JPS61203140A - 防湿用ポリプロピレンフイルム - Google Patents

防湿用ポリプロピレンフイルム

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JPS61203140A
JPS61203140A JP4273185A JP4273185A JPS61203140A JP S61203140 A JPS61203140 A JP S61203140A JP 4273185 A JP4273185 A JP 4273185A JP 4273185 A JP4273185 A JP 4273185A JP S61203140 A JPS61203140 A JP S61203140A
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Japan
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film
polypropylene
resin
present
contg
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JP4273185A
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Kenji Tsunashima
研二 綱島
Mamoru Furuko
守 古胡
Tadao Ichimura
市村 忠男
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水蒸気透過率の小さい、すなわち水蒸気バリ
ア性にすぐれたポリプロピレンフィルムに関するもので
ある。
[従来の技術と問題点] ポリプロピレンに、極性基を含まない石油樹脂あるいは
テルペン樹脂を混合させ、かつガラス転移温度TQが2
5〜50℃であるポリプロピレンフィルムにすれば、水
蒸気透過率が4.7〜5゜3(Q/m2日/15μm)
という水蒸気バリア性に優れたフィルムになることは既
に知られている(特開昭58−213037号公報)。
しかし、上記フィルムには次のような重大な欠点が存在
していたのである。すなわち、■ 水蒸気バリア性が不
充分であり、実用要求の2〜4(Q/m2日/15μm
)が得られない。
■ 防湿性を付与するために添加する樹脂は、炭化水素
系のオイルと親和性が強いため、前記提案フィルムでは
該オイルの透過性が大きく、例えばオイルを含んだ物品
を包装すると、オイルがフィルムを通って表面にしみ出
し、印刷インキのにじみや、外観、感触不良になり、防
湿性と耐油性を両立することができない。
■ 接着性・印刷性を向上さすために公知の空気中での
コロナ放電処理をすると、防湿性を付与するために添加
した樹脂が表面にブリードアウトして逆に接着性のみな
らず、透明性、耐男開性などの実用特性を低下させる。
本発明は、上記欠点を解消せしめ、防湿性の高いポリプ
ロピレンフィルムを提供せんとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するため、次の構成すなわち
ポリプロピレン100重量部に、極性基を実質的に含ま
ない石油樹脂および極性基を実質的に含まないテルペン
樹脂から選ばれ樹脂の1種以上が5〜100重量部、好
ましくは10〜29重量部混合されたフィルムであって
、かつ該フィルムのガラス転移温度が10〜50℃であ
り、しかも該フィルムの少なくとも片側の表面から10
0人までの表層部に、イミノ型または/およびアミノ型
の窒素原子を炭素原子100個当り2個以上有すること
を特徴とする水蒸気バリア性にすぐれたポリプロピレン
フィルムに関するものである。
本発明のフィルムに適用されるポリプロピレンは特に限
定されるものではないが、アイソタクチックインデック
ス(II)が93%以上、テトラリン中で測定した極限
粘度[η]は0.8〜4(旧/g)、特に1.0〜2.
2 (dl/g)の範囲のものが望ましい。プロピレン
以外の第2成分、例えばエチレン、ブテン、ヘキセン、
無水マレイン酸などをランダム、ブロックあるいはグラ
フト共重合させてもよいが、本発明の主旨からしてホモ
ポリマーであることが好ましい。なお、ポリプロピレン
には公知の添加剤、例えば結晶核剤、酸化防止剤、熱安
定剤、すべり剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、充
填材、粘度調整剤、着色防止剤などを含有させてもよい
極性基を実質的に含まない石油樹脂とは、水酸基(−O
H)、カルボキシ基(−COOH) 、ハロゲン基(−
X) 、スルフォン基(−3O3Y、ただし、YはHS
Na、1/2 MO>などおよびそれらの(成体などか
らなる極性基を有ざない石油樹脂、すなわち石油系不飽
和炭化水素を直接原料とするシクロペンタジェン系、あ
るいは高級オレフィン系炭化水素を主原料とする樹脂で
ある。さらに該石油樹脂のガラス転移温度(以下、Tg
と略称する)は50℃以上、好ましくは76℃以上のも
のが本発明フィルムにとって好ましい。なお、上限は特
に限定されないが、通常約120℃以下のものが多い。
また、該石油樹脂に水素を添加させ、その水添率を80
%以上、好ましくは95%以上とした水添石油樹脂が本
発明フィルムの場合は特に好ましい。代表的な該樹脂と
しては、例えば7076℃以上で水添率95%以上のポ
リジシクロペンタジェン等の高Tg完全水添脂環族石油
樹脂が本発明に特にふされしい。
また、極性基を実質的に含まないテルペン樹脂とは、水
酸基、アルデヒド基、ケトン基、カルボキシル基と、ハ
ロゲン基、スルフォン基など、およびそれらの変成体な
どからなる極性基を有さないテルペン樹脂、すなわち(
CsHa)。の組成の炭化水素およびそれらから導かれ
る変成化合物である。nは2〜20程度の自然数である
テルペン樹脂のことを別称してテルペノイドと呼ぶこと
もある。代表的な化合物名としては、ピネン、ジペンテ
ン、カレン、ミルセン、オシメン、リモネン、テルビル
ン、テルピネン、サビネン、トリシクレン、ビサボレン
、ジンギペレン、サンタレン、カンホレン、ミレン、ト
タレン、などがあり、本発明フィルムの場合、水素を付
加させ、その水添率を80%以上、好ましくは90%以
上とするのが望ましく、特に水添βピネン、水添ジペン
テンなどが好ましい。
このように水添した樹脂を使うことが本発明の場合重要
で、臭素価として10以下、好ましくは5以下、さらに
好ましくは1以下のものがよい。
本発明のポリプロピレンフィルムは、前記のポリプロピ
レン100重量部に、前記の極性基を含まない石油樹脂
あるいはテルペン樹脂の1種以上が5〜100重量部、
好ましくは10〜29重量部混合されたフィルムであっ
て、そのフィルムはガラス転移温度Tgが10〜50℃
、好ましくは20〜40℃であり、かつ、該フィルムの
少なくとも片側の表面から100人までの表層にイミノ
型または/およびアミノ型の窒素原子を炭素原子100
個当り2個以上有するものである。
極性基を含まない上記樹脂の混合量が、100重量部以
上、好ましくは29重量部以上の場合、フィルムの機械
的、熱的、化学的特性が劣るのみならず、たとえ本発明
フィルムのように表層を特殊処理しても上記混合樹脂が
フィルム表面にブリードアウトし、接着性、透明性、外
観を悪化させる。さらに上記フィルムは植物油、鉱物油
などの油透過性が増大し、フィルム表面に油がしみ出た
り、フィルム表面の印刷インキを溶出したりして外観不
良になるなどの重大な欠点を生じる。また、上記樹脂の
混合量が5重量部未満、好ましくは10重量部未満の場
合、ガラス転移温度Tgの値によらず水蒸気バリア性が
ほとんど向上しない。この様に、特に添加量が10〜2
9重量部と少ない場合に、本発明の効果は著しくなる。
また、Tgの値が10℃未満、好ましくは20℃未満の
場合、本発明の目的である水蒸気透過率が6(0/m2
日715μm)以下、好ましくは5(g/m2日715
μm)以下にならないためであり、さらに機械的性質の
向上も認められないためである。
一方、TOの値が50℃、好ましくは40℃を越える場
合は、本発明フィルムの機械的性質などが著しく劣った
ものになる。
また、該フィルムに特殊な表面処理をして少なくとも片
側の表面から100人での表局部に、イミノ型または/
およびアミノ型の窒素原子を炭素原子100個当り2個
以上、好ましくは4個以上有していなければならない。
これは、本発明フィルムには石油樹脂あるいはテルペン
樹脂が添加されているにもかかわらず優れた耐油性、接
着性・印刷性、ブリードアウト防止性を有するのみなら
ず、公知の方法で得られるよりも優れた水蒸気バリア性
を付与するのに必要なためである。もちろん、炭素原子
100個当りの窒素原子の数が2未満の公知の空気中で
のコロナ放電処理では、本発明の目的である優れた防湿
性、すなわち、水蒸気透過率を4(0/m2日715μ
m)以下とすることができない。なお、炭素原子100
個当りの窒素原子の数(以下、Noと略称する)の上限
は特に限定されないが、20個以下が好ましく、15個
以下がより好ましい。
なお、本発明フィルムの場合、分子鎖が配向していても
、配向してなくてよいが、添加量を少なくしてTO値を
上げたり、ざらには機械的性質、光学的性質、熱的性質
などの点から分子鎖が配向している方が好ましい。特に
2軸でしかもフィルム面内でバランスしているフィルム
、すなわち複屈折の絶対値で0.025以下、このまし
くは0゜015以下が好ましい。また、膜面配向の目安
である縦方向の屈折率と横方向の屈折率の和の1/2値
から厚さ方向の屈折率を引いた値は0.006〜0.0
12の範囲のものがフィルム表層の男開や耐油性などの
点で好ましいものである。
さらに本発明フィルムの結晶化度は50%以上、好まし
くは60〜80%であるのが望ましく、フィルム厚さは
0.5〜1000μm1好ましくは4〜250μm、ざ
らに好ましくは8〜60μmの範囲のものが望ましい。
本発明フィルムは、上記したようにポリプロピレンに極
性基を含まない石油樹脂あるいは極性基を含まないテル
ペン樹脂の1種以上を混合したものであるが、こ゛れら
の樹脂にざらに他の樹脂が添加される場合、その量は3
0部未満、好ましくは20部未満が望ましい。また、他
の樹脂としては、ポリプロピレン以外のポリオレフィン
、極性基を含む石油樹脂、極性基を含むテルペン樹脂な
どがある。
さらに、本発明フィルムにポリプロピレンなどの他のポ
リマーをラミネートしてもよいことは明らかで、特にポ
リプロピレン、アイオノマーは本発明フィルムに好まし
い。
本発明の防湿用フィルムは、水蒸気の透過を避けたい用
途、特に水蒸気透過率が4(g/m2日715μm)以
下を要する用途、例えば、医薬品、食品、工業品等の包
装用に好ましい。
次に本発明フィルムの製造方法について説明する。ポリ
プロピレンに、特定の石油樹脂あるいはテルペン樹脂を
添加し、樹脂温度で240’Cを越えない温度、好まし
くは180〜220℃の最高温度で融解、均一混合させ
たのち、口金から吐出させ、冷却ドラム上にキャストす
ることにより、無延伸フィルムが得られる。
なお、このとき樹脂温度が240℃、好ましくは220
℃を越えると本発明の目的とする優れた特性のフィルム
が得られないばかりか、該樹脂が熱分解したり、飛散し
たりするのである。また、冷却ドラムの表面温度はあと
の工程との関係によっても変わるが、60〜120℃、
好ましくは95〜110℃の範囲のものがよい。
つづいてキャストした上記のフィルムを、−軸配向、二
軸配向、あるいは多軸配向させたり、あるいは熱処理を
して、TQを特定範囲内にすることにより本発明のフィ
ルムとすることができる。
この場合、配向を与える方法は任意の公知の方法、例え
ば、ロール延伸、圧延、テンター延伸、ディスク延伸、
ベルト延伸およびその組み合せなどを用いることができ
る。この時、TQの値が上記特定範囲に入るように配向
させる必要があり、例えば逐次二輪延伸の場合、最初の
縦延伸倍率は6〜10倍、横延伸倍率は6〜12倍程度
がよい。
さらに、上記フィルムを炭酸ガス、窒素ガス下などの存
在下で実質上酸素のない雰囲気中でコロナ放電処理ある
いはプラズマ処理をして表面から100人までの極表層
部にイミノ型または/お・よびアミノ型の窒素原子を導
入するのである。代表的な該表面処理法としては、例え
ば特公昭57−30854号などに示されている様に本
質的に窒素N2と二酸化炭素CO2の混合ガス(N2/
C02=10010〜50150体積比)雰囲気下で、
しかも酸素濃度Q、’IVOI%以下の雰囲気下でコロ
ナ放電処理する。あるいは種々の気体をプラズマ状態に
おきフィルム表面を化学変性させる方法、例えば特開昭
59−98140号などがある。
また本発明フィルムの両側に、特定の石油樹脂あるいは
テルペン樹脂を添加していないポリオレフィン層、特に
ポリプロピレン層を全厚み割合にして′2〜20%以下
の厚みの層をラミネートすることにより、耐薬品性、耐
男開性が向上するため、印刷性や、粘着剤塗布適性、接
着性、耐油性も大幅に改良される。
[作用] 上述のようにポリプロピレンに特定の樹脂を添加し、特
定のTgを有したフィルムの表面を、特殊な表面処理を
し、ポリプロピレンフィルム表面に特定の原子が結合し
た状態にすることによって、上記のように優れた効果、
すなわち油の透過や水蒸気の透過、さらには添加剤の表
面へのしみ出しなどを防止することの出来る理由は明確
ではないが、イミノ型または/およびアミノ型の窒素原
子がフィルム表面のごとく表層部に均一なバリア膜的な
存在となっていると考えられる。
[発明の効果] 本発明は、ポリプロピレンに特定の樹脂を混合し、しか
もガラス転移温度Tgを10〜50℃と通常のポリプロ
ピレンのTg(0℃)に比べて非常に高くし、しかも該
フィルムの極表層部に特定の原子を入れたため、次のよ
うな効果を生じるものである。すなわち、 (1)水蒸気透過率が4(g/Tn2日715μm)以
下という優れたバリア性を示す。
(2)  本発明フィルムに添加剤として添加された有
機系の化合物が、表面活性化処理をしても本フィルム表
面に実質上ブリードアウトせずに、易接着処理ができる
(3)  耐油性、耐男開性にすぐれるため、印刷性、
ラミネート適性にすぐれ、油ものの多層ラミネート包装
用途にも優れたガスバリア素材となる。
(4)  本発明フィルムに配向を与えたのち、室温に
放置しておいても、フィルムが経時と共にほとんど収縮
しなくなる。このため製膜直後のエージング工程が不要
になるばかりか、ロール上での巻締りもなくなるため、
生産性が大幅に向上する。
なお、本発明で使った次の用語の定義および測定法につ
いて説明する。
(1>  水蒸気透過率ハJIs Z−0208ニ従い
、40℃、90%RHで測定した値でO/m”・日/フ
ィルム厚さ単位で表わす。
(2)  極限粘度[η]は、ASTHD 1601に
従ってテトラリン中で測定したもので、旧/g単位で表
わす。
(3)アイソタクチックインデックス(II>は、試料
のフィルムを約1cm平方の大きさに切り、これをソッ
クスレー抽出器に入れ沸騰メチルアルコールで6時間抽
出する。抽出した試料を60℃で、6時間真空乾燥する
。これから重量W(mo>の試料をとり、これを再びソ
ックスレー抽出器に入れて、沸a!N−へブタンで6時
間抽出する。次いで、この試料を取り出し、アセトンで
十分洗浄した後、60℃で6時間真空乾燥した後、重量
を測定する。
その重ff1W’  (InCI>とすると、アイソタ
クチックインデックスは次式で求められる。
アイソタクチックインデックス(%) −100xW’ /W (4)  ガラス転移温度(To)は、サンプル10m
gを走査型熱量計DSC−II型(Perkin [:
1fner社製)にセットし、窒素気流下に昇温速度4
0℃/分の速度で一20℃からスタートさせてサーモグ
ラフを書かせ、ベースラインから吸熱ピークのずれる温
度と、もどる温度との算術平均値をとった温度をTqと
する。もちろん、サンプルが複合フィルムであってもこ
の方法で測定すれ゛ばよい。
(5)  臭素価は、JISに−2543−1979に
よって測定する。試料油100Ca中の不飽和成分に付
加される臭素のq数をいう。
(6)  屈折率Nは、Abheの屈折計を用い、Na
−D線を光源とし、マウント液としてサリチル酸メチル
を用いて、接眼レンズの偏光板の方向を変えて特定方向
の屈折率を全反射法により測定する。
(7)  イミノ型または/およびアミン型の窒素原子
はポリプロピレンポリマー鎖の炭素に直接結合しており
、その量はESCA法の測定値を用いる。
ESCA法とは軟X線励起光電子分光法の略称であって
、軟X線の照射によって試料化合物中の原子から叩き出
された光電子の分光スペクトルから試料の表面近傍の元
素の種類および化学結合状態を分析する方法である。E
SCA法では炭化水素系高分子物質に対して光電子の透
過能が小さく、該高分子物質のESCAによる測定はそ
の表面が100人以内特に極表層部の情報が相対的に強
く得られる特徴を有する。
本発明で言うアミノ型または/およびイミノ型窒素とは
ESCA法によって同定される結合窒素であって、アミ
ノ基、イミノ基に代表されるESCAで測定される結合
窒素のIs軌道(Ni、)スペクトルの結合エネルギー
が397.0〜402゜5eVの範囲(但しポリプロピ
レンにおけるC1.のメインピークを285.OeVと
いる)にピークを有するものである(以下単にアミノ型
又は/及びイミノ型窒素という)。
具体的には、国際電気株式会社製のESCAスペクトロ
メーターES−200型を用い、処理フィルムの処理面
のNi、スペクトルとCisスペクトルを測定し、Ni
、スペクトルのうちアミノ型又は/及びイミノ型窒素の
結合エネルギーに対応するピークの積分強度と、C1,
スペクトルの積分強度の比を算出した。
(8>  接着力は、フィルムにAffを厚さ600人
程度にベルジャ型高真空蒸着装置にて、約lX10−5
maugの真空度で蒸着し、その後、該蒸着面にセロフ
ァン粘着テープにチバン製“セロテープ″を使用)をは
りつけ、急速にセロファンテープを剥離し、An蒸着膜
の剥離状態で評価する。
○:八へ、蒸着膜の剥離面積が90%以上Δ:   〃
   が50%以上90%未満X:   〃   が5
0%未満 (9)  油のしみ出しは、フィルムをインパルスシー
ル法によって、10cm角の袋状にし、その中に日清サ
ラダ油(日清製油(株)製)を10cc封入し、該袋を
40℃の恒温槽中に放置して油のしみだしを観察する。
油がフィルムの表面にしみ出した時はフィルムの光沢度
が急変するので肉眼で測定できる。
○:しみ出しが30日を越えるもの △:  〃  1〜30日のもの X:  〃  1日未満のもの [実施例] 次に実施例に基づいて本発明の実施態様を説明する。
実施例1,2、比較例1,2 ポリプロピレンとして、三井東圧(株)製、三井″ノー
ブレン”JS1429(テトラリン中での測定極限粘度
[η]=2.25dl/g、アイソタクチックインデッ
クスI I=98%)を用い、特定の水添石油樹脂とし
て、エッソ化学(株)の無極性のポリジシクロペンタジ
ェンを主成分とする“′ニスコレラ”5320を用いた
。該ポリプロピレン樹脂100重量部に対し、“ニスコ
レラ″5320を25重量部を均一にブレンドした原料
を押出機に供給し、溶融温度を220℃にして押出した
のち、85℃に保たれたキャスティングドラム上にキャ
ストして無延伸フィルムを得た。該フィルムを直ちに1
35℃に保たれている熱風オーブン加熱式縦延伸ロール
に導入し、長手方向に7倍延伸し、続いて158℃に加
熱されたテンター内で横方向に10倍延伸し、161℃
で10秒間、横方向に5%のリラックスを許しながら熱
処理をし、つづいて各種雰囲気下にて表面コロナ放電処
理をして、厚さ15μmの3層積層二軸配向ポリプロピ
レンフィルムを得た。かくして得られたフィルムのTg
、No、防湿性、接着性などの諸性性を比較して表1に
示す。
表1 以上のように、同じ原反を使っても表面処理の仕方、す
なわちN。の値によって防湿性、接着性、油のしみ出し
が大きく異なり、Noの値として2以上でなくてはなら
ないことがわかる。
手続補正書 昭和  年 εR・5・ろ 特許庁長官  志 賀  学  殿 1、事件の表示 昭和60年特許願第42731号 2、発明の名称 防湿用ポリプロピレンフィルム 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所  東京都中央区日本橋室町2丁目2番地4、補正
命令の日付 自発 5、補正により増加する発明の数 なし 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 (1)  明細書 第6頁2〜3行 「ピネン」を「ピネン」と補正する。
(2)  同 第6頁4行 「テルビルン、テルピネン」を「テルビルン、テルピネ
ン」と補正する。
(3)  同 第6頁5行 「ジンギベレン」を「ジンギベレン」と補正する。
(4)  同 第6頁9行 「βピネン」を「βピネン」と補正する。
(5)同 第16頁8行 rAbheJをrAbbeJと補正する。
(6)同 第19頁4行 「三井東圧(株)」を「三井東圧化学(株)」と補正す
る。
(7)  同 第20頁2行 「3層積層二軸配向」を「二軸配向」と補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリプロピレン100重量部に、極性基を実質的に含ま
    ない石油樹脂および極性基を実質的に含まないテルペン
    樹脂から選ばれた樹脂の1種以上が5〜100重量部混
    合されたフィルムであって、かつ該フィルムのガラス転
    移温度が10〜50℃であり、しかも該フィルムの少な
    くとも片側の表面から100Åまでの表層部に、イミノ
    型または/およびアミノ型の窒素原子を炭素原子100
    個当り2個以上有することを特徴とする防湿用ポリプロ
    ピレンフィルム。
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