JPH05132606A - 熱可塑性重合体組成物 - Google Patents
熱可塑性重合体組成物Info
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- JPH05132606A JPH05132606A JP3324058A JP32405891A JPH05132606A JP H05132606 A JPH05132606 A JP H05132606A JP 3324058 A JP3324058 A JP 3324058A JP 32405891 A JP32405891 A JP 32405891A JP H05132606 A JPH05132606 A JP H05132606A
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Abstract
リプロピレン系樹脂組成物を得る。 【構成】 重合体ブロック(A)、(B)からなり、
(A)はビニル結合含量が30%以下のポリブタジエ
ン、(B)は50重量%以上の共役ジエンとビニル芳香
族化合物とからなり、共役ジエンのビニル結合含量が7
0重量%より高い、ブロック共重合体を水素添加してな
る(変性)水添ジエン系重合体1〜30重量部に、結晶
性プロピレン−エチレンブロック共重合体99〜30重
量部を配合する。
Description
ロック共重合体と結晶性プロピレン−エチレンブロック
共重合体とを主成分とする、柔軟性、透明性に優れ、変
形時の白化が少ない熱可塑性重合体組成物に関する。
優れているが、耐衝撃性が劣っている。ポリプロピレン
樹脂の耐衝撃性を向上させる手法として、ゴム質重合
体を配合する、プロピレンとエチレンをブロック共重
合させる、などの提案が数多くなされており、このよう
な手法により耐衝撃性の改良が図られている。
に二重結合を有するジエン系ゴム質重合体は優れた耐衝
撃性改良効果を有するが、熱安定性、耐候性、耐オゾン
性などが劣るため、これを改良する手段として、重合体
中の不飽和二重結合を水素添加(以下「水添」というこ
とがある)する方法が提案されており、耐熱性、耐候
性、耐オゾン性に優れた樹脂改良用エラストマーとして
注目を集めている素材である。
重結合のない飽和型エラストマーであるエチレン−プロ
ピレンゴム、エチレン−ブテンゴムも、耐熱性、耐候
性、耐オゾン性に優れた改質剤として一般に使用されて
いる。これらのゴム質重合体を、ポリプロピレン樹脂に
配合することにより、組成物の耐衝撃性は飛躍的に向上
するが、反面、透明性(透明感)の低下、シート状成形
品の加工時の折り曲げ、あるいは射出成形品の取り出し
時の突き出しピンによる押し出しなどのごく弱い変形に
おいても、変形部が白化するという問題がある。
重合させることによって得られるプロピレン−エチレン
ブロック共重合体は、プロピレン単独重合体の剛性、耐
熱性を保持したまま、耐衝撃性を改良した画期的な素材
であるが、耐衝撃性の改良が不充分であること、またゴ
ム質重合体を配合した組成物と同様に成形加工に必要な
最小の応力によって変形部が容易に白化し、商品価値を
著しく損ねるという問題があった。
ーに期待される性能は、耐衝撃性などの機械的特性の改
良であって、得られる組成物の透明性(透明感)、変形
時の難白化性などの感触的な性状に及ぼす効果はほとん
ど考慮されていなかった。しかしながら、近年の消費者
ニーズの変化(高級化)、製品の高付加価値化という観
点より、これらの感触的な性状をも改良することができ
る樹脂改質用エラストマーの出現が強く望まれている。
技術的課題を背景になされたもので、柔軟性、透明性、
変形時の難白化性を兼ね備えた熱可塑性重合体組成物を
提供することを目的とする。
結合含量が30%以下であるポリブタジエンブロックセ
グメント(A)、共役ジエンあるいは共役ジエンとビニ
ル芳香族化合物からなる共役ジエン(共)重合体であっ
て、共役ジエン部分のビニル結合含量が70%を超える
共役ジエン(共)重合体ブロックセグメント(B)から
なり、かつブロック構造がA−(B−A)nまたは(A
−B)m(ただし、n、mは1以上の整数)で表される
直鎖状あるいは分岐状のブロック共重合体の共役ジエン
部分を90%以上水素添加してなる水添ジエン系重合
体、および/または前記水添ジエン系重合体が少なくと
も1種の官能基で変性された変性水添ジエン系重合体1
〜30重量部、ならびに(ロ)結晶性プロピレン−エチ
レンブロック共重合体70〜100重量%および高密度
ポリエチレン30〜0重量%からなる重合体成分99〜
70重量部、を主成分とする熱可塑性重合体組成物を提
供するものである。
ン系重合体は、ビニル結合含量が30%以下である共役
ジエン重合体ブロックセグメント(A)(以下「ブロッ
ク(A)」という)と、共役ジエンあるいは共役ジエン
とビニル芳香族化合物からなる共役ジエン(共)重合体
であって、共役ジエン部分のビニル結合含量が70%を
超えるブロックセグメント(B)(以下「ブロック
(B)」という)からなり、かつブロック構造がA−
(B−A)nまたは(A−B)m(ただし、n、mは1
以上の整数)で表される直鎖状あるいは分岐状のブロッ
ク共重合体の共役ジエン部分を90%以上水素添加する
ことによって得られるものである。
水素添加によりポリエチレン連鎖に富む結晶性のブロッ
クセグメントとなる。ブロック(A)中のビニル構造
は、通常、30%以下、好ましくは25%以下、さらに
好ましくは20%以下である。ブロック(A)中のビニ
ル構造が30%を超えた場合には、ブロック(A)の結
晶性が低下し、アモルファスなゴム状ブロックセグメン
トとなる。ブロック(A)は、(イ)成分をペレット状
に加工した際に、ペレット間の付着を減少させ、形状を
維持する機能を担っており、ブロック(A)の結晶性の
低下は、ペレットとした際の付着を増大させ、ブロッキ
ングし易くなる。そのため、(ロ)成分との配合時の加
工生産性が著しく低下するため好ましくない。
重合体、あるいは共役ジエンとビニル芳香族化合物との
共重合体であって、共役ジエン部分のビニル結合含量が
70%を超えることが特徴である。ここで、ブロック
(B)で用いられる共役ジエンとしては、1,3−ブタ
ジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタ
ジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,3−
ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、4,5−ジエチ
ル−1,3−オクタジエン、クロロプレンなどが挙げら
れるが、工業的に利用でき、また物性の優れた(イ)成
分を得るには、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,
3−ペンタジエンが特に好ましい。
あるビニル芳香族化合物としては、スチレン、t−ブチ
ルスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェニルスチレン、
N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、N,N
−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、ビニルピリジ
ンなどが挙げられ、特にスチレン、α−メチルスチレン
が好ましい。このビニル芳香族化合物の使用量は、ブロ
ック(B)を構成する単量体の50重量%以下、好まし
くは25重量%以下、さらに好ましくは15重量%以下
であり、50重量%を超えるとブロック(B)のガラス
転移温度が上昇し、耐衝撃性改良効果が減少し、また柔
軟性を付与する効果が大幅に減少するため好ましくな
い。
ン部分のビニル結合含量が70%を超える点にある。共
役ジエン系重合体の水素添加物に関する種々の研究によ
り、共役ジエン部分のビニル結合含量は、水添後のガラ
ス転移温度に大きな影響を与えることが分かっており、
通常は最も低いガラス転移温度を与えるビニル結合含量
を有するように設計されている。共役ジエンがブタジエ
ンである場合、最も低いガラス転移温度を与えるビニル
結合含量は約40%である。従って、樹脂改質用エラス
トマーの性能が力学的性能の改良のみの場合では、ビニ
ル結合含量が40%の周辺のものが最も優れた性能を与
えるが、本発明の組成物のように、透明性(透明感)、
柔軟性、変形時の難白化性という、従来にない特異な性
能は発現されない。すなわち、本発明は、従来、見逃さ
れてきた高ビニル結合含量の共役ジエン部分を水素添加
した重合体の特異な性質を発見したことによりはじめて
可能となったものである。
ジエン部分のビニル結合含量は、70%を超える範囲、
好ましくは75〜95%、さらに好ましくは75〜85
%である。このビニル結合含量が70%以下では、透明
性(透明感)、柔軟性、変形時の難白化性などの付与が
充分でないため好ましくない。ブロック共重合体中に占
めるブロック(A)およびブロック(B)の構成比も、
本発明の組成物の性能に影響を与える場合がある。ブロ
ック(A)/ブロック(B)の比は特に限定されない
が、柔軟性を付与することが主たる目的の場合には、ブ
ロック(A)/ブロック(B)(重量比)=5〜30/
95〜70の範囲であることが望ましい。また、柔軟性
の付与よりも、透明性、変形時の難白化性を付与するこ
とが主たる目的の場合には、ブロック(A)/ブロック
(B)(重量比)=5〜50/95〜50の範囲であっ
てもよい。いずれにせよ、ブロック(A)の比率が5重
量%未満の場合には(イ)成分をペレット化したとき
に、ペレットどうしが付着し易くなり、ペレット形状の
保持が粉となりやすい。一方、ブロック(A)の比率が
50重量%を超えると、(ロ)成分に配合した際に、耐
衝撃性などの機械的性質が著しく低下する傾向を示すの
で注意する必要が生ずる。なお、ブロック(A)および
ブロック(B)の重量平均分子量は、通常、5,000
以上、好ましくは10,000以上、さらに好ましくは
15,000以上であることが望ましく、5,000未
満では(イ)成分の力学的性質が劣るために好ましくな
い。
量平均分子量は、通常、4〜70万、好ましくは7〜5
0万、さらに好ましくは10〜40万である。4万未満
では、(ロ)成分とのブレンドにより得られる組成物の
耐衝撃性が劣る。一方、70万を超えると、組成物の流
動性が著しく低下し、成形加工性が劣る。
ロック(A)、ブロック(B)を有機溶媒中でリビング
アニオン重合し、ブロック共重合体を得たのち、さらに
このブロック共重合体を水素添加することによって得ら
れる。前記有機溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキ
サン、ベンゼン、キシレンなどの炭化水素溶媒が用いら
れる。
としては、有機リチウム化合物が好ましい。この有機リ
チウム化合物としては、有機モノリチウム化合物、有機
ジリチウム化合物、有機ポリリチウム化合物が用いられ
る。これらの具体例としては、エチルリチウム、n−プ
ロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリ
チウム、sec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウ
ム、ヘキサメチレンジリチウム、ブタジエニルリチウ
ム、イソプレニルジリチウムなどが挙げられ、単量体1
00重量部当たり0.02〜0.2重量部の量で用いら
れる。
ジエン部分(共役ジエン部分)のビニル結合含量の調節
剤としてルイス塩基、例えばエーテル、アミンなど、具
体的にはジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、プロ
ピルエーテル、ブチルエーテル、高級エーテル、またエ
チレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジブチル
エーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテルな
どのポリエチレングリコールのエーテル誘導体、アミン
としてはテトラメチルエチレンジアミン、ピリジン、ト
リブチルアミンなどの第3級アミンなどが挙げられ、前
記有機溶媒とともに用いられる。さらに、重合反応は、
通常、−30℃〜150℃で実施される。さらに、重合
は、一定温度にコントロールして実施しても、また熱除
去をしないで上昇温度下にて実施してもよい。
法でもよいが、一般に前記有機溶媒中で、前記アルカリ
金属化合物などの重合開始剤を用いて、まずブロック
(A)を重合し、続いてブロック(B)を重合する。こ
のようにして得られるブロック共重合体は、カップリン
グ剤を添加することにより下記一般式で表されるよう
な、重合体分子鎖が延長または分岐されたブロック共重
合体であってもよい。 A−(B−A)n (A−B)m (式中、n、mは1以上の整数を示す。)
アジピン酸ジエチル、ジビニルベンゼン、テトラクロロ
ケイ素、ブチルトリクロロケイ素、テトラクロロスズ、
ブチルトリクロロスズ、ジメチルクロロケイ素、テトラ
クロロゲルマニウム、1,2−ジブロムエタン、1,4
−クロルメチルベンゼン、ビス(トリクロルシリル)エ
タン、エポキシ化アマニ油、トリレンジイソシアネー
ト、1,2,4−ベンゼントリイソシアネートなどが挙
げられる。このブロック共重合体中のビニル芳香族化合
物の結合含量は、各段階における重合時のモノマーの供
給量で調節され、ブタジエン部分(共役ジエン部分)の
ビニル結合含量は、前記ミクロ調整剤の成分を変量する
ことにより調節される。さらに、重量数平均分子量は、
重合開始剤、例えばn−ブチルリチウムの添加量で調節
される。
合体を水素添加することにより、本発明で使用される
(イ)水添ジエン系重合体が得られる。本発明の水添ジ
エン系共重合体は、このようにして得られるブロック共
重合体を、不活性溶媒中に溶解し、20〜150℃、1
〜100kg/cm2 の加圧水素下で水素化触媒の存在
下で行われる。水素化に使用される不活性溶媒として
は、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、
トルエン、エチルベンゼンなどの炭化水素溶媒、または
メチルエチルケトン、酢酸エチル、エチルエーテル、テ
トラヒドロフランなどの極性溶媒が挙げられる。
タジエニルチタンハライド、有機カルボン酸ニッケル、
有機カルボン酸ニッケルと周期律表第I〜III 族の有機
金属化合物からなる水素化触媒、カーボン、シリカ、ケ
イソウ土などで担持されたニッケル、白金、パラジウ
ム、ルテニウム、レニウム、ロジウム金属触媒やコバル
ト、ニッケル、ロジウム、ルテニウム錯体、あるいはリ
チウムアルミニウムハイドライド、p−トルエンスルホ
ニルヒドラジド、さらにはZr−Ti−Fe−V−Cr
合金、Zr−Ti−Nb−Fe−V−Cr合金、LaN
i5 合金などの水素貯蔵合金などが挙げられる。
ウムとコバルトの有機カルボン酸塩からなる触媒、例え
ばn−ブチルリチウムとコバルトオクテートからなる触
媒が好ましい。この場合、Li/Co比(モル比)=
2.0〜2.5/1が適当である。本発明の(イ)水添
ジエン系重合体のブタジエン部分(共役ジエン部分)の
二重結合の水添率は、水素化触媒、水素化化合物の添加
量、または水素添加反応時における水素圧力、反応時間
を変えることにより調節される。本発明で使用される
(イ)水添ジエン系重合体は、ブロック(A)およびブ
ロック(B)のブタジエン部分(共役ジエン部分)の二
重結合の少なくとも90%、好ましくは95〜100%
が水添されて飽和されていることが必要であり、90%
未満では耐熱性、耐候性が劣るものとなる。水素化され
たブロック共重合体溶液からは、触媒の残渣を除去し、
フェノール系またはアミン系の老化防止剤を添加し、重
合体溶液から水添ジエン系重合体を容易に単離すること
ができる。(イ)水添ジエン系重合体の単離は、例えば
重合体溶液に、アセトンまたはアルコールなどを加えて
沈澱させる方法、重合体溶液を熱湯中に攪拌下、投入し
溶媒を蒸留除去する方法などで行うことができる。
しては、少なくとも1種の官能基を前記水添ジエン系重
合体に導入し、変性水添ジエン系重合体として用いるこ
とも可能である。例えば、水添ジエン系重合体100重
量部に対し、酸無水物基またはカルボキシル基を有する
化合物、例えばアクリル酸、メタクリル酸、エタクリル
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、無水イタコン酸、ハイミック酸、無水ハイミック酸
などのα,β−不飽和カルボン酸またはその無水物、ヒ
ドロキシル基を有する化合物、例えばヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、アミノ基を有する化合物、例えばジエチル
アミノメチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエ
チル(0タ)アクリレート、ビニルピリジン、エポキシ
基を有する化合物、例えばアリルグリシジルエーテル、
グリシジル(メタ)アクリレートなどの官能基を有する
化合物の少なくとも1種を、0.01〜20重量部グラ
フトした変性水添ジエン系重合体であってもよい。
6384号公報に記載されている方法を利用することが
できる。すなわち、オレフィンゴムの代わりに、水添ジ
エン系重合体を用い、各種官能基を有する化合物を固相
状態で混合・加熱することにより、反応させることがで
きる。この反応を促進させるために、過酸化物の存在下
で反応させることができる。あるいは、前記水添前のブ
ロック共重合体の製造段階において、活性なブロック共
重合体末端に、エチレンオキサイド、ベンゾフェノン、
炭酸ガス、ジアルキルアミノベンズアルデヒド、4,
4′−ジアルキルアミノベンゾフェノン、N−メチルオ
キサゾリジノン、トリレンジイソシアネート、ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、二硫化炭素、テトラアルコ
キシシラン、アルキルトリフェノキシシランなどの化合
物で停止することにより、−OH基、−COOH基、−
NR基、−NHR基、−NCO基、−Si(OR)基
(ただし、Rはアルキルまたはアリール基、pは1〜3
の整数を示す)などの官能基を導入することもできる。
エン系重合体と変性水添ジエン系重合体の使用上の区別
は特に限定されないが、組成物に用いられる(ロ)成分
の種類、目的により区別されることがある。例えば、結
晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体のような非
極性の重合体を主成分とする(ロ)成分との組成物にお
いては、酸無水物基、−OH基などで変性された変性水
添ジエン系重合体を用いた場合、塗装強度、印刷性など
の改質効果が高められる。
性プロピレン−エチレンブロック共重合体は、プロピレ
ンとエチレンを2段階以上の多段階で共重合させたもの
であって、第1段階の重合においてプロピレンを重合さ
せ(以下「重合体1」という)、次いで第2段目の重合
において、エチレンとプロピレンの混合物を共重合させ
る(以下「重合体2」という)ことによって得られるも
のである。
構造であり、ブロック共重合体の剛性、耐熱性を維持す
る。なお、重合体1の製造において、プロピレン以外の
他のα−オレフィン、例えばエチレンなどを5重量%以
下共重合させてもよい。これに対し、重合体2は、エチ
レン−プロピレンランダム共重合ゴム構造であり、ブロ
ック共重合体に耐衝撃性を付与する。ブロック共重合体
中のプロピレンとエチレンの共重合割合は、通常、プロ
ピレン/エチレン(重量比)で55〜96/45〜4程
度である。また、重合体1/重合体2の割合(重量比)
は、50〜90/50〜10が好ましく、さらに好まし
くは60〜85/40〜15である。
ピレン−エチレンブロック共重合体は、特別に分子設計
されたものではなく、市販の一般的なブロック共重合体
が好ましく利用できる。この市販のブロック共重合体と
しては、例えば三菱油化(株)製の射出成形用ブロック
共重合体(BC2、BC3、BC4、BC5C、BC
6、EC8、EC9、EC9Bなど)、チッソ(株)
製、耐衝撃ブロック共重合体(K7011、K701
4、K7019、K7030、BT4000など)、東
ソー(株)製、耐衝撃ブロック共重合体(J7010
B、J7030B、J7090Bなど)などの一般的な
結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体が挙げら
れる。
ポリエチレンを適当量配合することにより、剛性、耐衝
撃性を維持したまま難白化性を大幅に改良できることが
あるのでさらに好ましい。すなわち、(ロ)成分中に高
密度ポリエチレンを配合することにより、本発明の組成
物の剛性の保持、あるいは難白化性を著しく高めるなど
の機能を有する。この高密度ポリエチレンとは、一般に
密度0.945g/cm3 以上のポリエチレンを指す。
この高密度ポリエチレンとしては、市販の高密度ポリエ
チレンである各種のグレードがすべて問題なく使用する
ことができる。例えば、東ソー(株)製のニポロンハー
ド1000、1200、2000、2300、250
0、4010、5110、5400、5600、600
0、6200などは、すべて密度0.945g/cm3
以上の高密度ポリエチレンであり、本発明の(ロ)成分
として好ましく使用することができる。
外のエチレン系(共)重合体、例えば低密度ポリエチレ
ン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体などを用いた場合には、剛性の維持、難白化性
の増強などの効果が認められない。(ロ)成分中の結晶
性プロピレン−エチレンブロック共重合体と高密度ポリ
エチレンの配合比は、通常、該ブロック共重合体/高密
度ポリエチレン=70〜100/30〜0重量%、好ま
しくは75〜99/25〜1重量%、特に好ましくは8
0〜98/20〜2重量%である。(ロ)成分中に、高
密度ポリエチレンが30重量%を超えて配合する場合に
は、成形品の剥離など外観が悪化するため好ましくな
い。
(ロ)成分の配合比は、(イ)成分1〜30重量部、好
ましくは1〜25重量部、さらに好ましくは1〜20重
量部、(ロ)成分99〜70重量部、好ましくは99〜
75重量部、さらに好ましくは99〜80重量部であ
る。(イ)成分が1重量部未満では、耐衝撃性改良効
果、難白化性付与効果に乏しく、一方30重量部を超え
て使用した場合には、組成物の剛性の低下が著しく、実
用上問題となる。
本発明の組成物には、慣用の補助添加成分、例えば酸化
防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、難燃剤、滑
剤などを添加することができる。また、本発明の組成物
を、部分架橋することもできる。部分架橋の方法につい
ては特に制限を受けないが、一般的にバンバリー型混練
り機、ニーダー型混練り機、一軸または二軸の押し出し
機を用いて、本発明の組成物100重量部あたり、0.
001〜0.5重量部の過酸化物の存在下に、100〜
300℃で加熱反応させるさらに、本発明の組成物に
は、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、ガラスビーズ、
マイカ、炭酸カルシウム、チタン酸カリウムウィスカ
ー、タルク、アラミド繊維などの公知の充填剤を単独ま
たは併用して用いることができる。
るために、軟質化剤として、オイル、可塑剤を添加する
こともできる。このオイルとしては、アロマチック系、
ナフテン系、パラフィン系のものを使用することができ
る。また、可塑剤としては、フタレート系、アジペート
系、セバケート系、ホスフェート系、ポリエーテル系、
ポリエステル系などが使用できる。本発明の(イ)(変
性)水添ジエン系重合体と(ロ)重合体成分を主成分と
する組成物は、射出成形、押し出し成形、真空成形など
によって、各種成形品として用いられる。特に、柔軟
性、透明性を重視される用途、例えば柔らかさが求めら
れる文具、スポーツ用品、軟質バンパー材、自動車内装
材、電気・電子関連のハウジング表皮材など、さらには
透明性が重視される用途、例えば各種包装材料、ケー
ス、文具などに有用である。
に説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。なお、実施
例中、部および%は、特に断らない限り重量基準であ
る。また、実施例中の各種測定は、下記の方法に従っ
た。結合ビニル芳香族化合物含量 679cm-1のフェニル基の吸収を基に赤外分析により
測定した。共役ジエン部分のビニル結合含量 赤外分析法を用い、ハンプトン法により算出した。重量平均分子量 トリクロルベンゼンを溶媒にして、135℃におけるゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用
い、ポリスチレン換算で求めた。
MRスペクトルから算出した。ペレットのブロッキング性 55mmφ、一軸押し出し機とホットカッターを用い
て、丸ペレットを作製し、60℃の恒温槽内で荷重30
kg/cm2 、72時間後のペレットの固まりから、次
のようにランク分けした。 ○;ほとんど固まらず、容易にバラバラになる。 △;やや固まるが、比較的簡単にほぐすことができる。 ×;固まり、ほぐすのが困難である。
gまたは12.5kgで測定した。アイゾット衝撃強度 JIS K7110に従って測定した。曲げ弾性率 JIS K7203に従って測定した。変形時の白化面積 JIS K7211を参考に、デュポン衝撃装置を用
い、肉厚1.6mm、外寸5×7cmの試験片を用い
て、外径12.4mmの円柱上に1kgの荷重を、60
cmの高さから落下させる衝撃試験を行い、生じる白化
領域の面積を測定した。内部ヘイズ ASTM D1003に従って測定した。
ン5kg、1,3−ブタジエン900g、n−ブチルリ
チウム0.08gを加えて、50℃で重合転化率12%
になったのち、テトラヒドロフラン200gを加え、さ
らに重合を行った。重合が完結したのち、反応液を70
℃にし、n−ブチルリチウム1.5g、2,6−t−ブ
チル−p−クレゾール1.5gと、ビス(シクロペンタ
ジエニル)チタニウムジクロライド0.5g、およびジ
エチルアルミニウムクロライド2gを加え、水素圧10
kg/cm2 で1時間反応させた。この反応液を大量の
メチルアルコールの中に混合し、析出した固体物を回収
し、真空乾燥機中で乾燥して水添ジエン系重合体を得
た。
8%、重量平均分子量は13万、メルトフローレート
(230℃、2.16kg)は4.1g/10分、第1
段階目の1,3−ブタジエン・ブロック重合終了時点で
測定した1,3−ブタジエンの1,2−ビニル結合含量
は12%、第2段階目の1,3−ブタジエン・ブロック
重合終了時点で測定した1,2−ビニル結合含量と、第
1段階目の1,2−ビニル結合含量とから算出した結
果、第2段階目の1,3−ブタジエン・ブロックの1,
2−ビニル結合含量は80%と算出された。この水添ジ
エン系重合体を「イ−1」とする。
を、20mmφ一軸押し出し機にてペレットを作製し、
ペレットのブロッキング性を測定した。その結果、ペレ
ットのブロッキングはなく容易にほぐせる状態であっ
た。ブロック(A)および(B)のビニル結合含量
(%、重量比(%)、重量平均分子量、ブロック構造お
よび水添率を表1に示すとおりに変えた以外は、水添ジ
エン系重合体イ−1と同様にして、表1に示す水添ジエ
ン系重合体イ−2〜イ−7を得た。なお、イ−8は、水
素添加されていないブロック共重合体である。表1に本
発明で用いたイ−1〜イ−7の水添ジエン系重合体なら
びにブロック共重合体イ−8の構造およびペレットのブ
ロッキング性の結果を示す。
例、および物性を表2〜3に示す。組成物の製造は、水
添ジエン系重合体と重合体成分との混合物を、二軸押し
出し機〔池貝鉄工(株)製、PCM−45〕を用いて溶
融混練りし、ペレット化した。得られたペレットを射出
成形して各種試験用のテストピースを作製した。ここ
で、射出成形品の評価では、(ロ)成分としてチッソ
(株)製のポリプロピレンK7014を使用した。この
ポリプロピレンを表2〜3では、PP−1と記す。ま
た、(ロ)成分の一部の組成では、東ソー(株)製、高
密度ポリエチレン4010を併用した。表2では、この
ポリエチレンを、HDPEと記す。
ため内部ヘイズの値を測定した。ここで、シート押し出
しは、(イ)成分とチッ素(株)製、ポリプロピレンX
F1800(表2〜3中では、PP−2と記す)を混合
し、ペレット化したのち、20mmφ、押し出し機(1
50mm、Tダイ)を使用して、0.5mm厚のシート
を作製した。配合処方および内部ヘイズの値を表2〜3
に示す。
(実施例1〜8)は、耐衝撃性を保持したまま、透明
性、難白化性に優れるものであることが分かる。これに
対し、表1中、イ−5、イ−6は、本発明の(イ)成分
において、ブロック(A)のビニル結合含量が本発明の
範囲外にある例である。これらは、ペレット化した
(イ)成分の付着が激しく、大きな塊状となりほぐれな
かった。そのため、組成物の検討は行わなかった。
は、(ロ)成分であるK7014単独の例である。K7
014は、プロピレン−エチレンブロック共重合体であ
り、耐衝撃性が改良されているが充分ではなく、また変
形時の白化が激しい。本発明の組成物(実施例1〜8)
では、(イ)成分の配合により耐衝撃性が向上し、しか
も白化面積も減少している。白化面積の減少は、(イ)
成分の増加に比例するが、実施例6に示すように、高密
度ポリエチレンを併用することによりさらに大幅に改良
できる。
含量が本発明の範囲外である(イ)成分を用いた例であ
る。耐衝撃性は向上するが、透明性向上、難白化性付与
は本発明の(イ)成分に及ばない。比較例3は、(イ)
成分の代わりに日本合成ゴム(株)製、エチレン−プロ
ピレンゴム(EPR)であるEP02Pを用いた例であ
る。白化面積は増加しており、難白化性付与効果はな
い。また、透明性もポリプロピレン単独の値よりも悪化
する。
社製、SEBSであるクレイトンG1657を用いた例
である。耐衝撃性は優れるが、透明性、難白化性はかな
り劣る。比較例5は、(イ)成分を本発明の範囲外で大
量に配合した例である。耐衝撃性、難白化性は極めて優
れた性能を示すが、剛性の低下が著しく、樹脂としての
使用に適さない。比較例6は、(イ)成分として水素添
加されていないブロック共重合体を用いた例であり難白
化性がかなり劣る。
重合体と、特定の重合体成分からなる組成物であり、従
来の熱可塑性重合体組成物に比較して、柔軟性、透明
性、変形時の難白化性を兼ね備えている。
Claims (1)
- 【請求項1】 (イ)ビニル結合含量が30%以下であ
るポリブタジエンブロックセグメント(A)、共役ジエ
ンあるいは共役ジエンとビニル芳香族化合物からなる共
役ジエン(共)重合体であって、共役ジエン部分のビニ
ル結合含量が70%を超える共役ジエン(共)重合体ブ
ロックセグメント(B)からなり、かつブロック構造が
A−(B−A)nまたは(A−B)m(ただし、n、m
は1以上の整数)で表される直鎖状あるいは分岐状のブ
ロック共重合体の共役ジエン部分を90%以上水素添加
してなる水添ジエン系重合体、および/または前記水添
ジエン系重合体が少なくとも1種の官能基で変性された
変性水添ジエン系重合体1〜30重量部、ならびに
(ロ)結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体7
0〜100重量%および高密度ポリエチレン30〜0重
量%からなる重合体成分99〜70重量部、を主成分と
する熱可塑性重合体組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3324058A JP2988080B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 熱可塑性重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3324058A JP2988080B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 熱可塑性重合体組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05132606A true JPH05132606A (ja) | 1993-05-28 |
JP2988080B2 JP2988080B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=18161687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3324058A Expired - Lifetime JP2988080B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 熱可塑性重合体組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988080B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1991
- 1991-11-13 JP JP3324058A patent/JP2988080B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN111971337A (zh) * | 2018-04-27 | 2020-11-20 | 株式会社藤仓 | 阻燃性树脂组合物、使用其的成型体、绝缘电线、线缆以及光纤线缆 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2988080B2 (ja) | 1999-12-06 |
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