JPH01174550A - 水添ブロック共重合体組成物 - Google Patents

水添ブロック共重合体組成物

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JPH01174550A
JPH01174550A JP33384487A JP33384487A JPH01174550A JP H01174550 A JPH01174550 A JP H01174550A JP 33384487 A JP33384487 A JP 33384487A JP 33384487 A JP33384487 A JP 33384487A JP H01174550 A JPH01174550 A JP H01174550A
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JP
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block copolymer
block
molecular weight
hydrogenated
composition
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JP33384487A
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English (en)
Inventor
Masao Ishii
正雄 石井
Naotake Kono
港野 尚武
Hideo Takamatsu
秀雄 高松
Akira Nishikawa
亮 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐衝撃性、耐溶剤性、耐候性、柔軟性に富み
、機械的強度、成形加工性に優れたポリスチレン組成物
に関するものである。
(従来の技術) ポリスチレンは、多くの好ましい性質と経済的な価格を
有する熱可塑性材料である。しかしながら、ポリスチレ
ンの好ましくない性質として耐衝撃性が低く、マーガリ
ン、ごま油等の食物により強度低下が生じ易く、耐溶剤
性の点でも劣り、かつ耐候性、柔軟性の面でも問題を有
していることなどがあけられる。
これらの問題点を解決するための手法として、ポリスチ
レンとポリオレフィンとのブレンドが考えられるが1こ
れらの4リマーをブレンドするとポリ!−が組成物中で
個々の領域を形成しようとする傾向があるため、非常に
脆弱な耐衝撃性を示し、また応力下においては眉間剥離
を生じることが公知である。
この問題解決のため、スチレン/ジエンコポリマーとO
併用により、光沢においてグラフト重合耐衝撃性ポリス
チレンに優る耐衝撃性ポリスチレンが得られるとの発明
がUSI’ 4013166号に開示されている。また
、USP 3894117号に、スチレン系樹脂とIリ
オレフィンとの混合においてポリマーの適合性を増すた
め罠、ブロックポリスチレン−4リオレフインコポリi
−を添加することにより耐衝撃性の向上した紙代替品が
得られるとの技術が開示されている。しかしながら、こ
こで述べられているポリスチレン〜ポリオレフィンプロ
、クコプリマーは、本発明で述べるブロック共重合体程
厳密にコア)o−ルされたポリマーではなく、かつ添加
量範囲も広すぎるため添加効果社小さい。
更にUSP 3738907号は、4リスチレン〜水素
化ジオレフインプロ、クコポリマー2つを使用すること
により、ポリスチレンとポリオレフィンのラミネートに
対する接着促進剤を与えるとの技術を開示している。し
かしながら、この発明で述べられているのは、ポリスチ
レン/ポリスチレン〜水素化ジオレフィンゾロ、クコポ
リマー/ポリオ+774ンの積層フィルム又はシート成
形の際プロ〃フポリマーが接着剤として有用に作用する
とのことであり、本発明で述べるポリマーブレンド組成
物に水添ブロククコ4リマーを用いるとの発想とは異な
るものである。
また特公昭62−12812は、ポリスチレンとポリオ
レフィンとのブレンドの際x−y−x型(ζこで、各X
は、分子量5,000〜10.00017)/リスチレ
ンブロックであり、Yは分子量25,000〜50,0
00の水素化ポリプタゾエンブロックt−表わす)トリ
ブロックコポリマーを併用することにより・耐衝撃性ポ
リスチレンを得る技術を開示している。しかしながら、
ここで述べられているのはトリブロック−ポリマーであ
り、相溶化剤としての効果は、本発明で述べるプロ、ク
コ4リマーより劣る。
以上のことより、これらの提案により得られる組成物は
、使用上問題がないというレベルに達するまでKは到り
ておらず耐衝撃性1耐溶剤性の点で十分とはいえないも
のでありた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、耐衝撃性、耐溶剤性、耐候性くすぐれ
、柔軟性にも富み、かり機械的強度、成彫加工性にすぐ
れたポリスチレン及びポリオレフィンからなるブレンド
組成物を得ることにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記した、ポリスチレンとIリオレフインのブ
レンドに際し用いられた従来の技術では困難でありた問
題点を解決すべくなされたものであって、特定の構造を
有する水添ブロック共重合体を必須成分とするプリスチ
レン及び4リオレフィンブレンド組成物がニジストマー
状組成物として耐衝撃性、耐溶剤性、耐候性にすぐれ、
柔軟性にも富み、かつ機械的強度、成形加工性にもすぐ
れていることを見い出しなされたものであり、更に実用
的に有用な組成物であることを見い出しなされたもので
ある。
即ち、本発明は、 囚 ビニル芳香族系化合物からなる重合体プロ。
りAの1個以上と共役ジエン化合物からなる重合体ブロ
ックBの1個以上からなり、全体の数平均分子量がs、
oooからsoo、oooの範囲にあり、重合体ブロッ
クA全体の含有量が5〜70wtalb であるブロッ
ク共重合体でありて1かつ(AB)n(nは整数で1以
上5以下)のブロック形態を有し、該末端重合体ブ四、
りA及びBの数平均分子量が共に2,500以上である
ブロック共重合体の、重合体ブロックA全体のアレン二
重結合の25’j以下及び該重合体ブロックB全体の脂
肪族二重結合の少なくとも70俤以上を水素添加して得
られる水添ブロック共重合体1 俤) スチレン系樹脂、及び (Q −リオレフィン を含有する組成物であって、上記(ト)、(6)及び(
C)3成分間の相互比率がに)1〜2 Owt俤、CB
)4〜95vt*及び(C) 4〜95 vtlである
組成物に関する。
以下本発明に関して詳しく述べる。
本発明で囚成分として用いられろ水添ブロック共重合体
は ■ (AB)n(nは1以上5以下の整数)のブロック
形態を有し、 ■ 全体の数平均分子量が5,000〜500,000
の範囲にあり ■ ビニル芳香族化合物からなる重合体ブロックAが5
〜70 vtlで ■ 該重合体末端ブロックA及びBの数平均分子量は共
に2,500以上で ■ 該重合体ブロックA全体のアレン二重結合の25係
以下及び該重合体ブロックB全体の脂肪族二重結合の7
0%以上が水添されていることを特徴とする。
本発明で(A)成分として用いられろ水添ブロック共重
合体は、1個以上のビニル芳香族化合物からなる重合体
ブロックAと、1個以上の共役ジエンからなる重合体ブ
ロックBとから成り・かつ(AB)n(nは整数で1以
上5以下)のブロックを有するブロック共重合体を水素
添加して得られるものであシ、例えば、B −ASB−
A−B−A。
B−A−B−A−B−A等の構造を有するビニル芳香族
〜共役ジエン化合物ブロック共重合体の水素添加された
ものである。
該水添ブロック共重合体は、上記した如く必ずポリマー
鎖末端の一方は共役ジエン化合物からなる重合体ブロッ
クBの水素添加された構造を有しており、他の一方は、
t’=ル芳香族化合物からなる重合体ブロックAを有し
ており、−リマー鎖末端が必ずビニル芳香族化合物から
なる重合体ブロック、例えば、A−B−A、A−B−A
−B−A等の構造を有するビニル芳香族化合物〜共役ジ
エン化合物ブロック共重合体の水素添加したものと比べ
、組成物として複合した際、硬度が低く、ニジストマー
状組成物としての柔軟性に卓越した特徴を有している。
また、本発明水添ブロック共重合体は、ポリマー鎖末端
が必ず共役ジエン化合物からなる重合体デリック、例え
ば、B−A−B。
B−A−B−A−B等の構造を有するビニル芳香族化合
物〜共役ジエン化合物ブロック共重合体の水素添加し−
14のに比べ、プリスチレン及びIリオレフィンとのブ
レンドで得られる組成物で比較すると、機械的強度およ
び成形時の加工性の点ですぐれている。
また、上記した構造を有する本発明に供する水添ブロッ
ク共重合体の数平均分子量は、5,000〜500.0
00、好ましくは8,000〜400,000.更に好
ましくは12,000〜350,000の範囲である。
この最小分子量未満の分子量の水添ブロック共重合体で
は、ポリスチレンとポリオレフィンとのブレンドの際充
分な混線が行なわれず、また得られた組成分中よシのブ
リードが発生し易い。他方、との最大分子量よシ大の分
子量の水添ブロック共重合体は1共重合体製造時重合及
び水素添加反応において反応が進行しに<<、得られた
ポリマーとポリスチレン及びポリオレフィンとブレンド
時粘度上昇が大きく成形性の点で問題が生じ易い。
本発明に供する水添ブロック共重合体においてはビニル
芳香族化合物からなる共重合ブロックAが、5〜70w
t%、好ましくは15〜60wtjの範囲を占め、この
範囲を外れた水添ンロ、り共重合体と4リスチレン及び
ポリオレフィンとのブレンド組成物は、その分散形態が
不良であり、耐衝撃性、耐溶剤性の向上は認められなか
りた。
発明F!AK供する水添ツーツク共重合体の重合体末端
の一方はビニル芳香族化合物からなる共重合ブロックA
で、他方は共役ジエン化合物からなる共重合プ賞、りB
の水添ブロックであり、末端プpツク人及びBの数平均
分子量は共に2,500以上、好ましくは4,000以
上である。
末端ブロックの数平均分子量が2,500未満ではポリ
スチレン及びポリオレフィンのいずれに対しても相溶性
が不足するためか、得られた組成物の分散状態が悪くま
た組成物の耐衝撃性、耐溶剤性が向上しえない。
本発明に供する水添ブロック共重合体は、ビニル芳香族
化合物からなる共重合体ブロックA全体のアレン二重結
合の25係以下及び共役ジエン化合物からなる共重合ブ
ロックB全体の脂肪族二重結合の70チ以上が水添され
ている。
共重合体ブロックAのアレン二重結合の25チを越えて
水添されると、ポリスチレンとの相溶性が低下するため
か、ブレンド組成物の分散状態が悪く期待される耐衝撃
性、耐溶剤性が向上しないばかりか、力学的特性も低下
する。
一方、共重合ブロックB全体の脂肪族二重結合の水添率
が70%未満の場合、ポリスチレン及びポリオレフィン
との混線時の相溶性が悪く、得られる組成物の耐衝撃性
、耐溶剤性が向上しないばかりか、成形物表面にベタつ
き感があり好ましくない。また耐候性の点でも劣る。
該水添ブロック共重合体のブロックA及びブロックB各
々の水添率は、赤外分光光度計、該磁気共鳴装置等によ
り容易に知ることができる。
スチレン系樹脂と、ポリオレフィンと、水素添加プロ、
クコ4リマーとからなる組成物において成分囚の配合量
は、組成物中の1〜20 wt%の範囲で好適に選択で
きる。1 wt%未満の配合量では、成分(4)が相溶
化剤としての充分な改善効果を発揮できず好ましくない
。また、20 wt%をこえる配合量では、得られる組
成物の引っ張り、引裂き強度等の機械的性質が劣り好ま
しくない。
水添ブロック共重合体を構成するビニル芳香族化合物と
しては、スチレン系化合物が好ましく例えばスチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−第三プチル
スチレy等のうちから1種又は2種以上が選択可能で、
中でもスチレンが特に好ましい0また水素添加された共
役ジエン化合物を構成する水添前の共役ジエン化合物と
しては、例えばブタジェン、イソグレン、1.3−ペン
タジェン、2.3−ジメチル−1,3−ブタジェン等の
うちから1種又は2種以上が選択可能で、中でもブタジ
ェン、イソプレン及びこれらの組み合わせが好ましい◎
そして、水添される前の共役ジエン化合物からなる重合
体ブロックは、そのブロックにおけるミクロ構造を任意
に選ぶことができ、例えばポリイソプレンブロックにお
いてハ、1,2及ヒ3.4結合よりなるビニル構造が5
〜40%、好ましくは7〜309Gである。
イソグレンとツタジエンを組み合わせて用いる場合混合
比率は任意の割合で選択が可能であり、イソグレンとブ
タジェンの共重合形式も、プロ。
り、ランダム共重合いずれも選びうる◎もっともポリオ
レフィンがポリエチレンの如きエチレン系熱可塑性樹脂
の場合は、水添ブロック共重合体との相溶性を向上させ
、かつ最終組成物の柔軟性を向上させるためブタジェン
の混合量は20〜90重量憾の範囲が好ましい。他方、
ポリオレフィンがIリプロピレンの場合はブタジェンの
混合量は10重量慢以下の範囲が好ましい。これはブタ
ジェンの水添された形態はエチレンと同形となりポリプ
ロピレンとの相溶性が良くないため最終組成物の力学的
性能が低下し易くなるのを防ぐためである。
これらの水添前のブロック共重合体はそれ自体公知であ
るか又は当業者に慣用の又は公知の手法によりて容易に
製造することができる。これらの水添前のブロック共重
合体の製造方法としては上記した構造を有するものであ
れはどのよう表製造方法で得られるものであってもかま
わない。例えば、特公昭40−23798号公報に記載
された方法でもよく、リチウム触媒等を用いて不活性溶
媒中で上述した構造のビニル芳香族化合物〜共役ゾエン
化合物ブロック共重合体を合成することができる。
ついで、かかるビニル芳香族化合物〜共役ジエン化合物
ブロック共重合体を水素添加するが、かかる水素添加物
もそれ自体公知であるか、又は当業者に慣用又は公知の
手法によって容易に製造することができる。すなわちか
かる水素添加物の製造方法としては例えば時分1184
2−8704号公報、特公昭43−6636号公報に記
載された方法等があり、これKよυ本発明に供する水添
ブロック共重合体を合成することができる。
本発明でCB)成分として用いられるスチレン系樹脂は
特に制限がなく一般的なものでよい。1代表的には分子
量10〜100万のスチレンホモポリマー、分子量10
〜100万の耐衝撃性ポリスチレン〔略称HIPS (
Hlgh Impact Po1ystylene )
、−般的にがム成分としてポリブタジェンを5〜15w
t1lbグラフト重合させている〕が好ましく用いられ
る・これらのスチレン系樹脂は市販されているか又は公
知の慣用の手法によって容易に製造することができる。
スチレン系樹脂の組成物中への配合量は4〜95 wt
%の範囲で好適に選択できる。
本発明で(C)成分として用いられるポリオレフィンは
4リエチレン、ポリプロピレン等を含み、分子量はMI
値で0.1〜50、特に0.1〜30の範囲のものが好
適に用いられる。さら&C/Cエリレンは低密匿、高密
度いずれのものでもよく、ポリプロピレンも特に制限さ
れないがアイツタクチ。
クポリプロピレンが好ましい。これらのポリオレフィン
は商業上入手し得るか又は公知・慣用の手法により容易
に製造することができる。ポリオレフィンの組成物中へ
の配合量は4〜95 wt%の範囲で好適に選択できる
本発明の組成物中のスチレン系樹脂/ポリオレフィンの
比率の特に好ましい範囲は9515〜60/40であり
、これに使用目的に合わせて必要量のビニル芳香族化合
物〜共役ジエン化合物ブロック共重合体水添物を加え混
合させて使用する。
本発明組成物の複合化方法としては、通常の樹脂組成物
の製造あるいはプム組成物の製造に際して用いられる方
法が採用でき、単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミ
キサ−1加熱ロール、プラベンダー、各種ニーダ−等の
溶融混線機を用いて複合化することができる。
複合化に際し、製品コストの低下をはかるための増量剤
として、あるいは品質改良に積極的効果を付与する目的
で無機光てん剤、例えば炭酸カルシウム、カーがンブラ
ック、タルク、クレー、水酸化マグネシウム、iイカ、
硫酸バリウム、ホワイトカーーン、ケッチエンブラック
、酸化チタン等、の添加が可能であり、更に必要に応じ
難燃剤、ガラス繊維、力−−ン繊維、酸化防止剤、耐熱
安定剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤、
着色剤を加えることができる。とれらの添加剤の添加量
は全体で、樹脂(A) l (B) 、 (C)合計N
′!にの70 wtl以下が好ましい。
複合化された本発明の組成物は、一般に使用される熱可
塑性樹脂成形機で成形することが可能であつて、射出成
形、押出成形、ブロー成形、カレンダー成形等の各種成
形方法が適用可能である。
実施例1 攪拌機付オートクレーブ中に乾燥精製したシフ四へ今サ
ンを溶媒として300Ii仕込み、これにイソグレンモ
ノマー100jl及び触[してn−ブチルリチウム0.
1011を加え50〜70℃で2時間重合し、次いで5
3.8Fのスチレンそツマ−を加えて2時間重合しイソ
プレン−スチレン型ブロック共重合体を得た。、 このものは、結合スチレン含有量35 vtl sイソ
グレン単位のビニル結合金有量8嗟(全重合体換算5.
2 wt慢)、数平均分子量lO万Of aツク共重合
体であった。
この共重合体をオートクレープ中で乾燥精製し九シクロ
ヘキサンに溶解し20重量慢の溶液とし、水添触媒とし
てラネーNi にブチル含量40%)10重量慢/ポリ
マーを添加し50 #/all”の水素圧をかけζ12
0℃まで昇温し8時間水添反応を行なづた。
この反応により得られたポリマーを大量のメタノール次
いでア七トンで洗浄後減圧乾燥して水素添加スチレン−
イソグレンブロック共重合体を得九@この共重合体は’
H−NMR分析からイングレア単位O93チ、スチレン
単位の3チが水素添加されているととが判明した。
この共重合体を造粒装置により径2〜3111%長さ3
〜4−のペレットとした。このペレ、トヲ3wt4、市
販ポリスチレン(MI  20.0)を78 vtl及
び市販−リグ賞ピレン(Mll、0)を19 vtlの
割合で混合したものを、二軸押出機で溶融混練し、これ
を射出成形によ夕試験片を作成し、この組成物に関する
各種物性試験を行なった。結果を第1表に示す。
実施例2 実施例1と同様に、攪拌機付オートクレープ中に乾燥精
製したシクロへ午す/、イソグレンモノマー、1.3−
ツタジエンモノマー及びa−ブチルリチウムを加えて重
合し、ついでスチレンセノ!−を加えて更に重合し共役
ジエン−スチレン型ブロック共重合体を得九。このもの
は結合スチレン含有量36.4 vt慢、数平均分子量
10万であ5た。
この重合体を実施例1と同様にして水素添加し、水添ブ
ロック共重合体を得た。
この共重合体から実施例1と同様圧して得たペレットを
5 wt慢、市販−リスチレン(MI7.5)を68 
wt慢、市販低密度ぼりエチレン(MI 1.2)を2
7vtlO割合で混合した混合物を用いて実施例1と同
様の方法で試験片を作成し、この組成物に関する各覆物
性試験を行なりた・結果を第1表に示す。
実施例3 ブロック共重合体の合成で、イソグレンモノマーを全添
加重量の1/2、次いでスチレンモノマーを全添加重量
のl/2、更に!!I夕のイングレンモノマー全量、最
後に残ジステレン屯ツマー全量の順で重合していく以外
は実施例1と同様にして水素添加し1さらにペレット化
して!ロック共重合体ペレットを得た。
との水添ブロック共重合体ペレットを3 vtl、市販
ポリスチレン(Ml  7.5)を75vt4及び市販
ポリスチレン(Mll、O)を22 vtlの割合で混
穿施例1と同様の方法により試験片を作成・、゛コ組成
物に関する各程物性試験を行なりた。
比較例1 ツ田ツク共重合体の合成で、n−ブチルリチウムを実施
例1025倍量添加して重合する以外は実施例1と同様
の方法で重合し、その後水素添加して水添ブロック共重
合体を得これを造粒機にょクイレフト化した。
との水添ブロック共重合体の数平均分子量は4.000
であった。
この水添ブロック共重合体を3 vtl 、市販ポリス
チレン(MI  7.5)を78 vtl 、市販ポリ
プロピレン(MI  1−0)を19 wt4の割合で
混合したものから実施例1と同様の方法で試験片を作成
し、この組成物に関する各種物性試験を行なった。結果
を第1表に示す。
実施例4〜10 実施例1〜3に概略されているようKして実施例4〜l
Oを行なりた。変更した部分及び得られた試験結果は第
1表及び第2表に示した。
比較例2〜11 1+紳4R1I K Ml 1吠M イL/% X ?
^&lF” f −F” Lm/ 鮎aal Q〜11
を行なった。変更した部分及び得られた試験結果は、第
1及び2表に示した。
以下余白 以上の結果より、比較例2に示したポリスチレン/Iリ
デロ♂レンブレンド物に比して実施例1゜3.5,6,
7,8.9及び10で示した如く本発明で述べた構造を
有する水添スチレン−イソプレンブロック共重合体を必
要量併用することによシ破断強伸度等の力学的物性が向
上しているのみならず、成形物の表面状態1成形時の加
工性も良好である。
一方、−リスチレン/ポリプロピシンの混合に際し低分
子量スチシン〜イソ!レンデロ、り共重合体を併用する
と力学的物性、耐溶剤性が向上しないのみならず、得ら
れた成形物012面状態も悪い(比較例1)。
比較例3では、水添スチレン〜イソ!レン〜スチレント
リゾロ、り共重合体を併用すると、物性向上は認められ
るものの、充分満足しうるレベルに到達していないこと
が判る。
比較例4では、分子量の大きい水添ブロック共重合体を
併用すると1力学的物性の他加工性が低下することが判
る。
比較例5では、水添率の低い水添ブロック共重合体を併
用すると、力学的物性、耐溶剤性、成形物の表面状態が
劣るとの結果が得られている。
比較例6では、水添ブロック共重合体のスチレンブロッ
クが短い場合、相溶性を充分発現しえないためか力学的
物性及び耐溶剤性の発現が十分とはいえない。
比較例7では、水添ゾロツク共重合体のスチレン含量の
少ない場合、比較例6の場合と同様相溶化性能が不充分
なためか力学的物性が劣ることが判る。
比較例8では、水添ブロック共重合体のスチレン含量が
多すぎるため、相溶化性能が劣るためか破断伸度が小さ
いことが判る〇 比較例9は、末端ブロック分子量の小さい水添ブロック
共重合体を併用するとやはり力学的物性が劣るとの例で
あp1比較例1Oは水添ブロック共重合体の添加量が多
過ぎると力学的物性が低下する例である。
本発明による水添ブロック共重合体、市販ポリスチレン
及び市販ポリゾロ♂レン組成物よりなるブレンド試料の
電子顕微鏡写真撮影を行なった。
各々の場合において、被検試料を最初に液体窒素中に約
5分間浸漬し、次いで該試料を取り出し、そしてこれを
破断して2つの部分く分けることからなる凍結破断操作
を行なった。破断後の試料を電子顕微鏡にセットして破
断面の写真を撮影しfc。
倍率はいずれも3500倍。
参考写真1 比較例2の組成物からなる成形物の破断面写真を第1図
に示す。海島構造をとりており、島成分で球状となって
いるのがポリプロピレンで、海成分となっているのがポ
リスチレンである。ポリプロピレンは球径〜10μmの
大きさで分散しているが、球径のばらつきも大きく、ま
た、ひも状となりているポリプロピレンもある。
参考写真2 実施例1成形物の破断面写真を第2図に示す。
参考写真1に比べ、島成分(ポリプロピレン)の球径は
1/3〜1/4となシかつ、径のばらつきも小さい。
参考写真3 実施例2成形物の破断面写真を第3図に示す。
参考写真2とほぼ同じ構造をとっていることが判る。
(発明の効果) 本発明によって得られる組成物は、耐衝撃性、耐溶剤性
、耐候性にすぐれ、柔軟性に富み、機械的強度、成形加
工性に優れており、その使用分野としては、家電部品、
合成紙、自動車部品及び各種工業部品に好適に成形し用
いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はそれぞれ比較例2、実施
例1および実施例2において得られる成形物についてそ
れらの破断面を示す電子顕微鏡写真である。 特許出願人 株式会社り ラ し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)(A)ビニル芳香族系化合物からなる重合体ブロ
    ックAの1個以上と共役ジエン化合物からなる重合体ブ
    ロックBの1個以上からなり、全体の数平均分子量が5
    ,000から500,000の範囲にあり、重合体ブロ
    ックA全体の含有量が5〜70wt%であるブロック共
    重合体であって、かつ(AB)_n(nは整数で1以上
    5以下)のブロック形態を有し、該末端重合体ブロック
    A及びBの数平均分子量が共に2,500以上であるブ
    ロック共重合体の重合体ブロックA全体のアレン二重結
    合の25%以下及び該重合体ブロックB全体の脂肪族二
    重結合の少なくとも70%以上を水素添加して得られる
    水添ブロック共合体、 (B)スチレン糸樹脂、及び (C)ポリオレフィン を含有する組成物であって、上記(A)、(B)及び(
    C)3成分間の相互比率が(A)1〜20wt%、(B
    )4〜95wt%及び(C)4〜95wt%である組成
    物。 (2)ブロック共重合体のビニル芳香族化合物がスチレ
    ン系化合物の1種又は2種以上である特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。 (3)ブロック共重合体のビニル芳香族化合物がスチレ
    ンである特許請求の範囲第2項記載の組成物。 (4)ブロック共重合体の共役ジエン化合物がブタジエ
    ン及び/又はイソプレンである特許請求の範囲第1項記
    載の組成物。 (5)ブロック共重合体の数平均分子量が8,000〜
    400,000である特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。 (6)ブロック共重合体の数平均分子量が12,000
    〜350,000である特許請求の範囲第5項記載の組
    成物。 (7)ブロック共重合体中の重合体ブロックA全体の含
    有量が15〜60wt%である特許請求の範囲第1項記
    載の組成物。 (8)ブロック共重合体中の末端重合体ブロックA及び
    Bの数平均分子量が共に4,000以上である特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。 (9)(B)成分として用いられるスチレン系樹脂が分
    子量10〜100万の、スチレンホモポリマーもしくは
    耐衝撃性ポリスチレンである特許請求の範囲第1項記載
    の組成物。(10)(C)成分として用いられるポリオ
    レフィンが分子量がMI値で0.1〜50の、ポリエチ
    レン又はポリプロピレンである特許請求の範囲第1項記
    載の組成物。 (11)スチレン系樹脂/ポリオレフィンの比率が95
    /5〜60/40である特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。
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