JPH05340470A - 自動車用自動変速機のライン圧制御装置 - Google Patents

自動車用自動変速機のライン圧制御装置

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JPH05340470A
JPH05340470A JP14746192A JP14746192A JPH05340470A JP H05340470 A JPH05340470 A JP H05340470A JP 14746192 A JP14746192 A JP 14746192A JP 14746192 A JP14746192 A JP 14746192A JP H05340470 A JPH05340470 A JP H05340470A
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JP
Japan
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line pressure
duty
target line
correction
oil temperature
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Pending
Application number
JP14746192A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryosuke Ishida
良介 石田
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目標ライン圧に正しく制御する。 【構成】 スロットル弁開度TVOに基づいて目標ライ
ン圧P0 を設定する(S2)。そして、マップを参照し
て目標ライン圧P0 から基本デューティD1を検索し
(S3)、また、マップを参照して目標ライン圧P0
び油温Tから補正デューティD2を検索する(S5)。
そして、これらを加算して、デューティDUTYを算出
し出力する(S6,S7)。一方、実際のライン圧Pを
検出し(S9)、目標ライン圧P0 との差に基づいてこ
の差を減少する方向に目標ライン圧及び油温別の補正デ
ューティD2を修正する(S10〜S14)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用自動変速機の
ライン圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用自動変速機の作動油圧の源とな
るライン圧は、機関出力に応じた適正油圧に調整する必
要があり、適正油圧より高い場合は、トルク伝達率が高
く、機関の振動や変速ショックを出力軸に伝えてしまう
ため、騒音や振動が大きくなる。また、適正油圧より低
い場合は、ギヤ等の締結力が弱まり、無用なスリップ等
が発生し、伝達効率が著しく低下する。
【0003】そこで、従来から、機関出力に基づいて目
標ライン圧を設定し、ライン圧ソレノイドバルブへのデ
ューティを制御することによりライン圧を制御してい
る。(特開昭62−9054号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、目標ライン圧に対応してデューティを予め記
憶させたマップを参照して、目標ライン圧に対して一義
的にあるデューティを決定し、ライン圧ソレノイドバル
ブに出力しているのみであるので、ライン圧ソレノイド
バルブの特性の変化より適正なライン圧制御が困難とな
ることがあるばかりか、油温(ATF温)の変化などを
考慮していないため、油温による粘度変化などで応答性
が変わって目標ライン圧に制御できないことがあるとい
う問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、ライン圧ソレノイドバルブの特性の変化や油温の変
化があっても、目標ライン圧に正しく制御することので
きる自動車用自動変速機のライン圧制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、機
関出力に基づいて目標ライン圧を設定し、ライン圧ソレ
ノイドバルブへのデューティを制御することによりライ
ン圧を制御する自動車用自動変速機のライン圧制御装置
として、図1に示すように、下記a〜iの手段を含んで
構成されるものを提供する。
【0007】a)目標ライン圧に対応して基本デューテ
ィを記憶させた基本デューティ記憶手段 b)この基本デューティ記憶手段から前記設定された目
標ライン圧に対応する基本デューティを検索する基本デ
ューティ検索手段 c)目標ライン圧及び油温に対応して補正デューティを
記憶させた書換え可能な補正デューティ記憶手段 d)油温を検出する油温検出手段 e)前記補正デューティ記憶手段から前記設定された目
標ライン圧及び前記油温検出手段により検出された油温
に対応する補正デューティを検索する補正デューティ検
索手段 f)検索された基本デューティと補正デューティとを加
算してデューティを算出するデューティ算出手段 g)算出されたデューティの駆動信号を前記ライン圧ソ
レノイドバルブへ出力するデューティ出力手段 h)実際のライン圧を検出するライン圧検出手段 i)設定されている目標ライン圧と検出された実際のラ
イン圧との差に基づいてこの差を減少する方向に前記補
正デューティ記憶手段に記憶されている目標ライン圧及
び油温別の補正デューティを修正する補正デューティ修
正手段
【0008】
【作用】上記の構成においては、目標ライン圧に対応し
て検索した基本デューティに、目標ライン圧及び油温に
対応して検索した補正デューティを加算して、デューテ
ィを算出し、このデューティの駆動信号をライン圧ソレ
ノイドバルブへ出力して、ライン圧を制御する。
【0009】一方、実際のライン圧を検出し、目標ライ
ン圧との差に基づいてこの差を減少する方向に目標ライ
ン圧及び油温別の補正デューティを修正する。従って、
このようにして修正された目標ライン圧及び油温別の補
正デューティを用いて、デューティ補正を行うことによ
り、ライン圧ソレノイドバルブの特性の変化や油温の変
化があっても、目標ライン圧に正しく制御することが可
能となる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図2〜図4により
説明する。図2を参照し、機関1の出力側に自動変速機
2が設けられている。自動変速機2は、機関1の出力側
に介在するトルクコンバータ3と、このトルクコンバー
タ3を介して連結された歯車式変速機4と、この歯車式
変速機4中の各種変速要素の結合・解放操作を行う油圧
アクチュエータ5とを備える。油圧アクチュエータ5に
対する作動油圧は各種の電磁バルブを介してON・OF
F制御されるが、ここでは自動変速のためのシフト用電
磁バルブ6A,6Bのみを示してある。尚、7は自動変
速機2の出力軸である。
【0011】ここで、トルクコンバータ3及び油圧アク
チュエータ5に対する作動油圧であるライン圧を得るた
めに、歯車式変速機の入力軸により駆動されるオイルポ
ンプ8が用いられると共に、オリフィス9、ライン圧ソ
レノイドバルブ10、プレッシャモデファイヤバルブ11及
びプレッシャレギュレータバルブ12が設けられている。
【0012】ライン圧ソレノイドバルブ10は、後述の如
くデューティ制御され、オリフィス9を介して導かれる
オイルポンプ8の吐出圧を基に、パイロット圧を得る。
プレッシャモデファイヤバルブ11は、そのパイロット圧
を増幅する。プレッシャレギュレータバルブ12は、オイ
ルポンプ8からの吐出圧をプレッシャモデファイヤバル
ブ11からのパイロット圧に比例したライン圧に調圧し
て、トルクコンバータ3及び油圧アクチュエータ5等の
油圧回路へ送る。
【0013】コントロールユニット13には、各種のセン
サから信号が入力されている。前記各種のセンサとして
は、機関1の吸気系のスロットル弁14の開度TVOを検
出するポテンショメータ式のスロットルセンサ15が設け
られている。また、自動変速機2の出力軸7より回転信
号を得て車速VSPを検出する車速センサ16が設けられ
ている。
【0014】また、油温検出手段として、ライン圧配管
部に油温センサ17が設けられている。また、ライン圧検
出手段として、ライン圧配管部に油圧センサ18が設けら
れている。コントロールユニット13は、マイクロコンピ
ュータを内蔵し、主に変速制御とライン圧制御とを行
う。
【0015】変速制御は、セレクトレバーの操作位置に
適合して行い、特にセレクトレバーがDレンジの状態で
は、スロットル弁開度TVOと車速VSPとに従って1
速〜4速の変速位置を自動設定し、シフト用電磁弁6
A,6BのON・OFFの組合わせを制御して、油圧ア
クチュエータ5を介して歯車式変速機4をその変速位置
に制御する。
【0016】ライン圧制御は、図3に示すライン圧制御
ルーチンに従って、ライン圧ソレノイドバルブ10をデュ
ーティ制御して行う。ここで、デューティ(一定周期の
ON・OFF信号のOFF時間割合)を増大させること
により、ライン圧ソレノイドバルブ10の開度を減少さ
せ、ドレーン回路からの洩れ量を少なくして、ライン圧
を増大させることができる。
【0017】次に第3図のライン圧制御ルーチンについ
て説明する。ステップ1(図にはS1と記してある。以
下同様)では、スロットルセンサ15からの信号に基づい
て検出されるスロットル弁開度TVOを読込む。ステッ
プ2では、スロットル弁開度TVOに応じてほぼ比例的
に目標ライン圧P0 を予め定めたROM上のマップを参
照し、検出されたスロットル弁開度TVOから目標ライ
ン圧P0 を検索により設定する。
【0018】尚、目標ライン圧P0 のマップは、定常時
と変速時とで別に設けられており、また、変速時のマッ
プは変速の種類(1速→2速,2速→3速等)毎に複数
設けられている。また、目標ライン圧P0 の設定用パラ
メータである機関出力として、本例ではスロットル弁開
度TVOを使用しているが、吸入空気流量Qと機関回転
数Nとから求まるトルクTQ=K×Q/N(Kは定数)
を用いてもよい。
【0019】ステップ3では、基本デューティ記憶手段
として目標ライン圧P0 に対応して基本デューティD1
を予め記憶させたROM上のマップを参照し、設定され
た目標ライン圧P0 から基本デューティD1を検索す
る。この部分が基本デューティ検索手段に相当する。ス
テップ4では、油温センサ17からの信号に基づいて検出
される油温Tを読込む。
【0020】ステップ5では、補正デューティ記憶手段
として図4に示すように目標ライン圧P0 及び油温Tに
対応して補正デューティD2を記憶させた書換え可能な
RAM上のマップ(D2の初期値はすべて0%)を参照
し、設定された目標ライン圧P0 及び検出された油温T
から補正デューティD2を検索する。この部分が補正デ
ューティ検索手段に相当する。
【0021】ステップ6では、基本デューティD1に補
正デューティD2を加算して、最終的なデューティDU
TYを算出する。この部分がデューティ算出手段に相当
する。ステップ7では、このデューティDUTYの駆動
信号を出力して、ライン圧ソレノイドバルブ10を駆動す
ることにより、最適なライン圧を得る。この部分がデュ
ーティ出力手段に相当する。
【0022】ステップ8では、変速中か否かを判定す
る。この判定は、変速制御ルーチンにおいて変速中であ
る場合は変速フラグがセットされるので、これに基づい
て行う。変速中の場合は、本ルーチンを終了し、非変速
中(すなわち定常時)の場合は、学習のため、ステップ
9以降へ進む。
【0023】ステップ9では、油圧センサ18からの信号
に基づいて検出される実際のライン圧Pを読込む。ステ
ップ10では、実際のライン圧Pと目標ライン圧P0 とを
比較し、P<P0(詳しくは所定値以上小さい場合)
に、ステップ11へ進んで、補正デューティD2を現在値
より所定量ΔD増大させる。
【0024】ステップ12では、実際のライン圧Pと目標
ライン圧P0 とを比較し、P>P0(詳しくは所定値以
上大きい場合)に、ステップ13へ進んで、補正デューテ
ィD2を現在値より所定量ΔD減少させる。このように
補正デューティD2を増減して新たに設定した場合は、
ステップ14へ進んで、補正デューティD2のマップの現
在の目標ライン圧P0 及び油温Tに対応する補正デュー
ティD2のデータを書換える。ここで、ステップ10〜14
の部分がデューティ修正手段に相当する。
【0025】尚、第4図に示したような補正デューティ
D2のマップをライン圧ソレノイドバルブへの駆動信号
源の電源電圧別に複数設けて、補正デューティを目標ラ
イン圧、油温及び電源電圧に対応して記憶させる方式に
すれば、電源電圧の変化による応答性の変化に対しても
ライン圧制御を最適化することができる。また、変速時
に、変速の種類、スロットル弁開度あるいは車速毎に目
標変速時間を有し、変速時間が目標変速時間に一致する
ようにライン圧をフィードバック制御する機能を有する
場合にも本発明を適用でき、この場合は変速時のフィー
ドバック制御にフィードフォワード制御を加えることが
できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
イン圧ソレノイドバルブの特性の変化や油温の変化があ
っても、目標ライン圧に正しく制御することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】 本発明の一実施例を示すシステム図
【図3】 ライン圧制御ルーチンのフローチャート
【図4】 補正デューティのマップを示す図
【符号の説明】
1 機関 2 自動変速機 8 オイルポンプ 10 ライン圧ソレノイドバルブ 13 コントロールユニット 15 スロットルセンサ 17 油温センサ 18 油圧センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関出力に基づいて目標ライン圧を設定
    し、ライン圧ソレノイドバルブへのデューティを制御す
    ることによりライン圧を制御する自動車用自動変速機の
    ライン圧制御装置であって、 目標ライン圧に対応して基本デューティを記憶させた基
    本デューティ記憶手段と、 この基本デューティ記憶手段から前記設定された目標ラ
    イン圧に対応する基本デューティを検索する基本デュー
    ティ検索手段と、 目標ライン圧及び油温に対応して補正デューティを記憶
    させた書換え可能な補正デューティ記憶手段と、 油温を検出する油温検出手段と、 前記補正デューティ記憶手段から前記設定された目標ラ
    イン圧及び前記油温検出手段により検出された油温に対
    応する補正デューティを検索する補正デューティ検索手
    段と、 検索された基本デューティと補正デューティとを加算し
    てデューティを算出するデューティ算出手段と、 算出されたデューティの駆動信号を前記ライン圧ソレノ
    イドバルブへ出力するデューティ出力手段と、 実際のライン圧を検出するライン圧検出手段と、 設定されている目標ライン圧と検出された実際のライン
    圧との差に基づいてこの差を減少する方向に前記補正デ
    ューティ記憶手段に記憶されている目標ライン圧及び油
    温別の補正デューティを修正する補正デューティ修正手
    段と、 を含んで構成される自動車用自動変速機のライン圧制御
    装置。
JP14746192A 1992-06-08 1992-06-08 自動車用自動変速機のライン圧制御装置 Pending JPH05340470A (ja)

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ID=15430898

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JP (1) JPH05340470A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11125330A (ja) * 1997-10-20 1999-05-11 Unisia Jecs Corp 自動変速機の変速制御装置
KR100401602B1 (ko) * 1996-12-31 2003-12-31 현대자동차주식회사 최대 듀티 라인에 따른 듀티 보정 제어 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100401602B1 (ko) * 1996-12-31 2003-12-31 현대자동차주식회사 최대 듀티 라인에 따른 듀티 보정 제어 방법
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