JPS60237592A - 紙幣処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は自動販売機あるいは両替機等の紙幣処理装置に
関する。

（ロ）従来技術 一般に自動販売機あるいは両替機等で使用される紙幣処
理装置にあっては、投入された紙幣を返却しなければな
らないことがあろう例えば自動販売機では、紙幣投入後
に選択された商品が釣銭切れにより販売できない場合に
はこの投入紙幣を返却する必要がある。したがって紙幣
処理装置では、投入紙幣を保留して所定の返却信号によ
り保留紙幣を返却する紙幣保留装置を具備している。即
ち、特公昭５５−２９４７２号公報に開示されているよ
うに、ビルメカニズム部の後方に一対のローラに張架し
たベルトを上下−組配設し、この上下−組のベルトによ
り紙幣を挾持して保留する構成のもの、及び移送装置の
後方にテープを巻回した一組の巻取りリールからなる保
留装置を具備した構成のものがある。しかしながら両者
とも奥行寸法が太き（なり、装置が大型となるものであ
るとともに、前者は紙幣の一時保留枚数が少なく、また
後者は返却時に保留していた紙幣がテープに密着して反
転巻取側の巻取リールに巻回されることもあり、返却動
作が不安定である。

（ハ）　発明の目的 上記点から本発明は、大量の紙幣を保留可能でかつ小型
の装置を得るために、紙幣を縦方向に立てた状態で収納
され、かつ重なり合う紙幣が交互に上下方向ヘズした状
態に収納されるよう構成し、その綾状に収納された最後
部紙幣のズレを防止して、紙幣の編状保留を可能にした
紙幣処理装置を提供するものである。

に）発明の構成 本発明は、適正判定された紙幣が縦方向に導入されるた
びに交互にその先端部が上下に異なる位置に到達するよ
う移送する搬送装置と、該搬送装置に並設されて開口部
を有した案内板と、該案内板の開口部に対応位置し案内
板を挾んで前記搬送装置と反対側に並設され上下に異な
る位置に到達した前記紙幣をその異なる状態にて綾状に
収納する保留庫と、前記案内板に案内されながら前記搬
送装置により移送された紙幣を前記開口部を通して前記
保留庫に押し込むスタック板と、該スタック板によって
押し込まれた紙幣を受け前記案内板との間に挾持保持す
るようにバネにて付勢された保持板と、該保持板に当接
した最後部紙幣の下端に対応して保持板に設けられ該紙
幣の下端を係止する係止部材と、所定の返却信号に応答
して前記保留庫に進出し最前部の紙幣を前記搬送装置の
移送方向とは逆方向に移送する返却ローラとを具備した
構成である。

（ホ）発明の実施例 第１図及び第２図は本発明による紙幣処理装置の側断面
図と正面断面図をそれぞれ示している。

筐体（１）に外設される紙幣の挿入口（２）と連通した
紙幣識別部（３）は、挿入口（２）の後部に一対の引込
ローラ（４）（５）を具備して、引込ローラ（４）（５
）と減速モータ（６）の出力軸（７）に装設される駆動
ローラ（８）とガイドローラ（９）ＱＯ）には無端ベル
）（１１）を張架しており、ローラ（１２＋（１３）（
１４）はベルト（ＩＩ）の移動に伴い回動するよう配設
されている。そして紙幣識別部（３）は一対の引込ロー
ラ（４）（５）からガイドローラαωまで延在する紙幣
搬送路αつを形成しており、該搬送路（１５）の途中に
は搬送紙幣の磁気パターンを検出する検出へ、ドａυを
配置している。検出ヘッド０ｅの検出出力は図示しない
識別回路へ導入されて、搬送紙幣の適正及び種類が識別
される。ガイドローラ（１０１及びローラＩの下部には
、軸（１７１を支点として揺動自在な切換片（由を配設
しており、該切換片（２）は通常はバネａ９０弾性にて
上端をローラ（＋４）側に傾倒し、また電磁ソレノイド
（２０）が励磁すると上端をガイドローラ００）側に傾
倒される。（２りは切換片α樽に対応して設けたプーリ
で、減速モータ（ハ）に連動する駆動軸（２４に装着さ
れ、従動軸（２つに装着したブーＩＪ　（２Ｂとの間に
搬送ベルト（２ηが張架され搬送装置（ハ）が形成され
る。

また駆動軸（２４にはプーリ（ハ）を固設するとともに
、該駆動軸（財）を支点として回動可能なアーム（至）
を取付けている。そしてアーム（至）下端にはプーリＣ
３１）及び返却ローラＣ３２が軸支されており、プーリ
（ハ）とプーリ０１）との間に張架されたベルト（ハ）
により返却ローラＣ３カを回動する。またアーム（７）
はバネ（財）の弾性によって下端を前方向、即ち第１図
において駆動軸Ｃ２４）を支点に反時計方向に付勢され
ている。返却ローラＧつは摩擦係数が高く耐摩耗性に優
れた軟質のウレタンゴム等にて形成され、外周面には多
数の溝（３２ａ　）を形成している。０９は前記搬送ベ
ルト（５）に対応して設けた案内板であり、中央部には
紙幣−秋分の大きさに略相当する開口部（ト）が設けら
れ、搬送ベルト（５）と共に搬送する紙幣の端部を支持
すると共に、搬送ベルト（２７）に対する反対側の面に
は上下に複数のローラ０ηを設け、紙幣保留庫（至）か
ら送出返却される紙幣の滑り摩擦を軽減している。紙幣
保留庫（至）は前記案内板（ハ）を挾み搬送ベルト（５
）に対向して設けられ、上壁Ｃ３１及び下壁０Ｉにより
紙幣を長手方向に一枚ずつ交互にずらした状態でストッ
クする空間が形成されている。そしてバネ（４υにて案
内板Ｇ四方向に付勢される保持板（４２１と案内板ｃ３
ツとの間に紙幣（１）を挾持し保留するようにしている
。また、保持板（４２１の下部には第３図及び第４図に
示すように、前方へ突出した係止部材（４３ａ）（４３
ｂ）を上下に並設し、保持板（４２１に当接する最後部
の紙幣（Ｔ′）の下端を載置して係止するようにして該
紙幣（Ｔ）が振動等によって下方ヘズリ落ちないように
している。即ち、最後部の紙幣Ｔ）が上位置に収納され
ている場合はその下端を係止部材（４３ａ）に係止し、
また、最後部の紙幣（Ｔ）が下位置に収納されている場
合はその下端を係止部材（４３ｂ）に係止されるように
している。また、保持板（４２１は後方へ開閉可能なよ
う下部を筐体（１）に軸支した保留庫扉（４４）にバネ
（４υとともに装着されており、保留庫扉（４ａを開放
することによって紙幣保留庫（至））を開放することが
できる。（４９は筐体（１）に固設した案内ビン（４６
）に嵌合して摺動自在なガイド部（４ηを設けたスタッ
ク板で、前記開口部（至）に対応位置すると共に、開口
部（３６）を通して前記紙幣保留庫（至）側へ進退自在
に設け、通常はバネ（４８）の弾性にて紙幣保留庫０８
）側から遠ざかる方向に付勢されて退去した状態に保持
されている。（４９ａ）　（４９ｂ）はスタック板（４
つをバネ（梠の弾性に抗して紙幣保留庫部内へ進出させ
るスタックカムであり、減速モータ艷に連結した駆動軸
１５１）と従動軸＠にそれぞれ固着されている。駆動軸
６υと従動軸りはプーリ６３）５４）を装着しており、
この一対のブー！Ｊ（５３）５４）間にはベルト６５）
が張架され連動するようにしている。かかるスタックカ
ム（４９ａ）（４９ｂ）　の第１図における反時計方向
への１回転動作にてスタック板（４５１は開口部（至）
の方向へ進退移動し、搬送ペル）（２７）と案内板Ｃ３
５１とで挾持されている紙幣を開口部（至）を通して紙
幣保留庫（至）へ押し込むようになっている。また（イ
）は駆動軸６υに固着された返却カムｃｉ７）によって
回動される抑圧部材で、返却カム（５７）にて回動され
ることにより上端の抑圧部（ｇ６ａ）が前記アーム（７
）の下端をバネ０４）の弾性に抗して紙幣保留庫（至）
方向へ押圧し、返却ローラＣ３２を紙幣保留庫（至）内
へ進出させるものである。

６８１６鵠は保留庫（至）内の収納紙幣を保持する上下
一対の爪部材で、該爪部材６υは減速モータ（６０に連
結された駆動軸６１）Ｋ固着され、爪部材（５引ま従動
軸（６２１に固着されて、それぞれの爪部材（５８（５
１＆家第１図に示すように互いの回転角が１８０度ずれ
た状態に設定されている。そして駆動軸（６１）と従動
軸（６２）にそれぞれ装着されるプーリ（６３１（財）
Ｋはタイミングベルト（６句が張架されており、減速モ
ータ（６０の回転により爪部材６８）（５９）は１８０
度ずれた状態の周期回転を行うようになっている。爪部
材（へ）（５９）が回転して静止する位置は、第４図、
第５図、第６図に示すように保留庫例の内方に向けて延
出している状態と、保留庫（至）の外方へ向けて延出し
ている状態、及び開口部（３Ｇ）へ向けて延出している
状態の三通りがある。したがって駆動軸１６Ｉ）及び従
動軸（６巧の回動による爪部材ｔ！５藺ｓの移動位置を
検出するために、図示していないが駆動軸（６１）には
カムを装着してスイッチにより駆動軸（６１）の回転位
置を検出するように構成している。（６６）（６７）は
それぞれ爪部材−（５９）に対向して軸支された係止部
材であり、バネ關により先端を爪部材ｅｉ８）（５９）
の方向に付勢されている。そして係止部材（６７）は軸
支された軸霞に固着した歯車（７０）を従動軸（６２）
に固着したカム歯車σ１）Ｋ対応位置させ、従動軸（６
２１の回転により爪部材時が保留庫（２）の内方ハ〜の
延出位置から開口部（３６）に向けて所定回動したとき
にカム歯車σ１）を歯車（７０）に係合するようにし、
バネ（６樽に抗ｌ−て爪部材６９）と逆方向に回動する
ように構成されている。また係止部材（６６）も同様に
、爪部材６咎が保留庫（３印内方への延出位置から開口
部（ト）に向けて所定回動したときに軸υ噂に固着した
歯車（７漕が駆動軸（６１）に固着したカム歯車（７４
）によって爪部材６槌の回動方向と逆方向に回動するよ
う構成される。

即ち、係止部材（６６）（６７）は対向する爪部材（至
）６９が保留庫（至）の内方へ延出している状態ではバ
ネ關の弾性によって爪部材５１（１（５１との間に紙幣
σ）を挾持し、また爪部材６８）槌が開口部（ト）方向
へ所定回動するとカム歯車（７１）σ（イ）が歯車Ｃ？
０）ｆｆ３１に係合して係止部材ａ６）（６７）を爪部
材（５ｅ（５９）の回動と逆方向に回動し紙幣（℃の挟
持を解除するように構成している。（７５１は従動軸（
７６）に固着された送出ローラで、従動軸（２５１に装
着したプーリ（７ηと従動軸ｆｆ６）に装着したプーリ
（７８）との間にベルトσ９）を張架して連動するよう
構成され、該送出ローラ（７５）と対設した回動自在な
ローラ（８ｏ）とにより搬送装置（２８１からの紙幣σ
）を高額紙幣の収納庫［Ｆ］υ内に送出するものである
。

上記構成による動作を説明する。先ず挿入口（２）に紙
幣を差し込むと、引込ローラ（４）（５）の回動による
ベルト（１１）の搬送動作にてこの紙幣は識別部（３）
に取込まれるっそして検出ヘッド０１１９は通過する搬
送紙幣に応じた検出出力を発生し、図示しない識別回路
がこの紙幣の適正及び種類を判別する。しかして識別回
路により搬送紙幣が非適正であることが判別されると、
減速モータ（６）が逆転してベルト０Ｄが逆方向に駆動
し、紙幣は挿入口（２）を通し返却される。一方、適正
の場合、この紙幣の先端が一組のＬＥＤとホトトランジ
スタより成るセンサ（２１）に到達した時点で減速モー
タ（ハ）が駆動し、紙幣は搬送ベル）　（２７）及び案
内板Ｉ３つとの間に形成される紙幣受入路ノ４内に取込
まれる。しかしてこの紙幣が高額紙幣の場合には搬送ベ
ルト（２７）の駆動が継続して送出ローラσ９とローラ
（８■とにより収納庫［Ｆ］υ内へ導入される。そして
減速モータ（ハ）は、紙幣の後端が一組のＬＥＤ及びホ
トトランジスタより成るセンサ（へ）を通過終了してか
ら所定時間後に停止する。

また紙幣が低額紙幣の場合には、紙幣の後端が一組のＬ
ＥＤ及びホトトランジスタより成るセンサ（財）を通過
すると搬送ベルト（ハ）の駆動を停止し、紙幣受入路（
８２１に取込んだ紙幣を保留庫（至）へ導入するもので
あるが、この搬送を停止するタイミングには二通りがあ
る。即ち、保留庫（至）は隣合う紙幣を長手方向に交互
にずらした状態で保持するものであるが、第６図に示す
ごとく爪部材１！５Ｓ１及び係止部材（６６）により収
納紙幣を下端部で保持している場合には、搬送ベルト（
２７）により取込まれる低額紙幣の後端部がセンサ０４
）を通過終了すると直ちに減速モータ（ハ）を停止させ
、また第４図に示すごとく爪部材５１及び係止部材（６
７）により収納紙幣の上端部を挾持している場合には、
搬送ベルト（２ηにより取込まれる紙幣の後端部がセン
サ（ロ）を通過してから若干の遅延時間後に減速モータ
（ハ）を停止させる。いま保留庫邸内の紙幣が爪部材部
及び係止部材＠ηによって挾持されている状態で低額紙
幣が搬送ベル）（２７）により取込まれてきたものとす
ると、紙幣がセンサ（財）を通過終了してから遅延時間
後忙減速モータ（２階が停止するために、紙幣はその先
端部が保留庫（′？Ａの下壁（４０に接近する位置まで
取込まれる。

そして減速モータ（６０）を駆動して駆動軸（６１１と
従動軸（６粉を反時計方向に９０度回動させ、第５図に
示すごとく爪部材ｓｓ＋　ｓ’ａを開口部（至）の方向
へ延出させる。

このとき駆動軸（６１）従動軸（６つの回動に連動して
軸側ｆｆ２が時計方向に回動するために、係止部材（６
６）（６ηの先端は保持板（４２１の後方に退出する。

したがって保留４弊）の収納紙幣に対する爪部材５１０
（５９）及び係止部材ｆ６６）ｌηの押圧は全て解除さ
れる。

第７図から第１０図までは保留庫間）への低額紙幣の押
し込み動作を示す断面図である。第７図に示す待機状態
でスタック板（僧は開口部（支））から退出しており、
保留庫（３８）へ収納される紙幣は搬送ベル）（２７）
と案内板Ｇ５１との間に挾持されている。そし−〔減速
モータ（５０）の駆動によるスタックカム（４９ａ）（
４９ｂ）の回動にて、スタック板（４９が開口部（３６
）方向へ押圧されると、第８図及び第９図に示すごとく
スタック板（４■は開口部（イ）を通して保留庫（ハ）
内へ進出しバネ（４υに抗して紙幣を押し込む。そして
スタックカム（４９ａ）（４９ｂ）　が一回転し、に、
従動軸（５２）に固設されたカム（へ）及び位置検知ス
イッチ（８６）にて待機位置に復帰するのを確認すると
減速モータ６Ｇを停止させる。このように識別部（３）
から導入される低額紙幣の搬送ベルト（２カによる取込
みを終了すると、減速モータ６９を駆動してスタックカ
ム（４９ａ）（４９ｂ）を一回転させてこの紙幣を保留
庫（ハ）へ導入する。また、この導入動作時の振動等に
よって保持板（４２）に当接した最後部の紙幣が下方ヘ
ズレようとするが、係止部材（４３ａ）（４３ｂ）　に
よって阻止されている。

そしてこの紙幣導入後、再び減速モータ（６０）を駆動
して駆動軸（６１）と従動軸−を更に反時計方向に９０
度回動させると、爪部材□□□が保留庫（至）の内方に
延出すると共に、係止部材６６）は保持板（ｄの前方へ
突出する。したがって保留庫（２）内の収納紙幣は、第
６図に示すごとくその下端部を爪部材（至）及び係止部
材（６ｔ９に挾持されるが、このとき爪部材（５ｇｌと
係止部材Ｏηは開放している。しかしてこの状態で次の
低額紙幣が搬送ベル［７）にて搬送されてくると、この
紙幣のセンサ（財）の通過終了にて直ちに減速モータ（
２３）が停止されるためζ紙幣はその後端部が保留庫（
至）の土壁（３傷から僅かに離れた位置までしか取込ま
れない。しかる後、駆動軸−と従動軸（６渇を時計方向
に９０度回動させて爪部材□□□艶及び係止部材（６６
）（６ηを第５図に示す状態にし、更にスタックカム（
４９ａ）（４９ｂ）　を一回転させて紙幣を保留庫（至
）に押し込む。そして駆動軸６１）と従動軸（６′１：
Ｉを更に時計方向に９０度回動させて保留庫（至）の収
納紙幣の上端部を爪部材５Ｓ及び係止部材（６ηにて挾
持する。上記したように、保留庫（至）は低額紙幣が導
入されるたびに順次交互にずらした状態にて重ねると共
に、爪部材（５→（５９）の何れか一方が保留庫（至）
内に延出して最前部に重ねた紙幣の一端と当接するよう
に構成されている。

次に保留庫（ト）から紙幣を取出す動作について説明す
る。先ず低額紙幣の返却送出指令の発生により電磁ソレ
ノイ）”　（２（１）が励磁され、切換片０８がガイド
ローラα０）側に傾倒して返却通路（８７）が形成され
る。

また、保留庫（至）の最前部紙幣は何れかの爪部材（５
８）鰻にて保持されているために、低額紙幣の返却送出
指令の発生により先ず最前部紙幣を自由な状態にすべく
爪部材５秒（イ）の切換動作を行なう。したがって第４
図に示すように爪部材（５ωと係止部材旬にて収納紙幣
を挾持している場合の切換動作は、駆動軸６υと従動軸
１３２１をそれぞれ反時計方向に１８０度回動させて最
前部紙幣を自由にすると共に、２枚目以降の紙幣は第６
図に示す爪部材部と係止部材側にて挾持する状態で保持
する。また逆に爪部材６杓と係止部材（６６）にて収納
紙幣を挾持している場合の切換動作は、駆動軸６υと従
動軸（６りをそれぞれ時計方向に１８０度回動させて最
前部紙幣を自由にすると共に、２枚目以降の紙幣は第４
図に示す爪部材６９）と係止部材（６ηにて挾持する状
態で保持する。このようにして最前部紙幣を自由にした
後、減速モータ（６）を逆転させてペルＨ１）を返却方
向に移動させるとともに、減速モータ（ハ）を逆転させ
て第１１図に示すように返却ロー２０邊を時計方向に回
動させる。また同時に減速モータ（５■を駆動し、該駆
動による返却カム５７）の回動にて押圧部材（５６）を
回動させ、抑圧部（５６ａ）によってアーム（至）を押
圧し、返却ローラ０渇を開口部（至）を通して保留庫（
至）内へ突出させて自由となった最前部の紙幣σ）の表
面に押し当て返却通路のη方向へ付勢する。このとき、
減速モータ６０）は返却カム６ηを略９０度回動した状
態、即ち押圧部材（ト）の抑圧により返却ロー２０邊を
保留庫（至）内へ突出させた位置にて、従動軸５邊に固
設されたカム（ハ）が位置検知スイッチ＠印を動作して
停止される。したがってこの動作ではスタックカム（４
９ａ）（４９ｂ）　によるスタック板（４鴎への抑圧は
生じない。そして返却ローラ（３２によって付勢された
紙幣がガイドローラａ〔及びローラＩに到達すると、該
紙幣はペルＨ１）により挿入口（２）へ返却される。

また、返却される紙幣がセンサ（２１）に到達した時点
で電磁ソレノイド翰及び減速モータＣ！■を非動作にし
て保留庫（至）からの紙幣の取出し動作を停止するとと
もに、減速モータ５（Ｉを逆回動して返却カム６ηを逆
回動させ、待機位置へ復帰させる。したがって返却ロー
ラ０２１は保留庫（至）から待機位置へ復帰する。また
減速モータ（６）の逆転動作は返却される紙幣が挿入口
（２）から機外に排出されるまで継続される。

（へ）発明の効果 本発明は上記したように、保持板の下部に上下に並設さ
れた係止部材を前方へ突出して設け、保持板に当接する
最後部の紙幣の下端を係止するようにして、該紙幣の下
動を防止するように構成したものであるから、紙幣を立
てて収納保持するものにおける紙幣のズレな確実に防止
できるとともＫ、その紙幣を上下方向に交互にずらして
収納するよう構成した紙幣処理装置における紙幣のズレ
防止として極めて有効である。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本発明の実施例を示すもので、第１図は紙
幣処理装置の側断面図、第２図は正面断面図、第３図は
保持板の正面図、第４図乃至第６図・は異なる状態を示
す保留庫部の側断面図、第７図乃至第１０図は保留庫へ
の紙幣導入動作薪水す概略平断面図、第１１図は保留庫
の紙幣取出し状態を示す側断面図である。 （２印・・・搬送装置、　Ｃ３２１・・・返却ローラ、
　０５）・・・案内板、　（３６）・・・開口部、　（
３ｇＪ・・・保留庫、　（４υ・・・〕くネ、（４渇・
・・保持板、　（４３ａ）　（４３ｂ）・・・係止部材
、　（ハ）・・・スタック板。 出願人　三洋電機株式会社　外１名 代理人　弁理士　佐　野　靜　夫 第７図　第８図 第９図　第１０Ｅ 第１１図 ３ｂ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）適正判定された紙幣が縦方向に導入されるたびに
   交互にその先端部が上下に異なる位置に到達するよう移
   送する搬送装置と、該搬送装置に並設されて開口部を有
   した案内板と、該案内板の開口部に対応位置し案内板を
   挾んで前記搬送装置と反対側に並設され上下に異なる位
   置に到達した前記紙幣をその異なる状態にて綾状に収納
   する保留庫と、前記案内板に案内されながら前記搬送装
   置により移送された紙幣を前記開口部を通して前記保留
   庫に押し込むスタック板と、該スタック板によって押し
   込まれた紙幣を受け前記案内板との間に挾持保持するよ
   うにバネにて付勢された保持板と、該保持板に当接した
   最後部紙幣の下端に対応して保持板に設けられ該紙幣の
   下端を係止する係止部材と、所定の返却信号に応答して
   前記保留庫に進出し最前部の紙幣を前記搬送装置の移送
   方向とは逆方向に移送する返却ローラとを具備した紙幣
   処理装置。