JPH0121379B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0121379B2
JPH0121379B2 JP56174080A JP17408081A JPH0121379B2 JP H0121379 B2 JPH0121379 B2 JP H0121379B2 JP 56174080 A JP56174080 A JP 56174080A JP 17408081 A JP17408081 A JP 17408081A JP H0121379 B2 JPH0121379 B2 JP H0121379B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
hydraulic
oil
speed
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56174080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5877960A (ja
Inventor
Takeo Hiramatsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP56174080A priority Critical patent/JPS5877960A/ja
Priority to US06/421,319 priority patent/US4534244A/en
Publication of JPS5877960A publication Critical patent/JPS5877960A/ja
Publication of JPH0121379B2 publication Critical patent/JPH0121379B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/0021Generation or control of line pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/21Providing engine brake control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は車両用自動変速機の改良に関し、特に
油圧制御装置(油圧回路)の構成を簡素化すると
同時に、変速シヨツクの低減、エンジンの燃費の
向上をはかろうとするものである。 自動車等に使用されている自動変速機は、所望
の前進変速段が油圧制御装置によつて自動的に達
成されるように構成されている。この自動変速達
成のためには、機械式のワンウエイクラツチやブ
レーキおよびクラツチのような油圧作動の摩擦係
合装置が多数設けられ、これらを適宜選択係合し
ている。 即ち、ある低速の変速段、例えば1速の変速段
では、1速から2速への変速あるいは2速から1
速への変速時のシヨツクを緩和するためワンウエ
イクラツチが一般的に用いられている。ところ
が、ワンウエイクラツチはエンジンの駆動力を車
輪に伝達することは出来るが、エンジンブレーキ
を必要とする場合にはワンウエイクラツチが遊動
するためエンジンブレーキが得られない。そこ
で、エンジンブレーキを得るためにワンウエイク
ラツチと並列に油圧作動の別の摩擦係合装置、例
えばブレーキが設けてあり、同ブレーキに高圧油
が供給されてブレーキの係合がなされるとエンジ
ンブレーキが得られるようになつている。 しかし、自動変速機にあつては1速でのエンジ
ンブレーキを必要とするのはセレクトレバーがL
レンジに設定された場合のみで、2レンジでは2
速のエンジンブレーキが達成されれば良く、また
Dレンジで1速を必要とするのは発進時のみであ
る。 したがつて、Lレンジ以外のレンジで1速達成
用のブレーキに高圧油を供給して係合させること
は、この高圧油を発生するオイルポンプの駆動損
失の増大を招くとともに1速から2速への変速時
等にブレーキの係合を解除して2速達成のための
摩擦係合装置を係合するタイミング等が難しく変
速シヨツクを生じる等の欠点がある。 また、上記のような欠点を解消するためにLレ
ンジの場合にのみブレーキに高圧油が供給される
ように構成すると、油圧制御回路が極めて複雑と
なる等の不具合がある。 本発明はかかる従来の欠点を解消し、変速シヨ
ツクの低減および燃費等の低減をはかることので
きる自動変速機の油圧制御装置の提供を目的とす
る。かかる目的を達成するための本発明の構成
は、複数の前進変速段を有し、ある低速の変速段
を達成するためのワンウエイクラツチおよび該ワ
ンウエイクラツチと並設された油圧作動の摩擦係
合装置と、該摩擦係合装置と油圧源の間に介装さ
れ前記複数の前進変速段を達成するための唯一の
油圧伝達経路切換え位置及び後進・ニユートラル
の変速段を達成するための油圧伝達経路切換え位
置が形成された手動弁とを備えた車両用自動変速
機において、車両の走行状態を検出してエンジン
ブレーキが必要であることを検出する検出装置
と、前記摩擦係合装置と油圧源との間に介装され
同油圧源からの油圧を一部排出して該摩擦係合装
置へ供給する油圧を調整可能な油圧制御装置と、
上記検出装置からの信号に基づいて上記油圧制御
装置による調整油圧源を変更制御する制御手段と
を備え、上記低速の変速段が達成された状態で前
記検出装置によりエンジンブレーキが必要である
と検出されると前記摩擦係合装置へ高圧油が供給
され、エンジンブレーキが不要であると検出され
ると前記摩擦係合装置へ同係合装置が係合される
ことのない低圧油が供給されることを特徴とする
車両用自動変速機を要旨とするものである。 以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。 まず、制御対象となる自動変速機について、そ
の概略構造を第1図のパワートレーン図で説明す
る。 車両の動力源となるエンジン1のクランク軸2
はトルクコンバータ3のポンプ4に直結されてい
る。トルクコンバータ3は、ポンプ4、ターピン
5、ステータ6、ワンウエイクラツチ7を有し、
ステータ6はワンウエイクラツチ7を介してケー
ス8に結合され、ワンウエイクラツチ7によつて
ステータ6はクランク軸2と同方向に回転する
が、その反対方向の回転は許されない構造となつ
ている。クランク軸2とタービン5の間には直結
クラツチ9が設けられ、同クラツチ9は係合時所
定のスリツプ率を有して直結する。 従つて、エンジン1の出力は、直結クラツチ9
またはトルクコンバータ3を介してタービン5に
伝えられる。 タービン5に伝えられたトルクは入力軸10に
よつてその後部に配置された前進4段後進1段を
達成する変速歯車列100に伝えられる。 変速歯車列100は、3組のクラツチ11,1
2,13、2組のブレーキ14,15、1組のワ
ンウエイクラツチ16及び1組のラビニオ型遊星
歯車組17で構成されており、ブレーキ15とワ
ンウエイクラツチ16とが並設されている。 遊星歯車組17は、アニユラスギヤ18、リバ
ースサンギヤ19、フオワードサンギヤ20、ロ
ングピニオン21、シヨートピニオン22、およ
びキヤリア23により構成されている。 アニユラスギヤ18は出力軸24に固着され、
リバースサンギヤ19はキツクダウンドラム25
に固着され、同ドラム25はキツクダウンブレー
キ14を介してケース8に固定され、また、フロ
ントクラツチ11を介して入力軸10に一体化さ
れ、一方、フオワードサンギヤ20はリヤクラツ
チ12を介して入力軸10に一体化され、また、
ロングピニオン21及びシヨートピニオン22を
保持するキヤリア23はワンウエイクラツチ16
を介してケース8に固定されるとともに変速歯車
列100の後端に設けられた4速クラツチ13を
介して入力軸10と一体化され、さらにはローリ
バースブレーキ15を介してケース8に固定され
る。ワンウエイクラツチ16はキヤリア23を逆
転を阻止するために設けてある。 上記3組のクラツチ11,12,13及び2組
のブレーキ14,15は油圧式摩擦係合装置であ
つて、これらの摩擦係合装置を作動する各油圧ピ
ストンに供給される油圧はオイルポンプ26で発
生される。 変速歯車列100を通つた出力は、出力軸24
に固着されたトランスフアドライブギヤ27より
トランスフアアイドルギヤ28を経てトランスフ
アドリブンギヤ29に伝達され、さらに同ドリブ
ンギヤ29に一体のトランスフアシヤフト30、
ヘリカルギヤ31より差動歯車32に伝達され
る。 そして、運転席近傍に配設されたセレクトレバ
ーの選定位置及び後述のD4,D3,2,Lを選択
する補助スイツチの操作及び後述する種々の運転
検出装置により検出された車両の運転状態に応じ
て、上記各摩擦係合装置の選択的係合が行なわ
れ、種々の変速段が達成される。 セレクトパターン、P(駐車)、R(後退)、N
(中立)、D4(前進4段自動変速)、D3(前進3段自
動変速)、2(前進2段自動変速)、L(1速固定)
となつていて、セレクトレバーはP,R,N,D
(前進)の4位置を有し、同レバーをD位置に選
定した状態で補助スイツチを選定するとL,2,
D3またはD4が選択される構造となつている。 セレクトレバー及び補助スイツチを上記セレク
トパターンの各位置に置いた場合にどの摩擦係合
装置が係合するかについては第2図の作動エレメ
ント図に示す通りで、第2図に示す摩擦係合装置
の選択的組合せにより、前進4段、後退1段の変
速比が得られる。 この図において、○印は油圧作動によつて結合
状態にある摩擦係合装置を示し、●印はワンウエ
イクラツチ16の作用でキヤリア23が止つてい
ることを示し、セレクトレバー及び補助スイツチ
位置がD4,D3,2,Lの欄のIst,2nd,3rd,
4thは夫々第1速、第2速、第3速、第4速の場
合を示す。尚〓印は摩擦係合装置の選択的組合せ
を行なう油圧制御装置の構成上油圧は供給される
ものの低圧油であつてローリバースブレーキ15
だけで車両を駆動しようとしてもスリツプが生ず
る程度の係合状態にあることを示す。 次に、本発明の車両用自動変速機の油圧制御装
置の一実施例を上記自動変速機の各摩擦係合装置
の制御を行なう主油圧制御装置とともに第3図に
より説明する。 主油圧制御装置は油溜46よりオイルフイルタ
47、油路402を通つてオイルポンプ26より
吐出される油をトルクコンバータ3、直結クラツ
チ9、フロントクラツチ11、リヤクラツチ1
2、キツクダウンブレーキ14、ローリバースブ
レーキ15、4速クラツチ13の油圧ピストンを
作動するため、各油圧室に供給する油圧を運転状
態に応じて制御するもので、主に調圧弁50、ト
ルクコンバータ制御弁70、直結クラツチ制御弁
90、減圧弁110、シフト制御弁130、主動
弁150、1速―2速シフト弁170、2速―3
速及び4速―3速シフト弁190、N―D制御弁
210、4速クラツチ制御弁230、油圧制御装
置としての油圧制御弁250、N―R制御弁27
0、リヤクラツチ制御弁280及び4個のソレノ
イド弁300,310,320,325を構成要
素としており、これらの弁のうち、1速―2速シ
フト弁170、油圧制御弁250、N―R制御弁
270、制御手段を構成する電子制御装置および
ソレノイド弁325で第3図中、破線で囲んで示
した油圧調整装置340(各係合要素へ供給され
る油圧を調整する)が構成され、各要素へ油路に
よつて結ばれている。 ソレノイド弁300,310,320,325
はそれぞれ同一構造を有しており、電子制御装置
290からの電気信号により、それぞれオリフイ
ス301,311,321,326を開閉制御す
る非通電時閉塞型のソレノイド弁であつて、ソレ
ノイド302,312,322および327、同
ソレノイド内に配置され各オリフイス301,3
11,321,326を開閉する弁体303,3
13,323および328,同弁体を閉方向に付
勢するスプリング304,314,324および
329を有している。 電子制御装置290は変速の開始を検出する変
速検出装置等を内蔵し車両の運転状態を検出して
デユーテイ制御が行なわれるソレノイド弁30
0,325の作動・停止及び同ソレノイド弁に供
給される数〜数10Hz、例えば50Hzのパルス電流の
単一パルス電流幅を制御して開弁時間を変更して
油圧を制御するとともにON―OFF制御が行なわ
れるソレノイド弁310,320の開閉を制御す
るもので、その主な入力要素としては、車両状態
を検出するためエンジン1の図示しないスロツト
ル弁の開度または吸気マニホルド内の負圧を検出
するエンジン負荷検出装置330、エンジン1の
回転数を検出する回転数検出装置331、第1図
に示すキツクダウンドラム25の回転数を検出す
る回転数検出装置332、出力軸24の回転数に
対応するトランスフアドリブンギヤ29の回転数
を検出する回転数検出装置333、潤滑油温を検
出する油温検出装置334があり、さらにセレク
トレバーの選定位置を検出する選定位置検出装置
341及び補助スイツチの選定位置を検出する選
定位置検出装置342等から成つている。 オイルポンプ26より吐出される油は油路40
1を通つて調圧弁50、手動弁150、直結クラ
ツチ制御弁90及び減圧弁110に導びかれる。 調圧弁50は受圧面51,52を有するスプー
ル53及びスプリング54を有し、受圧面51に
はセレクトレバーの操作により手動弁150がN
または、D位置に選定されている時、同手動弁1
50を通つて油路401の油圧が油路403より
オリフイス404を介して作用し、その結果油路
401の油圧は6Kg/cm2の一定圧(この圧力をラ
イン圧と呼ぶ)。に調圧され、受圧面52には手
動弁150がR位置にある時、同手動弁150を
通つて油路401の油圧が油路405よりオリフ
イス406を介して作用し、その結果油路401
の油圧は14.6Kg/cm2(ライン圧)に調圧される。
なお、油路401に設けられたリリーフ弁407
は、オイルポンプ26から所定値以上の高圧油が
吐出された場合の逃し弁である。 油路401を通つて減圧弁110に導びかれた
油は同弁110によつて2.4Kg/cm2(制御油圧)
に調圧されて油路408および410に導びかれ
る。 減圧弁110はスプール111、スプリング1
12を有し、スプール111に対向して形成され
た受圧面114,115の面積差による油圧力と
スプリング112とのバランスによつて調圧する
ものである。 この油路408に導びかれる制御油圧は油圧調
整装置340への一定圧力の作動油であり、オリ
フイス426を介して油圧制御弁250の制御
側、N―R制御弁270の制御側及びソレノイド
弁325のオリフイス326に至り、電子制御装
置290で制御されるソレノイド弁325の作動
により、油路408のオリフイス426下流の制
御圧を変化させ変速中やLレンジでの1速以外の
1速時に運転状態に応じた出力油圧を油路422
または油路409に発生させる。 この油圧調整装置340を構成する種々の弁に
ついて説明する。 1速―2速シフト弁170はスプール171と
スプリング172を有し、スプール171の左端
受圧面173に作用するライン圧の押圧力とスプ
リング172の付勢力との比較によりスプール1
71を第3図に示された左端位置と図示しない右
端位置との間で選択的に切換える。 油圧制御弁250は受圧面251,252,2
53を持つスプール254及びスプリング255
を有し、受圧面251に作用する油圧力と受圧面
252,253間の面積差による油圧力及びスプ
リング255の付勢力の合力とのバランスによつ
て油路422の油圧が所定圧に調圧される。 N―R制御弁270は受圧面271,272,
273を持つスプール274及びスプリング27
5を有し、受圧面271に作用する油圧力と受圧
面272,273間の面積差による油圧力及びス
プリング275の付勢力の合力とのバランスによ
つて油路409の油圧が所定圧に調圧される。 この油圧制御弁250とN―R制御弁270と
は、一方が調圧作用を行なつている間は他方が調
圧作用を行なわないように構成されて油路408
のオリフイス426下流の制御圧の脈動を受圧面
251又は271からの油圧力とスプリング25
5又は275の作用によつてアキユムレータとし
て吸収する。そして、油路422に導びかれた出
力油圧は前進時のリヤクラツチ12、キツクダウ
ンブレーキ14及びローリバースブレーキ15の
制御を行なう一方、油路409に導びかれた出力
油圧は後退時のローリバースブレーキ15の制御
を行なう。 ソレノイド弁325は、エンジン負荷検出装置
330、回転数検出装置333及び油温検出装置
334等の車両状態の検出装置およびセレクトレ
バーの選定位置検出装置341及び補助スイツチ
の選定位置検出装置342等からの信号に基づき
電子制御装置290により算出される車両の運転
状態に応じて数〜数10Hz、例えば50Hzでのデユー
テイ制御によるパルス幅の変更によりオリフイス
326の快閉時間を制御する。このソレノイド弁
325による油圧制御弁250の受圧面251あ
るいはN―R制御弁270の受圧面271に作用
する制御油圧Psの制御は、オリフイス426が
0.8φ、オリフイス326が1.4φに設定されて略
0.3〜2.1Kg/cm2の間で調圧される。 したがつて、油圧制御弁250では、この制御
油圧Psによつて油路414から供給されたライ
ン圧6Kg/cm2の油圧が出力圧Paとなつて油路4
22に出力される際には、第4図に示すように0
〜6Kg/cm2の範囲で調圧され、1速―2速シフト
弁170を介してローリバースブレーキ15に供
給される油圧を低圧又は高圧とする一方、N―R
制御弁270では、この制御油圧Psによつて油
路421から供給されたライン圧14.6Kg/cm2の油
圧が出力圧pbとなつて油路409から出力され
る際には、第5図に示すように、0〜14.6Kg/cm2
の範囲で調圧される。 また、ソレノイド弁325の作動開始及び作動
期間は、上記各種検出装置330,333,33
4の他に、電子制御装置290に内臓された変速
の開始を検出する変速検出装置、2つの回転数検
出装置332,333から成る係合開始時期検出
装置等からの信号によつて決定される。 次に、主油圧制御装置を構成する各弁について
説明する。 シフト制御弁130は2個のソレノイド弁31
0,320のON/OFFの組合せにより制御さ
れ、前進4段の各変速段を得るものである。この
シフト制御弁130は3個に分割されたスプール
131,132,133および2個のストツパ1
34,135を有し、スプール131には2つの
ランド136,137が設けられるとともにラン
ド136外側の油圧室138とランド136,1
37との間を連通する油孔139が設けてあり、
スプール132には径の異なる2つのランド14
0,141が設けられるとともに両端部にスプー
ル131,133と当接する押圧部が設けられ、
さらに、スプール133には、2つのランド14
2,143が設けられるとともにランド143外
側の油圧室144とランド142,143との間
を連通する油孔145が設けてある。そして、ス
プール131とスプール132との間にストツパ
134が介装され、スプール132端部の押圧部
が貫通する穴が形成されてケーシングに固着さ
れ、スプール132とスプール133との間にス
トツパ135が介装され、スプール132端部の
押圧部が貫通する穴が形成されてケーシングに固
着してある。 スプール132の2つのランド140,141
の間に常に連通する油路470は手動弁150の
油路414とも連通するとともにオリフイス47
1を介してソレノイド弁310によつて開閉され
るオリフイス311に連通しており、さらに油圧
室138および油圧室144にも連通している。
また、油路470は、オリフイス472を介して
ソレノイド弁320によつて開閉されるオリフイ
ス321に連通されるとともに第3図に示す状態
でのスプール131,132間に連通されてい
る。そして、2つのソレノイド弁310および3
20のON/OFFによつて1速〜4速の変速段を
得るよう3個のスプール131,132,133
を制御するが、この場合のソレノイド弁310,
320のON/OFFと各変速段との関係は第1表
に示す通りである。尚、表中○印はON、×印は
OFFをそれぞれ示す。
【表】 2速―3速及び4速―3速シフト弁190は、
スプール191及びスプリング192を有し、ス
プール左側には、ライン圧が導かれる油圧室19
3が設けられ、右側には油圧室194が設けられ
各スプールには第3図に示された左端位置と図示
しない右端位置との間で選択的に切換えられる。 N―D制御弁210は径の異なる2つのランド
216,217を具えたスプール211およびス
プリング212を有し、ランド216の両側の受
圧面213,214およびランド217のランド
216側の受圧面215に作用する油圧力とスプ
リング212の付勢力との合力の方向に応じてス
プール211を第3図に示された左端位置と図示
しない右端位置との間で選択的に切換えられる。 4速クラツチ制御弁230は2つのランド23
5,236を具えたスプール231およびスプリ
ング232を有し、スプール231のランド23
5の左側にはライン圧が導びかれる油圧室233
が設けられ、ランド236の右側には油圧室23
4が設けられ、スプール231は第3図に示され
た左端位置と図示しない右端位置との間で選択的
に切換えられる。 リヤクラツチ制御弁280は5つのランド28
1,282,283,284,285を具えたス
プール291とスプリング292とを有し、ラン
ド281の径はランド285より若干大きく形成
されており、ランド281の外側(第3図での左
側)の油圧室293に導びかれる油圧がランド2
81の受圧面に作用する力と、ランド285の外
側(第3図での右側)の油圧室294に導びかれ
る油圧がランド285の受圧面に作用する力と、
スプリング292の付勢力とのバランスによつて
スプール291は、第3図に示した左端位置また
は図示しない右端位置との間で選択的に切換えら
れる。 次に、各摩擦係合装置の選択的係合による変速
制御について、主油圧制御装置および油圧調整装
置340との作用とともに説明する。 セレクタレバーに連動して手動弁150が第3
図に示されたNからDに切換えられると、6Kg/
cm2に調圧されたライン圧が油路401から油路4
14に導びかれる。そして、油路414のライン
圧は油圧制御弁250、油路422、N―D制御
弁210、油路416、リヤクラツチ制御弁28
0、油路417を介してリヤクラツチ12の油圧
室に導びかれ、リヤクラツチ12が係合される
が、この変速中にあつては、油圧調整装置340
の油圧制御弁250の作動により、リヤクラツチ
12へ供給される油圧が調整され変速シヨツクが
防止される。すなわち、コンピユータ等の電子制
御装置290に内蔵された変速の開始を検出する
変速検出装置によつて変速開始が検出されると電
子制御装置290からの信号によりソレノイド弁
325がデユーテイ制御され油路408のオリフ
イス426下流の制御油圧Psが調整され、油路
414から油路422へ出力される出力圧Paを
変化させ、リヤクラツチ12の油圧室における急
激な油圧の立ち上りを防止して変速時のシヨツク
を防止する。このとき、油路408のオリフイス
426下流に連通するN―R制御弁270のスプ
ール274は受圧面271とスプリング275と
の作用でアキユムレータとして機能し制御油圧
Psの脈動を吸収する。また、油路422からの
油圧がN―D制御弁210の2つのランド21
6,217間に油圧が導びかれると、受圧面21
4,215の面積差によりスプール211はスプ
リング212の付勢力に抗して第3図右方に押圧
され油路422と油路416との連通が遮断さ
れ、逆に油路414がオリフイス473が介装さ
れた油路415を通して油路416に連通し、ま
た油路414は油路474にも連通する。その結
果、手動弁150がD位置に保持される限り油路
414は油圧制御弁250を介することなく油路
416に連通され、リヤクラツチ12の油圧室は
油圧制御弁250およびソレノイド弁325によ
る変速時の油圧低減制御の影響を受けることが無
く変速中、変速シヨツクやリヤクラツチ12の滑
りによるエンジンの空ぶかし等による不具合の発
生が防止される。 また、油圧制御弁250によつて制御された油
圧は油路422から1速―2速シフト弁170に
供給されてローリバースブレーキ15の油圧室に
導びかれるが、手動弁150がD位置であつて、
補助スイツチが2,D3またはD4に選択されてい
る場合には、電子制御装置290に2つの選定位
置検出装置341,342の検出信号が入力され
ソレノイド弁325がデユーテイ制御されて油路
422内の油圧を低圧油としてローリバースブレ
ーキ15に供給してエンジンからの駆動力はワン
ウエイクラツチ16により伝達することで1速の
変速段が達成され、ローリバースブレーキ15は
ほぼ解放となつている。この場合にもリヤクラツ
チ12には上述のようにライン圧が供給されてい
るので何んら問題はない。一方、補助スイツチが
Lに選択されている場合には、1速でのエンジン
ブレーキを必要とするのであるから、ローリバー
スブレーキ15を係合させるため同ブレーキ15
に高圧油、すなわちライン圧を供給する必要があ
るので、電子制御装置290によつてソレノイド
弁325のデユーテイ制御を停止し、油路414
の油圧を油路422にそのまま送給することでロ
ーリバースブレーキ15の完全な係合がなされ
る。 したがつて、この状態、すなわち手動弁150
がDレンジで補助スイツチがL位置の1速では、
1速の変速段のエンジンブレーキがリヤクラツチ
12およびローリバースブレーキ15の係合によ
つて有効となる。 かように、1速の変速段のエンジンブレーキを
必要とする場合にのみワンウエイクラツチ16と
並設されたローリバースブレーキ15に高圧油を
供給するのでオイルポンプ26の駆動力を低減で
きるとともに2速へのアツプシフトや2速からの
シフトダウンに際してローリバースブレーキ15
の解放とキツクダウンブレーキ14の係合とのタ
イミングをとる必要がなくスムーズな変速が可能
で変速シヨツクもない。 ところで、手動弁150がNからDに切換えら
れると、シフト制御弁130にも油路414より
油圧が導びかれるが、第1表に示すようにソレノ
イド弁310,320が共に通電されてオリフイ
ス311,321が開いた状態にある1速達成時
は、オリフイス471,472の介装により、同
オリフイス471,472より下流側の油圧は略
0Kg/cm2となり、スプール132のランド14
0,141間に発生する高油圧によつて、ランド
140,141の受圧面積差による左方への押圧
力を受け、スプール132は第3図に示す最左端
位置にて停止する。 次に、アツプシフトについて順次説明してお
く。アクセルが1速の状態からさらに踏み込まれ
て車速が増加すると、電子制御装置290からソ
レノイド弁310及び320に2速達成の指令が
出され、ソレノイド弁310は通電が遮断され、
ソレノイド弁320は通電状態に保持される。 この切換えにより油路470の高圧油がオリフ
イス471を介してスプール131の2つのラン
ド136,137間、油孔139、油圧室138
及び油圧室144、スプール133の2つのラン
ド142,143間に導びかれ、スプール131
はスプール132と一体的に右方に移動しスプー
ル131がストツパ134に当接した状態で停止
する。すると、油路414のライン圧はスプール
132の2つのランド140,141間を通つて
油路412に導かれ、ライン圧は1速―2速シフ
ト弁170の油圧室173に作用してスプール1
71を第3図の右端位置に移動し、また、4速ク
ラツチ制御弁230の油圧室233にも作用して
スプール231を第3図の右端位置に移動し、1
速―2速シフト弁170では油路422に導びか
れていたライン圧が油路428を介してキツクダ
ウンブレーキ14の係合側油圧室423に供給さ
れてロツド424がスプリング425に抗して左
方に移動し、図示しないブレーキバンドをキツク
ダウンドラム25に係合する一方、油路453の
油圧はN―R制御弁270に連通する油路409
を介して排出されてローリバースブレーキ15の
係合が解除されて2速が達成される。 この2速への変速中にあつても油圧制御弁25
0はソレノイド弁325により調整される制御油
圧によつて制御され、油路422の油圧を減圧
し、変速シヨツクを防止する。 次に、電子制御装置290の指令により3速を
達成するためソレノイド弁310および320へ
の通電が共に遮断されると、ライン圧がシフト制
御弁130のスプール131のランド137外側
とストツパ134との間に供給され、スプール1
32はランド140の受圧面に作用するライン圧
によつて第3図の右方に移動し、スプール133
に押圧部が当接した状態にて停止し、油路414
は、新たに油路430と連通してライン圧は2速
―3速及び4速―3速シフト弁190の油圧室1
93に導びかれ、2速―3速及び4速―3速シフ
ト弁190のスプール191を右端に切換る。 この時、同シフト弁190に連通する油路42
8はオリフイス429を介して油路432に連通
される。油路423は切換弁452を介して4速
クラツチ制御弁230の右端の油圧室234に至
るとともにキツクダウンブレーキ14の解放側油
圧室433および切換弁434を介してフロント
クラツチ11の油圧室に連通する。この油路43
2がキツクダウンブレーキ14の解放側油圧室4
33及びフロントクラツチ11の油圧室に連通さ
れた構造により、両者の係合と解放はオーバラツ
プを持つて行なわれる。 この2速から3速への変速途中においても上記
1速から2速への変速時と全く同様に油圧制御弁
250が作動して短時間油路422の供給油圧が
低く保持される。また、油路428にはオリフイ
ス429が介装されており、同オリフイス429
の作用で上記油圧制御弁250作動中は油圧室4
33及びフロントクラツチ11の油圧室の油圧が
同一の低油圧に保持されて、キツクダウンブレー
キ14の解除に並行してフロントクラツチ11の
係合が行なわれる。その後、油圧制御弁250の
作動停止により油圧が6Kg/cm2まで昇圧されると
フロントクラツチ11の係合が完成して3速が達
成されるが、この3速が達成された場合、入力軸
10とキツクダウンドラム25の回転速度が出力
軸24の回転速度に近づき一致する同期回転状態
となるため、この一致した状態またはその直前を
変速完了として回転数検出装置332,333に
より検出し、この検出によつて油圧制御弁250
の作動を停止してフロントクラツチ11への供給
圧が6Kg/cm2に昇圧される。この昇圧により、4
速クラツチ制御弁230の右端油圧室234の油
圧も昇圧され、スプール231は第3図の左端位
置に切換り、油路430のライン圧が油路445
を介して4速クラツチ13に供給され、4速クラ
ツチは係合状態に保持される。油路445は切換
弁452を介して油路451より油圧室234に
連通しており、油路445に一度油圧が供給され
ると油路445の油圧が排出されるまで4速クラ
ツチ制御弁230のスプール231は第3図の左
端位置に保持され、3速と4速との間での変速中
に4速クラツチ13が解除またはスリツプして変
速不能やニユートラル状態となる不具合を防止し
ている。 次に、補助スイツチがD4に選定された状態で、
電子制御装置290の指令により4速を達成する
ためソレノイド弁310は通電、ソレノイド弁3
20は非通電状態に保持されると、シフト制御弁
130の油圧室144の油圧が低下し、スプール
133はスプール132と共に右方に移動して第
3図の最右端位置となる。その結果、油路414
のライン圧が油路436を介してリヤクラツチ制
御弁280の油圧室293及びチエツク弁235
を介して油路445へ導びかれる。 リヤクラツチ制御弁280のスプール291は
油圧室293に供給されたライン圧により第3図
の右端位置に移動し油路436と油路456とが
連通し、2速―3速及び4速―3速シフト弁19
0の油圧室194にライン圧が供給され同弁19
0のスプール191は第3図に示す左端位置に切
換わる。この時、リヤクラツチ12の油圧室の油
はリヤクラツチ制御弁280の排油口295より
直ちに排出されて、リヤクラツチ12は直ちに解
除され、またフロントクラツチ11の油圧室及び
キツクダウンブレーキ14の油圧室433の油が
2速―3速及び4速―3速シフト弁190の排油
口195からオリフイス196を介して排出され
てフロントクラツチ11は解除され、キツクダウ
ンブレーキ14は係合されるが、上記1速から2
速、あるいは2速から3速への変速と同様に油圧
制御弁250が作動して油路422の油圧が変速
中の短時間減圧されることにより、キツクダウン
ブレーキ14の油圧室423に作用している係合
油圧を低くして滑らかな係合が行なわれ、その
後、係合油圧が6Kg/cm2に立ち上ると係合が達成
されて4速が完成する。 一方、ダウンシフトの場合は上記アツプシフト
の場合とは逆となり、電子制御装置290の指令
によるソレノイド310,320のON―OFF状
態によつてそれぞれの変速段が達成される。 そこで、一例として、2速から1速へのダウン
シフトについて説明する。 2速から1速へ変速される時は、ソレノイド弁
310および320が共に通電状態となり、シフ
ト制御弁130は最左端位置にスプール131,
132が移動し、油路412の油圧が排出され
て、1速―2速シフト弁170のスプール171
及び4速クラツチ制御弁230のスプール231
が左端に移動し、キツクダウンブレーキ14の油
圧室の油が排出されて同ブレーキ14の係合が解
除される一方、ローリバースブレーキ15が係合
されて1速が達成されるが、セレクトレバー及び
補助スイツチの操作によりD3または2位置を選
定した時は、アツプシフトの場合と同様、油圧調
整装置340によつてローリバースブレーキ15
は低圧油が供給された係合状態となる。また、こ
のD3または2位置を選定した状態では、手動弁
150による油路の切換は全く行なわれず、セレ
クトレバーの選定位置検出装置341及び補助ス
イツチの選定位置検出装置342によりその位置
検出を行ない、電子制御装置290に信号を与
え、4速あるいは3速以上の変速が行なわれない
ようにソレノイド弁310,320を制御する。 補助スイツチL位置に選定されると、補助スイ
ツチの選定位置検出装置342による位置検出
で、選定初期において車速が50Km/H等の所定値
以上にあると2速に保持され、その後車速が所定
値以下になるとソレノイド弁310,320の制
御による1速固定が達成されるが、変速中にあつ
ては、油圧制御弁250の作動により供給油圧は
低圧に保持され変速シヨツクを防止する一方、変
速後にはローリバースブレーキ15に高圧油、す
なわち、ライン圧が供給されて完全な係合がなさ
れる。 次に、後退する場合について説明する。 手動弁150がR位置に選定されると、油路4
01は油路421に連通され、油路421はN―
R制御弁270、油路409、1速―2速シフト
弁170、油路453を介してローリバースブレ
ーキ15に導びかれ、一方、油路401は油路4
05を介して切換弁434に接続され、フロント
クラツチ11の油圧室にも油が供給され、クラツ
チ11およびブレーキ15の係合により後退が達
成される。 この場合の変速中も、N―R制御弁270が油
圧調整弁として作動し、油圧制御弁250のスプ
ール254およびスプリング255が脈動緩和用
のアキユームレータとして機能し、油路409か
らの出力圧の低減をはかり変速シヨツクを防止す
る。 尚、上記実施例では、1速の変速段のエンジン
ブレーキを必要とする場合を補助スイツチがL位
置に選択された場合として説明したが、さらに、
ブレーキを強く踏込んだ場合、ブレーキペダ
ルに一定時間以上足を置いた場合、アクセルペ
ダルを一定時間以上OFFにし、しかも道路の下
り勾配が大の場合、アクセルペダルがOFFに
もかかわらず車速の上昇速度が一定値を越す場合
等にもローリバースブレーキに高圧油を供給する
ようにしても良く、これらの場合にはブレーキペ
ダル,アクセルペダル等の踏込み量を検出するポ
テンシヨメータや振り子式その他の道路勾配検出
装置等を付設し、これら検出装置からの信号を電
子制御装置に入力し、同制御装置においてこれら
の信号をもとにエンジンブレーキの要、不要を判
別させるようにすればよい。 また、本実施例では1速について適用した場合
について説明したが、最高速段を除くいずれの低
速の変速段に適用することも可能である。 さらに、上記実施例では、P,R,N,Dの4
位置に選定可能なセレクトレバーと、D4,D3
2,Lの4位置に選定可能な補助スイツチとを設
けたが補助スイツチを廃止してセレクトレバーに
P,R,N,D4,D3,2,Lの7位置を設定し、
同レバーの選定位置を検出する検出装置を設ける
とともにセレクトレバーが、D4,D3,2,Lの
いずれの位置に選定されても手動弁150がD位
置に保持されるように同手動弁150とセレクト
レバーとを連結するリンク機構によつて構成し、
セレクトレバーの位置に対応した変速もしくは変
速段が達成されるようにしたりもしくはセレクト
レバーにP,R,N,D,2,Lの6位置を設定
し、補助スイツチによつてD4,D3を選択可能と
し、上記D,2,Lのいずれの位置にセレクトレ
バーが選定されていても手動弁150がD位置に
保持されるように構成しても上記実施例と略同様
の効果を奏するのは言うまでもない。 以上、実施例とともに具体的に説明したように
本発明によれば、エンジンブレーキを無効とする
ワンウエイクラツチと並設された摩擦係合装置を
その変速段のエンジンブレーキを必要とする場合
にのみ高圧油を供給し、他の場合には低圧油を供
給するようにしたので、アツプシフトやダウンシ
フトの際の他の摩擦係合装置の解放又は係合のタ
イミングがとりやすく変速シヨツクが生じない。
また、作動油を発生するオイルポンプの駆動力も
小さくてすみ、油圧回路を簡素なものとすること
ができるとともにシステム全体の効率向上とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用対象のひとつである車両
用自動変速機のパワートレーン図、第2図は上記
自動変速機における各摩擦係合装置の係合状態を
セレクトレバー位置との関係で示した作動エレメ
ント図、第3図は本発明の車両用自動変速機の一
実施例にかかる主油圧制御装置の系統図、第4図
および第5図は本発明の車両用自動変速機の油圧
制御装置の出力圧の変化を示すグラフである。 図面中、1はエンジン、3はトルクコンバー
タ、12はリヤクラツチ、15はローリバースブ
レーキ、16はワンウエイクラツチ、17は遊星
歯車組、50は調圧弁、70はトルクコンバータ
制御弁、90は直結クラツチ制御弁、110は減
圧弁、130はシフト制御弁、150は手動弁、
170は1速―2速シフト弁、190は2速―3
速及び4速―3速シフト弁、210はN―D制御
弁、230は4速クラツチ制御弁、250は油圧
制御弁、270はN―R制御弁、280はリヤク
ラツチ制御弁、290は電子制御装置、300,
310,320,325はソレノイド弁、330
はエンジン負荷検出装置、331,332,33
3は回転数検出装置、334は油温検出装置、3
40は油圧調整装置、341,342はセレクト
レバー及び補助スイツチの選定位置検出装置であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の前進変速段を有し、ある低速の変速段
    を達成するためのワンウエイクラツチおよび該ワ
    ンウエイクラツチと並設された油圧作動の摩擦係
    合装置と、該摩擦係合装置と油圧源との間に介装
    され前記複数の前進変速段を達成するための唯一
    の油圧伝達経路切換え位置及び後進・ニユートラ
    ルの変速段を達成するための油圧伝達経路切換え
    位置が形成された手動弁とを備えた車両用自動変
    速機において、車両の走行状態を検出してエンジ
    ンブレーキが必要であることを検出する検出装置
    と、前記摩擦係合装置と油圧源との間に介装され
    同油圧源からの油圧を一部排出して該摩擦係合装
    置へ供給する油圧を調整可能な油圧制御装置と、
    上記検出装置からの信号に基づいて上記油圧制御
    装置による調整油圧値を変更制御する制御手段と
    を備え、上記低速の変速段が達成された状態で前
    記検出装置によりエンジンブレーキが必要である
    と検出されると前記摩擦係合装置へ高圧油が供給
    され、エンジンブレーキが不要であると検出され
    ると前記摩擦係合装置へ同係合装置が係合される
    ことのない低圧油が供給されることを特徴とする
    車両用自動変速機。
JP56174080A 1981-10-30 1981-10-30 自動変速機の油圧制御装置 Granted JPS5877960A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56174080A JPS5877960A (ja) 1981-10-30 1981-10-30 自動変速機の油圧制御装置
US06/421,319 US4534244A (en) 1981-10-30 1982-09-22 Automatic transmission gear system for vehicles

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56174080A JPS5877960A (ja) 1981-10-30 1981-10-30 自動変速機の油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5877960A JPS5877960A (ja) 1983-05-11
JPH0121379B2 true JPH0121379B2 (ja) 1989-04-20

Family

ID=15972295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56174080A Granted JPS5877960A (ja) 1981-10-30 1981-10-30 自動変速機の油圧制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4534244A (ja)
JP (1) JPS5877960A (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4813307A (en) * 1984-04-10 1989-03-21 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Method of controlling hydraulic pressure for an automatic transmission gear system
JPS61136048A (ja) * 1984-12-04 1986-06-23 Daihatsu Motor Co Ltd 自動変速機の油圧装置
JPS6241466A (ja) * 1985-08-15 1987-02-23 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機の前進圧制御兼トルクコンバ−タ制御装置
JPH0717166B2 (ja) * 1985-09-30 1995-03-01 アイシン精機株式会社 自動変速機
US4707789A (en) * 1985-11-29 1987-11-17 General Motors Corporation Adaptive direct pressure shift control for a motor vehicle transmission
US4653350A (en) * 1985-11-29 1987-03-31 General Motors Corporation Adaptive direct pressure shift control for a motor vehicle transmission
JPH065096B2 (ja) * 1985-12-29 1994-01-19 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 自動変速機用作動油供給装置
JPS6367448A (ja) * 1986-09-10 1988-03-26 Fuji Heavy Ind Ltd 自動変速機の油圧制御システム
JPH0221062A (ja) * 1988-07-11 1990-01-24 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機のソレノイド元圧供給回路
DE4036076C2 (de) * 1989-11-15 1994-12-01 Mazda Motor Hydrauliksteuerung für ein Automatikgetriebe
JPH03123154U (ja) * 1990-03-28 1991-12-16
US5315899A (en) * 1992-11-09 1994-05-31 Jatco Corporation Hydraulic control system for automatic transmission of automotive vehicle with exhaust braking system using vehicle payload sensing means
DE69519177T2 (de) * 1994-07-07 2001-05-23 Hyundai Motor Co Ltd Verfahren zum Steuern des Hydraulikdrucks in automatischen Getrieben
US8234055B2 (en) * 2008-02-25 2012-07-31 GM Global Technology Operations LLC Engine movement detection systems and methods

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3078736A (en) * 1960-12-19 1963-02-26 Clark Equipment Co Hydraulic control system for automatic transmission
US3309939A (en) * 1965-01-21 1967-03-21 Ford Motor Co Automatic control valve system for a multiple speed-ratio power transmission system
US3546974A (en) * 1969-05-26 1970-12-15 Gen Motors Corp Transmission control system
US3813964A (en) * 1969-10-18 1974-06-04 Nissan Motor Control system for an automotive automatic power transmission
DE2145666A1 (de) * 1971-09-13 1973-03-22 Bosch Gmbh Robert Elektrohydraulische getriebeschaltvorrichtung
DE2150468A1 (de) * 1971-10-09 1973-04-12 Bosch Gmbh Robert Elektrohydraulische getriebeschaltvorrichtung
JPS531432B2 (ja) * 1972-11-02 1978-01-19
JPS545471B2 (ja) * 1973-08-17 1979-03-16
JPS539341B2 (ja) * 1973-10-18 1978-04-05
JPS5121062A (en) * 1974-08-13 1976-02-19 Toyota Motor Co Ltd Jidohensokukino yuatsuseigyosochi
JPS51121660A (en) * 1975-04-17 1976-10-25 Toyota Motor Corp Oil pressure controlling device for automatic gear box
DE2715999C2 (de) * 1976-04-14 1984-01-19 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho, Tokyo Steuereinrichtung für ein automatisches Getriebe
US4259882A (en) * 1978-01-03 1981-04-07 Borg-Warner Corporation Electronic shift control
DE2832345C2 (de) * 1978-07-22 1986-12-04 Volkswagen AG, 3180 Wolfsburg Hydraulische Steuervorrichtung für ein automatisches Kraftfahrzeug-Wechselgetriebe
US4262335A (en) * 1978-08-18 1981-04-14 S.R.M. Hydromekanik Vehicle transmission control system
JPS5948901B2 (ja) * 1978-09-29 1984-11-29 日産自動車株式会社 自動変速機の変速点制御装置
US4274308A (en) * 1978-11-06 1981-06-23 Nissan Motor Company, Limited Shock control arrangement in hydraulic control system
US4252148A (en) * 1979-08-06 1981-02-24 General Motors Corporation Hydraulic control for a transmission
JPS5631554A (en) * 1979-08-18 1981-03-30 Aisin Warner Ltd Lock-up clutch controller of torque converter in automatic transmission
US4418587A (en) * 1980-10-27 1983-12-06 General Motors Corporation Hydraulic system pressure control for a power transmission
US4425620A (en) * 1981-01-28 1984-01-10 Steiger Tractor, Inc. Electrical control for power shift transmission
JPS57163731A (en) * 1981-03-31 1982-10-08 Mitsubishi Motors Corp Control apparatus for friction clutch

Also Published As

Publication number Publication date
US4534244A (en) 1985-08-13
JPS5877960A (ja) 1983-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4513639A (en) Creeping preventing apparatus in automatic transmission for vehicle
US4662488A (en) Control system for a clutch interposed between input and output shafts of hydrodynamic power transmitting device
US4982622A (en) Hydraulic pressure control device for automatic transmission
US4742732A (en) Automatic transmission system for a vehicle
US5389046A (en) Automatic transmission control system
JPS628660B2 (ja)
US4561328A (en) Creeping preventing apparatus in automatic transmission for vehicle
US5003842A (en) Control device for automatic transmission gear system
JPH0121379B2 (ja)
JPH0474575B2 (ja)
JPH0559297B2 (ja)
JPS628662B2 (ja)
US4724725A (en) Transmission control system for controlling a main transmission speed changing pattern relative to a subtransmission speed changing ratio
JPS6363782B2 (ja)
JPH01216151A (ja) 自動変速機における油圧制御装置
US5291804A (en) Apparatus for controlling line pressure for automatic transmission upon vehicle starting with the transmission placed in second or higher-gear position
US5536216A (en) Hydraulic pressure control system of an automatic transmission for vehicle
JPS628658B2 (ja)
JPS6218780B2 (ja)
JPS628657B2 (ja)
JP2748550B2 (ja) 自動変速機のエンジンブレーキ制御装置
JP2847733B2 (ja) 自動変速機用油圧制御装置
JPS6154980B2 (ja)
JPH02229960A (ja) 自動変速機の液圧制御装置
JPH0520620B2 (ja)