JPS6021939B2 - 酸化物磁性材料 - Google Patents
酸化物磁性材料Info
- Publication number
- JPS6021939B2 JPS6021939B2 JP53139196A JP13919678A JPS6021939B2 JP S6021939 B2 JPS6021939 B2 JP S6021939B2 JP 53139196 A JP53139196 A JP 53139196A JP 13919678 A JP13919678 A JP 13919678A JP S6021939 B2 JPS6021939 B2 JP S6021939B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxide magnetic
- magnetic material
- mechanical strength
- machinability
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Compounds Of Iron (AREA)
- Magnetic Ceramics (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は大きな機械的強度を有し、かつ機械加工性に
もすぐれた酸化物磁性材料に関するものである。
もすぐれた酸化物磁性材料に関するものである。
ニッケル−亜鉛−銅系フェライトは特公昭34一】4ぴ
号‘こ見られるように、初透磁率が高く、また損失係数
のきわめて少ない材料であり、高周波磁芯用の材料とし
て広く利用されており、ドラムコア、ネジコアなどに加
工されている。
号‘こ見られるように、初透磁率が高く、また損失係数
のきわめて少ない材料であり、高周波磁芯用の材料とし
て広く利用されており、ドラムコア、ネジコアなどに加
工されている。
このような磁芯を製造するに当たっては、研磨、切削な
どの機械加工が行なわれ、したがって酸化物磁性材料と
しては機械加工性の良好なものが要求される。
どの機械加工が行なわれ、したがって酸化物磁性材料と
しては機械加工性の良好なものが要求される。
それと同時に酸化物磁性材料としては一般的に大きな機
械的強度の大きなことが要求される。しかしながら、機
械加工性を向上させると機械的強度が4・さくなるとい
う榎向がありまた逆に機械的強度を大きくすると機械加
工性が低下することになり、双方とも良好な結果を示す
酸化物磁性材料の出現が望まれていた。
械的強度の大きなことが要求される。しかしながら、機
械加工性を向上させると機械的強度が4・さくなるとい
う榎向がありまた逆に機械的強度を大きくすると機械加
工性が低下することになり、双方とも良好な結果を示す
酸化物磁性材料の出現が望まれていた。
上記した要求を種々検討したところ、ニッケル−亜鉛−
銅系フェライトにおいて、副成分としてPの,Sの2を
同時に含有させることにより、大きな機械的強度を有し
、かつ機械加工性の良好な酸化物磁性材料が得られるこ
とを見し、出したのである。
銅系フェライトにおいて、副成分としてPの,Sの2を
同時に含有させることにより、大きな機械的強度を有し
、かつ機械加工性の良好な酸化物磁性材料が得られるこ
とを見し、出したのである。
すなわち、この発明の要旨とするところは、ニッケル−
亜鉛−銅系フェライトを主成分とし、これに副成分とし
てPOO頚重量%以下、Sn022重量%以下含有して
いることを特徴とするものである。
亜鉛−銅系フェライトを主成分とし、これに副成分とし
てPOO頚重量%以下、Sn022重量%以下含有して
いることを特徴とするものである。
上記した組成範囲に限定した理由について説明すると、
Pb0が3重量%を超えると機械的強度が小さくなると
ともに機械加工性も低下する。
Pb0が3重量%を超えると機械的強度が小さくなると
ともに機械加工性も低下する。
また、Sn02が2重量%を越えるとSn02が固溶せ
ず、Sn02として析出して濃晶状態となり、機械的強
度が大きくかつ機械加工性の良好なものが得られなくな
る。以下この発明を実施例に従って詳述することにする
。
ず、Sn02として析出して濃晶状態となり、機械的強
度が大きくかつ機械加工性の良好なものが得られなくな
る。以下この発明を実施例に従って詳述することにする
。
実施例
主成分であるFe2仇,Ni0,Zn0,Cu0を組成
比がFe20348モル%、Ni○,16モル%,Zn
030モル%、Cu06モル%となるように秤量し、原
料を湿式ボールミルにて1筋時間粉砕混合し、そののち
900q○で1時間仮擁した。
比がFe20348モル%、Ni○,16モル%,Zn
030モル%、Cu06モル%となるように秤量し、原
料を湿式ボールミルにて1筋時間粉砕混合し、そののち
900q○で1時間仮擁した。
次いで湿式ボールミルで仮焼原料を粉砕したのち炉過、
乾燥させた。得られた粉体に第1表に示す比率で副成分
であるPbo,Sn02を添加し、ポリ酢酸ビニルとと
もに緑式混合し、炉過、乾燥したのち整粒した。このよ
うにして得られた粉体を円柱状に成型し、1100℃で
2時間焼成した。この円柱フェライトにつき初透磁率(
仏i)、相対損失(tan6/仏 i)を周波数IMH
Zで測定し、さらに抗折強度、加工良品率を測定してそ
の結果を第1表に合わせて示した。
乾燥させた。得られた粉体に第1表に示す比率で副成分
であるPbo,Sn02を添加し、ポリ酢酸ビニルとと
もに緑式混合し、炉過、乾燥したのち整粒した。このよ
うにして得られた粉体を円柱状に成型し、1100℃で
2時間焼成した。この円柱フェライトにつき初透磁率(
仏i)、相対損失(tan6/仏 i)を周波数IMH
Zで測定し、さらに抗折強度、加工良品率を測定してそ
の結果を第1表に合わせて示した。
なお、第1表中※印はこの発明範囲外のものである。
第1表
第1表中、抗折強度は第1図に示すように加工したドラ
ム型コアを保持し、負荷Fを0.25k9/secの条
件で加え、負荷何k9まで耐えるかを測定したものであ
る。
ム型コアを保持し、負荷Fを0.25k9/secの条
件で加え、負荷何k9まで耐えるかを測定したものであ
る。
また、加工良品率は次のようにして測定した。
すなわちダイヤモンド砥石により第1図に示した大きさ
のドラム型コアに加工したとき、切削個所に6呼m以上
の欠けがあった場合に不良とし、個数5の風こつき良品
率を測定したものである。第1表から明らかなように、
PののみあるいはSの2のみを副成分として含有してい
るものは抗折強度、加工良品率がともに良好であるとい
う結果が得られていない。これに対し、この発明のよう
にFM,Sn02を同時に含有させたものは大きな抗折
強度と良好な加工良品率を示していることがわかる。以
上の説明から明らかなように、この発明によれば、ニッ
ケル−亜鉛−銅系フェライトにおいて削成分としてPb
○とSn02を同時に含有させることにより、フェライ
トとしての特性を何ら損うことなく、大きな機械的強度
を有し、かつ機械加工性にすぐれたものが得られ、ドラ
ムコア、ネジコアなどの高周波磁芯用として有用なもの
である。
のドラム型コアに加工したとき、切削個所に6呼m以上
の欠けがあった場合に不良とし、個数5の風こつき良品
率を測定したものである。第1表から明らかなように、
PののみあるいはSの2のみを副成分として含有してい
るものは抗折強度、加工良品率がともに良好であるとい
う結果が得られていない。これに対し、この発明のよう
にFM,Sn02を同時に含有させたものは大きな抗折
強度と良好な加工良品率を示していることがわかる。以
上の説明から明らかなように、この発明によれば、ニッ
ケル−亜鉛−銅系フェライトにおいて削成分としてPb
○とSn02を同時に含有させることにより、フェライ
トとしての特性を何ら損うことなく、大きな機械的強度
を有し、かつ機械加工性にすぐれたものが得られ、ドラ
ムコア、ネジコアなどの高周波磁芯用として有用なもの
である。
第1図は抗折強度の測定を行った状態を示す図である。
Claims (1)
- 1 ニツケル−亜鉛−銅系フエライトを主成分とし、こ
れに副成分としてPbO3重量%以下、SnO_22重
量%以下含有していることを特徴とする酸化物磁性材料
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53139196A JPS6021939B2 (ja) | 1978-11-10 | 1978-11-10 | 酸化物磁性材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53139196A JPS6021939B2 (ja) | 1978-11-10 | 1978-11-10 | 酸化物磁性材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5567565A JPS5567565A (en) | 1980-05-21 |
JPS6021939B2 true JPS6021939B2 (ja) | 1985-05-30 |
Family
ID=15239785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53139196A Expired JPS6021939B2 (ja) | 1978-11-10 | 1978-11-10 | 酸化物磁性材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6021939B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0680613B2 (ja) * | 1987-04-16 | 1994-10-12 | 日立フェライト株式会社 | 高密度磁性材料 |
JPH0630297B2 (ja) * | 1988-02-03 | 1994-04-20 | ティーディーケイ株式会社 | フェライト焼結体およびチップ部品 |
-
1978
- 1978-11-10 JP JP53139196A patent/JPS6021939B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5567565A (en) | 1980-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN111302775A (zh) | 一种具有高品质因数低介电常数的陶瓷材料及其制备方法 | |
JPS6021939B2 (ja) | 酸化物磁性材料 | |
JP3653625B2 (ja) | 高透磁率Mn−Znフェライト | |
EP0012583A1 (en) | Piezoelectric ceramic production | |
JPH08259316A (ja) | マンガン−亜鉛系フェライトの製造方法 | |
JP2001015322A (ja) | 低損失Ni系フェライト焼結体およびこれを用いた磁心 | |
GB842005A (en) | Improvements in or relating to ferromagnetic materials | |
JPH03248404A (ja) | 低損失フェライト | |
JPH07307212A (ja) | Ni系フェライト焼結体及び電源用コア | |
JPS63260006A (ja) | 高密度磁性材料 | |
JPS6156185B2 (ja) | ||
JP2556917B2 (ja) | 電源用高周波低損失フェライトの製造方法 | |
SU1404178A1 (ru) | Способ получени магнитодиэлектрических изделий из никель-цинкового феррита | |
US5966065A (en) | Core for inductance elements and its production method | |
JPH09270313A (ja) | フエライト材料及びフェライト及びその製造方法 | |
CN107722839A (zh) | 一种超细稀土抛光粉及其制备方法 | |
JPH097816A (ja) | Ni−Cu−Zn系酸化物磁性材料 | |
SU1694546A1 (ru) | Св зка дл изготовлени вакуумплотной керамики методом шликерного лить | |
JP3239439B2 (ja) | フェライトの製造方法 | |
JPS58194305A (ja) | 酸化物永久磁石の製造方法 | |
JP2706975B2 (ja) | Mn―Zn系フェライト材料の製造方法 | |
JP3552817B2 (ja) | 低損失酸化物磁性材料の製造方法 | |
SU785335A1 (ru) | Шлифовально-полировальный состав | |
JPS6045147B2 (ja) | 透光性多結晶アルミナ組成物およびその製造法 | |
JPS59107968A (ja) | ジルコニア磁器の製造方法 |