JPS6025713Y2 - 自動選曲装置

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【考案の詳細な説明】本考案は音楽テープの曲間の無録音部分等を検出して曲
の頭出しを行う自動選曲装置に関し、自動選曲用の増幅
器を用いずに自動選曲動作が行なえるようにして回路構
成の簡略化を図ったものである。

第１図は従来の自動選曲装置を示すものであり、１は磁
気ヘッド、２は再生増幅器、３はスピーカ駆動用の増幅
器、５はスピーカ、５は録音増幅器、６は自動選曲用の
増幅器、７は整流回路８と直流増幅器９とからなる自動
選曲制御回路、１０はその出力端子、１１は録音入力端
子、Ｓｌ。

Ｓ２．Ｓ３は互に連動する録音再生切換スイッチ、Ｓ。

は自動選曲時にのみオンとなるスイッチである。

上記構成において、録音時には切換スイッチＳ、、Ｓ
２．Ｓ３をそれぞれ端子す側に切換え、録音入力端子
１１に録音信号を印加すれば、録音増幅器５で増幅され
た後、磁気ヘッド１を介してテープ（図示せず）に録音
される。

一方、再生時には切換スイッチＳ１．Ｓ２．Ｓ３を端子
ａ側に切換える。

このようにすれば、磁気ヘッド１の再生信号が再生増幅
器２、スピーカ駆動用の増幅器３で増幅され、スピーカ
４から発音される。

そして自動選曲時には、再生状態のまま早送り又は巻戻
しを行うため、磁気ヘッド１で再生され、再生増幅器２
で増幅された信号がスイッチＳ３およびＳ４を介して制
御信号として自動選曲用の増幅器６に印加され、ここで
十分なレベルまで増幅されて自動選曲制御回路７へ印加
される。

そして出力端子１０からの信号をもとに曲間の無録音部
分等が検出され、その検出出力にもとづいてプランジャ
等が駆動されて自動選曲動作が行われる。

ところが、このように構成した場合には、自動選曲時の
制御信号を十分なレベルまで増幅するために、特別に自
動選曲用の増幅器６を設けなければならないから、それ
だけ回路構成が複雑になり、高価になる。

本考案はこのような従来の問題を解決するようにした自
動選曲装置を提供するものである。

以下本考案の一実施例について第２図とともに説明する
。

第２図において、第１図と同−行号の部分は同一機能を
有している。

そして切換スイッチＳ３は録音増幅器５の出力側に挿入
されており、その端子ａは自動選曲用の増幅器（第１図
の６）を介することなくスイッチＳ、を介して直接自動
選曲制御回路７に接続される。

上記構成において、録音時にはスイッチＳ１〜Ｓ３を端
子す側に切換え、録音入力端子１１に録音信号を印加す
れは、従来と同様に録音することができる。

また再生時には、スイッチＳ１〜Ｓ３を端子ａ側に切換
えれば、従来と同様に磁気ヘッド１からの再生信号を増
幅器２，３で増幅してスピーカ４から発音することがで
きる。

そして自動選曲時には、再生増幅器３の出力が１；！Ｊ
ｔｌ信号として録音増幅器に印加され、ここで十分なレ
ヘルまて増幅された後、スイッチＳ３．Ｓ４を介して自
動選曲制御回路７へ印加される。

したがって、従来のように特別に自動選曲用の増幅器を
設けなくても、制御信号を十分なレベルまで増幅するこ
とができる。

以上のように、本考案は自動選曲時に再生増幅器の出力
を録音増幅器で増幅して自動選曲制御回路へ印加するよ
うにしたものであるから、自動選曲装置の回路構成を簡
略化し、安価にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例のブ田ンク図、第２図は本考案の一実施
例のブロック図である。１・・・・・・磁気ヘッド、２・・・・・・再生増幅器
、３・・・・・・スピーカ駆動用の増幅器、４・・・・
・・スピーカ、５・・・・・・録音増幅器、７・・・・
・・自動選曲制御回路、Ｓ１〜Ｓ３・・・・・・録音再
生切換スイッチ。

【実用新案登録請求の範囲】