なうには、転写シート′のインキ塗
布面と被記録体シートの量布液塗布面とを重ね合わせ、
転写シートの背面から感熱記録ヘッドで加熱加圧すれば
良い。

発明の作用効果 上記の方法で転写記録を行なった場合、転写シートの色
素層の色素が被記録体シート上に昇華転写されると同時
に、アクリ四イル基またはメタアクリロイル基を有する
色素が被記録体シートの記録層の活性水素化合物たとえ
ばヒト四キシル基、メルカズト基、カルボキシル基、ア
ミ７基、モノアルキルアミノ基、アミド基を有する化合
物と反応することにより５色素の定着が行なわれ、保存
安定性のすぐれた記録を得ることができると考えられる
。

以上の説明及び後記実施例から明らかなように１本発明
によシ容易に保存安定性の優れた記録を簡便に得ること
ができる。

以下実施例等によシこの発明を具体的に説明するが、か
かる実施例は本発明を限定するものではない。

実施例 実施例／ ／）転写シートの作成方法 上記構造式（４）色素　２２ エチルセルロース　ｒｆ 計　１ｏｏｙ 処理し、インキの調製を行なった。

上記のインキをグラビア孜正機（版深３゜μｍ）を用い
コンデンサー紙（厚さ７０μｍ）に塗布仮自然乾燥し、
転写シートを作成した。

２）被記録体シートの作成方法 上記構造式α）化合物　タフ ポリエステル樹脂＊／！２ 計　／θ０？ ＊東洋紡績株式会社製造”バイロン 、２００”（商品名） 上記組成物を混合し、翅布液を調製した。

上記の築布液をグラビア校正機ｃ版深３０μｍ）を用い
上質紙に塗布後自然乾燥し被記録体シートを作成した。

一トの塗布液塗布面と重ね、転写シートの背面から感熱
記録ヘッドを用いて加熱し、被記録体上に鮮明な濃い黄
色の記録を得ることができた。

このようＫして得られた記録の安定性を試験するため記
録面を上質紙と重ね合せ一００ｆ／ａＡの圧力下で２０
℃で、２４を時間保持したが記録の色の変化及び重ね合
せた上質紙の色素による汚染はほとんどなかった。

参考例／ ″（実施例／の色素の合成） 下記構造式 で表わされる化合物λ、！！２をアセトン１００−に溶
解させ、トリエチルアミン八−／ｆを加え、氷冷した。

次いで０℃でメタアクリロクロライド／、２ｊ９を滴下
し１滴下終了後、同温度で一時間、室温で一時間撹拌し
た。反応液を氷水−２００ｄに注加し、結晶を析出させ
、濾過。

乾燥することによシ、下記構造式（■）で表わされる色
素を得た。

ＯＨ。

（λｍａｚ　（クロロホルム）：り４ｔ≦ｎｍ）比較例
／ ／）転写シートの作成方法 実施例／と同様の方法にょシ転写シートを作成した。

、２）被記録体シートの作成方法 質紙に塗布し被記録体シートを作成した。。

３）転写記録方法 上記の転写シートと被記録体シートとを重ね合せ実施例
／と同様の方法で転写記録を行ない濃い黄色の記録を得
た。

このようにして得られた記録について実施例１と同様の
方法によシ安定性の試験をした結果１重ね合せた上質紙
は被記録体シートからの色素の移行により黄色に著しく
汚染された。又被記録体シートの色濃度も色素の移行に
よシ著゛シ〈低下した。

実施例コ 実施例／に示した色素のかわｔｌＫ第７表に示す構造式
の色素を使用し、他は実施例／と同様の方法によシ転写
記録を実施し、保存安定性の良好な記録を得ることがで
きた。

手続補正書（自発） 昭和６０年５月７０日 ２　発　明　の名称 感熱転写記録用シート・セット 東京都千代田区丸の内二丁目５番２号 （ｉａか　１　名） ６補正の内容 （１）明細畳の特許請求の範囲を別紙■のとおシ　；訂
正する。

（２）明細書第３！頁の次に別紙■、を挿入する。

別紙■ 「特許請求の範囲 （１）支持体上に色素層を有する転写シートと、基体上
に記録層を有する被記録体シートとからなる感熱転写記
録用シート・セットであシ、色素層がアクリロイル基ま
たはメタアクリロイル基を有する色素を含有し、記録層
が活性水垢化合物を含有する感熱転写記録用シート・セ
ット。」 別紙■ 「（第７表のつづき）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　支持体上に色素層を有する転写シートと、基体
   水に記録層を有する被記録体シートとからなる感熱転与
   記録用シート・セットであシ。 色素層がアクリロイル基またはメタアクリロイル基を有
   する色素を含有し、記録層が活性水素化合物を含有する
   感熱転写記録用シート　・セット。