JPS61235445A - 透気防湿フイルム - Google Patents

透気防湿フイルム

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JPS61235445A
JPS61235445A JP60075400A JP7540085A JPS61235445A JP S61235445 A JPS61235445 A JP S61235445A JP 60075400 A JP60075400 A JP 60075400A JP 7540085 A JP7540085 A JP 7540085A JP S61235445 A JPS61235445 A JP S61235445A
Authority
JP
Japan
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film
parts
weight
resin
water vapor
Prior art date
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Pending
Application number
JP60075400A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tsunashima
研二 綱島
Katsuhiro Tsuchiya
勝洋 土屋
Shigeru Tanaka
茂 田中
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、酸素と水に対する選択分離性を有し、酸素を
通し易いが、水を通し難い通気防湿フィルムに関する。
〔従来技術〕
ポリプロピレンフィルムは、酸素を通し易い反面、防湿
性には優れたフィルムとして知られている。
そこで、この通気性を維持しつつ、防湿性をさらに改善
するための検討が種々なされているが、防湿性が改善さ
れるにつれて通気性も悪化する傾向を回避することがで
きず、通気性と防湿性に共にすぐれたフィルムは未だ出
現していない。〔発明の目的〕 本発明は、通気性と共に防湿性にも優れたフィルムを提
供することを目的とするものである。
〔発明の構成〕
かかる目的を達成する本発明は、ポリプロピレン100
重量部に、極性基を実質的に含まない石油樹脂および極
性基を実質的に含まないテルペン樹脂から選ばれた樹脂
の1種以上が5〜100重量部と、金属酸化物の0.0
01〜2重量部が混合されたフィルムであり、該フィル
ムの酸素透過率/水蒸気透過率の比が200以上であり
、かつ水蒸気透過率が4 Cgird日720μm)以
下であると共に、ガラス転移温度が10〜50℃である
ことを特徴とするものである。
本発明のフィルムに使用されるポリプロピレンは、特に
限定されるものではないが、アイソタクチックインデッ
クス(II)が93%以上、テトラリン中で測定された
極限粘度〔η〕が0.8〜4 (di/g)、特に1.
0〜2.2(di/g)の範囲のものが望ましい。
プロピレン以外の第2成分、例えばエチレン、ブテン、
ヘキセン、無水マレイン酸などをランダム、ブロックあ
るいはグラフト共重合させてもよいが、本発明の主旨か
らすればホモポリマーであることが好ましい。
なお、ポリプロピレンには、公知の添加剤、例えば結晶
核剤、酸化防止剤、熱安定剤、すべり剤、帯電防止剤、
ブロッキング防止剤、充填剤、粘度調整剤、着色防止剤
などを含有させることもできる。
かかるポリプロピレンに混合される極性基を実質的に含
まない石油樹脂とは、水酸基(−OH)、カルボキシル
基(−COOH) 、ハロゲン基(−X)、スルホン基
(−3o3Y、YはH、N a %1 / 2 M g
など)およびこれらの変成体などからなる極性基を実質
的に有さない石油樹脂、即ち石油系不飽和炭化水素を直
接原料とするシクロペンタジェン系、或いは高級オレフ
ィン系炭化水素を主成分とする樹脂である。
また、かかる石油樹脂に水素を添加し、その水素添加率
を80%以上、好ましくは95%以上にした水添石油樹
脂が本発明のフィルムに特に望ましい。
代表的な水添石油樹脂としては、例えばガラス転移温度
Tgが76℃以上で水添率95%以上のポリジシクロペ
ンタジェン等の高Tg完全水添脂環族石油樹脂を挙げる
ことができる。
また、極性基を実質的に含まないテルペン樹脂とは、水
酸基、アルデヒド基(−CHO)、lr トンl& (
>c−o) 、カルボキシル基、ハロゲン基、スルホン
基など、およびこれらの変成体などからなる極性基を実
質的に有しないテルペン樹脂、即ち(CyHg)nの組
成の炭化水素およびこれらから導かれる変成化合物であ
る。
nは2〜20程度の自然数である。
テルペン樹脂のことを別称でデルペノイドと呼ぶことも
あり、代表的な化合物としては、ピネン、ジペンテン、
カレン、ミルセン、オシメン、リモネン、テルピノレン
、テルピネン、セビネン、トリシクレン、ビサボレン、
ジンギペレン、サンタレン、カンタレン、カンホレン、
ミレン、トタレン等があり、本発明のフィルムの場合、
水素を添加し、その添加率を80%以上、好ましくは9
0%以上とするのが望ましく、特にβ−ピネン、水添β
−ピネン、水添β−ジペンテン等が好ましい。
このように、水添した、極性基を実質的に含まない石油
樹脂および/または水添した、極性基を実質的に含まな
いテルペン樹脂の使用が本発明の場合重要であり、臭素
価として10以下、好ましくは5以下、更に好ましくは
1以下のものが良い。
本発明において、ポリプロピレンに混合される金属酸化
物とは、5n02.5bJO3、MgOSAl、0.、
ZnO、CaO、BaO等であり、好ましくはZnO。
BaOである。
本発明の通気防湿フィルムは、上記ポリプロピレンの1
00重量部に、上記石油樹脂およびテルペン樹脂の1種
以上が5〜ioo it部、好ましくは10〜29重量
部、および金属酸化物の0.001〜2重量部、好まし
くは0.01〜1.0重量部が混合されたフィルムであ
る。
上記樹脂の混合量が5iif部、好ましくは10重量部
未満では、ガラス転移温度の如何によらず、本発明のフ
ィルムの防湿性を向上させることができず、更に機械的
性質も低下する。
また、上記樹脂の混合量が100重量部、好ましくは2
9重量部を越えると、通気性が低下するのみならず本発
明フィルムの表面に上記樹脂がブリードアウトし、かつ
透明性、外観が損なわれ、また機械的強度も低下する。
更に、耐油性が低下し、植物油、鉱物油等の油透過性が
増大し、フィルム表面に油がしみ出し、フィルム表面の
印刷インキを溶出したりする。
このように、特に上記樹脂の添加量が10〜29重量部
と少ない場合に本発明の効果は著しい。
また、金属酸化物の混合量がo、ooi重量部、好まし
くは0.01重量部未満では、本発明の目的とする通気
性を付与することができず、一方、金属酸化物の混合量
が2重量部、好ましくは1.0重量部を越えるとフィル
ムにボイドが発生して防湿性が低下するようになる。
また、金属酸化物の平均粒径は、フィルムの透明性が失
われない範囲内で選択され、0.1〜5μ爾である。
更に本発明のフィルムにおいては、酸素透過率/水蒸気
透過率の比が200以上であり、かつ水蒸気透過率が4
(g/nf日720μs)以下であると共にガラス転移
温度が10〜50℃である。
かかる酸素透過率/水蒸気透過率の比および水蒸気透過
率の値は、本発明フィルムを特徴ずける重要な特性であ
り、本発明フィルムが通気防湿フィルムであることの根
拠をなすものである。
また、ガラス転移温度Tgが10℃未満では、本発明フ
ィルムの防湿性が達成されず、Tgが50℃を越えると
通気性が低下するのみならず耐油性と機械的性質の低下
を招く。
本発明フィルムにおいては、分子鎖が配向していても、
配向していなくてもよいが、添加量を少なくしてTgを
上げたり、さらには機械的性質、光学的性質、熱的性質
などの点から分子鎖が配向している方が好ましい。
特に2軸でしかもフィルム内面でバランスしているフィ
ルム、即ち複屈折の絶対値で0.025以下、好ましく
は0.015以下である。
また、膜面配向の目安である縦方向の屈折率と横方向の
屈折率の和の1/2から厚さ方向の屈折率との差は0.
006〜0.012の範囲のものがフィルム表層の襞間
や耐油性などの点で好ましいものである。
更に本発明フィルムの結晶化度は50%以上、好ましく
は60%以上であるのが望ましく、また本発明フィルム
の厚さは4〜60μm、好ましくは10〜35μmであ
る。
本発明フィルムは、上記のようにポリプロピレンに極性
基を実質的に含まない石油樹脂あるいは極性を実質的に
含まないテルペン樹脂の1種以上を混合したものである
が、これらの樹脂に更に他の樹脂が添加される場合、そ
の量は30部未満、好ましくは20部未満が望ましい。
また、他の主旨としては、ポリプロピレン以外のポリオ
レフィン、極性基を含む石油樹脂、極性基を含むテルペ
ン樹脂などである。
なお本発明においては、本発明フィルムの片面または両
面にポリプロピレンフィルムの0.2〜3μm程度の薄
層をラミネートすると、本発明フィルムに他の素材フィ
ルムをラミネートや印刷しやすくなるので好ましい。
次に本発明フィルムの製造方法について説明する。
まず、ポリプロピレン100重量部に石油樹脂およびテ
ルペン樹脂の1種以上を5〜100重量部、および金属
酸化物0.001〜2重量部を添加し、樹脂温度で24
0度を越えない温度、好ましくは180〜220度の最
高温度で融解、均一混合させたのち、口金から吐出させ
、冷却ドラム上にキャストして無延伸フィルムを得る。
このとき樹脂温度が240℃、好ましくは220℃を越
えると本発明の目的とする通気防湿特性に優れたフィル
ムが得られないばかりか、樹脂が熱分解したり、飛散し
たりする。
冷却ドラムの表面温度は通常60〜120℃であり、好
ましくは95〜110℃の範囲が良い。
続いてキャストした上記のフィルムを一軸配向、二軸配
向、あるいは多軸配向させたり、あるいは熱処理をして
Tgを特定の範囲内にすることにより本発明のフィルム
が得られる。
この場合、配向を与える方法は、任意の公知の方法、例
えばロール延伸、圧延、テンター延伸、ディスク延伸、
ベルト延伸およびその組合せなどを用いることができる
この時、Tgの値が上記特定範囲に入るように配向させ
る必要があり、例えば逐次二輪延伸の場合、最初の縦延
伸倍率は6〜IO倍、横延伸倍率は6〜12倍程度が良
い。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、ポリプロピレンに特
定の樹脂および金属酸化物の特定量が混合され、しかも
酸素透過率/水蒸気透過率の比、水蒸気透過率の絶対値
およびガラス転移温度が特定の値を有するので、通気性
と防湿性に優れた、即ち選択透過性を有するフィルムが
得られる。
しかも本発明のフィルムは特定量の金属酸化物が混合さ
れているので、透明であり、水分と反応してガスを発生
しやすい物品、例えば医薬品や食品等の包装材料として
好適に使用される。
なお、本発明で使用する用語の定義および測定方法につ
いて述べる。
(1)  水蒸気透過率 JIS Z−0208に従い、40℃、90χRHi?
測測定、gird日/フ日歩フィルム厚で表した。
(2)酸素透過率 ASTM D−3985により、25℃、ORH%で測
定した。
(3)  極限粘度〔η〕 ASTM D 1601に従い、テトラリン中で測定し
、dl/g単位で表した。
(4)アイソタクチックインデックス(TI)試料のフ
ィルムを約1c■平方の大きさに切り、これをソックス
レー抽出器に入れ、沸騰メチルアルコールで6時間抽出
する。
抽出した試料を60℃で6時間真空乾燥する。
これから重量W (mg)の試料をとり、沸騰n−へブ
タンで6時間抽出する。
次いでこの試料を取り出し、アセトンで十分線状したの
ち、60℃で6時間真空乾燥した後、重量を測定する。
この重量をW’  (mg)すると、アイソタクチック
インデックスは次式で求められる。
アイソタクチックインデックス(%) =100xW” /W (5)ガラス転移温度(Tg) サンプルlhgを走査型熱量計osc−n型(Perk
inE1mer社製)にセットし、窒素気流下に昇温速
度40℃/分の速度で一20℃からスタートさせてサー
モグラフを書かせ、ベースラインから吸熱ピークのずれ
る温度と、もどる温度との算術平均値をとった温度をT
gとする。
(6)臭素価 JIS K−2543−1979によって測定した。
試料油100g中の不飽和成分に付加される臭素のg数
で表される。
(7)屈折率 Abheの屈折計を用い、Na−D線を光源とし、マウ
ント液としてサリチル酸メチルを用い、接眼レンズの偏
光板の方向を変えて特定方向の屈折率Nを全反射法によ
り測定した。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を述べる。
実施例1 ポリプロピレンとして、三井東圧(株)製の三井“ノー
ブレン″JS1429 (テトラリン中での測定極限粘
度(η)−2,25dl/g、アイソタクチックインデ
ックスll−98χ)うを用い、特定の水添石油樹脂と
して、エッソ化学(株)製の無極性のポリジシクロペン
タジェンを主成分とする“ニスコレラ″5320を用い
た。
このポリプロピレン樹脂100重量部に対し、“ニスコ
レラ″5320の25重量部、およびZnOの0.02
重量部を均一にブレンドして押出機に供給し、溶融温度
220℃で溶融し、85℃に保たれたキャスティングド
ラム上にキャストして無延伸フィルムを得た。
このフィルムを直ちに135℃に保たれている熱風オー
プン加熱式縦延伸ロールに導入し、長手方向に7倍延伸
し、続いて158℃に加熱されたテンター内で横方向に
10倍延伸し、161℃で10秒間、横方向に5%のリ
ラックスを許しながら熱処理して本発明のフィルム(厚
さ20μm)を得た。
得られたフィルムのTgは34℃であった。
このフィルムの水蒸気透過率の絶対値および酸素透過率
/水蒸気透過率の比を測定した。
結果を下記の表に示す。
比較例 比較例として厚さ20μmの配向ポリプロピレンフィル
ム(OPP)だけを用いた場合、厚さ20μ−のOPP
に厚さ10μ−1および3μ−のポリ塩化ビニリデン樹
脂(PVDC)をそれぞれラミネートした積層フィルム
の場合、およびポリプロピレンに石油樹脂25重量部の
みを混合したフィルムの場合のそれぞれについて、同様
に水蒸気透過率、および酸素透過率/水蒸気透過率の比
を求め、表に併記した。
この表から、本発明のフィルムは、通気性を有すると共
に、防湿性を兼ね備えていることが理解できる。
(以下、本頁余白)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリプロピレン100重量部に、極性基を実質的に含ま
    ない石油樹脂および極性基を実質的に含まないテルペン
    樹脂から選ばれた樹脂の1種以上が5〜100重量部と
    、金属酸化物の0.001〜2重量部が混合されたフィ
    ルムであり、該フィルムの酸素透過率/水蒸気透過率の
    比が200以上であり、かつ水蒸気透過率が4(g/m
    ^2日/20μm)以下であると共に、ガラス転移温度
    が10〜50℃であることを特徴とする通気防湿フィル
    ム。
JP60075400A 1985-04-11 1985-04-11 透気防湿フイルム Pending JPS61235445A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07330965A (ja) * 1994-06-07 1995-12-19 Sumitomo Bakelite Co Ltd 高防湿ポリマーアロイ
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