JPH0311843Y2 - - Google Patents

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JPH0311843Y2
JPH0311843Y2 JP15057084U JP15057084U JPH0311843Y2 JP H0311843 Y2 JPH0311843 Y2 JP H0311843Y2 JP 15057084 U JP15057084 U JP 15057084U JP 15057084 U JP15057084 U JP 15057084U JP H0311843 Y2 JPH0311843 Y2 JP H0311843Y2
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electrode
varistor
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shaped
dish
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Description

【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野] 本考案は、熱放散を大幅に向上させた放熱板構
造を改良した高電力バリスタに関する。 [考案の技術的背景とその問題点] 一般に高電力バリスタとしては、熱放散を良好
にする必要があり、そのため従来はセラミツク粉
末を成形焼結してなる板状バリスタ素体に外周縁
を残して形成した銀電極に電極板をハンダ付け
し、該電極板によつて熱放散機能を発揮させるよ
うにしていた。しかして、従来このよううな目的
で提案された技術としては例えば実公昭59ー5927
号公報がある。すなわち該公報に開示された技術
は第7図および第8図に示すように上下2平面に
電極21,22を有するバリスタ素体23の一方
の電極22に放熱板を兼ねた電極板24を、他方
の電極21にリード線25をそれぞれハンダ付け
したものから構成している。しかしながら、該公
報に開示された技術には、つぎのような欠点があ
る。すなわち、他方の電極21に接続されるリー
ド線25は熱吸収効果が少ないため熱放散効果が
十分でなく、また電極板14のバリスタ素体23
マウント部平面が電極22径よりも大きいためハ
ンダ付け時ハンダが電極22部よりはみだした
り、該電極22の厚さがきわめて薄いため電極板
22とエツチ部間間隔Xが極小であり、バリスタ
素体23のエツチ部が電極板24に接触する危険
性があり、結局は絶縁が不十分で沿面放電発生の
要因となり、さらに電極22面と電極板24取付
け面が平面的であるためハンダ付け時フラツクス
の蒸発によるガスが抜けにくく、その部分が空洞
部となるため該空洞部によつてバリスタ素体23
からの電極板24への熱伝導が阻害されやすいな
ど多くの解決すべき問題を有していた。 [考案の目的] 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、上
記問題を解決し、熱放散効果を大幅に向上し長時
間安定した特性を発揮できる高電力バリスタを提
供することを目的とするものである。 [考案の概要] 本考案の高電力バリスタは、板状のバリスタ素
体の両面に外周縁を残して電極を形成し、該電極
に該電極面積より小径で略中心より半分を越えな
い周囲から外周部へ傾斜した皿状電極取付け部
と、該取付け部の任意の箇所から取出した外部接
続部を一体成形した電極端子の前記皿状電極取付
け部の底部をハンダ付けし、前記外部接続部を外
部へ導出したことを特徴とするものである。 [考案の実施例] 以下、本考案の一実施例につき図面を参照して
説明する。すなわち第1図および第2図に示すよ
うに、例えば酸化亜鉛、酸化錫、チタン酸バリウ
ム、チタン酸ストロンチウムなどを主成分とし、
他に数種類の金属酸化物を混合したセラミツク粉
末を円板状に成形焼結してなる板状のバリスタ素
体1の両面に外周縁を残して、例えば銀ペースト
を塗布焼付けして電極2,3を形成し、該電極
2,3に第3図および第4図に示すように、前記
電極2,3面積より小径で略中心の周囲から外周
部へ徐々に傾斜した皿状電極取付け部4と、該電
極取付け部4周囲の任意の箇所から取出した外部
接続部5を一体成形した例えばハンダメツキ、錫
メツキまたはニツケルメツキなどを施した銅、ア
ルミ、鉄、またはその合金などからなる電極端子
6の前記皿状電極取付け部4の底部7をハンダ8
を介して接続し、しかるのち樹脂被覆またはケー
スへ収納するなどの外装(図示せず)を施してな
るものである。なおこの場合前記皿状電極取付け
部4の大きさは、前述のように接続するバリスタ
素体1に形成した電極2,3面積より小径である
ことを条件に熱放散性を考慮し少なくとも電極
2,3面積の半分を確保したものであることが肝
要である。 以上のように構成してなる高電力バリスタによ
れば、バリスタ素体1両面の電極2,3に放熱板
を兼ねた電極端子6を取付けるためバリスタ素体
1の両面から熱吸収が可能となりそれだけ熱放散
効果が向上でき、しかも電極端子6の取付け部が
電極2,3面積より小径であるため電極2,3以
外へのハンダ8のはみだしがなく、沿面放電の危
険要因は解消され、さらに電極2,3への取付け
部が略中心の周囲から外周部へ徐々に傾斜した皿
状電極取付け部4の底部7であり、よつて該皿状
電極取付け部4と電極2,3間は外周方向になる
だけ間隔が広くなつているためハンダ8付け時の
フラツクスの蒸発によるガスが周囲に逃げやすく
空洞部の発生は皆無となり、熱伝導を阻害する要
因は解消されると同時にバリスタ素体1のエツチ
部と電極端子6の外部接続部5間には必ず一定の
間隔Yが確保されるため、この間の絶縁も十分に
確保でき、この間における沿面放電の危険要因も
完全に解消できるなど多くの利点を有する。 つぎに実験結果をもとに第1図および第2図に
示す本考案と、第7図および第8図に示す従来の
参考例との特性比較を述べる。すなわち直径13.5
mm,厚さ2.5mmに成形焼結した立上り電圧(V1m
A)470Vに設定した酸化亜鉛系バリスタ素体の
両面に直径11.4mmの銀電極を形成し、第1図およ
び第2図に示すt=1.0mm,H=11.0mmW=0.1mm
とした本考案(A)と、第7図および第8図に示す
t′=1.0mm,H′=13.5mmとした従来の参考例(B)との
矩形波エネルギー印加回数−V1mAの変化率と、
沿面放電による絶縁破壊状況を調べた結果第6図
および表1に示すようになつた。なお電極端子は
(A),(B)とも鉄−ニツケル合金でハンダメツキ処理
したものである。 また第6図における印加回数は20msec矩形波
エネルギー200ジユール5分間を1回とした場合
で、表1における試験条件は2500A(1×40μsec
標準波形)インパルスを10回印加である。試料は
それぞれ20個である。
【表】 第6図および表1から明らかなように参考例(B)は
V1mAの変化率が大きく熱放散性が悪く、また
沿面放電による絶縁破壊不良も多いのに対し、本
考案(A)のものは印加回数30回時点でもV1mAの
変化率も−5%程度で熱放散性が良好で、また沿
面放電による絶縁破壊不良も皆無ですぐれた効果
を実証した。 なお上記実施例で電極端子6の皿状電極取付け
部4の傾斜構造として略中心の周囲から外周部へ
徐々に傾斜したものを例示して説明したが、これ
に限定されることなく、第7図に示すように略中
心より半分を越えない周囲から徐々に傾斜した皿
状電極取付け部9とした電極端子10を用いても
ハンダ付け時のフラツクスの蒸発によるガス抜き
効果上同効である。図中11は外部接続部、12
は底部である。 [考案の効果] 本考案によれば、熱放散効果が高くしかも沿面
放電の危険性がなく、長時間安定した特性を維持
できる実用的価値の高い高電力バリスタを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例に係る
高電力バリスタを示すもので第1図は正面図、第
2図は側面図、第3図および第4図は第1図およ
び第2図を構成する電極端子を示すもので第3図
は正面図、第4図は側面図、第5図は本考案の他
の実施例に係る電極端子を示す側面図、第6図は
矩形波エネルギー印加回数ーV1mAの変化率特
性曲線図、第7図および第8図は従来の参考例に
係る高電力バリスタを示すもので第7図は正面
図、第8図は側面図である。 1……バリスタ素体、2,3……電極、4,9…
…皿状電極取付け部、5,11……外部接続部、
6,10……電極端子、7,12……底部、8…
…ハンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属酸化物を成形焼結した板状のバリスタ素体
    と、該素体の両面に外周縁を残して形成した電極
    と、該電極面積より小径で外周部へ傾斜した皿状
    電極取付け部と該取付け部の底部と該取付け部の
    任意の箇所から取出した外部接続部とからなる電
    極端子とを具備し、前記底部を前記電極にハンダ
    付け接続したことを特徴とする高電力バリスタ。
JP15057084U 1984-10-03 1984-10-03 Expired JPH0311843Y2 (ja)

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JP15057084U JPH0311843Y2 (ja) 1984-10-03 1984-10-03

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JPS6165701U JPS6165701U (ja) 1986-05-06
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