JPS60238360A - ガラス繊維強化耐衝撃ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents

ガラス繊維強化耐衝撃ポリアミド樹脂組成物

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JPS60238360A
JPS60238360A JP9296784A JP9296784A JPS60238360A JP S60238360 A JPS60238360 A JP S60238360A JP 9296784 A JP9296784 A JP 9296784A JP 9296784 A JP9296784 A JP 9296784A JP S60238360 A JPS60238360 A JP S60238360A
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角田 林一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はガラス繊維強化耐衝撃ポリアミド樹脂組成物に
関し、更に詳しくは耐衝撃性と吸湿性が改良されたガラ
ス繊維強化耐衝撃ポリアミド樹脂組成物に係るものであ
る。本発明の樹脂組成物は、自動車部品、家庭電器部品
などの大型成形品、核熱部の構造部品、寸法精度の要求
される精密成形品に好適に用いられる。
[従来の技術] ガラス繊維強化ポリアミドは引張、曲げ等の機械的強度
が大きく、耐熱性に優れ、成形収縮率が小さいという利
点を有する反面、吸湿により著しい物性の低下と寸法変
化をもたらし、また衝撃強度不足で衝撃力により割れが
発生しやすい欠点がある。
上記吸湿性を改良するために、ガラス繊維を混入したポ
リアミドに10〜40%のある種の熱可塑性樹脂を含有
させた例がある(特公昭4B−131344号)が、こ
こに述べられているように40%以上ある種の熱可塑性
樹脂を混入すると、引張、曲げ等の機械的強度が低下す
ることが大きな欠点である。
また、特開昭58−82844号においてスチレン系化
合物とα、β不飽和カルボン酸からなる共重@体スはス
チレン系化合物とα、β不飽和カルボン酸およびα、β
不飽和カルボン酸エステルからなる共重合体20〜80
重量%(樹脂成分基準)とポリアミド樹脂80〜20重
量%(樹脂成分基準)よりなる樹脂組成物に対してガラ
ス繊維を10〜60重量%(全組成物基準)添加してな
ることを特徴とするガラスJll#I強化熱可塑性樹脂
組成物が開示されている。しかしながら、この樹脂組成
物は、特に耐衝撃性の要求される用途、例えば大型の成
形品、具体的には大型ハウジング、自動車のバンパーな
どに使用した場合には衝撃力がかかったり、成形後に離
型したりする場合にタフネス不足により割れが発生する
場合がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、ガラス繊維強化ポリアミドが本来力している
高い機械的強度・耐熱性、小さい成形収縮率を保持しつ
つ、耐衝撃性と吸湿性を改良し、タフネス不足による割
れをなくし、吸湿による物性の低下と寸法変化をなくす
ためになされたものである。
[問題点を解決するための手段及び作用]本発明は、ポ
リアミドにスチレン系化合物とα、β不飽和カルボン酸
からなる共重合体とビニル芳香族炭化水素−共役ジエン
ブロック共重合体を含有せしめた樹脂組成物にガラス繊
維を添加した樹脂組成物が上記の問題点を解決し得るこ
とを見い出したことに基きなされたものである。
しか℃て本発明によれば、スチレン系化合物とα、β不
飽和カルボン酸からなる共重合体20〜46重量%とポ
リアミド樹脂70〜20重量%とビニル芳香族炭化水素
−共役ジエンブロック共重合体又はその水添物3〜20
重量%とからなる樹脂100重量部に対し、直径8〜1
5ILのガラス繊維10〜50重量部を含有してなるこ
とを特徴とするガラス繊維強化耐衝撃ポリアミド樹脂組
成物が提供される。
本発明の樹脂組成物は、ガラス繊維強化ポリアミドが本
来力している特徴を保持しつつ、その耐衝撃性と吸1l
as改良したもので、具体的には以下の物性を示すもの
である。
(イ)アイゾツト衝撃強さ: 10kg−C濡/cm以
上(174インチ厚、ノツチ付) (ロ)落錘衝撃強度: 15kg−c腸以上(ハ)ソ 
リ : 0.5mm以下 (吸湿によるソリ) (ニ)引張 強 さ: 800kg/am2以上(ホ)
曲 げ 弾 性 率二40000kg/cm2以上(へ
)加熱変形温度:115℃以上 (18,8kg荷を下) (ト)成 形 収 縮 率: 両方とも0.5%以下(
八個/B側) また、本発明の樹脂組成物は、予期せぬ効果として、ビ
ニル芳香族炭化水素−共役ジエンブロック共重合体を加
えることにより、成形性、流動性が良好になり成形品の
外観が良くなり、特にフローマークやハダ荒れが極めて
少なくなる効果を奏するものである。また、塗装性に優
れる点も本発明の樹脂組成物の特徴の−っである。
スチレン系単量体としてはスチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレンなどが単独又は混合して使用で
き、α、β不飽和カルボン酸としてはメタアクリル酸、
アクリル酸などが用いられる。
本発明に用いる好適なポリアミドとしては、ポリカプロ
ラクタム(ナイロン−6)、ポリヘキサメチレンアジパ
ミド(ナイロン−6,6)が挙げられる。
ポリアミドが海の状態で、スチレン系化合物とα、β不
飽和カルボン酸からなる共重合体が島の状態でミクロ分
散した構造にすることにより、ナイロンの特徴である優
れた耐久性例えば耐油性、滑り性が保持でき、また、優
れた機械的強靭性が保持できる。
本発明に用いるビニル芳香族炭化水素−共役ジエンブロ
ック共重合体としては共役ジエンとビニル芳香族炭化水
素をブロック共重合した、一般式 %式%) ) (上式において、Sはビニル芳香族炭化水素を主とする
重合体ブロックであり、Bは共役クエンを主とする重合
体ブロックである。SブロックとBブロックとの境界は
必ずしも明瞭に区別される必要はない。又、nは1以上
の整数である。)で表わされる線状ブロック共重合体、
あるいは一般式 %式%) ) ) (上式において、S、Bは前記と同じであり、Xは例え
ば四塩化ケイ素、四塩化スズなどのカップリング剤の残
基又は多官能有機リチウム化合物等の開始剤の残基を朱
す。m及びnは1以上の整数である。) で表わされるラジアルブロック共重合体が挙げられる。
上記一般式においてnは1〜5が好ましく、より好まし
くは2〜5である。
尚、上式においてビニル芳香族炭化水素を主とする共重
合体ブロックとはビニル芳香族炭化水素と共役ジエンと
の共重合体ブロック又はビニル芳香族炭化水素単独重合
体ブロックを示し、共役ジエンを主とする重合体ブロッ
クとは共役ジエンを50重量%を超える量で含有する共
役ジエンとビニル芳香族炭化水素との共重合体ブロック
又は共役ジエン単独重合体ブロックを示す。共重合体ブ
ロック中のビニル芳香族炭化水素は均一に分布していて
も、又テーパー状に分布していてもよい。
本発明で用いるビニル芳香族炭化水素としてはスチレン
、0−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−te
rt−ブチルスチレン、1.3−ジメチルスチレン、α
−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラ
センなどがあるが、特に一般的なものとしてはスチレン
が挙げられる。これらは1種のみならず2種以上混合し
て使用してもよい。
本発明で用いる共役ジエンとは、1対の共役二重結合を
有するジオレフィンであり、たとえば1.3−ブタジェ
ン、2−メチル−1,3−ブタジェン(イソプレン) 
、 2.3−ジメチル−1,3−ブタジェン、1.3−
ペンタジェン、1.3−ヘキサジエンなどであるが、特
に一般的なものとしては1.3−ブタジェン、イソプレ
ンが挙げられる。これらは1種のみならず2種以上混合
して使用してもよい。
本発明で使用するブロック共重合体の分子量は5,00
0〜1,000,000 、好ましくは10,000〜
800.000 、更に好ましくは30,000〜50
0,000である。又ブロック共重合体はその基本的な
特性、例えば耐衝撃性改良効果などを損なわない範囲内
で水素添加、ハロゲン化、ハロゲン化水素化、或いは化
学反応により水酸基、チオール基、ニトリル基、スルホ
ン酸基、アミノ基等の官能基の導入を行うなどの改質が
行われてもよい。
本発明において、ビニル芳香族炭化水素−共役ジエンブ
ロック共重合体中のビニル芳香族炭化水素の含有量は1
0〜70重量%が好ましく、より好ましくは15〜55
重量%である。
また1本発明におけるビニル芳香族炭化水素−共役ジエ
ンブロック共重合体としては、上述のうち、ポリスチレ
ン鎖の少なくとも一端に共役ジエンを主体とする共重合
体ブロックを有するブロック共重合体が好ましく、特に
好ましくは前記一般式で表わされる■、■、■、■のブ
ロック共重合体である。
また、■、■、■、■のうちでも、■と■に分類される
B5B5型、BSBSB型のものが著しく優れた効果を
示すものである。
樹脂組成、物においてポリアミド70〜20重量%とス
チレン系化合物−α、β不飽和カルボン酸共重合体20
〜46重量%とビニル芳香族炭化水素−共役ジエンブロ
ック共重合体3〜20重量%とからなる樹脂100重量
部に対し、ガラス繊!110〜50重量部を含有せしめ
ることによりポリアミドが海の状態になったものと想像
される物性の改良がみられる。ガラス繊維を加えない場
合は、スチレン系化合物とα、β不飽和カルボン酸から
なる共重合体20〜52重量%、ポリアミド樹脂70〜
45重量%、ビニル芳香族炭化水素−共役ジエンブロッ
ク共重合体又はその水添物3〜20重量%を合計100
重量%となるように配合すればポリアミドが海の状態に
なリ、共重合体が約31L以下の粒子の島の状態で分散
した均一な組成物となることを電子顕微鏡により確認し
た。これに対し、ガラス繊維を含有した本発明の樹脂組
成物は、ポリアミド樹脂が全樹脂分に対し20重量%と
いう少な(重量でポリアミドが海の状態になったと推定
される物性の向上がみられたことは注目に値する。
ポリアミドの海の中にスチレン系化合物とα、β不飽和
カルボン酸からなる共重合体をミクロ分散させるには、
スチレン系化合物70〜87重量%、α、β不飽和カル
ボッ酸30〜3重量%からなる組成比で可能であるが、
好ましくはスチレン系化合物88〜93重量%、α、β
不飽和カルボン酸12〜7重量%がよい。スチレン系化
合物とα、β不飽和カルボン酸からなる共重合体中のα
、β不飽和カルボン酸の割合が3重量%未満であればポ
リアミドとの相溶性が悪くなり成形材料として成形品剥
離などの現象がみられる。また、α、β不飽和カルボン
酸の割合が30重量%を越える場合は共重合体を製造す
る際ゲル状物質が生成するため高分子量化が難しい欠点
をもっている。
スチレン系化合物−α、β不飽和カルボン酸共重合体の
ゲルパーミェーションクロマトグラフィーによる分子量
測定によるスチレン系化合物ポリマー換算分子量で重量
平均分子量100,000〜500.000 、好まし
くは150,000〜400,000の範囲が望ましい
。またポリアミドは種類としてはポリカプロラクタムと
ポリヘキサメチレンアジパミドで重量平均分子量として
ao 、 ooo〜90,00G好ましくは45,00
0〜80,000の範囲が望ましい。すなわちスチレン
系化合物−α、β不飽和カルボン酸共重合体とポリアミ
ドの重量平均分子量の比として1.1〜I2.5、好ま
しくは1.9〜8.8の範囲であれば射出成形品の物性
が良くなる。
ビニル芳香族炭化水素−共役ジエンブロック共重合体の
配合比を検討した結果、3〜20重量%の範囲において
、衝撃強度が上昇すること、かつ成形品外観フローマー
クがなくなることを発見した。ビニル芳香族炭化水素−
共役ジエンブロック共重合体の配合量としては3重量%
以下の場合は衝撃強度の向上は顕著ではない。又、20
重量%以上では剛性、耐熱性が低下する。
本発明においては、樹脂100重量部に対し直径8〜2
0pLのガラス繊維10〜50重量部を配合する。
ガラス繊維の直径が19終を超える場合は衝撃強度の向
上が顕著ではない。また、8JL未満の場合はガラス繊
維が高価で実用的ではない。
ガラス繊維長は1〜lhmが好ましく、3〜7mmがよ
り好ましい。
また、ガラス繊維は表面処理剤によって処理されたもの
がタフネス向上の点で好ましい。表面処理剤として、ア
ミノシラン、エポキシシラン、ウレイド変性アミノシラ
ンがタフネス向上に効果的である。このうち、殊にアミ
ノシランが著効を奏することを発見した。その他の表面
処理剤としてビニルシラン、アクリルシラン、メルカプ
トシラン、パーオキシシラン処理のガラス繊維を使用し
た場合はタフネス向上への寄与は小さい。
また、ガラス繊維の種類としてはいわゆるEガラスと称
されるものが好ましい。
本発明の樹脂組成物に顔料、染料、熱安定剤、紫外線吸
収剤、可塑剤、核剤などを添加して使用することができ
る。また、炭酸カルシウム、タルク、酸化亜鉛、シリカ
などの無機充填剤を添加することもできる。
本発明を実施するに際しては、樹脂分だけを先に混合し
ておき、この樹脂分とガラス繊維をブレンドし、押出機
にて溶融混合してガラス繊維強化耐衝撃ポリアミド樹脂
組成物を得ることができる。また、各成分樹脂のペレッ
トとガラス繊維の混合物を直接射出成形機のホッパーに
入れ、溶融混合と同時に成形物を得てもよいし、上記4
成分の混合物を押出機にて溶融混線を行いガラス繊維強
化耐衝撃ポリアミド樹脂組成物を得ることもできる。
[発明の効果] 本発明のガラス繊維強化耐衝撃ポリアミド樹脂組成物は
、耐衝撃性が改良されているために衝撃力がかかった場
合や成形後の金型からの離型の際に割れの発生が抑制さ
れ、吸湿性が改良されているために吸湿による物性低下
や寸法変化、ソリの発生が抑制され、しかも、ガラス繊
維強化ポリアミドが本来力している高い機械的強度、耐
熱性(熱変形温度が高い)、小さい成形収縮率を保持し
ているために、自動車部品、家庭電器部品などの大型成
形品、寸法精度の要求される精密成形品、核熱部の構造
部品の分野に用いられる今までにない好適な成形材料と
なる。また、ビニル芳香族炭化水素−共役ジエンブロッ
クを加えることによる副次的な効果として、流動性、成
形性が良好になり、特にフローマークやハダ荒れが極め
て少なくなる利点がある。また、塗装性に優れ塗料のの
りが良いという利点がある。
[実施例] 次に実施例を挙げて本発明を説明する。
なお、以下の実施例及び比較例においては、混合物を射
出成形にて試験片を作成、L、引張強さくASTM−D
E13B ) 、アイゾツト衝撃強さくASTM−02
56) 、加熱変°形温度(ASTM−0848) 、
メルトフローインデックス(230℃、10kg荷重、
l5O−R1133) 、吸水率(ASTM−0570
) 、成形収縮率(第1図参照、但A = 150腸腸
、B=150層厘、厚み3mm、片ピンゲートの条件で
ある。)を測定した。
落錘衝撃強度(旭化成法)は、150mm角、厚み3m
m、片ピンゲートの成形品にミサイル(R=3/4イン
チ)を使用し、ミサイルにのせる荷重とミサイ1しΦ落
下させる距離(ミサイル先端から成形品の面までの距離
)をかえて、成形品が割れるところの破壊エネルギーを
計算した。
また、成形品の剥離状態を試験片破断面に接着テープを
付着させ、後にとりはずすという方法で剥離試験を行っ
た後の状態を肉眼にて観察した。
成形品のソリ値(第2図参照、イ旦しサイズ100腸履
角、厚み2ms+の平板)は23℃、50%関係湿度下
1ケ月間放置の最大ソリを測定した。
塗装性はl液・2液塗装及び熱硬化性塗料により成形品
を塗装しくなお、l液性塗料としてはアクリル系塗料を
、2液性塗料としてはアクリル/ウレタン系塗料を使用
し、熱硬化性塗料についてはアクリル系、エポキシ/メ
ラミン系及びアミノアルキッド系の三種の塗料について
塗装性を調べた。)、塗装面の外観を観察して判定した
実施例1.比較例1 ポリカプロラクタム(2300,旭化成工業■社製)4
0重量部、重量平均分子量210,000のスチレン−
メタアクリル酸共重合体(メタアクリル酸含有量8重量
%)35重量部とスチレン含有量40重量%のB5B5
型のスチレンーブタジエンブロック共重合体(重量平均
分子量約75,000) 5重量部及びアミノシラン処
理されたガラス繊維(旭ファイバーグラス■社製、 H
A 414) 20重量部を混合し。
250℃で40m■φ単軸押出機にて溶融混練し、成形
して試験片を作成した。その物性試験の結果は表−1に
示すように、スチレン−ブタジェンブロック共重合体を
加えない場合(比較例1;表−2参照)にくらべて、本
実施例の場合、アイゾツト衝撃強度、落錘衝撃強度共に
2倍と良好であった。また、本実施例の成形品外観は良
好でフローマークのないものであった。
実施例2,3 実施例1におけるスチレン含有量40重量%のB5B5
型のスチレン−ブタジェンブロック共重合体の配合量を
かえて、実施例1と同様に溶融混練し、成形して試験片
を得た。その物性試験の結果を表−1に示した。
実施例4,5.9 実施例1におけるガラス繊維の配合量をかえて実施例1
と同様にして試験片を得た。その物性試験の結果を表−
1に示した。
実施例6 実施例1におけるB5B5型のスチレン−ブタジェンブ
ロック共重合体の代りにスチレン含有量が29重量%で
SO3型のスチレン−ブタジェンブロック共重合体(重
合平均分子量約85,000)の水添物(水添率80モ
ル%以上)を用いて実施例1と同様に溶融混練した。そ
の物性試験の結果を表−1に示した。
実施例7 実施例1における重量平均分子量210.000スチレ
ン−メタアクリル酸共重合体(メタアクリル酸含有量8
重量%)を重量平均分子量340.000のスチレン−
メタアクリル酸共重合体(メタアクリル酸含有量20重
量%)を用いて実施例1と同様に溶融混練して成形し、
試験片を得た。その物性試験の結果を表−1に示した。
実施例8 実施例2におけるポリカプロラクタムの代りにポリヘキ
サメチレンアジパミド(重量平均分子量70.000)
を用いて、溶融混線温度を280℃にする以外は実施例
2と同様に実施した。その物性試験の結果を表−1に示
した。
実施例1O 実施例2において、ガラス繊維の長さをかえ、その他は
同様にして混練、形成し試験片を作成した。その物性試
験の結果を表−1に示した。
比較例2,3 実施例2ベースにおいてガラス繊維量を2重量%にした
場合(比較例2)は表−2に示すようにアイゾツト衝撃
強さ6kg、c厘7cm、落錘衝撃強度12kg、c層
とタフネス向上効果が少なく、更に加熱変形温度(18
,8kg荷重下) ttt ’cと期待していた上昇効
果がみちれなかった。又比較例3の如くガラス繊維量を
80重量%にした場合はアイゾツト衝撃強さ8 kg、
am/cm、落錘衝撃強さl1kg−c■とタフネス向
上効果が少なくかつ流動性が0.5g710分と極端に
悪いため大型ハウジング成形の際成形が出来ず好ましく
ない。又成形品外観もガラス繊維が多いため成形品によ
っては商品としての価値がなくなり好ましくない。
比較例4,5 実施例2ベースにおいてスチレン−ブタジェンブロック
共重合体の量を2重量%(比較例4)の場合は表−2の
如くアイゾツト衝撃強さ、落錘衝撃強度とも低く大型成
形品の場合割れなどが発生して好ましくない。又比較例
5でスチレン−ブタジェンブロック共重合体の量を35
重量%にした場合は引張強さが750kg/c■2に下
がり、かつ加熱変形温度が127℃に若干下がり好まし
くない。
比較例6 実施例2におけるガテスm誰を径20JL、長さ6層重
のアミノシラン処理されたものにかえて、試験片を得た
。その物性試験の結果を表−2に示した。
比較例7 実施例1で用いたのと同様のポリカプロラクタム、スチ
レン−メタアクリル酸共重合体、 B5B5型のスチレ
ン−ブタジェンブロック共重合体を表−2に示した割合
で配合した。結果を表−2に示す。ガラス繊維無添加で
あるため、加熱変形温度が98℃と低く、成形収縮率は
A側/B側二0.6710.85 と大きいものであっ
た。
比較例8 実施例1で用いたのと同様のポリカプロラクタム80重
量%とガラス繊#I20重量%の場合は表−2に示すよ
うに成形収縮率A側/B側−0,8710,82、吸水
率1.5%、ソリ6.4■閣と大きく、精密成形品には
好ましくない。
比較例9 比較例8のポリカプロラクタムを7クリロニトリル一ス
チレン共重合体(旭化成工業■社製、スタイラックAs
 783、スタイラックは登録商標)にかえた。アイゾ
ツト衝撃強度3kg、c層、 4.8kg荷重の加熱変
形温度103℃と、不満足なものであつなお、表−1及
び表−2における意味を以下に示す。
PA−8:ポリカプロラクタム PA−8,6:ヘキサメチレンアジパミドSMAA :
スチレンーメタアクリル酸共重合体pB:スチレン−ブ
タジェンブロック共重合体AS:スチレンーアクリロニ
トリル共重合体GFニガラス繊維
【図面の簡単な説明】
第1図は成形収縮率測定のための試験片を示す平面図、
第2図はソリの測定のための試験片を示す平面図である
。 1・・・ゲート 出願人 旭化成工業株式会社 代理人 豊 1) 善 雄 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スチレン系化合物とα、β不飽和カルボン酸から
    なる共重合体20〜48重量%とポリアミド樹脂70〜
    20重量%とビニル芳香族炭化水素−共役ジエンブロッ
    ク共重合体又はその水添物3〜20重量%とからなる樹
    脂100重量部に対し、直径8〜15JLのガラス1a
    維10〜50重量部を含有してなることを特徴とするガ
    ラス繊維強化耐衝撃ポリアミド樹脂組成物。
JP9296784A 1984-05-11 1984-05-11 ガラス繊維強化耐衝撃ポリアミド樹脂組成物 Granted JPS60238360A (ja)

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