JP5007503B2 - 自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置 - Google Patents
自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5007503B2 JP5007503B2 JP2006012429A JP2006012429A JP5007503B2 JP 5007503 B2 JP5007503 B2 JP 5007503B2 JP 2006012429 A JP2006012429 A JP 2006012429A JP 2006012429 A JP2006012429 A JP 2006012429A JP 5007503 B2 JP5007503 B2 JP 5007503B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- change
- starting element
- fastening
- speed
- rate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
この技術は、発進クラッチの締結容量(クラッチ油圧)をクラッチの前後速度比と、エンジンスロットル開度(エンジン負荷)とに基づき、また、エンジン回転数による補正下に求め、発進クラッチの締結容量(クラッチ油圧)がこの演算値に一致するよう制御して、エンジントルク変動ショックを発進クラッチのスリップにより吸収ことを旨とする。
アクセル開度APOの増大に呼応し発進クラッチ油圧指令値tPcも対応する速度で増大し、締結油圧をかかる指令値に追従するよう制御される発進クラッチが急締結することとなる。
かかる発進クラッチの急締結により、エンジン回転数Neが図示のごとく車速対応の回転数まで低下するが、
アクセル開度APOを増大させるアクセルペダル踏み込み時は運転者がエンジン回転数Neの上昇による加速を望んでいることから、運転者は上記のようなエンジン回転数Neの低下に違和感を持つという問題を生ずる。
一方で発進クラッチの急締結は、上記エンジン回転数Neの低下による回転イナーシャフェーズ分のショックを発生させることになり、この点でも好ましくない。
上記の諸問題は、アクセルペダル踏み込み速度(アクセル開度増大割合)が高いときほど顕著になる。
アクセル開度APOの低下に呼応し発進クラッチ油圧指令値tPcも対応する速度で低下し、締結油圧をかかる指令値に追従するよう制御される発進クラッチが急速に解放することとなる。
かかる発進クラッチの急解放により、大きなエンジンブレーキが期待できなくなるほか、エンジン回転数Neが図示のごとく一瞬上昇するが、
アクセル開度APOを低下させるアクセルペダル戻し時は運転者がエンジンブレーキによる減速のほかに、エンジン回転数Neが徐々に低下することを望んでいることから、運転者は上記のようなエンジンブレーキ不足(車両の空走感)に違和感を持つと共に、上記のようなエンジン回転数Neの上昇にも違和感を持つという問題を生ずる。
一方で発進クラッチの急解放は、当該クラッチの前後回転数差が許容値を超える事態を生じさせることがあり、クラッチの耐久性を低下させるという点でも好ましくない。
上記の諸問題は、アクセルペダル戻し速度(アクセル開度低下割合)が高いときほど顕著になる。
この着想を具体化して上記の問題解決を実現し得るようにした自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置を提案することを目的とする。
原動機と変速伝動機構との間に介在させた摩擦式発進要素の締結により原動機から変速伝動機構への動力伝達が可能で、該摩擦式発進要素の締結力を前記原動機の負荷が大きいほど大きくするようにした自動変速機を要旨構成の基礎前提とし、
前記原動機負荷の変化率を検出する原動機負荷変化率検出手段と、
前記摩擦式発進要素をスリップ締結すべきスリップ締結領域で、前記原動機負荷の変化に伴う前記摩擦式発進要素の締結力変化を、前記原動機負荷変化率検出手段で検出した原動機負荷変化率が大きいほど前記摩擦式発進要素の締結力変化割合が小さくなるように制限する発進要素締結力変化制限手段とを設けた構成に特徴づけられる。
つまり、発進要素のスリップ締結領域において原動機負荷を増大させた時に発生する、図7(a)につき前述した問題、つまり、発進要素の急締結により原動機回転数が運転者の思惑とは逆に低下するという違和感や、発進要素の急締結によりショックが発生するという問題を解消し得ると共に、
発進要素のスリップ締結領域において原動機負荷を低下させた時に発生する、図8(a)につき前述した問題、つまり、発進要素の急解放に起因したエンジンブレーキ不足による車両の空走感に関する問題、および、発進要素の急解放により原動機回転数が運転者の思惑とは逆に一瞬上昇するという違和感の問題、更には、発進要素の急解放に起因してその前後回転数差が許容値を超えて耐久性が低下するという問題を解消することができる。
図1は、本発明の一実施例になる発進要素スリップ締結制御装置を具えた自動変速機としてのVベルト式無段変速機を、その制御系と共に示す変速制御システム図である。
1は、原動機としてのエンジン、2は、Vベルト式無段変速機を示し、これらで車両のパワートレーンを構成する。
モータ4を目標スロットル開度(tTVO)指令に対応した回転位置にすることで、スロットルバルブ5のスロットル開度TVOを目標スロットル開度tTVOにして、エンジン1の出力を基本的にはアクセル開度APOに応じたものにするようなものとする。
そして、セカンダリプーリ8にファイナルドライブギヤ組10を介してディファレンシャルギヤ装置11を駆動結合し、これらにより左右の車輪12L,12Rを回転駆動するものとする。
両可動フランジ7a,8aを、目標変速比(tI)指令に応動するコントロールバルブボディー13からのプライマリプーリ圧Ppriおよびセカンダリプーリ圧Psecに応じた位置に変位させることで、無段変速機2を実変速比が目標変速比tIに一致するよう無段変速させ得るものとする。
単純遊星歯車組14は、そのサンギヤ14sをプライマリプーリ7に回転係合させ、リングギヤ14rをトーショナルダンパD/Pを介してエンジン1の出力軸に結合し、サンギヤ14sおよびリングギヤ14r間を前進クラッチ15により結合可能とし、サンギヤ14sおよびリングギヤ14r間に噛合するピニオン14pを回転自在に支持するキャリア14cを後進ブレーキ17により固定可能とする。
前進クラッチ15のみを締結した状態で入力回転伝動機構6は、トーショナルダンパD/Pからのエンジン回転をプライマリプーリ7にそのまま入力して前進走行を可能にする。
後進ブレーキ16のみを締結した状態で入力回転伝動機構6は、トーショナルダンパD/Pからのエンジン回転を逆転させてプライマリプーリ7に入力し、後進走行を可能にする。
これら制御のためコントロールバルブボディー13には、エンジン駆動されるオイルポンプO/Pからの作動油を供給し、コントロールバルブボディー13はこれを媒体として上記の各種制御を実行する。
これがためコントローラ21には、アクセルペダル3の踏み込み位置(アクセル開度)APOを検出するアクセル開度センサ22からの信号と、
スロットル開度TVOを検出するスロットル開度センサ23からの信号と、
プライマリプーリ7の回転数である変速機入力回転数Niを検出する変速機入力回転数センサ24からの信号と、
セカンダリプーリ8の回転数である変速機出力回転数Noを検出する変速機出力回転数センサ25からの信号と、
車速VSPを検出する車速センサ26からの信号と、
エンジン回転数Neを検出するエンジン回転数センサ27からの信号と、
運転者が操作するレンジ選択スイッチ28からの選択レンジ指令Srと、
車両のブレーキペダル(図示せず)を踏み込む制動時にONにされるブレーキスイッチ29からの信号とをそれぞれ入力する。
マニュアル弁31は、入力ポート31bへライン圧PLを供給されており、このライン圧PLは、エンジン1により駆動されるオイルポンプO/P(図1参照)からの作動油を図示せざるプレッシャレギュレータ弁により調圧して作り出したものである。
この場合マニュアル弁31は、出力ポート31c,31dから前進走行レンジ圧PDおよび後進走行レンジ圧PRを出力せず、これらを元圧として作動する前進クラッチ15および後進ブレーキ16を共に解放し、プライマリプーリ7へエンジン回転を入力しないから、無段変速機2は動力伝達を行わない中立状態となる。
この場合、出力ポート31cからの前進走行レンジ圧PDが一方では、該ポート31cに接続された図示せざる発進要素締結圧制御系による減圧制御下で前進クラッチ15(図1参照)に向かい、これを締結してプライマリプーリ7へエンジン回転をそのまま入力する。
この場合、出力ポート31dからの後進走行レンジ圧PRが一方では、該ポート31dに接続された発進要素締結圧制御系による減圧制御下で後進ブレーキ16(図1参照)に向かい、これを締結してプライマリプーリ7へエンジン回転を逆転下に入力する。
出力ポート31dからの後進走行レンジ圧PRは他方では、プライマリプーリ圧Ppriおよびセカンダリプーリ圧Psecの元圧として無段変速機2の変速制御に供される。
この場合マニュアル弁31は、出力ポート31c,31dから前進走行レンジ圧PDおよび後進走行レンジ圧PRを出力せず、これらを元圧として作動する前進クラッチ15および後進ブレーキ16を共に解放し、プライマリプーリ7へエンジン回転を入力しないから、無段変速機2は動力伝達を行わない中立状態となる。
ウォーム34は、アクチュエータとしてのステップモータ35に結合し、ステップモータ35によりウォーム34およびウォームホイール33を介しマニュアルシャフト32を回転させることで、マニュアル弁31(スプール31a)をP,R,N,Dレンジ位置のいずれかにストロークさせ得るものとする。
なお、マニュアルシャフト32の回転位置と、P,R,N,Dレンジ位置との関係は、マニュアル弁スプール31aに割り当てたP,R,N,Dレンジ位置に対応させて図2に示す如きものとし、Nレンジの両隣にDレンジおよびRレンジをそれぞれ隣り合わせに位置させる。
レンジ選択スイッチ28は、運転者が、希望する走行形態に応じたP,R,N,Dレンジの選択を指令するために操作するレンジセレクタで、スイッチ本体28a内に円形のセレクトダイアル28bを収納して構成したロータリスイッチとするが、その他に、レンジの数と同数の押しボタンで構成した押しボタンスイッチすることができる。
しかし何れにしてもレンジ選択スイッチ28は、運転者が指令したP,R,N,Dレンジに対応する電気的な選択レンジ指令Srをコントローラ21に向け出力するものとする。
先ずステップS1において、選択レンジ指令Srが走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)か否かをチェックし、走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)でなければ、本発明が制御対象とする発進要素のスリップ締結は行われなくて、本発明による発進要素のスリップ締結制御が不要であるから、制御をそのまま終了する。
スリップ締結領域でない場合や、スリップ締結領域でもスロットル開度TVO(エンジン負荷)を変化させていない場合は、本発明による発進要素のスリップ締結制御が不要であるから、制御をそのまま終了して発進要素の通常制御を行う。
本発明の原動機負荷変化率検出手段に相当するステップS3においては、スロットル開度TVO(エンジン負荷)の今回値TVO2と、所定時間Δt前における前回値TVO1との偏差から、スロットル開度TVO(エンジン負荷)の変化速度α=(TVO2−TVO1)/Δtを演算し、αの正負によりステップS2におけるスロットル開度TVOの変化がアクセルペダルの踏み込み(エンジン負荷の増大)による増大変化か、アクセルペダルの戻し操作(エンジン負荷の低下)による低下変化かをチェックする。
逆にステップS3でα<0であると判定する場合は、ステップS2におけるスロットル開度TVOの変化がアクセルペダルの戻し操作(エンジン負荷の低下)による低下変化であると判断することができる。
なお上記の所定時間Δtは、図3に示す制御プログラムの演算サイクルΔt0と同じでもよいし、スロットル開度(エンジン負荷)変化速度αの演算精度を高くするため、演算サイクルΔt0の整数倍にしてもよい。
スロットル開度(エンジン負荷)増大速度αが設定値αa以上であるとき、スロットル開度(エンジン負荷)増大速度αが速いほど締結圧指令値tPcに関する制限率βを段階的に大きくなる値とし、これにより、スロットル開度(エンジン負荷)増大速度αが速いほど締結圧指令値tPcの増大割合を大きく制限して、締結圧指令値tPcをスロットル開度(エンジン負荷)増大速度αに対応した速度よりも緩やかに上昇させるようなものとする。
スロットル開度(エンジン負荷)低下速度|α|が設定値|αb|以上であるとき、スロットル開度(エンジン負荷)低下速度|α|が速いほど締結圧指令値tPcに関する制限率βを段階的に大きくなる値とし、これにより、スロットル開度(エンジン負荷)低下速度|α|が速いほど締結圧指令値tPcの低下割合を大きく制限して、締結圧指令値tPcをスロットル開度(エンジン負荷)低下速度|α|に対応した速度よりも緩やかに低下させるようなものとする。
クラッチ15(またはブレーキ16)の締結圧指令値tPcが、アクセル開度APOの増大速度に対応する、図7(a)に示すと同様な波線図示の増大速度に図5(a)の制限率βを乗じた緩やかな速度で実線図示のごとくに増大する。
そして、クラッチ15(またはブレーキ16)はその締結圧Pc(図1参照)をかかる指令値tPcに追従するよう制御されることから、図7(a)につき前述したような急締結を生ずることなく緩やかに締結される。
よって本実施例では、クラッチ15(またはブレーキ16)の急締結にともなう、図7(a)につき前述したエンジン回転数Neの低下を生ずることがなく、エンジン回転数Neを図示のごとくに変化させることができる。
またクラッチ15(またはブレーキ16)の上記した緩やかな締結は、エンジン回転数Neの低下を生じないことによって、その回転イナーシャフェーズ分のショックが発生するという問題をも生じなくすることとなり大いに好ましい。
図7(b)に示すごとく、スロットル開度TVOの増大速度(エンジン負荷の増大速度)αが速いほど、クラッチ15またはブレーキ16の締結力指令値tPcを緩やかに上昇させることとなり、
スロットル開度TVOの増大速度(エンジン負荷の増大速度)αが速いほど、図7(a)につき前述したエンジン回転数Neの低下に関する問題が顕著になるのに符合して、如何なるスロットル開度TVOの増大速度(エンジン負荷の増大速度)αのもとでも上記の制限が過不足のない適切なものとなり、この制限が過度になる弊害を防止しつつ確実に上記の作用効果を達成することができる。
クラッチ15(またはブレーキ16)の締結圧指令値tPcが、アクセル開度APOの低下速度に対応する、図8(a)に示すと同様な波線図示の低下速度に図5(b)の制限率βを乗じた緩やかな速度で実線図示のごとくに低下する。
そして、クラッチ15(またはブレーキ16)はその締結圧Pc(図1参照)をかかる指令値tPcに追従するよう制御されることから、図8(a)につき前述したような急解放を生ずることなく緩やかに解放される。
よって本実施例では、クラッチ15(またはブレーキ16)の急解放にともなう、図8(a)につき前述したエンジンブレーキ不足や、エンジン回転数Neの一時的な上昇を生ずることがなく、後者のエンジン回転数Neについてはこれを図示のごとくに変化させることができる。
またクラッチ15(またはブレーキ16)の上記した緩やかな解放は、これらクラッチ15(またはブレーキ16)の前後回転数差が許容値を超える事態を生じさせなくし、これらクラッチ15(またはブレーキ16)の耐久性が低下するという問題を解消することができる。
図8(b)に示すごとく、スロットル開度TVOの低下速度(エンジン負荷の低下速度)|α|が速いほど、クラッチ15またはブレーキ16の締結力指令値tPcを緩やかに低下させることとなり、
スロットル開度TVOの低下速度(エンジン負荷の低下速度)|α|が速いほど、図8(a)につき前述したエンジンブレーキ不足(車両空走感)に関する問題や、エンジン回転数Neの低下に関する問題が顕著になるのに符合して、如何なるスロットル開度TVOの増大速度(エンジン負荷の増大速度)|α|のもとでも上記の制限が過不足のない適切なものとなり、この制限が過度になる弊害を防止しつつ確実に上記の作用効果を達成することができる。
アクセルペダルの踏み込み(エンジン負荷の増大)時はアクセルペダルの戻し(エンジン負荷の低下)時に比べて、図7(a)および図8(a)につき前述したエンジン回転数Neの低下や上昇に関する違和感を生じ易いのに符合し、当該アクセルペダルの踏み込み(エンジン負荷の増大)時においてもかかる違和感を確実に解消することができる。
本発明が解決しようとする課題を生じないスロットル開度(エンジン負荷)変化速度α<αaや、|α|<|αb|のもとで、不要に締結圧指令値tPcの変化割合が制限される弊害を回避することができる。
この場合、前記した制御を一層きめ細やかに行って、前記の作用効果を一層顕著なものにすることができる。
アクセルペダル戻し操作時(エンジン負荷低下時)よりもアクセルペダル踏み込み時(エンジン負荷増大時)において、締結圧指令値tPcに関する変化割合制限率βを一層きめ細かく設定するのがよい。
2 Vベルト式無段変速機(自動変速機)
3 アクセルペダル
4 モータ
5 スロットルバルブ
6 入力回転伝動機構
7 プライマリプーリ(変速伝動機構)
8 セカンダリプーリ(変速伝動機構)
9 Vベルト(変速伝動機構)
10 ドライブギヤ組
11 ディファレンシャルギヤ装置
12L,12R 左右車輪
13 コントロールバルブボディー
14 単純遊星歯車組
15 前進クラッチ(摩擦式発進要素)
16 後進ブレーキ(摩擦式発進要素)
21 コントローラ
22 アクセル開度センサ
23 スロットル開度センサ
24 入力回転数センサ
25 出力回転数センサ
26 車速センサ
27 エンジン回転数センサ
28 レンジ選択スイッチ
29 ブレーキスイッチ
31 マニュアル弁
32 マニュアルシャフト
33 ウォームギヤ
34 ウォーム
35 ステップモータ
Claims (4)
- 原動機と変速伝動機構との間に介在させた摩擦式発進要素の締結により原動機から変速伝動機構への動力伝達が可能で、該摩擦式発進要素の締結力を前記原動機の負荷が大きいほど大きくするようにした自動変速機において、
前記原動機負荷の変化率を検出する原動機負荷変化率検出手段と、
前記摩擦式発進要素をスリップ締結すべきスリップ締結領域で、前記原動機負荷の変化に伴う前記摩擦式発進要素の締結力変化を、前記原動機負荷変化率検出手段で検出した原動機負荷変化率が大きいほど前記摩擦式発進要素の締結力変化割合が小さくなるように制限する発進要素締結力変化制限手段とを具備してなることを特徴とする自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置。 - 請求項1に記載の自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置において、
前記発進要素締結力変化制限手段は、原動機負荷低下時よりも原動機負荷増大時において、前記摩擦式発進要素の締結力変化割合が一層小さくなるよう前記摩擦式発進要素の締結力変化を大きく制限するものであることを特徴とする自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置。 - 請求項1または2に記載の自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置において、
前記発進要素締結力変化制限手段は、原動機負荷低下時よりも原動機負荷増大時において、前記摩擦式発進要素の締結力変化に関する制限を制限率が連続的に変化するよう設定するものであることを特徴とする自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置において、
前記発進要素締結力変化制限手段は、前記検出した原動機負荷変化率が設定値未満であるとき、前記原動機負荷の変化に伴う前記摩擦式発進要素の締結力変化に対する前記制限を行わないものであることを特徴とする自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006012429A JP5007503B2 (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006012429A JP5007503B2 (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007192351A JP2007192351A (ja) | 2007-08-02 |
JP5007503B2 true JP5007503B2 (ja) | 2012-08-22 |
Family
ID=38448212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006012429A Expired - Fee Related JP5007503B2 (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5007503B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4812731B2 (ja) * | 2007-10-30 | 2011-11-09 | 本田技研工業株式会社 | 車両のクラッチ制御装置 |
JP6759027B2 (ja) * | 2015-10-20 | 2020-09-23 | 株式会社エクセディ | ハイブリッド駆動装置 |
WO2017069040A1 (ja) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | 株式会社エクセディ | 車両用動力伝達装置及び車両用動力伝達システム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06331015A (ja) * | 1993-05-25 | 1994-11-29 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の変速制御装置 |
JP3752959B2 (ja) * | 2000-04-19 | 2006-03-08 | 三菱自動車工業株式会社 | 機械式自動変速機の変速制御装置 |
-
2006
- 2006-01-20 JP JP2006012429A patent/JP5007503B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007192351A (ja) | 2007-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2436954B1 (en) | Continuously variable transmission and shift control method thereof | |
EP2541101B1 (en) | Control device for continuously variable transmission for vehicle | |
KR20110007948A (ko) | 무단 변속기 및 그 제어 방법 | |
KR20100108277A (ko) | 무단 변속기 및 그 제어 방법 | |
EP2275710B1 (en) | Control device of and control method for vehicle continuously variable transmission | |
KR20100108274A (ko) | 무단 변속기 및 그 제어 방법 | |
JP3475678B2 (ja) | 無段変速機 | |
JP4389716B2 (ja) | 無段変速機の制御装置 | |
US10371259B2 (en) | Control device for continuously variable transmission equipped with auxiliary transmission | |
JP7030183B2 (ja) | 無段変速機の制御装置および制御方法 | |
JP5007503B2 (ja) | 自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置 | |
JPH08178055A (ja) | 無段自動変速機の制御装置 | |
JP4929724B2 (ja) | 自動変速機搭載車のエンジンブレーキ補償制御装置 | |
US10821984B2 (en) | Gear shift control device and gear shift control method for continuously variable transmission | |
JP6191202B2 (ja) | ベルト式無段変速機の油圧制御装置 | |
WO2018216649A1 (ja) | 動力伝達装置およびその制御方法 | |
CA3011678C (en) | Control device for vehicle and control method of the same | |
US5842951A (en) | Speed change control system for automatic transmission | |
WO2017135171A1 (ja) | 車両の制御装置、及び車両の制御方法 | |
JPH1054458A (ja) | 自動変速機用油圧制御装置 | |
JP6065578B2 (ja) | 無段変速機の制御装置および制御方法 | |
JP2007057073A (ja) | 無段変速機の制御装置 | |
JP5109845B2 (ja) | 自動変速機のニュートラル制御装置 | |
JP6893740B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP4700275B2 (ja) | 無段変速機の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110125 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110325 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20110325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110927 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20111125 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120314 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120501 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120514 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608 Year of fee payment: 3 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20130213 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |