JPS60210647A - ポリプロピレンフイルム - Google Patents

ポリプロピレンフイルム

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JPS60210647A
JPS60210647A JP59066532A JP6653284A JPS60210647A JP S60210647 A JPS60210647 A JP S60210647A JP 59066532 A JP59066532 A JP 59066532A JP 6653284 A JP6653284 A JP 6653284A JP S60210647 A JPS60210647 A JP S60210647A
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resin
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petroleum resin
parts
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Katsuhiro Tsuchiya
勝洋 土屋
Shigeru Tanaka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、水蒸気透過率の小さい、すなわち水蒸気バリ
ア性にすぐれたポリプロピレンフィルムに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
ポリプロピレンに、極性基を含まない石油樹脂あるいは
テルペン樹脂を混合させ、かつガラス転移温度Tgが2
5〜50°Cであるポリプロピレンフィルムにすれば、
水蒸気透過率が0−8 (g/m2日/100μm)以
下という優れた水蒸気バリア性にすぐれたポリプロピレ
ンフィルムの得られることは既に知られている(特開昭
58−213037号公報)。
しかし、上記フィルムには次のような重大な欠点が存在
していたのである。すなわち ■ 添加樹脂が′50〜100重量部と多いため該添加
剤がフィルム表面にブリードアウトし。
その結果、透明性が悪化するのみならず2表層が骨間し
やすく、ラミネート後の接着力が弱く実用強度が出ない
■ 添加樹脂は、炭化水素系のオイルと親和性が強いた
め、前記提案フィルムでは該オイルの透過性が大きく9
例えばオイルを含んだ物品を包装すると、オイルがフィ
ルムを通って表面にしみ出し、印刷インキのにじみや、
外観、感触不良になる。
〔発明の目的〕
本発明は、上記欠点を解消せしめ、しかも水蒸気バリア
性にすぐれた。すなわち水蒸気透過率が0.8.好まし
くは0.7 (g/m’日/100μm)以下というポ
リプロピレンフィルムを提供せんとするものである。
〔発明の構成〕
本発明は、上記目的を達成するため9次の構成。
すなわちポリプロピレン100重量部に、極性基を実質
的に含まない石油樹脂あるいは極性基を実質的に含まな
いテルペン樹脂の1種以上が5重量部以上、30重量部
未満混合されたフィルムであって、かつ該フィルムはガ
ラス転移温度が10〜50℃、下記式でめられる配向度
ΔNが0.006〜0.012であるポリプロピレンフ
ィルムに関するものである。
ただし+ NMD+ NTDI NZDは、それぞれフ
ィルムの長手方向9幅方向、厚さ方向の屈折率である。
本発′明のフィルムに適用されるポリプロピレンは特に
限定されるものではないが、アイソタクチックインデッ
クス(II)が93−以上、テトラリン中で測定した極
限粘度〔η〕は0.8〜4(dl!/g )+特に1.
0〜2.2 (d7/g )の範囲のものが望ましい。
プロピレン以外の第2成分1例えばエチレン、ブテン、
ヘキセンなどを共重合させてもよいが2本発明の主旨か
らしてホモポリマーであることが好ましい。なお、ポリ
プロピレンには公知の添加剤。
例えば結晶核剤、酸化防止剤、熱安定剤、すベシ剤、帯
電防止剤、ブロッキング防止剤、充テン剤。
粘度調整剤2着色防止剤などを含有させてもよい。
極性基を実質的に含まない石油樹脂とは、水酸基(−o
H)+ カルボキシ基(−〇〇〇H)、ハロゲン基(−
x)+スルフォン基(−8OsY 、 Y = H、N
a + 4Mgなど)などおよびそれらの変成体などか
らなる極性−箒を有さない石油樹脂、すなわち石油系不
飽和炭化水素を直接原料とするシクロペンタジェン系。
あるいは高級オレフィン系炭化水素を主原料とする樹脂
である。該石油樹脂のガラス転移温度Tgは50℃以上
、好ましくは76℃以上のものが本発明フィルムにとっ
て好ましい。
さらに、該石油樹脂に水素を付加させ、その水添率を8
0−以上、好ましくは95−以上とした水添石油樹脂が
本発明フィルムの場合は特に好ましい。代表的な該樹脂
としては9例えば。
水添脂環族石油樹脂(たとえば、商品名“ニスコレラ”
(エッソ化学)など)がある。
また、極性基を実質的に含まないテルペン樹脂とは、水
酸基、アルデヒド基、ケトン基、カルボキシル基、ハロ
ゲン基、スルフォン基ナト、およびそれらの変成体など
からなる極性基を有さないテルペン樹脂、すなわち(C
5Ha )nの組成の炭化水素およびそれから導かれる
変成化合物である。
テルペン樹脂のことを別称してテルペノイドと呼ぶこと
もある。代表的な化合知名としては、ピネン、カレン、
ミルセン、オシメン、リモネン、テルビルン、テルピネ
ン、サビネン、トリシクレン、ピサボレン、ジンギペレ
ン、サンタレン、カンホレン、ミレン、トタレン、など
があシ9本発明フィルムの場合、水素を付加させ、その
水添率を80チ以上、好ましくは90チ以上とするのが
望ましく、特に水添βピネン、水添ジペンテンなどが好
ましい。
このように水添した樹脂を使うことが本発明の場合重要
で、臭素価として10以下、好ましくは5以下のものが
よい。
本発明のポリプロピレンフィルムは、前記のポリプロピ
レン100重量部に、前記の極性基を含まない石油樹脂
あるいはテルペン樹脂の1種以上が5重量部以上、50
重量未満、好ましくは、10〜26重量部混合蓋部たフ
ィルムであって、そのフィルムはガラス転移温度T8が
10〜50℃、好ましくは25〜50℃であシ、また。
そのフィルムは下記式でめられる配向度ΔNが0.00
6〜0.012. 好ましくは、o、oos〜0.01
1のものである。
ン 極性基を含まない上記樹脂の混合量が、30重量部以上
の場合、フィルムの機械的、熱的、化学的特性が劣るの
みならず、上記混合樹脂がフィルム表面にブリードアウ
トし、接着性、透明性、外観を悪化させたり、さらに植
物油、鉱物油などの油の透過性が増大し、フィルム表面
に油がしみ出たシ、フィルム表面の印刷インキを溶出し
たシして外観不良になるなどの重大な欠点を生じる。ま
た、上記樹脂の混合量が5重量部未満の場合、ガラス転
移温度Tgや、配向度ΔNの値によらず水蒸気バリア性
がほとんど向上しない。
また、Tgの値が10℃未満、好ましくは25℃未満の
場合1本発明の目的である水蒸気透過率が0、8 (g
/m2日/100μm)以下、好ましくは0.7(g/
m2日/100μm)思量にならないためであυ。
さらに機械的性質の向上も認められないためである。一
方、Tgの値が50℃を越える場合は1本発明フィルム
の機械的性質などが著しく劣ったものになる。
また、配向度ΔNの値が0.006未満、好ましくはo
、oos未溝の場合は、水蒸気透過率が0.8 (g、
/m2日/100μII+)以下、好ましくは0.7 
(g/m2日/100μm)以下にならないのみならず
、植物油や鉱物油などのオイルの透過性が大きくなり印
刷性や外観を大きく悪化させるためであシ、また逆にΔ
Nの値がO,’012.好ましくは0.008を越える
と。
本発明フィルムの表面が骨間しやすくなりフィルム表面
の接着力が大幅に低下し、印刷性、ラミネート適性、製
袋特性が大幅に低下するためである。
本発明フィルムの結晶化度は50チ以上、好ましくは6
0%以上であるのが望ましく、フィルム厚さは4〜10
00μm、好ましくは10〜250μmの範囲のものが
望ましい。
本発明のフィルムは、上記したようにポリプロピレンに
極性基を含まない石油樹脂あるいは極性基を含まないテ
ルペン樹脂の1種以上を混合したものでおるが、これら
の樹脂にさらに他の樹脂が添加される場合、その量は3
0部未満、好ましくは20部未満が望ましい。また、他
の樹脂としては、ポリプロピレン以外のポリオレフィン
、極性基を含む石油樹脂、極性基を含むテルペン樹脂な
どが望ましい。
次に本発明フィルムの製造方法について説明する。ポリ
プロピレンに、特定の石油樹脂あるいはテルペン樹脂を
添加し、樹脂温度で240°Cを越えない温度、好まし
くは180〜220℃の最高温度で融解、均一混合させ
たのち2口金から吐出させ。
冷却ドラム上にキャストすることにより、無延伸フィル
ムが得られる。
なお、このとき樹脂温度が240°C2好ましくは22
0°0を越えると本発明の目的とする優れた特性のフィ
ルムが得られないばかりか、該樹脂が熱分解したシ、飛
散したシするのである。まだ、冷却ドラムの表面温度は
あとの工程との関係によっても変わるが、60〜120
℃、好ましくは95〜110℃の範囲のものがよい。
つづいてキャストした上記のフィルムを、−軸配向、二
軸配向、あるいは多軸配向させたシ、あるいは熱処理を
して、Tg、ΔNを特定範囲内にすることにより本発明
のフィルムとすることができる。この場合、配向を与え
る方法は任意の公知の方法2例えば、ロール延伸、圧延
、テンター延伸。
ディスク延伸、ベルト延伸およびその組み合せなどを用
いることができる。この時# Tgl△Nの値が上記特
定範囲に入るように配向させる必要があり1例えば逐次
二軸延伸の場合、最初の縦延伸倍率は6〜10倍、横延
伸倍率は6〜12倍程度がよい。
また本発明フィルムの両側に、特定の石油樹脂あるいは
テルペン樹脂を添加していないポリオレフィン層、特に
ポリプロピレン層を全厚み割合に゛して20チ以下の厚
みの層をラミネートすることによシ、耐薬品性、耐骨開
性が向上するため、印刷性や、粘着剤塗布適性、接着性
、耐油性も大幅に改良される。さらに、ラミネートを共
押出法にすると押出時の該特定樹脂や添加剤などの飛散
が抑制でき、生産性の向上や作業環境の改善などにすぐ
れた効果を発揮するものであり、またラミネート法を長
手方向延伸後のフィルムに特定の石油樹脂あるいはテル
ペン樹脂を添加していないポリオレフィンをラミネート
する方法だと、共押出法に比べて接着性、耐油性、耐骨
間性、などの特性、かさらに優れるようになる。
さらに本発明フィルムを空気、炭酸ガス、窒素ガス下な
どの存在下でコロナ放電処理をして表面張力を40 d
yn/c+n程度以上に高くして表面接着性を向上させ
てもよい。
〔発明の効果〕
本発明は、ポリプロピレンに特定の樹脂を混合し、しか
もガラス転移温度Tgを10〜50°Cと通常のポリプ
ロピレンのTg(0℃)に比べて非常に高くし、しかも
該フィルムの配向度ΔNを特定範囲に入れただめ9次の
ような優れた効果を生じるものである。すなわち。
(1)水蒸気透過率が0.8 (g、/m2日/100
μm)以下という優れたバリア性を示す。
(2)透明性のみならず、延伸性や成形性にも優れたフ
ィルムになる。
(3)本発明フィルムに添加剤として添加された有機系
の化合物が1本フィルム表面にブリードアウトしなくな
る。
(4)本発明フィルムに配向を与えたのち、室温に放置
しておいても、フィルムが経時と共にほとんど収縮しな
くなる。このため製膜直後のエージング工程が不要にな
るばかりか、ロール上での巻締りもなくなるだめ、生産
性が大幅に向上する。
(5)耐油性、耐骨間性にすぐれるため、印刷性。
ラミネート適性にすぐれ、油ものの多層ラミネート包装
用途にも優れたガスバリア素材となる。
なお9本発明で使った次の用語の定義および測定法につ
いて説明する。
(1)水蒸気透過率はJISZ−0208に従い。
40℃、90%RHで測定した値でg、/mJ−日/1
00μm単位で表わす。
(2)極限粘度〔η〕は、ASTMD1601に従って
テトラリン中で測定したもので+ tit/g単位で表
わす。
(3) アイソタクチックインデックス(II)は。
720a11−1の吸光度を731a11−1の吸光度
で割った値である。
(4) 表面固有抵抗は、 JIS−C2330の体積
固有抵抗値を測定する電極を用いて、ガード電極と主電
極間に電位をかけ、対極をアースし測定した値を18.
8倍した値である。
(5) ガラス転移温度(Tg)は、サンプル10mg
を走査型熱量計DSC−[[型(Perkin E1m
er社製)にセットし、窒素気流下に昇温速度40℃/
分の速度で一20℃からスタートさせてサーモグラフを
書かせ、ベースラインから吸熱ピークのずれる温度と、
もどる温度との算術平均値をとった温度をTgとする。
もちろん−サンプルが複合フィルムであってもこの方法
で測定すればよい。
(6)臭素価は、sls x−2545−1979によ
って測定する。試料油100g中の不飽和成分に付加さ
れる臭素のg数をいう。
(7) 屈折率Nは、Abheの屈折計を用い、Na−
D線を光源とし、マウント液としてサリチル酸メチルを
用いて、接眼レンズの偏光板の方向を変えて特定方向の
屈折率を全反射法により測定する。
〔実施例〕
次に実施例に基づいて本発明の実施態様を説明する。
実施例1 ポリプロピレンとして、三井東圧(株)製、三井1ノー
ブレン’J4.H(テトラリン中での測定極限粘度(W
) = 1.35617g 、アイソタクチックインデ
ックスII=081)を用い、特定の石油樹脂として、
エッソ化学(株)の無極性の”ニスコレラ″5320を
用いた。該ポリプロピレン樹脂100重量部に対し、“
ニスコレラ“5320を25重量部を均一にブレンドし
た原料(夏)と、さらにポリプロピレンとして、エチレ
ンが2−ランダム共重合された〔η〕が1.6.IIが
88−の低粘度ポリプロピレン(結晶核剤としてタルク
を0.08重量部添加)からなる原料(II)とをそれ
ぞれ別の押出機に供給し。
溶融温度を220℃にして(n)/(1)/(■)から
なる5層積層フィルムを共押出したのち、85℃に保た
れたキャスティングドラム上にキャストして無延伸フィ
ルムを得た。該フィルムを直ちに135℃に保たれてい
る熱風オーブン加熱式縦延伸ロールに導入し、長手方向
に7倍延伸し、続いて158℃に加熱されたテンター内
で横方向に10倍延伸し。
161℃で10秒間、横方向に5チのリラックスを許し
ながら熱処理および表面活性化EC処理をして、6層積
層からなる二軸配向ポリプロピレンフィルムを得た。該
フィルムの厚さは(■)層が1μm。
(1)層が18μmからなるトータル20μmであった
得られたフィルムのTgは62℃、水蒸気透過率は0.
75(g/m2日/100μmL ΔNは0.011.
 表面のぬれ張力は両面とも40 dyn/mであった
該フィルムの片面に印刷をしたのち公知のアンカー処理
をしたのち、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)をコート
し、乾燥後で3μm厚みになるようにした。
さらにP V D ’C表面にポリエチレンを厚さ25
μmになるように押出ラミネートした。
かくして得られた複合ラミネートフィルムの水蒸気透過
率は、5 (g/m2日/シート)と優れたガスバリア
性を示すのみならず、印刷性の悪化、骨間。
層間剥離などの欠点はみられない。該複合フィルムのポ
リエチレン層を内側にし、ポリエチレンの周辺部分をヒ
ートシールして包装袋にし、中にサラダオイルを投入し
た。該袋を40℃、87RHチ下で1チ月間放置後、外
観を観察したところ、印刷インキの流れや、油の表面へ
のしみ出し、透明性の悪化、フィルム平面性の悪化など
は全く認められず、もちろんサラダオイルの酸化などに
伴なう変質は全くなかった。
実施例2 ポリプロピレン原料(住人ノープレンWF 900 )
100重量部に対し、無極性樹脂“ニスコレラ・532
0 (エッソ化学)を15重量部添加した原料(1)と
、ポリプロピレン原料(三片ノープレンJ 4 H)(
[1)とをそれぞれ別の押出機に供給し、220℃で溶
融させe (I)/(n)からなる2層積層フィルムを
共押出し、95℃に保たれているキャスティングドラム
上で成形したのち、135℃に保たれている熱風オープ
ン内のロール上で縦方向に7倍延伸し、該フィルム(1
)層の上にポリプロピレン原料(三片ノープレンJ4H
)を押出ラミネートし続いて160℃に加熱されたテン
ター内で横方向に11倍延伸後、165℃で横方向に8
%のリラックスを許しながら熱処理し、続いてコロナ放
電処理をして3層積層フィルムを得た。得られたフィル
ムの品質を第1表に示した。
該フィルムの延伸後のラミ層(II)に実施例1と同様
にしてPVDCをコートし、その適性および該フィルム
を用いた包材袋でのラミネート強度、油透過性、印刷性
などについて評価したが全く問題はなかった。
第1表 注) 申 二長手方向/巾方向 ネ*: 共押出ラミ層(■)/共押出ペース層(I)/
延伸後うミ層(II) 比較例1.2 実施例1で用いた石油樹脂の添加量を25部から45部
にしたものを比較例1.添加量は変わらだものを比較例
2とし、得られたフィルムの品質を第2表に示した。
襞間性とは、セロファ#−プ(幅25−)をフィルムに
貼り付け、1m/秒の速度で180度剥離をした時、フ
ィルム表層が全く見開しないものを○、多少でも見開す
るものをXとした。耐油性は実施例1で用いたサラダオ
イルの透過性と全く同様にしてインパルスシールで袋に
し、全く表面に油のしみ出しがなく、フィルムの平面性
も良好なものを○、それ以外のものを×とした。
評価結果から明らかなように、配向度ΔNによって襞間
性が大きくことなり、また、添加量が多いと、たとえ配
向度ΔNを高くしても耐油性、襞間性は満足しないこと
が判る。
特許出願人 東 し 株 式 会 社 特許庁長官 志 賀 学 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第66532号 2、発明の名称 ポリプロピレンフィルム 4、補正命令の日付 自発 5、補正により増加する発明の数 なし (1) 明細書 第13頁5〜6行目 「720・・・・・・・・・割った値である。」をし次
のようにしてめる。試料のフィルムを約1CIll平方
の大きさに切り、これをソックスレー抽出器に入れ、沸
騰メチルアルコールで6時間抽出する。抽出した試料を
60℃で6時間真空乾燥する。これから重量W(m(]
)の試料をとり、これを再びソックスレー抽出器に入れ
て、沸l!N−へブタンで6時間抽出する。次いで、こ
の試料を取り出し、アセトンで十分洗浄した後、60℃
で6時間真空乾燥した後、重用を測定する。その1mを
W’ (mg)とすると、アイソタクチックインデック
スは次式でめられる。
アイソタクチックインデックス(%) =100XW’ /WJと補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ポリプロピレン100重量部に、極性基を実質的に含ま
    ない石油樹脂あるいは極性基を実質的に含まないテルペ
    ン樹脂の1種以上が5重量部以上。 30重量部未満混合されたフィルムであって、かつ該フ
    ィルムは、ガラス転移温度が10〜50°C2下記式で
    められる配向度ΔNが0.006〜0.012であるポ
    リプロピレンフィルム。 ン ただし+ NMD+ NTD+ NZDは、それぞれフ
    ィルムの長手方向5幅方向、厚さ方向の屈折率である。
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