JPS60259629A - ピツチ系黒鉛化繊維の製造方法 - Google Patents
ピツチ系黒鉛化繊維の製造方法Info
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- JPS60259629A JPS60259629A JP10958384A JP10958384A JPS60259629A JP S60259629 A JPS60259629 A JP S60259629A JP 10958384 A JP10958384 A JP 10958384A JP 10958384 A JP10958384 A JP 10958384A JP S60259629 A JPS60259629 A JP S60259629A
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- Japan
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- fibers
- fiber
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ピッチ系黒鉛化繊維の製造方法に関する。
ピッチ會原料として炭素繊維を製造する方法は、原料が
安価であり、また炭化収率が高いためポリアクリロニ)
IJル系に比べ有利であり、さらに紡糸後の不融化、
炭化あるいは黒鉛化といった熱処理工程における処理時
間を短くすることができれば、ポリアクリロニ) IJ
ル系に対する価格面での優位性會一層明確にすることが
できる。
安価であり、また炭化収率が高いためポリアクリロニ)
IJル系に比べ有利であり、さらに紡糸後の不融化、
炭化あるいは黒鉛化といった熱処理工程における処理時
間を短くすることができれば、ポリアクリロニ) IJ
ル系に対する価格面での優位性會一層明確にすることが
できる。
これまで、不融fヒ処理時間全短縮するために各種の触
媒あるいは促進剤が検討され、金属塩、アンモニウム塩
、無機酸、ハロゲンなどが提案されているが、不融化促
進効果あるいは最終製品である炭素繊維の物性などから
みて、満足なものは未だ得られていない。例えは、ピッ
チ繊維を塩酸、硫酸あるいは硝酸などの無機酸で接触処
理したのち、不融化処理ヶ行った場合、不融化促進効果
葡示すものもあるが、最終製品である炭素繊維の物性ケ
低下させてしまうという欠点がある。
媒あるいは促進剤が検討され、金属塩、アンモニウム塩
、無機酸、ハロゲンなどが提案されているが、不融化促
進効果あるいは最終製品である炭素繊維の物性などから
みて、満足なものは未だ得られていない。例えは、ピッ
チ繊維を塩酸、硫酸あるいは硝酸などの無機酸で接触処
理したのち、不融化処理ヶ行った場合、不融化促進効果
葡示すものもあるが、最終製品である炭素繊維の物性ケ
低下させてしまうという欠点がある。
一方・ピッチ系黒鉛fヒ繊維は、炭化繊維ケ不活性ガス
雰囲気下、2000〜aooo℃で熱処理することにょ
シ製造されている。
雰囲気下、2000〜aooo℃で熱処理することにょ
シ製造されている。
ここでいう炭化繊維とは、ピッチ繊維全酸化性ガス雰囲
気下で処理することによシ得られる不融化繊維ケ、不活
性ガス雰囲気下800〜1300℃で熱処理することに
より得られるものであり、実質的に酸素全含有しない繊
維である。これらの不融化繊維の炭化は、通常、不活性
ガス中1〜30℃/分程度の速度で、 800〜13°
°0程度1″′舶−j、bc、!:に!す2施卸09・
この際昇温速度ケ大きくすると繊維の強度の低下會招く
といゎれている。しかしながらこの方法は長時間にわた
り高温全必要とするので生産性の低下?招くのみならず
経済上きわめて不利である。
気下で処理することによシ得られる不融化繊維ケ、不活
性ガス雰囲気下800〜1300℃で熱処理することに
より得られるものであり、実質的に酸素全含有しない繊
維である。これらの不融化繊維の炭化は、通常、不活性
ガス中1〜30℃/分程度の速度で、 800〜13°
°0程度1″′舶−j、bc、!:に!す2施卸09・
この際昇温速度ケ大きくすると繊維の強度の低下會招く
といゎれている。しかしながらこの方法は長時間にわた
り高温全必要とするので生産性の低下?招くのみならず
経済上きわめて不利である。
すなわち、ピッチ系黒鉛化繊維の製造工程において、不
融fヒ、炭化および黒鉛化のいずれも時間短縮が課題と
なっており、なおかつこの時間短縮と製品物性の向上全
両立させる焼成工程が必要とされているのである。
融fヒ、炭化および黒鉛化のいずれも時間短縮が課題と
なっており、なおかつこの時間短縮と製品物性の向上全
両立させる焼成工程が必要とされているのである。
本発明者らは鋭意研究の結果、炭素質ピッチ?溶融紡糸
して得られるピッチ繊維’cNO,に0.1〜50υo
1%含有する酸fヒ性ガス雰囲気下で処理して窒素分i
0.1〜5. Ov)1%含有する不融化繊維とし、該
不融fヒ繊維ケ不活性ガス雰囲気下り0℃/分以上の速
度で昇温し、2000〜3000℃で熱処理することに
より、焼成工程に要する時間會著しく短縮でき、かつ優
れた性能r有するピッチ系黒鉛化繊維が得られることケ
見出したものである。
して得られるピッチ繊維’cNO,に0.1〜50υo
1%含有する酸fヒ性ガス雰囲気下で処理して窒素分i
0.1〜5. Ov)1%含有する不融化繊維とし、該
不融fヒ繊維ケ不活性ガス雰囲気下り0℃/分以上の速
度で昇温し、2000〜3000℃で熱処理することに
より、焼成工程に要する時間會著しく短縮でき、かつ優
れた性能r有するピッチ系黒鉛化繊維が得られることケ
見出したものである。
へ
また、本発明者らは炭素質ピッチを溶融紡糸して得られ
るピッチ繊維kNo、に0.1〜50υo1%含有する
酸化性ガス雰囲気下で処理して窒素分音0゜1〜5.0
wt%含有する不融化繊維とした後、該不融化繊維?
不活性ガス雰囲気下450〜600℃で処理して実質的
に酸素全含有する前炭化繊維とし、該前炭化繊維全不活
性ガス雰囲気下40℃/分以上の速度で昇温し、200
0〜3000℃で熱処理することにより、焼成工程に要
する時間ケ著しく短縮でき、かつ優れた性能ケ有するピ
ッチ系黒鉛化繊維が得られることを併せ見出したもので
ある。
るピッチ繊維kNo、に0.1〜50υo1%含有する
酸化性ガス雰囲気下で処理して窒素分音0゜1〜5.0
wt%含有する不融化繊維とした後、該不融化繊維?
不活性ガス雰囲気下450〜600℃で処理して実質的
に酸素全含有する前炭化繊維とし、該前炭化繊維全不活
性ガス雰囲気下40℃/分以上の速度で昇温し、200
0〜3000℃で熱処理することにより、焼成工程に要
する時間ケ著しく短縮でき、かつ優れた性能ケ有するピ
ッチ系黒鉛化繊維が得られることを併せ見出したもので
ある。
以下に本発明を詳述する。
本発明に用いる炭素質ピッチとしてはコールタールピッ
チ、SRCなどの石炭系ピッチ、エチレンタールピッチ
、デカントオイルピッチ等の石油系ピッチあるいは合成
ピッチなど各種のピッチ全包含するが、特に石油系ピッ
チが好ましい。
チ、SRCなどの石炭系ピッチ、エチレンタールピッチ
、デカントオイルピッチ等の石油系ピッチあるいは合成
ピッチなど各種のピッチ全包含するが、特に石油系ピッ
チが好ましい。
前記ピッチ?変性したもの、例えばテトラリンなどの水
素供与物で処理したもの、20〜350Kg/dの水素
加圧下に水素化したもの、熱処理により改質したもの、
溶剤抽出などの手段によシ改質したもの、あるいはこれ
らの方法ケ適宜組み合わせて改質したもの等の各種変性
ピッチも本発明でいう炭素質ピッチである。
素供与物で処理したもの、20〜350Kg/dの水素
加圧下に水素化したもの、熱処理により改質したもの、
溶剤抽出などの手段によシ改質したもの、あるいはこれ
らの方法ケ適宜組み合わせて改質したもの等の各種変性
ピッチも本発明でいう炭素質ピッチである。
すなわち、本発明の炭素質ピッチとはピッチ繊維會形成
し得る前駆体ピッチを総称する意味に用いられる。
し得る前駆体ピッチを総称する意味に用いられる。
本発明の炭素質ピッチは、光学的に等方性のピッチであ
ってもよいし、また光学的に異方性のピッチであっても
よい。
ってもよいし、また光学的に異方性のピッチであっても
よい。
光学的に等方性のピッチである場合、反射率が9.0〜
11.0%の範囲内の値?示すものが好ましい。ここで
反射率とは、アクリル樹脂等の樹脂中にピッチ會包埋せ
しめたのち研磨し、反射率測定装置により空気中にて測
定される。
11.0%の範囲内の値?示すものが好ましい。ここで
反射率とは、アクリル樹脂等の樹脂中にピッチ會包埋せ
しめたのち研磨し、反射率測定装置により空気中にて測
定される。
光学的に異方性のピッチとは、ピッチ全常圧もしくは減
圧下に窒素等の不活性ガス′に通気しながら通常340
〜450℃にて加熱処理ケ行うことにょシ得られる光学
的異方性和音含有するピッチであり、特に光学的異方性
の割合が5〜100チのものが好ましい。
圧下に窒素等の不活性ガス′に通気しながら通常340
〜450℃にて加熱処理ケ行うことにょシ得られる光学
的異方性和音含有するピッチであり、特に光学的異方性
の割合が5〜100チのものが好ましい。
本発明に用いる炭素質ピッチは軟化点が200〜400
℃のものが好ましく、240〜300℃のものが特に好
ましい。
℃のものが好ましく、240〜300℃のものが特に好
ましい。
ピッチ繊維は前記炭素質ピッチ會公知の方法にて溶融紡
糸を行うことにより得られる。例えば、炭素質ピッチを
その軟化点よりも30〜80℃高い温度にて溶融し、直
径0,1〜0,5fiのノズルから押し出しながら10
0〜2000m/分で延(肪支ることによりピッチ繊維
r得る。
糸を行うことにより得られる。例えば、炭素質ピッチを
その軟化点よりも30〜80℃高い温度にて溶融し、直
径0,1〜0,5fiのノズルから押し出しながら10
0〜2000m/分で延(肪支ることによりピッチ繊維
r得る。
次にピッチ繊維は、No2−1<OA〜50 vol
%含有する酸化性ガス雰囲気下にて不融化処理される。
%含有する酸化性ガス雰囲気下にて不融化処理される。
NO2濃度は、好ましくは1〜10 volチ、より好
1しくは1〜5 wl チである。
1しくは1〜5 wl チである。
不融化処理時間は、5〜50分間、好ましくは10〜3
0分4(、間である。不融1ヒ時間が5分に満たない場
合には不融イし75二不十分であり、後段工程で繊維の
融着を招く。一方、不融化時間が50分を越える場合に
は、工業的に不利となるばかりか、黒鉛化繊維の物性の
低下につながることもある。不融化反応は不融化処理さ
れ友繊維中の窒素分が0.1〜5,0コ係、好ましくは
0.2において行われ、好ましい処理温度は150〜3
80℃でおり、より好ましくは200〜350℃である
。処理温度が低すぎる場合には処理時間が長くなり、ま
た処理温度が高すぎる場合には、ピッチ繊維の融着ある
いは消耗といった現象ケ生ずるため好ましくない。昇温
速度は1〜b /分、より好ましくは5〜b ては、通常、酸素、オゾン、空気、硫黄酸化物、あるい
は〕・ロゲン等の酸化性ガス會1棹あるいは2種以上用
いる。本発明においては特に酸素、空気が好ましい。
0分4(、間である。不融1ヒ時間が5分に満たない場
合には不融イし75二不十分であり、後段工程で繊維の
融着を招く。一方、不融化時間が50分を越える場合に
は、工業的に不利となるばかりか、黒鉛化繊維の物性の
低下につながることもある。不融化反応は不融化処理さ
れ友繊維中の窒素分が0.1〜5,0コ係、好ましくは
0.2において行われ、好ましい処理温度は150〜3
80℃でおり、より好ましくは200〜350℃である
。処理温度が低すぎる場合には処理時間が長くなり、ま
た処理温度が高すぎる場合には、ピッチ繊維の融着ある
いは消耗といった現象ケ生ずるため好ましくない。昇温
速度は1〜b /分、より好ましくは5〜b ては、通常、酸素、オゾン、空気、硫黄酸化物、あるい
は〕・ロゲン等の酸化性ガス會1棹あるいは2種以上用
いる。本発明においては特に酸素、空気が好ましい。
前記不融化繊維は、必要に応じて不活性ガス雰囲気下4
50〜 ”600℃で処理して実質的に酸素全含有する
前炭化繊維とすることができる。前炭化処理は前記温度
範囲内で実施され、その処理時間は限定されないが、通
常10秒〜1時間、好ましくは1分〜10分である。ま
た前炭化における昇温速度は1℃/分〜2000℃/分
、好ましくは4℃/分〜1000℃/分である。
50〜 ”600℃で処理して実質的に酸素全含有する
前炭化繊維とすることができる。前炭化処理は前記温度
範囲内で実施され、その処理時間は限定されないが、通
常10秒〜1時間、好ましくは1分〜10分である。ま
た前炭化における昇温速度は1℃/分〜2000℃/分
、好ましくは4℃/分〜1000℃/分である。
この工うにして得られた不融化繊維あるいは前炭化繊維
t40℃/分以上の速度で昇温し不活性ガス雰囲気下2
000〜3000℃で熱処理することにより黒鉛化繊維
が得られる。本発明においては、不融化繊維あるいは実
質的に酸素全含有する前炭化繊維會40℃/分以上の速
度で2000〜3000℃の所定温度まで昇温し、所定
時間熱処理することにより高強度のピッチ系黒鉛化繊維
が得られるのであり、実質的に酸素全含有しない、いわ
ゆる炭fヒ繊維i、2000〜3000℃で熱処理して
も得られる黒鉛flsl&維の強度は本発明の方法によ
り得られる繊維には及ばない。ここでいう実質的に酸素
全含有する前炭化繊維とは、酸素?1〜40重量%、好
ましくは、3〜10重量%含有する繊維である。黒鉛比
処理時間は1秒〜1時間、好ましくは5秒〜10分間で
ある。黒鉛化温度までの昇温速度は40℃/分以上、好
ましくは100℃/分以上、更に好ましくは500℃/
分以上、最も好ましくu1000℃/分以上である。
t40℃/分以上の速度で昇温し不活性ガス雰囲気下2
000〜3000℃で熱処理することにより黒鉛化繊維
が得られる。本発明においては、不融化繊維あるいは実
質的に酸素全含有する前炭化繊維會40℃/分以上の速
度で2000〜3000℃の所定温度まで昇温し、所定
時間熱処理することにより高強度のピッチ系黒鉛化繊維
が得られるのであり、実質的に酸素全含有しない、いわ
ゆる炭fヒ繊維i、2000〜3000℃で熱処理して
も得られる黒鉛flsl&維の強度は本発明の方法によ
り得られる繊維には及ばない。ここでいう実質的に酸素
全含有する前炭化繊維とは、酸素?1〜40重量%、好
ましくは、3〜10重量%含有する繊維である。黒鉛比
処理時間は1秒〜1時間、好ましくは5秒〜10分間で
ある。黒鉛化温度までの昇温速度は40℃/分以上、好
ましくは100℃/分以上、更に好ましくは500℃/
分以上、最も好ましくu1000℃/分以上である。
昇温速度が40℃/分未満の場合、あるいは不融化繊維
を一旦炭化繊維となし、炭化繊維?黒鉛化する場合には
優れた物性の黒鉛化繊維を得ることができない。
を一旦炭化繊維となし、炭化繊維?黒鉛化する場合には
優れた物性の黒鉛化繊維を得ることができない。
以下に実施例および比較例?あけ本発明上具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に制限されるものではな
い。
するが、本発明はこれら実施例に制限されるものではな
い。
実施例 1゜
光学的異方性相欠80%含有し、軟化点が280℃であ
る石油系前駆体ピッチ會溶融紡糸し、平均糸径13μの
ピッチ繊維?得た。このピッチ繊維上、NO2′(Il
−2vo1%含有する酸素中、10℃/1161で30
℃から270℃まで昇温して24分間不融化処理奮行っ
た。処理後の繊維は窒素分2.4 wt% f含有して
いた。ついで100℃/■で2500℃まで昇温し、2
500℃で10秒間黒鉛化したところ、得られた黒鉛化
繊維は、平均糸径10μ、弾性率60 TON/rrm
?、引張り強度330Kg/mrr?であった。
る石油系前駆体ピッチ會溶融紡糸し、平均糸径13μの
ピッチ繊維?得た。このピッチ繊維上、NO2′(Il
−2vo1%含有する酸素中、10℃/1161で30
℃から270℃まで昇温して24分間不融化処理奮行っ
た。処理後の繊維は窒素分2.4 wt% f含有して
いた。ついで100℃/■で2500℃まで昇温し、2
500℃で10秒間黒鉛化したところ、得られた黒鉛化
繊維は、平均糸径10μ、弾性率60 TON/rrm
?、引張り強度330Kg/mrr?であった。
比較例 1゜
実施例1の不融化繊維ヶ、窒素中10℃/ffiで昇温
して1000℃で30分炭化処理して炭素繊維ケ製造し
た。得られた炭素繊維に2500℃で10秒間黒鉛した
ところ、得られた黒鉛化繊維は、平均糸径10μ5弾性
率55 Ton/mrr?、引張9強度270Ky/m
−であった。
して1000℃で30分炭化処理して炭素繊維ケ製造し
た。得られた炭素繊維に2500℃で10秒間黒鉛した
ところ、得られた黒鉛化繊維は、平均糸径10μ5弾性
率55 Ton/mrr?、引張9強度270Ky/m
−であった。
比較例 2゜
実施例1のピッチ繊維を、酸素中、10℃/−で270
℃まで昇温して不融化処理し、ついで100℃/―で2
500℃まで昇温;シ、2500℃で10秒間黒鉛化し
たところ、得られた黒鉛化繊維は、平均糸径10μ、弾
性率55TON/mi、引張強度220Kp/情ぜであ
った。
℃まで昇温して不融化処理し、ついで100℃/―で2
500℃まで昇温;シ、2500℃で10秒間黒鉛化し
たところ、得られた黒鉛化繊維は、平均糸径10μ、弾
性率55TON/mi、引張強度220Kp/情ぜであ
った。
実施例1と比較例1および2との比較より、本発明の方
法により製造された黒鉛化繊維は、従来法に比べすぐれ
た性能?有している。
法により製造された黒鉛化繊維は、従来法に比べすぐれ
た性能?有している。
実施例 2、
光学的異方性相全65係含有し、軟化点が252℃であ
る石油系前駆体ピッチ全溶融紡糸し、平均糸径11μの
ピッチ繊維上寿た。このピッチ繊維ケ、No、k 5
volチ含有する空気中、5℃/mで150℃から29
0℃まで昇温して28分間不融化処理を行った。処理後
の繊維は窒素分0.3m%ケ含有していた。ついで50
0℃で処理して前炭素繊維奮製造した。得られた前炭素
繊維は酸素75重量%含有しており、これ’に1000
℃/閣で25oO℃まで昇温し、2500℃で60秒間
黒鉛化したところ、得られた黒鉛化繊維は、平均糸径9
μ、弾性率707ON/mrr?、引張り強度320K
f/m−であった。 1実施例 3゜ 反射率10.3%軟化点が270℃の光学的に等方性の
石油系前駆体ピッチケ溶融紡糸し、平均糸径12μのピ
ッチ繊維上寿た。
る石油系前駆体ピッチ全溶融紡糸し、平均糸径11μの
ピッチ繊維上寿た。このピッチ繊維ケ、No、k 5
volチ含有する空気中、5℃/mで150℃から29
0℃まで昇温して28分間不融化処理を行った。処理後
の繊維は窒素分0.3m%ケ含有していた。ついで50
0℃で処理して前炭素繊維奮製造した。得られた前炭素
繊維は酸素75重量%含有しており、これ’に1000
℃/閣で25oO℃まで昇温し、2500℃で60秒間
黒鉛化したところ、得られた黒鉛化繊維は、平均糸径9
μ、弾性率707ON/mrr?、引張り強度320K
f/m−であった。 1実施例 3゜ 反射率10.3%軟化点が270℃の光学的に等方性の
石油系前駆体ピッチケ溶融紡糸し、平均糸径12μのピ
ッチ繊維上寿た。
このピッチ繊維ケ、N0zk 2 vol %含有する
空気中、5℃/―で150℃から300℃壕で昇温しで
30分間不融化処処理性った。
空気中、5℃/―で150℃から300℃壕で昇温しで
30分間不融化処処理性った。
処理後の繊維は窒素分0.84%−に含有していた。つ
いで500℃で処理して前炭化繊維會製造した。得られ
た前炭化繊維の酸素含有率は4.5重量%であった。こ
の前炭化繊維會り0℃/分で2500℃まで昇温し黒鉛
化したところ、得られた黒鉛化繊維の物性は弾性率65
TON/mtr? 、引張り強度26(NCw/m、
−であった。
いで500℃で処理して前炭化繊維會製造した。得られ
た前炭化繊維の酸素含有率は4.5重量%であった。こ
の前炭化繊維會り0℃/分で2500℃まで昇温し黒鉛
化したところ、得られた黒鉛化繊維の物性は弾性率65
TON/mtr? 、引張り強度26(NCw/m、
−であった。
実施例 4゜
実施例1におけるピッチ繊維’tN02に5υo1%含
有する酸素中5℃/IIII+で130℃から280℃
まで昇温して30分間不融比比処理性った。処理後の繊
維は窒素分1.8wt%奮含有していた。
有する酸素中5℃/IIII+で130℃から280℃
まで昇温して30分間不融比比処理性った。処理後の繊
維は窒素分1.8wt%奮含有していた。
ついで500℃で処理して前炭イし繊維ケ製造した。得
られた前炭化繊維の酸素含有率は6.0重量%であった
。この前炭化繊維會り000℃/分で2500℃まで昇
温し、2500℃で30秒間処理したところ、得られた
黒鉛化繊維の物性は弾性率60 T ON/mrr?、
引張強度330Ky/m−であった。
られた前炭化繊維の酸素含有率は6.0重量%であった
。この前炭化繊維會り000℃/分で2500℃まで昇
温し、2500℃で30秒間処理したところ、得られた
黒鉛化繊維の物性は弾性率60 T ON/mrr?、
引張強度330Ky/m−であった。
実施例 5゜
実施例3における前炭fヒ繊維?500℃/分で200
0℃1で昇温し、2000℃で1分間処理したところ、
弾性率は40TON/m−1引張強度は200Kg/m
−であった。
0℃1で昇温し、2000℃で1分間処理したところ、
弾性率は40TON/m−1引張強度は200Kg/m
−であった。
出願人 日本石油株式会社
代理人 弁理士 用瀬 良治
同 弁理士 斉 藤 武 彦
Claims (3)
- (1)炭素質ピッチ?溶融紡糸して得られるピッチ繊維
kN02に0.1〜50υo1%含有する酸化性ガス雰
囲気下で処理して窒素分音0.1〜5.0m%含有する
不融化繊維とし、該不融化繊維全不活性ガス雰囲気下4
0℃/分以上の速度で昇温し、2000〜3000t?
:で熱処理することt特徴とするピッチ系黒鉛化繊維の
製造方法。 - (2)炭素質ピッチ?溶融紡糸して得られるピッチ繊維
kNo2f0.1〜50 vo1%含有する酸化性ガス
雰囲気で処理して窒素分ヶ0.1〜5.0 wtチ含有
する不融化繊維とした後、不活性ガス雰囲気下450〜
600℃で処理して実質的に酸素を含有する前炭化繊維
とし、該前炭化繊維紮不活性ガス雰囲気下4゜℃/分以
上の速度で昇温し、2000〜3000℃で熱処理する
ことを特徴とするピッチ系黒鉛化繊維の製造方法。 - (3)酸化性ガスが酸素、オゾン、空気、硫黄酸化物ま
たはノ・ロゲンであることを特徴とする特許請求の範囲
第1項または第2項記載の方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10958384A JPS60259629A (ja) | 1984-05-31 | 1984-05-31 | ピツチ系黒鉛化繊維の製造方法 |
US06/659,261 US4574077A (en) | 1983-10-14 | 1984-10-10 | Process for producing pitch based graphite fibers |
EP84307010A EP0148560B1 (en) | 1983-10-14 | 1984-10-12 | Process for producing pitch-based graphite fibres |
DE8484307010T DE3479139D1 (en) | 1983-10-14 | 1984-10-12 | Process for producing pitch-based graphite fibres |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10958384A JPS60259629A (ja) | 1984-05-31 | 1984-05-31 | ピツチ系黒鉛化繊維の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60259629A true JPS60259629A (ja) | 1985-12-21 |
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Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62184125A (ja) * | 1986-02-10 | 1987-08-12 | Toa Nenryo Kogyo Kk | 炭素繊維及び黒鉛繊維の製造方法 |
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-
1984
- 1984-05-31 JP JP10958384A patent/JPS60259629A/ja active Granted
Patent Citations (2)
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