JPS6024640Y2 - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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Publication number
JPS6024640Y2
JPS6024640Y2 JP15100278U JP15100278U JPS6024640Y2 JP S6024640 Y2 JPS6024640 Y2 JP S6024640Y2 JP 15100278 U JP15100278 U JP 15100278U JP 15100278 U JP15100278 U JP 15100278U JP S6024640 Y2 JPS6024640 Y2 JP S6024640Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative board
embossed pattern
groove
notch
substrate
Prior art date
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Expired
Application number
JP15100278U
Other languages
English (en)
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JPS5566199U (ja
Inventor
正則 白神
泰之 長谷川
Original Assignee
大建工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 大建工業株式会社 filed Critical 大建工業株式会社
Priority to JP15100278U priority Critical patent/JPS6024640Y2/ja
Publication of JPS5566199U publication Critical patent/JPS5566199U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、繊維質材料よりなる板状基材の表面に切り欠
き溝を設けた化粧板に関し、特に該切り欠き溝部の外観
を改善せしめた化粧板に関するものである。
従来より、基板の表面を断面U字状あるいはU字状等に
帯状に切り欠き、ストライプ模様や格子模様を形成した
り、基板端部の表面を断面傾斜状あるいは段差状等に帯
状に切り欠き基板を連結した際に連結部に断面U字状あ
るいはU字状等の目地模様を生せしめることにより、装
飾意匠効果を向上させるようにした化粧板はよく知らて
いる。
しかしながら、上記のような化粧板は、その切り欠き溝
内面が単なる切り欠き面にすぎないため、変化に乏しく
微妙な陰影や立体感を切り欠き溝内面に表現するには不
充分であり、その意匠効果が限定されという欠点がある
一方、基板表面にエンボス模様を刻印した型板あるいは
ロールを押しつけエンボス模様を付与した化粧板が知ら
れているが、上記基板が木質繊維板あるいは鉱物質繊維
板等繊維質材料よりなる場合、深いエンボス模様付けを
行なおうとすると、基板の繊維組織が破壊し、強度的性
質が著しく低下するものであり、又繊維組織を破壊しな
い程度の押圧では、基板のスプリングバックを生じるた
め、深さ2m程度のエンボス模様付けしか行なえないと
いう欠点を有しており、深みのある鮮明なエンボス模様
の付いた溝部を有する化粧板を得ることができない。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、繊維質
材料よりなる板状基材の表面の適宜位置に切削した切り
欠き溝を設けるとともに、該切り欠き溝部にエンボス模
様を設けてなることにより、切り欠き溝内面に変化に富
んだ陰影や立体感、すなわち従来行い得なかったような
深みのあるエンボス模様感を実現することのできる装飾
意匠効果の優れた化粧板を提供するものである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案の一実施例である化粧板A1(実施例1
)を示し、1は木質繊維板、鉱物質繊維板あるいはその
他の繊維質材料よりなる基板であって、該基板1の表面
の適宜位置には切削加工してなる断面略し字状の切り欠
き溝2が形成され、該切り欠き溝2の溝底面2aにはエ
ンボス加工によるエンボス模様3が形成されてなるもの
である。
また、第2図は本考案の他の実施例である化粧板A2
(実施例2)を示腰繊維質材料よりなる基板1の表面に
断面略U形状の切り欠き溝2′を形成し、該切り欠き溝
2′を構成する傾斜側壁2’bにエンボス模様4を形成
したものである。
尚、上記化粧板Al−A2の表面には必要に応じて塗料
を塗布すことにより塗装面が形成されていてもよい。
又、ここにおいて、切り欠き溝2,2′は基板1の表面
に複数個、例えばストライプ状あるいは格子状等所望の
太線模様に形成することができ、またその断面形状ある
いは切り欠き巾は特に限定されるものではなく、種々の
ものであってよい。
次に、上記化粧板A1.A2の製造方法の一例を示すと
、繊維質材料よりなる基板1の表面の所望位置を鋸、カ
ッタあるいはルータ−等の切削装置により比較的巾広(
第1図では断面略■字状、第2図では断面略U形状)の
切り欠き溝2.2’を形成する。
この切り欠き溝2.2’内面には基板1が繊維質材料よ
りなるために繊維による多数の毛羽立ちが発生する。
特に第1図に示す断面略し字状の切り欠き溝2にあって
は、目視の面から溝2を構成する垂直側壁2bにおける
毛羽立ちは外部からさほど目立たず、外部からは垂直側
壁2bよりも発生の少ない溝底面2aの毛羽立ちが目立
ちやすい。
また、第2図に示す断面12713w形状の切り欠き満
2′にあっては、満2′を構成する傾斜側壁2’bの毛
羽立ちが多く、溝底面2’aでは少ない。
というのは、上記の如き繊維質材料よりなる基板1の繊
維は大宮基板1の表裏面に平行に二次元的に配向してい
る割合が多いため、切り欠き溝2′を構成する側壁2’
bが傾斜しているとその傾斜面に生じる毛羽立ちの密度
が高いのに対し溝底面2’aでは平坦となるので繊維の
毛羽立ちの密度が低くなるためである。
次いで、好ましくは上記基板1の切り欠き溝2.2’内
面にスプレーコーター、フローコータ、ローラーその他
の適宜の塗布装置により水又は水溶性塗料を塗布して溝
内面を湿潤せしめてその表面に生じている毛羽立ちに柔
軟性を与えた後、上記切り欠きR2,2’の断面形状と
ほぼ同一の外周部形状を有するエンボスヒートロールに
よって第1図の切り欠き溝2の溝底面2aを、また第2
図の切り欠き溝2′の傾斜側壁2’bを熱圧処理するこ
とにより、上記溝底面2aあるいは傾斜側壁2’bの毛
羽立ちは各壁面に熱圧着せしめられて視覚的に消失する
とともに、上記溝底面2aあるいは傾斜側壁2’bに任
意のエンボス模様3.4が付与され、よって、深いエン
ボス模様3.4を有する溝が形成てき、溝模様による化
粧板A1.A2の装飾効果を向上させることができる。
尚、つけ加えるに、上記化粧板A1.A2の基板1の切
り欠き溝2.2’にのみあるいは切り欠き溝2,2を含
む表面全体にスプレーコーター、フローコーター、ロー
ラー、ノズルその他の適宜の塗装装置により塗料を塗布
した場合、切り欠き溝2.2′の溝底面2aあるいは傾
斜側壁2’bは毛羽立ちが熱圧着により各壁面に密着し
、壁面の密度が高くなっているため、繊維の毛羽立ちの
影響よる塗料の付着むらや塗膜の気泡発生等がなく表面
平坦部と同様の美麗な溝部を有する塗装面が形成できる
という利点も有している。
このようにして形成された化粧板A1.A2は、切り欠
き溝内面にエンボス模様による変化に富んだ陰影や立体
感を有しているものであり、又特にヒートロールにより
エンボス模様付けと行ったことにより毛羽立ちや塗料を
塗布した際の毛羽立ちの影響による塗料の付着むらある
いは塗膜の気泡発生等がなく、天井材あるいは壁面材等
に用いた場合、その装飾意匠性を著しく高めることがで
きるものである。
以上説明したように、本考案によれば、繊維質材料より
なる板状基材の表面の適宜位置に切削した切り欠き溝を
設けるとともに、該切り欠き溝部にエンボス模様を設け
てなることにより、切り欠き溝内面に変化に冨んだ陰影
や立体感、すなわち従来行い得なかった深みのあるエン
ボス模様感を表現することができ、装飾意匠効果の優れ
た天井材あるいは壁面材として広く適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示するもので、第1図は実
施例1を示す断面図、第2図は実施例2を示す断面図で
ある。 A1. A2・・・・・・化粧板、1・・・・・・基板
、2,2′・・・・・・切り欠き荷、 2 9 2’a・・・・・・溝底面、 2b。 2’b・・・・・・側壁、 3゜ 4・・・・・・エンボス模様。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)繊維質材料よりなる板状基材の表面の適宜位置に
    切削した切り欠き溝を設けるとともに、該切り欠き溝部
    にエンボス模様を設けてなることを特徴とする化粧板。
  2. (2)エンボス模様が切り欠き溝底面に設けられたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の化粧
    板。
  3. (3)エンボス模様が切り欠き溝を構成する側壁に設け
    られたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    又は第2項記載の化粧板。
JP15100278U 1978-10-31 1978-10-31 化粧板 Expired JPS6024640Y2 (ja)

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JP15100278U JPS6024640Y2 (ja) 1978-10-31 1978-10-31 化粧板

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JPS5566199U JPS5566199U (ja) 1980-05-07
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JP2015140595A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 ケイミュー株式会社 建築板

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JPH069206Y2 (ja) * 1988-02-22 1994-03-09 神島化学工業株式会社 建築用板

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