JPH07232417A - ポリオレフィン系熱収縮性積層フィルムおよびその製 造方法 - Google Patents

ポリオレフィン系熱収縮性積層フィルムおよびその製 造方法

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JPH07232417A
JPH07232417A JP6334951A JP33495194A JPH07232417A JP H07232417 A JPH07232417 A JP H07232417A JP 6334951 A JP6334951 A JP 6334951A JP 33495194 A JP33495194 A JP 33495194A JP H07232417 A JPH07232417 A JP H07232417A
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ethylene
polyolefin
laminated film
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JP6334951A
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Takeo Hiratsuka
健雄 平塚
Katsuumi Kimura
勝海 木村
Yoshitake Suzuki
嘉武 鈴木
Iwao Tsuruya
巌 鶴谷
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UBE REKISEN KK
Ube Corp
Original Assignee
UBE REKISEN KK
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)プロピレンおよび/またはブテン−1
成分含有率が50重量%以上の非晶質ポリオレフィンを
20〜80重量%と結晶性ポリプロピレンを80〜20
重量%含有してなる樹脂組成物からなる(A)層および
(B)結晶性ポリプロピレンまたはエチレン系樹脂から
なる層とが、少なくとも2層に積層され、延伸されたフ
ィルムで片方の外層または両外層が(B)層より構成さ
れたポリオレフィン系熱収縮性積層フィルム。 【効果】 本発明のポリオレフィン系積層延伸フィルム
は片面または中間層に、特定のAPAO、PPブレンド
物を用いることにより単独では延伸困難であるエチレン
−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンなどの延伸が可能
となる。得られたフィルムは透明性および光沢性がよく
て、かつ、柔軟性、機械的強度、熱収縮性に優れたフィ
ルムであり、環境汚染で社会的な問題となっている軟質
塩ビフィルムの代わりに、各種用途に適用することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリオレフィン系の少
なくとも、2層からなる積層フィルムを1軸または2軸
延伸したフィルムに関するものである。さらに詳しくは
軟質塩化ビニルフィルムのストレッチ包装、ストレッチ
シュリンク包装、シュリンク包装に代替可能なフィルム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術および問題点】従来より生鮮食品、文具な
どの包装には透明なストレッチ用またはシュリンク用フ
ィルムが使用されている。このフィルムは塩化ビニルフ
ィルム(以下塩ビフィルムと略す)であり、透明性がよ
く、包装機適性もあり、広く使われている。しかし軟質
塩ビフィルムには可塑剤が多量(約30重量%)に含ま
れており、このフィルムで包装すると可塑剤が食品へ移
行し、食品を汚染したり、水分の透過量が多いため内容
物が目減りしたりする。また、このフィルムを焼却する
と塩化水素ガスが発生し環境汚染を起こすなど多くの問
題をかかえている。そこでこの塩ビフィルムの代替フィ
ルムとしてポリオレフィンフィルムがこれまで数多く開
発されてきた。塩ビフィルム代替えの軟質フィルムとし
てはエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、低密度
ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)、ポリプロピレンフィルム(PP)など
がある。
【0003】例えば、業務用ラップフィルムが用いられ
るストレッチ包装について塩ビフィルムの代替用とし
て、エチレン−酢酸ビニルやLLDPEの未延伸フィル
ムを用いた場合、フィルムを引き延ばしてストレッチ包
装しようとするとフィルムがネッキングを起こし、フィ
ルムに厚みむらが発生する。またフィルムの弾性回復率
も悪く、十分な仕上がりのフィルム包装が得られない。
またこのフィルムをシュリンク包装する場合、無配向で
あるため、十分な熱収縮率が得られない。そこで、この
EVAやLLDPEの単独フィルムを2軸延伸しようと
するとフィルムが破断してしまうため、良好な2軸延伸
フィルムが得られない。
【0004】ポリプロピレンのフィルムは2軸延伸が容
易にでき、そのフィルムは透明性良好なフィルムで、シ
ュリンク特性も比較的良好である。しかし、ヒートシー
ル温度が高いこと、フィルムが硬いことなどにより業務
用ラップフィルムやシュリンク包装用フィルムとして大
きな欠点をかかえている。これらの欠点をポリオレフィ
ン系積層フィルム系で改良したものとして、特開平05
−77371号に非晶質ポリオレフィンを少なくとも1
層に含ませた層と結晶性ポリプロピレンの層とを積層し
たフィルムで柔軟性良好で、伸びの大きいフィルムが開
示されている。しかし、このフィルムは未延伸フィルム
であり、シュリンク包装には十分なフィルムとはいえな
い。
【0005】以上の通り、塩ビフィルムの代替としてポ
リオレフィン系フィルムが検討されているが、これらの
フィルムは透明性、ヘイズ、グロスなどの光学特性およ
び収縮特性で塩ビフィルムに劣る上、包装機適性が塩ビ
フィルムに比べかなり劣るため、代替が進まないのが現
状である。本発明の目的は、上記欠点を解決した塩ビフ
ィルムの特性を有するポリオレフィン系のフィルムを開
発することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究
し、特定された組成構成からなる積層フィルムを延伸す
ることにより、上記問題点を解決した。本発明は、
(A)プロピレンおよび/またはブテン−1成分含有率
が50重量%以上の非晶質ポリオレフィンを20〜80
重量%と結晶性ポリプロピレンを80〜20重量%含有
してなる樹脂組成物からなる層および(B)結晶性ポリ
プロピレンまたはエチレン系樹脂からなる層とが、少な
くとも2層に積層され、延伸されたフィルムで片方の外
層または両外層が(B)層より構成されたポリオレフィ
ン系熱収縮性積層フィルムである。
【0007】以下本発明について詳細に説明する。本発
明の(A)層に用いられる非晶質のポリオレフィン(以
下、「非晶質ポリオレフィン」という。)は、プロピレ
ンおよび/またはブテン−1の含有率が50重量%以上
である非晶質のオレフィンポリマーであればよい。例え
ば、非晶性のポリプロピレンやポリブテン−1あるいは
プロピレンやブテン−1と他のα−オレフィンとの共重
合体を用いることができる。非晶質ポリオレフィンのプ
ロピレンおよび/またはブテン−1成分含有量が50重
量%未満の場合は、結晶性ポリプロピレンとの相溶性が
低下するので好ましくない。
【0008】本発明の非晶質ポリオレフィンは、以下の
条件を同時に満たすものである。上記非晶質ポリオレフ
ィンとは、沸騰n−ヘプタン不溶分、すなわち、沸騰n
−ヘプタンによるソックスレー抽出不溶分が70重量%
以下、好ましくは60重量%以下のものである。沸騰n
−ヘプタン不溶分が70重量%より大きいと、非晶質部
分の比率が少なくなり得られるフィルムに目的とする十
分な柔軟性を付与することができない。また、溶融粘度
は100〜100,000cps(190℃)で好まし
くは400〜50,000cpsである。溶融粘度が4
00cps以下では押出成形が安定せず、また2軸延伸
時フィルムがひんぱんに破れる。また、230℃でのメ
ルトフローレイト(MFR)は100g/10分以上、
好ましくは150g/10分以上である。冷キシレン可
溶分は80重量%以上、好ましくは90重量%以上であ
る。冷キシレン可溶分が80重量%以下では非晶質ポリ
オレフィンの結晶性が増加し、積層フィルムの弾性率お
よび収縮応力が大きくなり柔軟性のあるシュリンクフィ
ルムの特性が失われていく。本発明において、上記非晶
質ポリオレフィンは、1種または2種以上を組合わせて
用いることができる。
【0009】上記非晶性ポリプロピレンとしては、結晶
性ポリプロピレン製造時に副生するアタクチックポリプ
ロピレンを用いてもよいし、原料から目的生産して用い
てもよい。この際、プロピレンまたはブテン−1と他の
α−オレフィンとの共重合体は、所定のプロピレンまた
はブテン−1成分を含有するように原料から生産して用
いることができる。また、目的生産する場合、例えば、
塩化マグネシウムに担持したチタン担持型触媒とトリエ
チルアルミニウムを用いて水素の存在下/または水素の
不存在下で、原料モノマーを重合して得ることができ
る。原料供給の安定性および品質の安定性の観点から、
目的生産された所定の非晶質ポリオレフィンを使用する
のが好ましい。また、該当する好適な市販品があれば、
適宜市販品を選択して用いることができる。
【0010】本発明の(A)層の非晶質ポリオレフィン
として、具体的には、上記プロピレン成分含有量など所
定の特性を有するポリプロピレン、プロピレン・エチレ
ン共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体、プロピ
レン・ブテン−1・エチレン−3元共重合体、プロピレ
ン・ヘキセン−1・オクテン−1−3元共重合体、プロ
ピレン・ヘキセン−1・4−メチルペンテン−1−3元
共重合体などのプロピレン成分が主成分である非晶質ポ
リオレフィンが挙げられる。また、上記ブテン−1成分
含有量など所定の特性を有するポリブテン−1、ブテン
−1・エチレン共重合体、ブテン−1・プロピレン共重
合体、ブテン−1・プロピレン・エチレン−3元共重合
体、ブテン−1・ヘキセン−1・オクテン−1−3元共
重合体、ブテン−1・ヘキセン−1・4−メチルペンテ
ン−1−3元共重合体などのブテン−1成分が主成分で
ある非晶質ポリオレフィンも挙げられる。非晶質ポリオ
レフィンが、プロピレン・エチレン共重合体の場合に
は、エチレン成分含有量が0〜30重量%、好ましくは
1〜20重量%のものである。エチレン成分含有量が、
30重量%より大きくなると、得られるフィルムが柔ら
かくなりすぎる。
【0011】本発明の(A)層の非晶質ポリオレフィン
がプロピレン・ブテン−1共重合体の場合には、プロピ
レンが主成分の共重合体と、ブテン−1が主成分の共重
合体があるが、いずれも引張伸び、凝集力が大きく、
(A)層の非晶質ポリオレフィンとして好適に用いられ
る。具体的には、例えば、米国のレキセン(Rexen
e)社のレクスタック(REXTAC)などの市販品を
用いることができる。
【0012】本発明の(A)層に用いられる結晶性ポリ
プロピレンは、押出成形、射出成形、ブロー成形用など
として通常市販されているポリプロピレンを包含し、沸
騰n−ヘプタン不溶性のアイソタクチックポリプロピレ
ンをいう。この場合、プロピレン単独重合体でもよく、
また、立体規則性を有するアイソタクチックポリプロピ
レンと他のα−オレフィンとの共重合体であってもよ
い。上記結晶性ポリプロピレンは、市販品を用いてもよ
いし、また製造して用いてもよい。結晶性ポリプロピレ
ンの製造方法は、特に制限されるものでなく、従来の結
晶性ポリプロピレンの製造方法の中から適宜選択して適
用することができる。
【0013】また、結晶性ポリプロピレンとの共重合に
用いられるα−オレフィンとしては、炭素数2〜8のα
−オレフィン、例えば、エチレン、ブテン−1、ペンテ
ン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1な
どが好ましい。これらの中でも、特にエチレンまたはブ
テン−1が好適である。
【0014】本発明において、上記結晶性ポリプロピレ
ンとして、好ましくは、プロピレン単独重合体、エチレ
ン成分を30重量%以下、好ましくは1〜25重量%含
有するプロピレン・エチレンのランダム共重合体または
ブロック共重合体、ブテン−1を20重量%以下含有す
るプロピレン・ブテン−1のランダム共重合体またはブ
ロック共重合体が挙げられる。これらのうち、本発明の
樹脂組成物のフィルムやシートなどの用途からエチレン
またはブテン−1とプロピレンとの共重合体が、特に好
ましい。上記(A)層の結晶性ポリプロピレンは、1種
または2種以上を組合わせて用いることができる。
【0015】さらにまた、本発明における(A)層の非
晶質ポリオレフィンおよび/または結晶性ポリプロピレ
ンは、変性したものを使用することができる。上記非晶
質ポリオレフィンまたは結晶性ポリプロピレンを、例え
ば、アクリル酸、メタアクリル酸、エタアクリル酸、マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和カルボン
酸および/またはそれらのエステル、酸無水物、金属塩
などのその誘導体、不飽和物のアミド、アミノ化合物、
グリシジルメタアクリレート、ヒドロキシメタアクリレ
ートなどを用いて変性して用いることができる。これら
の変性物のうち、無水マレイン酸、無水イタコン酸によ
り変性されたものが好適に用いられ、より好適には無水
マレイン酸により変性されたものが用いられる。
【0016】本発明において、(A)層の非晶質ポリオ
レフィンと結晶性ポリプロピレンとが配合された樹脂組
成物の調製方法は、特に制限されるものでなく、従来の
ポリプロピレン組成物の製法で慣用されている方法、例
えばニーダー、バンバリーミキサー、ロールなどの混練
機、1軸または2軸押出機などを用いて加熱溶融混練し
て行うことができる。また本発明においては、上記
(A)層を構成する樹脂組成物および(B)層を構成す
る結晶性ポリプロピレンまたはエチレン系樹脂に所望に
応じて各種添加剤、充填材、例えば滑剤、ブロッキング
防止剤、粘着付与剤、帯電防止剤、防曇剤、酸化防止
剤、核剤などを添加することができる。特に、防曇剤と
して、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、脂肪酸アルカノール
アミドなどの非イオン界面活性剤を単独または複合して
用いることができる。さらにまた、その他の熱可塑性樹
脂、熱可塑性エラストマー、ゴム類などを必要に応じて
配合することができ、また、これらを架橋配合させるこ
ともできる。
【0017】本発明の(A)層の樹脂組成物は、上記非
晶質ポリオレフィン単独、または上記非晶質ポリオレフ
ィンと結晶性ポリプロピレンとからなり、非晶質ポリオ
レフィンを20〜80重量%、好ましくは30〜70重
量%となるように配合して得ることができる。非晶質ポ
リオレフィンが20重量%未満では、得られたフィルム
に十分な柔軟性を得ることができない。又非晶質ポリオ
レフィンが80重量%以上になると結晶性ポリプロピレ
ンとの樹脂組成物の溶融粘度が非常に小さくなり、
(B)層の樹脂との溶融粘度の差が大きくなり、安定し
たフィルム成形が困難となる。
【0018】本発明の(B)層に用いられるエチレン系
樹脂としては、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエ
チレン、超低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレンおよびエチレンを主成分とする共重
合体、すなわち、エチレンとプロピレン、ブテン、ペン
テン、ヘキセン、ヘプテン、オクテンなどのオレフィ
ン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエス
テル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチルなどの不飽和カルボン
酸エステル、およびそのアイオノマーのうちから選ばれ
た1つまたは2つ以上のコモノマーとの共重合体または
多元共重合体をいう。もちろん、2つ以上の重合体また
は共重合体を混合使用してもよい。また、(A)層と同
様に変性したものを使用することもできる。
【0019】これらのエチレン系樹脂の中では、積層フ
ィルム全体の柔軟性の点から、23℃でのショアD硬度
が50以下のものが特に好ましい。ショアD硬度が50
以下のものとしては、低密度ポリエチレン、線状低密度
ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合
体、アイオノマーなどが挙げられる。
【0020】本発明の(B)層に用いられる結晶性ポリ
プロピレンは、上記の(A)層に用いられる結晶性ポリ
プロピレンと同一のものであってもよく、特に、軟質フ
ィルムの特徴を出すためには、融点が150℃以下のプ
ロピレン系ランダム共重合体を用いるのが好ましい。
【0021】本発明の(B)層に配合される極性基を有
するエチレン系樹脂は、エチレンと極性基を有するビニ
ルモノマーとの共重合体であってもよく、またエチレン
系樹脂に極性基を有するビニルモノマーをクラフト重合
させたものであってもよい。前者としては、エチレン・
酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、
エチレン・アクリル酸エチル共重合体、エチレン・メチ
ルアクリル酸メチル共重合体、グリシジルメタアクリレ
ートなどのエチレンと不飽和酸、不飽和酸エステルおよ
びそのアイオノマーとの共重合体または多元共重合体を
用いることができる。もちろん2つ以上の共重合体また
は多元共重合体を混合使用してもよい。後者としては、
例えば、アクリル酸、メタアクリル酸、エタアクリル
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和カ
ルボン酸および/またはそれらのエステル、酸無水物、
金属塩などのその誘導体を用いてグラフト変性などの変
性物を用いることができる。これらの変性物のうち、無
水マレイン酸、無水イタコン酸により変性されたものが
好適に用いられ、より好適に無水マレイン酸により変性
されたものが用いられる。
【0022】これらのエチレン系樹脂の中では、積層フ
ィルム全体の柔軟性の点から、23℃でのショアD硬度
が50以下のものが特に好ましい。ショアD硬度が50
以下のものとしては、低密度ポリエチレン、線状低密度
ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合
体、アイオノマーなどが挙げられる。本発明の(B)層
の結晶性ポリプロピレンと極性基を含むエチレン系樹脂
の配合比率は、特に限定されないが、両者の相溶性、透
明性の観点から98:2〜50:50が好ましく、さら
に好ましくは95:5〜60:40の範囲である。ま
た、エチレン系樹脂に含まれる極性基を含むモノマー濃
度またはクラフト変性されている酸などの濃度は、フィ
ルム表面のぬれ効果、接着効果を発揮する点から(B)
層全体の樹脂層に対して、0.01〜30重量%が好ま
しく、さらには0.05〜20重量%が好ましい。
【0023】本発明の積層フィルムは、上記した(A)
層および(B)層を、通常、交互に積層して構成され、
積層する(A)層および(B)層の積層数は特に制限さ
れないが、少なくとも2層から構成され、最外層、すな
わち、両外面を形成する層の少なくとも1層が上記
(B)層で構成されるようにする。例えば、(B)/
(A)や、(B)/(A)/(B)や、(B)/(A)
/(B)/(A)/(B)のような積層組合わせで積層
フィルムを構成することができる。
【0024】本発明において、(A)層はフィルム全体
に柔軟性を付与することに寄与するとともに、結晶性ポ
リプロピレンを含有することでフィルムの耐熱性および
腰の強さも出すことができる。ただし、使用する非晶質
ポリオレフィンは表面粘着性が強く、特に低分子量であ
ると表面粘着性が著しい。一方、(B)層はフィルムの
柔軟性および低温ヒートシール性に寄与するとともに、
表面粘着性がほとんどないため、上記したように(B)
層が少なくとも一方の外層を構成するようにし、(A)
層は内層側を構成することで、少なくとも一方は表面粘
着性がなく柔軟なフィルムとすることができる。また、
本発明の積層フィルムは、(A)層および(B)層の中
間に他の熱可塑性樹脂層、例えば、ガスバリヤーを付与
するためナイロン、エバール、ポリエステルなどを積層
挿入してもよい。また、(A)層、(B)層の中間に接
着性付与のため接着性樹脂を挿入してもよい。
【0025】本発明において、積層延伸したフィルムを
構成する各層の厚さは、特に限定されるものでなく、任
意に選択することができる。通常は、各層を約2〜30
0μmの範囲に形成する。また、(A)層と(B)層と
の厚みの比率も、特に限定されるものでない。好ましく
は、上記のように(A)層はフィルムの柔軟性に寄与
し、(B)層は表面粘着性防止機能を果たすため、フィ
ルムを構成する各(A)層の厚さを総合計した(A)層
の総計厚みが、積層フィルム厚さの20〜99%、さら
に好ましくは30〜95%となるように構成する。
【0026】本発明の積層フィルムの製法は、特に限定
されるものでない。例えば、共押出積層法、ラミネーシ
ョン法、ドライラミネーション法などを用いることがで
きる。これらのうち、溶融接着する共押出積層法が好ま
しい。具体的には、例えば、積層数に見合う押出機を用
いて溶融押出し、Tダイ法またはインフレーション法な
どの公知の方法で溶融状態で積層した後、冷却ロール、
水冷または空冷で冷却する方法を用いて、積層フィルム
とすることができる。また、この際、(B)層のフィル
ムの特性により、先に延伸した後、積層することもでき
る。
【0027】本発明の積層フィルムの延伸方法は、特に
限定されるものではない。例えば、積層フィルムをテン
ターによる逐次2軸延伸、同時2軸延伸してもよく、あ
るいは縦方向または横方向に1軸延伸してもよい。ま
た、インフレ法の同時2軸延伸によって行うこともでき
る。さらに、延伸後、必要に応じて所定温度で熱固定を
行うこともできる。
【0028】本発明において、両最外層にエチレン系樹
脂を用い、中心層に(A)層を用いることによって、2
軸延伸が容易にできることを見い出した。一般に、エチ
レン系樹脂単独のフィルムでは、2軸延伸が困難であ
る。そこで、エチレン系樹脂単独の場合は、未延伸フィ
ルムに放射線を照射し、部分的に架橋させてから、高温
(融点附近)で延伸することによって2軸延伸フィルム
を得ることができる。しかし、このフィルムはヒートシ
ール性が悪く、エチレン系樹脂を架橋しないで2軸延伸
できることが望まれていた。上記に述べたように(A)
層を中心層にして、エチレン系樹脂を表面層にすると、
架橋しないで2軸延伸が可能になり、さらに好ましいこ
とは、低温での2軸延伸ができることを発見した。この
ように広い延伸温度範囲で2軸延伸が可能になった。2
軸延伸温度範囲としては40℃から、好ましくは50℃
からB層に用いた樹脂の融点より10℃低い温度まで良
好な延伸ができた。上記積層延伸フィルムの物性は特に
限定されないが引張強度は4.0kg/mm2 以上、好
ましくは5.0kg/mm2 以上で、引張伸度は100
〜400%の範囲、引張弾性率は10kg/mm2 〜8
0kg/mm2 の範囲、好ましくは、12〜70kg/
mm2 の範囲にあり、100℃における面積収縮率が1
8%以上の物性値をもったポリオレフィン系熱収縮性積
層フィルムが好ましい。積層延伸フィルムの引張強度が
4.0kg/mm2 より小さい値の時は、フィルムが破
れやすくなる。そこでストレッチ包装をする場合はフィ
ルムを破れないようにするため、フィルム厚みを厚くす
る必要がある。一方弾性率は10kg/mm2 より小さ
い場合は、フィルムに腰がないため、包装の操作が難し
く、特に自動包装機にはかからないという問題が発生す
る。またフィルムの弾性率が80kg/mm2 より大き
くなるとフィルムが固くなり、フィルムの伸びも小さく
なる。さらに、生鮮食品などをシュリンク包装する時、
収縮応力が大きくなり、柔らかいものの形状保持が難し
くなる。この積層延伸フィルムの中心層(A)の厚さ
は、特に限定されないが、20〜80重量%の範囲で延
伸性が良好である。延伸倍率は面積倍率で2〜40倍が
好ましい。
【0029】特に、熱収縮性良好なフィルムを得るため
には、フィルムを延伸により十分配向させる必要があ
る。そのためには、フィルムの延伸温度が非常に重要な
要素である。延伸温度40℃から(B)層の樹脂の融点
(Tm)より10℃低い温度、好ましくは(Tm−1
5)℃の温度範囲で延伸すると、積層フィルムが十分配
向し、良好な熱収縮性のある延伸フィルムが得られた。
このフィルムは中心層(A)に用いている非晶質ポリオ
レフィンにより延伸によっても引張弾性率があまり大き
くならないため、上記積層延伸フィルムの弾性率も比較
的低い値を示している。引張強度は延伸により、未延伸
フィルムに比べかなり上昇している。この積層延伸フィ
ルムは柔軟性と伸びをもったストレッチ性のある熱収縮
性フィルムといえる。この積層未延伸フィルムを延伸条
件として(B)層の樹脂のTmに近い延伸温度で延伸す
ると、B層の配向が不十分となり、このフィルムは熱収
縮率の小さいフィルムとなる。また、Tm以上の温度で
延伸すると、延伸時、部分的に溶融し、フィルムが破れ
てしまう。また、40℃以下の延伸温度では、フィルム
に伸びがなくなり延伸時に破れる。
【0030】
【実施例および比較例】以下、本発明を実施例により詳
細に説明する。ただし、本発明は下記実施例により制限
されるものではない。なお、本発明の以下の実施例、比
較例における各種試験は下記の方法により行った。 引張特性 引張試験を、ASTM D−882に準じて行い、
(1)引張強度(kg/mm2 )、(2)引張伸び
(%)、(3)引張弾性率(kg/mm2 )の3項目で
評価した。 ヘイズ Haze(%) ASTM D−1003に準じて行った。 熱収縮率 ASTM D−2732に準じて行った。 熱収縮応力(宇部法) 熱収縮応力測定器(TYPE KE−25)(カネボウ
エンジニアリング製)にて測定。 面積収縮率 縦、横10cmの正方形に切りとったフィルムを所定温
度のグリセリン溶液中に10秒間浸漬し、次式により算
出した。 面積収縮率=100−l1 ×l2 ただし、l1 、l2 は浸漬後の縦、横のそれぞれの長さ
(cm)。
【0031】実施例1 〔(A)層樹脂組成物の調製〕(A)層を構成する樹脂
組成物として、密度0.86g/cm3 、プロピレン含
有量65重量%、ブテン−1含有量35重量%、溶融粘
度10000cps(190℃)の非晶質ポリオレフィ
ン(レキセン社製、商品名:REXTAC RT278
0)と、密度0.90g/cm3 、メルトフローレイト
(MFR)(230℃)=1.0g/10分の結晶性ポ
リプロピレン(宇部興産(株)製、商品名:B301
H)とを、50/50の重量比で混合し、温度200℃
で30分間溶融混練して調製した樹脂組成物を用いた。 〔積層延伸フィルムの成形〕上記の方法で調製した樹脂
組成物を(A)層にまた、密度0.92g/cm3メル
トインデックス(MI)(190℃)=2g/10分の
エチレン・酢酸ビニル共重合体(宇部興産(株)製、商
品名:V206)をB層に用いた。外層/中間層/内層
として(B)/(A)/(B)が表1に示した厚み比と
なるように、3層各々独立した3台の押出機およびこれ
に連絡した3層ダイを用いて、溶融3層共押出した後、
エアリング、水冷サイジングリングで急冷してチューブ
状フィルムとして成形、原反フィルムを得た。この原反
を直ちに80℃まで再加熱し、2組のピンチロール間の
速度差と原反チューブ内にエアーを注入することによっ
て縦4倍、横4倍に延伸し、延伸むらのないフィルムが
得られた。このフィルムを熱風を用いて70℃の温度で
熱固定したフィルムを得た。フィルム厚みは19μmで
あった。得られた3層積層延伸フィルムの特性を測定
し、その結果を表2に示した。また、フィルム組成を表
1に示した。
【0032】実施例2 実施例1に対し(B)層に密度0.92g/cm3 、M
I(190℃)=1.08/10分の線状低密度ポリエ
チレン(LLDPE)(宇部興産(株)製、商品名:F
A120N)を用いた以外は、実施例1と同様にして表
1に示した全厚みの3層積層延伸フィルムを得た。得ら
れた3層積層延伸フィルムの特性を測定し、その結果を
表2に示した。また、フィルム組成を表1に示した。
【0033】実施例3 (B)層に密度0.91g/cm3 、メルトフローレイ
ト(MFR)(230℃)=9g/10分、融点138
℃の結晶性ポリプロピレン(宇部興産(株)製、商品
名:FR395)を用いた以外は実施例1と同様にして
表1に示した全厚みの3層積層延伸フィルムを得た。得
られた3層積層延伸フィルムの特性を測定し、その結果
を表2に示した。またフィルムの組成を表1に示した。
【0034】実施例4 実施例1に対し(A)層の構成を非晶質ポリオレフィン
(REXTAC RT2780)と結晶性ポリプロピレ
ン(宇部興産(株)製、商品名:B301H)とを、4
0/60の重量比で混合した樹脂組成物を、(B)層と
して線状低密度ポリエチレン(LLDPE)(FA12
0N)を用いた。外層/中間層/内層として(B)/
(A)/(B)が表1に示した厚み比となる原反フィル
ムを得た。この原反を実施例1と同様にして延伸し、3
層積層フィルムを得た。得られた延伸フィルムの特性を
測定し、その結果を表2に示した。
【0035】実施例5 実施例1に対し(B)層はLLDPE(FA120N)
と密度0.88g/cm3 、MFR(190℃)=3.
6g/10分のエチレン−αオレフィン共重合体(三井
石化製、商品名:タフマーA−4085)とを80/2
0の重量比で混合した樹脂組成物を用いた。積層フィル
ムの層構成として、外層/中間層/内層として(B)/
(A)/(B)が表1に示した厚み比となるようにして
3層積層延伸フィルムを得た。得られた3層積層延伸フ
ィルムの特性を測定し、その結果を表2に示した。
【0036】実施例6 実施例1に対し、(A)層を構成する樹脂組成物として
非晶質ポリオレフィン(REXTAC RT2780)
と結晶性ポリプロピレン(宇部興産(株)製、商品名:
B301H)およびエチレン−αオレフィン共重合体
(三井石化製、商品名:タフマーA−4085)とを4
0/40/20の重量比で混合したものを用いた。
(B)層としてLLDPE(FA120N)を用いて、
外層/中間層/内層として(B)/(A)/(B)が表
1に示した厚み比となるようにして3層積層延伸フィル
ムを得た。得られた3層積層延伸フィルムの特性を測定
し、その結果を表2に示した。
【0037】実施例7 実施例1の(A)層、(B)層に(C)層としてエチレ
ン−αオレフィン共重合体(三井石化製、商品名:タフ
マーA−4085)を用い、層構成として(B)/
(C)/(A)/(C)/(B)の3種5層フィルムを
得た。このフィルムの厚み比は表1の層構成とし、延伸
は実施例2と同条件で行った。得られた3種5層延伸フ
ィルムの特性を測定し、その結果を表2に示した。
【0038】比較例1 (A)層、(B)層とも、密度0.91g/cm3 、メ
ルトフローレイト(MFR)(230℃)=9g/10
分、融点138℃の結晶性ポリプロピレン(PP)(宇
部興産(株)製、商品名:RF395)を用いた以外は
実施例1と同様にしてPP単層延伸フィルムを得た。得
られたフィルムの特性を測定し、その結果を表2に示し
た。表1より、このフィルムは結晶性ポリプロピレン単
層フィルムであり、表2の実施例3のPP系3層フィル
ムに比べると、弾性率が非常に高くかたいフィルムであ
ることがわかる。
【0039】比較例2 (A)層、(B)層とも、密度0.92g/cm3 、メ
ルトインデックス(MI)(190℃)=2g/10分
のエチレン−酢酸ビニル共重合体(宇部興産(株)製、
商品名:V206)を用いた以外は実施例1と同様にし
て成形したが、2軸延伸フィルムを得るため延伸温度を
50〜100℃まで段階的に変えて行ったが、どの温度
でもフィルムが破れて延伸できなかった。
【0040】比較例3 (A)層、(B)層とも、密度0.92g/cm3 、メ
ルトインデックス(MI)(190℃)=1.0g/1
0分の線状低密度ポリエチレン(LLDPE)(宇部興
産(株)製、商品名:FA120N)を用いた以外は比
較例2と同様に2軸延伸フィルム成形の実験を行った
が、延伸温度を50℃〜120℃まで段階的に変えて行
ったが、どの温度でもフィルムが破れて延伸することが
できなかった。
【0041】比較例4 実施例1のフィルム構成で延伸温度95℃で縦、横それ
ぞれ4倍延伸し、延伸むらのないフィルムが得られた。
このフィルムを100℃の温度で熱固定した。物性測定
結果を表2に示した。またフィルム組成を表1に示し
た。表2より、このフィルムの100℃における面積収
縮率は16.9%となり、フィルムの収縮率が大幅に減
少していることがわかる。
【0042】比較例5 実施例1と同じ原料を用い、(A)層、(B)層のフィ
ルムの厚み構成比を表1に示したようにした。また、未
延伸フィルム厚みを60μmになるように3台の押出機
の押出量および引取速度を調整し、3層未延伸フィルム
を得た。得られたフィルムの特性を測定し、その結果を
表2に示した。
【0043】比較例6、7 実施例2、3と同じ原料を用い(A)層、(B)層のフ
ィルムの厚み構成比を表1に示したようにした。未延伸
フィルム厚みを60μmになるように3台の押出機と引
取速度を調整した。得られた未延伸フィルムの特性を表
2に示した。 比較例8 (A)層として密度0.86g/cm3 、プロピレン含
有量65重量%、ブテン−1含有量35重量%、溶融粘
度10,000cps(190℃)の非晶質ポリオレフ
ィン(REXTAC RT2780)を用い、(B)層
として密度0.92g/cm3 、MI(190℃)=
1.08g/10分の線状低密度ポリエチレン(LLD
PE)を用いて、3台の押出機で押出成形を行った。し
かし(A)層の非晶質ポリオレフィンの溶融粘度が非常
に低く、(B)層のLLDPEの溶融粘度の差が大きく
なり、安定したフィルム成形が出来なかった。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】本発明のポリオレフィン系積層延伸フィ
ルムは片面または中間層に、特定のAPAO、PPブレ
ンド物を用いることにより単独では延伸困難であるエチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンなどの延伸が
可能となる。得られたフィルムは透明性および光沢性が
よくて、かつ、柔軟性、機械的強度、熱収縮性に優れた
フィルムであり、環境汚染で社会的な問題となっている
軟質塩ビフィルムの代わりに、各種用途に適用すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:02 B29L 9:00 (72)発明者 木村 勝海 大阪府枚方市中宮北町3番10号 宇部興産 株式会社枚方研究所内 (72)発明者 鈴木 嘉武 大阪府枚方市中宮北町3番10号 宇部興産 株式会社枚方研究所内 (72)発明者 鶴谷 巌 東京都品川区東品川2丁目3番11号UBE ビル5F 宇部レキセン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)プロピレンおよび/またはブテン
    −1成分含有率が50重量%以上の非晶質ポリオレフィ
    ンを20〜80重量%と結晶性ポリプロピレンを80〜
    20重量%含有してなる樹脂組成物からなる(A)層お
    よび(B)結晶性ポリプロピレンまたはエチレン系樹脂
    からなる層とが、少なくとも2層に積層され、延伸され
    たフィルムで片方の外層または両外層が(B)層より構
    成されたポリオレフィン系熱収縮性積層フィルム。
  2. 【請求項2】 引張強度4.0kg/mm2 以上、引張
    弾性率10kg/mm2 〜80kg/mm2 、100℃
    における面積収縮率が18%以上の範囲にある請求項第
    1項に記載のポリオレフィン系熱収縮性積層フィルム。
  3. 【請求項3】 (A)層、(B)層からなる積層フィル
    ムを延伸温度40℃から(B)層を構成する樹脂の融点
    より10℃低い範囲で延伸倍率2〜40倍で延伸し、必
    要に応じて熱固定する請求項第1、第2項に記載のポリ
    オレフィン系熱収縮性積層フィルムの製造方法。
JP6334951A 1993-12-28 1994-12-20 ポリオレフィン系熱収縮性積層フィルムおよびその製 造方法 Pending JPH07232417A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006106747A1 (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Mitsubishi Plastics, Inc. ストレッチシュリンク積層フィルム及びその製造方法
JP2006272802A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ストレッチシュリンク積層フィルムおよびその製造方法
JP2007030262A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ストレッチシュリンク積層フィルム及びその製造方法
JP2010120173A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Kohjin Co Ltd ポリエチレン系架橋シュリンクフィルム
JP2016083810A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 三菱樹脂株式会社 積層熱収縮性フィルム
JP2016097536A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 大倉工業株式会社 防曇性フィルム

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