JPS60224846A - 起毛経編地の製造方法 - Google Patents

起毛経編地の製造方法

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JPS60224846A
JPS60224846A JP24620884A JP24620884A JPS60224846A JP S60224846 A JPS60224846 A JP S60224846A JP 24620884 A JP24620884 A JP 24620884A JP 24620884 A JP24620884 A JP 24620884A JP S60224846 A JPS60224846 A JP S60224846A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野J 本発明は、蔚編地の製造方法に関するものである。さら
に詳しくは、清水収縮率20%以上の熱可塑性合成I維
を裏糸に交編せしめ、熱処理および起毛加工をして得ら
れる起毛経編地であって、立毛性に富み、光沢の方向性
の極めて少ない別珍風な外観、柔らかな珪縮風合を示し
、かつ、タテ・ヨコ方向共に適宜の伸縮性を有する縫製
生地として最適な起毛経編地の製造方法に関するもので
ある。
[従来技術およびその問題点] 従来、経編において、前後のおさのランナー比を2倍近
く送り込ませて編パイルを形成し、さらに起毛加工を施
してカット起毛することはよく知られている。
しかしながら、この方法によって得られた起毛経編地は
、パイルが寝てしまって方向性が強いため、縫製品にし
た場合、各部位に光沢差が微妙に現われて外観を害した
り、ボリューム感を満足させるには不充分であったりす
るという欠点があった。
また、製品使用時に毛羽立ちやピリングなどを発生しや
すいという欠点があった。
また、2枚おさ使用による編パイルは、立毛起毛するこ
とによって編地物性のストレッチ・バック性が一般的に
不充分となり、−INの改善が望まれていた。
これに対して、3枚以上のおさを使用することによって
、比較的安定した物性を付与した長いカット起毛を得る
ことができるが、パイル密度がまったく粗となり易く、
かつ、長いカット起毛であるために立毛性がほとんどな
く、この面の改善が望まれていた。
一方、別珍織物は縫製取扱い時、生地が硬く厚いために
型くずれし易く、縫製し難い欠点を有している。
[発明の目的] 本発明の目的は、上記従来技術による経編地の欠点を解
消し、パイルの方向性を極めて少なくした立毛度を有し
、圧縮性および圧縮回復製に富み、かつ、軟らかい風合
で、あたかも別珍風な外観を示し、さらには従来知られ
た別珍織物に比し、タテ・ヨコ方向共に適宜の伸縮性を
有する縫製生地として最適な経編地のIIJ造方法を提
供することにある。
[発明の構成〕 この目的を達成するため、本発明は、清水収縮率20%
以上の熱可塑性合成繊維糸を後列のおさ2枚に配列させ
、任意のillからなる起毛糸を前列のおさ1枚に配列
させてなる3枚おさ使用の経編地を製編する際に、前列
のおさの振り幅を5針以上となし、後列のJ3ざに対す
る前列のおさのランナー比を1.95〜2.55倍の範
囲となし、かつ機[の編込み密度を70コース/2.5
4a++以上として製編した後、リラックス熱処理し、
起毛することを特徴とするものである。
ここで、糸の清水収縮率は、試料長として枠周1mの小
カセ(約10回程度;デニール当りo、igの初荷重)
をとり、その試料を薄い布に包んだ状態で適当な熱水処
理そう内に浸漬し、水温から2℃/分の貸温速度で98
℃まで上昇させ、20分間一定条件を頼持する。その後
、徐冷、風乾後、元に用いた荷重を吊し小カセの長さを
側抜し、次式により算出する。
100 実際には、これを5回行ない、その平均値をとるもので
ある。
ランナーとは、単位ループ数あたりの給糸長のことで、
単位ループ数は480と定められている。すなわち、4
80コースあたりの給糸長のことであり、これをランナ
ー(またはランナー長、ランイン)と呼んでいる。換8
1れば、たて方向に480のループを作るために必要な
糸の長さのことである。
マlC1480m]−スを1ラツク(Rack)と呼び
、編地の長さの単位や生産高の計算単位などにラック数
として用いる。
ランナーは使用するおさの枚数に応じて、各おさ毎にそ
の長さを決めるが、各おさ相互間のランナーの比率をラ
ンナー比という。編成中のランナーとランナー比の管理
は、経編の品質ヂエツクの最も重要なポイントである。
経編地の物理的性質(とくに伸縮性など)は、使用する
糸と組織によってほぼ決まるが、ランナーおよびランナ
ー比の設定の仕方で外観や風合はかなり異なるものであ
る。
ここで、標準的なランナーの計算式a5よびランナー比
の関係を定義する。この場合、タテ糸給糸長を機上布地
長で割ったものを編込率と表示すると、編込率とランナ
ーとの関係は、 となる。
次に、各おさ相互間の標準的なランナー比は組織別にデ
ンビー組織を基準として、ハーフ組織1:1.33、サ
テン絹11:1.67が通常の目安とされている。実際
の場合、おさ相互間で同−糸種のみで経編地を製造づる
ものばかりでなく、異種、異デニールあるいは又特殊加
工糸などのストレッチャーンを交編する場合が多いため
、標準値を目安とし、ハーフ組織では1:1.4〜1.
5、サテン組織で1:1.8〜1.9にする。
一方、コース密度が大になるにつれてランナー比(対デ
ンビー組織)は小さく見積る必要があり、たとえばハー
フ組織で、30コース/2.541のとき1:1.33
であり、80コース/2.541のときは1:1.28
でよい。
したがって、この発明において適用している3枚おさの
うち地組織を形成する前列2枚おきのランナー比は1:
1.31(IN上編込み密度75コース/2.540)
とり、地糸に対する起毛糸のそれは1:2.55(対デ
ンビー組織)となる。
本発明において、地糸に対する起毛糸のランナー比を1
.95〜2.55倍の範囲とするものであるが、その理
由は前述の如く、経編地の物理的性質、とくに伸縮性付
与にはランナー比の倍率が高い程よいからであり、その
制約は編立時の糸切れ数を最少にするよう工程管理する
。さらに起毛パイルの立毛性寄与にできるだけ多くの給
糸長を見込んでいる。
また、ランナー比が1.95倍未満、および2.55倍
を越える範囲は共に編立効率が極端に悪くなる。これら
の配慮はいずれも高収縮フィラメント糸の編立特性およ
びリラックス時の高密度化を充分発揮させるためである
以下、図面に従ってこの発明を説明する。
第1図は、本発明の製造方法によって製造した起毛経編
地の組織図の一例である。づなわち、3枚おさ使用の、
フロントおさに起毛糸を配列し1X5コ一ド組織で、ミ
ドルおよびバックおきに地糸なる高収縮フィラメント糸
を1×2コ一ド組織と1×1コ一ド組織の編目構成で編
成した組織図の1例である。
同図において、起毛糸aはフロントおさに仕掛けたこと
によって1×5]−ドなるおさを各コース毎に開目の5
針間撮りになるごとく編込ませたものであり、地糸すは
ミドルおよびバックおさで共に1×2コードおよび1×
1コードなる組織で、ミドルおさはフロントおさと逆方
向振りの開口で、バックおさはフロントおさと同方向振
りの開目を示す。
ここで、同図のように地糸に2枚おさ使用の場合は、ミ
ドルおよびバックおさ共に1×2コ一ド組織と1×1コ
一ド組織の組合せが他のいかなる組合せ組織よりも最適
であることがわかる。
すなわち、ダブルコード組織、ダブルコード組織、およ
びチェイン組織などの組み合せよりも、編機の機械特性
からくる生地のルーズさ、および熱処理後具現されるフ
ロントおさの起毛糸のパイル密度、立毛度ならびに起毛
品位の良さは、他のものの比ではない。
ここで、比較のために、他の一般的なトリコット起毛量
である地糸が1枚のおさからなる全体が2枚おさ使用の
起毛経編生地について述べると、前述のとおり生地のタ
テ・ヨコ方向共に伸縮性が増加したり、回復性が不良と
なったものになり、結果として起毛加1時に起毛筋や起
毛段などが発生し、品位不良のものしか得られない。
従って、3枚おさ使用に比べていかなる2枚おき使用の
経編地であっても不完全なものしか得られない。もちろ
ん、本発明でない他の2枚おきの使用では別珍布帛のよ
うな立毛度に達ることはあり得ない。
本発明に係る3枚おさ使用の経編地とは、1重針床を持
った経編機において、各おさが必ず編み目をいずれかの
コースで形成しており、振込み組織は包含せず、完全に
3枚おきがいずれも編目形成に参画した経編組織をいう
ぞの代表的なものとして、地組織が1×2コ一ド組織と
IX1コード組織の組合せがあり、それはデンビー組織
のみよりも好適である。さらに編目構成を検討すると、
一方が開目で、他方が開目になっている対称なものが最
適である。
第2図は、最終起毛仕上をした経編地のウエールに沿っ
てカットした場合の、バイル立毛度の測定法を説明する
ための拡大側断面図である。
本発明の製造方法によって得られた起毛経編地のパイル
長は、生地を含めた厚さhで示すと、h = 1 +u
以下が別珍風になるので好ましい。
ここで、製編後、熱処理・起毛加工を施させた起毛糸の
立毛度とは、試料片として該生地の編立方向のウエール
に沿って生地をカットし、適当な顕微鏡を用いて倍率1
0〜40倍の立毛状態を顕微鏡写真にとってから、第2
図ように、写真内の最低生地面から最下層の糸断面を水
平方向に仮線X軸をとり、起毛糸aの中心点である編目
と起毛立上り部の交叉する点を原点Oと定め、原点Oか
ら垂線Y軸をとり集束した起毛パイルの中心線に沿って
起毛糸aの半分の長さく0R=h/2)までの立上り傾
斜角(LPOX−θ°)を読み取れば、立毛度−θ°と
なる。
実際には、写真1枚につき5ケ所θ°を測定し、都合3
枚の平均値をとるものである。
本発明の製造方法ににれば、製編後、熱処理・起毛加工
を施した起毛糸の立毛度が、75°以上になる。
本発明に使用する糸としては、清水収縮を20%以上の
ものが好ましく、ポリエステル系やポリアミド系のマル
チフィラメント糸等を用途に応じて便宜選択できる。ま
た、採用する糸の太さ等も選択できる。
ここで、ポリエステル系とは、たとえばテレフタル酸を
主要な二塩基酸とし、グリコールとしてはエチレングリ
コールまたはシクロヘキサンジメタツールを主要なグリ
」−ルとして用いられたもの、またはJチレンオキシベ
ンゾエートを用いたものであり、種々の1ステル形成性
化合物を共重合したものであってもよい。これに加えて
、第三成分としてイソフタル酸、またはメトキシポリエ
チレングリコールを共重合したものも用いられる。ここ
で、第三成分の添加mは2.0〜5.5モルあれば清水
収縮率20%以上の高収縮糸が得られる。
また、ポリアミド系とは、たとえばポリε−カプロアミ
ドまたはポリへキサメチレンアジボアミドであり種々の
アミド形成性化合物を共重合したものが用いられる。こ
れに加えて、ヘキサメチレンジアンモニウムイソフタレ
ートを共重合したものも用いられる。
一方、任意の繊維とは、フィラメント糸に限定するもの
でなく紡績糸およびそれらの複合糸であってもよい。つ
まり、再生繊維素繊維であるレーヨン糸、半合成繊維の
アセテート、合成繊維のポリエステル、ポリアミドおよ
びポリアクリロニトリル系等の他、さらに紡績糸は綿糸
、および合繊混紡糸のいずれであっても差支えなく、経
編機の通過性および起毛性等に問題なく、かつ、製品品
質が高級感、審美的であればよい。
さらにまた、義士の編込みコース密度tよ、3枚おき以
上の場合、標準的に50〜60]−ス/2.54ctn
であるのに対して、本発明によれば、70コース/2.
54cra以上の高密度の編込みを達成することができ
る。
得られた経編地は起毛品位の立毛性の判断の1つに、経
編地を回転させ光沢の強弱である異方性がない程度のパ
イル密度が必須条件とされており、立毛度も約75°以
上を有し、各コース毎の起毛パイルが]コ敵状に見える
程の不良な起毛外観を有していない。
第3図に、本発明の製造方法によって得られた起毛経編
地が示づ色彩光沢特性の1例である対比光沢度(比反射
エネルギー)を小′?I。
同図において、曲線へは本発明の製造り法によって得ら
れ起毛経編地が示す比反射エネルギー曲線であり、清水
収縮率44.1%の30デニール(D)、8フィラメン
l−(r−)のポリエステルフィラメント糸を後+11
2枚J5さに仕掛【ノ地絹m1xiコードおよび1×2
コ一ド組織で、清水収縮率4.5%の75デニール(D
)、34フイラメント(F)のビスコース糸再生繊維フ
ィラメント糸を起毛糸用に前列1枚おきに仕掛け1×5
コ一ド組織でランプ−304crtrで編込みコース7
5コース/2.54cm編成した後、リラックス前処F
ll、起毛・剪毛加工を施したものである。
この経編地において、パイルの立毛度は83°に達して
いた。
同図Aかられかるように、試料の1回転でほとんど光沢
異方性を示さず、タテ方向の90’ 、270”におい
てもほぼ直線に近く、比反射エネルギー値(光源:Mg
O1反射エネルギー−100%に対して以下比較する)
が1%以下と最小値である。
また比較のため、従来の別珍織物で代表される高級綿使
用(エジプト綿;50/23)を曲線Bに、高級感のあ
るレーヨン糸を使用(100D−28F ;追ネン11
0T/M)したものを曲線Cに、および、丸編のシンカ
ーパイル編として、75デニール(D)、36フイラメ
ント(F)の二角断面ポリJステルフィラメント糸を2
8ゲ一ジ編機で編成した後、剪毛加工した俗称゛ベロア
″商品を曲線りに示した。
ここで、曲線BおよびCの立毛度はそれぞれ87°、8
9°であり、曲線りのそれは41@であった。
また、曲線BおよびCは全くの直線にあるのに対して、
曲線りはタテ方向にややズレ込んでいるが約150°、
330’付近にピークを有する曲線どなり、歴然とした
光沢異す性を有することを示している。
次に、本発明に規定した特定条イ1は、通常のフィラメ
ント糸からなる経編地を起毛加工した場合には比べて、
格段に起毛カット性を向上させている。
すなわち、本発明のように、高収縮糸を用いれば、立毛
性が格段に良くなり起毛用−11cは、針布から衝撃的
に起毛作用を受ける際、起毛糸は繊維の損傷も軽く、起
毛回数も少なくてカット起毛およびその後のせん毛加工
を完了させることができる。
しかしながら、従来のフィラメント糸および条件であれ
ば、起毛糸にいかなるカット性良好なtMNを用いても
、針布詰りゃ経編地の巾方向の染着11度に差を生じ、
中央部が耳部に対してやや淡色気味のいわゆる゛中綿″
など起毛能率や起毛品位を著しく低下したものしか得ら
れなかったものである。
このため、高収縮糸の収縮率を最大限発揮させるために
はリラックス熱処理(染色を含む)した後、起毛加工を
実施して、せん毛に仕上げてゆくことが重要な点となる
このリラックス熱処理、あるいは染色は高密度の生地を
得ることばかりでなく、加工中のシワ・負荷張力対策に
万全を講する必要があり、機種としてはワッシャータイ
プあるいはスターウィンスなる、いわゆる高収縮糸が敏
感なタテ方向に張力が掛らないこと、」二1方向に均一
な収縮励起さゼる機種が好ましい。
一方において起毛糸の構成は、任意の繊維からなり、お
さの振り幅が極めて大きい5針以上からなり、地糸に対
づるランナー比を1.95〜2.55倍に編込ませる。
しかる優、リラックス前処l! 1れば機上の編込み密
度に対する染色仕上ウエール密度比が65%以上アップ
した経編地となる。使用づる地糸の収縮率を20%以上
好ましくは30%以上に高くすれば、生地内部の組織拘
束力を強め表面に11i維が浮き出ることがなく、洗た
くや着用時に脱毛・抜毛の発生もなく、起毛均一高品質
な起毛編地を製造することができる。
本発明の製造方法によって得られた起毛経編地は、コー
ス密度が65コース/2.54α以上であるため地組織
が見えず、生地を折り曲げても筋状の外観を呈しない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば次のような効果を
奏することができる。
■ 全体として3枚おさを使用しているので、生地のタ
テ、ヨコ方向共に適宜な伸縮性を有し、回復性も良好で
ある。その結果、起毛加工時に起毛筋や起毛段などが発
生せず、安定して品位優良な起毛経編地を得ることがで
きる。
■ 前列のおさの振り幅が5針以上なので、起毛密度が
高く、適宜の厚さに調整できる。
その結果、シャーリング化工法に起毛段が発生せず、安
定して品位優良な起毛経編地を得ることができる。
■ 後列のおさに対する前列のおさのランナー比が1.
95〜2.55倍の比較的高目の範囲を使用しているの
で、経編地の製編時に糸切れが少なく、製編効率が良好
である。さらに、起毛回数が少なくてナツビング性の良
い標準的な起毛に達する。その結果、起毛経編地の物性
、とくに伸縮性が良好である。
■ 編込み密度が70]−ス/2.Mα以上として製編
するために、経編地の密度が高く、リラックス熱処理し
、起毛した後のパイル密度が^くなる。その結果、立毛
度の良い、圧縮性および圧縮回復性に冨み、しかも軟ら
かい風合で、あたかも別珍風な外観を示すことができる
特に対比光沢度(比反射エネルギー)が1%以下(約0
.5%)と低く、しがも光沢異方性がほとんどない。
■ 製編後、リラックス熱処理し、その後起毛すること
は後列のおき2枚に配列させた清水収縮率20%以上の
熱可塑性合成綴翰糸によって、前列のおさの起毛糸を最
大限立毛化させ、高密度を充分発揮させることができる
。さらに、裏糸としては、起毛経編地の安定性を向上さ
せることができる。
その結果、地組織が見えず、生地を折り曲げても筋状の
外観を■しない起毛経編地を(Jることができない。
次にこの発明の実施例について説明する。
[実施例1 おさ■:沸氷水収縮率44.1%ポリエステル30D−
8F。
おさ■:おさ■と同一。
おざ■:沸氷水収縮率4.5%レーヨン75D−34F
このおさIおよび■を地組織として、1×2コ一ド組織
で、おさ■が開目(おさの振り表示;10/23、以下
同じ)で、おさ■が開目(同;21101)であり、ラ
ンナーはそれぞれ156CIR1119cmである。一
方、おさ■はパイル組織として前列に配置されIX5コ
ード組織の閉口(同:10156)で、ランナーは30
4CRである。従い、ランナー比は1.95〜2゜55
倍どなり、編込み密度は75コース/2゜54 cts
で通常の3枚おさ準備の28ゲ一ジ軽編機(カールマイ
ヤー社製;KH2)で編成した。
しかる後、リラックス熱処理し、数回の針イ11起毛加
工したものを染色し、剪毛加工としく0゜71Illの
パイル厚さくh)で行なった。
得た起毛経編地は、仕上り密度72コース/2.54(
J、48ウエール/2.54CIR1立毛度83度でな
んらレーヨン使い別珍織物と遜色のない、光沢の方向性
の少ない優れたものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例よりなる経編地の3枚おき使
用1×5コ一ド組織の組織図、第2図は第1図の経編地
を側方から見た編目構成図に立毛度測定法を掛図した概
略断面図、および第3図は本発明の経編地の色彩光沢特
性の1つである対比光沢度(比反射エネルギー)を示1
グラフである。 a:起毛糸 b:地 糸 A:本発明の一実施例J:りなる経編地(レーヨン系使
用)の対比光沢度曲線 B:比較例1 別珍織物(エジプト原綿使用)の対比光
沢度曲線 C:比較例2 別珍織物(レーヨン糸使用)の対比光沢
度曲線 D=比較例3 パベロア″九編地(ポリエステル糸使用
)の対比光沢度曲線 特許出願人 東 し 株 式 会 社 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 清水収縮率20%以上の熱可塑性合成繊維糸を後列のお
    さ2枚に配列させ、任意の繊維からなる起毛糸を前列の
    おさ1枚に配列させてなる3枚おき使用の経編地を製編
    する際に、前列のおさの揚り幅を5針以上となし、後列
    のおさに対づる前列のおさのランナー比を1.95〜2
    .55侶の範囲となし、かつ機上の編込み密11を70
    +−ス/2.54α以上として製編した後、リラックス
    熱処理し、起毛することを特徴とする起毛経編地の製造
    方法。
JP24620884A 1984-11-22 1984-11-22 起毛経編地の製造方法 Granted JPS60224846A (ja)

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