JPH0540356Y2 - - Google Patents

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JPH0540356Y2
JPH0540356Y2 JP1986106718U JP10671886U JPH0540356Y2 JP H0540356 Y2 JPH0540356 Y2 JP H0540356Y2 JP 1986106718 U JP1986106718 U JP 1986106718U JP 10671886 U JP10671886 U JP 10671886U JP H0540356 Y2 JPH0540356 Y2 JP H0540356Y2
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detecting
acceleration
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は自動車用オートマチツクトランスミツ
シヨンのライン圧制御装置に関する。
〈従来の技術〉 自動車用オートマチツクトランスミツシヨンの
作動油圧の源となるライン圧は、エンジン出力な
どに応じた適正油圧に調整する必要があり、適正
油圧より高い場合は、トルク伝達率が高く、エン
ジンの振動や変速シヨツクを車軸に伝えてしまう
ため、騒音や振動が大きくなる。また、適正油圧
より低い場合は、ギヤ等の締結力が弱まり、無用
なスリツプ等が発生し、伝達効率が著しく低下す
る。
そこで従来は運転条件に応じてライン圧を制御
している(特願昭60−145756号参照)。
例えば第5図に示すように、エンジン51の出
力軸により駆動される機械式のオイルポンプ52
によりライン圧を発生させて、クラツチ等のアク
チユエータ53に送るが、途中に電磁バルブ54
を介してリターン通路55を設け、コントロール
ユニツト56からの信号で電磁バルブ54をデユ
ーテイー制御してライン圧を制御する。ここで、
コントロールユニツト56には運転条件のパラメ
ータとしてスロツトル開度、さらにはギヤ位置な
どが入力され、スロツトル開度などに対応した目
標ライン圧が得られるよう、スロツトル開度など
に対応したデユーテイー比で電磁バルブ54を開
閉制御する。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来のライン圧制御
装置においては、オープンループ制御であるた
め、油温,ソレノイド電圧,ソレノイド特性の変
化やバラツキによりライン圧が変化してしまい、
細かい制御が不可能で、これに起因して変速シヨ
ツクが発生するといつた不具合があり、また、ア
イドリング運転時などにおいて電磁バルブの開閉
に伴うカチカチ音が耳障りであるという問題点が
あつた。
本考案はこのような従来の問題点を解決するこ
とを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、本考案は、第1図に示すように、ラ
イン圧発生用のオイルポンプを駆動電圧により回
転速度が変化する電磁ポンプAで構成する一方、
運転条件に対応した目標ライン圧を記憶した書換
え可能な目標ライン圧記憶手段Bと、運転条件を
検出する運転条件検出手段Cと、検出された運転
条件に対応する目標ライン圧を前記記憶手段Bよ
り検索する目標ライン圧検索手段Dと、ライン圧
を検出するライン圧検出手段Eと、検出されたラ
イン圧と検索された目標ライン圧とを比較しライ
ン圧を目標ライン圧に近づける方向に前記電磁ポ
ンプAへの駆動電圧を増減する駆動電圧制御手段
Fと、車両前後方向の加速度を検出する加速度セ
ンサからの信号に基づいて変速シヨツクの大小を
検出する変速シヨツク検出手段Gと、変速シヨツ
クの大小に応じてその運転条件における前記記憶
手段の目標ライン圧を修正して書換える目標ライ
ン圧学習手段Hとを設けて、自動車用オートマチ
ツクトランスミツシヨンのライン圧制御装置を構
成したものである。
〈作用〉 すなわち、電磁ポンプAを用いその回転を制御
することでアイドリング時などは低回転にして音
を小さくする。また、手段B〜Fによりフイード
バツク制御することで、油温や電圧等の影響を受
けることなくライン圧を目標ライン圧に確実に制
御する。また、手段G,Hにより車両前後方向の
加速度を検出する加速度センサからの信号に基づ
いて変速シヨツクの大小を検出してこれに応じて
目標ライン圧を学習制御することで、エンジン特
性バラツキ等の影響を受けることなく変速シヨツ
クを確実に防止する。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を説明する。
第2図はライン圧制御装置のシステム図であ
る。図中1はライン圧発生用の電磁ポンプであ
り、エンジンの燃料供給系に使用される燃料ポン
プと同じものでよく、駆動電圧に応じて回転速度
が変化する。発生したライン圧はクラツチ等のア
クチユエータ2に供給されることは勿論である。
尚、アクチユエータ2側には図示しないがバルブ
があつて、ギヤ位置に応じ開閉されてクラツチ等
を作動させる。
3はマイクロコンピユータであつて、CPU,
ROM,RAM、I/O及びA/D変換器などよ
りなる。このマイクロコンピユータ3には、エン
ジンのスロツトル弁に取付けられてスロツトル開
度θを検出するスロツトル開度センサ4,トラン
スミツシヨンのギヤ位置GPを検出するギヤ位置
センサ5,電磁ポンプ1の吐出側の油圧(ライン
圧)Pを検出する油圧センサ6及びトランスミツ
シヨンに取付けられて車両前後方向の加速度(前
後G)を検出する加速度センサ7からそれぞれ信
号が入力される。ここで、スロツトル開度センサ
4及びギヤ位置センサ5は運転条件検出手段を構
成し、油圧センサ6はライン圧検出手段を構成
し、また加速度センサ7は変速シヨツク検出手段
を構成している。
マイクロコンピユータ3内ではこれらの入力信
号を基に後述する所定の演算処理を行つて電磁ポ
ンプ1への駆動電圧V(デジタル値)を設定し出
力する。この駆動電圧Vは、D/A変換器,コン
パレータ及び三角波発生器などを含むデユーテイ
ー信号発生回路8によりデユーテイー信号に変換
され、このデユーテイー信号によりトランジスタ
9を介して電磁ポンプ1を前記Vの平均駆動電圧
で駆動する。
次にマイクロコンピユータ3内での演算処理に
ついて説明する。
マイクロコンピユータ3内のCPUは、予め
ROMに記憶させてある第3図及び第4図のフロ
ーチヤートに示す各プログラムを実行するように
なつている。一方、RAMには、運転条件のパラ
メータであるスロツトル開度とギヤ位置とによつ
て定めたエリア毎に対応する目標ライン圧を記憶
して目標ライン圧記憶手段としてのマツプが設け
られている。
第3図のフローチヤートに示すプログラムは所
定時間毎に実行され、ステツプ1(図ではS1と記
してある。以下同様)ではスロツトル開度センサ
4からの信号を読込んでスロツトル開度θを検出
する。また、ステツプ2ではギヤ位置センサ5か
らの信号を読込んでギヤ位置GPを検出する。そ
して、ステツプ3では前述のマツプを参照しスロ
ツトル開度θとギヤ位置GPとに対応する目標ラ
イン圧Psを検索する。このステツプ3の部分が
目標ライン圧検索手段に相当する。
次にステツプ4では油圧センサ6からの信号を
読込んでライン圧Pを検出する。
そして、ステツプ5では検出されたライン圧P
と目標ライン圧Psとを比較し、P<Psのときは
ステツプ6へ進んで電磁ポンプ駆動電圧Vを所定
量ΔV増加させ、P>Psのときはステツプ7へ進
んで電磁ポンプ駆動電圧Vを所定量ΔV減少させ
る。P=Psのときは現在の電磁ポンプ駆動電圧
Vを維持する。このステツプ5〜7の部分が駆動
電圧制御手段に相当する。
かかるフイードバツク制御により油温や電圧等
の影響を受けることなく、ライン圧を目標ライン
圧に制御することができる。また、電磁ポンプ1
はアイドリング時などは低回転になり、音が小さ
くなる。また、従来のように電磁バルブを用いる
場合は応答性の向上のため開弁動作時に大電流で
駆動しその後は小電流で駆動する必要があり、こ
のために第5図に示すようなドロツピングレジス
タ57を必要とするが、電磁ポンプの場合はこの
ようなことは不要で、ドロツピングレジスタも廃
止できる。
第4図のフローチヤートに示すプログラムは所
定時間毎に実行され、ステツプ11ではスロツトル
開度θ及びギヤ位置GPを読込み、次のステツプ
12では対応する目標ライン圧Psをマツプより検
索する。そして、ステツプ13では加速度センサ7
からの信号に基づいて変速シヨツクの大小を判定
する。変速シヨツク大のときはステツプ14へ進ん
で目標ライン圧Psを所定量ΔP1減少させ、変速シ
ヨツク小のときはステツプ15へ進んで目標ライン
圧Psを所定量ΔP2増加させる。但し、リミツタは
必要である。そして、次のステツプ16では更新さ
れた目標ライン圧Psでマツプ上のデータを書換
える。従つて、このステツプ11〜16の部分が目標
ライン圧学習手段に相当する。
このように、加速度センサ7により変速シヨツ
クを測定し、目標ライン圧を学習制御すること
で、エンジンの特性バラツキなどの影響を受ける
ことなく、変速シヨツクを防止することができ
る。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、フイード
バツク制御と学習制御とにより、ライン圧を目標
ライン圧に確実に制御し、かつ車両前後方向の加
速度を検出する加速度センサからの信号に基づい
て変速シヨツクの大小を検出してこれに応じて目
標ライン圧を修正して書換えることで、変速シヨ
ツクを確実に防止することができる。また、電磁
ポンプを用いることで騒音の発生も抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示す機能ブロツク図、
第2図は本考案の一実施例を示すシステム図、第
3図及び第4図は制御内容を示すフローチヤー
ト、第5図は従来例を示すシステム図である。 1……電磁ポンプ、2……アクチユエータ、3
……マイクロコンピユータ、4……スロツトル開
度センサ、5……ギヤ位置センサ、6……油圧セ
ンサ、7……加速度センサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 オートマチツクトランスミツシヨンのライン圧
    発生用のオイルポンプを駆動電圧により回転速度
    が変化する電磁ポンプで構成する一方、 運転条件に対応した目標ライン圧を記憶した書
    換え可能な目標ライン圧記憶手段と、 運転条件を検出する運転条件検出手段と、 検出された運転条件に対応する目標ライン圧を
    前記記憶手段より検索する目標ライン圧検索手段
    と、 ライン圧を検出するライン圧検出手段と、 検出されたライン圧と検索された目標ライン圧
    とを比較しライン圧を目標ライン圧に近づける方
    向に前記電磁ポンプへの駆動電圧を増減する駆動
    電圧制御手段と、 車両前後方向の加速度を検出する加速度センサ
    からの信号に基づいて変速シヨツクの大小を検出
    する変速シヨツク検出手段と、 変速シヨツクの大小に応じてその運転条件にお
    ける前記記憶手段の目標ライン圧を修正して書換
    える目標ライン圧学習手段と、 を設けてなる自動車用オートマチツクトランスミ
    ツシヨンのライン圧制御装置。
JP1986106718U 1986-07-14 1986-07-14 Expired - Lifetime JPH0540356Y2 (ja)

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JPS6314055U JPS6314055U (ja) 1988-01-29
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JP3648411B2 (ja) * 1999-09-24 2005-05-18 株式会社日立製作所 自動変速機用電動油圧ポンプ制御装置および方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610851A (en) * 1979-07-02 1981-02-03 Gen Motors Corp Pressure adjuster of compensation path
JPS60215143A (ja) * 1984-04-10 1985-10-28 Mitsubishi Motors Corp 車両用自動変速機における変速初期油圧設定方法

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