JPS60224211A - 両面金属化フィルムコンデンサ - Google Patents

両面金属化フィルムコンデンサ

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JPS60224211A
JPS60224211A JP8043884A JP8043884A JPS60224211A JP S60224211 A JPS60224211 A JP S60224211A JP 8043884 A JP8043884 A JP 8043884A JP 8043884 A JP8043884 A JP 8043884A JP S60224211 A JPS60224211 A JP S60224211A
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silicon
sided
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幹夫 成瀬
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、金属化フィルムコンデンサに関し、特にその
金属薄膜電極の構成に関する。
従来例の構成とその問題点 従来より金属化フィルムコンデンサの金属薄膜電極の構
成には種々のものがあるが、構成の容易とを二層にした
り、両者の合金とすることも、公知ではあるが、製造の
繁雑さに比べるとその効果は大きなものではなかった。
亜鉛の問題点は、耐湿性に欠ける点と1部分放電による
活性酸素との反応が鈍く、プラスチックフィルムを劣化
させやすいことである。アルミニウムの問題点は、亜鉛
と逆に部分放電による活性酸素との反応が速く。
プラスチックフィルムを酸化劣化から守ることはできる
が、金属薄膜電極自体が酸化して酸化アルミニウムに変
化し、静電容量の減少が大きいことである。この静電容
量の減少は特に高温連続耐用試験で著しい。
発明の目的 本発明の目的は1部分放電による活性酸素により、プラ
スチックフィルムも金属薄膜電極も酸化劣化させないよ
うな金属化フイルムコンデンサヲ供することである。
発明の構成 本発明の構成は、プラスチックフィルムの両表面に亜鉛
またはアルミニウムを蒸着した両面金属化フィルムとプ
ラスチックフィルムの両表面にシリコンの薄膜を設けた
合せフィルムとを重ねて巻回または積層したことを特徴
とする。上記両面金属化フィルムと合せフィルムとは異
種のプラスチックフィルムを用いることもできる。
実施例の説明 上記構成は、簡単に言えば、従来の合せフィルムに代え
て、両表面にシリコンの薄膜を設けた合せフィルムを用
いることである。この構成は、従来と同じ両面金属化フ
ィルムを用いながら、前述の問題点を解決する。この理
由を以下に述べる。
合せフィルムの両表面に設けられたシリコンの薄膜は、
両面金属化フィルムの金属薄膜電極、すなわち亜鉛とア
ルミニウムと重ねて巻回、積層される。この結果、両面
金属化フィルムコンデンサの内部の部分放電が起こりや
すい眉間の隙間では、常にシリコンの薄膜が存在する。
さらにシリコンはアルミニウムよりも部分放電による活
性酸素との反応が速く、しかも酸化シリコンは絶縁物と
いう特徴がある。この結果、アルミニウムの金属薄膜電
極が酸化されるよりも早くシリコンの薄膜が酸化される
ことにより、静電容量の低下を防ぐことができる。
また亜鉛の金属薄膜電極とともに、シリコンの薄膜を設
けた合せフィルムを用いた場合にも、シリコンの薄膜が
部分放電による活性酸素をいち早く消費し、活性酸素が
プラスチックフィルムを酸化劣化させることを防ぐ。
本発明による構成は、亜鉛またはアルミニウムの金属薄
膜電極とシリコンの薄膜とを2層にしたり、亜鉛または
アルミニウムとシリコンとの合金を金属薄膜電極とする
構成に比べて、作業の管理が容易であるという特徴があ
る。
第1図は1本発明による両面金属化フィルムコンデンサ
の一実施例の要部断面図であり、プラスチックフィルム
1上にアルミニウム2の金属薄膜電極を設けた両面金属
化フィルムと、プラスチックフィルム1上にシリコン3
の薄膜を両表面に設けた合せフィルムとを合せて巻回す
る構成である。
この構成では金属薄膜電極としてアルミニウムを用いて
いるが、これは亜鉛に変えてもよい。
なお、第1図の構成は、従来より電極端部の電界を緩和
して部分放電を抑制するために、半導体を用いる構成と
似ている。けれどもシリコンハ半導体ではあっても、薄
膜化した時の面抵抗値が高いので、電界を緩和する効果
はほとんどなく、本発明の構成において部分放電開始電
圧は、シリコンを用いない従来の合せフィルムを用いた
両面金属化フィルムコンデンサと変わらない。
シリコン中の不純物を増してシリコン薄膜の面抵抗値を
下げ、電界を緩和させようとすると、―δが高くなる欠
点があり、好ましくない。本発明の効果はシリコン薄膜
の面抵抗値が高くても発揮されるので、用いるシリコン
の純度は可能な限り、高い方が好結果をもたらすもので
ある。
以下に具体的な実施例を述べる。
厚さ8μmのポリプロピレンフィルムの両表面にコロナ
放電処理を施した後に、純度99.9%のシリコンを蒸
着して面抵抗値を1oI0〜1011Ω/口とした合せ
フィルムを作成した。この合せフィルムと8μmのポリ
プロピレンフィルムにアルミニウムを両面蒸着した両面
金属化フィルムとを重ね合せて巻回し、両面金属化フィ
ルムコンデンサとした。また亜鉛を両面蒸着した両面金
属化フィルムを用いた両面金属化フィルムコンデンサも
作成した。なおアルミニウムの面抵抗値は3〜4W口で
あり、亜鉛の面抵抗値は4〜6Ω/口である。
さらに比較用として、シリコンを蒸着しない従来ノ合セ
フイルムを用いた両面金属化フィルムコンデンサも同時
に作成した。
作成した両面金属化フィルムコンデンサの静を容量は各
々10μFであり、亜鉛を溶射して端面電極を設け、リ
ード線を半田付けした後に、ポリブチレンテレフタレー
ト製のケースにコンデンサ素子を入れ、2液性のエポキ
シ樹脂で封止した。
評価は、高温連続耐用試験と室温連続耐用試験とで行っ
た。
第2図は高温連続耐用試験における静電容量変化率を示
す図であり、従来の合せフィルムとアルミニウムの両面
金属化フィルムとによる両面金属化フィルムコンデンサ
の特性曲線をBで1本発明によるシリコンの薄膜を両表
面に設けた合せフイルムとアルミニウムの両面金属化フ
ィルムとによる両面金属化フィルムコンデンサの特性曲
線をムで示している。なお、試験争件は、温度70℃。
課電圧ムCs5oJである。第2図から明らかなように
、従来の合せフィルムを用いた両面金属化フィルムコン
デンサの特性曲線Bでは、 JIS規格の1000時間
の課電で静電容量の変化率が±4チ以内にとどまっては
いるが、さらに課電時間が増すと静電容量の変化率は一
4係を超えて低下しつづける。これに対して本発明によ
るコンデンサの特性曲線ムでは、静電容量の変化率が小
さいばかりでなく1時間が経過するに伴ない、単位時間
当りの静電容量の変化率が小さくなって、静電容量が下
げどまる傾向がある。
亜鉛の金属薄膜電極を用いた両面金属化フィルムコンデ
ンサでは、従来の合せフィルムを用いた場合にも1本発
明によるシリコンの薄膜を設けた合せフィルムを用いた
場合にも、高温連続耐用試験においては、静電容量の変
化率が小さく1問題とならない。そこで室温の連続耐用
試験を行い。
この時のOR値(静電容量×コンデンサ端子間絶縁抵抗
、次元は〔F×Ω〕)を測定した。これは。
高温よりも室温において金属化フィルムコンデンサ内部
の部分放電の発生量が大きいことで、アルミニウムに比
べて自己回復性の悪い亜鉛を用いた両面金属化フィルム
コンデンサでは、OR値の低下が問題となるからである
。室温はおよそ20〜30℃であり、課電圧はムcss
ov である。第3図にこの結果を示す。従来の合せフ
ィルムを用いた両面金属化フィルムコンデンサ(特性曲
線D)では、1000時間前後でOR値の低下が起きる
第3図では、平均値を示しているので特性曲線は滑らか
であるが、実際には、各試作素子により、OR値やOR
値が低下しはじめる時間はばらついている。これに対し
て、本発明によるシリコンの薄膜を両表面に設けた合せ
フィルムを用いた両面金属化フィルムコンデンサ(特性
曲線C)では、4 + OO0時間を経過しても、OR
値の低下は認められなかった。
発明の効果 以上に明らかにされたように本発明によれば、長時間の
連続耐用試験に際して、信頼性に優れた両面金属化フィ
ルムコンデンサを供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による両面金属化フィルムコンデンサの
要部断面図、第2図は両面金属化フィルムコンデンサを
高温連続耐用試験にかけた時の静電容量の変化率を示す
図、M3図は両面金属化フィルムコンデンサを室温連続
耐用試験にかけた時のOR値を示す図である。 1・・・・・・プラスチックフィルム、2・・・・・・
アルミニウムまたは亜鉛、3・・・・・・シリコン。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プラスチックフィルムの両表面に亜鉛またはアルミニウ
    ムを蒸着した両面金属化フィルムとプラスチックフィル
    ムの両表面にシリコンの薄膜を設けた合せフィルムとを
    重ねて巻回または積層したことを特徴とする両面金属化
    フィルムコンデンサ0
JP8043884A 1984-04-20 1984-04-20 両面金属化フィルムコンデンサ Granted JPS60224211A (ja)

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JP8043884A JPS60224211A (ja) 1984-04-20 1984-04-20 両面金属化フィルムコンデンサ

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Publication Number Publication Date
JPS60224211A true JPS60224211A (ja) 1985-11-08
JPH0434810B2 JPH0434810B2 (ja) 1992-06-09

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ID=13718262

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63249315A (ja) * 1987-04-03 1988-10-17 松下電器産業株式会社 金属化フイルムコンデンサ
JPH01158714A (ja) * 1987-12-15 1989-06-21 Mitsubishi Shindo Kk コンデンサ用蒸着フイルム

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JPH0563092B2 (ja) * 1987-12-15 1993-09-09 Mitsubishi Shindo Kk

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JPH0434810B2 (ja) 1992-06-09

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