JP3528317B2 - 車両用定速走行制御装置 - Google Patents

車両用定速走行制御装置

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JP3528317B2
JP3528317B2 JP10386195A JP10386195A JP3528317B2 JP 3528317 B2 JP3528317 B2 JP 3528317B2 JP 10386195 A JP10386195 A JP 10386195A JP 10386195 A JP10386195 A JP 10386195A JP 3528317 B2 JP3528317 B2 JP 3528317B2
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の車速での走行を
維持する車両用定速走行制御装置の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、任意の目標車速を維持するよ
うにエンジン出力及び自動変速装置を制御する装置が知
られており、このような装置ではスロットルを駆動する
アクチュエータを設けて、目標車速に実車速が一致する
ようにスロットル開度を調整しており、このような定速
走行制御装置として、例えば、特開平4−183644
号公報が知られている。
【0003】これは、モータ式スロットルアクチュエー
タを備えた定速走行制御装置において、モータ回転角度
検出値がスロットルの全閉対応値となったら閉方向への
制御を禁止してモータのロックによる過大電流を防止
し、モータの耐久性を確保するものである。
【0004】スロットルのアクチュエータとしては、こ
の他、図2に示すように、電動ポンプ等で構成された負
圧ポンプと、スロットルワイアと連結したダイアフラム
で構成された負圧式アクチュエータとを連通し、発生し
た負圧と、大気圧とを電磁ソレノイドバルブを駆動し
て、所定のスロットル開度に制御する負圧式スロットル
アクチュエータも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スロットル
開度を検出するスロットルセンサを用いて上記負圧式ス
ロットルアクチュエータによりスロットル開度を制御す
る場合を考えると、目標スロットル開度が全閉の場合、
検出されたスロットル開度との偏差がゼロでない限り、
閉方向にスロットルを駆動するよう負圧が減少する。
【0006】しかしながら、上記前者の従来例を負圧式
スロットルアクチュエータに適用しても、全閉位置を少
しでも誤認識したり、検出したスロットル開度にノイズ
等が少しでも加わると、負圧が完全に抜けてしまう。す
なわち、定速走行制御中に下り坂となってスロットルが
全閉となる場合に、その後、平坦路あるいは登り坂とな
るとスロットルの開方向の動作が大きく遅れて車速のア
ンダーシュートが過大になるという問題があり、また、
同様に目標スロットル開度が全開の場合、検出されたス
ロットル開度と目標スロットル開度の偏差がゼロでない
限り、開方向へスロットルを駆動するよう負圧を増大さ
せ、このとき、全開位置を少しでも誤認識したり、検出
したスロットル開度にノイズ等が少しでも加わると、負
圧が必要以上に増大し、すなわち、上り坂から平坦路へ
変化するようなとき、登坂中に目標スロットル開度が全
開となった後に、平坦路上の定速走行制御へ移行する際
に、スロットルの閉方向への動作が大きく遅れて車速の
オーバーシュートが過大になる場合があった。
【0007】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、負圧式スロットルアクチュエータのアンダ
ーシュートまたはオーバーシュートを抑制して安定した
定速走行制御が可能な車両用定速走行制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図9に示
すように、目標車速を設定する設定手段51と、車速を
検出する車速検出手段50と、スロットルの開度を検出
する実スロットル開度検出手段52と、前記目標車速に
検出した車速が一致するようにスロットル開度の目標値
を演算する目標スロットル開度演算手段53と、供給さ
れる作動流体の圧力に応じてスロットルを駆動する負圧
式のアクチュエータ56と、前記目標スロットル開度と
実スロットル開度の偏差を演算する偏差演算手段54
と、前記実スロットル開度が目標スロットル開度に一致
するようにアクチュエータ56へ供給する作動流体の圧
力を調整するスロットル駆動手段55とを備えた車両用
定速走行制御装置において、前記アクチュエータ56に
供給する作動流体の圧力をスロットルの全開または全閉
位置に対応した所定の値に保持する圧力保持制御手段6
0と、前記アクチュエータ56を全開または全閉位置へ
向けてフィードフォワード制御によって駆動するフィー
ドフォワード制御手段59と、前記目標スロットル開度
が全開または全閉位置となり、かつ前記偏差が所定値以
下となったときに前記フィードフォワード制御手段へア
クチュエータの制御を切り換える第1の制御切換手段5
7と、フィードフォワード制御手段による制御の開始か
ら所定の時間が経過した後は前記圧力保持制御手段によ
るアクチュエータの制御へ切り換える第2の制御切換手
段58とを備える。
【0009】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記第2制御切換手段は、前記実スロットル開度
が目標スロットル開度にほぼ一致したことを判定する切
換判定手段を備え、この判定結果がフィードフォワード
制御手段による制御の開始後に実スロットル開度が目標
スロットル開度にほぼ一致したときに圧力保持制御手段
によるアクチュエータの制御へ切り換える。
【0010】また、第3の発明は、前記第2の発明にお
いて、前記切換判定手段は、実スロットル開度と目標ス
ロットル開度がほぼ一致した状態を所定時間の間保持し
たことを条件に、実スロットル開度と目標スロットル開
度の一致を判断する。
【0011】また、第4の発明は、前記第2または第3
の発明において、前記第2制御切換手段が、前記切換判
定手段によって実スロットル開度が目標スロットル開度
にほぼ一致したことを判定したときに、前記実スロット
ル開度検出手段の出力を学習記憶する手段を備え、前記
スロットル駆動手段は、この学習記憶値に基づいて前記
アクチュエータを駆動する。
【0012】
【作用】したがって、第1の発明は、走行中の車両の車
速が目標車速に一致するような目標スロットル開度が演
算され、この目標スロットル開度に実スロットル開度が
一致するように負圧式のアクチュエータに供給される作
動流体の圧力が制御される。
【0013】目標スロットル開度が全開または全閉位置
になり、かつ、目標スロットル開度と実スロットル開度
の偏差が所定値以下になると、第1制御切換手段によっ
て、アクチュエータは通常の制御(例えば、目標スロッ
トル開度と実スロットル開度の偏差に応じたフィードバ
ック制御)からフィードフォワード制御に切り換えられ
て、スロットルは確実に全開または全閉位置へ向けて駆
動される。そして、フィードフォワード制御の開始から
所定時間が経過した後には、第2制御切換手段によって
フィードフォワード制御から圧力保持制御に切り換えら
れ、アクチュエータに供給された作動流体は全開または
全閉位置に対応する所定の圧力を保持してスロットルは
全開または全閉位置に保持され、このとき作動流体の圧
力は圧力保持制御によって過大な増減圧が抑制されるた
め、目標スロットル開度が全開または全閉位置から任意
の開度に増大または減少する場合のアクチュエータの応
答性を確保することができ、実スロットル開度のオーバ
ーシュートまたはアンダーシュートを抑制して正確、か
つ迅速な定速走行制御を行うことが可能となる。
【0014】また、第2の発明は、フィードフォワード
制御から圧力保持制御への切り換えは、実スロットル開
度が目標スロットル開度にほぼ一致したことを条件に行
われるため、スロットルの全開または全閉位置への駆動
を確実に行うことができ、制御の精度を確保することが
できる。
【0015】また、第3の発明は、フィードフォワード
制御から圧力保持制御への移行は、実スロットル開度が
目標スロットル開度にほぼ一致した状態を所定時間の間
保持したことを条件に行われるため、フィードフォワー
ド制御によるスロットルの全開または全閉位置への駆動
をノイズ等の外乱にかかわらず確実に行ってからスロッ
トル開度の保持を確実に行うことができる。
【0016】また、第4の発明は、前記第2制御切換手
段が、実スロットル開度が目標スロットル開度にほぼ一
致したことを判定したときの実スロットル開度検出手段
の出力を学習記憶して、この学習記憶値に基づいてスロ
ットル駆動手段がアクチュエータの駆動を行うようにし
たため、実スロットル開度検出手段が温度変化等によっ
て出力特性が変化した場合にも、正確な全開または全閉
位置を把握することができ、制御精度を確保することが
できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0018】図1に示すように、1は定速走行用のコン
トロールユニットであり、CPU、ROM、RAM、各
種インターフェース及び各種タイマを備えたマイクロコ
ンピュータ10とスロットルアクチュエータ駆動回路1
1を主体にして構成される。
【0019】2〜7は運転者によって操作されるスイッ
チ群であり、これらスイッチの操作に応じてコントロー
ルユニット1は定速走行制御の開始または解除を判断す
る。
【0020】2は定速走行のメインスイッチであり、セ
ットスイッチ3は定速走行制御の開始及び車速の設定を
行うもので、ACCスイッチ4及びCOASTスイッチ
5は、それぞれ、目標車速の増大及び減少を指令し、キ
ャンセルスイッチ6及びブレーキスイッチ7は、定速走
行制御を解除するものである。
【0021】コントロールユニット1には車両の運転状
態を検出する各種センサが接続され、車速センサ8は、
実車速に対応したパルス信号を送出し、コントロールユ
ニット1はこのパルスをカウントすることで実車速を演
算する。
【0022】スロットルセンサ9は、ポテンショメータ
等で構成されて、実スロットル開度に対応した信号を送
出し、コントロールユニット1ではこのスロットル開度
に基づいてスロットルアクチュエータ30の駆動制御や
後述する走行抵抗の推定演算などに用いられる。また、
クランク角センサ13はエンジンの回転数Neを送出す
る。
【0023】エンジンの吸気通路には吸入空気量を制御
するスロットルが介装され、このスロットルはコントロ
ールユニット1の指令に応動して大気を作動流体とする
負圧式スロットルアクチュエータ30によって駆動され
るもので、この負圧式スロットルアクチュエータ30に
は図2に示すバキュームポンプ31及び大気開放バルブ
32を備えて、バキュームポンプ31が発生する負圧に
応じて負圧式スロットルアクチュエータ30を伸縮駆動
してアクセルワイアを駆動することで、スロットルの開
度を制御するものである。
【0024】そしてこのスロットルには、ポテンショメ
ータ等で構成されたスロットルセンサ9が設けられ、実
スロットル開度に対応した信号をコントロールユニット
1へ送出し、コントロールユニット1ではこのスロット
ル開度に基づいて負圧式スロットルアクチュエータ30
の駆動制御を行うのに加えて、後述する走行抵抗の推定
演算などを行う。また、エンジンに配設されたクランク
角センサ13はエンジンの回転数Neを送出する。
【0025】コントロールユニット1には自動変速装置
を制御する自動変速機コントロールユニット20が信号
線41〜43を介して接続される。
【0026】自動変速機コントロールユニット20は、
信号線41を介して定速走行制御中のシフト位置(3速
またはOD(オーバードライブ))を定速走行用のコン
トロールユニット1へ送り、一方、定速走行用のコント
ロールユニット1は信号線42を介して定速走行制御信
号を送るとともに、信号線43を介して定速走行時のO
Dキャンセル要求信号を自動変速機コントロールユニッ
ト20へ送出する。なお、信号線41〜43によるコン
トロールユニット1、20間の通信はパラレル型で構成
した場合を示す。
【0027】図3〜図4は、コントロールユニット1で
行われる制御の一例を示すフローチャートで、タイマ割
り込み等によって所定時間毎、例えば、50msecごとに
実行されるものであり、以下、これらフローチャートを
参照しながら詳述する。
【0028】まず、ステップS1では、車速センサ8、
スロットルセンサ9及びクランク角センサ13の信号を
読み込んで、所定時間(50msec)の間にカウントされ
た各信号に基づいて、平均実車速Vsp、実スロットル
開度Tvo、エンジン回転数Neの演算を行う。
【0029】ステップS2では、キャンセルスイッチ6
及びブレーキスイッチ7のうちの一方がオンであるかを
判定して、定速走行制御の継続または解除を決定し、解
除の場合にはステップS8以降の処理へ進む一方、継続
の場合にはステップS3へ進む。
【0030】ステップS3はセットスイッチ3がオンで
あるか否かを判定して、オンの場合には目標車速Vsp
rを設定するため、ステップS4へ進む一方、そうでな
い場合にはステップS7に進む。
【0031】ステップS4では、現在の実車速Vspを
目標車速Vsprとして記憶し、ステップS5で定速走
行制御フラグを1にセットしてから、フェイルセイフ用
電源遮断回路12を通電状態に設定する。
【0032】ステップS3でセットスイッチ3がオフの
場合には、ステップS7以降の処理が行われ、前回のま
でに設定された目標車速Vsprに基づく定速走行制御
が行われる。
【0033】ステップS7では定速走行制御フラグが1
であるかをチェックしてからステップS10へ進み、定
速走行制御フラグが1でない場合にはステップS8以降
の定速走行制御の解除処理へ進み、ステップS8で各種
フラグ、変数のリセットを行ってからフェイルセイフ用
電源遮断回路12の通電を遮断して終了する。
【0034】ステップS10〜14では、目標車速Vs
prに実車速Vspを一致させるために、図5(a)に
示す補償器を用いて公知の線形制御手法であるモデルマ
ッチング手法及び近似ゼロイング手法を用いて、エンジ
ンの目標駆動力y1を演算する。
【0035】ここで、補償器に組み込まれた制御対象で
ある車両のモデル化について説明しておく。
【0036】目標の駆動力を演算入力し、車速を被制御
量とするため、相対的に応答性の速いエンジンやトルク
コンバータの過渡特性及びトルクコンバータの非線形定
常特性を省略することが可能であり、パワートレインの
挙動は、図6に示す簡易非線形モデルで表すことができ
る。
【0037】そして、例えば、図7に示すように、予め
計測し、記憶されたエンジン非線形補償マップを用いて
目標駆動力に実駆動力が一致するようなスロットル開度
指令値を算出し、スロットル開度をサーボコントロール
することで、エンジン非線形定常特性を線形化する。
【0038】従って、目標の駆動力を演算入力し、車速
を出力とする制御対象のモデル化は、積分特性となる。
そして、補償器ではこのときの伝達特性をパルス伝達関
数P(z-1)でおくことができる。
【0039】図5(a)において、zは遅延演算素子で
あり、z-1を乗ずると、1サンプル周期前の値となる。
また、C1(z-1)、C2(z-1)は、近似ゼロイング
手法による外乱推定器であり、外乱やモデル化誤差によ
る影響を抑制するものである。また、C3(z-1)は、
モデルマッチング手法による補償器で、図5(b)に示
すように、目標車速を入力、実車速を出力としたときの
制御対象の応答特性が予め定めた一次遅れとむだ時間を
持つ規範モデルH(z-1)の特性と一致するように設定
する。
【0040】制御対象の伝達特性は、実際にはパワート
レイン系の遅れであるむだ時間を考慮する必要があり、
本実施例では2サンプル周期(100msec)程度である
ことが分かっている。このため、パルス伝達関数P(z
-1)は次式に示す積分要素P1(z-1)とむだ時間要素
P2(z-1)=z-2の積でおくことができる。
【0041】P1(z-1)=T・z-1/M・(1−
-1) ただし、T;サンプル周期=50msec M;平均車重 このとき、C1(Z-1)、C2(Z-1)は次式となる。
【0042】C1(Z-1)=(1−γ)・z-1/(1−
γ・z-1) (時定数Tbのローパスフィルタ) C2(Z-1)=M・(1−γ)・(1−z-1)/T・
(1−γ・z-1) (C2=C1/P1) ただし、γ=exp(−T/tb) なお、補償器C2は車両モデルの逆形にローパスフィル
タをかけたものであり、実車速Vspに対応する駆動
力、すなわち、図6に示されるように、駆動力から走行
抵抗を引いた値を求めることができる。
【0043】又、制御対象のむだ時間を無視して、規範
モデルH(z-1)を時定数taの1次ローパスフィルタ
とすると、C3は下記の定数となる。
【0044】 C3=K={1−exp(−T/ta)}・M/T 以上の制御手法に基づきステップS10では、モデルマ
ッチング補償器に相当する次の演算を行い、目標駆動力
y4を求める。ただし、データy(k−1)は1サンプ
ル周期前のデータy(k)を示す。
【0045】 y4(k)=K・(Vspr(k)−Vsp(k)) ステップS11では、外乱推定器の一部である補償器C
2(Z-1)に相当する次の演算を行う。
【0046】y3(k)=γ・y3(k−1)+(1−
γ)・M/T・Vsp(k)−(1−γ)・M/T・V
sp(k−1) ステップS12では、目標駆動力y4を次式で補正し
て、最終目標駆動力y1を求める。ただし、y2(k−
2)は後述のステップS14で求められるy(k)の2
サンプル周期前のデータであり、ステップS14での演
算は前記積分要素P1(z-1)に相当し、2サンプル周
期前のデータを用いることが前記むだ時間要素P2(z
-1)に相当する。
【0047】 y1(k)=y4(k)−y3(k)+y2(k−2) そして、y2(k−2)は、補償器内で求めた走行抵抗
の影響を受けない駆動力であるのに対して、y3(k)
は駆動力から走行抵抗を引いた値であることから、y2
(k−2)−y3(k)が走行抵抗推定値Frになる。
【0048】ステップS13では、まず、スロットル全
開及び全閉時のエンジントルク値を各エンジン回転速度
毎に記憶した各テーブルデータを用いて、最大エンジン
トルクTemaxと、最小エンジントルクTeminを
求め、次式によって最大駆動力Fmaxと最小駆動力F
minを求める。
【0049】 Fmax=(Temax・Gm・Gf)/Rt Fmin=(Temin・Gm・Gf)/Rt ただし、Gmミッションギヤ比、Gfはファイナルギヤ
比、Rtはタイヤの有効半径。
【0050】さらに、最終目標駆動力y1(k)を、こ
れらの上限値Fmaxと下限値Fminで制限してy5
(k)を求める。
【0051】ステップS14では、外乱推定器の一部で
ある補償器C1(z-1)に相当する下記演算を行う。
【0052】y2(k)=γ・y2(k−1)+(1−
γ)・y5(k−1) ステップS15では、まず、最終目標駆動力y1(k)
から目標エンジントルクTerを算出する。
【0053】 Ter=(y1・Rt)/(Gm・Gf) さらに、予め設定されたエンジン非線形データマップを
用いて、エンジン回転速度Neと目標エンジントルクT
erから、目標スロットル開度を表引き演算する。この
演算では、図7に示すような、エンジントルクがスロッ
トル開度全域に必ず対応するように拡張されたデータマ
ップを用いる。図中実線部が本来のエンジン特性であ
り、点線部が拡張されたデータである。
【0054】ステップS16では、目標スロットル開度
=0°であるか否かを判定して、0°の場合にはステッ
プS17へ進む一方、そうでない場合にはステップS2
3へ進む。
【0055】ステップS17は、検出された実スロット
ル開度が所定の開度以下、例えば、2°以下の場合には
ステップS18へ進む一方、そうでない場合にはステッ
プS23へ進む。
【0056】ステップS18では、100msec前、
50msec前及び今回検出した実スロットル開度が目
標スロットル開度にすべて一致していれば、スロットル
が全閉位置に到達したと判定してステップS19へ進む
一方、そうでない場合にはステップS20へ進む。な
お、この全閉位置の判定は、目標スロットル開度と実ス
ロットル開度の偏差がほぼゼロになったことから判定し
てもよい。
【0057】ステップS19でスロットルの全閉位置を
示す全閉位置フラグを1にセットした後、ステップS2
0で全閉位置フラグが0か1のいずれであるかを判定
し、全閉位置フラグが0であればステップS21へ進ん
で、閉方向のフィードフォワード制御を行う一方、1の
場合にはステップS22へ進んで負圧保持制御を行う。
【0058】ステップS21では、負圧式スロットルア
クチュエータ30を閉方向へフィードフォワード制御す
るために、バキュームポンプ31及び大気開放用ソレノ
イドバルブ32への各出力パルスのデューティ比Dva
c,Dventを次式により求める。
【0059】Dvac=0% Dvent=50% 一方、負圧保持制御を行うステップS22では、負圧式
スロットルアクチュエータ30の負圧を保持するため
に、バキュームポンプ31及び大気開放用ソレノイドバ
ルブ32への各出力パルスのデューティ比Dvac,D
ventを次式により求める。
【0060】Dvac=0% Dvent=0% 上記ステップS16、S17の判定で、NOとなる目標
スロットル開度≠0°の場合、または実スロットル開度
が所定値以下でない場合には、ステップS23へ進んで
スロットル全閉位置フラグをクリアするした後、ステッ
プS24において、PID制御等の公知のフィードバッ
ク制御手法を用いて、スロットル開度偏差(目標開度−
実開度)に基づいてバキュームポンプ31及び大気開放
用ソレノイドバルブ32への各出力パルスのデューティ
比Dvac,Dventの演算を行う。
【0061】上記のように求めたデューティ比Dva
c,Dventを、ステップS25ではバキュームポン
プ31及び大気開放用ソレノイドバルブ32への図示し
ない各出力レジスタにセットして、負圧式スロットルア
クチュエータ30の駆動を行うのである。
【0062】上記ステップS1〜S25を所定時間毎
(本実施例では、50msecごと)に実行することに
より、目標スロットル開度が全閉位置、かつ実スロット
ル開度と目標スロットル開度の偏差が所定の値以下にな
る場合の負圧式スロットルアクチュエータ30のアンダ
ーシュートを抑制する制御が行われる。
【0063】スロットル開度のフィードバック制御を実
行中に、目標スロットル開度が任意の値から減少して全
閉位置に到達する場合、目標スロットル開度と実スロッ
トル開度の偏差がある限り、図8に示すように、負圧式
スロットルアクチュエータ30はスロットルの閉方向へ
駆動され、負圧式スロットルアクチュエータ30内の圧
力は大気圧へ向けて増大する。
【0064】図8において、全閉位置へ向けて減少した
目標スロットル開度及び実スロットル開度は、図中、時
間Aにおいて、目標スロットル開度=0°かつ実スロッ
トル開度が所定値2°以下となるので、上記ステップS
16〜S21のように、スロットル開度のフィードバッ
ク制御を中止して、閉方向へのフィードフォワード制御
を開始し、本実施例では、大気開放ソレノイドバルブ3
2のデューティ比Dventを50%に設定して、負圧
式スロットルアクチュエータ30が確実にスロットルの
閉方向へ作動させるのでる。
【0065】このフィードフォワード制御によって、実
スロットル開度は確実に全閉位置へ到達することができ
る。
【0066】そして、時間Bでは、100msec前、
50msec前及び現在の目標スロットルと実スロット
ル開度が初めて一致したことを検出し、上記ステップS
18、S19のように全閉位置フラグが1にセットされ
るため、閉方向へのフィードフォワード制御を停止して
負圧保持制御が開始される。
【0067】この負圧保持制御では、大気開放ソレノイ
ドバルブ32の駆動信号をHiレベルに、バキュームポ
ンプ31の駆動信号をLoレベルに固定して、負圧式ス
ロットルアクチュエータ30内の負圧を保持する。な
お、ステップS18で行われる全閉位置到達判定に要す
る時間は、負圧式スロットルアクチュエータ30内の負
圧の抜けが過剰とならないような時間、すなわち、本実
施例では、100msecとする。
【0068】このようにフィードフォワード制御から負
圧保持制御へ移行した時間B以降では、負圧式スロット
ルアクチュエータ30の過剰な負圧の抜け、すなわち、
圧力の上昇が抑制されるため、目標スロットル開度が全
閉位置以外の任意の値に増大した場合には、通常のフィ
ードバックへ迅速に移行することができ、このとき、前
記従来例のように負圧式スロットルアクチュエータ30
の負圧の抜けによる実スロットル開度のアンダーシュー
トを防止することができ、実スロットル開度の応答性を
向上させて円滑な定速走行制御を実現することができる
のである。
【0069】なお、上記実施例において、負圧式スロッ
トルアクチュエータ30に応答遅れ(無効時間など)が
ある場合には、ステップS21によってフィードフォワ
ード制御を開始した後、次の処理サイクルにおいて、ス
テップS18の全閉位置の一致判断をおこなうと、負圧
式スロットルアクチュエータ30の応答遅れによってス
ロットルが全閉位置に到達する前に、誤った全閉位置を
行う可能性があり、この場合、スロットル開度が微小開
度で開いた状態に保持されてしまう。
【0070】そこで、上記ステップS20、21でフィ
ードフォワード制御を開始した直後には、負圧式スロッ
トルアクチュエータ30の応答遅れを加味した所定時間
後まで、上記ステップS18の全閉位置の一致判断を禁
止すれば良い。
【0071】また、上記実施例において、ステップS1
で検出した実スロットル開度Tvoは、スロットルセン
サ9の温度変化に起因する出力特性の変化によって変動
する可能性があり、目標スロットル開度と実スロットル
開度の偏差が増大する場合がある。
【0072】このため、上記ステップS18で実スロッ
トル開度の全閉位置を検出したら、検出したスロットル
センサ9の出力を学習記憶するとともに、上記ステップ
S15の目標スロットル開度の演算においてこの学習記
憶値を用いることで、温度変化に起因する目標スロット
ル開度と実スロットル開度の偏差を低減して、安定した
定速走行制御を行うことが可能となる。
【0073】また、上記実施例では全閉位置について本
発明を適用した場合を述べたが、全開位置について適用
することもでき、上記ステップS16、S17における
判断を全開位置、所定の開度以上と比較するとともに、
全閉フラグを全開フラグに読み替え、さらにステップS
21のフィードフォワード制御をスロットルの開方向に
ついて行うようにすれば良い。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、走行
中の目標スロットル開度が全開または全閉位置になり、
かつ、目標スロットル開度と実スロットル開度の偏差が
所定値以下になると、第1制御切換手段によって、負圧
式のアクチュエータは通常の制御からフィードフォワー
ド制御に切り換えられて、スロットルは確実に全開また
は全閉位置へ向けて駆動され、フィードフォワード制御
の開始から所定時間が経過した後には、さらに第2制御
切換手段によってフィードフォワード制御から圧力保持
制御に切り換えられ、負圧式のアクチュエータに供給さ
れた作動流体は所定の圧力を保持してスロットルは全開
または全閉位置を保持され、このとき作動流体の圧力は
前記従来例のような過大な増減圧が抑制されるため、目
標スロットル開度が再び全開または全閉位置から任意の
開度に増大または減少する場合に、アクチュエータの応
答性を確保することができ、実スロットル開度のオーバ
ーシュートまたはアンダーシュートを抑制することが可
能となって、安定した定速走行制御を行うことが可能と
なる。
【0075】また、第2の発明は、フィードフォワード
制御から圧力保持制御への移行は、実スロットル開度が
目標スロットル開度にほぼ一致したことを条件に行われ
るため、スロットルの全開または全閉位置への駆動を確
実に行うことができ、アクチュエータに供給される作動
流体の圧力の過大な増減圧を防止することができ、全開
または全閉位置から任意のスロットル開度へ変化する際
の応答性を確保することが可能となって、実スロットル
開度のオーバーシュートまたはアンダーシュートを抑制
して安定した定速走行制御を行うことが可能となる。
【0076】また、第3の発明は、フィードフォワード
制御から圧力保持制御への移行は、実スロットル開度が
目標スロットル開度にほぼ一致した状態を所定時間の間
保持したことを条件に行われるため、フィードフォワー
ド制御によるスロットルの全開または全閉位置への駆動
をノイズ等の外乱にかかわらず確実に行ってからスロッ
トル開度の保持を確実に行うことができ、制御の安定性
を確保することができる。
【0077】また、第4の発明は、前記第2制御切換手
段が、実スロットル開度が目標スロットル開度にほぼ一
致したことを判定したときの実スロットル開度検出手段
の出力を学習記憶して、この学習記憶値に基づいてスロ
ットル駆動手段がアクチュエータの駆動を行うようにし
たため、実スロットル開度検出手段が温度変化等によっ
て出力特性が変化した場合にも、正確な全開または全閉
位置を把握することができ、定速走行制御を高精度で行
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す定速走行制御装置の構成
図。
【図2】同じく負圧式スロットルアクチュエータの概略
構成図。
【図3】制御の一例を示すフローチャートの前半部。
【図4】同じくフローチャートの後半部。
【図5】フィードバック制御補償器の構成図で、(a)
は補償器を、(b)は規範モデルを示す。
【図6】車両のパワートレインの簡易非線形モデル。
【図7】エンジンの非線形特性を示すマップで、スロッ
トル開度とエンジンのトルクの関係を示す。
【図8】全閉方向へスロットル開度を制御する場合の目
標スロットル開度、実スロットル開度及び各種信号と時
間の関係を示すグラフである。
【図9】請求項1ないし請求項4のいずれかひとつに対
応するクレーム対応図。
【符号の説明】
1 定速走行用コントロールユニット 20 自動変速機コントロールユニット 30 負圧式スロットルアクチュエータ 50 車速検出手段 51 設定手段 52 実スロットル検出手段 53 目標スロットル開度演算手段 54 偏差演算手段 55 スロットル駆動手段 56 アクチュエータ 57 第1制御切換手段 58 第2制御切換手段 59 フィードフォワード制御手段 60 圧力保持制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 31/00 B60K 41/00 - 41/28 F02D 9/02 331 F02D 11/00 - 11/10 F02D 29/02 301 F02D 41/14 320

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目標車速を設定する設定手段と、 車速を検出する車速検出手段と、 スロットルの開度を検出する実スロットル開度検出手段
    と、 前記目標車速に検出した車速が一致するようにスロット
    ル開度の目標値を演算する目標スロットル開度演算手段
    と、 供給される作動流体の圧力に応じてスロットルを駆動す
    負圧式のアクチュエータと、 前記目標スロットル開度と実スロットル開度の偏差を演
    算する偏差演算手段と、 前記実スロットル開度が目標スロットル開度に一致する
    ようにアクチュエータへ供給する作動流体の圧力を調整
    するスロットル駆動手段とを備えた車両用定速走行制御
    装置において、 前記アクチュエータに供給する作動流体の圧力をスロッ
    トルの全開または全閉位置に対応した所定の値に保持す
    る圧力保持制御手段と、 前記アクチュエータを全開または全閉位置へ向けてフィ
    ードフォワード制御によって駆動するフィードフォワー
    ド制御手段と、 前記目標スロットル開度が全開または全閉位置となり、
    かつ前記偏差が所定値以下となったときに前記フィード
    フォワード制御手段によるアクチュエータの制御へ切り
    換える第1の制御切換手段と、 フィードフォワード制御手段による制御の開始から所定
    の時間が経過した後は前記圧力保持制御手段によるアク
    チュエータの制御へ切り換える第2の制御切換手段とを
    備えたことを特徴とする車両用定速走行制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2制御切換手段は、前記実スロッ
    トル開度が目標スロットル開度にほぼ一致したことを判
    定する切換判定手段を備え、この判定結果がフィードフ
    ォワード制御手段による制御の開始後に実スロットル開
    度が目標スロットル開度にほぼ一致したときに圧力保持
    制御手段によるアクチュエータの制御へ切り換えること
    を特徴とする請求項1に記載の車両用定速走行制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記切換判定手段は、実スロットル開度
    と目標スロットル開度がほぼ一致した状態を所定時間の
    間保持したことを条件に、実スロットル開度と目標スロ
    ットル開度の一致を判断することを特徴とする請求項2
    に記載の車両用定速走行制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第2制御切換手段が、前記切換判定
    手段によって実スロットル開度が目標スロットル開度に
    ほぼ一致したことを判定したときに、前記実スロットル
    開度検出手段の出力を学習記憶する手段を備え、前記ス
    ロットル駆動手段は、この学習記憶値に基づいて前記ア
    クチュエータを駆動することを特徴とする請求項2また
    は請求項3に記載の車両用定速走行制御装置。
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