JPS602301B2 - α−アジドアリ−ル酢酸の製造方法 - Google Patents

α−アジドアリ−ル酢酸の製造方法

Info

Publication number
JPS602301B2
JPS602301B2 JP16579A JP16579A JPS602301B2 JP S602301 B2 JPS602301 B2 JP S602301B2 JP 16579 A JP16579 A JP 16579A JP 16579 A JP16579 A JP 16579A JP S602301 B2 JPS602301 B2 JP S602301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hmol
added
azide
water
acetic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16579A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5594350A (en
Inventor
聖 近藤
保 藤本
大英 常本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sagami Chemical Research Institute filed Critical Sagami Chemical Research Institute
Priority to JP16579A priority Critical patent/JPS602301B2/ja
Publication of JPS5594350A publication Critical patent/JPS5594350A/ja
Publication of JPS602301B2 publication Critical patent/JPS602301B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般式 (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、水酸基又は保護
された水酸基である。 )で示されるQ−ァジドアリール酢酸の製法に関するも
のである。Qーァジドァリール酢酸は合成ペニシリンや
セフアロスポリン系抗生物質の修飾剤として重要な化合
物である〔例えば、B.Ekstrニm et al.
,ActaChem.Scand.,19 281(1
965)〕。又、これらQ−アジドアリール酢酸は還元
操作により相当するQ−アミノアリール酢酸に譲導でき
〔例えば、A.Benhoetal.,A血.,4灘,
50(1932)〕、これらQ−アミノアリール酢酸も
又、上記抗生物質の重要な修飾剤であることが知られて
い る〔K.E.Price et al.ln S
tr比tme−Activiツ Relation
ships among thesemiSy
nthetic AntibioticS(D.Per
1m舷ned),pp.22,pp.96− 97.A
cademic Press. NewYork,19
77〕。従釆、Q−アジドアリール酢酸の典型的な合成
法としては、アリ−ル酢酸又はマンデル酸誘導体をハロ
ゲン化して、Q−ハロアリール酢酸誘導体とした後、ア
ジドを作用させる方法〔例えば、A,Da蝋pSky
,J,Prakt,Chem,, 99, 179(1
919);Chem.Abst.,14,40ぴ(19
20).及びB.EksU0m et al.,Act
a Chem.Scand.,19,281(1965
)〕が公知である。 しかし、原料となるアリール酢酸譲導体またはマンデル
酸譲導体の入手が必ずしも容易でなく、Qーアジトアリ
ール酢酸の工業的製法としては必ずしも満足すべきもの
ではない。 本発明者等は工業原料としていずれも入手可能な化合物
を出発原料とし、一段階の反応で前記−般式(1)で表
わされるQ−アジトアリール酢酸が容易に合成できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至ったものである。 本発明を反応式で示すと次の如きである。 (式中、Rは前記に同じであり、Xはハロゲン原子であ
り、Mはアルカリ金属原子である。 )本法は塩基存在下、前記一般式(0)で表わされる2
,2,2−トリハロ−1−アリールエタ/ールと前記−
対支式(m)で表わされるアジドとを水性媒体中反応さ
せるものである。本法で原料として用いる前記一般式(
0)で表わされる2,2,2−トリハロー1−アリール
ェタノールは典型的な方法として、アリールアルデヒド
‘こ塩基の存在下、トリハロメタンを付加させるか、又
はアリール炭化水素誘導体にトリハロァセトアルデヒド
を付加させることによって容易に製造できる化合物であ
る。前記一般式(ロ)で表わされる2.2,2−トリハ
ロ−1ーアリ−ルエタ/ールとしては1−フエニルー2
,2,2−トリクロ。エタノール、1ーメトキシフエニ
ル−2,2,2一トリクロロエタノール、1−ヱトキシ
フエニルー2.2,2−トリクロロエタ/−ル、1−ア
リロキシフエニルー2,2,2−トリクロロエタノール
、1ーベンジロキシフエニルー2,2,2ートリクロ。
エタノール、1−テトラヒドロピラニルオキシフエニル
ー2,2,2ートリクロロエタ/ール、1−トリアルキ
ルシリルオキシフエニル−2,2,2ートリクロ。エタ
ノール、1ーク。ロフエニルー2,2,2ートリクロ。
エタノール、1ーブロモフヱニルー2,2,2一トリク
ロロエタノール、更にはこれらのトリブ。ム同族体を例
示することができる。本法に於いては塩基の使用を必須
要件とするものである。 塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム
、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムェトキシド、カリウムメトキシド
等のアルカリ金属アルコキシド等を用いる。塩基は反応
時間を短縮でき、且つ収率を向上せしめ得る葛馬点から
アルカリ金属水酸イ的物の使用が好ましい。塩基の使用
量は2,2,2ートリハロー1ーアリールェタノール(
ロ)に対して化学量論量の3当量以上使用するが、好収
率で目的化合物を得るためには4〜6当量の使用が好ま
しい。又本法で用いるアジドとしはリチウムアジド、ナ
トリウムアジド、カリウムアジド等のアルカリ金属アジ
ドを例示することができる。反応の収率又は経済性の面
からこれらのうち、ナトリウムアジドの使用が好ましい
。アジドの使用量は理論的には2,2,2−トリハロ−
1−アリールェタノール(0)に対して当量で充分であ
るが、収率を向上させるためには約2倍当量使用するこ
とが好ましい。本法の実施にあたっては水性媒体の使用
を必須要件とする。 水性媒体としては水あるいは水とメタノール、エタノー
ル、プロパノール、プタノール等のアルコール類、ジェ
チルェーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルホスホルトリアミド等のアミド類、ア
セトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類、ジメチ
ルスルホキシド等のスルホキシド類、スルホラン等のス
ルホン類等との混合媒体を例示することができる。目的
物を選択的且つ高収率で得るためにはアセトニトリル等
のニトリル系溶媒を含む水性媒体の使用が好ましい。反
応は特別の加熱又は冷却を必要とせず、室温で容易に進
行するが、必要ならば冷却乃至加熱することにより反応
収率の向上乃至反応の促進を行なうことができる。また
、本発明の実施に当っては反応系中で、前記一般式(0
)で表わされる2,2,2ートリハロ−1−アリールェ
タ/ールを形成させて実施することも可能である。例え
ば塩基の存在下、一般式で表わされるアリールアルデヒ
ド、一般式CHX3 (V
)で表わされるトリハロメタン及び一般式(m)で表わ
されるアジドを水性媒体中反応させてもよい。 尚、本法の実施にあたって、アルコールを溶媒として使
用した場合、一般式(1)で表わされるQーアジトアリ
ール酢酸のェステルが生成するが、本発明の塩基性条件
下、最終的に加水分解されて一般式(1)で表わされる
Qーアジドアリール酢酸を与えるものである。 本発明で得られる一般式(1)で表わされるQーアジド
アリール酢酸としては、Q−アジドーフェニル酢酸、Q
−アジド−(メトキシ置換フヱニル)酢酸、Qーアジド
ー(ェトキシ置換フェニル)酢酸、Qーアジド−(アリ
ロキシ置換フェニル)酢酸、Q−アジドー(ベンジロキ
シ置換フェニル)酢酸、Qーアジドー(テトラヒドロピ
ラニルオキシ置換フェニル)酢酸、Qーアジド−(ェト
キシェチルオキシ置換フェニル)酢酸の如きQ−アジド
−(ァルコキシ置換フェニル)酢酸及びQーアジドー(
アリーロキシ置換フェニル)酢酸、Qーアジド−(クロ
ロ瞳襖フェニル)酢酸、Q−アジドー(ブロモ置換フェ
ニル)酢酸の如きQーアジドー(ハロ置換フェニル)酢
酸、qーアジドー(ジメチルブチルシリルオキシ置換フ
ェニル)酢酸の如きQ−アジドー(トリアルキルシリル
オキシ置換フェニル)酢酸等を例示できる。 以下、参考例及び実施例により本発明を更に詳細に説明
する。参考例 1 炭酸カリウムを触媒とし、フェノール及びクロラール水
和物から合成した〔G三zaTokaret al.,
NPgのr Kem.Folyd
【iat 62,斑
(1956);Chem.Aはt.,昼峯10嬰2(1
9蛾)〕pーヒドロキシ−Q一(トリクロロメチル)ペ
ンジルアルコール(483柵、ahmol)をアセトン
(15私)に溶解した。 櫨梓しながち、ョウ化カリウム(365地、2.2hm
ol)、臭化ペンジル(376M、2.2hmol)及
び炭酸カリウ ム(304倣、2.2hmol)を順次
添加した後、室温で2岬時間蝿拝した。更に、炭酸カリ
ウム(100岬)、臭化ペンジル(50の9)を添加し
、2錨時間縄拝を続行した。セラィトで固形物を猿別し
た後、減圧下濃縮し、銭澄をシリカゲルクロマト法(n
−へキサン:酢酸エチル=9:1)で精製し、pーベン
ジルオキシーQ−(トリクロロメチル)ペンジルアルコ
ール(640のc、97%)を白色結晶として得た。m
.p.;99〜101℃IR(KBr);3400,1
610,1595,1515,1250,1005 8
1取れ‐1.NMR(CDC13):63.25(d,
J=4HZ,IH),5.07(s,汎),513(d
,J=4日2,IH),6.93(d,J=9HZ,が
),7.35(br s,班),7.50(d,J=9
HZ,2H).元素分析;C,5日.3CI302 実測値:C,53.9%:日,4.1%.計算値:C,
54.3%;日,4.0%.参考例 2 p−ヒドロキシベンズアルデヒド(4.88夕、4皿m
ol)のァセトン溶液(60の‘)に、臭化ペンジル(
5.3の上、44mmol)と炭酸カリウム(5.52
夕、4仇hmol)を加え、3.5時間燈梓還流を行っ
た。 室温に迄冷却した後、水、エーテルを加え可溶物を抽出
した。有機層を水洗、乾燥後減圧下に濃縮するとpーベ
ンジルオキシベンズアルデヒド3(8.1夕、96%)
が得られた。NM旧(CCl4):65,06(s,が
),6.94(d,J=9HZ,班),7.30(s,
班),7.69(d,J=9HZ,が),9,80(s
,IH),IR(KBr):2820,2730,16
90,1605,1510,3126暴れ‐1.参考例
3 p−ペンジルオキシベンズアルデヒド(4.0夕、18
.9hmol)とクロロホルム(12.0夕、10比h
mol)を損梓器、滴下ロート及び温度計のつ4いた三
口フラスコに入れ、氷−食塩で20℃以下に冷却した。 これに、tーブトキシカリウム(3.2夕、287mm
ol)のtープタノール(45の【)溶液を5℃以下に
保ちながら滴下した。滴下後、0℃以下で2.虫時間鷹
拝した後、無水ベンゼン(20の‘)を加え、更に同温
度で2時間縄拝を続けた。 この反応液を濃塩酸氷中に注ぎ塩酸酸性とした。ベンゼ
ンで有機物を抽出し、水洗乾・操後減圧下に濃縮し、浅
漬をシリカゲルカラムクロマト法(30%酢酸エチル/
n−へキサン溶液)で精製し、p−ペンジルオキシーQ
−(トリクロロメチル)ペンジルアルコール(5.04
夕、80%)を得た。1参考例 4 50%水素化ナトリウム(0.48夕、1仇hmol)
の無水テトラヒドロフラン(5M)懸濁液に、氷水冷却
下徐々に、p−ヒドロキシベンズアルデヒド(1.22
夕、1仇hmol)の無水テトラヒドロフラン’(10
の‘)溶液を滴下した。 滴下後室温で35分間鷹拝した。この混合液にクロロメ
チルメチルェーテル(0.8泌、他hmol)を室温で
加え、更に5.虫時間磯拝した。この反応液にエーテル
と水を加えた後、エーテル層のみを分離した。エーテル
層は希苛性ソーダ水溶液、水及び飽和食塩水で洗浄した
。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧蒸留し、沸点1
02〜4℃/2hmHgのp−メトキシメトキシベンズ
アルデヒドを1.35夕(81.3%)得た。NM旧(
CDCl3):63.50(s,班),5.23(s,
が),7.10(d,が,Jこ8HZ),7.80(d
,2日,J=8日2),9.15(s,IH).実施例
11ーフエニルー2,2,2ートリクロ。 エタノール(0.50夕、2.2mmol)、ナトリウ
ムアジド(0.16夕、2.8hmol)と水酸化カリ
ウム(0.58夕、8.8hmol)を水(10の【)
に加えた。この混合液を5℃で5日間蝿拝した。この混
合液を氷水中に注いだ後、エーテルで可溶物を除去した
。残った水層に希塩酸を加え酸性とした後、酢酸エチル
で有機物を抽出した。この裕機層を水と飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 乾燥後減圧下に濃縮し、油状物(0.298のが縛られ
、次いでシリカゲルカラムクロマト法(30%酢酸エチ
ル/n−へキサン溶液)で精製し、Q−アジドフェニル
酢酸(0.279、70%)を得た。 m.p.85〜89℃:文献値※m.p.103〜10
4℃.※BertiI Ekstrom et
al. , AcねChem.Sca的.,19 2
81(1965)NM町(CDC13>;6502(S
,IH),7.40(S,芳香族基胡),10.10(
bs,IH).IR(KBr);2100,172ルス
‐1.実施例 2水(10w‘)に、1ーフェニルー2
,2,2一トリクロロエタノール(0.50夕、2.2
のZ)、ナトリウムアジド(0.16夕2.8hmol
)、水酸化カリウム(0.58夕、8.8hmol)と
ペンジルセチルジメチルアンモニゥムクロリドを触媒量
加え、500で5日間燈拝した後、実施例1と同様に後
処理した後、シリカゲルカラムクロマト法で分離精製し
、Q−アジドフェニル酢酸(0.34夕、聡%)を得た
。実施例 330%ジオキサン水溶液(10の‘)に1
−(pークロ。 フエニル)一2,2,2−トリクロ。エタノール(0.
50夕、1.9hmoi)、ナトリウムアジド(0.1
3夕、2hmol)と水酸化ナトリウム(0.52夕、
7.9hmol)を加えた。その混合液を室温で1日燭
拝した。この反応液を水中に加えた後エーテルを加え、
可溶物を除去した。残った水層を希酸塩で酸性とした後
酢酸エチルで抽出した。抽出液を水洗、乾燥後濃縮する
と結晶(0.33夕)が得られた。この結晶の一定量を
ジアゾメタンで処理し、メチルェステルにした後、ガス
クロマトグラム法(2%EGA,lm,140℃から1
℃/min昇温)で定量すると収率31%であった。 尚、シリカゲルカラムクロマト法で精製した−Qーアジ
ドーP−クロロフェニル酢酸の物性は次の遜りである。
NM収(CDC13);65.00くS,IH),7.
32くS,凪),9.85(brs,IH).IR(K
Br):3000,2100,1740,1695,1
495,122ルス‐1.実施例 4 水(10の【)に、1一(pークロロフェニル)−2,
2,2一トリクロロエタノール(0.50夕、1.9h
mol)、ナトリウムアジド(0.13夕、2hmol
)、水酸化カリウム(0.52夕、7,ghmol)と
ペンジルセチルジメチルアンモニウムクロリドを触媒量
加えた。 この混合液を室温で2日間燭拝した実施例3と同様に処
理し、Qーアジトーpークロロフエニル酢酸を29%の
収率で得た。 実施例 5 30%ジメチルスルホキシド水溶液(10の‘)に、1
一(pーメトキシフエニル)一2,2,2一トリクロロ
エタノール(0.5夕、1.97mmol)、ナトリウ
ムアジド(0.137夕、2.1mmol)と水酸化カ
リウム(0.522、7.9hmo】)を加えた。 この混合液を室温で2.5日間燈拝した。この反応液を
水中に注いだ後エーテルで可溶物を除去した。 残った水層を希塩酸で酸性にした後、酢酸エチルで抽出
した。この抽出液を水洗乾燥後濃縮し、粗生成物(0.
292夕)を得た。この粗生成物の一定量をジアゾメタ
ンで処理し、メチルェステル化した後、ガスクロマト法
(2%EGA、lm、150℃から1℃/min昇溢)
で定量すると収率40%であった。尚、シリカゲルカラ
ムクロマト法で精製したQ−アジドーp−メトキシフェ
ニル酢酸の物性は次の通りである。NM旧(CDC13
);63.8(s,細),4.95(s,IH).6.
86(d,Ji8HZ,幻),7,30(d,J=8H
Z,幻).IR(KBr);私00.2100.1斑0
,1520.1270の−1.実施例 6水(10叫)
に、1−(pーメトキシフェニル)一2,2,2−トリ
クロロエタノール(0.50夕、1.97mmol)、
ナトリウムアジド(0.14夕、2.1mmol)、水
酸化カーJウム(0.52夕、7.9hmol)とペン
ジルセチルジメチルアンモニウムクロリドを触媒量加え
た後、室温で2日間燈拝した。 この反応液を実施例5と同様に処理した後、ジアゾメタ
ン処理し、Q−アジト−p−メトキシフ0ェニル酢酸メ
チルとし、ガスクロマト法で定量すると収率65%であ
った。実施例 7 50%アセトニトリル水溶液(10泌)に、pーベンジ
ルオキシーQ一(トリクロロメチル)ペンジタルアルコ
ール(0.11夕、0.3hmol)、ナトリウムアジ
ド(57雌、0.8mmol)と水酸化カリウム(96
地、1.7mmol)を加え、50℃で1日魔拝した。 この反応液を水中に注ぎ、エーテルで可溶物を除去した
。残った水層を希塩酸で酸性にした後酢0酸エチルで抽
出した。この抽出液を水洗い、乾燥後濃縮し、Qーアジ
ト−pーベンジルオキシフェニル酢酸(59燐、63%
)を得た。NM旧(d8−Aceto比);85.13
(br s,9日),697〜7.60(m,功H),
8.磯(br s,IH).IR(KBr);桝00,
2100,1735,1610,1斑5.1510,1
250加‐1,尚、ジアゾメタンで処理し、得たメチル
ェステルの物性は次の遜りである。 NM凪(CDC13);63.73(S,9H),4.
93(S,IH),5.06(s,2H),7.05(
d,J=9HZ.が),7.38(d,J=9HZ,が
),7.43(s,胡).IR(KBで);2100,
1750,1610,1250,1010地‐実施例5
0%アセトニトリル水溶液(91の上)に、p−ペンジ
ルオキシーQ−トリクロロメチル)ペンジルアルコール
(1.0夕、3.仇hmol)、ナトリウムアジド(0
.52夕、8hmol)と水酸化カリウム(0.84夕
、12.7mmol)を加え、室温で一夜燭拝した。 この反応液を実施例7と同様に後処理すると、p−ペン
ジルオキシーQ−アジドーフェニル酢酸(0.77夕、
90%)を得た。実施例 9 氷水冷却下、50%ジメチルスルホキシド水溶液(50
の【)に水酸化カリウム(0.60夕、10hmol)
、p−メトキシベンズアルデヒド(1.36夕、1伍h
mol)、トリブロモメ タン(3.04夕、12mm
ol)を加え、このまま18分間蝿拝した。 この混合液に水酸化カリウム(3.06夕、58hmo
l)を50%ジメチルスルホキシド水溶液(30の【)
に溶解したものを20分間で滴下し、更に45分間縄梓
を続けた。次にこの反応液にナトリウムアジド(1.3
0夕、2位hmol)の水溶液(10の【)を5分間で
滴下した後、4時間燭拝し、更に室温で一夜燈拝した。
この反応液に水とエーテルを加え、エーテル可溶物を除
去した。水層を希塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を水洗、乾燥後減圧下に濃縮して−Qーアジ
ドーp−メトキシフェニル酢酸(1.06夕、51%)
を結晶として得た。実施例 1050%アセトニトリル
水溶液(30叫)にナトリウムアジド(0.86夕、1
3hmol)、水酸化カリウム(0.14夕、2.8h
mol)の水溶液(2w‘)、4−ペンジルオキシベン
ズアルデヒド(0.53夕、2.8hmol)のアセト
ニトリル(2M)溶液、次いでトリブロモメタン(0.
76夕、3山hmol)を加え、室温で206間燈拝し
た。 この混合液に水酸化カリウム(0.56夕、IQhmo
l)の50%アセトニトリル水溶液(10の‘)を15
分間で滴下した。滴下後・一夜室温で縄拝した後、この
反応液に水とエーテルを加え、エーテル可溶物を除去し
た。残った水層に希塩酸を加え酸性とした後酢酸エチル
で抽出した。抽出液を水洗、乾燥後、減圧下に濃縮して
−Qーアジド−4−ペンジルオキシフヱニル酢酸0(0
.62夕、総%)を結晶として得た。実施例 1150
%アセトニトリル水溶液(150の【)に、アジ化ナト
リウム(3班夕、60.3hmol)、水酸化カリウム
(1.69夕、30.2hmol)及びpーメトキシメ
「トキシベンズアルデヒド(5.00夕、30.1mm
ol)のアセトニトリル(3私)溶液、ついでブロモホ
ルム(8.25夕、33Tmol)のアセトニトリル溶
液(2のZ)を室温で順次加え、5の分間縄拝した。 次にこの反応液に、水酸化カリウム(6.80夕、11
21mmol)の50%アセトニトリル水客液(60泌
)を滴下した。滴下後一夜室温で濃伴を続けた。この反
応稀皮から、低沸点物を除去し、更に残液に水と酢酸エ
チルを加え中性部を除去した。残った水層に20%硫酸
を加えM士1とし、70℃で3時間燈・拝した。室温に
戻したのち、この反応液に酢酸エチルを加え抽出した。
抽出した有機層を水と飽和食塩水で洗総し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。乾燥後、ロータリーヱバポレー
ターで低沸点物を溜去し547夕(94.2%)の粗結
晶のQ−アジト−pーヒドロキシフェニル酢酸を得た。
NM舷(キーアセトン):65.06(s,IH),6
.87(d,2日,J=9HZ),7.28(d,2日
,J=9HZ),850(bg,2H).IR(KBr
);3200,2110,1760,1払0,1210
,1170,835 70ルネ‐1.実施例 12 50%アセトニトリル水溶液(150奴【)に、アジ化
ナトリウム(3.蛇夕、60.3hmol)、水酸化カ
リウム(1.69夕、30.2hmol)、p−メトキ
シメトキシベンズアルデヒド(5.00夕、30.1m
mol)のアセトニトリル(3叫)溶液、ついでプロモ
ホルム(8.25夕、33hmol)のアセトニトリル
(2凧【)溶液を順次加えた。 この溶液を室温で1時間燈拝した。この反応液に、室温
で水酸化カリウム(680夕、121mmol)の50
%アセトニトリル水溶液(60の‘)を滴下した。滴下
後室温で一夜燈拝した。この反応液から低沸点物を除去
し、更に残液に酢酸エチルを加え中性部を除去した。残
った水層を希塩酸で酸性とし酢酸エチルで抽出した。以
下常法により処理した粗Q−アジト一pーメトキシメト
キシフヱニル酢酸(6.29夕、別82%油状物)を得
た。 NM旧(CDC13):6346(S,9H).4.9
3(S,IH),5.13(s,が),6.97(d,
が,J=9HZ),7.28(d,が,J=9HZ),
10.3(bs,IH).IR(KBて):2950,
2110,1740,1520,1000瓜−実施例
13蝿拝、氷水冷却下pーヒドロキシベンズアルデヒド
(0.61夕、8hmol)とエチルビニルエーテル(
1.10夕、19hmol)の無水エーテル(15の‘
)溶液に、オキシ塩化リンを触媒量加え、室温で3時間
濃伴した。 この溶液に少量のピリジンを加えたのち減圧下に低沸点
物を除去した。この銭液に、50%アセトニトリル水溶
液(25の【)、ナトリウムアジド(0.65夕、1仇
hmol)及び水酸化カリウム(0.28夕、9hmo
l)の水(2M)溶液とブロモホルム(1.斑夕、5.
8hmol)を加え室温で2び分間縄拝した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩基存在下、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる2,2,2−トリハロ−1−アリールエタ
    ノールと一般式MN_3 で表わされるアジトとを水性媒体中反応させることを特
    徴とする、一般式▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるα−アジドアリール酢酸の製造方法(式中
    、Rは水素原子、ハロゲン原子、水酸基又は保護された
    水酸基であり、Xはハロゲン原子であり、Mはアルカリ
    金属原子である。 )。2 塩基がアルカリ金属水酸化物である特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。 3 塩基の使用量が2,2,2−トリハロ−1−アリー
    ルエタノールに対し、3〜5倍当量である特許請求の範
    囲第1又は2項に記載の方法。 4 アジドがナトリウムアジドである特許請求の範囲第
    1,2又は3項に記載の方法。 5 アジドの使用量が2,2,2−トリハロ−1−アリ
    ールエタノールに対して等当量乃至2倍当量である特許
    請求の範囲第1,2,3又は4項に記載の方法。 6 水性媒体が水とニトリル系溶媒からなる混合媒体で
    ある特許請求の範囲第1,2,3,4又は5項に記載の
    方法。
JP16579A 1979-01-08 1979-01-08 α−アジドアリ−ル酢酸の製造方法 Expired JPS602301B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16579A JPS602301B2 (ja) 1979-01-08 1979-01-08 α−アジドアリ−ル酢酸の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16579A JPS602301B2 (ja) 1979-01-08 1979-01-08 α−アジドアリ−ル酢酸の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5594350A JPS5594350A (en) 1980-07-17
JPS602301B2 true JPS602301B2 (ja) 1985-01-21

Family

ID=11466415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16579A Expired JPS602301B2 (ja) 1979-01-08 1979-01-08 α−アジドアリ−ル酢酸の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS602301B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0479828B2 (ja) * 1988-11-08 1992-12-17 Oosakafu

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8300536A (nl) * 1983-02-14 1984-09-03 Oce Andeno Bv Optisch actief alfa-azido-p-hydroxyfenylazijnzuur en zijn zouten alsmede de bereiding daarvan.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0479828B2 (ja) * 1988-11-08 1992-12-17 Oosakafu

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5594350A (en) 1980-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
HU207841B (en) Process for producing biphenyl-carbonitrils
EP0273528A1 (en) Benzophenones and their preparation
JPS602301B2 (ja) α−アジドアリ−ル酢酸の製造方法
US3910958A (en) Process for preparing arylacetic acids and esters thereof
EP0037697B1 (en) Dioxolane derivatives for use as chemical intermediates
JPH0311036A (ja) ω―ヒドロキシ―(ω―3)―ケト脂肪酸の製法
JPH06256334A (ja) シスウイスキーラクトンの製造方法
BG60580B1 (bg) Метод за получаване на 2,2-диметил-5-(2,5-диметилфенокси)- пентанова киселина,междинни съединения за получаването й и метод за получаване на междинните съединения
JPH035439A (ja) 光学活性なアシルビフェニル誘導体の製造法
JP2001048826A (ja) 1−フェニル−1,3−ブタンジオン誘導体の製造方法
US4389527A (en) Process for the preparation of dihydrocinnamaldehyde derivatives
JP2986003B2 (ja) 2−アルキル−3−スチリルオキシランカルボン酸エステル及びその製法
JPS59222430A (ja) フルオロシクロプロパン誘導体
JPS63264448A (ja) 新規β−ケトニトリル
SU568648A1 (ru) Способ получени 3-фенил- 3-бутенолидов
JPH10503186A (ja) ベンゾイル誘導体およびそれらの合成
JP2943972B2 (ja) β−γ不飽和ケトン類の製法
JP2952872B2 (ja) β−γ不飽和ケトン類の製造方法
JPH1149722A (ja) ビフェニル誘導体の製造法
JPS58110559A (ja) 1−(置換ナフチル)−2−スルホニルオキシ−1−アルカノン
JPS6228781B2 (ja)
JPH07126217A (ja) 5−ヒドロキシ−3−ケトエステル誘導体の製造方法
JPS63233981A (ja) 2−アシルフラン誘導体の製造法
JPH0586020A (ja) α,β−ジヒドロキシ−γ,δ−不飽和カルボン酸チオールエステル誘導体およびその製造方法
JPS5822020B2 (ja) シクロペンタノンカルボンサンエステルユウドウタイノセイホウ