JPS60215143A - 車両用自動変速機における変速初期油圧設定方法 - Google Patents

車両用自動変速機における変速初期油圧設定方法

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JPS60215143A
JPS60215143A JP6992684A JP6992684A JPS60215143A JP S60215143 A JPS60215143 A JP S60215143A JP 6992684 A JP6992684 A JP 6992684A JP 6992684 A JP6992684 A JP 6992684A JP S60215143 A JPS60215143 A JP S60215143A
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oil pressure
gear
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は変速中に摩−係合要素に適正な油圧を送給する
フィードバック制御機能を備えた車両用自動変速機にお
いて、エンジンを出力トルク、排気量等の規格の異なる
ものに変更した場合にも変速開始信号発信後[JiJf
−擦係合要素に送給されるべき適切な初期油圧を自動的
に補正して設定する方法に関する。
車両用自動変速機はクラッチ、ブレーキ等の摩擦係合要
素に油圧を送給して任意の回転ドラム、ギヤ等の回転要
素を選択することにょシ変速比切換(変速)t−車両の
運転状態に応じて自動的に行うものであシ、装置1機器
の保護や快適な乗心地維持のためにこの摩擦係合要素へ
の圧油の送給は変速開始信号発信後に送給さnる初期油
圧から成る所定の特性に沿って徐々に行なわ九る。
近年、車両の種類は 種々の 用途に応じて多様化して
おりこnに伴なって種々のエンジンが用いら几でいる。
しかしながら、上記初期油圧が車両に搭載さ九るエンジ
ンの排気量、出力トルク量等によシ異なるため、エンジ
ンの種類に応じて自動変速機も多種類用意していなけn
ばならない。すなわち、例えば比較的大排気量用の自動
変速機を比較的小排気量のエンジンに組合せた場合には
、この小排気量のエンジン用の自動変速機に較べて大排
気量用のものの作動油圧(ライン圧)が元々大きく、こ
のエンジンの出力トルクに較べて摩擦係合要素の係合力
が過大となってしまい、変速開始信号が発信さnるやい
なや初期油圧により摩擦係合要素が保合状態となってし
まい多大な変速ショックを来たしてしまうという問題が
あシ、また、こnと逆の場合にはライン圧が低す・ぎて
変速が開始しなかったシ変速までに長時間かかつfcシ
という問題があり、単一規格の自動変速機を所定規格以
外のエンジンに、流用することは不可能であった。
このため、従来においては、自動変速機を少量多種生産
せざる奢得す、製品コストが高くなると共に生産管理も
煩雑となっていた。
本実8Aは上記従来の事情に鑑みてなさnたもので、変
速中に摩擦係合要素へ適正な油圧が送給さnるようフィ
ードバック制御機能を備えた自動変速機における変速初
期油圧を各種エンジンに対応すべく設定する方法を提供
し、もって車両用自動変速機の各種エンジンへの流用を
実現し、製品コスト低減生産管理の簡素化を図ることを
目的とする。
上記目的を達成する本発明の構成は、エンジンの回転動
力が入力さnる入力軸と、駆動輪へ回転動力を出力する
出力軸と、油圧により作動して任意の回転要素を選択す
ることにより前記入力軸と前記出力軸との間の変速比を
切換える摩擦係合要素と、変速中に回転速度が変化する
回転要素の回転速度を検出する検出装置と、該検出装置
によシ検出さf′L′fc回転速度の変化率が予め設定
さnた目標変化率に追従するよう前記摩擦係合要素への
油圧を制御する制御装置とを備えた車両用自動変速機に
おいて、変速中の前記回転要素が予め設定さ几た変速後
期の回転速度となった時点に前記摩擦係合要素に送給さ
nている油圧から変速開始信号発信後に該摩擦係合要素
へ送給さnるべき初期油圧を演算し、該初期油圧を次回
の変速の初期油圧としたことを特徴とする。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、本発明に係る方法全実施する車両用自動変速機の
一例についてその概略構造を表す第1図を参照して、説
明する。
本実施例では本発明の方法を実施するために小排気量の
エンジン2に組合わされた大排気量エンジン用の自動変
速機であり、車両の動力源となるエンジン2のクランク
軸4はトルクコンバータ6のポンプ8に直結さ九ている
。トルクコンバータ6は、ポンプ8.タービン10.ス
テータ12.ワンウェイクラッチ14を有し、ステータ
12はワンウェイクラッチ14fe介してケース16に
結合さn1同ワンウエイクラツチによりステータ12U
クランク軸4と同方向へは回転するが、その逆方向の回
転は許容式几ない構造となっている。
タービンlOに伝えらfしたトルクは入力軸20によっ
てその後部に配役さnた前進4段後進1段の変速段を達
成する歯車変速装置22に伝達さnる。
同変速装置22ば、3組のクラッチ24.26゜28.
2組のブレーキ30.32.1組のワンウェイクラッチ
34および1組のラビニョ型遊星歯車機構36で構成ざ
nている。同遊星歯車機構36U、IJソングャ38.
ロングピニオンギヤ40.ショートピニオンギヤ42.
フロントサンギヤ44.リヤサンギヤ468両ピニオン
ギヤ40.42を回転自在に支持し自身も回転可能なキ
ャリア48から構成さルておシ、リングギヤ38は出力
軸50に連結さn1フロントサンギヤ44はキックダウ
ンドラム52.7ロントクラッチ24を介して入力軸2
0に連結さ几、リヤサンギヤ46はりキクラッチ26t
−介して入力軸20に連結さn1キャリア48Fi機能
上並列となるように配役さ几たローリバースブレーキ3
2とワンウェイクラッチ34とを介してケース16に連
結さnるとともに変゛速装置22の後端に配役さnた4
速クラツチ28を介して入力軸20に連結さnている。
なお、上記キックダウンドラム52はキックダウンブレ
ーキ30によってケース16に固定的に連結可能となっ
ている。遊星歯車機構36を通ったトルクは、出力軸5
0に固着さnた出力ギヤ60よりアイドルギヤ62を経
て被駆動ギヤ64に伝達さ九、さらに被駆動ギヤ64に
固着さ几たトランスファシャフト66、へりカルギヤ6
8を介して駆動輪の駆動軸70が連結さf′した差動歯
車装置72に伝達さ九る。
摩擦係合要素である上記各クラッチ、ブレーキはそ几ぞ
n係合用ピストン装置あるいはサーボ装置等を備えた摩
擦係合装置で構成さnておル、トルクコンバータ6のポ
ンプ8に連結さnることによりエンジン2によシ駆動さ
nる第2図に示すオイルポンプ74で発生する油圧によ
って作動される。同油圧は、後述する油圧制御装置によ
って、種々の運転状態検出装置によシ検出さnた運転状
態に応じて各クラッチ、ブレーキに選択的に供給さn1
同各クラツチ、ブレーキの作動の組み合わせによって第
1表に示すように、前進4段後進1段の変速段が達成さ
九る。同表において○印は各クラッチまたはブレーキの
保合状態を示し、0印は変速時のローリバースブレーキ
32が保合源nる直前においてワンウェイクラッチ34
の作用でキャリア48の回転が停止さ九ていることを示
している。
次に、第1図に示す歯車変速装置22において第1表に
示す変速段を達成するための電子油圧制御装置について
a’lJfる。
第2図に示す油圧制御装置は、油溜76からオイルフィ
ルタ78.油路80を経てオイルポンプ74よシ吐出さ
nる油をトルクコンバータ第 1 表 6及び変速装置22の各クラッチ24.26゜28、ブ
レーキ30.32のピストン装置またはサーボ装置を作
動するため、各油圧室に供給する油圧を運転状態に応じ
て制御するもので、主に調圧弁82.トルクコンバータ
制御弁84゜減圧弁869手動弁88.シフト制御弁9
0゜リヤクラッチ制御弁92.N−R制御弁94゜変速
時の油圧制御弁96.N−D制御弁98゜1−2速シフ
ト弁100,2−3速及び4−3速シフト弁102.4
速クラツチ制御弁104及び3個(D:/V、/’E 
)’弁106,108.110を構成要素としており、
各要素は油路によって結ばnている。そして、とnら構
成要素のうち変速比の切換のため各摩擦係合要素24,
26゜2g、30.32への油路を切換える切換弁とし
てシフト制御弁90.1−2速シフト弁100゜2−3
速及び4−3速シフト弁102.4速クラツチ制御弁1
04が機能し、各摩擦係合要素への送給油圧を制御する
変速時の油圧制御弁96゜N−R制御弁94およびソレ
ノイド弁106は電子制御装置112によって制御さn
る。
上記各ソレノイド弁106,108,110はそ几ぞn
同一構造を有しておル、電子制御装置112からの電気
信号によシ各オリフィス114.−116.118t−
開閉制御する非通電時閉基型のソレノイド弁であって、
ソレノイド120゜122.124.同ソレノイド内に
配置さn、各オリアイス114,116.118を開閉
する弁体126,128.130および同弁体を閉方向
に付勢するスプリングl 32.134,136を有し
てiる。
電子制御装置112は、車両の運転状態を検出してソレ
ノイド弁108,110の開閉の組合わせを決定する運
転状態決定装置、変速の開始を検出する変速検出装置等
を内蔵しデユーティ制御が行なわnるソレノイド弁10
6の作動、。
停止及び同ソレノイド弁106に供給さnる50H2の
パルス電流の単一パルス電流幅の制御による開弁時間の
変更で油圧を制御し、またソレノイド弁108,110
の開閉制御をするもので、その入力要素としては、エン
ジン2の図示しないスロットル弁開度または吸気マニホ
ルド負圧を検出するエンジン負荷検出装置138、エン
ジン2の回転数検出装置140、第1図に示すキックダ
ウノド94520回転速度検出装置142、車速に対応
する出力軸50の回転数検出を行なうために設けら九た
被駆動ギヤ640回転数検出装置144、潤滑油温を検
出する油温検出装置146、セレクトレバーの選定位置
検出装置148及び補助スイッチの選定位置検出装置1
50等から成ってiる。
また、電子制御装置112は第3図に示すようなフロー
チャートを備えており、上記各検出装置の検出量に基づ
いて、後述のように摩擦係合要素24,26.28,3
0.32の変速開始信号発信後こnら摩擦係合要素へ送
給さルるべき初期油圧設定及び送給油圧のフィードバッ
ク制御を行う。
上記オイルポンプ74から吐出さ几る圧油は油路160
を介して調圧弁823手動弁88゜減圧弁86に導びか
nる。
手動弁88#−j:D、N、R,Pの4位置を備えてお
ル、0位置となると油路160を油路172゜174に
連通し第2表に示すよう、に、ソレノイド弁108.1
10のON、OFFの組合わせに応じて上記歯車変速装
置22に第1速〜第4速の前進の運転状態を達成させ、
N位置となると油路160を油路174のみに連通し油
路172を排油口176に連通して歯車変速装置22に
ニュートラル状態を達成させ、R位置となると油路16
0t−油路178,180に連通して歯車変速装置22
に後進の運転状態(変速段)t:達成させ、1位置とな
ると同手動弁88に連通ずるすべての油路を排油口17
6又は排油路182に連通し歯車変速装置22を実質的
にニュートラル状態とするものである。
第 2 表 調圧弁82は、受圧面184,186を有するスプール
188及びスプリング190t−有し、受圧面184に
油路160からの油圧が油路174を介して作用する滅
油路160の油圧を所定の一定圧(以下ライン圧と称す
)に調圧し、受圧面186に油路160からの油圧が油
路178を介して作用すると油路160の油圧を所定値
に調圧するものである。
トルクコンバータ制御KI弁84はスプール192及び
スプリング194’li:有し、調圧弁82から油路1
96を介して導びかnる圧油を、スプール192に形成
さ几た通路198を介してスプール192の右端受圧面
に作用する油圧とスプリング194の付勢力とのバラン
スによシ、所定値に調圧して油路200’e介してトル
クコンバータ6に供給するものである。なお、トルクコ
ンバータ6から排出さnた油はオイルクーラ202を介
して変速機の各潤滑部へ供給さnる。
減圧弁86はスプール204及びスプリング206を有
し、スプール204に対向的に形成さnた受圧面208
.21.0の面積差による油圧力とスプリング206の
付勢力とのI(ランスによ〕、油路160からの油圧を
所定値に減圧調整して油路212に供給するものである
。同油路212に導びかnた調圧油(減圧油)はオリフ
ィス214を介してN−R制御弁94.油圧制御弁96
及びソレノイド弁106のオリフィス1141C至る。
N−R制御弁94は、受圧面216,218゜220が
形成さnたスプール222及びスプリング224を有し
、受圧面216に作用する油圧力と受圧面218,22
0間の面積差による油圧力及びスプリング224の付勢
力の合力とのバランスによって油路226の油圧が所定
値に調圧さ九るようになっている。
油圧制御弁96は、受圧面228.230゜232が形
成さnたスプール234及びスプリング236を有し、
受圧面228に作用する油圧力と受圧面230.232
間の面積差による油圧力及びスプリング236の付勢力
の合力とのバランスによって油路238の油圧が所定値
に調圧さnるようになっている。
なお、油路226に導びかnfc調整油圧は後進の変速
段を得る際の四−リバースブレーキ32の制御を行なう
ものであり、油路238に導びかnた調整油圧は車両の
前進走行あるいは停止状態においてフロントクラッチ2
4.リヤクラッチ26.キックダウンブレーキ30.ロ
ーリバースブレーキ32の制御を行なうものである。
ソレノイド弁106は、運転状態に応じてパルス幅が変
更さnる5 0Hzの定周波パルス電流で電子制御装置
112によシデューテイ制御さ几るもので、パルス幅の
変更によりオリフィス114の開閉時間の割合全変化で
せてオリフィス214より下流側の油路212内の油圧
、同ちN−FL制御弁94の受圧面216及び油圧制御
弁96の受圧面228に作用する油圧の制御を行なうも
のであシ、この油圧変化により、各摩擦係合要素への供
給油圧を調整する。すなわち、オリアイス214の直径
と、オリフィス114の直径との関係から上記油圧は調
圧さnlそnにともなって油路226,238に発生す
る調整油圧(ml、l 80又は油路172内の油圧)
は上記油−圧0増減に対応して比例的に増減する ・も
のである。
なお、上記ソレノイド弁106の作動開始時期及びその
作動期間は、エンジン負荷検出装置138、各回転数セ
ンサ140.142,144の他、電子制御装置112
に内蔵式nた変速の開始を検出する変速検出装置、第3
図に示すフローチャート等からの電気信号に応じて決定
さnる。
シフト制御弁90ば、ソレノイド弁108゜110の各
々の開閉の組合わせにより制御さ几るもので、3つのス
プール240.242.244及び2つのストツバ24
6.24 st有t、、7(プール240にはランド2
50,252.円環m254及び間溝254とランド2
50の左側の油室256と全連通する油路258が設け
らn1スプール242には径の異なるランド260゜2
62、円環溝264及び各スプール240゜244に当
接する抑圧部286,268が設けらn1スプール24
4にはランド270j 272゜円環溝274及び間溝
274とランド272の □右側の油室2−76とを連
通する油路278が設けら几ている。また、ストッパ2
46はスプール240,242間に介装さnてケーシン
グに固着さn1ストツパ248はスプール242゜24
4間に介装さ几てケーシングに固着きnている。油路1
72け円環溝264を介して常に油路280に連通さn
1同油路280はオリフィス282を介してオリフィス
l l 6.左側の油室256及び右側の油室276へ
連通さnるとともにオリフィス284を介してオリフィ
ス118及びスプール240.242間の油室286に
連通さnている。
リヤクラッチ制御弁92ば、ランド288と同ランド2
88よシ径の小さなランド290及び円環溝292が設
けらnたスプール294と、ランド290と同径の3つ
のランド296,298゜300及び円環溝302,3
04が設けらnたスプール306と、スプリング308
とを有し、第2図左側の油室3101C導びかnランド
2880受圧面に作用する油圧の押圧力が、第2図右側
の油室312に導びか几ランド300の受圧面に作用す
る油圧の押圧力とスプリング308の付勢力との合力よ
り大きくなると両スプール294.306が図中右端位
置き切換えら几る。
また、同右端位置となるとランド290及び296間に
油圧が作用するので、油室310内の油圧が排出嘔nる
とスプール294のみが左端へ移動し、その後ランド2
96の左側受圧面に作用する油圧の押圧力が上記油室3
12内の油圧による押圧力とスプリング308の付勢力
との合力よシ小さくなったとき、スプール306が左方
へ移動するものである。
N−D制御弁98は、ランド314,316及び円環溝
318が設けらnたスプール320とスプリング322
と1・有し、スプール320ニ形成すn*受圧面3’2
4. a 26. a 2 si作用する油圧力と;ス
プリング322の付勢力との合力の方向に応じてスプー
ル320を第2図に示す左端位置と図示しない右端位置
との間て選択的に切換えるものである。
1−2速シフト弁100は、スプール330とスプリン
グ332とを有し、スプール330の左端受圧面334
へのライン圧の給排によ)第2図に示す左端位、置と図
示しなh右端位置との間で切換えらnるもので、ライン
圧が受圧面334へ作用するように供給さfL、たとき
は同ライン圧の油圧力により右端へ、ライン圧が排出さ
れたときはスプリング332の付勢力によル左端に位置
するものである。
2−3速及び4−3速シフト弁102と4速クラツチ制
御弁104も同様に各々スプール336゜338とスプ
リング340,342とを有し、各スプール336.3
38の左側にはライン圧が導びかnる油圧344,34
6が、右側には油室348.350が形成さn1各スプ
ールは第2図に示さnた左端位置又は図示しない右端位
置へ選択的に切換えらnるものである。
次に上記構成の自動変速機の作用とともに本° 発明に
係る変速初期油圧の設定方法を説明するが、上記と同様
の構成の自動変速機の変速制御は既に公知(特願昭56
−144237号等参照)であり、更に本発明方法は各
変速段において同様であるので、l速→2速変速段を例
にとって他の変速段については説明を省略する。
まず、l速の変速段が達成されている状態にあっては、
ソレノイド弁108,110は共に通電状態にあシ、油
路160から手動弁88を介して油路172に導びかれ
たライン圧が油圧制御弁96.油路238.N−D制御
弁98゜油路352.tJヤクラッチ制御弁92.油路
354を介してリヤクラッチ26の油圧室に導ひかれる
一方、油路238から分岐してl速−2速シフト弁10
0.油路356を介してローリノ(−スブレーキ32の
油圧室に導びかれており、リヤクラッチ26.ローリバ
ースブレーキ32は共に保合状態にある。
この状態からアクセルが踏み込まれると、電子制御装置
112からソレノイド弁108.110に変速開始信号
が発信され、ソレノイド弁108は通電が遮断され、ソ
レノイド弁110は通電状態に保持される。
この結果、シフト制御弁90のスプール240はスプー
ル242と一体的に第2図中右方へ移動してスプール2
40がストツノ(246に当接した状態で停止し、油路
172のライン圧がスプール242の2つのランド26
0.262間を通って油路362に導びかれ、ライン圧
は1速−2速シフト弁100の受圧面334に作用して
スプール330を第2図中右端位置に移動させる。これ
によシ、油路238から1速−2速シフト弁100に導
びかれていたライン圧は油路364を介してキックダウ
ンブレーキ30の係合側油圧室366に供給され、ロン
ド368がスプリング370に抗して第2図中左方に移
動して図示していないブレーキノくンドをキックダウン
ドラム52に係合させる一方、油路356の油圧は油路
226t−介して排出されて買−リバースブレーキ32
の保合が解除されて2速への変速が達成される。
゛ここで、上記の1速から2速への変速において、変速
開始信号発信後にキックダウンブレーキ30に送給され
る変速初期油圧P1の設定及びキックダウンブレーキ3
0への油圧の送給度合のフィードバック制御は電子制御
装置112に備えられた第3図に示すフローチャートに
従ってなされる。
すなわち、電子制御装置112により変速開始信号が発
信されて上記のようにソレノイド弁108.110が切
換えられると、検出装置138によシ検出されたスロッ
トル弁開度及び検出装置144によシ検出された連速か
らソレノイド弁106の初期デユーティ率が決定される
。これにより、ソレノイド弁106がデユーティ制御さ
れて油路212のオリフィス214下流の制御油圧を調
整し、油路172から油路238゜1−2速シフト弁1
00.油、路364を介してキックダウンブレーキ30
の油圧室366への変速初期油圧P1t−制御すること
となる。尚、元元この自動変速機とエンジン2の排気量
、出力トルク量等とは適合していないため、車両製造直
後、例えば製造後初回の変速においては初期油圧P1は
この自動変速機に送給されるべき所定の初期油圧よシ高
く(エンジンと自動変速機の規格が逆の場合は低く)な
っておシ、後述のようにして次回以後の変速において所
定の油圧となるよう補正設定される。
上記のように油圧室366に油圧が送給されると、l速
の変速段の同期が外れたか否かをキックダウンドラム5
20回転速度と車速とにより判断する。尚、この同期外
れが達成されてい雇い場合には、前記初期油圧P1が低
すぎるものとして、デユーティ率を演算し直して初期油
圧P1を上昇させ(第4図中へ参照)、同期外れを達成
する。
上記のように同期外れが達成されると、・−各変速段や
走行状態に応じて予め定められたキックダウンドラム5
2の回転速度の目標変化率、すなわち、油圧室366に
送給される油圧が最適な度合(キックダウンブレーキ3
0の係合ショックや過大な滑9等が発生しない状態)で
上昇している場合にキックダウンドラム52が示す回転
速度変化率を本変速段の走行状態に応じて決定する。そ
して、実際のキックダウンドラム52の回転速度からそ
の変化率を演算して上記目標変化率とのずれを演算し、
このずれに対応するデユーティ率の補正量を演算してソ
レノイド弁106のデユーティ制御を補正し、キックダ
ウンブレーキ30の油圧室366の油圧を変化させる。
すなわち、第4図に示すように、目標変化率(実線)に
対して初期において大きくずれているキックダウンドラ
ム52の実際の回転速度変化率(点線)が目標変化率に
追従して終期には一致若しくは近似するよう油圧室36
6の油圧がフィードバック制御され、キックダウンブレ
ーキ30は最適な度合で係合するよう制御される。
そして、キックダウンドラム52の回転速度と車速とを
検出して2速段の同期が完了(変速終了)したか否かを
判断し、同期完了していない場合には上記フィードバッ
ク制御を繰9返して行う。
そして、上記のように変速終期のキックダウンドラム5
2の回転速度変化率はこの自動変速機において最適な変
速状態を示す目標変化率に一致若しくは近似するため、
この変速終期(本実施例ではキックダウンドラム52の
全回転速度変化量Nsの70係時点)に油圧室366に
送給されている油圧Pz’にもとにこの自動変速機で本
来変速信号発信後にキックダウンブレーキ30に送給さ
れるべき変速初期油圧P1を例えば演算式 %式%) d、:本来の初期油圧P、IK対応するデユーティ率d
!;油圧P2に対応するデユーティ率θt:スロットル
弁開度 に、t;それぞれスロットル弁開劾シ本速によル定まる
定数m;比例定数 によ〕演算し、これによりまった油圧P1′を次回の変
速初期油圧とする。尚、演算方法は上記以外に実験や経
験等によ)適宜初期油圧を設定する方法も可能である。
従って、次回の変速は前回よシも本来送給されるべき油
圧に一致又は近似した初期油圧でなされるため、上記補
正制御を各変速段、走行状態毎に繰シ返して行うことに
よシ、この自動変速機を出力トルク、排気量等規格の異
なるエンジン2に適合させることができる。また、次回
以降の変速において本来の初期油圧PIIが達成された
後においても前述のフィードバック制御は引き続きなさ
れるため、変速ショックや過大な滑シの生じない良好な
変速が行われる。
尚、上記実施例では第4図に示すように目標変化率を直
線としたが、同図中二点破線で示すように変速終期にお
いて変化させ、変速終期に。
おける出力軸トルクの変化を緩やかにするようにしても
良い。
また、上記実施例では、l速から2速への変速段につい
て説明したがその他の・変速段についても、同様にフィ
ードバック制御がなされると共にその変速段で油圧が送
給されるキックダウンブレーキや他の摩擦係合要素を適
宜設定して初期油圧の補正設定がなされる。また、上記
実施例では、第1表に示したように・変速段毎に保合、
保合解除が繰シ返されるキックダウンブレーキ30に応
じて停止、回転が繰シ返されるキックダウンドラA52
t−検出対象の回転要素としたため、検出装置(センサ
)142が1個で全ての変速段でのフィードバック制御
を賄うことができるものであるが、成る変速段において
のみ作動する回転要素を用いることも可能である。また
、上記実施例では変速後期としてキックダウンドラム5
2の全回転速度変化量Nsの70チ時点をとらえ、これ
に対応する油圧P2から初期油圧Pt’ t−演算した
が、フィードバック制御によ〕目標変化率に収束してい
る全回転速度変化量N5o50%−100%の範囲であ
れば同様にして初期油圧P−をめることが可能である。
以上説明したように、本発明によれば変速中に摩擦係合
要素へ適正な油圧が送給されるようフィードバック制御
機能を備えた車両用自動変速機において、変速後期に摩
擦係合要素に送給されている油圧から摩擦係合要素へ送
給されるべき変速初期油圧を演算し、この油圧を次回変
速時の初期油圧とするようにしたため、規格的にエンジ
ンに適合していなかった自動変速機を、所謂学習制御に
よりこのエンジンに適合きせることがてき、自動変速機
の各種エンジンへの流用を実現して製品コストの低減、
生産管理の簡素化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明方法を実施する自動変速機の
一例であυ、第1図は動力伝達部の概略構成図、第2図
は油圧制御部の概略構成図、第3図は本発明方法の一実
施例に係るフローチャート、第4図は変速時間に対する
キックダウンブレーキへの送給油圧、キックダウンドラ
ムの回転速度、出力軸トルクを示すグラフである。 図 面 中、 2はエンジン、 20は入力軸、 30はキックダウンブレーキ、 50は出力軸、 52はキックダウンドラム、 Pl、PXIは初期油圧、 Plは変速後期の油圧である。 特許出願人 三菱自動車工業株式会社 代 理 人 弁理士 光石士部 (他1名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エンジンの回転動力が入力さ些る入力軸と、駆動輪へ回
    転動力を出力する出力軸と、油圧によル作動して任意の
    回転要素を選択することにより前記入力軸と前記出力軸
    との間の変速比を切換える摩擦係合要素と、変速中に回
    転速度が変化する回転要素の回転速度を検出する検出装
    置と、該検出装置により検出さf′した回転速度の変化
    率が予め設定さ九た目標変化率に追従するよう前記摩擦
    係合要素への油圧を制御する制御装置とを備えた車両用
    自動変速機において、変速中の前記回転要素が予め設定
    さnた変速後期の回転速度となった時点に前記摩擦係合
    要素に送給さ几ている油圧から変速開始信号発信後に該
    摩擦係合要素へ送給さ几るべき初期油圧を演算し、該初
    期油圧を次回の変速の初期油圧としたことを特徴とする
    車両用自動変速機における変速初期油圧設定方法。
JP6992684A 1984-04-10 1984-04-10 車両用自動変速機における変速初期油圧設定方法 Granted JPS60215143A (ja)

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