JPS602178Y2 - 正特性サーミスタ - Google Patents

正特性サーミスタ

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Publication number
JPS602178Y2
JPS602178Y2 JP3719477U JP3719477U JPS602178Y2 JP S602178 Y2 JPS602178 Y2 JP S602178Y2 JP 3719477 U JP3719477 U JP 3719477U JP 3719477 U JP3719477 U JP 3719477U JP S602178 Y2 JPS602178 Y2 JP S602178Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
present
temperature coefficient
characteristic thermistor
positive characteristic
Prior art date
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Expired
Application number
JP3719477U
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English (en)
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JPS53131548U (ja
Inventor
稔 玉田
朝之 山本
宏一郎 岡田
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社村田製作所 filed Critical 株式会社村田製作所
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  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 正特性サーミスタはキュリ一点を越えると抵抗値が急増
する特性をもっているので、電流制限用として重用され
ている。
そして近年、たとえばカラーテレビジョンの消磁回路等
に用いられる場合には、その初期電流を大きくするとと
もに、安定電流をできるだけ小さくすることのできるも
のが特に要望されている。
ところで正特性サーミスタは通電により発熱し、しかも
その外表面と内部とでは比較的大きな温度差を有するも
のである。
これは内部の熱が放散されに<<、蓄熱される結果であ
る。
そして前記のような、多くの初期電流を得るために初期
抵抗を小さくさせたものにあっては、電圧印加後短時間
で大きな温度差が生じることになり、かなりの熱歪を生
じていた。
従って例えば寒冷地等の周囲温度が低温(0〜−20℃
)の条件において使用される時には、その熱歪の影響で
素子ワレが生じるという欠点があった。
この素子ワレについて本考案者らが精査したところ、前
記熱歪の最も大きい部位が、素子に取り付けられている
リード線部であることに気付くに至った。
すなわち通常正特性サーミスタのリード線は、半田等に
よって素子の電極面に取り付けられているのであるが、
素子が発熱した場合には、その熱がリード線に伝導され
て外部に放散されるため、そのリード線の取り付は部分
の素子表面の温度が特に低くなるのであった。
また従来この正特性サーミスタに取り付けるリード線と
しては、導電性にすぐれたものが要求されることから、
Cu、 Ni等が専ら用いられているが、これらのリー
ド線は比較的熱伝導率のよいものであるため、結果とし
て、前記熱歪の欠点を助長することになっていた。
なおCuに比較するとNiは熱伝導性は悪いが、反面硬
いという欠点があり、曲げ加工等の加工性に劣るもので
もあった。
本考案は上記従来の欠点に鑑みてなされたものであって
、正特性サーミスタ素子の電極面に取り付けるリード線
として、Cu−Ni合金(Cu20〜70%、Ni3Q
〜80%)を用いることを特徴とする特性サーミスタに
かかるものである。
第1図は本考案の構造例を示したものであって、1は板
状正特性サーミスタ素子、2,3は素子1両平面に付与
されてなる電極、4,5はこの両電極2,3面に半田等
により取り付けられてなるCu −Ni合金よりなるリ
ード線、6はディップ外装である。
そして本考案においては、これらのリード線4,5とし
てCu2O〜70%、Ni30〜80%からなるCu−
Ni合金が用いられている。
すなわち本考案は、Ni、 Cu等のリード線材質とし
て好ましい金属は、それらの単体としての熱伝導率より
も、それらを合金化した場合の熱伝導率の方が悪いとい
う点に着目し、しかもプリント基板等に取り付ける場合
に、リード線に屈曲部を形成する等の加工性を考慮した
上で、導電性を損うことなく素子1の熱をできるだけ放
散させないようにしたものである。
次に本考案の有用性について具体例とともに詳述する。
第1表は本考案において用いる合金リード線と、従来の
単体リード線との熱伝導率を比較したものである。
表中試料No、1.2は従来のもの、3〜6は本考案に
かかわるものである。
上表から明らかなように、本考案に用いられる合金リー
ド線は、いずれもその熱伝導率が小さく、素子の熱放散
を抑制し得ることが判る。
第2表は第1表にわける各リード線を初期抵抗5Ωの正
特性サーミスタ素子に半田で取り付け、100Vの電圧
を印加した場合の安定電流値を測定した結果を示す。
表中の試料阻は第1表のものと符号する。
なおこの測定は、第2図のような回路で行った。
第2表から明らかなように、本考案にかかる正特性サー
ミスタは、周囲温度の変化に対してもその安定電流値を
比較的低くすることが出来るのである。
なお本考案において、Cu−Ni合金のCuの混在量を
20〜70%としたのは、20%以下になるとリード線
自体が硬くなりすぎ、後の曲げ加工等の加工性に劣るた
めであり、70%を超えると熱伝導が望みどおり悪くな
らないためである。
以上のように本考案正特性サーミスタは、寒冷地等にお
いて使用しても、素子内部と外表面との熱歪を抑制し、
素子ワレを良好に防止でき、使用範囲を拡大できるとい
う効果を有する。
また本考案ではリード線の熱放散が悪いので、安定時の
素子の温度自身が高められる結果となり、近年要望され
ている初期抵抗値の低いかつ安定電流の小さなものとし
て最適となる。
さらに本考案では、正特性サーミスタをプリント基板等
へ取り付ける場合等に、リード線に屈曲部を形成する必
要のある場合であっても、加工性にすぐれたものになる
等、実用的な効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案正特性サーミスタの構造例を示す断面図
、第2図は測定回路の一例を示す図である。 1・・・・・・正特性サーミスタ素子、2,3・・・・
・・電極、4,5・・・・・・リード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両平面に電極が付与されてなる正特性サーミスタ素子の
    両電極面に、Cu−Ni合金(Cu20〜70%、Ni
    3Q〜80%)よりなるリード線を取り付けてなる正特
    性サーミスタ。
JP3719477U 1977-03-25 1977-03-25 正特性サーミスタ Expired JPS602178Y2 (ja)

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JP3719477U JPS602178Y2 (ja) 1977-03-25 1977-03-25 正特性サーミスタ

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JP3719477U JPS602178Y2 (ja) 1977-03-25 1977-03-25 正特性サーミスタ

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JPS53131548U JPS53131548U (ja) 1978-10-18
JPS602178Y2 true JPS602178Y2 (ja) 1985-01-22

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