JPH04110132A - 皮革様延伸成形物 - Google Patents

皮革様延伸成形物

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JPH04110132A
JPH04110132A JP22821290A JP22821290A JPH04110132A JP H04110132 A JPH04110132 A JP H04110132A JP 22821290 A JP22821290 A JP 22821290A JP 22821290 A JP22821290 A JP 22821290A JP H04110132 A JPH04110132 A JP H04110132A
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petroleum resin
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Tadao Ishibashi
忠夫 石橋
Kazuhiro Yamada
和宏 山田
Takashi Kuroda
高司 黒田
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Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成皮革、又はこれに類似の皮革様ポリプロピ
レン延伸成形物に関する。
〔従来の技術〕
一般に合成樹脂シート形態では合成樹脂材料中にフィラ
ーを高配合して樹脂内部にボイドを発現させた積層品を
もみ加工やエンボス加工する皮革様合成紙の製造方法が
提案されている。(特開昭4’161301号) 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、前記特開昭49−61.301号公報に
提案されているようなフィラーの高添加方法では、表層
強度を保持するためには基材層の二輪延伸フィルムと表
層の一軸延伸フィルムとからなる構成にすることが不可
欠であり、単独のフィルム層では、表層強度があり柔軟
性に富んだ皮革様延伸成形物が得られなかった。
本発明が解決しようとする課題は、二層の構成とする必
要がなく、表層強度かよく、皮革様風合を有する柔軟性
に富んだ皮革様延伸成形物を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは鋭意検討の結果、無機フィラーを特定の石
油樹脂に替え、特定量、配合をして延伸することによっ
て、柔軟性に富み、表層強度か向上し、皮革様風合の延
伸成形物が得られることを見出し本発明を完成するに至
った。
本発明の皮革様延伸成形物は、軟化点(環球法)160
℃以上のシクロペンタジェン系石油樹脂40重量部を越
え200重量部、および結晶性ポリプロピレン系樹脂1
00重量部を配合してなる組成物を延伸してなり、ヤン
グ率が30〜180kg/mm12であることを特徴と
する。延伸はシクロペンタジェン系石油樹脂の軟化点以
下の温度で少くとも一方向に2倍以上にてきる。また、
表面をエンボス加工することも可能である。
本発明の皮革様延伸成形物で用いられる結晶性ポリプロ
ピレンは、プロピレンの単独重合体、プロピレンを主成
分とするエチレンもしくは他のα−オレフィンとの共重
合体、またはそれらの混合物であり、具体的には結晶性
ポリプロピレン、結晶性エチレン・プロピレン共重合体
、結晶性エチレン・ブテン−1共重合体、結晶性プロピ
レン・ヘキセン−1共重合体、結晶性エチレン・プロピ
レン・α−オレフィン三元共重合体等か例示される。こ
のうち、n−へブタンに不溶性の部分を70重量%以上
含有し、プロピレン成分を70重量%含有する結晶性ポ
リプロピレンまたは共重合体が好ましい。
本発明の皮革様延伸成形物に用いるシクロペンタジェン
系石油樹脂は、石油ナフサなどスチームクラッキング等
から得られるシクロペンタジェン成分を含有する留分を
重合して得られる石油樹脂、もしくは該石油樹脂の水素
化物、またはそれらの混合物であってその軟化点(環球
法)が160℃以上のものでなければならない。軟化点
が160℃に達しないものは柔軟性か不足し、更に15
0℃以下の低軟化点ては、特開昭6.1−2031.4
0号公報や従来公知の水素化石油樹脂と同様に、剛性の
高い成形物となり、本発明の目的に反して、柔軟性に富
む皮革様風合の皮革様延伸成形物を提供することかでき
ない。
上記シクロペンタジェン成分を含有する留分はシクロペ
ンタジェン、シンクロペンタジェン、およびシクロペン
タジェン多量体、もしくはそれらのアルキル置換体、ま
たはそれらの混合体等を主成分とする留分である。また
、上記石油樹脂の水素化物は該留分を重合して得られる
石油樹脂をパラジウム、ニッケル、コバルト等の金属も
しくはその酸化物等の触媒を用い、溶剤の存在下で水素
化して得ることができる。
本発明の皮革様延伸成形物で用いる組成物は、結晶性ポ
リプロピレン系樹脂100重量部に対して、軟化点(環
球法)か160℃以上のシクロペンタジェン系石油樹脂
を40を越え200重量部の範囲で配合することにより
得られる。該樹脂の配合量が40重量部以下では本発明
の目的の−っである柔軟性か不足し、200重量部を越
えると実質的に添加効果か少なくコスト的に損である。
好ましくは60〜140重量部の範囲の添加が本発明の
目的達成には最適である。
また、この組成物には、必要に応してポリオレフィン系
樹脂の添加剤として公知の酸化防止剤、帯電防止剤、紫
外線吸収剤、顔料、滑剤等を本発明の目的を損なわない
範囲で添加することができる。
この組成物は、通常のブレンダーまたはミキサー等で前
記の所定樹脂を所定量、必要に応して添加剤を混合する
ことにより容易に得ることができるか、押出機、バンバ
リーミキサ−等を用いて溶融混合しペレット状として得
るのが特に好ましい。
本発明の皮革様延伸成形物はこうして得られた組成物を
溶融押出法にて原反シートを作製した後に、−軸ないし
二軸延伸することにより得られる。
この延伸の方法は、ロール延伸、オーブン延伸、熱板延
伸等の一軸延伸方法、またはチューブラ延伸、テンター
法延伸等の同時もしくは逐次二軸延伸等の公知の方法の
いずれでも良いが、その延伸時の原反の温度が組成物中
の石油樹脂の軟化点以下にすることにより本発明の目的
が達成される。
また、少なくとも一方向に2倍以上延伸することによっ
て本発明の目的とする延伸成形物か得られるが、面積倍
率4倍以上の延伸が好ましい。面積倍率か10〜60倍
前後で延伸される同時もしくは逐次二軸延伸かより適し
ている。
本発明の皮革様延伸成形物には必要に応してポリオレフ
ィン系樹脂を本発明の目的を損なわない範囲で積層した
り、他コート剤樹脂を塗布して、該基材の表面改質をす
ることができる。また表面に所望の皮革状模様のエンボ
スロールにて種々の模様に加工することにより、書籍カ
バー インテリア等の高級擬皮としての用途に使用でき
る。
本発明の皮革様延伸成形物は、必要に応して空気、酸素
、窒素等の雰囲気下でコロナ処理、プラズマ処理等の表
面処理を施すこともできる。
〔実施例および比較例〕
以下、実施例および比較例によって本発明を更に具体的
に説明するか、本発明はこれらの実施例によって制約さ
れるものではない。なお、以下の実施例および比較例で
用いたシクロペンタジェン系石油樹脂と特性値の評価方
法を以下に示す。
シクロペンタジェン系石油樹脂(DCPDと略する。)
: 石油ナフサのスチームクラッキングより得られたジシク
ロペンタジェン75重量%と飽和炭化水素からなる留分
を、公知の方法でキシレン中で窒素雰囲気中で熱重合し
、未反応材料、溶剤を除去し、さらに2段目の重合とし
て減圧下、200℃以上の温度で一定時間保持し、その
後冷却固化して得た。
シクロペンタジェン系石油樹脂の水素化物(DCPD水
素化物と略する。) 上記DCPDを本文中に記載した公知の方法で水素化し
て得た水素化樹脂を用いた。
脂環族樹脂: 荒用化学工業■製[アルコン−P125Jを用いた。
(1)軟化点(環球法):JIS  K2207に準拠
。(単位:℃) (2)メルトフローレート(MFR;g/10分)JI
S  K7210−1776に基づきポリプロピレン系
樹脂は試験条件230℃荷重2.16)cgf、ポリプ
ロピレン系樹脂を除く結晶性ポオレフィン樹脂の試験条
件は190℃−荷重2.16kgfて測定した。
(3)エチレン濃度:エルマー783型の赤外分光光度
計にて、731cm−’の吸光度より求めた。
ブロック指数は720cm ’/ 731 cm−’の
吸収強度比。
(4)ヤング率:ASTM、D882に準じ試料の荷重
と伸長字曲線を求め立上りの勾配より引張弾性率を求め
る。
(5)表層強度:セロテープ(商品名)I’fl18m
・長さ20yarmを延伸成形物の表面に貼/剥離によ
るセロテープへの付着度合を目視評価した。
◎:骨付着無し ○:20%以下の部分付着 △:その他の部分付着 ×:全面付着 実施例1 n−へブタンに不溶性の成分を96%を含有するMFR
2,1の結晶性ポリプロピレン粉末100重量部、フェ
ノール系酸化防止剤BIT0.2重量部、ステアリン酸
カルシウム0.1重量部、軟化点(環球法)176℃の
DCPD水素化物100重量部、およびグリセリンモノ
ステアレート−0,1重量部を配合し、ヘンシェルミキ
サーで混合した後、押出機を通し230℃で溶融混合し
、冷却・カットしてベレット状の組成物を得た。得られ
た組成物は、直径40■墓のTダイ用押出機のTダイを
用いて270”Cの温度で溶融押出し、50℃に保った
鏡面冷却ロールで急冷して厚ろ1.6■■の未延伸原反
シートを得た。次に、この原反シートを正方形に切断し
、パンタグラフ型二軸延伸機を用いて152℃の温度で
原反のタテ方向(樹脂の流れ方向)及びその直角(ヨコ
)方向に同時に4倍延伸し、同温度で10秒間緊張下で
熱処理してこ軸延伸成形物を得た。
次に、該二軸延伸成形物を皮革模様のプレス板に挟み、
加圧50 kg/cd、 120℃−3分のエンボス加
工して、皮革様延伸成形物を得た。
実施例2 結晶性ポリプロピレン粉末100重量部を結晶性ポリプ
ロピレン粉末70重量部と直鎖状ポリエチレン(MFR
−2)30重量部との混合物に替え、また、未延伸原反
シートは最終製品の表層か2〜4μになるように2種3
層の共押出しをして作製する以外は、実施例1と同様に
して皮革様延伸成形物を得た。
実施例3 結晶性ポリプロピレン粉末を、エチレン濃度が12%で
ブロック指数が0.8、MFRl、0のプロピレン−エ
チレンブロック共重合体に替える以外は、実施例1と同
様にして皮革様延伸成形物を得た。
実施例4 DCPD水素化物の軟化点183℃および配合量80重
量部に替え、また、エンボス加工を行わない以外は、実
施例1と同様にして皮革様延伸成形物を得た。
比較例I DCPD水素化物の配合量を30重量部に替えた以外は
実施例1に準拠して延伸成形物を作製した。
比較例2 DCPD水素化物を軟化点125℃の脂環族樹脂40重
量部に替えた以外は実施例1に準拠して延伸成形物を作
製した。
比較例3 DCPD水素化物の配合量を120重量部に替え、また
エンボス加工をしない以外は、実施例]に準拠して延伸
成形物を作製した。
第1−表から明らかなごとく、本発明に係わる実施例1
〜3の延伸成形物は、ヤング率は180 kg/m11
2以下になり、柔軟で皮革様感触に優れていた。一方、
比較例1は剛性の高いバール調のフィルムであり、比較
例2は、剛性の高い透明なフィルムとなり本発明の目的
に反して皮革様風合の柔軟な延伸成形物は得られない。
また比較例3ては柔軟性に富み皮革様風合で縞模様も得
られるか表層の強度か不足し耐久性を要求する用途には
不適当である。
〔発明の効果〕
本発明の皮革様延伸成形物は、柔軟性に富み、すぐれた
皮革用風合と表層強度を有するものである。また、従来
と違って、フィルム基材層と一軸延伸フィルム表層との
二相構成として表層強度を保つ必要がなく、単相ですぐ
れた表層強度を得ることができる。さらにエンボス加工
で所望の各種動物の皮革模様を加え、より高級な風合を
有する皮革様延伸成形物を得ることができる。たとえば
、書籍カバー、各種インテリア、小物入れの外層、装飾
用等の広範囲の用途に有用である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軟化点(環球法)160℃以上のシクロペンタジ
    エン系石油樹脂40重量部を越え200重量部、および
    結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部を配合してな
    る組成物を延伸してなり、そのヤング率が30〜180
    kg/mm^2である皮革様延伸成形物。
  2. (2)延伸はシクロペンタジエン系石油樹脂の軟化点以
    下の温度で少なくとも一方向に2倍以上である請求項1
    記載の皮革様延伸組成物。
  3. (3)エンボス加工してなる請求項1もしくは請求項2
    記載の皮革様延伸成形物。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61203140A (ja) * 1985-03-06 1986-09-09 Toray Ind Inc 防湿用ポリプロピレンフイルム
JPS62164732A (ja) * 1986-01-14 1987-07-21 Toray Ind Inc 二軸延伸ポリプロピレンフイルム

Patent Citations (2)

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