JPS62164732A - 二軸延伸ポリプロピレンフイルム - Google Patents

二軸延伸ポリプロピレンフイルム

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JPS62164732A
JPS62164732A JP603486A JP603486A JPS62164732A JP S62164732 A JPS62164732 A JP S62164732A JP 603486 A JP603486 A JP 603486A JP 603486 A JP603486 A JP 603486A JP S62164732 A JPS62164732 A JP S62164732A
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淳也 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディスペン・す”−あるいはテープカッター
などで容易に切れる性質(以下、カッター適性という)
、治具を使わないで手で容易に切れる性質(以下9手切
れ性という)、および透明性。
耐薬品性などに優れた粘着テープや包装材として好適な
二軸延伸ポリプロピレンフィルムに関する。
〔従来の技術〕
ポリプロピレンなどのプラスチックフィルムでは、透明
性、耐薬品性には優れているが、カッター適性や手切れ
性はまったくない。このためポリプロピレンに25重重
量級上の石油樹脂を添加したシ(%開開58−7477
4など)、ポリプロピレンフィルムに電子線を照射した
り(特開昭53−106779)することが知られてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、かかる従来のフィルムではカッター適性
と手切れ性の両方を満足することはできなかった。すな
わち、前者の場合には石油樹脂を多量に入れることによ
シある程度までその両立をはかりうるが、このように多
量に石油樹脂を入れると添加した樹脂がフィルム表面に
ブリードアウトして透明性全低下させた91表層、が弁
開を起したシする。また、後者の場合にはポリプロビレ
/フィルムに電子線を照射すると強度が低下し手切れ性
はでるが全体が脆化してしまいテープ用フィルムとした
場合実用的でなく、更にカッター適性は満足できるもの
が得られないという欠点があった。
本発明は、上記欠点の解消すなわち、フィルムの透明性
にすぐれるとともに弁開もなくカッター適性と手切れ性
に優れた二軸延伸ポリプロピレンフィルムと提供せんと
すること全目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は、ポリプロピレン樹脂76〜95重曹24重量
%添加された組成物を主体とした二軸延伸ポリプロピレ
ンフィルムであって、かつ、該フィルムは、極限粘度が
0,2〜1.2.ガラス転移温度が10〜70℃、長手
方向の破断強度が6〜11kg/m+n 、長手方向の
斬新伸度が30〜60チ、長手方向の破断強度(A (
kg/mm ))と長手方向の破断伸度(BC%>)と
o比cA/B>がo、1〜0.55で6る二軸延伸ポリ
プロピレンフィルムを特徴とするものである。
本発明におけるポリプロピレン樹脂は、アイソタクチッ
クインデックス(以下、IIと略称する)が90係以上
、好ましくは95%以上であるのが良い。また、沸騰テ
トラリン中で測定した極限粘度(以下、〔η〕アと略称
する)が1.3〜2.0(dl/g)の範囲であるのが
良い。〔η〕アが1.3〜2.0 (d 17g)の範
囲にある時、製膜性が安定し、かつ得られる二軸延伸ポ
リプロピレンフィルムのカッター適性ガ や手切れ性が良好なものとする。
プロピレン以外に9例えばエチレン、ブテン。
ペンテン、ヘキセンなどのコモノマーをランダムあるい
はブロック状に共重合させても良い(被共重合物の共重
合比は、特に限定されないが3重量%以下が好ましい)
が9本発明の趣旨からしてホモポリマーであることが好
ましい。またポリプロピレンに、マレイン酸、メタアク
リル酸、アクリル酸、フタル酸、テレフタル酸、などの
酸およびそれらの酸無水物などをグラフト重合させたも
のでも良い。
本発明における石油樹脂あるいはテルペン樹脂(以下、
特定の樹脂という)とは、ガラス転移温度(以下、 T
gと略称する)が50℃以上、好ましくは76°C以上
のもので、しかも、水酸基、カルボキシル基、ハロゲン
基、スルフォン基などの極90%以上、好ましくは95
%以上のものである。
代表的な石油樹脂としては、シクロペンタジェン系で代
表される脂環族系石油樹脂9例えば金主成分とする水添
率95チ以上のジシクロペンタジェン(商品名“ニスコ
レラ″(エッソ化学))などがある。また1代表的なテ
ルペン樹脂としては’  (C5H1l)nの組成の炭
化水素系化合物(ただし。
n ハ2〜10)であり、ピネン、カレン、ミレンなど
に水素を添加させ、水添率が90%以上のものなどがあ
る。
なお1本発明における特定の樹脂の Tgの上限は特に
限定されないが、一般に120°C以下のものが多い。
本発明の二軸延伸ポリプロピレンフィルムは。
上記のポリプロピレン樹脂76〜95重量係、好ましく
は80〜90重量−に2%定の樹脂の1種以上を5〜2
4重量係、好ましくは10〜20重量係添加した組成物
を主体とするものである。
添加量が24重量係を越えると、添加剤がフィルム表面
にブリードアウトして透明性を悪化させた91表層が弁
開全おこしたシして好ましくない。
また、5重量係よシ少ないと、カッター適性と手切れ性
の両立ができない。
本発明において組成物を主体としたとは、その組成物が
本発明の特性を損ねない範囲、好ましくは90重重量板
上、よシ好ましくは95重量係以上であることを指す。
なお、この組成物に混合されるものとしては、特に限定
されないがポリオレフィン系樹脂や、ポリプロピレンに
添加剤として添加される公知の結晶核剤、酸化防止剤、
熱安定剤やすべり剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤
充填材、粘度調整剤9着色防止剤などをあげることがで
きる。
本発明の二軸延伸ポリプロピレンフィルムは。
極限粘度(以下、〔η〕2 と略称する)io、2〜1
.2好ましくは0.3〜0.9の範囲としたものである
〔η〕2 が0.2未満のものは、粘着テープなどにす
る時、実用強度の乏しいもので、かつ骨間しやすいもの
になる。〔η〕ア が1,2以上のものは、カッター適
性や手切れ性が悪化したものになる。
また9本発明の二軸延伸ポリプロピレンフィルムは、T
g’ilO〜70℃としたもので、この範囲外のものは
カッター適性と手切れ性を満足する脆さと、粘着テープ
としての実用強度とを共存させることかできない。
さらに1本発明の二軸延伸ポリプロピレンフィルムはフ
ィルムの長手と幅の両方向、すなわち。
二軸方向に延伸されたもので、かつ、長手方向の破断強
度が6〜11 o/rrrrn (好ましくは7〜10
砲/[0)で長手方向の破断伸度が30〜60%(好ま
しくは40〜60%)でかつ長手方向の破断強度(A)
と長手方向の破断伸度(B)との比(A/B )が0.
1〜0.35のものである。
長手方向の破断強度が6kg/mm未満のものは。
粘着テープなどにする時、実用強度の乏しいものになシ
、また。長手方向の破断強度が11 kg/mm 2を
越えたものは、カッター適性と手切れ性の悪化したもの
になる。
長手方向の破断伸度が30%未満のものは、粘着テープ
としての実用伸度が乏しいものになシ。
また、長手方向の破断伸度が60%を越えたものはテー
プカッターによるカット時の伸びによる切れにくさ9手
で切る時の伸びによる切れにくさが生じる。
さらに、長手方向の破断強度と長手方向の破断伸度が上
記の範囲であり、かつ長手方向の破断強度(A(kg/
m))、破断伸度(B〔チ〕)との比(A/B((kg
/no)/C%)]、以下、単にA/Bと略称する)が
0.1〜0.35でなけれ1ずならない。
上記比(A/B )が0.1未満のものは、粘着テープ
用とした場合、実用性のない脆いフィルムとなり、!i
たその比が0.35以上のものは、カッター適性と手切
れ性を十分満足しない。
また9本発明の二軸延伸ポリプロピレンフィルムを空気
、炭酸ガス、窒素ガス、アルゴンガス。
などの単独あるいは混合ガス下で、コロナ放電処理ある
いはプラズマ処理をして表面ぬれ張力を40 dyne
/am 以上に高くして表面接着性を向上させたりある
いは逆に片面のみ離型剤をコーティングしておいてもよ
い。
なお9本発明の二軸延伸ポリプロピレンフィルムの厚さ
は特に限定しないが、15〜150μm。
好ましくは23〜60μm、さらに好ましくは25〜4
0μmの範囲である。
なお2本発明の二軸延伸ポリプロピレンフィルムの両側
または片側に、前記特定の樹脂の添加量が5重量係未満
のポリオレフィン層、特にポリプロピレン層や、変性ポ
リプロピレン層を全厚み割合にして40%以下の厚みの
層をラミネートすることにより側薬品性、印刷性、光沢
度、粘着性。
粘着剤塗工適性などが大巾に改良されるばかシか。
さらに押出時に該石油樹脂あるいはテルペン樹脂。
添加剤などの飛散が抑制でき、生産性の向上や作業環境
の改善などに優れた効果を発揮するものである。
次に2本発明の二軸延伸ポリプロピレンフィルムの製造
方法について説明する。
IIが90%以上、〔η〕2が1.5〜2.0 (dl
/g)の範囲にあるポリプロピレン樹脂76〜95重量
樹脂t−5〜24重量%添加混合し、樹脂温度が260
°0を越えない温度、好ましくは180〜240℃の温
度で融解・混合させたのち9口金から吐出させ、冷却ド
ラム上にキャスト冷却固化する。樹脂温度を260℃以
下にするのは、該樹脂が熱分解したり、飛散したシする
のみなイ、添加した樹脂がプロピレン樹脂に均一分散し
ないために本発明の優れた特性が得られないためである
上記のキャストシートを二軸延伸する。二軸延伸の方法
は任意の公知の方法、たとえば逐次二軸延伸、同時二軸
延伸などを用いることができる。
たとえば逐次二軸延伸法の場合、上記キャストシー)’
1120℃〜145℃に保念れた熱風オープン中で予熱
後、長手方向に4〜10倍延伸し、続いて140℃〜1
58°Cに保たれたテンター内で幅方向に7〜12倍延
伸し、150℃〜161℃で数チ程度リラックスさせな
がら熱処理をする。
なお、このとき長手方向の延伸倍率を高くとることによ
り、長手方向の伸度を小さくでき、カッター適性をよシ
良好にできるので好ましい。
かくして得られた二軸延伸フィルムに、該フィルムの 
Tg以上〜90℃以下の温度で5 M rad〜50 
M radの電子線を照射することにより、前記した本
発明の〔η]F が0.2〜1.2 、 Tgが10〜
70℃、長手方向の破断強度が6〜11 kq/rrt
m 、長手方向の破断伸度が30〜60%、長手方向の
破1度(A)と長手方向の破断伸度(B)との比(A/
B)が0.1〜0.35の範囲を満足する。二軸延伸ポ
リプロピレンフィルムが得られる。
上記方法によって得られた本発明の二軸延伸ポリプロピ
レンフィルムは、粘着テープ用ベースフィルムや包装材
料として使用することができ、特に粘着テープ用ベース
フィルムとして用いるのが好ましい。
〔発明の効果〕
本発明は、上述したように、ポリプロピレン樹の1種以
上が5〜24重量係添加された組成物を主体とした二軸
延伸ポリプロピレンフィルムであって、かつ、該フィル
ムは、極限粘度が0.2〜1.2゜ガラス転移温度が1
0〜70℃、長手方向の破断強度が6〜11 kq/m
n 、長手方向の破断伸度が60〜60%、長手方向の
破断強度(A)と長手方向の破断伸度(B)との比(A
/B )がo、 i〜0.65である二軸延伸ポリプロ
ピレンフィルムとしたので、このフィルムは次の効果を
奏する。
(1)  フィルムのカッター適性および手切れ性に優
れると共に、粘着テープ等への加工工程で必要なフィル
ムの強靭性も合せもっている。
(2)  透明性に優れ、フィルム表面の骨間性のない
フィルムが得られる。
(3)透湿性が小さく9通常の二軸延伸ホモポリプロピ
レンに比べて1/2程度であシ、防水性。
防湿性を兼ね備えたテープとすることができる。
次に本発明における各特性値の測定法を以下にまとめて
おく。
(1)極限粘度 試料0.1gf、135℃のテトラリン100露lに完
全溶解させ、この溶液を粘度計で135℃の恒温槽中で
測定して比粘度Sよシ次式に従って極限粘度を求める。
(2)  アイソタクチックインデックス試料を150
℃で2時間真空乾燥する。これから重#WCmg)の試
料をとシ、ソックスレー抽出器に入れ沸騰n−へブタン
で12時間抽出する。
次いで、この試料を取り出しアセトンで十分洗浄したの
ち、130℃で6時間真空乾燥しその後。
重量W (mg)を測定する。これによシアイソタクチ
ックインデックスは次式で求められる。
アイソタクチックインデックス(%)=100xw 7
 w(3)破断強伸度 JIS  K−6782に準する。
(4)  カッター適性 YAMATONo−500型であり、テープを引張る角
度は、水平線から下方にみて30°、引張速度は1m/
分、雰囲気温度は25℃であシ、テープの幅は12−で
ある。ディスペンサーで容易に切断でき、切シ損じのな
いものを○、ディスペンサーで切断できるやがその確率
の低いものあるいは大きな力が入るものをΔ、ディスペ
ンサーでほとんど切れないもの、切断時に異常に伸びて
しまい。
容易に切れないもの’2xとした。
(5)  手切れ性 手切れ性とは易引裂性を示すパラメータの一つで、端面
が凸凹していないフィルムを両手でもって手で容易に切
断することのできるものを02手で切断することができ
るが、その確率の低いものあるいは切断に異常に大きな
力を必要とするもの。
をΔ1手で切断できないものを×とした。
(6)  ガラス転移温度 試料10mg  を操作型熱量計DSC−■型(Per
−kin E1mer社製)にセットし、窒素気流下に
昇温速度40°C/分の速度で一20℃からスタートさ
せてサーモグラフを書かせ、ベースラインから吸熱ピー
クのずれる温度と、もどる温度との算術平均値をとった
温度を Tgとする。試料が、積層フィルムとなってい
る場合も同様にサンプリングし測定すれば良い。
(力  骨間 フィルムにセロテープ(積木化学製811150゜・幅
24 no) f 、テープ圧着ロール機(東洋精機製
、Tl5−C2107)’に用いて線圧1kg/cI+
で貼り付け。
貼シ付部が24x200m+n角になるように50個以
上のサンプルを用意し、これを手で1.5 m 7秒の
高速でサンプルとセロテープと全180°剥離し、フィ
ルムの表層部の弁開の有無で判断した。
(8)水蒸気透過率 JIS  Z−0208K従い、40℃、90%R[(
滲 で測定し’b / m’・日/ 0.1一単位で表した
〔実施例〕
以下9本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1 ポリプロピレン樹脂(〔η〕PIm1.6.Ml−10
゜ll−96%)に9石油樹脂としてジシクロペンタジ
ェンの完全水添物(エッソ化学社の1エスコレツ″53
20、Tg=−76℃)を20重量係添加した樹脂組成
物を200℃に設定された押出機に供給し。
T型ダイよシ溶融押出し、80℃に保たれたキャストビ
シ上で冷曖化させる。該キャストフィルムを140℃に
加熱された熱風オーブン中に導き。
十分予熱したのち、長手方向に6.5倍延伸し、ただち
に40℃以下に冷却した。
つづいて該フィルム1,155℃に保たれたテンターに
導き1幅方向に9倍延伸し、ただちに160°0で1幅
方向に7%のリラックスを許しながら10秒間熱処理を
した。得られたフィルムのTgは34°Cであシフイル
ム厚みは33μmであった。
このフィルムを50°0の予熱ロールに通し2次いで、
電子線照射装置を用い大気中で15 M radの電子
線を照射した。
かくして得られたフィルムの特性を第1表に示した。ま
た評価結果も同表に示した。同表から明らかなようにカ
ッター適性および手切れ性に優れたものであるばかシか
、透明性に優れ、更・には水蒸気透過率が0.75 (
g 7m”・日10.1mm )と低く粘着テープ用途
として最適であることがわかる。
実施例2 実施例1に用いたポリプロピレン樹脂の〔η〕Pヲ1.
85とした以外は実施例1と同じ樹脂組成物を(A)と
したものと、〔η〕1が1.6のホモポリプロピレン樹
脂(B)とをそれぞれ200°0,230℃に設定され
た押出様に供給し、T型ダイがら(B)。
(A)t (B)  の順に積層してなる6層積層フィ
ルムを、実施例1と同様にして製膜した。得られた歩イ
ルムの厚み構成は、(B)層が2μmずつで(A)層が
29μmのトータル33μmであった。
該積層フィルムを、50°Cの予熱ロールに通し次いで
、電子線照射装置を用い大気中で2QMradの電子線
を照射した。
かくして得られたフィルムの特性と評価結果を第1表に
示した。同表から明らかなようにカッター適性および手
切れ性に優れたものであシ、弁開もしない。
比較例1 とし、電子線照射量f 20 M radとした以外は
実施例1に準じて行なった。
フィルムの特性を表−1に示す。評価結果も同表に示す
が、カッター適性の悪化したフィルムとなり手切れ性も
劣っている。また水蒸気透過率も1、4 (g 7m’
・日/ D、 1 mm )  と劣っていることがわ
かった。
比較例2 比較例1において、電子線照射量t−60M radと
した以外は比較例1に準じておこなった。
フィルムの特性と評価結果を表−1に示す。得られたフ
ィルムは、実用強度が乏しいものであシ弁開もおこる。
Hを1.6とし2石油樹脂を30重量%添加した樹脂組
成物(A)と、〔η〕アが1.4のホモポリプロピレン
樹脂CB)’に使用し電子線照射量を15Mradとし
た以外は、実施例2に準じておこなった。
フィルム特性と評価結果を表−1に示す。評価結果から
、カッター適性と手切れ性は満足するがフィルムが弁開
してしまい粘着テープとした場合。
フィルム表面が粘着剤によりはがされて粘着テープとし
ての機能を失う。
比較例4,5 比較例4,5 実施例2において、ポリプロピレン樹脂(A)(B)の
〔η〕、を変え、各々の押出温度を変更した以外は、実
施例2に準じておこなった。
第1表に示したように、ポリプロピレン樹脂の好ましい
〔η〕ア の範囲からはずれたものを使用した場合、カ
ッター適性や手切れ性が悪化(比較例4)したシ、製膜
性が劣ったJ)(比較例5)する。
比較例6 実施例1において、電子線を照射しない以外は実施例1
に準じておこなった。
第1表からも明らかなように、フィルム特性のうち、〔
η〕1.長手方向破断強度、長手方向破断伸度が特定の
範囲からはずれたものとなシ、カッター適性1手切れ性
が悪化したフィルムとなる。
実施例3 実施例1において添加する石油樹脂にビニルトルエン+
インデャ+ジメチルスチレンからなる石油樹脂(荒用化
学社の(アルコンP−125)。
Tg−60℃)を用いた以外は実施例1に準じておこな
った。その結果第1表に示したように優れた特性を有し
ていることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリプロピレン樹脂76〜95重量%に、極性基
    および不飽和結合を実質的に含まない石油樹脂または極
    性基を含まないテルペン樹脂の1種以上が5〜24重量
    %添加された組成物を主体とした二軸延伸ポリプロピレ
    ンフィルムであつて、かつ、該フィルムは、極限粘度が
    0.2〜1.2、ガラス転移温度が10〜70℃、長手
    方向の破断強度が6〜11kg/mm、長手方向の破断
    伸度が30〜60%、長手方向の破断強度(A〔kg/
    mm〕)と長手方向の破断伸度(B〔%〕)との比(A
    /B)が0.1〜0.35である二軸延伸ポリプロピレ
    ンフィルム。
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